この口コミは、食べロガー(半人前)さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
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夜の点数:5.0
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¥10,000~¥14,999 / 1人
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料理・味 -
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2025/08/30 更新
とてもステキなお店ですが口コミが多くないので
普段はメニュー毎に感想を書くのは面倒なのでやらないですが、この口コミを見て行く方が増えたら良いなと思いしっかり書こうと思います
三島駅からタクシーで向かい、一通なので少し歩くと着きますと言われ40秒ほど歩きお店に着きました
インターホンを押すと、女性のソムリエの方が笑顔でお出迎えして下さいました
1名での予約で、他にお客様は居なかったので私の為に営業してくれていると思うととても贅沢でした
席はテーブルをお願いしていました
テーブルでもどの席にたるだろうと考えていたら、キッチンの見える方でした
中までは見えませんが料理している所や動いているところを見られるのはライブ感があり面白いなと思います
メニューはティーペアリングの¥12100のコースをお願いしました
〇1杯目
ほうじ茶のティーペアリング
紫蘇のアイス(?)
炭酸出し
静岡齋藤茶園 無農薬
お茶に手を加えるティーペアリングは多く存在すると思いますが、アイスからこだわるお店はどのくらいあるのでしょうか
1杯目からこだわりを感じました
そのままでも美味しくグビグビ飲めます
紫蘇とほうじ茶が合うことに驚きました
〇前菜
・モヒートをイメージした1口ジュレ
・カワハギのマリネ
駿河湾で取れた
・ヤングコーンに天使の海老を詰めたもの
とうもろこしの髭を回りにつけた
エビのソース
・スパイスのサブレ、自家製生ハムにキノコペーストを挟んだもの
上からマッシュルームのパウダー
・タルト
ブラックベリーのソースを使ってローストしたビーツをあえた
レモンのクリームソースを上に乗せる
中に牛のリエット
ボルシチイメージ
・契約農家からのトマトとスイカのガスパチョ
前菜一つ一つから手間を感じました
変に創作感を出すお店もありますが、間違いない組み合わせで美味しく作られていて前菜から安心感がありました
〇2杯目
和紅茶とスパイスとトロピカル
〇恋するマロン マロンスープ
静岡のオリーブオイル
エシャロットとオニオンを焼いて砕いたやつをふりかける
ブラックペッパー
〇ペアリングの感想
単体だとパンチの弱いドリンクも
マロンのスープが甘いから、和紅茶を飲んだ後にすっきりとする味わいに
マロンとトロピカルな香りとスパイスで後味にまとまりが出来きた
〇3杯目
抹茶と玄米茶ベース
ケアニンという成分が魚と相性がいい
玄米茶の香りが強く、飲むと抹茶の苦味を感じる
〇金目鯛の鱗焼き
スープドポアソン
ハーブオイル
ソースからトマトの旨味と甘味を感じる
ハーブオイルがとても良い役割をしている
皮目がパリッと焼けていて美味しい
〇ペアリングの感想
金目鯛の後に飲むと、スープドポアソンのソースの甘みで抹茶の苦味が少し軽減される
口がとても爽やかになり、茶畑が口の中に広がるようでした
〇肉メイン
あしたか牛のロースト(ヒレ)
赤ワインソースに山椒
ソースヴァンルージュ
あしたか牛のパルマンティエ(じゃがいものグラタン)
契約農家からのトマトをロースト
お肉が驚く程柔らかい
ナイフがめちゃくちゃ良いナイフなのか、お肉が良いのか一旦考えた。お肉がとても柔らかかった
この前硬すぎるお肉を食べたので、そこと比較し一人で感動しながらいただく
あしたか牛を初めて聞いたが静岡のブランド牛らしい
〇4杯目ほうじ茶ベース
庭で採れたローズとスパイスを加えて作っている
〇ペアリング
ドリンクだけで飲むと酸味を感じあまり美味しいと思えなかったが、肉料理と合わせるの肉の脂の重たさが酸味によって抜け、和紅茶の香りが鼻を抜けて口の中が軽やかになった
最後に和紅茶のまろみがくる
〇〆のあしたか牛のハヤシライス
シェフのスペシャリテのデミグラスソースを使っている
1週間かけて煮込むデミグラスソース
味に深みがあり病みつきになるような大人な味
買っていけば良かったかな……と少し後悔
日本人なのでやはり〆は米ですよね〜と
お米も何か工夫がされてそうな感じでした
パンは自家製
黄身が多いから黄色いパン
甘くて美味しかった
お客様のタイミングに合わせて焼くらしい
パンの販売もしたらいいのにと思う程です
〇デザート
ピオーネとブルーベリー、シャインマスカットのテリーヌ
ヨーグルトアイス
最後は軽めにフルーツ系のデザート
分かりやすく書くとぶどうのゼリーテリーヌ、ヨーグルトアイス添えです
王道に美味しい組み合わせ
ヨーグルトで口の中がさっぱりとして夏らしい1品でした
創作感無く王道な美味しいフレンチに、レベルの高いティーペアリングで何段階も美味しくなっていました
お茶をやっているだけでは作り出せないペアリングだと思います
ソムリエさんだからこそだなと思いました
食べた後の味わいを大切にペアリングされているのかな?と勝手に思っています
飲んだ後の味のまとまりと、新しい味が食べて飲んでいてとても楽しかったです
ご馳走様でした