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初めての天然うなぎ体験。 注文してから約50分、じっくりと焼き上げられた一膳が運ばれてくる。 夫は白焼きを、私は「うなぎ三種(玉子焼き・肝焼き・蒲焼)」を注文。 天然うなぎ特有のしなやかな身質と、皮下の脂のとろけるような柔らかさ。 噛むほどに旨味が広がり、香ばしさと淡い甘みの層が重なる。 白焼きには赤酢が添えられ、脂の余韻をすっきり締めてくれるのが印象的。 たれは控えめで上品。 脂の乗った養殖鰻とは対照的に、 野生ならではの力強い香りと、締まった身を楽しめる一皿。 「鰻=たれの旨味」ではなく、魚そのものの個性を味わいたい人におすすめ。 特別な一食。
2025/11訪問
1回
カウンター越しに並ぶ旬の魚介と野菜を目の前で揚げてもらえる、正統派の天ぷら店。食材の鮮度が際立ち、衣は軽やかで油っぽさがなく、素材の旨味がダイレクトに伝わってきます。 特に印象的だったのは海老の天ぷらで、身はぷりっと甘く、衣はサクッと香ばしい。しいたけの天ぷらは肉厚でジューシー、噛むと旨味がじんわり広がります。白身魚や小魚も淡白ながら上品で、お酒との相性も抜群でした。最後の天茶(天ぷら茶漬け)は胃にやさしく、コースを綺麗に締めてくれます。
2025/08訪問
1回
宿泊時の夕食で利用。 全体的に非常に完成度の高い懐石で、季節感・構成・食材の質、いずれも満足度が高い。 前菜の盛り付けは秋そのもの、器使いも見事で、一皿ごとに物語があるよう。 特に松茸と鯛の土瓶蒸し、脂ののった秋鮭とイクラの焼物は印象的で、出汁や火入れの加減も素晴らしかった。 一方で、コース中盤のカルトファタ(Cartafata)は少し浮いた印象。 和懐石の流れに対して洋風の仕立てが唐突に感じられ、全体の余韻をやや崩してしまう。 デザートもやや甘味が単調で、他の皿に比べると完成度が一歩劣る印象。 とはいえ、部屋・サービス・料理の総合力は非常に高く、熱海の中でもトップクラスの宿と感じた。 季節を変えて再訪したいと思える、記憶に残る食体験。
2025/10訪問
1回
大阪で有名な「六覺燈」に初訪問。ワインと合わせて楽しむ串かつというコンセプト通り、今回は ドゥラモット・ブリュット NV を選び、軽やかな泡と揚げたての香ばしさが見事に調和していた。 特に印象に残ったのは、串の造形の妙。衣や串打ちの工夫によって、食材そのものに新しい表情を与えていて、「串かつ」という枠を超えた一皿に仕上がっていた。中でもタコは秀逸で、プリッとした身と吸盤の食感が舌の上を軽くすべるようで、まるで海のリズムを味わうような楽しさがあった。 衣はサクッと軽く、油っぽさを一切感じさせない。パンの上に置かれて供されるスタイルも独特で、余分な油を吸って最後まで快適に食べ進められる。 サービスも落ち着いていて、串のテンポやワインの提案も心地よい。大阪らしい気さくさと割烹的な繊細さが同居した、特別感のある時間だった。