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春のほしのさん 5月という食材が難しい季節にも関わらず、素晴らしい献立。山菜などへの味付けも上品で一品一品に芸術性を感じる献立でした。合わせたワインはラモネのシャサーニュモンラッシュの村名20からプルミエ13の2本。どちらも秀逸ながら13のプルミエモルジョのグラスから立ちのぼるアロマは脳を震撼させた。 口に含むと、引き締まった酸が骨格を支え、程よく熟した果実の甘みがある。中盤から余韻にかけては、カモミールや微かなバターのニュアンスが感じられ、複雑かつ長いフィニッシュへと続いた。 星野さんの日本一の懐石にラモネのワインがベストマリアージュで最高の晩餐になった。ご馳走様でした。
2025/05訪問
1回
西麻布 山﨑に定期的に訪問。毎回一捻りある和食が楽しめるが、今回は特に鰻とフォアグラの一皿が印象的。表面はパリッと焼かれた鰻に、濃厚なフォアグラの層が重なる。しかしフレンチではなく、しっかりと和の食感と味わいに仕上がっているのが見事。技術と発想の妙に唸る一品でした。他の料理も季節感あふれるものばかりで、大満足。また次回の訪問が今から楽しみ。ご馳走様でした。 #西麻布山﨑 #超予約困難店
2025/01訪問
1回
「味ひろ」貸し切り会で伺いました。 季節感あふれる料理の数々に感動しましたが、特に印象に残ったのは筍、もろこ、フグ白子焼きの3品。筍は瑞々しく、ほんのりとした甘みが感じられ、丁寧な仕込みが伝わる一品。もろこは甘辛く炊かれ、ほろりと崩れる食感と濃厚な旨みが絶妙でした。フグの白子焼きは外は香ばしく、中はとろけるクリーミーな味わいで、日本酒との相性も抜群。カウンター越しに繊細な技を感じるひとときでした。ご馳走様でした。
2025/02訪問
1回
銀座鼓門さんへ 大将の鼓太郎くんとは久我山時代からの付き合いで、いつもながらの見事な料理を堪能しました。 まずは蕪蒸しから。ほっくりした百合根が優しく、上品な出汁がじんわり染みる一品。次に、帆立を煎餅のように揚げた一皿は、サクッとした衣の香ばしさと、帆立の甘みが絶妙でした。蟹と春雨のサラダはキャビアがアクセントになり、さっぱりとした味わいの中に贅沢な旨みを感じます。 そして印象的だったのが鯛のお造り。あん肝と組み合わせることで、鯛のねっとりとした甘みがさらに引き立ち、余韻が心地よい一品でした。続くお椀も素晴らしく、みかさ茸とつくねを蒸し上げたものに、聖護院大根と三つ葉が彩りを添えます。さらに、鶏出汁にスペイン産黒イベリコ生ハムを鰹節の代わりに使うという鼓太郎くんのアイデアが効いていて、驚くほど奥深い味わい。 酒の肴として出されたメヒカリ、蛸、イカの塩辛も、それぞれが引き立て合うような絶妙な盛り合わせ。牛の治部煮は、しっとりと煮込まれた牛肉が餡と絡み、滋味深い味わいが広がります。そして、締めには鰻丼。パリッと焼き上げられた鰻に、タレがしっかりと絡み、ご飯とともに口の中で至福のハーモニーを奏でます。最後は黒豆のモナカで締めくくり、甘さ控えめの上品な味わいが、最後まで余韻を残してくれました。 鼓太郎くんの料理は、技術だけでなく、食材の持ち味を最大限に生かす工夫が随所に感じられる。何度訪れても、食べ終えた後の満足感が違う。今回もまた、心から美味しいと思える時間を過ごしました。 #銀座鼓門 #和食 #美食 #お椀 #鯛 #銀座グルメ #出汁の極み #贅沢時間 #食の芸術
2025/02訪問
1回
井雪さん2025.2 • 鯛の胡麻和えの飯蒸し  • 松葉蟹、香箱蟹の土佐酢ゼリー寄せ  • 花山椒と近江牛のしゃぶしゃぶ  • 煮蛸とナマコのコノワタ乗せ  • ふぐの白子の茶碗蒸し  • ふぐ刺し、ふぐの皮、煮凝り  • 蕪蒸し、菜の花の天ぷら  • はらすご飯、じゃこご飯、牛時雨煮ご飯  などなど 美味しくいただきました。
2025/02訪問
1回
【銀座 有涯】若き料理人が生み出す独創性のある和食の世界 15歳で料理の道に入り、23歳で独立を果たした 藤井大将。 まだ24歳という若さながら、その料理はどれも驚きと感動に満ちている。 そんな彼の料理を味わいに、今日も「有涯」へ。 ■ 京都・水出し玉露 まずは京都の老舗茶舗の水出し玉露でスタート。 低温でじっくり抽出された玉露は、旨味が際立ち、ふわっと広がる甘みが心を落ち着かせる。 これから始まるコースの序章として、毎回楽しみにしている一杯。 ■ 北海道産毛蟹と蕪のおじや 蕪の出汁で炊いたおじやに、たっぷりの毛蟹と蟹味噌。 ほろほろと優しくほぐれる蟹の旨味と、蕪の自然な甘さが絶妙に絡む。 ■ 氷見の寒鰤たたき 冬の氷見寒鰤を炙って、玉葱醤油と大根おろし、菊花、ハーブを添えることで、 脂ののった鰤にさっぱりとしたアクセントを加わっている一皿 ■ このわたのスープと大根の椀 日本三大珍味の「このわた」を使ったスープ。 シンプルながら、磯の香りと大根の甘みがじんわり染み渡る。 ■ 大浦牛蒡の椀物 牛蒡と水だけで作られたとは思えないほどの深いコクと甘み。 ■ 五島列島のどぐろ焼き 「有涯」のスペシャリテ。 焦がし玉ねぎと和三盆のキャラメルソース、揚げ白髪葱を添え、脂ののった のどぐろ に甘みと香ばしさをプラスする独創的な組み合わせ。 技術に独立後の自由な発想が加わり、ここでしか食べられない味になっている。 ■ 北海道産帆立貝の茶碗蒸し 海苔の香りがふわっと漂い、シンプルながら奥行きのある味わいに仕上がっている。 ■ 焼き茄子アイス(箸休め) 焼き茄子をアイスにするという意外性。 箸休めで感動する店はあまりない。 ■ 浜名湖の炭火焼鰻と御殿場産の米 実は 米は藤井さん自らが御殿場で栽培 しているそう。 「自分で育てた米を、自分の料理で食べてほしい」という想いが詰まった一杯。 炭火で香ばしく焼いた鰻との相性は抜群、やや芯を感じる炊き具合がまた自分の好みにぴったり。 ■ 山形・雪降り和牛の八幡巻き 雪降り和牛のサーロインで生姜の甘酢漬けと胡麻和えを巻き、生姜餡をかけた一品。 肉の旨味と生姜の爽やかさが調和し、洗練された味わいに仕上がっている。 ■ 岩手の鰯と芹と梅干しのご飯 〜卵黄をのせて二杯目 岩手の鰯、芹、梅干しを自家栽培の米と合わせたご飯。 脂ののった鰯の旨味、芹の爽やかさ、梅干しの酸味が絶妙なバランス。 二杯目は卵黄をのせ、さらに濃厚な味わいを楽しむ。 ■ 苺のアイスクリーム & 杏仁 デザートは苺のアイスクリーム。 凍らせた苺をまぶして香りと食感のアクセントをプラス。 杏仁のまったり感と一緒に味わうと、最後まで幸せな気持ちになる。 15歳で料理の世界に飛び込み、京都福知山を皮切りに各地で修行を積み自身の店を構えた藤井さん。 素材の持ち味を生かしながら、伝統と独創性を融合させた料理はどれもほかの和食と明らかに違いがわかるお店。 そして今月中には Omakase掲載 とのこと。 さらに予約困難になりそうだけど、これからも通い続けたい大切な店です。 ご馳走様でした。 #銀座有涯 #日本料理 #予約困難確実
2025/03訪問
1回
春の味覚を求めて、静岡・焼津の名店「温石」さんへ。カウンター越しに供される料理は、静けさと緊張感を湛えた所作の中から生まれ、一皿ごとに春の息吹と真摯な技が宿ります。 鯵の胡瓜巻きから始まり、白ミル貝と菜の花、豆あじの唐揚げなど、前半から地元・焼津や駿河湾の海の幸が次々に登場し、地産地消の精神を感じさせる構成。素材の鮮度は言わずもがな、その活かし方にも料理人の深い洞察が光ります。 椀物のはなだい、香ばしい金目鯛の松笠焼き、太刀魚の蓮根包揚げなど、焼津・静岡らしい魚介を軸としながら、蕗味噌添えの伊勢海老おじやや、筍ごはんといった春の山の恵みもしっかりと盛り込まれ、海と山の季節が皿の上で溶け合います。 驚くのは、食べログゴールド受賞という評価を得ながら、料理人に驕りは一切なく、終始丁寧で実直な姿勢が伝わること。見せ場を作るのではなく、静かに、確かに季節を描き出すような構成力に胸を打たれました。 締めくくりのかわちばんかんと紅茶ゼリー寄せまで、余韻を大切にした品々。土地に根ざし、技に裏打ちされた料理が味わえる名店。再訪を心から願っています。
2025/04訪問
1回
東中野の「鮨くにみつ」。この店を一言で表すなら、“創意と技の融合”。 ネタはやや大ぶりで、ひと口ごとの満足感が際立つ。特に印象的だったのは、茶葉を練り込んだ白エビの握り。白エビの繊細な甘みの中に、ほのかに広がる茶の香りが上品な余韻を残す。エシャロットを巧みに使ったネギトロは、脂の甘さを引き立てながらも、後味を軽やかに仕上げる計算された味わい。 このレベルの鮨に、日本酒ペアリングまで含めて2万円少々というのは、正直驚異的なコストパフォーマンスだ。単に価格が抑えられているということではない。職人の技、食材の質、そして独創性を考えれば、この価格設定がいかに稀有なものであるかがわかる。 食べることは、単なる栄養摂取ではない。優れた料理には、人を幸せにし、心を満たす力がある。今回もまた、それを実感させてくれる食体験だった。ご馳走様でした。 美味しかったしお腹いっぱいになりました!大将のお酒の博学っぷり、まさかの超リーズナブルな価格設定、シャリの感じ、全て良かったです。近々また再訪したいです。ご馳走様でした。特にエビと茶葉を和えた握り。オリジナリティある茶葉の佃煮煮が良かったです。
2025/02訪問
2回
新橋の「味享」さん 季節感あふれる夏のお料理を堪能。無花果を使ったお皿は甘みと酸味のバランスが絶妙で、旬の味覚を楽しめました。明石の鯛のお造りは、鮮度抜群で身の締まりが良く、繊細な包丁さばきが光る逸品。締めの水羊羹は、なめらかな口当たりと控えめな甘さが心地よく、余韻まで楽しめました。どの料理も丁寧に作られ、満足度の高い一夜に。
2024/08訪問
2回
京都・山奥の奇跡のレストラン「nomi」初訪問。 ここは、ただのレストランではありません。命と真剣に向き合う場所。猟から捌き、保存、調理に至るまで一切の妥協なく、自らの手でジビエを扱う三兄弟。その鮮度、技、思想は唯一無二です。 「KIREAJI(切れ味)」をテーマに、40本以上の包丁を使い分ける彼らは、三重の名研ぎ師・藤原将史氏に師事し、自ら研ぎ上げた包丁で食材に刃を入れます。その瞬間すら作品の一部のよう。米や卵も自家製で、徹底した地産地消を貫く姿勢に脱帽。 この日は、日本一の漁師・藤本純一氏の魚を用いた前半の海の料理、後半の命の重みを伝えるジビエという構成で、息を呑むような流れに。料理だけでなく、その背景にある哲学まで深く感じる時間でした。 そして何より、この空間を支えるご家族の存在が温かい。三兄弟、妹さん、お父様、お母様。それぞれの役割が見事に調和し、レストランというより一つの物語を体験しているよう。映画化してもおかしくない、そんな奇跡のような時間でした。 #nomi #ジビエ #KIREAJI #京都グルメ #地産地消の極み
2025/05訪問
1回
井雪さんの系列の六寛さん 井雪さんにはなんども伺わせていただいているのですが、六寛さんは初めてでした。こちらはスッポンをテーマにした和食。焼きあり、揚げあり、スッポン鍋ありのスッポンを多様な食べ方でいただけます。間には鯛の胡麻だれの飯蒸しなど井雪さんの伝統メニューもあり、クオリティーが極めて高いスッポン懐石でした。ご馳走様でした。
2025/04訪問
1回
大阪の本湖月さんへ 一皿ごとに景色が移ろい、まるで春の中をゆっくりと散策しているような心持ちになる食事だった。 最初に出されたのは、みる貝。食感の軽やかさと香りの清々しさが印象的で、春の入口に立ったことを実感させてくれる。続く、このこ・このわた入りのお餅は、ぐっと味が深まり、海の余韻に包まれる。 蛤の真薯椀は、出汁の澄み方と具材の火入れが絶妙で、身体の芯がゆっくり解かれていくようだった。 黒蝶貝を器にしたお造りは、赤貝、平貝、雲丹、菜の花。視覚も味覚も満たす華やかさで、春の海の息吹を感じさせる。たいら貝の炙り、れんこん餅、つぶ貝の雲丹和え、白エビと続き、貝の持つ繊細な香りと力強さの対比が面白い。 もろこの焼き物は実に静かで、あえて言葉を挟まず味わいたくなるような余白があった。 山菜鍋では、ふきのとう、こごみ、たらの芽、うど、芹といった春の恵みが一つの鍋に凝縮されていた。ほろ苦さと香気の重なりが美しく、まるで山の奥へと足を踏み入れていくような感覚になる。滋味深く、どこか薬効さえ感じさせる味わいだった。 白魚の天ぷらをのせた蕎麦でひと呼吸置き、胡麻だれをまとった鯛は一杯目は刺身として、二杯目は出汁をかけて鯛茶漬けに。締めくくりにふさわしい温かさがあった。 甘味は、日向夏の皮を器に仕立てたカルピスとソーダの冷菓。童心をくすぐる軽やかさで、思わず笑みがこぼれる。続いて苺のわらび餅包み。香ばしいきな粉と苺の酸味の取り合わせがやさしく、食後の余韻を豊かにしてくれる。 最後にいただいた一服のお抹茶。余韻まで心地よいお食事であった。 お料理のお写真はSNS掲載NGのためお写真は食材のみ掲載しました。 #本湖月 #大阪グルメ #法善寺横丁
2025/03訪問
1回
二度目の訪問、島根・日原、高津川沿いの鮎の名店「美加登家」さんへ。 前回は10月、子持ち鮎が旬を迎える時期に伺い、今回は夏真っ盛りの8月に再訪。まさに鮎の旬を追いかけての訪問となりました。 この季節ならではの「鮎の洗い」は、鮮度が命の一皿。清流で育った鮎ならではの、キュッと引き締まった身の食感と清らかな香りが印象的で、とても美味しくいただけました。 コースの中では「うるか入り鮎春巻き」が特に印象的。うるかのほろ苦さがアクセントとなり、香ばしい皮とともに、鮎の滋味を存分に引き立ててくれました。 また季節を変えて、鮎の表情を味わいに伺いたいと思います。ご馳走様でした。