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2025/11/26 更新
「山の幸」をコンセプトにしたという、その煌びやかな羊羹に目を奪われた。
この一品の真髄は、絶妙なまでの「和洋折衷」を体現している点にある。
聞けば、ここの女将は元パティシエだという。店頭に並ぶ、想像力豊かでユニークな和菓子の数々を見れば、その経歴にも納得がいく。
今回いただいたこの羊羹、一口食べればその凄みがわかる。
程よい甘さの奥に、ふわりと香るビターチョコレートの風味。これが重くなりがちな羊羹特有の甘ったるさを巧みに消し去り、驚くほど上品な味わいを作り出しているのだ。
上部には寒天で閉じ込められた小豆、胡桃、栗といった甘味が敷き詰められているが、これらの甘さ加減も計算し尽くされている。
決して羊羹本来の味わいを殺すことなく、見事な調和を保っている。
和菓子という枠組みの中で、洋の技術と感性をここまで昇華させるとは。素直に「すごい」と唸らされる逸品だった。