「うなぎ・あなご」で検索しました。
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こちらは、まるでライブ感溢れる“鰻エンターテインメント”の舞台——Kabutoでの再再再再訪体験。 まず最初に、入店時の空調はやや控えめに感じたものの、ディナータイムには暑さも和らぎ、さほど気にならなかった。 本題の鰻の串焼きから。 今年も「天然+養殖」のハイブリッド鰻を使用した構成。興味深いのは、まったく同じ日付でありながら、今年の天然鰻は明らかに昨年よりもふっくらして見えたこと。一方、去年は養殖のほうがジューシーだった記憶もある。 火入れは今年のほうが軽めで、外はパリッと、中はふっくら。まさに個人的に好みの仕上がりで、満足度は高い。 Kabutoならではの体験、つまり目の前で締める鰻+香りを嗅がせてくれる“違い”のレクチャー、さらに鰻の心臓の生食も健在。 今年は頭の動きがかなり激しく、なかなかにスリリングな演出。心臓も昨年よりおとなしかったけれど、昨年のほうがまだ血の巡りが強く、噛んだ瞬間のピリピリ感が印象的だった(体験としては濃いが、苦手な方には少々ハードかも…)。 串の構成は、記憶より1〜2本少ないような気もするが、タレの焦げ感が控えめで、苦味が減った分だけ、全体的により洗練された印象。味は記憶通り素晴らしく、これで昨年同様の価格というのは、コストパフォーマンスも見事と言える(正直、あの「野田岩」より満足度は高いかもしれない)。 主厨は今回は新しい色味の手拭いを着けていて、店内の雰囲気とよりマッチしていた。相変わらず集中力の高い仕事ぶりと、ふとした時に見せる朗らかな笑顔が印象的。ただ、昨年のような即興のダンス(p10)は今回は見られず(笑)。 食べログ銀賞、4.44という高評価にも関わらず、全く堅苦しさを感じさせない空間——それがKabutoの魅力。食通の方にも、ちょっとした冒険を求める方にも、心からおすすめできる一軒です。
2024/06訪問
1回
近くに立ち寄るなら、間違いなくおすすめできる鰻の名店のひとつ。 ふっくらと柔らかく、濃厚な旨みを持つ新鮮な鰻は、3,500円という価格からは想像できないほどのクオリティで、まさに驚きのコストパフォーマンス。個人的にはもう少し皮のパリッとした食感が欲しいところですが(現状は食感が全くないため)、それでも十分満足できる一皿です。 焼鳥の火入れも良く、しっとり柔らかな仕上がり。ただし1本300円という価格を考えると、もう少し驚きが欲しいのも正直なところ。 店前に駐車場があり、アクセス面も便利なのが嬉しいポイントです。
2025/09訪問
1回
価格に対して、うな重の完成度は正直かなり平凡に感じた。 注文したのは6,350円の特上うな重。盛り付け自体は整っているものの、味わいは全体的に淡白で印象に残らない。皮目はまったくと言っていいほど香ばしさやクリスピーさがなく、身もふんわりと空気感のある仕上がりではなく、やや締まりに欠ける印象だった。うなぎ本来の脂の香りも、身からもご飯の上からも明確には感じられず、全体として「焼きたて」の魅力が伝わってこない。 ご飯の量も少なめで、炊き加減も決して良いとは言えない。タレはご飯全体に行き渡っておらず、うなぎとご飯がどこか分断されたような食べ心地になってしまっている。この内容で6,350円という価格設定には、どうしても疑問が残る。 良かった点を挙げるとすれば、同じフロア内の他店と比べて店内は比較的落ち着いており、上品で静かな雰囲気だったこと。訪問時は行列もなく、待たずに入店できた。 サービスは可もなく不可もなく。スタッフの対応に問題はないが、特別な気配りを感じる場面もなかった。提供までの時間はやや長めだったものの、その割に料理が焼きたての印象を伴っていなかったのは残念だった。
2026/02訪問
1回
さすがは日本一。独自の繊細な技法が生み出す白焼きは、まるで蟹味噌のような質感と旨味を備えた、唯一無二の鰻だった。 友人のおかげで、今日は東京からわざわざ琵琶湖まで足を延ばし、この鰻の名店を訪問。名前は以前から耳にしていたものの、「他の名店と比べて、そこまで明確な違いがあるのだろうか」と正直半信半疑だった。しかし食べ終えた瞬間、その疑問ははっきりとした確信に変わった。――これは確かに別格だ。 まず鰻肝焼き。火入れが完璧で、見た目はまるで茸のよう。噛めばじゅわっと旨味が溢れ、嫌な焦げ感は皆無。白焼きは驚くほどエアリーで、蟹味噌を思わせる濃密さと、ふわっとした軽さを同時に備えている。鰻の脂の香りも実に上品で、深みがある。 そして何より印象的だったのが、ご主人の人柄。自身の技法研究への情熱が溢れており、部位選びから下処理、焼きの理論、狙う食感までをとても誠実かつ熱心に説明してくれる。その語りは理屈倒れではなく、最終的に提供される一皿がすべてを証明している。まるで料理の先生のように、忍耐強く、情熱に満ちた姿勢がとにかく格好良い。 わざわざ訪れる価値がある、記憶に深く残る鰻体験だった。