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2023/05訪問
1回
――外食で「次はこれを食べよう」と思える店は、信頼できる。 ここはMo’s Cafe。 オーダーしたのはポークソテー。 見た目はシンプル。だが、ナイフを入れた瞬間から、肉の厚みに手応えがある。 口に入れると、まずタレが主張してくる。 甘辛くてコクのあるソースが、豚の旨味をしっかり引き立ててる。 そのあとに追いかけてくるのが、下に敷かれたごろごろ野菜の甘さ。 しっかり焼き目がついていて、これがまたうまい。 ――でも、一緒に来た人が頼んだメンチカツをひと口もらって、ちょっと心が揺れた。 衣は薄くてサクサク、中から溢れ出す肉汁。あれは……正直、主役交代だ。 ポークソテーもうまかった。けど、次回の本命は決まった。 Mo’sのメンチカツ、次は正面から向き合ってみよう。
2025/05訪問
1回
落ち着いた空間で楽しめる「凛」さんの炭火焙煎珈琲は、ひとくちでその違いがわかる風味豊かさ。香りも深く、口に残る余韻がとても心地よいです。丁寧に焙煎された豆の味わいがしっかり感じられ、コーヒー好きにはたまらない一杯。 一緒にいただいたガトーショコラもまた絶品で、濃厚なチョコのコクと、添えられたクリームのなめらかさが絶妙にマッチ。甘すぎず、コーヒーとの相性も抜群でした。 静かな時間を楽しみたいときにぴったりの、上質なカフェでした。
2025/04訪問
1回
――果物は主役になれる。そう思わせてくれる一皿だった。 池袋・東武の「果実園リーベル」。 ショーケースに並ぶ色鮮やかなスイーツの中で、ふと目を引いたのがシャインマスカットのケーキだった。 瑞々しいマスカットが、まるで宝石のように散りばめられている。 スプーンを入れると、やわらかく解ける生地と生クリーム。 甘さ控えめのクリームが、シャインマスカットの自然な甘みと酸味をしっかり引き立てる。 そのバランスが実に見事で、果物を味わうためのケーキという設計に迷いがない。 一粒ひとつぶが丁寧に扱われていて、どこを食べてもフレッシュな果実感がある。 軽やかな口当たりでありながら、満足感は大きい。 ――これは、ケーキの姿をした果物そのものだ。 甘さに頼らず、果実の力で勝負する。 果実園リーベルの名に恥じない、誠実で繊細なスイーツだった。
2025/07訪問
1回
――ナポリの陽射しを思わせる香ばしさが、口いっぱいに広がった。 代々木公園駅すぐ、L’OMBELICOにていただいた一枚のピッツァ。 薪窯で焼き上げられたその姿は、まさに食欲の芸術。 トマトソースの上に重なるのは、なめらかなモッツァレラ、ふんわりとしたリコッタ、そして塩気のあるハム。バジルの香りがふと鼻を抜け、食べ進めるたびに生地の香ばしさとチーズのコクが重なっていく。 縁はパリッと膨らみ、中央はしっとりとしたナポリピッツァらしい構造。 リコッタの穏やかな甘みがときおりトマトの酸味を包み込み、自然と笑みがこぼれる。 ――シンプルなのに、深い。 そんな一枚だった。
2025/08訪問
1回
――その姿に、思わず声が漏れた。なんだこれは、東京のそれと、まるで違う。 旭川のコメダ珈琲、旭神店。頼んだのは定番のシロノワール。 どこでも食べられるはずのその一品が、ここでは明らかに違っていた。 パリッと焼かれたデニッシュはいつも通りの香ばしさだが、その上にそびえるソフトクリームの存在感が異様だ。写真で見るとごく普通に見えるその白い塔は、実物では堂々と丼ほどの高さで座っている。スプーンを入れる前から分かる、これは東京のものより確実に盛られている。 チェリーも健在で、いつもの味。ただ、その“いつもの”が少し誇らしげに映るのは、土地のせいだろうか。冷たいクリームと温かいデニッシュの対比がくっきりと際立ち、スプーンを進める手が止まらなかった。 ――変わらぬ定番でありながら、地域の空気でほんの少しだけ特別になる。 そんなシロノワールだった。
2025/08訪問
1回
――「ピザトーストだし、軽めでしょ?」 そんな気持ちで頼んだ自分を、思わず叱りたくなった。 ここはコメダ珈琲。 運ばれてきたピザトーストは、トーストというにはあまりに分厚く、 ピザというにはあまりにモッサリとしていて――つまり、最高だった。 チーズは惜しみなくたっぷり。 とろけながらこんがりと焼かれ、トマトやピーマンと混ざり合ってパンを豪快に包み込む。 パンは外がサクッと、中はふわもち。 噛むたびにバターの香りと野菜の甘み、トマトソースの酸味が順番にやってくる。 ――朝食のつもりで頼んだはずが、もうこれは立派な“食事”。 おやつ感覚で食べるには覚悟がいる。 でも、そのボリュームをしっかり支えるだけの美味しさがある。 コメダ、やっぱり一筋縄じゃいかない。 今度は空腹のピークに、もう一度こいつと真剣勝負してみたい。
2025/05訪問
1回
――フレンチトーストにベーコン? 一瞬、頭の中に「?」が浮かんだ。 でも、ひと口で「!」に変わった。 ここは「LONCAFE」。湘南に本店を構えるフレンチトースト専門店。 これまでは甘いシロップがけのイメージしかなかったが、今回選んだのはBLTスタイル。 スクランブルエッグにベーコン、グリルドトマト、グリーンサラダ。 甘さゼロ。だけど満足度は100点。 ふわっとしたフレンチトーストは、しっかりと卵液が染みているけれど、甘くない。 その絶妙な塩気が、ベーコンの旨味とトマトの酸味とぶつかり、まるでホットサンドのような一体感を生む。 サラダのドレッシングがさらに全体の輪郭を整え、食べ終わる頃には「こういう食べ方もアリだな」とすっかり納得していた。 ――フレンチトーストは甘いだけじゃない。 LONCAFEは、その概念を静かにひっくり返してくれた。 次は甘い一皿と塩っぱい一皿、両方頼んでしまいそうだ。
2025/06訪問
1回
――タルタルソースに導かれて選んだのに、口に入れた瞬間、スパイスが割り込んできた。 これは……カレー風味? ここは下北沢の「黒川食堂」。 定食屋として人気のあるこの店で、頼んだのはチキン南蛮風の唐揚げ定食。 たっぷりのタルタルソースに期待して箸を伸ばしたが、衣からふわりと香るのはカレーの香り。 カリッと揚がった衣は軽く、中の鶏肉はしっとりジューシー。 味自体はしっかり美味しい。タルタルとの相性も悪くない。 けれど、心のどこかで「そうじゃない」と思ってしまったのもまた事実。 ――期待していたのは、あの甘酢とタルタルの黄金コンビだった。 だけど、出てきたのはスパイシーな変化球。 美味しいけれど、求めていた味とは違った。 そんなズレを感じながら、静かにご飯をかき込んだ昼どきだった。 次はメニューをよく見て頼もう、そう思わせてくれる一皿。
2024/07訪問
1回
――喧騒から少し離れた場所にある、静かなスタバ。 それだけで、ちょっと得をした気分になる。 ここは飯田橋サクラテラスのスターバックス。 都心にありながら、人も少なくて落ち着いている。 いつものホットコーヒー、そして今日はホワイトチョコレートのケーキを添えて。 コーヒーの苦味と、ケーキの甘さ。 交互に口に運ぶと、不思議とどちらの味も際立つ。 ホワイトチョコは軽く、でもしっかり甘くて、夜のひとときを締めくくるのにちょうどいい。 ――特別じゃなくていい。 こういう“変わらない安定”が、今の自分にはちょうどいい。 静かに流れる時間と、温かい飲み物。 ここに来てよかったと、心から思えた夜だった。
2024/12訪問
1回
――コーヒー屋に来たはずなのに、主役の座を奪ったのは、この一片のタルトだった。 ここは「the old cafe」。 店名の通り、どこか古びたようで、落ち着いた空気が漂う場所。 頼んだのは、いちごのタルト。 上に乗った苺は、瑞々しく、ひとつひとつが丁寧にスライスされている。 その下には、ふわっと軽やかなホイップと、しっとりとしたカスタード。 タルト生地は甘すぎず、サクッと焼かれていて、全体のバランスが見事だ。 甘さに頼らず、素材そのものの風味で勝負してくる。 添えられたミントの香りがほんのり効いていて、口の中に残る余韻までもが心地いい。 ――スイーツがうまいカフェは、信頼できる。 the old cafe、コーヒーを飲みに行ったつもりが、スイーツで心を掴まれた。 次は、季節のタルトを狙ってみたい。そう思わせる一皿だった。
2025/05訪問
1回
――カフェにシーシャ、そんな組み合わせに惹かれてやって来た。 でもその日、煙をくゆらせていたのは自分だけだった。 三軒茶屋「THREE」。 昼下がりの時間帯、店内はゆったりとした空気に包まれている。 周囲のお客は静かにドリンクやスイーツを楽しんでいて、煙草どころかシーシャの気配すらない。 案内されたのは、店内の一番端の席。 「煙が流れないように」と配慮された場所だったが、どこか申し訳ない気持ちもついてくる。 けれど、目の前に運ばれたプリンとアイスラテ。 この二つが、その気持ちを少し和らげてくれた。 プリンはねっとりと濃厚で、ほろ苦いカラメルがしっかりと全体を締めてくれる。 アイスラテはミルキーで、ほっとする味。 スプーンを動かすたびに、ゆるやかな満足が積み重なっていく。 ――肩身は狭かったが、味は確かだった。 次はもう少し煙の似合う時間に来よう。 ここはきっと、夜のほうが自由になれる場所だ。
2024/05訪問
1回
てっきりケチャップのかかった定番のオムライスが来ると思いきや、目の前に現れたのは“らすぷーる風”の濃厚ソースに包まれた一皿。見た目も味も完全に良い意味で裏切られました。ふんわり卵にとろりとしたソース、上にのった鰹節と海苔がまるでとんぺい焼きのようで、和風の新感覚オムライスという印象です。 これはこれでとても美味しく、しっかりご飯が進む味。副菜のポテトやコーンもほっこりした家庭的な味で、全体のバランスも良かったです。ただ、オーソドックスなオムライスを期待していると、ちょっとびっくりするかもしれません!
2025/04訪問
1回
――玉ねぎだけで、ここまで主役を張れるとは思わなかった。 淡路島・うずの丘にある「あわじ島バーガー」。 見た目は素朴なバーガーだが、ひと口かじった瞬間、考えが変わる。 カリッと揚げられた玉ねぎカツが、ジュワッと甘く、香ばしい。 パンのやわらかさ、レタスのしゃきっと感、それらすべてが玉ねぎを引き立てる。 主役は、肉でも魚でもなく、玉ねぎ。けれど、それで十分だった。 ――口の中に広がるのは、島の恵み。 「ああ、これはもう一度食べに来る価値があるな」と、思わず遠くを見つめてしまう昼下がり。