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昼の点数:4.8
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¥2,000~¥2,999 / 1人
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料理・味 -
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塩ラーメンの極致
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2025/08/03 更新
世は夏休みの8月2日土曜日。
整理券制ということで朝9時半前に到着したところ、食券購入が開始していて、10人程の列がありました。
食券機に辿り着いたタイミングが9時50分。後ろに3名しか並んでいなかったので、整理券制の日は10時頃に到着するのがベストかもしれません。
食券購入時に細麺か手揉み麺に迷い、近くを通った黒木大将に話しかけたところ、手揉み麺が人気ですと満面の笑顔でご教授いただきました。訪問時評価3.90の大人気店にも関わらず奢らない大将の人柄が垣間見え、益々くろ喜ファンになりました。
今回は
▽特製 塩 手揉み麺(1950円)
▽和え玉 九条ねぎ(350円)
を選択し、11時50分の整理券を2枚もらいました。
澄んだ見た目のスープは、岩手の鴨、丹波や甲州の地鶏、羅臼昆布や数種類の塩が重ねられた出汁の緻密な構成が緻密でした。鴨や地鶏の旨みが骨太に感じられる一方で、羅臼昆布や魚介の風味が支えられていて、奥行きが段違いでした。
また、3種の薬味が添えられていて、生胡椒のピリッとした刺激、バジルの香りやイタリアンの風味、ドライトマトの酸味は、スープの繊細さを壊さずに味のレイヤーの変化を楽しむことができました。
お勧めされた手揉み麺は中太の平打ちで、表面はなめらかながらももちもちとした弾力があり、噛むごとに小麦の香りが広がりました。塩清湯スープとの絡みもよく、和食のような上品さも兼ね備えた一杯になっていたと思います。
また、トッピングも多様かつ高水準の美味しさでした。チャーシューは鴨、豚ロースとバラ、鶏の4種が有り、鴨はレアな仕上がりの火入れが絶妙で、ふんわりかつ肉質が繊細な柔らかさで非常に気に入りました。豚ロースは控えめな味付けながらもしっとりとしていて、バラはロースト感を備えた弾力のある仕上がりでした。鶏チャーシューも胸?の低音調理でしっとり感と噛み応えがありました。鶏団子もふんわりとした食感ながら肉の味も強く美味しかったです。さっぱりとした半熟卵や、香ばしさをプラスする揚げネギ、シャキッとした食感の青菜も後味をさっぱりとまとめていて、丼の中でそれぞれが輝いていたのが印象的でした。
半分程食べた後に注文して下さいと伝えられた和え玉は九条ネギとバジルソースの緑、刻んだ玉ねぎが鮮やかに映える一皿で、鶏そぼろが添えられていました。麺は細めのストレートで、最初の手揉み麺と異なる食感を楽しむことができました。ネギが前面に出た彩り豊かなソースは味が美味しく、そのままでも食べ切れる美味しさでした。
また、友人がいただいていた特製 胡椒は、醤油の甘みと胡椒の刺激が複雑に重なっていて、力強い味わいとなっていました。限定のみやぎサーモン炊き込みご飯も注文しましたが、脂乗りの良いサーモンの旨味がしっかりと米に染み込んでいて、しっとりと優しい味わいでした。
○総評
6年前、秋葉原裏手の旧店舗で初めて伺った際に高価格帯でも納得の一杯を提供するお店の印象はありましたが、今回の訪問ではそれを上回る、進化を感じる内容でした。出汁を極めた淡麗スープや多彩なトッピング、和え玉までもが単品料理として成立する完成度で、和食のような美意識を宿していました。是非また伺いたいです。