「静岡県」で検索しました。
1～7 件を表示 ／ 全 7 件
2025/05訪問
1回
お誘いで伺うことが出来ました。本当にありがとうございました。 志村大将は海外の日本料理店、焼津の割烹料理店でご修行された後に2007年に成生さんを立ち上げられました。サスエ前田魚店の前田さんと二人三脚でお店を有名にされてきました。 もともと全国区で有名だった前田さんが、「この静岡で世界的なお店を作りたい。ノーマみたいにその店一つで街全体が変わるような」という思いを持たれていたようで、こだわりもすさまじいです。 これはメディアで見ただけの内容ですが、志村大将と前田さんはよく2人で夜に研究会をして、それをデータとして積み上げたり、前に来たお客さんは何が好みと言ってたかを記録したり、かなりの分析と練習をして臨まれているそうです。 現在はお店の場所は浅間神社の目の前。移転前のお店様は現在はバー•ノーエージさんがいらっしゃいます。日本庭園と池が広がっていて見惚れてしまうくらい美しい別世界です。 ウェルカムドリンク: 静岡のジャスミンティー メニュー: 桃の摺流し クエ エボダイ ジンドウイカ 淡水浜名湖の車海老 アオリイカ コアジ まぐろ くろむつ じゃがいも（かなり大きい） 甘鯛 ウナギ 初霜という米、有東木ワサビ、杉錦/飛鳥山という静岡の味醂 ジャスミンのジェラート 静岡のヒカリというお茶 薄く均等に美しい衣と、ほのかに香るブレンドされたごま油、中の実はプリプリで最高でした。サスエさんの「泳がせ」の魚達はそれだけでもプリプリジューシーなのですが、天ぷらにするとこれだけ旨味が凝縮して美味しいんだなと感動しました。 特に天ぷら一つ目のエボダイの流線美が素敵でした。 最後は茶室にてお茶を立てていただき、庭園を見学して終わりました。3時間ほど、美術館か別世界にいたかのような経験で最後まで感動しました。大将とソムリエさんと板前さん方のご接客や雰囲気も素晴らしかったです。
2025/07訪問
1回
お誘いで伺う事ができました。ドリンク2つで19800円、滞在時間は2時間30分でした。 西シェフは広島にいらした際にサスエ前田魚店さんの魚に惚れ込み、焼津にそのまま移住してレストランを開業されました。 サスエ前田魚店さんは移送の時間や仕込みまで逆計算して、全てのお店一つ一つごとに脱水や冷やしの時間や神経シメの方法まで変える拘りでご高名です。そのおかげで全国どの店でも圧倒的に素晴らしく美味しいお魚を頂けます。 ですが西シェフは、本場の焼津で一度サスエさんの魚を食べてみたらやはり当日焼津で頂くと更に別次元に美味しいと感じられたようで、移住を決断されたそうです。 まず鰯のフリットと掛川のトマトソースを頂きました。普通の鰯の何倍もジューシーな事に気が付きます。冬の鰯はあまり見かける事がないイメージでしたがこれもやはりお仕事で美味しくなってるのだろうと驚きました。 次の"泳がせ"アジを食べると、あまりの肉厚さと水々しさに私を含め隣席の方々がみんな驚きました。 お話を聞くと、焼津は、他の港のような魚が傷つきやすい底引き漁ではなくカゴで漁を行っている事、また特にサスエさんの場合は専用の水槽に元気なうちに仕分けてもらっている事、そこから更にサスエさんの仕事が入るため「保水性」が異次元との事です。 そこに更にシェフの調理が入ってこんなに異次元の水々しさになるんだ、とお話を聞く事で更に感動しました。 そこからの料理も全て素晴らしかったです。サワラとちぢみほうれん草のソース、アカムツとソテーしたキノコを添えた貝出汁スープ、シロアマダイの松笠焼き、希少なアカザエビ、焼津の蛤とスナップエンドウともち麦と玄米（このパリパリに揚げたケールがまた香りがブワッと開いて素晴らしかったです）。 そして本日のスペシャリテのパイ包は泳がせ太刀魚と炒めた玉ねぎにクリームソースでした。この太刀魚も、普通と比べると非常に肉厚でジューシーで美味しかったです。 飲み物は自家製の紫蘇&葡萄ジュースを頂きました。こちらもとても美味しかったです。 本当に美味しく、コスパも素晴らしく、お話もとても勉強になり最後まで感動しました。
2025/03訪問
1回
自分の中で圧倒的に一番好きなお店の一つです。派手さではなく静かさと心地よさと礼儀正しさを強く感じました。 焼津やその隣の駅の周辺で取れる地産地消を守っていらしてどの野菜とお魚も美味しかったです。お酒も貴重な喜久酔の松下米を頂くことができました。（あまりにも美味しく、この翌朝に焼津全体を歩き回って、なんとか原田酒店さんで買うことができました。） 最後のお茶をたてる静寂の時間が非常に心地よかったです。
2024/12訪問
1回
まず最初の鰻の茶碗蒸しから驚きました。白焼が中に入っていて、出汁と薄口醤油でしっかり美味しいと感じる味の重さがあります。 シェフは勢麟さんでご修行されて、大将のことを心から尊敬されていることが言葉の節々から強く感じたのですが、私に取ってはかなりこちらの方が独創性も楽しさもあって良かったです。 次は真鯛の漬け。セイコ蟹のあんかけなど続き、鰻の春雨、鰻と梅の海苔巻き、遠州灘のエビが来ます。どれもとても濃い味付けで最高でありつつ、独創性を感じます。そして最後の蒲焼。ご飯と一緒に来るので自分で丼にしてもいいし選べて嬉しいです。 とても美味しいですし、何よりロケーションも昔ながらの居酒屋通りのようで風情を感じます。 また大将がとてもご謙虚で、かつお客さんにあわせてなんでも話題を合わせてくださるのでとても楽しかったです。良いお店だと心から感じました。
2024/10訪問
1回
お誘いで伺うことができました。12月に行きちょうどフグの仕入れが難しい温かいタイミングで白子が納得いく段階じゃなかったようで、その代わりにたくさんの量のテッサやぶつ切りやしゃぶしゃぶをいただきました。 どれももちろん美味しくホスピタリティも大将の優しいお気遣いも素晴らしく、美味しい料理をいただいたあとの最後のフグと野菜だけで出汁をとったおじやがほっとして最高の〆でした。 これでこのお値段はコスパが非常に良かったです。別の季節のお料理もいつか頂きたいです。
2024/12訪問
1回
日本のワサビ栽培発祥の地。天ぷら成生さんもこちらのワサビを使っています。江戸時代頃に初めてこの地で、駿府城にいた徳川家康が気に入ったことから栽培が始まりました。 静岡は美しく澄んだ水が豊富なことから、お茶やお酒や様々な農作が盛んですが、更に冷涼な気候であることから日本の中でも珍しい天然ワサビが自生していたようです。 静岡駅から車で1時間ほど。バスも出ていますが、一日3本ほどしか走っていません。かなり山奥まで行き、滝と川と山だけが見える綺麗な自然の中にあります。 もともとずっと行きたくて成生さんに伺う前に旅がてら行く事ができました。しかし時間がどうしても足りなくて、イートインではなくワサビのテイクアウトをしてきました。本当は山ワサビのお蕎麦なども有名なようです。 帰宅してから自分でお寿司と一緒に食べました。非常に水々しくて甘く、素人舌でも違いが明白にわかるレベルで美味しいです。鼻に抜ける強さに不快感がなかったです。 実はこの後にいった成生さんで偶然知ったのですが、成生さんもこのわさびを使ってるとのことでした。
2025/07訪問
1回
評価順
ランキングと口コミで探せるグルメサイト
グルメキュレーションサイト
毎日の外食が楽しくなるグルメ情報
新静岡駅近く、あの天ぷら成生さんの移転前の所でご営業されています。成生の志村大将とはお互いのお店を行き来していた仲で、成生に伺った際に志村大将にチラッとお話した時も嬉しそうにお話されていました。 鉄板＆茶窯を備えたカウンター席が和モダンで美しいです。 浅草/名古屋にてたびたびご紹介をいただく事があり、ずっと行きたいと思っていました。オーナーの井谷さんは、元々は料理人だった経歴であったり、実家がお茶のコンサルタントであったこともあって唯一無二のペアリングコースを提供されてます。その実力からかねてより様々な雑誌で取り上げられたり、カクテルコンペティションでグランプリを受賞されてきました。 やっと静岡駅に来る予定を作れたので伺いました。現在は昼も夜もカクテルペアリングコースがメインなのですが、時折Facebookでバー限定の時間が告知されるため、その時に伺いました。 まず一つ目に頂いたのはコニャックとほうじ茶のカクテル。ご紹介くださったドラス中森さんのボトルで頂きました。これが非常に美味しかったです、お茶の香りがまず抜けていき、その後に苦さがくることなくコニャックの甘さで相殺されて最初から最後まで完璧に感じる一杯でした。茶とコニャックは産地の気候により繊細に変わる共通点があるようで、面白いなと思いました。 次に、私が日本酒の古酒が好きであることから古酒をイメージしたカクテルをリクエストしました。すると古酒を一才つかわずに、ハーブと酒とお茶のみで古酒を再現されたカクテルを即興でお作り下さいました。これには本当に驚き、古酒のうまみやブランデーに近い強い香りを本当に感じる事ができて「天才だ.....」と感じました。 お酒の技術/独創性はもちろんですが、何よりも井谷さんの「人を笑顔にさせたい、それが一番」という御心に感動されました。どこまでも謙虚で探究心深く、素晴らしいお店だと感動しました。