「天ぷら」で検索しました。
1~4 件を表示 / 全 4 件
本日は天丼での特別営業。 着席後にお茶とご飯の量を確認され、ほどなく着丼。 丼の上には車海老一本を主役に、小海老のかき揚げ、季節野菜が数種。 この日の野菜は、食感の異なる青菜と根菜が中心で、かき揚げにすることで一体感のある仕上がり。小海老の旨味が全体に行き渡り、衣は軽く、油切れも良好。 タレは控えめで、素材の甘みを前に出すバランス。 特に車海老は火入れが的確で、衣の薄さと身の張りが印象的でした。 派手さはないものの、終始安定した仕事。 黙々と食べ進めてしまう一杯でした。 ご馳走様でした。
2025/12訪問
1回
銀座の名店「天ぷら 近藤」にて、27,500円のコースをいただきました。 長年ミシュラン二つ星を維持する理由が、ひと口ごとに伝わってきます。 衣は極めて薄く、素材の持つ香りと甘みを最大限に引き出す火入れ。 特に車海老は身の弾力と香ばしさが印象的で、 南瓜や椎茸、季節の野菜はそれぞれ異なる温度で揚げ分けられ、 噛むほどに旨味が広がります。 天つゆにおろし大根を少量加えると、油の重さが消え、 全体がより軽やかにまとまる。 派手さはないが、職人技の精密さと静かな自信が際立つ一食でした。
2025/10訪問
1回
カウンターで食べる天ぷらは、味よりもまずリズムが印象に残った。 油の音が静かに立ち上がるところから始まり、揚げは終始軽い。 衣は薄く、油は外側にだけ留まっていて、素材の輪郭を邪魔しない。 重さを感じさせないまま、コースがきれいに進んでいく。 最初のハトシは、外側が軽く、中の海老の甘みが後から出てくる。 続く海老は二尾。塩で食べたときの輪郭のはっきりした甘さと、天つゆに替えたときの収まり方、その違いが分かりやすい。 野菜と白身魚の流れも静か。 茄子は水分がきちんと残り、キスは軽くほどける。 椎茸は中から香りが出てくるタイプで、強調しすぎない仕上がり。 蛤は清い旨味、しらうおはほとんど重さを感じない。 その後にブロッコリー、山菜が入り、味の方向が一度植物側に戻されるのも心地いい。 帆立は火入れが軽く、甘みは後半に。 牡丹海老は一尾はそのまま、一尾は醤油でどちらも無理に主張せず、自然に終わる。 百合根で一息入り、穴子は崩し揚げで締まる。外は散っていて、中に密度がある。 食事は明太子、白子天丼、天丼、天茶の順。 前半が抑えられている分、明太子の塩味だけがはっきりと印象に残り、最後は天茶で静かに収束する。 全体として、油は使われているが重さは残らない。 派手さよりも、揚げの薄さと温度管理で最後まで気持ちよく食べ切れる一軒。