「寿司」で検索しました。
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2024/11訪問
1回
島津——台風の日、最高の状態ではない魚で見せた完璧な仕事 訪れた日は、あいにくの台風。漁の状況が悪く、魚のコンディションは決して完璧ではない。それでも、島津の大将はその時々の食材を見極め、最善の仕立てで一貫一貫を丁寧に握っていく。 ウニや赤身といった主役級のネタももちろん素晴らしかったが、この日に特に印象に残ったのは、白身や光物の仕事。ほんのりと昆布締めにすることで旨味を引き出し、酢や塩を効かせて魚の個性を際立たせる。素材が万全でないときこそ、職人の真価が問われるが、大将はその技で見事に補い、最高のバランスへと導いていた。 また、炙りや軽い漬けといった仕込みも秀逸。火入れによって旨味を凝縮させ、漬けの塩梅で余分な水分を抜き、味を引き締める。どんな状況でも、最良の状態を作り出すこの技術こそが、島津の真骨頂だと感じた。 台風の影響で魚が本来のポテンシャルを発揮できない日、それでも一つも妥協せず、完璧な寿司を提供する大将の仕事ぶりに、ただただ感服するばかりだった。
2024/08訪問
1回
鮨処 やまと ——寡黙な大将と、美味しすぎて思わず追加した小肌 店に入ると、静かで落ち着いた空気が流れている。鮨処 やまとの大将は多くを語らない。淡々と、しかし一つひとつの動作に迷いがなく、寿司を握る手元からは熟練の技が滲み出ている。カウンター越しに交わされるのは、最低限の言葉と、寿司そのものが語る美味しさ。 その日の握りの中で、特に心を奪われたのが小肌(こはだ)。程よい締め加減、口の中でふわりとほどけるシャリ、噛むたびに広がる旨味の層。あまりにも美味しくて、気づけばもう二貫追加していた。 大将はそれを見ても特に何も言わず、ただ静かに同じ仕上がりの小肌を握ってくれる。その仕事ぶりはまるで、一切の無駄を削ぎ落とした日本刀のように鋭く、それでいて美しい。 やまとでの時間は、華やかさとは無縁の、静かで研ぎ澄まされたひととき。寡黙な大将の手が生み出す寿司に、ただただ身を委ねる贅沢な夜だった。
2024/10訪問
1回
すし処 めくみ | 冬の蟹を極めた一貫 すし処めくみの蟹の季節は、まさに至高✨ 一切の妥協を許さない蟹尽くしのコースは、冬の味覚を極限まで引き出す構成 握りの蟹は、繊細な身の甘みとねっとりとした舌触りが際立ち、シャリと合わさることでさらなる奥行きを生む✨ 一口食べるごとに、蟹の旨味がじんわりと広がり、余韻が長く続く仕上がり さらに、蟹味噌を使った料理も絶品✨ 濃厚ながらもクドさがなく、滑らかな口当たりと深いコクが心地よい✨ 職人の細やかな技と、素材への徹底したこだわりが感じられる めくみで味わう冬の蟹は、ただの寿司を超えた究極の一貫✨ 本物の蟹の美味しさを知るなら、冬のめくみは間違いなく訪れるべき一軒✨
2024/12訪問
1回
鮨 まさ | 2万円以下で楽しむ冬の蟹尽くし 鮨まさの冬季限定の蟹料理は、驚くべきコストパフォーマンス✨ 2万円以下で味わえる蟹尽くしの寿司コースは、まさにこの時期ならではの贅沢な体験 身がぎっしり詰まった蟹の握りは、繊細な甘みとみずみずしい食感が際立ち、口の中でふわっと広がる旨味がたまらない✨ さらに、蟹味噌をたっぷり使った料理は濃厚なコクがありながらも、しつこさのない絶妙な仕上がり 蟹そのものの美味しさを最大限に引き出した寿司と料理のバランスが素晴らしく、一品ごとに満足度が高い✨ 価格を考えると信じられないクオリティで、冬の味覚を存分に堪能できるコース リーズナブルながらも、蟹の魅力を余すことなく味わえる一軒✨ 冬の日本海の恵みを寿司で楽しみたいなら、間違いなくおすすめ✨
2024/11訪問
1回
鮨 つぼみ | 繊細な仕事が光る小肌 つぼみの小肌は、まさに職人の技が詰まった一貫✨ 酢の締め加減が絶妙で、酸味が程よく馴染みながらも、魚の持つ甘みと旨味をしっかりと感じられる仕上がり 皮目は美しく銀色に輝き、口に入れるとしっとりとした食感✨ シャリとの一体感も素晴らしく、一口噛むごとに酢の香りと魚の旨味が広がる✨ さりげなく施された包丁の細工が、舌触りの滑らかさを生み、食感の心地よさを際立たせる 派手さはなくとも、一貫の中に計算された美しさとバランスが感じられる✨ まさに江戸前鮨の真髄を味わえる、つぼみ自慢の小肌✨
2024/09訪問
1回
鮨 はしもと | 職人の誇りが詰まった小肌 はしもとの鮨は、どの一貫も丁寧な仕事が施され、素材の魅力を最大限に引き出している✨ その中でも特に印象的なのが、大将が自信を持って握る小肌 一口食べると、酢の締め加減が絶妙で、ほどよい酸味とほのかな甘みが口の中に広がる✨ しっかりとした締まりがありながらも、硬すぎず、ネタとシャリが一体となる心地よい食感 皮目の美しさも際立ち、銀色に輝く小肌は、まさに職人の誇りを象徴する一貫✨ シンプルながらも、細部にこだわりが詰まっており、一口ごとに計算された旨味が感じられる 江戸前鮨の真髄を味わえる、まさに大将の自信作✨ 小肌の美味しさを知るなら、はしもとは間違いない✨
2024/12訪問
1回
鮨 尚充 | 舌に絡みつくシャリと濃厚なウニ 尚充のウニは、まさにとろけるような濃厚さ✨ クリーミーで甘みが強く、口に入れるとシャリと一体となり、旨味がじんわり広がる 特に印象的なのは、シャリの絶妙な粘り✨ さらっとほどけるのではなく、ほんのり舌に絡みつく食感がウニのなめらかさと見事に調和し、口の中で贅沢な余韻を生む 雑味のない上質なウニの甘さと、計算されたシャリのバランス✨ 噛むほどに深みが増し、最後の一口まで幸せを感じる一貫 じっくり味わいたくなる、こだわり抜かれたウニとシャリの組み合わせ✨ 口の中でとろける極上のウニを楽しみたいなら、尚充は間違いない一軒✨
2025/02訪問
1回
鮨 さわ田 | 夫婦で紡ぐ江戸前の味 さわ田の魅力のひとつは、ご夫婦で息の合った仕事をされていること✨ 大将の研ぎ澄まされた握りと、女将の温かいおもてなしが絶妙に調和し、店全体に心地よい緊張感と穏やかさが共存している 職人の技が光る江戸前鮨を、大将が一貫一貫丁寧に握り、女将がさりげなく気を配る✨ この絶妙なバランスが、さわ田ならではの特別な雰囲気を作り上げている 一流の鮨を味わうだけでなく、夫婦で築き上げた温もりある空間を感じられる、まさに職人の鮨と人の温かさが交わる名店✨
2023/10訪問
1回
天寿し 京町店 | 九州前寿司の粋と愛らしいイカ 天寿しでの食事は、九州の海の恵みを存分に楽しめる素晴らしい体験✨ どの握りも素材の持ち味を最大限に引き出し、丁寧な仕事が光る一貫ばかり 特に印象的だったのは、イカの握り✨ 一般的な切り込みとは違い、くるくると巻かれたような独特の形状で、見た目も可愛らしい✨ 口に含むと驚くほど柔らかく、ほのかな甘みが広がり、噛むほどに旨味が増していく トロはなめらかでとろける食感、エビや白身魚は繊細な甘みが際立ち、それぞれの持ち味を最大限に活かした握りが続く✨ どの一貫も、職人の技とこだわりを感じさせる仕上がり 大将の手さばきを目の前で楽しみながら、九州ならではの鮮魚の魅力を堪能✨ 特に巻かれたイカの可愛らしさは、味わいとともに記憶に残る特別な一品✨
2023/10訪問
1回
鮨さいとう 麻布台 | 究極の鮨体験 まさに至高の鮨✨ シャリとネタのバランスが完璧で、一貫ごとに職人の技が感じられる素晴らしい時間でした イカはねっとりとした甘みがあり、穴子はふんわりとろける食感で、絶妙なタレがさらに旨みを引き立てていました✨ そして握りの一体感が素晴らしく、口に入れた瞬間に溶けるような心地よさ お店の雰囲気も上品で落ち着いており、職人さんの所作や会話も含めて特別な体験ができました✨ 鮨好きなら一度は訪れるべき名店✨
2024/11訪問
1回
菊鮨のコースは、素材の質と調理の精度が際立つ体験でした。前半は白身魚の繊細な甘みを生かした皿や涼やかな小鉢が続き、季節感をしっかりと表現。中盤には焼き物や酒肴で香ばしさや旨味の厚みが加わり、緩急のある流れに引き込まれます。鮨はネタの鮮度と握りの一体感が素晴らしく、特に雲丹の手巻きや脂ののった赤身は印象的。最後まで丁寧な仕事と程よい余韻が続き、職人の真摯さが伝わる食事でした。 新装された菊鮨にて、Yoichi Loop × Domaine Takahikoとの貴重なコラボレーション。九州と北海道、それぞれの風土と想いが交差する特別なひとときでした。新たな空間の中にも、どこか懐かしさを感じる温もりがあり、余市の風を感じながら心ほどける時間を過ごせました。 先日、菊鮨に再訪しました。大将の温かい笑顔と優しさにまた心を打たれました。食事は以前にも増して素晴らしく、特に12月のこの時期は河豚、蟹、白子を同時に楽しむことができるので、季節感あふれる食の饗宴を堪能しました。
2025/07訪問
7回
この日の「鮨しゅんじ」では、秋の恵みを存分に堪能することができました。まず驚かされたのは、圧倒的な存在感を放つ特大の蛤の揚げ物。外は香ばしく、中からは旨みがあふれ出し、口いっぱいに海の滋味が広がります。続く秋刀魚は脂のりが抜群で、秋ならではの濃厚さを実感。さらに、しゅんじさんの代表作ともいえる「すじこ」は、一粒一粒が輝き、シャリとの一体感に思わず笑みがこぼれる完成度でした。そして幸運にも出会えた極上の赤雲丹は、クリーミーで雑味のない甘さが広がり、至福のひとときに。技術と素材の力が響き合い、心から「来てよかった」と思わせる食体験。最後まで高揚感が途切れない、まさに幸福な昼となりました。 今日は「鮨しゅんじ」で今季初の新子をいただきました。繊細な仕事が施された小肌は、まだ幼いながらも淡い旨味と爽やかな酸味が調和し、口に含むとほのかな甘みが広がります。赤酢のシャリが柔らかく包み込み、夏の始まりを告げる一貫として印象的でした。親方の丁寧な所作と共に味わう初物は格別で、四季の移ろいを舌で感じられる瞬間でした。 鮨しゅんじ | 美しい鯖と絶品こはだ 鮨しゅんじでのひとときは、洗練された江戸前鮨の魅力を存分に味わえる時間でした✨ 特に印象的だったのは、美しく輝く鯖と、絶妙な締め加減のこはだ 鯖は、まるで銀箔をまとったかのような美しい光沢✨ 口に入れると程よく脂がのり、旨味がじんわり広がる✨ 酢の加減も絶妙で、シャリとの一体感が素晴らしい こはだは、江戸前寿司の真髄を感じさせる一貫✨ しっかりとした締め加減ながらも、酸味が柔らかく、噛むほどに甘みが増していく✨ シャリとのバランスが見事で、一口ごとに職人の技を感じられる その他の握りも、素材のポテンシャルを最大限に引き出した逸品揃い✨ 料理の流れやテンポ、店の雰囲気も心地よく、贅沢な時間を過ごせました✨ 美しい鯖と、絶品こはだを味わいたい方には、ぜひおすすめしたいお店✨
2025/09訪問
3回
冬の静けさが深まる頃、 こま田さんのカウンターには、 不思議と人の心をほどくような、やさしい空気が流れていました。 一貫一貫に感じるのは、 強さや主張ではなく、 素材と向き合う誠実さ、そして静かな思いやり。 シャリは控えめで、口に含んだ瞬間にすっとほどけ、 ネタの持つ冬ならではの旨みを、そっと支える存在。 火を入れたものも、生のものも、 どれもが「ちょうどよい距離感」で供されます。 特に印象的だったのは、 脂ののった魚であっても重さを感じさせない構成。 香り、温度、切り付け―― すべてが穏やかに整えられていて、 食べ進めるほどに心が静かになっていく感覚がありました。 派手さはないけれど、 確かに心に残る。 冬の夜にそっと寄り添ってくれるような鮨。 「美味しい」という言葉よりも、 「やさしかった」という感想が、 自然と浮かんでくる一席でした。 また季節が巡った頃、 この温もりに、静かに再会したいと思います。 柔らかな雌鮑は上品で奥行きのある旨みを感じさせ、 三重県産サワラは香ばしい炙りの香りとともに優雅に広がる。 最高の一貫は、爽やかな紫蘇を挟んだキス。 一皿ごとに完成度が高く、心から「完璧に楽しい一食」と思わせてくれる時間でした。
2025/12訪問
2回
創造性に富んだ新感覚の寿司を楽しめました。江戸前の伝統をベースにしながらも、発想が自由で、随所に個性が光ります。特に印象に残ったのは、香ばしく揚げられた鮎をつまみとして出す一皿で、ほろ苦さと食感のバランスが絶妙でした。生穴子のすしはとろけるような柔らかさと自然な甘みが際立ち、滋味深い味わい。さらにキスのすしは繊細で清涼感のある後味が印象的でした。伝統と革新が調和した、富有想像力の新式寿司体験と言えるお店だと思います。
2025/09訪問
1回
今回の「鮨 めい乃」では、夏らしい爽やかな前菜から始まり、食材本来の鮮度と香りを生かした握りまで、一貫して完成度の高いコース構成でした。白身は澄んだ旨味と心地よい食感があり、光物は脂と酸のバランスが美しく、海苔の香りを引き立てた軍艦や、濃厚な雲丹は口いっぱいに広がる甘みが印象的でした。赤身から中トロ、大トロへの流れも自然で、最後まで緩みのない鮨でした。季節感、火入れ、包丁仕事の全てに細やかな心配りを感じられる素晴らしい一夜でした 初夏の涼を感じる構成で、清々しさと芯のある旨味が調和した一貫一貫。繊細ながら力強いシャリと、ネタの持ち味を活かす丁寧な仕事に、めい乃らしさが光る。端正な所作と心地よい緊張感の中で、季節と真摯に向き合う鮨を堪能した。 初訪にもかかわらず、静かに心を惹きつける品々の連なり。丁寧に重ねられた仕事と、しなやかさを纏った赤酢シャリが印象的。押しつけがましさのない所作の中に、芯のある美学が滲み出る。ここから始まる鮨との対話に、素直に感謝したい一夜。
2025/08訪問
3回
もう四回目の鮨さかい訪問。大将はいつも温かく迎えてくれ、とても親切。日本酒のペアリングも毎回完璧で、鮨との相性が素晴らしい。素材の鮮度も申し分なく、一貫一貫が職人技の詰まった逸品。何度来ても変わらぬ美味しさと心地よい雰囲気に、つい足を運んでしまう。鮨の繊細な味わいと日本酒の絶妙な組み合わせを堪能でき、今回も大満足。またぜひ来たい。
2024/11訪問
3回
The Tabelog Award 2025 Gold 受賞店
食べログ 寿司 TOKYO 百名店 2025 選出店
水天宮前、人形町、茅場町/寿司
日本橋蛎殻町すぎたで過ごした3時間余り、心から満ち足りた夜となりました。 柔らかな千葉の黒鮑に始まり、酒肴はすべて追加して味わい尽くし、旬の喜びを堪能。 一貫一貫の寿司には、親方の真心と技が宿り、その余韻が胸に深く響きます。
2025/09訪問
1回
九月初旬にすし宮川を訪問。凛とした空間の中、誠実なおもてなしと共にいただくお任せは、一貫ごとに親方の心意気が伝わってくる。 まず印象的だったのは赤酢のシャリ。酸味と温度のバランスが絶妙で、ネタの持ち味を自然に引き立てる。その真価を最も感じさせてくれたのが小肌で、締め加減が見事。香りと旨味が幾重にも重なり、江戸前の粋を体現する一貫だった。 名物の雲丹は、この日はむらさきとバフンの二種類。むらさきはよりクリーミーで濃厚な口当たり、バフンは冷水産らしく粒が大きく、甘みが際立つ。赤酢のシャリと調和した瞬間、それぞれの個性が鮮やかに浮かび上がり、食べ比べの楽しさを存分に味わえた。 さらに全国各地から蒐集した酒器も魅力の一つ。この日は「黒龍」を、親方自ら制作した猪口でいただいた。土の温もりが酒の柔らかな旨味を引き立て、特別なひとときを演出してくれる。また、店名の「宮」をあしらった漆器の猪口は、すし宮川のために特注されたもの。酒・器・鮨が響き合う世界観こそ、この店の真骨頂だろう。 穴子のふんわりとした口溶け、車海老の鮮烈な甘み、大トロの脂のキレなど、全体を通して緩急があり、最後の玉子まで一切の隙がない構成。 素材の確かさと職人技、そして器や酒の調和。すし宮川は、まさに一期一会の物語を紡いでくれる銀座の佳店だと改めて実感した。