2回
2025/01 訪問
平日の夜営業の確認をしたところ、その日は営業されていないとのことで、土日のお昼に予約した。
聞くところによると、鰻は注文から30分程かかるとのことで、注文の品が決まっていれば到着時に合わせて提供してくれるとのこと。
今回は竹(税込3800円)を事前注文しておいた。
お店に到着とても素敵な空間で接客もとても丁寧。
これは期待出来ると確信し、追加で鰻玉、鰻ざくを注文しようと女将さんにお声掛けするも鰻を使用した料理は時間がかかるとのこと。この徹底ぶり、むしろ好感触。
電話でお話されていたとおり、鰻重はすぐに到着。
鰻はとてもふっくらしていて、臭みもなく、皮が箸ですぐにほぐれる。タレも私好みのさっぱりしたものだった。山椒も香りが強くピリッとしてすっと引く。奈良漬け、お吸い物もしんじょ入りで上品だった。
次回はビールや日本酒と共に骨せんべい、鰻ざく、白焼きといってから、最後にお重ってな感じでいきたいと思いました。とても美味しい鰻をありがとうございます。
再訪確定。また、よろしくお願いいたします。
2025/01/11 更新
関西方面での予定を終えて、少し寄り道の白浜訪問でしたが、白浜最後の食事はこちら、やまのうちに決めていました。1月に家族と来てから忘れられずにいました。念願の再訪でした。
事前に来店の予約の電話をすると、席の希望を聞いて頂き、以前伺った時に通していただいた洋室に改装されたと思われる角部屋をお願いいたしました。
また前日に食べログでメニューを見ながら注文をさせて頂きました。
来店当日は雲ひとつない快晴で丘の上にあるお店からの眺めが良かったです。お店の玄関にはいつもと変わらず(もちろん生られた花は異なりますが)立派な生花がありました。お部屋は陽の光がたっぷり注がれていますが、部屋はしっかりエアコンが効いていて快適です。
まずは日本酒を頂きました。メニュー外に「紀土」があったので、こちらの純米大吟醸を。
最初の1杯目は東洋佐々木ガラスの丸っこいグラスでの提供でしたが、美味しくてお代わりをした際は
足つきのワイングラスでの提供となりました。
お酒と共に、鰻の骨せんべいがお通しで到着。
揚げたての骨せんべい派油っぽさを感じさせず、とても美味しいです。そのまま、塩、山椒塩の3パターンで味わえます。
少しするとハーフ白焼きと鰻巻きの相盛りが到着。
来店し気付きましたが、実はメニューが改定され
こちらは現在派提供していないようです。
知らずの注文でしたがご対応頂き多謝です。
白焼きには山葵と専用のつけ醤油が、鰻巻きにはタレがついてきました。前回訪問時にはお重だけ頂いたので、この白焼きのふっくらさと繊細さ、そしてだし巻きになっている鰻巻きは初めての経験です。
続いて鰻ざく到着。お酢の味が上品で、なますには茗荷も混ざっていてとてもすっきりとした味わいです。タレに漬け込まれた鰻との相性も素晴らしかったです。
あまりの美味しさにゆっくりと味わっていたので、店員の方が、お重を召し上がるさいはお声掛け下さいと、お気遣い頂きました。
追加で日本酒 南方を頂きました。合わせて頂いたグラスはまさか材質は蛍石ではないでしょうが不思議な材質でした。
そんなこんなでようやくお重に。蓋を開けると、
まずタレに漬け焼かれた鰻のてりに眼福を覚え、そしてタレの香りを感じると、奥にはお花が。鰻を箸で持ち上げて御飯の上に山椒を敷くと、目と鼻から交互に幸せが脳に押し寄せてきました。
一口運べば、これが食べたかった鰻と感無量。
後は無言で食べ切ってしまいました。
この鰻を食べたくて白浜に来ているのかも。
ふと、そんな言葉が頭に浮かび、見送って下さった女将さんにその旨告げてお店をあとにしました。
ご馳走さまでした。