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2025/05訪問
1回
――懐かしい顔に、久しぶりに会った気分だ。 店の名は「北の富士」。もう何年も通っている。 変わったのは、値段くらいなものか。いや、そこは結構変わった。でも、味は――変わらない。 目の前のきしめんは、やわらかくて、幅広で、つるりとした喉ごし。 そして、透き通った鶏の出汁。クセがなくて、でも薄くもない。旨味の輪郭がしっかりしてる。どこまでも丁寧で、どこまでもまっすぐな味だ。 わかめと鶏肉、ネギ。シンプルな具材が、主役の出汁を引き立てている。 一口すすって、ふう、と息をつく。心がほどける感じがする。 ――値段が上がった? そうだな。 でも、この一杯を前にすると、不思議と納得してしまうんだ。 変わらないものがある。その尊さを、ここで噛みしめている。 ――ほんのり甘く、そしてスパイシー。 一口で冬の寒さがほどけていく。 旭川「北の富士 櫻屋」。 歴史を感じさせる暖簾をくぐると、重厚な器にたっぷりと注がれた「カレーきしめん」が現れた。 まず目を惹くのは、とろみのあるカレー餡。見た目は濃厚だが、香りは優しく、食欲を静かに刺激してくる。 一口すすれば、スパイスの輪郭がしっかりと感じられつつも、和風のだしがそれを包み込む。 味の構成は複雑だが、まとまりがあり、まさに「和」のカレーといった印象。 きしめんは平打ちでコシがあり、汁をたっぷり絡めて喉を滑る。具材の鶏肉は柔らかく、噛むほどに旨みが広がる。 トッピングの青菜が清涼感を添えて、バランス感も良い。 派手さはないが、ひとつひとつの仕事が丁寧で、カレーきしめんの完成度としては高い一杯。 寒さの厳しい土地だからこそ、この温かさが沁みるのだろう。 ――体の芯まで、じんわりとあたたまる。 この一杯が、今日の午後を少し優しくしてくれた気がした。
2025/05訪問
2回
――カレーの海に、白い島が沈みかけている。 ここは「インド」という名の店。 だけど出てきたのは、れっきとした日本のカツカレー。しかも、ご飯430gの大盛り仕様。最初からフルスロットルだ。 まずはカレーをひとすくい。 とろみのあるルウはどこか懐かしくて、じんわり甘い。にんじん、じゃがいも、玉ねぎ――家庭の味に近い。 だが、このボリューム感がただ者じゃない。 カツはルウに沈んでも、サクッとした衣が健在。噛むと肉の旨みと油のコクがカレーと一体になって攻めてくる。 ご飯の量が430g。数字で見るとピンとこなかったが、食べ進めてようやくその意味を知る。 なるほど、これは挑戦状だ。 ――完食。胃がどっしりと重い。けど、不思議と達成感がある。 今日も戦った。そんな気がした。
2025/05訪問
1回
――白い罪悪感が、とろりとあふれ出す。 函館の名物、ラッキーピエロ ベイエリア本店。 この日は定番の「スノーバーガー」をチョイス。 たっぷりとかけられたホワイトソースが、ハンバーグとバンズの隙間からこぼれ落ちそうな勢いで、見た目からすでに背徳感がある。 分厚いハンバーグにナイフを入れると、ふわっとした肉の蒸気とソースの香りが立ち上がり、一口ごとに「これはハンバーガーなのか…グラタンなのか…」と自問するほどの濃厚さ。 そして嬉しいのが、ポテトに紛れてこっそり添えられているオニオンリング。カリッと軽い口当たりで、重めのバーガーにちょっとした緩急をつけてくれる。 ――まるで、洋食プレートをバンズで包んだような一品。 「ラッピに来たらやっぱこれだよな」と思わせる、圧倒的安心感とボリューム。観光で食べるもよし、地元民のように食べるもよし。
2022/04訪問
1回
――殻の中に詰まっていたのは、冬の海の濃密な甘みだった。 函館「海光房」。 活きのいい海鮮で有名なこの店で、今回頼んだのはカニの刺身盛り。 運ばれてきた皿の上には、透き通るようなカニの脚。 箸で持ち上げれば、ほんのりとしたぬめりと、繊維のしなやかさが伝わってくる。 その一口め。 口の中でほぐれていく身の甘さは、刺身というよりも果実に近い。 噛み締めるたびに、海のミネラルと旨味がじんわりと広がっていく。 鮮度の高さがストレートに舌を打つ。 ――醤油やわさびは、もはや添え物だった。 素材がすでに完成している。 昆布の香り、潮の気配、静かな余韻。 函館の海、そのものを食べているような体験だった。
2022/07訪問
1回
――函館でしか出会えない、ローカルの魔法。 「ラッキーピエロ」函館。 地元の人に愛され、観光客には一種の観光地としても知られるご当地バーガーショップ。 今回も、迷わずスノーバーガーを注文。 ふっくら焼かれたバンズに、とろけるチーズと濃厚なソースが絡むパティ。 口に入れた瞬間、チーズの香りがぶわっと広がり、ジューシーな肉の旨みと一体化する。 この「濃い」味わいが、なぜかまったくくどくない。中毒性すら感じる完成度だ。 そして、さりげなく添えられたオニオンリングとポテト。 この脇役たちが、全体の満足感を確実に底上げしてくれる。 ――観光地価格ではない、地元価格。 だけど満足感は、期待以上。 函館に来たら、やっぱりここ。ラッキーピエロの魅力は、変わらず健在だった。
2022/04訪問
1回
――空港でこれが出てくるとは、正直うれしい誤算だった。 ここは函館空港にある「HAKOYA」。 市内の五稜郭近辺に本店を構える居酒屋の空港支店。 店構えは素朴な食堂のようで、正直あまり期待していなかった。 だが、運ばれてきた海鮮丼を見て、その考えはあっさり裏切られた。 丼からあふれんばかりのマグロ、サーモン、その他さまざまな魚の切り身。 その上には鮮やかなトビコがたっぷりと降りかかり、目にも鮮やか。 一口頬張れば、魚の旨味とプチプチとした食感が混ざり合い、気づけば箸が止まらない。 空港でこのボリューム、そしてこの価格。 観光地価格を覚悟していた身としては、まさにご褒美のような一杯だった。 ――旅の終わりにもう一度、北海道の味を噛みしめる。 HAKOYAの海鮮丼は、そんな締めくくりにぴったりの一杯だった。 空港ごはん、なめちゃいけない。ここは間違いなく“当たり”だった。
2024/12訪問
1回
――朱色のカウンターに、香ばしい湯気が立ち上る。 旭川の老舗「梅光軒」。 この地に根付いた醤油ラーメン文化のど真ん中で、しっかりとした存在感を放っている。 スープは豚骨と魚介のダブルスープ。 コクがありながらも後味はすっきり。スープを啜るたび、昔ながらの安心感がじんわりと広がる。 特筆すべきは、極太のメンマ。 歯ごたえがありつつも、決して固くない。しっとりとした煮込み加減が絶妙で、噛むたびに旨味があふれる。 チャーシューは脂控えめのしっとりタイプ。麺は中細のちぢれ麺で、スープとの絡みも申し分なし。 ――気取らず、飾らず、ただただ美味い。 旭川に来たら、やはりこの一杯に手を伸ばしたくなる。
2023/08訪問
1回
――牡蠣と鶏。海と陸の共演が、ひと皿にぎゅっと詰まっていた。 「エスカル」厚岸。 港町・厚岸の名物、牡蠣を心ゆくまで楽しめる店だが、この日はカキフライとザンギのセットを選択。 カキフライは、衣が薄くて軽やか。中の牡蠣は大ぶりで、噛んだ瞬間に潮の香りと旨味が一気に広がる。これが厚岸の実力かと、思わずうなる。レモンをひとしぼりすれば、コクの中に爽やかさが立ち上る。 一方のザンギは、ガツンとした生姜醤油ベースの味付け。外はカリッと、中はじゅわっと肉汁があふれ、期待を裏切らないボリューム感。カキフライの上品さと、ザンギの豪快さのコントラストが面白い。 ――やっぱり、名物には理由がある。 この一皿で、厚岸の豊かさをまるごと味わった気分になれた。カキフライ好きなら、わざわざ足を運ぶ価値あり。
2023/08訪問
1回
――深夜、赤いテーブルに映える一杯が、心の底から欲しくなるときがある。 「山岡家」特製味噌。 その名を聞くだけで、鼻の奥に立ちのぼるあの香り。 スープを一口すすれば、ガツンとくる味噌のコクに、背脂の甘み、ニンニクのパンチが加わって、頭の中が一気に覚醒する。 重たいはずなのに、不思議とスプーンが止まらない。 麺は太めで弾力があり、スープとよく絡む。 海苔で巻いたライスをスープにひたして食べる――これがまた最高。 クセが強い。でもそれがいい。 ふとした瞬間に「あの味」が脳裏によみがえり、足が自然と向かってしまう。 ――これはラーメンじゃない、欲望を満たすための救済食だ。 中毒性? もちろんある。むしろ、それが魅力。
2022/07訪問
1回
――回転寿司という枠に収まりきらない、贅沢なひとときだった。 「根室花まる」函館店。 駅近くにありアクセス良好、それでいて観光地にありがちな手抜き感は一切ない。 今回は特に、炙りトロとホタテが記憶に残った。 炙りトロは、炭の香ばしさが脂の甘みを際立たせる。 とろけるような口溶けの中に、香ばしさとわさびの爽快感が混ざり合う。 一貫でここまで満足できることがあるのか、と軽く衝撃を受ける。 ホタテは見た目からして圧巻。 瑞々しさが際立ち、歯を入れた瞬間に広がる甘みがまるで果実のよう。 程よく締めたシャリとのバランスも見事で、ついもう一皿と手が伸びる。 ――値段はやや張る。 だがそれは、「本物」を口にした時に納得できる価格だった。 一皿ずつ、心を込めて握られた寿司は、どれも丁寧で美しい。 函館に来たら、また必ず寄りたい。 回転していても、味は本物だった。
2022/04訪問
1回
――朝の空気と一緒に頬張る、焼きたての幸福。 「レイモンハウス」函館。 朝の港町を歩きながら、ふと立ち寄ったのは、香ばしい香りに誘われたから。 注文後、ソーセージとバンズをその場で丁寧に焼き上げてくれる。 ジュッと音を立てて焼かれるソーセージは、肉の旨味がギュッと詰まっていて噛むたびにあふれる肉汁。 バンズも外はカリッと、中はふんわり。焼き立てならではの温もりがある。 レタスのシャキシャキ感、ケチャップとマスタードの酸味が絶妙に合わさり、見た目以上に満足度が高い。 ――特別じゃない。でも、確実にうれしい朝のひととき。 並ばずに食べられるこの気軽さもまた、ごちそうの一部だった。
2022/04訪問
1回
――観光ガイドには「ハンバーガーが名物」と書いてある。 けれど地元の人は、ちゃんと知っている。 本当の魅力は、もっと広い。 ここは函館の誇るローカルチェーン、「ラッキーピエロ」。 今回はあえてハンバーガーではなく、チャイニーズチキンカレーを選んだ。 銀のプレートに、盛られたルーと白米。 その上には、甘辛いタレをまとった唐揚げ――通称「チャイニーズチキン」。 表面はカリッと、中はじゅわっとジューシー。 そのままでもご飯が進むのに、そこにカレーのコクが加わると、もう止まらない。 ルーは昔ながらのとろみ系。 スパイスが強すぎず、やさしく包み込むような味わい。 懐かしさとジャンキーさ、そのちょうど中間を行く絶妙なバランス。 ――名物はハンバーガー。 でも“裏名物”として、このカレーも推したくなる。 ラッキーピエロ、やっぱり只者じゃない。 胃袋も、気持ちも、しっかりつかまれた。
2024/12訪問
1回
食べログ スイーツ EAST 百名店 2023 選出店
大町、末広町(函館)、函館どつく前/チョコレート、ケーキ、クレープ・ガレット
――紙袋の中からふわりと立ちのぼる、バターとカスタードの香り。 並んだ時間を、すっと忘れさせてくれる。 ここは「アンジェリックヴォヤージュ」。 函館の人気クレープ店。 今回手にしたのは、カスタードとミルフィーユを合わせた一品。 ぱりっと焼かれたクレープ生地に包まれているのは、とろとろの自家製カスタードと、サクサクのパイ層。 かぶりつけば、そのパイが軽快に崩れて、中からあふれ出すカスタードが全体を包み込む。 口の中で層と層が出会い、甘さと香ばしさが絶妙なバランスで交差する。 手に持ったまま、外で食べるのがまたいい。 風と光と甘い香り――この時間そのものがごちそうだ。 ――たしかに並ぶ。 でも、この一口のためなら、また並びたいと思わせてくれる。 アンジェリックヴォヤージュ、その名に偽りなし。まさに“甘い旅”だった。
2025/04訪問
1回
――魚介と豚骨の香りが立ちのぼる中、レンゲをひとすくい。 旭川「鉢屋」。 スープを口にした瞬間、まず感じたのは魚介の鋭い香り。そしてその後を追うように豚骨のまろやかなコクが広がる。Wスープと呼ぶにはあまりに両者が主張し合い、共存というより拮抗。個性のぶつかり合いとでも言うべきか。このあたりは好みが分かれるかもしれない。 チャーシューは厚みがありつつも柔らかく、ラーメンというよりもはや煮豚に近い印象。脂がスープに溶け込み、時間が経つごとに表情が変わっていく。麺は中太ストレートで、しっかりとスープを持ち上げる。 ――主張の強い一杯。日常的にというより、ふと思い出してまた食べたくなる、そんなラーメンだった。
2023/08訪問
1回
――袋を開けた瞬間、ふわりと立ち上るバターの香り。 それだけで、「これは当たりだ」と思えた。 「LOOP」のクロワッサンベーグル。 名前からして惹かれるけれど、その期待にしっかり応えてくれる一品だった。 外はクロワッサンのようにサクッと香ばしく、内側はもっちり。 ベーグルの噛みごたえと、クロワッサンの層の軽さ。 正反対のようで、ちゃんと調和している。 表面にうっすらまぶされた粉糖が、バターの塩気と絶妙なバランス。 何もつけなくても、これ一つでしっかり完結している。 むしろ、何も足したくない完成度だった。 ――移動中に、こういうパンと出会えると、それだけで旅が豊かになる。 LOOPのクロワッサンベーグル、これはまた見かけたら迷わず手に取りたい。 静かに、でも確かに記憶に残る、いいひと口だった。
2025/01訪問
1回
――銀皿にたっぷり盛られた、あの茶色い海。 一口で、思い出す。これは「帯広の味」だ。 「インデアン」。 帯広市民のソウルフードにして、観光客にとっては“地元に寄り添った贅沢”。 今回も迷わず「インデアンルー」を選ぶ。 見た目はオーソドックス。でもその中に、安心と旨味が詰まっている。 口に入れれば、じんわりと広がる甘みとスパイスのやさしさ。 決して尖っていないのに、物足りなさはない。 じっくり煮込まれたルーには具材の旨味がしっかり染み込んでいて、ご飯との一体感が心地いい。 そしてなにより、この価格。 ボリュームも味も十分なのに、懐に優しい。 “毎日でも食べられるカレー”とは、こういうもののことを言うのだと思う。 ――派手さはない。でも、それがいい。 インデアンのカレーは、今日も変わらず帯広の昼を支えていた。 また来る。その時もきっと、同じルーを選んでしまうだろう。
2025/01訪問
1回
――この一貫のためなら、車を出してでも行く価値がある。 そう思わせてくれる寿司屋がある。 北海道「トリトン」。 地元民にも観光客にも愛される、言わずと知れた有名店。 店の前にはいつも行列。席に着くまでがひとつの儀式のようだ。 それでも、誰も文句を言わない。それだけ“わかっている”人が多いということ。 この日手に取ったのはサーモン。 ねっとりとした脂、口に入れた瞬間に広がる甘み。 シャリとのバランスも完璧で、まさに王道のサーモン。 回転寿司とは思えない質感に、自然と顔がほころぶ。 外国人客の姿も多く、その実力は世界にも広まりつつあるようだ。 けれど店の空気は変わらず、落ち着いていて、あくまで“北海道の町の寿司屋”としての姿を保っている。 ――並ぶ。遠い。けれど、それでも食べたい。 その気持ちを裏切らない、確かな一皿だった。 次に北海道に来たときも、たぶんまたここに寄っている気がする。
2025/02訪問
1回
――その姿に、思わず声が漏れた。なんだこれは、東京のそれと、まるで違う。 旭川のコメダ珈琲、旭神店。頼んだのは定番のシロノワール。 どこでも食べられるはずのその一品が、ここでは明らかに違っていた。 パリッと焼かれたデニッシュはいつも通りの香ばしさだが、その上にそびえるソフトクリームの存在感が異様だ。写真で見るとごく普通に見えるその白い塔は、実物では堂々と丼ほどの高さで座っている。スプーンを入れる前から分かる、これは東京のものより確実に盛られている。 チェリーも健在で、いつもの味。ただ、その“いつもの”が少し誇らしげに映るのは、土地のせいだろうか。冷たいクリームと温かいデニッシュの対比がくっきりと際立ち、スプーンを進める手が止まらなかった。 ――変わらぬ定番でありながら、地域の空気でほんの少しだけ特別になる。 そんなシロノワールだった。
2025/08訪問
1回
――背脂の海に、心が溶けていった。 「山岡家 旭川東光店」。 全国展開しているラーメンチェーンだが、どこで食べても変わらない“あの味”が、ここにも健在。 注文はもちろん「特製味噌」。 スープをひと口すすると、味噌のコクとまろやかさ、そしてパンチのある背脂がガツンと舌を刺激する。 麺はもちっとした中太で、スープとの絡みが良い。 ごろっと入った角切りチャーシューがまたうまく、肉の旨みがスープに滲み出ているのがわかる。 ――ふと気づけば、レンゲが止まらない。 背脂は重たそうに見えて、なぜか飲み進めてしまう不思議な中毒性がある。 全国どこでも、ここに来れば「山岡家の特製味噌」が食べられるという安心感。 それが、何よりのごちそうかもしれない。
2023/08訪問
1回
――「モルメン」ってやつを初めて食べる。 名前からしてなんとなくワイルドな感じはしてたけど……目の前に現れたそれは、予想以上のパンチ力だった。 味噌ラーメンなのに、ホルモンがドカンと乗ってる。しかも、けっこう量がある。 レンゲでスープをひと口。 甘めだ。けど、甘ったるくはない。味噌のコクと、野菜の旨味がちゃんと活きてる。 ホルモンもふわっとやわらかく、噛めば脂の甘みがじんわり広がる。 もやし、ネギ、キクラゲ……具材がしっかりしてる。麺を啜ると、スープがよく絡んで口の中がにぎやかになる。 これは……ラーメンというより“食べる味噌鍋”だな。 白ごはんと一緒に食べると、もう敵なし。 ――モルメン、恐るべし。次は絶対、ごはん大盛りにしよう。