1回
2026/01 訪問
ルシェーヌ (長楽館)
2026/01/18
このたびは、長楽館ならびにフレンチレストラン ルシェーヌにご来館いただき、また建物の歴史や料理一皿一皿にまでたいへん丁寧で深いご感想をお寄せくださり、誠にありがとうございます。
明治の時代に迎賓館として築かれた長楽館の背景や、内装・素材の価値までお汲み取りいただき、スタッフ一同大きな励みとなっております。
橋本の料理についても、京都の食材や発酵文化、若狭街道の物語にまで触れていただき感謝申し上げます。
一方で、ダイニングルームの寒さにつきましてはご不便をおかけし誠に申し訳ございませんでした。
ご来館当日は一月の中でも特に冷え込みが厳しい日であり、歴史的建造物ならではの天井高や構造の影響が例年以上に体感温度へ現れてしまったものと受け止めております。
現在は空調の運用調整に加え、ブランケットのご用意、スタッフからのお声がけの徹底など、できる限り快適にお過ごしいただくための対策を進めております。
ご存知の通り京都の冬は日によって寒暖差が大きく、特に厳しい冷え込みとなる日は限られております。多くの日には、ゆったりとした空間の中でお食事をお楽しみいただけるかと存じます。
お食事後に橋本がご挨拶させていただいたひとときも、楽しい時間として受け取っていただけたこと、大変嬉しく思っております。
次回はより心地よい環境のもとで、料理と空間の両方をお楽しみいただけますようスタッフ一同努めてまいります。
改めまして、心温まるご感想を誠にありがとうございました。
2026/01/06 更新
このレストランが入っている長楽館は、明治時代、有力な実業家が迎賓館として建物。政府も国外から賓客を迎えるにあたり、迎賓館として使用したほどだ。長楽館という名前も伊藤博文がつけたものである。写真を見てわかるように内装一つ一つが芸術品と言っていい位。大理石も最高級のものを使っている。
ただ、建物自体が古く、天井が高いので、ダイニングルームは底冷えがした。冬の時期は少し厚着をしていった方が良いだろう。
橋本和樹シェフは、京都の食材を積極的に取り入れられ、野菜なども自ら買い付けをされている。
面白かったのは、日本海の鯖のヘシコを使った料理である。ヘシコとは青魚を塩漬けにした後、さらにぬか漬けにした発酵食品。これのエキスをエスプーマ(泡)に地物の野菜料理の上に載せている。
鯖は福井の若狭で取られ、若狭の小浜から京都に街道を下ってくるのだが、この街道自体が、通称鯖街道と呼ばれているくらい、鯖は、京都に馴染み深い魚なのだ。
魚のメインはオオモンハタのポワレのブールブランソース。この魚は、漁獲量が甚だ少なく、ほとんど流通していないので、これを食べられたのはラッキーだった。
さらに鴨料理もおいしかった。今、フランスからは鳥インフルの影響で一切鴨が入ってこないため、どこのフレンチも国内の鴨を使っている。ただ、このレストランは、その前から地元の七谷鴨を使っているとのこと。この胸肉を、2週間熟成させ、骨付きのまま、藁でじっくり焼き、藁の香を付け、骨やガラからとった出汁を使ったソースを合わせている。
食事後、橋本シェフは各テーブルを回り、挨拶をしてくださる。このときの会話もなかなか楽しい。
京都に行ったら、必ず寄りたい店だ。