「中華料理」で検索しました。
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派手さはないが、料理の軸ははっきりしている。 前半は静かに始まる。 揚げ物は締まりがよく、冷製の一皿では紹興酒の香りが輪郭だけを残す。 茶碗蒸しは豚と鶏の出汁が太く、そこに蟹の風味とわずかな生臭さが重なる。ここは迎合せず、素材感をそのまま出している印象。 印象が決定的に変わるのは火を使った料理から。 野菜炒めは明確に強火。葛芋の切り口は清脆で、油は表面に留まり、食感が崩れない。 この一皿で、この店が「盛り付け」ではなく「火加減」で勝負していることが伝わってくる。 フカヒレとご飯の組み合わせも同様で、餡を厚くせず、味を米に乗せる構成。 米の状態が非常に良く、粒立ちと吸味のバランスが印象に残る。 主食は続けて供される。 タイ米を使った炒飯は高火力ながら乾かず、粒が立つ。 ベビー白菜と昆布バターのパスタは旨味が丸く、過度に主張しない。 上湯麺、白子麻婆も含め、いずれも「完成させすぎない」距離感がある。 デザートでは遊び心も見せる。 灰色の餅菓子には弾ける要素が仕込まれ、最後の糯米団子は焼き餃子のイメージを借りながら、中は生チョコレート。紹興酒の余韻を残し、台湾の玉露紅茶で静かに終わる。 重い一皿で記憶に残すタイプの店ではない。 しかし、灶前の火を中心に組み立てられた流れは一貫しており、 フカヒレとご飯、強火の野菜、炒飯といった“火の料理”が最も印象に残った。
2026/01訪問
1回
料理の構成自体はかなりオーソドックスで、良く言えば安定、悪く言えば数年単位で更新が止まっている印象。 一品一品を追っていくと、味の方向性が早い段階で見えてしまい、食事としての高揚感は正直あまり残らなかった。 雲白肉は比較的無難で、口当たりや香りのバランスは悪くない。 排翅も「問題なく食べられる」範囲ではあるが、記憶に残るほどの深みは感じにくい。 葱油芋頭は素直な味で、コース中では数少ない安心できる一皿。 一方で、創作要素の強い料理には疑問が残る。 鶏翅に蟹肉を合わせた構成や、香柠海蜇などは素材の組み合わせが噛み合わず、狙いが曖昧に感じられた。 特にデザートのアイスクリームに生姜や香菜を用いた試みは、個性というより違和感が先に立ってしまう。 全体を通して、技術的な破綻は少ないものの、驚きや新しさは乏しく、価格帯を考えると再訪の動機にはなりにくい内容だった。
2026/01訪問
1回
港式料理 鴻禧に初めて訪問。雰囲気は落ち着いていて、サービスも丁寧。 特に印象に残ったのは点心で、皮はもちもち、中身はしっかり味がついていて満足感あり。叉焼や海老などの具材も新鮮で、バランスが良い。 料理のクオリティは米其林一つ星にふさわしく、味も見た目も楽しめる。量もほどよく、一人でも気軽に訪れやすい。 次回は他のメニューも試してみたい。