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初めて食べた海老そば 香り立つ湯気とともに漂う海老の芳醇な香りに、思わず期待が高まる。 僕は海老味噌、彼女は海老醤油を注文。どちらもスープをひと口すすった瞬間、 「これでもか」というほど凝縮された海老出汁の旨みが押し寄せてきた。 味噌のコクと海老の濃厚な旨みが重なり合い、まろやかで深い味わいを生み出している。 一方で、あまりにも海老の存在感が強すぎて、味噌と醤油の違いがあんまり分からなかったのはご愛嬌。 とはいえ、海老好きにはたまらない一杯。
2025/10訪問
1回
兵庫に来たならば、やはり「石皿そば」を避けては通れない。 小皿に分けられたその様は、一見するとわんこそばを彷彿とさせるが、ここの真骨頂は薬味の豊富さと、それを操る自由度にある。 山芋、おろしつゆ、わさび、そして生卵。 これら多彩な薬味を目の前にし、自分好みの味わいへと仕立て上げていく時間は、食い手にとっての喜びそのものだ。 中でも特筆すべきは、山芋と麺つゆの組み合わせ。 山芋の粘りが出汁の効いたつゆと渾然一体となり、蕎麦にたっぷりと絡みつく。その滑らかな喉越しと深まる旨みには、思わず唸ってしまった。 一方で、生卵を落とすのも捨てがたい。黄身が麺をコーティングすることで生まれる、濃厚でまろやかなコク。これもまた、箸を止まらせない魔力がある。 一皿ごとに景色を変えて味わう。これぞ、石皿そばの醍醐味である。