「ラーメン」で検索しました。
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寒い夜に恋しくなる一杯――烏丸の極上タンメン。 京都の醤油系ラーメンは普段あまり好まない私だが、ここだけは別格。 スープをすすると、まず感じるのは野菜と豚肉の旨みが溶け合った深い味わい。 醤油の香ばしさの奥に、白菜とにんじんの優しい甘みがしっかりと広がり、心温まる。 このスープを飲むと日本人の“美味しい”は野菜の出汁あってのものだと実感する。 そして、忘れてはいけないのが厚切りメンマ。 竹の子本来の旨みを閉じ込めたような風味と食感で、スープとの相性が抜群。これだけでも一品料理として成立するほどの完成度。 辛党にはピリ辛タンメンがおすすめ。 野菜の旨みに四川のようなスパイシーさが加わり、思わず箸が止まらない。 サイドの餃子はニンニクのパンチが効いた王道タイプで、味噌だれをつけるとまろやかに変化し、また最高。
2025/10訪問
1回
京都のつけ麺と言えば——間違いなくこの店。 全粒粉の細麺を、香り高い鶏魚介のつけ汁に潜らせるのが、たまらなく好き。 麺は細めながらも、しっかりとしたコシと風味。 鶏と魚介の旨みがバランスよく溶け合ったつけ汁は、 濃厚なのに後味が驚くほど軽やか。 出張帰りの定番コースとして、 ついつい立ち寄ってしまうほど中毒性がある。 他のつけ麺との決定的な違いは、“くどくないのに濃い”という絶妙な塩梅。 その秘密は、後味にふわりと香る柚子皮の爽やかさ。 この爽やかさが、こってり感を見事に中和し、 最後の一滴まで飽きさせない。 そして、締めの楽しみ。 麺を食べ終えたあと、つけ汁にあおさのりをたっぷり投入。 海苔の香りがスープに染み渡り、 2度美味い! 麺をすする瞬間も、スープを飲み干す瞬間も至福。
2025/10訪問
1回
まさか高知のジャン麺が大阪で食べられるとは思わなかった。友人から聞いて、その日のうちに駆け込んだのは正解だった。 ジャン麺の真骨頂は、なんといっても旨辛いあんかけスープ。ピリッとした刺激の奥に深い旨みがあり、そこへホルモンの濃厚なコクとニラの鮮やかな甘さが重なっていく。まさにジャン麺にしか出せない唯一無二の旨さだ。 そしてこの料理の凄さは、麺だけでは終わらない。残ったスープにご飯を入れて雑炊にすれば、旨辛スープの魅力がさらに際立ち、これはご飯を美味しく食べるために設計されたスープでもあると思わせる。 麺で楽しみ、ご飯で締める。ジャン麺の多彩な魅力を大阪で味わえるなんて夢のようだ。この味は絶対に無くしてはいけない、と心から思う。
2025/06訪問
1回
京都で魚介ラーメンを語るなら「なぶら」一択 京都で魚介系ラーメンを語るとき、この店を外すことはできない。 なぶらの看板は、まさに“サバの真髄”を凝縮した一杯。 丼を前にすると、まず目を引くのは濃厚さを物語るドロリとしたスープ。その存在感はまるで鯖界の濃厚豚骨ラーメン。レンゲを口に運んだ瞬間、鯖の旨みが舌に重厚なインパクトを与え、何故かとても優しい味わい しかし不思議なことに、鯖特有の臭みは一切ない。力強い旨みとコクがありながら後味はすっきりしていて、最後の一滴まで飲み干したくなるほど。魚介ならではの栄養価も相まって、「罪悪感ゼロのプロテインラーメン」と呼ぶにふさわしい仕上がりだ。 数ある魚介ラーメンの中でも、ここまで鯖の美味しさを極限まで引き出した店は他にない。
2025/02訪問
1回
ここの豚骨ラーメンは、とろみが出るほど濃厚なのに、豚骨特有の臭みが一切ない。 豚の甘みがしっかりと抽出され、旨みがぎゅっと凝縮されているから、濃厚さよりもむしろ上品さが際立つ 。 合わせるのは、スープをしっかりと絡め取る太めのちぢれ麺。噛むほどに小麦の風味が広がり、麺とスープが渾然一体となって口の中を支配する。箸が止まらないとはまさにこのことだ。 嬉しいのは、卓上調味料や特製のお酢で気軽に味変できること。 まろやかさを加えたり、さっぱりと後味を整えたりと、自分好みに仕立てられる。特にお酢は驚くほど美味しく、スープの新たな表情を引き出してくれる。 しかもすべて自家製というこだわりぶり。事前に伝えれば温野菜とにんにくを無料で追加でき、栄養も補えて「罪悪感ゼロ」で楽しめるのも魅力。 濃厚でありながら軽やかに食べ進められる、まさに“実力派”の一杯だ。
2025/09訪問
1回
限定10食という狭き門。 日曜の朝8時から開いている店のため、売り切れを覚悟したが、幸運にもその一杯「背脂豚骨みそラーメン」の肉増しにありつくことができた。 まず目を奪われるのは、鉢一面を覆い尽くす国産豚チャーシュー。これが実に旨い。具材は他にモヤシと刻みネギのみというシンプルさが、かえって潔い。 麺は知る人ぞ知る「麺屋棣鄂(ていがく)」の低加水中細ストレート。その歯切れの良さと風味が、濃厚なスープと見事に渡り合っている。 スープは味噌のコクがしっかりと感じられる濃厚さでありながら、不思議とくどさがない。レンゲを持つ手が止まらず、卓上の一味唐辛子で味変をすれば、その辛味が旨さを倍増させる。 普段は健康のためにスープの完飲は控えている私だが、気付けば丼は空になっていた。
2025/12訪問
1回
店のイチ押しであり、私自身も愛してやまない「出雲そばセット」を今回もオーダーした。 何せ、釜揚げそばと割子そば、その両方を一度に堪能できるのだから。 まず運ばれてくるのは「釜揚げそば」だ。 丼には茹で上げられたばかりの蕎麦と蕎麦湯がそのまま満たされている。そこに自ら蕎麦つゆを回しかけて食すのが、この地の流儀。 熱々のつゆが馴染んだ蕎麦を手繰り寄せれば、その瞬間、芳醇な蕎麦の香りが鼻孔をくすぐる。 温かさが引き立てる蕎麦本来の風味、これは釜揚げでしか味わえない贅沢だ。 続いて供されるのが、二段重ねの「割子そば」。 こちらは一転して、冷たく締められた蕎麦の醍醐味を味わえる。 しっかりとした歯応えを楽しみながら、噛みしめるほどに広がる香り。 釜揚げの優しさと、割子の力強さ。このコントラストを楽しむことこそ、出雲そばセットの真髄と言えるだろう。
2025/12訪問
1回
朝ラーメンをやっているこちらでいただいた貝だし麺は、一杯の中に優しい出汁の旨みがぎゅっと詰まった感動のラーメンでした。 着丼した瞬間、まず目を奪うのは澄んだスープの上に整然と並ぶ具材たち。 レンゲをそっと沈めると、ふわりと立ち上るのは、貝の香りが真っ直ぐ届く上品な旨み。 ガツンとしたインパクトより、出汁の旨さそのものがじわっと広がるタイプで、飲むほどに体が喜んでるのが分かる心地よさ。 麺は中細のストレートで、低加水のぷつぷつ切れる食感がクセになる。 この軽やかなコシに、澄んだ貝だしスープが驚くほど相性抜群。 味玉の濃厚な黄身がスープと混ざると、まろやかさが増してまた美味。 さっぱりしているのに奥行きのある旨みがあり、朝に食べても重くならない幸せの一杯でした。 ごちそうさまでした☺️
2025/07訪問
1回
メディアで取り上げられてる店より、地元密着の一軒にこそ本物がある——そう確信したのが、この笑門さん。 注文したのは鶏豚骨醤油・ニンニク入りチャーシュー麺。 見た目はシンプル、けれどひと口すするとその印象は一変。 鶏のまろやかさと豚骨の深みが見事に溶け合い、 醤油のキレとニンニクの香りが絶妙なパンチを生み出す。 さらに、特筆すべきはチャーシューのクオリティ。 厚みのある豚バラが口の中でほろりとほどけ、スープとの一体感が最高。 派手さはないが、何度も食べたくなる“安心感と完成度”がある。 本当に美味いラーメンを出す店は、案外静かにそこにある。
2025/08訪問
1回
仕事の合間、遅めの昼食で出会った一杯に心を奪われた。 それは、和の食材と担々麺の刺激的な辛味が見事に融合した汁なし担々麺。 まず驚いたのは、担々麺では珍しい細麺スタイル。 しかしこの選択こそ、香り高い花椒と濃厚な甜麺醤ソースを一滴残らず絡め取る最適解だった。 口に含んだ瞬間、花椒のしびれる爽快感が駆け抜け、その奥から海老の芳醇な旨みと味噌のコクがじんわり押し寄せる。 中華の重厚さに、どこか和の優しさを感じるのが面白い。 特筆すべきは、この海老の旨み。 濃厚な担々の味わいに深みを与え、 一般的な担々麺とは一線を画す完成度を誇る。 最後に温玉を絡めると、 辛味がまろやかに包み込まれ、旨みの層がさらに厚くなる。 閉店間際に訪れたのでご飯のサービスは無くなっていたが、店主さんが辛さや味の好みまで丁寧に聞いてくださり、とても温かい対応と気遣いをしてくれたのは嬉しかった。 また来ます。
2025/10訪問
1回
丁寧に炊き上げたズワイガニの出汁は、驚くほど澄んでいて繊細。 提供された瞬間、上品な香りがふわりと立ちのぼり、まるで料亭の椀物を思わせる。 ひと口すすると、蟹のまろやかな旨みが静かに広がり、 ラーメンという枠を超え,和の一杯として成立している。 手前に添えられたオレンジ色の柚子がほのかな爽やかさを加え、 一口ごとに表情を変えていく——まさに味の移ろいを楽しむ贅沢。 具材のそれぞれが異なる旨みを放ち、 最後の一滴まで飽きさせない構成は、まさに職人の妙。 「こだわりは細部に宿る」とはこのことだろう。
2025/10訪問
1回
彼女と再会したあの日に訪れたのが、このお手頃ながら本格中華を堪能できる素敵なお店だった。派手さも気取りもないけれど、味の完成度は“おしゃれ中華”をはるかに凌駕している。こんなに丁寧で、優しい味の中華は本当に貴重だ。 この店の真骨頂は、野菜の出汁の旨みをしっかりと引き出した優しい味わい。油の重さを感じさせず、素材本来の旨さが舌にじんわり広がる。 中でも感動したのが中華丼。 山の幸と海の幸がバランスよく入り、野菜の旨みとともにぎゅっと凝縮された一皿だ。まろやかで優しいのに、深いコクがあり、思わずため息が漏れるほどの美味しさだった。 若鶏のレモンソースも秀逸。レモンの爽やかな酸味とまろやかな甘みが絶妙に調和し、鶏肉の柔らかさを引き立てている。正直、本場の味を超えていると感じた。 そして忘れられないのがニラ玉。根本までしっかり使われたニラの香ばしさと旨みが最高! ニラの根本捨てる人多いから、めっちゃ感動 再会の記憶とともに心に残る、優しさと旨みの詰まった中華。ここで過ごした時間と味は、これからもずっと忘れられないだろう。
2025/09訪問
1回
鴨そばの季節が終わってしまった――。毎年、私はこの時期を心待ちにして「たか松」の鴨そばをいただく。なぜか?それは蕎麦屋や鴨ラーメン専門店をも凌ぐ完成度の一杯を味わえるからだ。 スープは昆布や椎茸の旨みをじんわりと効かせた和の出汁に、鴨の濃厚な脂が溶け込み、驚くほど上品に仕上がっている。ラーメンでありながら、まるで和食を思わせる深みのある味わいだ。 そこに合わせるのは、特製の全粒粉細麺。コシがありながらもスープとの絡みは抜群で、一口すすれば鴨の旨みと出汁の香りが一気に広がり、思わず笑みがこぼれる。 そして忘れてはならないのが“締め”の楽しみ。麺を食べ終えた後、卓上のあおさのりをたっぷりと加えると、海苔の香りがスープに溶け込み、別次元の美味しさに変貌する。最後の一滴まで飲み干したくなる究極の一杯だ。 この味を楽しめるのは限られた季節だけ。だからこそ、来年も必ず味わいたいと思わせる“最高の鴨そば”なのだ。
2025/08訪問
1回
背脂好きにはたまらない…! 丼を覗いた瞬間、細かい背脂がぎっしりと浮かんだビジュアルに思わずニヤけてしまう一杯。 スープは鶏ガラ醤油がベースで、醤油の角がなく優しい味わい。そこに大量の背脂と、ほんのり浮いた一味のアクセントが加わり、コクはあるのに重さを感じさせない京都ラーメンの旨さがあった。 中細ストレート麺はスープとの相性が抜群。 具材は豚モモチャーシュー、メンマ、青ネギとシンプルながらも、これがスープと麺の良さを最大限引き出す黄金バランス。 そして名物「エビめし」も外せない一品。 炒飯でも焼き飯でもない独特の味わいで、海老の旨みがふわっと香り、ラーメンとの相性も完璧。期待通りの美味しさで、気づけば箸が止まらない。 美味しいラーメンとエビめし、ごちそうさまでした!
2025/07訪問
1回
濃厚なソースが絡み合う中太麺の焼きそば、それが一体となった「ミックスモダン焼き」。 一口食べれば、そこにあるのは王道にして至高の旨さだ。 正直なところ、お好み焼きと言えば大阪という定説があるが、ここの一枚を食べるとその認識が揺らぐ。 「京都の方がレベルが高いのではないか?」――そう思わせるほど。 中に入った焼きそばもまた、主役級の働きをしている。 甘辛いソースは一度食べるとクセになる魔力を秘めており、そこに加わるキャベツのシャキシャキとした食感と自然な甘みが、全体の味わいを優しく、かつ力強く支えている。
2025/10訪問
1回
正直に言えば、普段あまり豚骨醤油のチェーン店に足が向くことはない。 だが、「横綱」だけは別格だ。ここは結構美味しいから、つい訪れてしまう。 まずスープが見事だ。 醤油ベースでありながら、そこに豚骨の旨みがじっくりと染み込んでおり、凝縮されたコクを感じさせる。 そこに、卓上の青ネギをたっぷりと投入できるのが嬉しい。シャキシャキとした食感が加わることで、濃厚なスープが生き生きと躍動し始めるのだ。 そして、この店最強の調味料が「辛味噌」である。 途中からの味変として優秀なのはもちろんだが、これが「温玉ご飯」とも恐ろしく合う。 もはや万能調味料と言っても過言ではないこの辛味噌の存在が、食事の満足度を跳ね上げる。
2025/12訪問
1回
「かわの」さんでいただいたのは、珍しい「鴨まぜそば」。 鴨をベースにしたまぜそばとは、未体験の領域だ。興味津々で箸を伸ばしたが、そのポテンシャルの高さに唸らされた。 鴨の脂が持つ濃厚な旨みは、まぜそばというスタイルに驚くほど合致する。まさにもってこいの素材だ。 甘みを湛えた脂と醤油ダレの相性は抜群で、そこに味の濃い卵黄がねっとりと絡まる瞬間は、まさに至福の美味しさ。 個人的に大好物のメンマがたっぷりと盛られているのも嬉しく、白ネギの自然な甘みがアクセントとなり、この一杯をさらに美味くしている。 鴨の新たな魅力を発見したような、満足度の高い一杯だった。
2025/11訪問
1回
久しぶりに、あの味を求めて暖簾をくぐった。 今回のお目当ては、限定メニューの「極濃煮干し中華そば」。 まず、着丼の瞬間、その圧倒的なボリュームに目を奪われる。 丼を覆い尽くすのは、野趣あふれる肉肉しい豚ウデチャーシューに、デフォルトで添えられたワンタン、そして味玉や海苔。 濃厚なスープに対して、刻み生タマネギと刻み柚子皮が添えられているあたり、計算された構成であることが見て取れる。 スープを啜れば、そのバランス感覚に驚かされた。 濃厚豚骨と煮干しを合わせたダブルスープは、「極濃」と謳いつつも、煮干し特有のエグみや角が立っておらず、豚骨の厚みと融合して驚くほど食べやすい。 合わせる中太ストレート麺は、ツルツルとした滑らかな舌触りで、この濃厚なスープをしっかりと持ち上げてくれる。 ハプニングもまた、この店の愛嬌だ。 追加トッピングのワンタンが入れ忘れられていたようだが、後から別皿で提供された上、なんと1個サービスという心意気。 鶏肉系の練り物のような餡は優しい味わいで、スープのパンチある旨味と良い対比を生んでいた。 そして、脇を固める「ごはん」も忘れてはならない。 セルフサービスで自分好みの量を盛れるスタイルで、高菜漬けや無限ニンニクといった“供”も充実している。濃厚スープをおかずに白米をかき込む背徳感は、何物にも代えがたい。
2025/11訪問
1回
朝から贅沢に特製ラーメン(大)を注文 運ばれてきた瞬間、器いっぱいに広がるチャーシューの海に思わず圧倒される! これでもかというほど並べられたチャーシューはなんと10枚以上✨ スープは豚清湯ベースで、醤油の角が取れたまろやかな味わい。油分も控えめで、朝でもスッと飲める軽やかさが嬉しい。 麺は中太のストレートで、ほどよいコシと噛みごたえがあり、スープとの相性も抜群。 味玉がないのが逆に潔く、シンプルな構成ながらも素材の旨みを最大限に引き出している。 チャーシューはしっかりと味が染みていて、噛むたびに肉の甘みがじゅわっと広がる幸福感! 朝からこんなに満足できるラーメン、まさに至福の時間でした。
2025/11訪問
1回
なぜ、まんしゅうのジャン麺はこれほどまでに抗いがたい魅力を放つのだろうか。 ジャン麺の真骨頂は、何と言ってもその旨辛いあんかけスープにある。ピリッとした刺激の奥には深い旨みが宿り、そこへホルモンの濃厚なコクとニラの鮮烈な甘さが重なっていく。まさしく、ジャン麺にしか出せない唯一無二の美味しさだ。 そしてこの料理の凄味は、麺で終わらない点だ。残ったスープにご飯を投入して雑炊にすれば、旨辛いスープの魅力がさらに際立つ。これは、麺を美味しく食べるためだけでなく、ご飯を美味しく食べるために設計されたスープでもあると気づかされるのだ。 麺で楽しみ、ご飯で締める。この多彩な魅力を京都でも味わえるとは、まさに夢のようだ。