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6600円のコースを頂きました。予約は2人から可能です。これが6600円なんて信じられないくらい、とても美味しくホッとするご飯でした。苫小牧や積丹や余市など、さまざまな北海道の食材を使われていらっしゃいます。 小鳥が鳴いて木々が風に揺れる音を聞きながら、北海道の涼しい空気の中でお食事をするこの空間自体に心がほだされて、すごく印象に残りました。 特に印象に残ったのが、ご接客とお話が本当に素晴らしかったです。仲居さんはご飯を食べ終わると完璧なタイミングで常にお皿を取りにいらっしゃいます。あまりにも完璧すぎて「監視カメラがあるんじゃないか!」なんて冗談を大将とも話してたのですが、その後に行ったパルコフィエラのシェフも「あれは絶対ありますよ!」なんて笑って話してたので有名なようです笑 ご飯を食べ終わったあとの大将の「お金にとらわれてはいけない」というお話がとても胸に響きました。ご飯だけでなく、思い出にも強く刻まれたお店様でした。
2025/06訪問
1回
お誘いで伺う事ができました。2021年ゴールドの紹介制の和食料理のお店様です。 大将は最初とても寡黙な方と思っておりましたが、ご常連の方に心から喜んで楽しんでもらえるように色々なお気遣いやご冗談もお話されていて、昔ながらの京都の料亭の主人のような「おもてなし人」という印象を受けました。 お料理の美味しさや素材の希少さももちろんですが、美しさが群を抜いて印象を受けました。サービスプレートの丸三角四角のデザインが禅の思想を落とし込んでらっしゃるようなのですが、お料理にも禅の無我の曲線のような独特のデザインを感じます。 お料理一つ一つについてあまり多くを語らない大将とお客様皆さんが良い雰囲気になった時に流れでお話された「見えないものを大切にする。味は見えない。笑顔の後ろの心も見えない。語ったりするのではなく見えない仕事や心を大切にする。」という言葉が強く心に留まりました。 素晴らしい料理だけでなく、色々と記憶に残る素晴らしいお店様でした。
2025/04訪問
1回
麻布十番にある百名店のお店様。店主さんはあの老舗の名店「野田岩」本店で15年も御修行された、しっかりとしたキャリアと技を持たれるお方です。 しかし硬い雰囲気は微塵もなく、本当に笑顔が絶えないカウンターで、パフォーマンスもお気遣いも全てが最高のお店でした。比べることもおこがましいのですが、食べた後の余韻やもらったエネルギーが、まるで「銀座しのはら」さんの時のような感想を持ちました。 ランチのショートコースを頂きました。名物のウナギバーガーやから先付けまでどれもハッとするくらい美しいです。その中でしっかり、メインの蒲焼と鰻重は奇を衒わないでいて本筋通りに、それでいてどこか迫力のあるお品でこのあたりは流石老舗の名店で長年御修行された方なんだなと思いました。コースによってはフレンチからアイデアを得た品もあるようです。 もちろんコースにもよりますが、このショートコースのように「安くはないが高すぎもせず、大切な人に自信を持って、それでいて気兼ねせずに連れて来れる」くらいの値段なのも嬉しかったです。 大将はウナギが乱獲されている日本の現状をすごく憂いていて、あえて土曜の丑の日を外したり、色々なところでメッセージをされているそうです。 しっかりとした修行の系譜と哲学を持たれていて、伝統的なお品はしっかり高いレベルで作り、それでいて新しいチャレンジもされている素晴らしいお店様でした。これこそ飲食店に求めてる事だ、思い出すような感動がありました。
2024/06訪問
1回
北海道版ミシュラン3つ星を冠するお店様。その称号を伺う前からいくつかの札幌のお寿司屋さんと和食屋さんでお名前を伺っておりましたので行ってきました。 日本酒3合で21000円でした。 現代風の料亭のような壮観とした建物で、2階にあるカウンターに上がるまでに屋敷内の庭園や器に圧倒されます。2階にあがると6席のみの静かな空間に、厨房も含めて完全にオープンとなったカウンターがあります。 伝統的な料亭のようにまずは挨拶から始まりました。非常に凛とした静かなスタートで、一つ一つお皿を出すときも真剣な表情の大将に凄く圧倒されました。 大将は札幌、大阪の老舗料亭でご修行された後、札幌に戻ってきて独立されたそうです。 - ふろふき大根と小松菜と胡麻 - 芋と蓮根の天ぷら、からすみ、ふきのとう、あんきもの八寸 - 湯葉と白子の椀もの - ヒラメ、メジマグロ、ウニ - 真魚鰹と、銀杏と栗とその渋皮 (これの香りと甘味が本当に凄かったです) - カニをふんだんに使ったお雑煮 - 安納芋 - 紅まどんな どれもクラシックで美しいお料理で、私が大好きな浅草草津亭と同じ感情を抱きました。静かに味わって余韻に浸りながら食べていると、次第に大将とも打ち解けてお話をさせて頂けるようになり、そして私の他に2人いた、既に社会的に成功されていそうな2人の常連の方とも次第に空気が溶け合って、札幌のグルメ情報をたくさん伺うことが出来ました。 最初の一つ目の真剣な空気から、こうして次第に柔らかく旅の忘れられない思い出と余韻の残る後半に移り変わるのも醍醐味だなと感じます。 実はこの日が札幌に来た人生で最初の日で、最初にして最高の思い出を作ることができました。本当に素晴らしかったです。
2024/11訪問
1回
お驚きの15000円というコスパで、これだけ美味しく美しいお料理をランチで頂けます。大将のお心遣い、所作、また旅先案内人かのように地元の色々なお店を紹介してくれる感じに心がほだされました。 ベチベルミストのハーブティーという最初の選択から驚きます。お水は京都の名店らしく店の井戸から引いているようです。非常に澄んで美味しかったです。 駿河湾の蛤や、エボダイなど豪勢なものまで頂けて本当に感動しました。 辻石斎さんという方の器を使われてるようです。 ステンレスでは金属の匂いがつくからグラスの器を使われてるとのことでした。 最後にご飯を4種類頂けるのですがまたこれが絶品です。本当に全てが最高のお店様でした。
2025/02訪問
1回
クラシックで華美ではないのに、旨みは強く食感も楽しい素敵な料理の品々でした。まず魚ですがかなりプリプリしていてかなり良いお魚なのではないかと感じました。 干しなまこや、なまこの卵巣の干したものなどかなり旨みが凝縮されていて、こんな小さくてクラシックな盛り付けの中に凝縮されてるんだという上品な驚きがありました。 名物の瓢亭卵も白身がコンポートされてるのかというくらい噛んだ感覚がないくらいの食感で、黄身は何か味付けしてるのかというくらい甘く、素晴らしかったです。 そしてこのロケーションとお部屋。とても美しく歴史を強く感じます。 ここは食通の方が何かをうるさく語るのではなく、この世界観と小さな驚きを静かに楽しむ場だと思います。そして私は大好きでした。素晴らしかったです。
2025/02訪問
1回
本当に素晴らしい、お料理の味、面白さ、美しさ、ストーリーどれも特別で、それでいて華美ではなく丁寧なお仕事が積み重なったもので、そして大将や板前さん全員のご接客も全てが素晴らしかったです。 お酒も勝駒があります。他のお店では富山の名店くらいでしか見かけられない数の少ない希少なお酒です。素晴らしく美味しかったです。 どのお料理も素晴らしいのですが、特に唯一無二なのが宮津湾の海水の湧き水でしょう。塩分濃度がうすく、そのままでも飲めるし美味しくて、これを途中に「そのままお飲みください」と出されます。そして次に蕎麦をこれで食べます。その後にこれ以外のお料理の出汁もいくつかこれを使っている事を聞かされて驚きます。 もともとは漁の見学で行った宮津湾で偶然出会ったらしく、そのストーリーからワクワクさせられます。去年2024年の夏から使い始められたらしく、タイムリーに素晴らしいストーリーと出会えて感動しました。 大将はなんと「カツオ節と昆布の出汁」は使われた事が一度もなかったらしいのですが、今回の年明けの真鴨とセリの出汁で初めて使われた模様です。驚きが沢山あり、さらに感動もあり、素晴らしいお店様でした。
2025/01訪問
1回
煎茶から始まり、点前で終わる茶懐石のお店様。どのお料理も、華美ではなくクラシックな雰囲気を保ったまま驚くようなお品があったりします。お野菜は湯に浸して戻した後蒸気で温め直してそれだけで凄い甘い臭いが出るようになっていたり、見たことないほど大きな愛知県の銀杏を使われていたり、ツキノワグマの鍋が出たりと面白いお料理が沢山ありました。 大将の凛とした佇まいも格好良かったですし、器も本当に珍しいものが揃っていたり、それでいて皆がリラックスして美味しく食べれる空気もあり本当に素晴らしいお店様でした。
2025/01訪問
1回
お料理のお写真は投稿禁止です。どれも素晴らしく美しく、優しくも香りも味もしっかりしていて、五感で感じられるお料理でした。 何よりも大将のお人柄が素敵でした。 インスタグラムにある「遠方から、会社を休んでわざわざ時間を作って今日もお客様がお見えになる。お客様の「おいしい。いや楽しい。」その言葉が私が一番望むことであります」は本当に素晴らしい言葉だと思います。 周りの常連の方々との気さくな掛け合いと、その中でお料理のストーリーを堅く説明するのでなくさりげなくされてるお心遣いが素敵でした。 お茶はロイヤルブルーティーさんとささ木さんとのオリジナルボトルです。こちらも美味しかったです。ランチは高すぎない値段なのがまた嬉しく、コスパ含めて全て最高でした。
2025/01訪問
1回
お誘いで伺うことができました。お料理の写真は禁止となっていますが、撮影可能なタイミングや大将の写真は質問した上で許可を頂きました。ご常連の方々ばかりの温かい雰囲気の中、せいこ蟹の東寺揚げや飛騨牛のしぐれ煮などホッとする温かいご飯を沢山頂きました。華美ではなく、しかし小さなお皿に美しく纏まったお料理のどれも素晴らしかったです。
2024/11訪問
1回
自分の中で圧倒的に一番好きなお店の一つです。派手さではなく静かさと心地よさと礼儀正しさを強く感じました。 焼津やその隣の駅の周辺で取れる地産地消を守っていらしてどの野菜とお魚も美味しかったです。お酒も貴重な喜久酔の松下米を頂くことができました。(あまりにも美味しく、この翌朝に焼津全体を歩き回って、なんとか原田酒店さんで買うことができました。) 最後のお茶をたてる静寂の時間が非常に心地よかったです。
2024/12訪問
1回
お誘いで伺えることが出来ました。あの松川で8年ご修行された鈴木大将のお店さんです。 麻布台ヒルズ横のBMWで「無題に予約しております」と伝えると、係の方がすぐにご案内してくださいます。 貸切である事やタイミングの兼ね合いでお店全体の写真は撮れなかったのですが、入り口からその世界観に非常に心躍りました。漆黒の入り口を抜けると掛け花が出迎えます。そして中に入ると、際立ったコントラストの黒の空間に檜だけが見えるようなスタイリッシュなカウンターに圧倒されます。 この日は兵庫のカニがメインに添えられたコースでした。一品一品どれも飾る事なく、またカニ料理もかにしんじょうなどは旨みが爆発しすぎないように抑え気味に作られているとのことです。非常に洗練されていて美味しかったです。 何よりも大将のとても丁寧で腰の低いご接客と、他の常連の方々との食材についての深いお話がすごいなと思いました。(いつもは聞かれない限りは食材について多く語ることはないようです。) スタイリッシュで静かで心地よい空間が唯一無二で、まるで別世界にいたかのような余韻に浸りました。
2025/01訪問
1回
日本料理の頂点と評され、ミシュラン3つ星&ゴエミヨ5トックと2つの最高ランクを冠するお店様です。 日本ではこちらと龍吟さんしか獲得しておらず(松川さんは紹介制のためミシュランから外れていますが、元々は松川さんも両方獲得されていました。)、 この2店舗が青柳の小山大将の元でご修行された兄弟弟子というのも面白く感じます。まるで京味さんや和久傳さんのような名店の系譜を感じます。 3ヶ月前に偶然キャンセル枠を見つけることが出来て1人で伺うことが出来ました。そしてなんとこの日はミシュラン発表日。三つ星を獲得された日に伺えました。 白子の茶碗蒸し、ポン酢とネギ しらすのゆずあえ セイコガニ なしのジュレ ピュレ かわはぎ きも かんずり6年熟成 れんこんあげ 車海老 しいたけ 吸い物 かつおとしいたけ 京都のななたに鴨 奈良焼き せりとすっぽん づけまぐろ、鰻の蒲焼、ご飯 良い素材を美しく上品に最小限の手加えで頂く、凛とした伝統感あふれる料理でした。
2023/12訪問
1回
滋賀県長浜市の130年ほど営業されてる郷土料理のお店様。鮒寿司が食べれるという事で旅のメインとして本当に楽しみにやってきました、そして最高でした! まずお料理ですが、郷土料理が偏りなく満遍なく頂けます。とにかく見栄えも素敵なだけではなく、とにかく美味しくて食べ応えがあり、ここでしか食べれないものばかりで最高でした。 メインの鮒寿司は本諸子、フナ、アジでそれぞれ味付けも伝統的なものから粕漬け、チーズ巻きなどバリエーション豊かで飽きが全くありません。 鮒寿司自体が苦手な方も多いので、最初のサラダでまずは試されるそうです。このサラダには鮎のヘシコが入っていて、鮒寿司のドレッシングがかかっています。個人的には乳酸の酸味がサラダととても合っていて、今まででもトップクラスに美味しいと感じるものでした。 そして琵琶湖しかない小鮎。これは最近のニュースで鮎とは独立した新種と認められたらしいです。小鮎の中でも大きいらしく、皮がしっかりしていて食べ応えあり、シンプルな塩焼きで美味しかったです。 近江鴨(あまりしっかり覚えてないのですが、大阪の河内鴨?だったかと思います)と鹿肉。 そしてしゃぶしゃぶまで出ます。 こんなに沢山の種類のご飯を、しかもこの長浜という場所だからこそ出せるメニューで繋がれて、本当に最高の思い出になりました。お値段も東京でこんなフルコースをされたらとんでもない高いものになるかもしれないのですが、お酒も頂いて15000円ほど。他にも7000円くらいのコースもあるようなので、長浜に来た時は一番にオススメします。