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今回は静岡県三島市にある古民家イタリアンのお店『みちすがら』さんへ伺ってきました。 予約方法は毎月1日に来月分を電話のみで受付。営業自体はランチのみの回転無しで1日3組までor 8名までというかなり限定的な営業スタイル。その為電話はなかなか繋がらないほどの人気ぶりで、僕は150回程でようやく予約が出来ましたが、繋がらない人は500回かけても駄目なようです。 しかしながら、そこまで人気があるにも関わらず、ネットで詳しく調べてもあまりシェフについてやお店の情報が出てこない謎のベールに包まれているような印象を受け、どうしても気になって行ってきました。フォロワーさんの中にも気になっている方は多いはず! シェフの浦山茂之さんは東京の中目黒や下北沢などでも経験を積まれた方でした。元々自然や田舎が好きな方だそうで、三島の清流の横に佇む茶道・華道の師範が住んでいた築100年越えの平家をリノベし、『ミチスガラ』としてオープン。 初めの頃は古民家のイタリアンカフェのようなスタイルで営業を始め、ピザ等のアラカルトも提供していましたが、その後『みちすがら』として名前を平仮名に変えて、単価を上げて客数を絞り、お任せコースのみのスタイルで全国の食通からも愛されたり、気になる存在のお店になっています。 コースは一律¥11,000(税込)で12:00から一斉スタート。 以下が提供された料理です。 ️ フルーツトマト ピーチフィズ ️ 枝豆 ️ サザエ ️ とうもろこし ️ 前菜盛り合わせ ️ 自家製パン ️ 赤紫蘇 ️ 烏賊 ️ 海老 グレープフルーツスカッシュ ️ 宮崎牛 ️ フランボワーズ ️ 小菓子 ️ 白桃 ☕️ フレンチプレスのコーヒー 三島に溶け込む古民家は、大きな木製の観音扉が定刻になると開かれて、お店入るだけでワクワクするような特別な雰囲気がありました。 広々とした空間に独立した4テーブル。席から見えるのは御殿川の清流や季節の花、手入れされた庭に来る虫や鳥。そして時折通る伊豆箱根鉄道。特別な夜景や高層階からの眺めを売りにする東京の素敵なお店も経験してきましたが、三島の自然や日常が、夏休みに訪れた祖母の家を思い出させるような深い没入感を与えてくれました。 メニューはどれも手書きならではの温かみがあり、食器やグラスも、シェフこだわりの物で統一され、その世界観に魅了された3時間でした。 雰囲気だけなく、肝心のお料理もどれも素晴らしく、シンプルなメニュー表記とは裏腹に、非常に手の込んだ繊細で華やかな品が多い印象です。 可愛らしい前菜盛り合わせや、小菓子とそれぞれに合った器がピックアップされがちですが、素材の味をダイレクトに楽しめて、余韻が深く残る味わいのスープやソースが個人的には深く刺さりました。 帆立の味わいを濃く感じられるクリームに、海老のムースをほうれん草で包んだ球体を乗せたひと皿は、その日1番の味わいでした。 季節を変えてまた伺いたくなるような、今後どんな進化をしていくのかも楽しみな、こだわりの詰まったお店でした。ありがとうございました。
2025/07訪問
1回
今回はグランメゾンパリという映画を観た影響もあり、職場の方達と料理監修に携わった圭さんの料理を頂く事が出来るメゾンケイさんへ伺いに御殿場まで行って来ました。僕自身は約1年半ぶり2回目の訪問です。 2020年のフランス版ミシュランガイドにて、パリ1区にある『Restaurant KEI』の小林圭シェフはアジア人シェフとして初めて三つ星を獲得されました。 さらにそこから現在まで3年連続で三つ星獲得という偉業を成し遂げています。 2021年には、500年の歴史を誇る和菓子店『とらや』の18代目の社長である黒川光晴さんと小林シェフが共同で手掛けた『KEI』の日本初出店舗としても話題になったのがこちらの静岡県御殿場市にあります『Maison KEI』です。 シェフを務めるのは、佐藤充宜シェフです。 佐藤シェフは、五反田にあります『ヌキテパ』等の名店を経て渡仏。その後は6年間『レストランケイ』にて小林シェフの元で研鑽を積み、右腕として活躍された方です。 今回はVOYAGE(¥9,500)を頂きました。 コースは6,500、9,500、14,000の3種類を昼夜変わらずに提供しており、この値上げラッシュの中、1年半前とほぼ値段が変わっていないのにも衝撃を受けました。 以下が提供された料理です。 ️赤紫蘇のグラニテ ラディッシュ マドレーヌ•サレ ️スープ•ド•ポワソン ️ジャルダン•ドゥ•レギューム ️パン•ド•カンパーニュ ️御殿場産こしひかり•天城軍鶏 ️金目鯛の鱗焼き ️富士鶏胸肉のロースト ️バシュラン•苺•フランボワーズ•あんこ•白味噌 ️金柑のブランマンジェ とらや工房同様、メゾンケイの設計は建築家の内藤廣さんが担当しており、木をふんだんに使用したモダンでシンプルな内装。晴れた日には窓から美しい富士山が望め、開放的で四季折々の自然はまるで絵画のよう。御殿場の土地に上手く溶け込むような居心地が良かったです。 お皿は陶器に拘り、どれも綺麗な物ばかりでした。 料理は地産地消と地域活性というテーマ作られ、御殿場の自然の中で頂くその土地の食材達は、どれも魅力的で素晴らしい物ばかりでした。 特に焼津の『サスエ前田魚店』から届いたという金目鯛はパリパリの鱗焼きにされており、更にバジルや松の実、イカスミを組み合わせたインパクトのあるソースと合わせる事で絶品でした。 また本店のスペシャリテでもあり、映画にも登場したジャルダン•ドゥ•レギューム•クロッカンは、庭園風季節のサラダという意味で、こちらでは静岡県の野菜を中心に30種類以上が入り、レモンの果汁の泡と混ぜて召し上がるという物。食べる度に口に入る野菜や魚、ナッツ等の多様な要素の組み合わせが違う為、非常に楽しく美味しい一皿でした。 素敵な時間をありがとうございました。 (French) 【Maison KEI】 ・Gault et Millau 3 ・The Tabelog Award Bronze ・百名店 [Review] 今回はメゾンケイさんへ伺う為、御殿場まで行って来ました。 2020年のフランス版ミシュランガイドにて、パリ1区にある『Restaurant KEI』の小林圭シェフはアジア人シェフとして初めて三つ星を獲得されました。 さらにそこから現在まで3年連続で三つ星獲得という偉業を成し遂げています。 2021年には、500年の歴史を誇る和菓子店『とらや』の18代目の社長である黒川光晴さんと小林シェフが共同で手掛けた『KEI』の日本初出店舗としても話題になったのがこちらの静岡県御殿場市にあります『Maison KEI』です。 シェフを務めるのは、佐藤充宜シェフです。 佐藤シェフは、五反田にあります『ヌキテパ』等の名店を経て渡仏。その後は6年間『レストランケイ』にて小林シェフの元で研鑽を積み、右腕として活躍された方です。 今回はPRESTIGEコース(14,000)を頂きました。 コースは5,500、9,500、14,000の3種類を昼夜変わらずに提供されているようです。 以下が提供された料理と飲み物です。 静岡県水出し緑茶 ️熟成みかん サラミとチーズのマドレーヌ•サレ ️ジャルダン•ドゥ•レギューム ️スープ•ド•ポワソン ️パン•ド•カンパーニュ 静岡産蜜柑とハーブティーのモクテル ️茸のラビオリ パルミジャーノのエスプーマ ️金目鯛の鱗焼き ️蝦夷鮑 椎茸 黒トリュフ ️赤城和牛のバベット ️ゴルゴンゾーラのアイス ピーカンナッツ 蜂蜜 ️バシュラン•カシス•マロン ️リオレ•キャラメル (ミネラルウォーター•SHIZEN) とらや工房同様、メゾンケイの設計は建築家の内藤廣さんが担当しており、木をふんだんに使用したモダンでシンプルな内装。窓からは美しい自然や富士山が望め、開放的で且つ暖かみがあり、御殿場の自然の中に上手く溶け込むような居心地が良かったです。 お皿は陶器に拘り、どれも綺麗な物ばかりでした。 料理は地産地消と地域活性というテーマ作られ、富士山を眺めながら頂くその土地の食材達は、どれも魅力的で素晴らしい物ばかりでした。 特に焼津の『サスエ前田魚店』から届いたという金目鯛は、パリパリの鱗焼きにし、旬の野菜のソースと味わう事で、とても印象に残っています。 また本店のスペシャリテでもある、ジャルダン•ドゥ•レギューム•クロッカンは、庭園風季節のサラダという意味で、こちらでは静岡県の野菜を中心に30種類以上が入り、レモンの果汁の泡と混ぜて召し上がるという物。食べる度に口に入る野菜や魚、オリーブやナッツ等の多様な要素の組み合わせが違う為、非常に楽しく美味しい一皿でした。 素敵な時間をありがとうございました。
2025/03訪問
2回
熱海旅行で宿泊したせかいえ、こちらについてる夕食のコースを頂きました。せかいえはベーシックな部屋と、それから月の道という別棟があり、僕らは月の道に宿泊したので夕食は鉄板焼きでした。 お肉好きとしてはとても嬉しい。 様々なお肉を目の前で焼いてくれて、横は仕切りで区切られてるので、他のゲストも気にならない、それ故、服装も旅館の浴衣でも大丈夫という、非常に居心地の良い空間でした。 お昼に沢山食べたので、夜入るか心配でしたがお肉の質が良く飲むように食べれたのであっという間に完食でした!
2021/04訪問
1回
今回は普段仲良くして頂いてる食通の友人からのお誘いを受け、静岡県焼津市にあるフレンチ、『馳走 西健一』さんへ伺ってきました。 こちらのお店は同じ焼津市にあります『サスエ前田魚店』さんから仕入れた、鮮度や処理の素晴らしい状態の魚をコースにふんだんに使い、時にはフレンチ特有の足し算や、時には和食でよく言われる引き算を巧みに用いて、見事なコースに仕立て上げ、日本各地から美食のファンが押し寄せる予約困難店のひとつです。カウンター8席のみとは思えない程、建物自体は大きく、日本料理屋さんかと思うほど和風の見事な佇まい。調べると元々は有名なトンカツ屋さんだったようです。店内に入ると和モダンな空間が広がっており、中庭まで設計された贅沢空間。こだわりが伝わってきて食事前に気分が上がります。 シェフの西健一さんの経歴はというと、1980年生まれの広島県出身。初めは東京にあるフレンチ『かえりやま』や、実際に渡仏し1年ほど研鑽を積んだ後、地元である広島の和食の名店、『馳走卒啄一十』にて和食を学びます。フレンチと和食、そのどちらの技法も巧みに操り、馳走の名を受け広島県に『馳走2924』を開業。馳走卒啄一十にて、サスエ前田魚店の存在を知り、高鮮度の魚をその状態のまま提供したいという思いを持ち続け3年程営業した後、静岡県焼津に移住し、2022年に『馳走 西健一』をオープン。2023年には食べログアワードブロンズ、24年にはシルバー、そして25年にはゴールドを獲得しています。今日本国内で見ても非常にアツい、旅行の目的地になり得る地方レストランのひとつです。 コースはおまかせのみで、¥16,500(税込み)でした。 こちらのお店で使われる魚はどれも当日に水揚げされ、活け〆されたものであり、都内ではなかなか味わえないような、素材本来の食感や香りを楽しめます。品数やひと皿ひと皿のこだわりを鑑みるととても非常にコスパに優れたお店だと思いました。 以下が提供された料理です。 ️ イサキ 新玉葱 塩水のジュレ ️ カマスのフリット 掛川のトマト ️ 鯵 ビーツ 紫蘇の葉 蕪 桜海老オイル ️ 鯖 ヒッコリーの燻製 粒マスタード ズッキーニ ニンニクパウダー ️ イトヨリダイ サフラン 柚子 ️ パン 海苔のバター ️ 白甘鯛の鱗焼き ビスクソース 掛川のトマト ️ じゅんさい トマトのジュレ ️ 鰯のパイ包み焼き 継ぎ足しのクリームソース ️ 桜海老のリゾット 餅麦 玄米 青海苔 ケール ️ きらぴ香 ココナッツのブランマンジェ ミント ️ 牛乳のアイスクリーム 蜂蜜 ☕️ コーヒー シェフや若手のキッチンスタッフ、そしてサービススタッフ皆様の流れるような動きは安心感があり見ていて楽しく、料理のテンポも良い為、食事の2時間半があっという間に感じました。 特に印象に残ったのは鯖の燻製と、鰯のパイ包み焼き。 鯖の燻製は提供された瞬間に広がる香りにより食欲を引き立てられ、身はほぼ生の状態、ソースは粒マスタードをベースに醤油や様々なお野菜を合わせたもので、和食の香りとフレンチの香りの両方が綺麗に調和していました。魚の繊細な風味を活かしつつ、淡いだけでなくキレやインパクトをもたせたひと皿が要所要所にある事で単調にならずにコースを楽しむ事が出来ました。 鰯のパイ包み焼きに関しては、鰯をコースのメインディッシュで食べた事がなく、そもそも旬が6〜10月の魚である為、小型の青魚は生でレモンや梅、紫蘇といった爽やかな酸や香りと合わせるイメージがあったのですが、クリームソースや熱い皿で出される斬新さがありました。驚く程クセや臭みは無く、肉々しい食べ応えと、旨みが詰まっていてコースの満足度を上げる印象的な仕上がりで、言われなかったら鰯と気付かない程の鮮度だから可能な地方レストランの良さを象徴するひと皿と発見でした。 沢山これまでも色んなレストランで、色んな味や香りと出会ってきましたが、それでもまだまだ斬新な手法や素材の組み合わせによって感動させて貰えるので、食べ歩きはやめられません。予約が難しいお店ではありますが、機会があればまた伺いたいです。 シェフ始めとする皆様、ありがとうございました。 そして半ば無理しながらでも連れてってくれたグルメ友達も、本当にありがとう、今後もよろしくお願いします!