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夜の点数:5.0
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料理・味 4.5
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|サービス 5.0
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|雰囲気 3.0
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|CP 4.0
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|酒・ドリンク 3.0
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[ 料理・味4.5
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| 雰囲気3.0
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| CP4.0
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| 酒・ドリンク3.0 ]
生物多様性保全の最前線:絶滅危惧種レスキューセンターとしての評価
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2025/10/14 更新
野生生物保護を研究する者として、この施設の重要性は計り知れません。
ファンフル洋菓子店は、表向きは1977年創業の「洋菓子店」を装っていますが、実際には「たぬきケーキ」という絶滅危惧種IA類(CR)に指定された生物の、国内有数の生息地なのです。
現在、都内で確認されている生息地はわずか5箇所程度。昭和40〜50年代には全国的に繁栄していた種ですが、生クリーム種の台頭により急激に個体数を減らしました。ある研究者が作成した「全国たぬきケーキ生息マップ」によると、北海道から石垣島まで散発的に確認されるものの、多くの生息地で絶滅が報告されています。
特筆すべきは個体の多様性です。当施設で保護されているたぬきは、一匹ずつ顔が異なります。タレ目、寝ぼけ顔、おとぼけ顔——これは遺伝的多様性が維持されている証拠です。バタークリーム頭部、チョコスポンジ胴体、アーモンド製の耳という基本構造は共通していますが、表情の豊かさは圧巻です。
価格設定も保護施設らしい配慮が見られます。1匹350円という良心的な価格により、より多くの人が保護活動に参加できる仕組みになっています。実際、遠く北海道から「捕獲」に訪れる研究者もいるとのこと。
夫婦二人で運営されているこの施設は、無添加飼育にこだわり、45年以上にわたって種の保存に尽力しています。NHKも取材に来たそうです。
結論:国分寺本多2-1-1は、単なる住所ではありません。生物多様性保全の聖地です。絶滅の危機に瀕した昭和遺産を守る彼らの活動に、星5つでは足りません。
※ご来店の際は「捕獲」とお伝えください。保護施設の専門用語です。