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あんこ沼はとても深い ー 大阪・高麗橋の和菓子屋さん。創業時期については、店内の明治21年9月9日付けの古文書によれば天保9(1838)年にあたるが、実際は江戸初期にまで遡るという。和風の佇まいにテーブル席が3つ(12席)あり、喫茶利用が可能。 高麗餅 ¥800- 栗羊羹 ¥450- ※喫茶は煎茶付き ・高麗餅は、求肥をこしあん、つぶあん、白あん、抹茶あん、ごまあんの5種類で包んだもの。小豆は小田垣商店さんの丹波大納言で、綺麗な水を使い、幾度も裏漉ししたおかげで変なクセがなく、口触りなめらか。 みなさんの食べログ同様に、あんこはさっぱりしていてクドさがない。このうち1番濃厚に感じたのは抹茶あんだが、やはり5つ揃って餅のおいしさを引き立てている気がする。これまで あんこで頭痛がする、甘すぎて苦手という人に試してもらいたい。 こちらの高麗餅は、周りに喫茶店のない時代に一服できるようにと、18代目久保氏の曾祖父の代が考案したもので、名付け親は歌舞伎役者8代目松本幸四郎という。 ・栗羊羹は割栗が2、3個入っている。こちらもあんこが素晴らしく、ビロードのようになめらか。蒸したのと違い、ツルリとみずみずしい寒天と相まって口当たりがとても軽い。一棹はペロリと食べられる。 お店の方いわく「栗のシーズンは10月まで。来週あたりから銀杏餅にかわりますが、そのあとは柚子を使ったお菓子になります」とのこと。ほかの上生菓子の材料や、店頭に出す頃合いを詳しく教えてもらえて、ありがたい。 * * * 話は店の創業に戻る。1837年は大塩平八郎の乱があり、高麗橋を含む船場、天満、上町のほぼ全域が焼失。1838年は近所に緒方洪庵の適塾(大阪大学の原点)が開かれた。本店は近世日本の舞台ともいえる地域に あり続けている貴重な存在。 店内には2点の額が飾ってある。一つは豊竹山城少掾(とよたけやましろのしょうじょう)が揮毫した扁額「菊壽堂」。人間国宝であり、文楽における伝説級の大夫の手によるもの。 もう一つは店の来歴に関する古文書を額装したもの。これを見る限り、かつて「心斎橋北入西側」にある「御菓子司所」であり「大和屋精霊堂 藤原義信」が御用をつとめていたことがわかる。用紙の余白に菊花と「壽」の捺印がしてあって、今の店名を連想させる。 店はメトロ堺筋線・京阪本線 北浜駅から徒歩5分程の所にある。この界隈は菓子屋さんが点在しており、メトロ御堂筋線 淀屋橋駅から散歩して巡るにも丁度いい。ハマるほどに奥が深いあんこ。あんこの沼が気になる方はぜひどうぞ。 ごちそうさま
2024/11訪問
1回
食べログ 和菓子・甘味処 WEST 百名店 2023 選出店
西町、中町、荒町/和菓子、甘味処、大福
人生の節目節目に、お餅あり ー 富山県富山市にある有限会社石谷餅店。明治後期に「石谷せんべい屋」として創業し、昭和初期より「石谷もちや」と名を変える。お餅、饅頭、赤飯など、人生のイベントに寄り添った食べ物に事欠かない。必ず食べたい時は、予約がオススメ。 富山といえば「鱒寿司」が知られるけれど、「あやめ団子」もそこここの餅店や菓子店で売られている。風味や団子の食感など、店ごとに違いがあって、こちらは苦味と甘味の入り混じった濃厚な蜜と、つき立てと思うような、もっちりした団子が特徴。焦げ具合も抜群。 あやめ団子 1本 ¥140 名前の由来は定かでないが、あやめの咲く初夏に売られるからとか、6月の日枝神社(ひえじんじゃ)の山王まつりで売られるから、この名がついたらしい。もともとは季節限定の団子だったというが、評判を呼び、通年販売されているという。 お店の説明 富山県産の新大正餅米と上新粉をブレンドした、モッチリとした食感の特徴あるお団子生地がおすすめのポイントです。そして、沖縄県産の黒砂糖の蜜をからめた少し苦みもあり濃厚な味わいのお団子です。当店の代名詞と言える商品です。 ごちそうさま
2025/06訪問
1回
和菓子を堪能する静かな世界 ー 愛知・地下鉄東山線 伏見駅から徒歩2分程の所にある、昭和3年(1928)創業の店。名古屋市内で、中でも茶の世界で一目置かれる名店の呼び声高く、羊羹、水羊羹が特に人気という。オフィス街に位置するためか、日中は静かなお茶の時間を独り占めすることができる。 店頭は石と木がメインのシンプルな設えで、贈答用の見本箱がずらりと並ぶ。一番奥のケースに生菓子4、5種と半生菓子3、4種がおいてあり、季節によって内容が入れ替わる。店員さんは頗る丁寧な接客で、こちらが尋ねれば材料や製法について全て答えてくださる。それぞれ餡子に特徴があって目移りする。 生菓子 椿 ¥400-未満 ※喫茶は自動的に(お薄)抹茶セット 計¥880- この中で気になったのが、大島あん。黒糖を合わせた こし餡のことで、豊かな香りとコクが特徴。いわゆる道明寺餅の一種で椿を模しているが、大島と椿の名前を掛けたのだろうか。下に敷かれた椿の葉の色や艶、形も素敵。道明寺粉の風味豊かな生地はもっちりとして、氷餅をまとって歯切れ良く、大島あんのふくよかな甘さが引き立つ。 ごちそうさま
2025/02訪問
1回
トマト使いに感嘆 ー 京都・阪急京都線 烏丸駅最寄り、明治18年(1885)創業の和菓子屋さん。白を基調とした店内は開放的で、現代アートも飾ってあって六角店とは180度違う雰囲気。そういえば昨年に比べて、琥珀流しと生菓子セットを頼んで2千円オーバーになっている。 琥珀流し ¥980- 抹茶と生菓子 ¥1,150- 本店5月の琥珀流しは抹茶、トマトの2種類から選べる。抹茶の食べログは一年前を参照されたい。トマトは、タネの違和感と特有の酸味がすぐに立ち消えるほど、フルーツトマトのように濃厚な甘さが口中を支配する。 トマトはとてもみずみずしく、まるでグレナデンシロップに漬けたような印象を受ける。かすかにレモンの爽やかな余韻。隣から「なんだか健康になれそう」との感想が聞こえる。 寒天は、これまでいただいた中で2、3番目のやわらかさ。スプーンで切り分けようとすると、逃げるようにユルユルと動く。 菖蒲(あやめ) こし餡を入れた上生菓子。横から見ても上から見ても、菖蒲の花が咲いているような姿かたち。こし餡は口どけ滑らか。生菓子をいただいたあとの抹茶は、菓子の甘さと抹茶の清々しさ両方を味わえる。要は、幸せ ということ。 ごちそうさま 京都・阪急烏丸駅から徒歩数分、高倉通りを挟んで大丸のすぐ近くにある大極殿本舗本店。時に10月 日曜の午後、珍しく待ち時間なしで入店。 琥珀流し(10月) くりあん ¥850- 栗ぜんざい ¥1,500- 本店の琥珀流し(10月)は、こしあん、くりあんの2種類から選択できるが、くりあんを味わえるのは本店だけ。 栗の味と食感は、よくある甘露煮と違って甘すぎず自然。ふっくらツヤツヤの丹波大納言と栗を、フルフルと揺れる寒天とともにいただく。淡い黄色を帯びた くりあんが全てをやさしく包み込んで、口当たりはみずみずしくサッパリ。 栗ぜんざいは季節問わずあるようで、それでもこの季節にいただくと格別。粒だった大納言を贅沢に使い、丸餅のおこげや栗の黄色が食欲をそそる。絵に描いたような見栄えに劣らず、充実の中身でアツアツ、量も程よい。ぜんざいも汁粉も普段は滅多に選択しないが、これはまた食べたくなる。 ごちそうさま 京都・阪急四条烏丸駅から徒歩圏内にある高倉本店。長蛇の列ができる人気ぶりで、16時を過ぎても 40分程並ぶ。喫茶の最終入店は17時迄で、閉店は18時というから、遅く行く程 滞在時間は短くなる。同様に六角店も混雑しているという。 琥珀流し レモン ¥850- 店員さんから「今月はレモンと冷やし飴になります」との案内があり、レモンを注文。六角店と違って、本店で提供されている8月の琥珀流しは、冷やし飴とレモンの2種ということがわかる。 全体の色味は淡いイエロー。サイコロ状のジュレはレモン風味でサッパリと、透明の蜜はレモンの爽やかさと甘さを掛け合わせてトロリ。 寒天のカタさは、みつ豆に入っている寒天と思うくらい、過去1番主張している気がする。極限のやわらかさを期待する方には肩透かしかもしれない。 ぬるめの煎茶で喉を潤しつつ、ひんやりと冷たい琥珀流しで涼をとる。立秋を過ぎて、夕方の四条通にも涼しい風が吹くようになった。腹ごなしがてら、祇園や八坂神社界隈を巡るのにもちょうどいい。 ごちそうさま 大極殿六角店栖園とたべくらべ ー 阪急・烏丸駅に程近い本店にて、5月の琥珀流しをいただく。 本店は、京町家らしく奥に細長い建物。待合を抜けると、白を基調とした室内に坪庭の自然光が降りそそぐ。 琥珀流し ¥850- 5月の琥珀流しは、抹茶のみつと小豆のトッピング。ほかに本店オリジナルのトマトの琥珀流しがあり、こちらも評判。 寒天は、長方形状に規則正しくカットされていて、一つひとつが大きい。スプーンで切り崩しながら、抹茶と絡ませていただく。 抹茶のみつは、甘さのあとにお茶の苦味が感じられる。お茶特有の清涼感というべきか。ほろ苦いスイーツが好きな方にオススメ。 器の中央に盛り付けられた みつは、清流に浮かぶ青楓、モミジの一葉を想像させる。すがすがしさ満載。 小豆は大粒で、ふっくらと煮てある。喉越しの良い寒天と みつ のハーモニーに、豆のまったりとした食感が加わって、サッパリした味わいと上品な甘さとが共存する。 店内は六角店より席数が多く、テーブル席の脇にベビーカーを付けても 人の通れる広さがある。 六角店よりも駅近でアクセスしやすいためか、常に混雑している印象。この日は待合から食すまでに20分程要したが、店員さんの気遣いがあって、待ち時間もさほど気にならない。 ごちそうさま
2025/05訪問
4回
桜の季節のかわいらしい鯛焼 ー 東京・上野にある菓子屋さん。大正14年(1925)大阪・八尾市に創業し、翌1926年に上野店、1979年に青山店(現在の本店)が開店。創業した土地は、味わい深い根菜果実が手に入りやすいところで、素材にこだわった和菓子を提供している。 ▫️小鯛焼 籠入り5個入り ¥1800- ※うち1個は季節限定さくら小鯛焼。日持は4日間 ▫️桜餅 2個 ¥400-/個 ※日持は当日中 ▫️五智果(生姜) 1袋 ¥470- ※日持は約1ヶ月程度 小鯛焼は、頭から尻尾の先まで丹波大納言の粒餡がたっぷり入る。焼きたてのと違って、しっとりムッチリした食感。幸せ〜。おめでたいことがなくても、つい買ってしまう。 桜餅は、道明寺粉製で淡いピンク色した生地の中にこし餡が入る。色合いもサイズも味も三拍子揃っている。包装がとても丁寧で、遠方に持ち帰るのも安心。 五智果(ごちか)は砂糖漬け。国産の果実野菜の味わいがそのまま残る。生姜はヒリヒリと、独特の繊維を残したサリサリとした食感。五智果は桃林堂といえば、、、の代名詞的な存在の一つ。 次回は東京国立博物館訪問の折に、こちらの喫茶を利用したいと思う。 ごちそうさま
2025/04訪問
1回
あんみつ時々あーちゃん ー 愛知・地下鉄東山線 名古屋駅から栄駅で名城線に乗り換え、東別院駅から徒歩5、6分の所にある甘味処で、特に かき氷と きな粉が話題の店。 看板犬の柴犬あーちゃん(あずき)が熱烈に歓迎してくれる。人も犬も好きで、すぐに背を預けてくる。巷の柴犬カフェよりも非常に距離が近いやもしれない。ふれあいを求めて、あーちゃん目当ての客も多いという。 あんみつ ¥750- かき氷以外も評判で、今回はあんみつを注文。小倉餡、えんどう豆、寒天、紅白の求肥に黒蜜をタラリ。固さを感じさせない寒天と、さっぱりした小倉餡の組み合わせは まろやかで、すっきりとした喉越し。 ごちそうさま
2025/02訪問
1回
バレンタイン期間の生茶ゼリイ ー JR京都駅構内にある直売店。喫茶の方はいつも賑わっているが、こちらは店員さんと一対一で相談しながら、プレゼントや日常遣いの品をじっくり選べる。 期間限定 コイスルナマチャゼリイ ¥600程度 バレンタインに合わせて登場した季節ゼリイ。あでやかなピンクとグリーンの対比が見事。今年はチェリーブランデーが加わり、さらにコクが増した気がする。いつもより濃いめの抹茶ゼリイに、フランボワーズ味の白あんがネットリ絡む。自力で盛り付けたゼリイは、店頭のポップのような見栄えとは程遠いけれど、味は格別。涼香の生茶ゼリイの次に印象深い。 この時期はマルトベイク(抹茶)も限定品が出るので、気になる方はどうぞ。 お店の説明 こっくりとミルキーなコクのあるラズベリーチョコクリームに、今年はチェリーブランデーを加えてフルーティーな味わいに仕立てた『コイスルナマチャゼリイ』。クリームに合わせるのは通常より濃いめの抹茶のゼリイ。ゼリイとクリームの口溶けをお楽しみいただけます。 ※コイスルナマチャゼリイは洋酒を使用しておりますので、お子様やお酒に弱い方、妊娠・授乳中の方、運転時などはご遠慮ください。 原材料 生クリーム(国内製造)、ホワイトチョコレート、白玉(もち米粉)、砂糖、白あん、フランボワーズ、抹茶、水飴、ブランデー、食用精製加工油脂、乳脂/ゲル化剤(増粘多糖類)、調味料(アミノ酸等)、トレハロース、加工でん粉、酵素、乳化剤、着色料(紅花黄、野菜色素)、香料、(一部に乳成分・小麦・大豆を含む) ごちそうさま
2025/02訪問
1回
医食同源で一皮剥ける?巳年 ー 明けましておめでとうございます。こちらは京都・嵐山、保津川や渡月橋を臨むホテル翠嵐のカフェ。元旦は予約者のみの利用で、築100年を超える建屋「八賞軒」は広々ゆったり。サンルームのように暖かく明るい陽射しを受けて、心も晴れやかになる。竜頭蛇尾のことは今は忘れよう。 「冬のスキンケア」をテーマにしたメニューに、各食材に期待される効能効果が記してある。蓮根は喉の乾燥を癒す効果があり、無花果は腸を潤す働きがあるという。体の内側から健康を目指すコンセプトらしい。ケアの対象となる皮膚が、外と内と一続きである事を改めて意識する。 漢方専門店「薬日本堂」監修「和のアフタヌーンティー」翠嵐オリジナル抹茶付(+サ料10%) ◽️セイボリー ・さつまいもとクリームチーズのサラダ ・金時人参と木耳のあちゃら和え ・ひよこ豆と牛すじの煮込み ・海老とレタスのロール寿司 ・無花果とカマンベールのキッシュ ・舞茸の天ぷら ・サバサンド ・鱈の味噌漬け焼き ・牛蒡と蓮根のピクルス ・笹巻麩(餡入り) ・穴子の八幡巻 下味のついた天ぷら、焼き物等の塩気のあるティーフーズの中に、さつまいも、クリームチーズ、無花果、笹巻麩といった甘さを盛り込んで、味に緩急をつけた印象。メニューに記載はないが、カボチャ風味のポタージュも付いてくる ◽️焼菓子 ・グルテンフリーのカヌレとオランジェット 濃厚な抹茶味のカヌレで、弾力があってモチモチ。ミルク入り?チョコレートに包まれた爽やかな甘さのオレンジピール ◽️甘味 茶寮 八翠× 亀屋良長 3つの和菓子をアフタヌーンティー用にアレンジ ・烏羽玉(柿) 1803年創業当初より受け継がれる亀屋良長さんの代表銘菓。なめらかな白餡に柿を加えて、寒天でつややかに仕上げてある。上品でいて濃密な味 ・醒ヶ井(キャラメルさつまいも) 醒ヶ井(さめがい)通りの由来となった名所だが、現在の井戸は場所を変えて掘り直したもの。コンコンと湧き出る水を表現した和菓子で、ほんのり甘いさつまいもと砕いたクルミ入り。やわらかくフニャりとした餅にコリっとしたクルミの歯触りが好対照をなす ・餡の匣(さつまいも) しっとりした さつまいも餡をスポンジで挟む。上面に散らした黒ゴマが香ばしく、さつまいも由来のやさしい甘さを引き立てる ◽️お飲み物 紅茶・ハーブティー・日本茶・コーヒー等 (24種類の飲み物を好きなだけいただける) ・漢茶(妃美茶) ルイボスにローズとジャスミンが香る ・バリブラン 白茶の一種でサッパリといただける ・ダージリン ファーストフラッシュ マスカットの淡い香り ・エスプレッソ La Perrucheブラウン(ホワイトの提供もある)を混ぜて、まろやかでサラリとした口当たり ・抹茶「山風」 車折神社隣りの「八十八良葉舎」、通称 はとやさんの抹茶を使用した、茶寮八翠オリジナルの一杯。烏羽玉の甘さも手伝って、濃厚でふくよかな味が増す ※上記メニュー 24年11月1日~25年1月7日迄 ※ 1時間30分制(L.O.1時間) あっという間なので、時間配分を慎重に考えたほうがいいかもしれない ※紅茶はダマン フレール、日本茶は孫右ヱ門 ごちそうさま
2025/01訪問
1回
今回は、いただきもので【店頭渡し・季節限定】の山口銘菓。「あぁ外郎(ういろう)か」と思う方にぜひ試していただきたい。こちらは山口外郎を代表するお菓子屋さんの一つ。昭和23(1948)年創立で、現在は県内直営の12店舗を展開する。 生絹豆子郎(すずしとうしろう)抹茶 ¥194- 旬粋 生絹豆子郎〈栗〉【秋限定】 ¥324- 既存の外郎とは歯触りや味わいが異なり、わらび粉のモチモチ感となめらかさ、小豆や手亡豆等の甘さ加減がいい。抹茶の方は色だけで、苦くはない。 秋限定の豆子郎は、蒸し栗のホコホコ感と濃密な甘みが、もっちり歯切れのいい外郎に包まれている。久しぶりに食したせいか、ずっと味わっていたい。オススメの一品。 お店の説明 ・生絹豆子郎 創業者が研鑽を重ね創り上げた⼭⼝外郎の系譜を継ぐ銘菓です。みずみずしさと滑らかな口どけは「生絹」のごとし――。上品な味わいに芳醇な風味を重ねました。 ・生絹豆子郎〈栗〉 口どけ滑らかな「生絹豆子郎」に新栗をたっぷり入れた、秋の定番商品です。職人が丁寧に手刻みする栗は山口県産にこだわり、シーズンの前半は早生、後半を迎える頃には晩生の品種を使用しています。 ごちそうさま
2024/10訪問
1回
京都・河原町にて みたらし団子をいただく。俵形をした 歯切れのよい団子に甘辛いタレがトロリとかかる。出来立てならではの、あたたかく香ばしい 夏の和菓子。 甘味点心 ドリンクセット ¥1,290- ※ドリンクは煎茶を選択。 わらび餅や栗の渋皮煮といったお店の売りを少しずつ満遍なく味わえるセットで、煎茶は軽く2杯いただける。 お店は奥行きの深い造りとなっており、いかにも京都らしい。おもての喧騒がほとんど聞こえてこない。静かなひと時を過ごすのにオススメ。 ごちそうさま
2024/04訪問
1回
冬の京都で豆・まめ・マメ尽くし ー 烏丸御池駅から徒歩6分程の所にある和菓子屋さんで、月替わりの「琥珀流し」冬季限定「相生ぜんざい」をいただく。坪庭に生える南天は赤く色付いていて、すっかり冬の装い。 ◽️琥珀流し ¥850- 黒みつに黒豆トッピング ◽️丹波大納言あづき、備中白あづき製 ¥1,500- 相生ぜんざい よもぎ餅入り 12月の琥珀流しは、黒みつに黒豆をトッピングしたもの。ツルッとした喉越しの寒天に しっとり滑らかな黒豆、そしてベタつくどころかサラリとした黒みつが絡まる。玄冬を思わせる黒(焦げ茶)だけの配色が印象的。 相生ぜんざいは季節限定で、よもぎ餅と紅白のあづきの彩りが鮮やか。一つで大納言と白あづきの両方をたのしめるのは勿論のこと、餅のお焦げとあづきの粒立った食感もいい。 ちなみに12月はクリスマスケーキの予約販売も行っている。春庭良を台にした特製ケーキが2種類、どんな味がするのだろう。 ごちそうさま 京都・烏丸御池にほど近い六角店「栖園」にて、琥珀流しをいただく。この時ばかりは普段の煎茶ではなくサイダーが付いてくる。 こちらは名物「春庭良(カステーラ)」とともに2002年の開店時に誕生した「琥珀流し」がとても人気で、祇園祭の期間はさらに長い待ち列ができるほど。 琥珀流しとミニわらび餅 ¥1,380- 7月の琥珀流しは、ペパーミントの蜜が掛かる。 限界までやわらかくした寒天は、口に入れた途端するっと溶けていくよう。蜜のトロリとした甘さとミントのスースーした爽やかさとがあとを引く。好き嫌いが分かれるところ。 ミニわらび餅は、黒蜜を掛けていただく。こちらも出来立てならではの、トロンとしたやわらかい歯触り。 現在「栖園」として使われているこの建屋は、慶応元年(1865)に築かれた。160年近くもの歴史を重ねた京町家で坪庭を眺めながら過ごすひと時は、何物にもかえがたい。 ごちそうさま 京都市営地下鉄・烏丸御池駅から歩いて数分の所にある六角店。本店の琥珀流しを食してのち、栖園へ。 琥珀流し(5月) ¥850- 食べ比べるつもりは毛頭無かった。ただ何と無く4月の寒天よりも歯応えがあった気がして、この機会にハシゴする。 寒天は直線的なカットで、キューブ状に近い。両店とも「5月」は若干カタさのある仕上がりになっている?4月は今にも みつ と同化しそうな、たおやかで、やわらかい姿と食感に思えた。 季節やトッピングの兼ね合いにより、変化を付けているやもしれないが、この辺は実に曖昧。妄想の域を出ない。 抹茶のみつは、本店より苦味は感じられない(当社比)。勿論、見本にある通り「清涼琥珀流し」を体現していて、甘い中にサッパリとした口当たり。 瑣末なことだが、みつの掛け方(仕上がりの見た目)は、本店と六角店とで違いをもうけているのだろうか。こちらは丸く円状に掛けてある。栖 園 だけに?これも妄想。 小豆は、ふっくら煮てあって、大粒の食感をたのしめる。抹茶の鮮やかな彩りに小豆の落ち着いた色合いが、とてもいいアクセントになっている。 こちらは、黒や焦茶を基調とした室内に坪庭が見渡せる和の空間。庭との距離が近いのもいい。本店以上に静かで快適なひと時を過ごすことができる。 ごちそうさま すはま「まめまめ」を味わう。すはまは、大豆や青豆を煎った粉に水飴や砂糖等を練り込んだ和菓子で、こちらの「まめまめ」には空豆が使用されている。袋入りのほか、贈答用の枡入りもある。 まったりとして濃厚な空豆の風味と、シャリっとした砂糖の甘さとが調和している。お茶は勿論、コーヒーや紅茶の味を引き立てる茶菓子だろう。 塩茹でとは全く異なり、すはまとしての空豆の味わいは、反応がいろいろかもしれない。 包装紙(未掲載)にはお店の代表銘菓、ほかに平安京の軒丸瓦や軒先瓦、左近の桜や右近の橘、そして二条城内の釘隠といった「京都ならでは」のイラスト※がみられる。買ったあとにマジマジと眺めるたのしみが残っている。 豆が好きな方、京都を代表する手土産の一つにもどうぞ。 ごちそうさま ※ 平安京大内裏瓦 緑釉蓮華文軒丸瓦や(二条城の)金銅花熨斗桐鳳凰文釘隠ほか。 寒天の涼菓と大納言のぜんざいをいただく。春夏と秋冬、異なる季節を取合わせる趣向がおもしろい。 琥珀流しと小椀ぜんざい ¥1,580- 4月の琥珀流しは、桜色した薄衣をまとったような寒天で、見た目にも春らしい。水面にゆらゆら浮かぶ花筏の景色に似ている。 口に含めば仄かな甘味と塩味、そして清涼感が広がる。口当たりは、豆かんを極限までやわらかくした感触。 ぜんざいは、大粒の上質な大納言小豆が味わえる贅沢な一品。ふっくら煮た小豆の香りの良さ、そして焼き色のついた香ばしい丸餅を熱々のうちに堪能する。 甘味処はここ六角店のみだったが、今では高倉本店でもいただける。しかも琥珀流しは、六角店とは異なるオリジナルのみつ(蜜)を使っているという。 ごちそうさま
2024/12訪問
5回
年末恒例の吉例顔見世興行の幕間に、とらや さん(ロビーに出店)で限定の利休饅頭を購入。美味。 興行のあとは、南座に通じる菓寮にて、小ぶりなサイズのあんみつ、そして白玉を追加注文。 こし餡に、ツヤツヤとした白玉や琥珀羹、鮮やかな季節のトッピングが映える。お好みで黒蜜をたっぷりかけていただく。 あんみつ小サイズ1,100円。 白玉1個66円@4個。 葛切りであれば白蜜党だが、ここではもっぱら黒蜜党。お茶はサービスで、おかわりも無料。 幕間は、ランチの時間や事前予約とも重なって混雑しており入店は厳しい。昼の部終了後の15時前後は、落ち着いて過ごすことができた。 併設する店舗では京都限定、南座限定の羊羹などが販売されている。また南座直結の出入口のほかに、大和大路に面した出入口があることから、歌舞伎を見る予定がなくても、気軽に立ち寄ることができる。 ごちそうさま
2023/12訪問
1回
自然の甘みに恵まれた寒天 ー 京都御所に程近い甘味処で、夏限定の「あんず氷」が特に人気。また店先では持ち帰り用のあんみつ等も販売する。北野天満宮最寄りの商店街で2000年に開業し、今出川に移ったのが2003年。出町ふたばにも近いエリア。 漆喰壁に木調の家具を配置した、あたたかみのある店内。ローテーブルが5〜6つあり、天井が広々と感じられる。 白玉ぜんざい(温)とミニ甘味セット ¥1,100- ※甘味:ミニあんみつ選択 こちらは、素材にこだわり抜いた豆かんやあんみつも好評。寒天は千葉県産の天草を煮出したもので、黒蜜は沖縄・波照間島の黒糖を、赤えんどうと小豆は北海道産を用いる。店の売り通り、寒天はスッキリとみずみずしく自然の甘さが感じられる。寒天大盛のメニューもあるくらい人気なのだろう。 あんみつの寒天だけでも、ずっと食べていられる。ここに、フニャリとやわらかいあんず、しっとりと たかれた赤えんどうが加わって、口当たりまろやか。全体的にトッピングはやわらかいのかもしれない。ちょっとした磯の香りや干あんずの香りを気にしない人向け。とにかく、ミニとは名ばかりの量で満足度も高い。 メインのぜんざいは小豆が一つひとつ粒立っており、アツアツほくほく。とらえどころのない、絶妙なやわらかさの白玉も相まって、サラリとした粒あんの喉越しと、もっちりした白玉の食感をたのしめる。量が控えめなのでは?と錯覚するほど、とても食べやすく、あっという間に完食する。 ごちそうさま
2025/03訪問
1回
寒い日のあたたかいおもてなし ー 和歌山・高野山、南海バス 小田原からすぐの所にある和菓子屋さん。明治4(1871)年に よろず屋笠國として創業したのち、昭和10(1935)年頃に和菓子屋として開業。交通の便が今程よくない中、高野山を訪れた人々を癒す菓子を振る舞っていたそう。 「食べて行かれますか?」の一声に促されるように、幾つか気になる菓子を注文する。どら焼き(三笠)は日持ちが3日程、他は全て当日中という。聖域と俗世のはざまで、勝ったのは食欲。 店先のショーケースには、やきもちをはじめとして三笠や六法焼き、いも焼き、くるみ餅、酒饅頭等がずらり。持ち帰りのほか店内のテーブル席でいただくことができる。ポットのお茶は無料、セルフサービス。別途、コーヒーやカフェラテも購入可能。外気が上がらない中、店内での一時はとても落ち着く。 くるみ餅 酒饅頭 持ち帰り)やきもち、いも焼き、六方焼き ※それぞれ1個¥160-前後 くるみ餅は、作りたてのおいしさ。歯をやわらかく押し返す弾力と、小粒のくるみのカリッとしたアクセントがいい。何故か、ちもと名物カシューナッツ入り黒砂糖求肥(八雲もち)が頭をよぎる。それぞれの良さがあるが、どちらも好きな食感で、好みの系統だと思う。 酒饅頭は、小麦の皮に麹が加わることで酒の余韻のようなものが華やかに広がる。生地がもっちりやわらかく、中のこし餡は裏ごしされてなめらか。小ぶりと思いきや、とても存在感のある饅頭。 ごちそうさま
2024/12訪問
1回
三井寺の梵鐘を引摺りあげた弁慶の怪力とは ー 滋賀・大津にある和菓子屋さんで、明治2(1869)年の創業以来、力餅に使う餅米から竹串に至るまで材料を変えずに味を守り伝えているという。 力餅とお茶 ¥550- 1階は販売と喫茶、2階は無料ギャラリーになっており、レジで注文を済ませると奥の喫茶に通される。かつて東海道 大津・追分で、通行の人びとに愛されたという力餅は、青大豆きなこと抹茶を組み合わせた団子。餅は竹串からダラリと垂れんばかりのやわらかさで、蜜の甘さと きなこの香ばしさがあとを引く。日持ちは翌日まで。 「三井寺力餅」は、三井寺(園城寺)と弁慶の怪力にちなんだ餅。その昔、比叡山の武蔵坊弁慶らが三井寺を攻めて梵鐘を奪い、弁慶が比叡山まで引摺りあげたという伝説による。普通に考えて距離にして10キロ以上、標高840メートル超えの山に持って帰ろうというのだから、怪力だけでは難しいと思う。 さて、その美しい音で有名な霊鐘であったが、ついてみると「イノー、イノー(帰りたいの意味)」と鳴ったため、弁慶はこの鐘を谷底へ投げ捨てたとか、あとで三井寺に返したとか諸説ある。鐘には、その時のものと思われる傷跡が残っているらしい。 時は流れ17世紀中頃になると、この話を元にして餅を商う者があらわれたという。餅を食べて弁慶のような力持ちに?…という古人の発想も含めて、土地に根付いた菓子は今もとても魅力的。 お店の説明 お餅は毎朝本店で蒸しあげて、ひとつひとつ手作りで仕上げています。ご注文をいただいてから、お餅に特製の蜜を塗り、きな粉をたっぷりかけてお出ししております。 ごちそうさま
2024/12訪問
1回
門外不出のレシピを守り伝える ー 岐阜・加茂郡に位置し、名古屋から公共交通機関を乗り継いで2時間程の所にある和菓子屋さん。明治5(1872)年創業。 地元 木曽川に面した八百津(やおつ)の栗と水にこだわった栗きんとんが評判で、こちらでは栗金飩と漢字表記するそう。店の代名詞といえるもので、大正時代に三代目翠翁こと白木鍵次郎氏が創始したという。 ここ八百津は、命のビザVisas For Lifeを発行した外交官・杉原千畝(1900-1986)の生まれ育った故郷でもあり、氏の名前はこの地に広がる段々畑(棚田)から命名されたといわれる。ひょっとすると初期の栗金飩を知っていたかもしれない。知らんけど。 栗金飩 6個入 ¥1,440- サイズは今年食べ比べてみた栗きんとんのうち最大と思う。登頂部がキュッと引き締まった球根のようなかたちで、割栗が所々みえる。 裏漉しなめらかで、栗おこわのような蒸した栗の味わいが若干あるほか、すっきりとした上品な甘さが広がる。栗のつぶつぶ感は控えめ。成分表には塩の記載があり、隠し味だろうか。 お店の説明 採れたての栗を炊き、ほどよいバランスの甘さに調えて、一つひとつ丁寧に茶巾絞りをした栗きんとんです。 販売期間 8月下旬〜2月上旬ごろ 消費期限 店頭販売2日間 ごちそうさま
2024/11訪問
1回
【2025.2.11】ここにも京都の炙りもち ー 豊國神社、三十三間堂、ハイアット、京都国立博物館近くの和菓子屋さん。初代藤屋が慶応元年(1865)に創業して以来続く伝統菓子と創作菓子の店。 その昔、豊臣秀吉が当家の古藤を鑑賞したという逸話がある。家紋は藤紋の一種で、上り藤に抱き五三桐というべきか。興味深い。 名物 京炙りもち やすらい 8本入 ※白味噌たれ付き 既に炙ってある餅に専用のたれを付けていただく。それだけでは味気ないので、軽く温め直して出来立てを再現。竹串にささった姿も食欲をそそる。ふわふわの生地にきな粉が香ばしく、京の白味噌がとろり。ホットコーヒーや冷たい緑茶も合う。どこでも、いつでも気軽にたのしめる京の味。 お店の説明 厳選した近江米を使い仕上げた餅を、ひとつひとつ竹串に刺し、きな粉をまぶして香ばしく炙りました。特製の京白味噌たれをかけお召し上がり下さいませ。 餅の香ばしさ、白味噌たれの上品な甘さと風味が癖になります。京に伝わる昔ながらの素朴な味わいを今に残す逸品です。 ごちそうさま
2025/02訪問
1回
【2024年9月】京都・ニ寧坂(二年坂)近くに本店を構える だし巻き玉子屋さんで、名物サンドイッチをいただく。新宿御苑にもレストランがあって、京風だし巻き玉子を味わうことができる。…どらわらび の印象が強いものの巷ではサンドの方が人目をひくらしい。 京だし巻きサンドイッチ 国産牛肉と九条葱の薄焼き玉子サンドイッチ 一折(各3 計6切) だし巻き玉子は量感たっぷり、食感はしっとり。甘くないのもポイントの一つながら、好みがわかれそうなところ。 画像だと見えずらいがタマゴサラダを薄く塗ったパンに挟んであるから、一度に2タイプのタマゴ料理をたのしめる。 伝え聞くところによれば、だし巻き玉子には京都産の卵と相性のいい道南・白口浜昆布と鹿児島の鰹節でとった1番だしを使用しているという。 パンに薄焼き玉子を巻きつけて牛肉と九条葱を挟んだサンドもボリューム満点。玉子のやさしい甘さと関西風すき焼きの片鱗がかすかに感じられる。 成分表には濃口醤油、みりん、上白糖等とある。甘くなり過ぎず、さっぱりとして控えめな味わい。とはいえ「味が濃い」という人がいるから、気になる方はぜひ試していただきたい。 ほかに京都伊勢丹HPで予約をして弁当を受け取ることも可能。東京では新宿御苑にレストランを出していて、だし巻き玉子カツドッグ、すき焼き重、わらび餅ドリンク等が提供されている。 ごちそうさま
2024/09訪問
1回
大阪・天王寺駅から徒歩圏内にある一心寺(いっしんじ)。関西では「お骨佛(こつぶつ)のお寺」として知られており、多くの信仰を集めている。 さてこちらは、主に参詣者向けの喫茶店で、昨年寺から和菓子屋さんへ直接の経営主体が移ったという。メニューからご飯ものが消えたかわりに、和菓子や小豆を使った洋菓子をいただくことができる。 どや焼き、大福、わらび餅の購入も可。 小豆と抹茶のロールケーキ(3分の1カット) グリーンティー(冷) ※各メニューとも¥550- ケーキの大きさを尋ねると、店員さんが材料の説明も交えながら見本を見せてくださる。量は市販のロールケーキ(1カット)2個分という印象。 小豆と生クリームの組み合わせは濃厚で、よく冷えたカタめのクリームがこってりと舌に絡みつく。抹茶のスポンジは甘味と苦味のバランスがよく、ふんわり軽い。ケーキの上の金箔がアクセントになっている。 グリーンティーはクラッシュアイス入りで、これもよく冷えている。砂糖入りなので、好みは分かれるところ。次回は砂糖抜きで注文してみようか。 店員さんは明るく朗らか、そして親切な方々ばかり。心まで潤う、オアシス的存在。一心寺や通天閣を観光する際は、ぜひどうぞ。 *** 一心寺の発祥は文治元年(1185)。 浄土宗の開祖法然上人がこの地に草庵をあんで修行を積んだことが由来といわれる。 慶長19年(1614)大坂冬の陣では徳川家康の本陣が置かれ、江戸末期からは毎日特定の法要を行う「おせがきの寺」として賑わっている。 明治20年(1887)にお骨佛が造立されてからはお骨佛の寺としても知られている。第14期お骨佛は平成29年、平成19年から28年までの納骨約22万体で造立とのこと。令和9年(2027)開眼予定。 ごちそうさま
2024/08訪問
1回
オリジナルメニューの真骨頂 ー 愛知・地下鉄名城線 矢場町駅から徒歩5分の所にある甘味処・軽食処。安政3年(1856)の創業以来7代170年近く続いている。すぐ近くに「矢場とん」が店を構える。 赤味噌ところてん ¥750- 「食べた人しかわからない美味しさ。」の小見出しに刺激されて注文。見た目は酢醤油のそれと変わらないけれど、一口食べれば赤味噌のコクと酢の爽やかさ、味醂らしき甘さが見事に調和してえも言われぬ 味。酢醤油よりもまろやか。ワサビ、刻み海苔、白ゴマがトッピングされ、それぞれが いい仕事をしている。 ところてんの衝撃は、日光金谷ホテル「笙」の豆寒天に勝るとも劣らない。まず素材となる天草と、その処理がいいのだと思う。 ごちそうさま