食旅日誌 美味かった店さんの行った(口コミ)お店一覧

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行ったお店

「奈良県」で検索しました。

これらの口コミは、訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。詳しくはこちら

112 件を表示 12

阪口商店

天川村その他/その他

3.05

6

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定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

テイクアウトの点数:5.0

天川のハチミツは、まさに「極上」の一言に尽きる。 自然や花々が咲き誇る、雄大な天川村の大地。そこで育まれたハチミツは、単に甘いだけではない。まるでフルーツを齧ったかのような、瑞々しい甘さと爽やかさを兼ね備えており、驚くほど美味しい。 その人気ぶりは凄まじく、どこの店に立ち寄っても棚は空っぽに近い状態だった。今回はなんとかこれだけ手に入れることができたが、その希少性がまたこのハチミツの価値を物語っている。 中でも、個人的に虜になりそうなのが「トチ」だ。 特有のクセのある強い甘みは、一度味わうと忘れられないインパクトがある。この濃厚な個性こそが、天川の自然の豊かさそのものなのだろう。

2025/11訪問

1回

萬松堂

吉野/和菓子

3.53

111

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定休日
火曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:5.0

吉野山の草餅は、想像の斜め上を行く旨さだった。 草餅といえば長谷寺というイメージが強かったが、吉野山のそれは、長谷寺のものを凌ぐ美味しさと言っていいかもしれない。 突き立ての餅は絶妙な柔らかさを保っており、蓬の豊かな香りを引き立てるほのかな塩味が、その美味しさをさらに際立たせている。 中のこし餡も甘みの加減が絶妙で、こし餡でありながら非常に味わい深い。 特に驚かされたのが「栗餅」だ。 一見すると桜餅のような風貌だが、栗のふくよかな甘みと、桜の葉の塩気が見事に調和しており、これほど美味しい栗餅は食べたことがない。 味見でいただいた桜羊羹も実に美味だった。 総じて、桜の葉や塩気の使い方が、この店は驚くほど上手い。

2025/11訪問

1回

鳥専笑楽

宇陀市その他/焼き鳥、鍋、惣菜・デリ

3.20

22

¥2,000~¥2,999

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定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:5.0

宇陀市、道の駅に立ち寄るついでに、実に美味しい鶏肉と出会ってしまった。 地元では「大和肉鳥」というらしく、それを活かした鳥料理が自慢の専門店だ。 初めて食す大和肉鳥は、とてつもなく美味。 まず「鳥焼肉」は、味噌と醤油、ニンニクのがっつり目な味付けながら、これが大和肉鳥の強い旨みに負けていない。肉質は驚くほど柔らかい上にしっとりとしており、噛み締めるたびに甘い肉汁が吹き出してくる。 肉本来の力強い旨みとタレの相性が抜群で、気付けば米が消えているほどの美味さだ。 「とり天」も、同じくらい衝撃を受けた。 若鳥ならではの柔らかさと、上質な甘い脂が軽やかな衣に包まれている。カリッとした食感から溢れ出る肉汁が、たまらなく美味しい。 特筆すべきは、下味の塩味だけですでに料理として完成されていることだ。これより美味いとり天は他にないと確信するほど、完璧な一品だった。 奈良県の食のレベルの高さには、ただ驚かされるばかりである。

2025/11訪問

1回

黒川本家 本店

宇陀市その他/和菓子

3.05

4

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定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

テイクアウトの点数:5.0

知る人ぞ知る、葛の名店「黒川」。 聞けば、近畿の高級料亭の多くがこの黒川の葛粉を仕入れているという。 その理由は明白だ。絶妙なとろみと、ここの葛特有の素材の旨みを活かす力が、洗練されたあんかけや葛の御菓子を生み出すからにほかならない。 私も宇陀市に立ち寄ると、必ずここの葛粉を購入するほど信頼を寄せている。 今回は、その葛粉を使った葛菓子、所謂「紋菓」も購入してみた。 一般的な紋菓にありがちな、小麦粉の粘り気や後味の悪さは、ここには皆無だ。 口に含んだ瞬間、さらりと溶け、ただ上品な甘さの余韻だけを残して、すっと消えていく。 この儚い甘みを紋菓で表現できるとは。 その葛粉自体のレベルの高さには、ただ脱帽するばかりである。

2025/11訪問

1回

みやそい

天川村その他/郷土料理、居酒屋

3.30

60

¥1,000~¥1,999

¥1,000~¥1,999

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:5.0

名水が生み出す料亭のような味わいの絶品定食! まず驚かされたのは、艶やかに輝く「ご飯」。洗練された名水が米の旨味を倍増させ、噛みしめるほどに豊かな甘みが口に広がる。 この水が、煮物から、湯豆腐、うどんまでも、その旨みを1段階上の美味しさへと格上げしているのがはっきりとわかる。 膳に並ぶあまごの甘露煮は、骨までほろりと柔らかく、甘辛いながらも品のある味付けが実に美味しい。 「煮物」に目を向ければ、黒豆や筍の丁寧な下ごしらえと仕事ぶりが光り、見事な味わいを引き出している。 そして特筆すべきは「湯豆腐」。これは、京都の著名な湯豆腐懐石のものよりも数段美味しいと感じた。 豆腐そのものに、優しい甘さと大豆本来の風味が際立っており、ポン酢の爽やかな酸味と白醤油の旨みが合わさることで、この上なく上品な美味しさが完成している。 締めくくりの「名水葛餅」は、和菓子の名店を軽く凌駕するほどの出来栄え。 蜂蜜をベースに作られたという黒蜜は、砂糖のものとは一線を画す、天然で奥深い甘み。これが、なめらかで優しい味わいの葛餅にかかると、まさに至福の美味しさだった。 これは単に料理の腕という次元ではない。このハイクオリティな定食の根幹にあるのは、間違いなく天川の「ごろごろ水」。この地でしか味わえない、格別な体験だった。

2025/11訪問

1回

にしぎ

天川村その他/旅館・民宿

3.17

10

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定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:5.0

昼の点数:5.0

天川で迎える朝、その定食の美味しさは筆舌に尽くしがたい。 ここの旅館の食事には、料亭のような華美な盛り付けこそないかもしれない。だが、そこには「名水」が極限まで引き立てた食材の旨みと、調味料の妙味がピカイチに光っている。 この実直な田舎料理こそが、天川村の食の醍醐味だろう。 特に印象深いのが、甘辛い味噌ベースで炊かれた「がんもどき」だ。 一口含めば、優しい甘さと絶妙な塩気がジュワッと口中に広がり、煮込み料理としての見事な美味しさを醸し出している。 そして、名水豆腐を使った「湯豆腐」。 これは断言するが、京都の湯豆腐懐石で供されるものよりも遥かに旨い。 合わせる白米も、あのあきたこまちに匹敵するほどの完成度で、箸が止まらなくなる。 一見すると素朴な佇まいだが、その内側には驚くほど豊潤な旨みを秘めた定食だった。 日本で一番の鴨を提供する旅館。 ここの鴨は、まさに「特上」というほかない。これほど柔らかな食感と深い旨味を兼ね備えた鴨肉には、そう出会えるものではないだろう。 名水「ゴロゴロ水」を使用したという出汁にその鴨肉をそっと潜らせ、噛み締める時間はまさしく至福。 噛むたびに、上質な鴨の脂と出汁の旨みが一体となって口の中に広がる。驚くべきは、鴨特有の臭みがまったく存在しないことだ。鴨肉が本来持つポテンシャルを最大限に活かしきっている。 そして、最後の締めである「雑炊」。これは、罪悪感ゼロの麻薬と呼ぶべき中毒性がある。 鴨の脂が溶け込んだ出汁は、優しさの中に力強い肉の旨味を宿しながら、一切の雑味や灰汁がない。ゴロゴロ水が臭みを消し、脂身の角を見事に取っているのだ。まさしく、至高の出汁である。 その鍋つゆを余すことなく吸った雑炊が、美味しくないわけがない。 デザートでもないのに別腹が開き、あれほど食べた後にもかかわらず、大量の雑炊をペロリと完食してしまった。 驚きは鍋だけにとどまらない。 本来、刺身にするには臭いが懸念されるニジマスやイワナまでもが、一切の臭みなく、新鮮な刺身として提供された。 その美味しさには、もはや怖さを感じるほどだ。 他の前菜にも一切の隙がなく、すべてが美味しい。 来年の再訪を、今から固く誓った。 素材だけでなく水の美味しさも大切なのだと思い知らされた逸品! 鴨鍋の出汁が今まで食べた中で一番臭みがなく、鴨の旨みだけを見事に閉じ込めている。 水が一級品だからこそ、この鍋は完成されている。 ここでしか食べられない味言っても良いと思う。 今年も行きます

2025/11訪問

3回

カインド カフェ

新ノ口/カフェ

3.13

51

¥1,000~¥1,999

¥1,000~¥1,999

定休日
月曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:4.5

お豆腐が練り込まれたワッフルは、まさに優しさをそのまま形にしたような味わい。 外はカリッと香ばしく、中はふんわりしっとり。 ひと口かじると、小麦の香ばしさのあとにお豆腐のまろやかな甘さがふわっと広がる優しい風味。 いちごの甘酸っぱさがアクセントになり、ホイップクリームのコクと相まって、軽やかなデザートタイムを演出してくれる。 罪悪感のない甘さで、朝にもぴったり。

2025/05訪問

1回

chocobanashi 奈良五條本店

五条、大和二見/チョコレート

3.12

19

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定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:4.5

ほろ苦いホットチョコレートでいただく、幸福度MAXのアフォガード。 普段からアフォガードを見つけると“つい頼んでしまう”僕だけど、 この店の「ホットチョコレート版アフォガード」という一風変わったメニューには、気づいた瞬間に心を持っていかれた。 そして、ひと口食べた瞬間――予想を軽々超えてきた。 バニラアイスのまろやかな甘さに、熱々のチョコがゆっくりとかかり、 とろんと溶け合うと同時に、カカオの深い香りとほろ苦さが立ち上がる。 この甘さとビターの境界線のような瞬間がたまらない。 コーヒーを使ったアフォガードでは絶対に出せない、 ほんのりとしたチョコの甘み。 それがバニラの風味と奇跡的に馴染んで、優しいのに大人の味わいへと変わっていく。 これは完全に“出会えてよかった”タイプの一杯。 アフォガード好きの自分が、胸を張ってオススメできる逸品だった。

2025/11訪問

1回

大和屋別館

長谷寺/日本料理

3.20

31

¥2,000~¥2,999

¥1,000~¥1,999

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:4.5

長谷寺の麓にある、どこか懐かしい食堂。 まるで田舎の親戚の家に帰ってきたかのような温もりのある空間で、三輪そうめんをいただいた。 このお店の素麺は、昆布と椎茸だけで丁寧にとった精進出汁。 魚を使わずとも、驚くほど深みのある優しい味わいで、 細く繊細な麺にその旨みがじんわりと染み渡る。 さらに、添えられた胡麻豆腐のまろやかさ、 そして柿の葉寿司の酢飯の優しい酸味と鯖の旨みが重なり、本当に美味しかった。 派手さはないのに、心に残る。 昔から続く“変わらぬ味”はどうしてこう心惹かれるのだろう

2025/06訪問

1回

ガトー・ド・ボワ A LA MAISON

スイーツ WEST 百名店 2023 選出店

食べログ スイーツ WEST 百名店 2023 選出店

ガトー・ド・ボワ A LA MAISON

大和西大寺、平城/ケーキ、マカロン、カフェ

3.74

850

¥1,000~¥1,999

¥1,000~¥1,999

定休日
木曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:4.5

世界大会で一位に輝いた経験を持つ林シェフ。その手から生まれるスイーツは、他では決して出会えない唯一無二の味わいだ。特にこの店を語る上で外せないのが、シェフの代名詞ともいえるムースとペースト。素材本来の美味しさを二倍三倍にまで引き出し、「魔術師」と呼びたくなるほどの魔力を放っている。 今回いただいたのは栗のスイーツ。栗の優しい甘さに木苺の爽やかな酸味が寄り添い、後味にはカカオのほろ苦さがふっと香る。その余韻が栗と木苺の美味しさを鮮やかに思い出させ、口の中に物語が残るような体験だった。 一番人気のチョコレートケーキも圧巻。ビターなチョコの深みの中に、ピスタチオムースの芳醇な香りと若いトンカ豆のようなニュアンス、さらに存在感ある木苺の果肉が絶妙に調和し、大人だけが楽しめる贅沢な味に仕上がっている。 そしてピスタチオのケーキ。濃厚さと軽やかさを兼ね備え、最後にはすっと消えるような爽やかな余韻を残す。キャラメルクリームのほのかな苦味が加わることで、味わいはより立体的になり、ピスタチオの旨みを最大限に引き立てていた。

2025/09訪問

1回

おしゃべりな亀

近鉄奈良、奈良/喫茶店、洋食、かき氷

3.47

222

¥1,000~¥1,999

¥1,000~¥1,999

定休日
火曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:3.8

近鉄奈良といえば安くて美味しい店の宝庫だが、その中でも一際おすすめしたいのがこの洋食屋。 ここでは豪快なオムライスとかき氷を一度に楽しめる。 看板のオムライスは、しっとりと仕上げたケチャップライスに、とろとろのスクランブルエッグをふんわりと重ねた一皿。優しい味わいながら、大人の男性も満足できるほどのボリューム感! さらに上にはデミグラスハンバーグがどんと鎮座。ジューシーな肉の旨みと濃厚ソースが合わさり、まさに“肉肉しさ全開”の贅沢なオムライスに仕上がっているのです。 そして驚かされるのがかき氷。専門店さながらのふわふわの氷に、 自家製のミックスジュースがたっぷりと染み込み、マンゴーを主役にした果実の甘酸っぱさが口いっぱいに広がる。 まるでフルーツをそのまま頬張っているかのような贅沢さで、洋食屋の枠を超えたクオリティだ。 奈良でしっかり食べたい人にも、甘いもの好きにも響く、満足度抜群の一軒。

2023/08訪問

1回

パティスリー クリアン

五条/ケーキ、カフェ

3.42

105

-

¥2,000~¥2,999

定休日
火曜日、水曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

おしゃれなだけじゃなく、実力派のケーキ屋さん! お気に入りはやっぱり「ノワゼットショコラ」。 しっとりと口どけの良いチョコレートに、香ばしいカカオのほろ苦さが重なり合い、大人の味わいを感じさせてくれる。 アーモンドの風味も合わさってとても美味しい! 一緒に添えられた焼きサブレは、卵のコクがぎゅっと詰まっていて、サクッとした食感が心地よいアクセント。 バニラとハーブがふんわり香る紅茶を合わせれば、まるで小さなご褒美時間。 おしゃれな空間で、味わいも心も満たされる最高のティータイムだった。

2025/07訪問

1回

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