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大阪の本湖月さんへ 一皿ごとに景色が移ろい、まるで春の中をゆっくりと散策しているような心持ちになる食事だった。 最初に出されたのは、みる貝。食感の軽やかさと香りの清々しさが印象的で、春の入口に立ったことを実感させてくれる。続く、このこ・このわた入りのお餅は、ぐっと味が深まり、海の余韻に包まれる。 蛤の真薯椀は、出汁の澄み方と具材の火入れが絶妙で、身体の芯がゆっくり解かれていくようだった。 黒蝶貝を器にしたお造りは、赤貝、平貝、雲丹、菜の花。視覚も味覚も満たす華やかさで、春の海の息吹を感じさせる。たいら貝の炙り、れんこん餅、つぶ貝の雲丹和え、白エビと続き、貝の持つ繊細な香りと力強さの対比が面白い。 もろこの焼き物は実に静かで、あえて言葉を挟まず味わいたくなるような余白があった。 山菜鍋では、ふきのとう、こごみ、たらの芽、うど、芹といった春の恵みが一つの鍋に凝縮されていた。ほろ苦さと香気の重なりが美しく、まるで山の奥へと足を踏み入れていくような感覚になる。滋味深く、どこか薬効さえ感じさせる味わいだった。 白魚の天ぷらをのせた蕎麦でひと呼吸置き、胡麻だれをまとった鯛は一杯目は刺身として、二杯目は出汁をかけて鯛茶漬けに。締めくくりにふさわしい温かさがあった。 甘味は、日向夏の皮を器に仕立てたカルピスとソーダの冷菓。童心をくすぐる軽やかさで、思わず笑みがこぼれる。続いて苺のわらび餅包み。香ばしいきな粉と苺の酸味の取り合わせがやさしく、食後の余韻を豊かにしてくれる。 最後にいただいた一服のお抹茶。余韻まで心地よいお食事であった。 お料理のお写真はSNS掲載NGのためお写真は食材のみ掲載しました。 #本湖月 #大阪グルメ #法善寺横丁
2025/03訪問
1回
「鮨おおが」—極上のマグロを堪能できる名店 大阪・堺の名店「鮨おおが」へ。こちらの目玉は、築地「やま幸」から仕入れる最高級マグロ。赤酢と白酢をブレンドしたシャリと合わせることで、旨味が際立つ。特に赤身漬けは濃厚な味わいで、中トロは脂の甘みと赤身のバランスが絶妙。口の中でとろける大トロはまさに至福の一貫。熟成や温度管理も徹底され、最高の状態で提供されるのが魅力。関西では貴重なマグロの名店。ご馳走様でした。
2024/05訪問
1回
ゆったりとクラフトビールを楽しむことができるこちら。
2025/04訪問
1回
グラングリーン大阪にある渡邊カレーさんのフードコートテナント。本店が休みだったのでこちらを訪問させて頂きました。サフランライスとルーの相性がなかなか良い感じで、サクッとランチには充分なクオリティ。牛カツいりの高級バージョンはちょいお値段がはるので次回はカツなしにしよう。
2025/04訪問
1回
大阪・上本町にあるスペイン料理とワインのお店「上六ワイン」さんへ初訪問。オーナーはフランス・ボルドーでワイン醸造家として活躍されている篠原麗雄さん。醸造家としての人脈と審美眼を活かして、世界中から選び抜かれたワインを揃えるこちらのお店ですが、さらに注目すべきは料理を手がける石橋シェフ。超予約困難店「aca」で長年スーシェフを務められた実力派で、現在は上六ワインのチームに加わり、上六ワインさんは一気に大阪でも屈指の超予約困難店となっています。 この日はアラカルトでお店の魅力を味わわせていただきました。前菜の盛り合わせから始まり、エビとたらこのアヒージョは香り高く、パンとの相性も抜群。肉料理は焼き加減も絶妙で、主役の素材をしっかり活かした一皿。そして締めには2種のパエリア。魚介の旨みが凝縮されたスープで炊かれた米は、香ばしいおこげとともに最後まで手が止まらなくなる美味しさでした。 ワインは、オーナー篠原さんが手がけるフラッグシップ「クロレオ」シリーズのキュベSを、お肉料理に合わせていただきましたが、果実味と複雑味のバランスが見事で、単体でも料理と合わせても楽しめる一本でした。 料理とワインのクオリティはもちろん、空間やサービスも含めて完成度が高いお店でした。ご馳走様でした。