おこめ85899さんの行った(口コミ)お店一覧

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白米は無限大。

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行ったお店

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これらの口コミは、訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

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120 件を表示 107

ジンギスカン 羊一

神泉、渋谷/ジンギスカン、焼肉、居酒屋

3.47

428

¥4,000~¥4,999

-

定休日
-

夜の点数:4.0

――ジンギスカンには、ちょっとだけうるさい自分がいる。 ここは「羊一」。 目の前に運ばれてきたラム肉は、きれいなサシとしっとりとした艶。 脂身も控えめで、いやな臭みもまるでない。 北海道出身の俺にとって、ジンギスカンはソウルフード。 だけどここは味付けじゃない。焼いてからタレにつけて食べるタイプ。 最初は「おや?」と思ったが……一口で納得した。 柔らかくて、甘みがあって、クセがまるでない。 だけど、ちゃんと羊の旨味は生きている。 専用のタレも濃すぎず、肉の味を邪魔しない絶妙なバランス。 鉄鍋でジュウジュウと焼きながら、口に運ぶたびに思った。 「これは、地元にあっても通ってたな」って。 ――“また来たい”と思えるジンギスカン。 それだけで、十分価値がある。 ここは確かに、羊の旨さを知っている店だった。

2025/03訪問

1回

三ん寅

ラーメン TOKYO 百名店 2025 選出店

食べログ ラーメン TOKYO 百名店 2025 選出店

三ん寅

江戸川橋、神楽坂、早稲田(メトロ)/ラーメン

3.83

2732

-

¥1,000~¥1,999

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:3.9

――湯気の向こうに、札幌の面影が揺れていた。 江戸川橋「三ん寅」—— 北海道・すみれで修行した方が営業しているこの店の味噌ラーメンは、 まるで雪国のストーブのように、ひと口で身体を芯から温めてくる。 脂の層が張ったスープは熱を閉じ込め、レンゲですくえばコクが溢れる。 チャーシューは厚みがありながらもしっとり、味玉の半熟具合も申し分ない。 上にちょこんと乗ったおろし生姜が、途中から味を切り替えてくれる。 ――あぁ、これは冬のご馳走だ。 でも、真夏に食べても間違いなく美味しい。 すみれの味が、確かにここに根を下ろしている。

2023/07訪問

1回

カリーライス専門店エチオピア 本店

カレー TOKYO 百名店 2024 選出店

食べログ カレー TOKYO 百名店 2024 選出店

カリーライス専門店エチオピア 本店

神保町、新御茶ノ水、御茶ノ水/カレー、インド料理

3.77

4322

¥1,000~¥1,999

¥1,000~¥1,999

定休日
-

昼の点数:3.9

――スプーンを入れると、ほろりと崩れるチキン。それだけで、心が少し緩む。 神保町の老舗「エチオピア」。 チキンカレーを頼むと、まず山盛りのじゃがいもがやってきて、次いでスパイスの香りをまとったカレーが登場する。 辛さは選べるが、油断は禁物。辛口にすれば、額にじんわり汗がにじむ。 けれど、その刺激の向こうに、じっくり煮込まれた旨味がある。チキンは柔らかく、スパイスの鋭さと、ライスの甘みが交差するたびに、スプーンが止まらなくなる。 ――ここでは、米が主役だ。スパイスに負けない堂々たる存在感。 食べ終わる頃には、身体の芯から火が灯るような満足感が残る。 神保町に来たら、また寄りたくなる一皿だ。

2025/06訪問

1回

生ラムかんな 田町店

三田、田町、芝公園/ジンギスカン

3.54

397

¥4,000~¥4,999

-

定休日
-

夜の点数:3.9

――焼ける音がいい。煙の香りがいい。そして何より、肉がいい。 ここはジンギスカンの店「かんな」。 鉄鍋の上でじゅうじゅうと音を立てるのは、真新しいピンク色の生ラム。 ラム特有のクセがほとんどなく、脂も軽やか。 火が入ると、香ばしさが立ち上がり、見た目以上の力強さが口の中に広がる。 肉の旨さがしっかりしているから、どんな食べ方でも成立する。 さらにありがたいのが、野菜おかわり自由。 ジンギスカン鍋の周囲に盛ったもやしやキャベツを、どんどん焼いてどんどん食べられる。 肉の脂をまとった野菜は、もはや“主食”。ご飯がなくても成立してしまいそうな満足感。 ――ラムの良さを、改めて思い知らされた。 かんなのジンギスカン、これはまた来たくなるやつだ。 次はもっと腹を空かせて、野菜も倍速で回してやろう。

2025/06訪問

1回

まるり水産

市場前、新豊洲、有明テニスの森/海鮮丼

3.44

126

¥2,000~¥2,999

¥2,000~¥2,999

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:3.9

――海鮮が、まるで宝石の山のように盛られている。 これはもう、丼というより“芸術”だ。 場所は「まるり水産」、千客万来の中にある一軒。 この界隈は全体的にインバウンド価格でお高めだが……この丼は、見た目も中身も、その価格を軽々と超えてくる。 その日によって変わるという海鮮のラインナップ。 今日は、マグロにサーモン、タイにいくら。どれも切り身が厚く、脂の乗りも申し分ない。 箸でつまめば崩れそうになるほど柔らかく、口に入れた瞬間とろけて消える。 そして、赤酢のシャリ。 ほんのりとした酸味と、旨味の余韻。ネタに負けない存在感がある。 このシャリがあってこそ、丼全体がひとつにまとまっている。まるで、主役と名脇役の理想的な関係だ。 ――価格は安くはない。だが、この中では確実に“得”な一杯。 観光地の中にあって、抜けたクオリティ。これは……見つけてしまったかもしれないな。

2025/03訪問

1回

珉亭

中国料理 TOKYO 百名店 2023 選出店

食べログ 中国料理 TOKYO 百名店 2023 選出店

珉亭

下北沢、池ノ上、東北沢/中華料理、ラーメン

3.49

1845

~¥999

~¥999

定休日
月曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:3.8

――赤い、だけじゃない。記憶に残る炒飯だった。 下北沢「珉亭」。 目の前に現れた炒飯は、まるで桜色の宝石を散りばめたような艶やかさ。 赤い炒飯、という見た目のインパクトにまず心を奪われる。 この赤色の正体は、細かく刻まれたチャーシューの赤色が全体に染み渡ったものらしい。 ぱらっとしすぎず、かといってべちゃっともしていない。 しっとりとした米粒に、チャーシューの旨みとほのかな甘みがじわりと広がる。 味付けは決して濃くはないが、その分、具材の香ばしさが際立ってくる。 食べ進めるごとに、「これは炒飯というより、珉亭の味」としか言えなくなる。 長年愛されてきた理由が、この一皿に詰まっているようだった。 ――唯一無二。これはもう、色も味も、しっかりと記憶に刻まれてしまった炒飯だった。

2023/08訪問

1回

鏡花

立川南、立川、立川北/ラーメン、つけ麺

3.70

1631

¥1,000~¥1,999

¥1,000~¥1,999

定休日
-

夜の点数:3.8

――「また食べたい」と思うラーメンは、案外こういうやつだ。 立川「鏡花」の醤油ラーメン。 洗練されたビジュアルに派手さはない。けれど、湯気とともに立ち昇る香りが、すでに脳を満たしてくる。 スープは奥行きのある淡麗系。節の風味、鶏の旨み、醤油の輪郭が繊細に重なり合い、どこか落ち着いた味わいを残す。 ガツンと来るわけじゃないのに、気づけばレンゲが止まらない。 中細のストレート麺はつるりとした口当たりで、スープとの相性も良い。 チャーシューは薄めだが、しっとり柔らか。三つ葉とメンマが名脇役として器を支えていた。 ――初めての衝撃よりも、2回目に恋をするラーメン。 記憶には残らないかもしれない。けれど、舌と体が覚えている。 気づけばまた、立川に足を運んでいる自分がいるのかもしれない。

2021/12訪問

1回

巣鴨ときわ食堂 本店

食堂 百名店 2024 選出店

食べログ 食堂 百名店 2024 選出店

巣鴨ときわ食堂 本店

庚申塚、巣鴨、巣鴨新田/食堂、海鮮

3.67

1884

¥2,000~¥2,999

¥1,000~¥1,999

定休日
-

夜の点数:3.8

――湯気の立つ味噌汁、つやのある白米、そしてまっすぐに新鮮なまぐろ。 巣鴨ときわ食堂、日曜18時。 行列覚悟かと思いきや、すっと席に通される。 この時間、この落ち着き、この味。妙に嬉しくなる。 定食は奇をてらわない。けれど、ひとつひとつが丁寧。 まぐろはしっとり、筋張らず、しっかりとした旨み。 味噌汁には海の香りがあり、米は艶やかで粒が立っている。 小鉢の漬物がまたよくて、白米が進む。 ――食べるほどに、身体が日常へ帰っていくようだった。 「何か食べたい」というより「ちゃんと食べたい」日に、また来たくなる。 この定食が、日常の真ん中にあるという安心感。

2025/06訪問

1回

横浜家系 侍 池尻店

駒場東大前、池ノ上、池尻大橋/ラーメン

3.60

335

¥1,000~¥1,999

¥1,000~¥1,999

定休日
月曜日

昼の点数:3.8

――家系ラーメンの店で、まさかの“つけ麺”チョイス。 でもこれが、意外と……いや、かなり良かった。 ここは「侍 池尻店」。 渋谷の本店も悪くないが、なぜだろう、この池尻の一杯には、何かがある。 極太の麺には艶があり、上には削り節がふわり。 器から香る魚介と醤油の香りに、思わず箸が走る。 つけ汁は、豚骨のコクがありつつも、くどさは控えめ。 酸味と甘み、そして旨味のバランスが取れた、力強い味。 麺をくぐらせてひとすすり―― うん、うまい。小麦の風味とつけ汁の厚みがしっかり絡み、食べごたえも十分。 付け合わせのチャーシューも、柔らかくしっとり。 そのままでも良し、つけ汁にくぐらせて温めても良し。 海苔も、ネギも、脇を固める仕事をきっちりこなしている。 ――家系の“派手さ”は控えめだが、ここには確かな満足がある。 渋谷の賑わいから少し離れた、落ち着いた“侍”のつけ麺。 また来たい、と思える一杯だった。次はラーメンと迷いそうだ。 ――スープに浸ったチャーシュー。 いや、もうこれは“肉が主役”のラーメンだった。 池尻大橋「侍」。 家系ラーメンの雄として知られるこの店で、今回は“肉増し”を選んだ。 運ばれてきた丼には、厚切りのチャーシューがこれでもかと並び、スープの海に船のように浮かんでいる。 見た瞬間、箸ではなくナイフが必要なんじゃないかと思った。 スープは家系らしい豚骨醤油。 濃厚だけど、しょっぱすぎず、きちんとまとまりがある。 そして、そのスープに染みるチャーシュー。 肉はホロホロ系ではなく、しっかり噛みごたえのあるタイプ。 脂の甘みと赤身の旨味が交互に顔を出し、「ああ、いま肉を食べてるな」と実感させられる。 ほうれん草、海苔、ネギといった脇役もちゃんといるけれど、今日は完全にチャーシューの独壇場。 麺にたどり着いたときには、もう満腹寸前だった。 ――ラーメンというより“豚肉フルコース”。 侍、今日も肉に生きる者たちをしっかり満たしてくれた。 次は並で頼もう…たぶん、きっと。

2024/07訪問

2回

虎視眈々

渋谷、神泉、代々木公園/鳥料理、居酒屋、郷土料理

3.54

326

¥3,000~¥3,999

~¥999

定休日
-

昼の点数:3.8

――迷い込んだ先にこそ、本当にうまい店がある。 そんな予感が的中したのが、渋谷の奥にある「虎視眈々」。 細い路地のさらに先。店構えも控えめで、知らなければ通り過ぎてしまうような場所。 けれど、昼時には必ず人が並んでいる。その理由が、席に着いてすぐにわかった。 今回頼んだのは、炭火焼き鶏の定食。 香ばしく焼かれた鶏は、プリッとした弾力としっとりとした脂を兼ね備えた絶妙な火入れ。 薬味のミョウガやカイワレが爽やかに後味を引き締め、ご飯が進む、進む。 そして何より、ご飯おかわり自由。 うまい米が、遠慮なく食べられるというのは、満足感に直結する。 ――わかりづらい場所、決して広くない店内。 でもそのすべてが、あの一膳の記憶をより深くしてくれる。 渋谷の喧騒を抜けた先に、静かに並ぶ理由が確かにあった。 虎視眈々。また来る、そのつもりで場所をしっかり覚えた。

2025/01訪問

1回

オイスターテーブル 上野さくらテラス店

京成上野、上野、上野御徒町/オイスターバー、洋食、イタリアン

3.47

442

¥4,000~¥4,999

¥1,000~¥1,999

定休日
-

昼の点数:3.8

――牡蠣を食べに来た。 その時点で、もうある程度の幸福は保証されている。 店は「オイスターテーブル」。 まずは王道のカキフライ。 衣はサクサク、中はとろっとジューシーで、ひと口で潮の香りが広がる。 付け合わせのタルタルソースも手作り感があって、油の重さをいい具合に受け止めてくれる。 だが、真の主役はそのあとだった。 アラカルトで頼んだ「牡蠣の揚げ浸し」。 殻の中に熱をまとった牡蠣と出汁が閉じ込められ、口に運べば、じゅわっと旨味が溢れ出す。 揚げの香ばしさと出汁のやわらかさが絡み合って、まさに“和と海の融合”。 これは……一品料理の顔をした本気の逸品だった。 ――カキフライがうまいのは当たり前。 でも、この揚げ浸しには、店の底力を感じた。 また来るなら、これ目当てで間違いない。そう断言できる味だった。

2025/01訪問

1回

Mo’s Cafe

鬼子母神前、雑司が谷(東京メトロ)、学習院下/カフェ、洋食

3.47

129

-

~¥999

定休日
月曜日、祝日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:3.8

――外食で「次はこれを食べよう」と思える店は、信頼できる。 ここはMo’s Cafe。 オーダーしたのはポークソテー。 見た目はシンプル。だが、ナイフを入れた瞬間から、肉の厚みに手応えがある。 口に入れると、まずタレが主張してくる。 甘辛くてコクのあるソースが、豚の旨味をしっかり引き立ててる。 そのあとに追いかけてくるのが、下に敷かれたごろごろ野菜の甘さ。 しっかり焼き目がついていて、これがまたうまい。 ――でも、一緒に来た人が頼んだメンチカツをひと口もらって、ちょっと心が揺れた。 衣は薄くてサクサク、中から溢れ出す肉汁。あれは……正直、主役交代だ。 ポークソテーもうまかった。けど、次回の本命は決まった。 Mo’sのメンチカツ、次は正面から向き合ってみよう。

2025/05訪問

1回

韓の台所 別邸

渋谷、神泉/焼肉、ホルモン

3.42

365

¥6,000~¥7,999

¥1,000~¥1,999

定休日
-

昼の点数:3.8

――焼けた肉の香りが、昼を忘れさせる。 ここは「韓の台所 別邸」。 夜は高級、でもランチは手頃。 そのギャップに惹かれて、ふらっと入ってみたら……正解だった。 注文したのは4種盛りの焼肉定食(200g)。 肉の種類は自分で選べて、同じ部位をリピートするのもアリ。 今回はカルビ、ハラミ、鶏もも――王道構成で攻めた。 目の前の炭火で、じゅうじゅうと焼く。 タレにくぐらせて白飯と一緒に――…うん、うまい。 脂の甘み、赤身の噛みごたえ、それぞれに個性があって飽きない。 そして何より、白飯とサラダのおかわり自由。これは地味にデカい。 味噌汁にキムチ、小鉢も抜かりなし。 ただのランチセットじゃない、ちゃんと“焼肉を食べた”という満足感がある。 ――これが、夜には一気に値段が跳ね上がる。 だったら、昼に来るしかないだろう。 腹を空かせて、また来よう。今度はハラミ4連発にしてみるか。

2024/12訪問

1回

竈門ご飯 一穀

池袋、要町、椎名町/食堂

3.45

260

¥1,000~¥1,999

¥1,000~¥1,999

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:3.8

――白いご飯が、まるで吸い込まれていく。 ここは「一穀」。 唐揚げ定食を頼んだら、目の前に現れたのは、照り焼き風のタレをまとった唐揚げに、たっぷりかかったタルタルソース。 うまいに決まってる。 一口頬張れば、カリッとした衣の中から肉汁があふれ出す。 そこに濃厚なタルタルが加わって、甘みと酸味のコンビネーション。 まるで、ご飯を食わせるために生まれた料理だ。 当然、おかわり自由の白米は止まらない。 1杯目、ペロリ。 2杯目、まだまだいける。 3杯目、さすがに腹いっぱい……でも、箸が止まらない。 そして、ひじきと漬物。 これがまた、いいリズムを作ってくれる。唐揚げの余韻をリセットして、またご飯へと戻れる。 ――満腹。でも、満足。 今日は一穀に、白旗。完全降伏だ。

2025/02訪問

1回

純手打ち 麺と未来

ラーメン TOKYO 百名店 2020 選出店

食べログ ラーメン TOKYO 百名店 2020 選出店

純手打ち 麺と未来

下北沢、東北沢、池ノ上/ラーメン

3.77

1794

~¥999

~¥999

定休日
-

夜の点数:3.8

昼の点数:3.8

――重力を感じる太麺に、今日もまた支配された。 「麺と未来」下北沢。 駅から少し歩いた路地の先、だがその距離も儀式のように感じる。 扉を開けると、独特の空気が漂う。 ここはただのラーメン屋ではない、“麺”という主役がすべてを司る舞台だ。 今回注文したのは、いつもの醤油ラーメン。 湯気とともに顔を出すのは、艶やかな漆黒のスープにどっしり沈む太麺。 箸で持ち上げれば、その重みにどこか安心感すら覚える。 もちもちとした食感と小麦の香り――これぞ「麺と未来」の真骨頂。 ただひとつ、海苔の変化に気づいた。 以前はパリッと立っていた海苔が、今回は少しふにゃりと頼りない。 スープに溶けやすいのか、それとも仕様が変わったのか。 ささいな違いだが、常連にとっては気になる点だった。 そして今回は、味玉をサービスしていただいた。 ありがたい。 黄身はとろりと溢れ、スープと交わって一瞬で飲み干してしまった。 ――太麺に引きずられるように、また足が向く。 ラーメンとは、胃ではなく記憶で食べるものなのかもしれない。 ――「ラーメンを食べに行く」 そんな軽い気持ちで暖簾をくぐったつもりだった。 店の名は「麺と未来」。どこか文学的な響きだ。 塩と醤油、ふたつの選択肢。迷った末に、今日は醤油を選んだ。 丼を覗き込むと、スープは澄んだ琥珀色。だが、その奥に隠れた迫力が見える。 レンゲをそっと沈めて啜る。うん、これは……深い。しっかりした醤油の輪郭。 鶏か魚か、いやその両方か、旨味がじわじわと染み渡ってくる。 そして、何より特筆すべきは麺だ。 手打ちのそれは、うどんのように太く、もっちりとしたコシ。 これはもうラーメンの枠を越えてる。ジャンルとしての「麺料理」そのものだ。 すするというより、噛んで味わう一口一口。 添えられたミニチャーシュー丼も、しっかり炙られて香ばしい。 白飯とタレと肉の三重奏。小さいながら、存在感は大きい。 ――この一杯には、“未来”がある。 ラーメンを超えたラーメン、また来よう。次は塩も試してみたい。 ――一見、穏やかな顔をしている。 でもその奥には、静かな情熱が湛えられていた。 「麺と未来」――醤油バージョンに心を掴まれた店で、今回は塩を選んだ。 丼を覗き込んだ瞬間に立ちのぼる、澄んだスープの香り。 湯気越しに見える具材の配置も美しい。まるで一つの“作品”だ。 レンゲでスープをすくうと、黄金色の液体がふわりと光る。 ひと口。……やさしい。でも、ただ薄いわけじゃない。 調和が取れていて、飲むたびにじんわりと身体が温まる。 添えられた白髪ねぎと三つ葉の清涼感が、濃淡のリズムをつくってくれる。 そして何より、あの極太手打ち麺。 あのコシ、あのもっちり感が、塩スープでもしっかり生きている。 ――同じ店でも、塩と醤油でまるで違う顔を見せてくれる。 今回は塩。次はまた醤油か、それとも限定を狙うか。 「また来たい」と自然に思わせてくれるラーメンだった。

2025/07訪問

3回

越玄一斗

南町田グランベリーパーク/食堂、海鮮、ハンバーグ

3.43

105

¥1,000~¥1,999

¥1,000~¥1,999

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:3.8

――白米が、止まらない。 「越玄一斗」――なんとも気になる名前の店に入った。唐揚げ定食に、ご飯のお供を選べるだと? しかも、ご飯おかわり自由?これは…危険だ。 目の前に現れた唐揚げは、揚げたてジューシーで衣はカリッと。 中はふっくら、噛めば肉汁がじゅわっと広がる。これだけで、茶碗1杯は軽く消える。 だが、ご飯のお供がまたやってくれる。塩辛、生卵、シラス…一つひとつが白米泥棒。 これはもはや、炊き立ての白飯に対する総攻撃だ。 気づけば茶碗は3度目のおかわり。…もう、いいだろう。今日くらいは白旗をあげさせてくれ。 ――満腹なのに、妙に清々しい。 「越玄一斗」、侮れないぞ。これは、また来てしまいそうだ。

2025/03訪問

1回

炭火焙煎珈琲・凛

喫茶店 百名店 2022 選出店

食べログ 喫茶店 百名店 2022 選出店

炭火焙煎珈琲・凛

銀座、銀座一丁目、東銀座/喫茶店、カフェ

3.72

1358

¥1,000~¥1,999

¥1,000~¥1,999

定休日
-

夜の点数:3.8

落ち着いた空間で楽しめる「凛」さんの炭火焙煎珈琲は、ひとくちでその違いがわかる風味豊かさ。香りも深く、口に残る余韻がとても心地よいです。丁寧に焙煎された豆の味わいがしっかり感じられ、コーヒー好きにはたまらない一杯。 一緒にいただいたガトーショコラもまた絶品で、濃厚なチョコのコクと、添えられたクリームのなめらかさが絶妙にマッチ。甘すぎず、コーヒーとの相性も抜群でした。 静かな時間を楽しみたいときにぴったりの、上質なカフェでした。

2025/04訪問

1回

挽肉と米 吉祥寺

洋食 EAST 百名店 2025 選出店

食べログ 洋食 EAST 百名店 2025 選出店

挽肉と米 吉祥寺

吉祥寺、井の頭公園/ハンバーグ

3.67

1183

¥1,000~¥1,999

¥1,000~¥1,999

定休日
水曜日

夜の点数:3.8

炭火の香ばしい香りが食欲をそそる、極上のハンバーグ体験でした。目の前で焼き上げられるライブ感も楽しく、じゅわっと溢れ出す肉汁がたまりません。3個まで同じ値段というのも嬉しいポイント。薬味も用意されていますが、まずは何もつけずにそのままいただくのが一番のおいしさでした。 付け合わせのおばんざい、特にポテトサラダは丁寧な味付けで、思わずおかわりしたくなるレベル。ただ、ボリュームがしっかりあるので1人で行くと少し多く感じるかもしれません。誰かと一緒にシェアしながら楽しむのがおすすめです。

2025/04訪問

1回

焼肉 黒5 池袋東口店

池袋、東池袋、北池袋/焼肉、ホルモン

3.54

342

¥6,000~¥7,999

-

定休日
-

夜の点数:3.7

――舌の上で広がる脂の甘みに、ほんの一瞬、時間が止まった気がした。 池袋の焼肉店・黒5。 炙られた肉の香りが漂う空間の中、目の前に現れたのは、光沢を帯びた赤身と、とろけるようなサシの牛肉寿司。火入れのいらない贅沢が、口いっぱいに広がる。 網の上に乗せた各種部位――レバー、海老、厚切り赤身。火にかけると共に香ばしい煙が立ちのぼり、焼き加減に神経を尖らせる。 特に、ネギを巻いて食べる一枚肉は、噛むごとに肉汁と香味野菜の清涼感が弾け、思わず箸が止まらなくなる。 締めには担々麺を選んだ。濃厚なごまダレにピリリと効いた辣油、柔らかな細麺がするりと喉を通る。焼肉の余韻を邪魔することなく、静かに幕を閉じてくれた。 ――派手さではなく、丁寧な仕事が際立つ。焼肉をじっくり味わいたい夜にふさわしい一軒だった。

2025/08訪問

1回

つけ麺 道

ラーメン TOKYO 百名店 2025 選出店

食べログ ラーメン TOKYO 百名店 2025 選出店

つけ麺 道

亀有/つけ麺

3.79

2198

-

¥1,000~¥1,999

定休日
-

昼の点数:3.7

――ひと口啜って、驚いた。麺の弾力が常軌を逸している。 亀有の名店「つけ麺 道」。濃厚なつけ汁や豊富なトッピングに目を奪われがちだが、主役はやはり麺だと、改めて思わされた。 太く艶やかなその麺は、箸で持ち上げるとぐっと跳ね返してくるような強いコシ。噛めば、ぷつりと心地よく歯が通り、小麦の香りと甘さがじんわりと広がる。その存在感は、つけ汁すら脇役にしてしまうほど。 つけ汁は豚骨と魚介のダブルスープ。こってりとしながらも不思議と後を引かず、柚子の香りが優しく背中を押してくれる。重さと軽さの均衡、その塩梅が絶妙だ。 具材のチャーシューやつくね、半熟卵に山菜の和え物まで抜かりなく、どこを切り取っても隙のない構成。しかし、何よりも印象に残るのはやはり麺だった。 ――その一本一本に、静かな熱意と矜持が宿っていた。麺好きなら一度は体験すべき一杯だ。

2025/08訪問

1回

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