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石鍋で供される牛レバーから始まり、鮮度・香り・火入れの三拍子がそろった見事な一皿。ジュワッと音を立てる石鍋の熱が香りを一層引き立て、直火焼きで起こりがちな生焼け/焼きすぎの心配もなく、しっとりとした旨味だけを残してくれる。 続くザブトンは一面に積み上げられた存在感たっぷりの盛りつけで、きめ細かな脂がご飯と合わさることで一気に香りが広がる。牛タンは薄切りのサクッとした歯切れから、厚切りのジューシーな弾力まで五通りで堪能。強火焼き、ねぎ焼き、まさかの“塩焗”まで、焼肉屋とは思えない遊び心。そこから先は普段出会わない希少部位が次々と登場し、弾ける肉汁、独特の食感、軽やかな脂…とにかく飽きさせない展開。 部位名は食の勢いで覚えきれなかったが、気づけばご飯をもう一杯追加していたほど満足度の高い一夜だった。
2025/09訪問
1回
2022/12訪問
1回
正直に言うと、今回の中目黒店での初体験は、本店よりも満足度が高かった。特にこの日の牛タンの漬け込みは素晴らしく、中心までしっかり味が入りつつ、断面の整い方や一枚ごとの大きさも均一で、噛み心地にブレがない。新店舗らしく空間にゆとりがあり、席の配置も快適で、全体の居心地がとても良かったのも好印象。 とはいえ、この店が大好きだからこそ、唯一気になった点も正直に触れたい。これまで毎回楽しみにしていた薄切りロインは、この日に限っては脂と赤身の結着が弱く、焼き手のスタッフも火入れに苦労していたのがわかる仕上がりだった。いつもの完成度を知っているだけに、少し残念。 それでも全体としてはやはり満足度が高く、友人たちと囲んだ時間も心から楽しかった。次の訪問ではまたあの“いつものロイン”に会えることを期待している。
2025/11訪問
1回
見事なサシが入った肉は、炭火の火力も十分で、この価格帯としては驚くほど上質。脂の香りが芳醇に広がり、やや重さを感じつつも食感は極めて滑らか。特上ロインに散らされたガーリックソースは実に香ばしく、思わず箸が止まらない。鉄板焼きスタイルで卵黄を絡めた一品も濃厚でコク深く、臭みがない点が秀逸。ただし、締めの冷麺は味わいが淡泊で印象に残らなかった。 サービスは基本的に迅速だが、水の補充に気づかない場面もあり、限られた空間では惜しいところ。 店内は白を基調とした洗練されたデザインで、価格以上の高級感を醸す。冷房も心地よく効き、座席は広めで快適に過ごせるが、全体のフロア面積はコンパクト。 六本木という立地で一人当たり7,000円前後、この満足度はコストパフォーマンスの高さを強く実感させる。
2025/08訪問
1回
一般的な焼肉店というより、ここはどこか家庭的で温かい食堂のような存在。古い家屋の客間に招かれて肉を囲む、そんな距離感が心地よい。肉の仕入れ、部位の選び方、そして味付け――その積み重ねこそがこの店の魅力であり、予約困難なのも過度な高級感ゆえではなく、長年の常連が認め続けてきた品質の証だと感じる。 A5和牛や神戸牛といった言葉を前面に押し出すこともなく、気がつけば「今日は何牛だったか」を意識しないまま食べている。美しく、みずみずしく、ご飯が進み、自由に楽しめる。その点こそが、この店の価値を最もよく表している。 焼肉という料理は「一番おいしい店」を定義するのがとても難しい。最終的には焼き手次第であり、好みや味付けの方向性も無限に分かれるからだ。その中で、今回特に印象に残ったのがシャトーブリアンの仕立て。出自が何であれ、脂の重さは一切なく、それでいて驚くほど香り高くなめらか。表面にはほのかな軽い焦げの食感があり、完成度の高さを感じさせる一皿だった。 また、きめ細やかな質感が一目で伝わる牛タンを、あえて極太のロングカットで提供することで生まれる、厚みのある噛み応えと段階的に変化する食感も非常に印象的。 正直に言えば、他の焼肉店でも同等、あるいはそれ以上においしい部位を食べられることはあるだろう。実際、この日は卓上の火力がやや弱く、焼きムラが出てしまった点もあった。それでもなお、体験全体としては十分に満足度が高い。 皿いっぱいに盛られた美しい肉、落ち着いた小さな空間、この雰囲気――好きにならない理由が見当たらない。 日本で最も登るのが難しい山が、必ずしも最も美しい富士山であるとは限らない。それでも、どちらにも登りたい理由がある。金竜山、赤坂らいもん、幸泉、さわいし……それぞれに、足を運びたくなる確かな理由がある。