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夜の点数：3.2
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￥1,000～￥1,999 / 1人
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料理・味 -
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ギャルになった夜、アサイーボウルを食べた
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2025/10/26 更新
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その日、私は人生で初めてフットネイルをした。
ギャルになりたかったのだ。
初めてのネイルは、ストーンもりもりの沖縄ブルー。
指先が海みたいに光っていて、「ギャルらしいことをしている」という実感が心地いい。
でも、ネイルサロンを出た瞬間に気づく。
——ギャルって、どこへ行くんだろう。
とりあえずアサイーボウルが食べたいと思った。
実際にギャルが食べるかは知らないけれど、なんとなく“ギャル感”がある気がした。
夜の那覇。時計を見ると20時過ぎ。どの店もシャッターを下ろしている。
そんなときに表示されたのが「oki bowl」だった。
スコールに打たれながら、ずぶ濡れで駆け込むと、
中にはギャルの店員さんたちがいた。鬼ギャルではないけど、ちゃんとギャル。
店内の照明がやさしく、濡れた私のネイルをきらりと照らした。
ギャルねぇさんが一番頼まれそうな“ノーマルのやつ”を注文する。
写真のアサイーボウル。
紫色の液体をひと口。
——アサイーって、こんな味がするんだ。
想像よりもやさしくて、健康的で、でもどこか夜っぽい。
コーンフレークがしゃりしゃりと鳴って、
スコールにやられた体にエールを送ってくれる。
はちみつも、ちゃんと味の主張をしている。
食べ終わるころには、心が少し軽くなっていた。
またギャルになったら来よう。
夜の那覇で、アサイーをすくうスプーンをもう一度握りたくなる。