キャノンデールさんが投稿した宇ち多゛(東京/京成立石)の口コミ詳細

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キャノンデールのB級食べ歩記

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この口コミは、キャノンデールさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

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宇ち多゛京成立石、青砥/もつ焼き、居酒屋

30

  • 夜の点数:4.0

    • ¥1,000~¥1,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 3.5
      • |雰囲気 3.5
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 3.5
  • 昼の点数:4.0

    • ¥1,000~¥1,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 3.5
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 4.0
10回目

2019/09 訪問

  • 夜の点数:4.0

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス3.5
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク3.5
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

キャノンデールのB級食べ歩記: フレックスタイム導入記念!堂々とアーリーチェックインして絶品もつ焼き。立石「宇ち多"」に待ち無しの「宇ち入り」

我が社にもフレックスタイムを試行導入しました。
もちろんその効果を検証するのは、経営の責任です。
本社での会議が16時で終わった今日、早速実践してみる事にしました。
時間休も取らず、堂々と立石に着いたのは16時40分。

行列が無い「宇ち多"」を見るのは初めてです。

すぐに中席に案内され、まずは梅割をオーダー。

「ボイルは何がありますか?」
と尋ねると、まさかの五種類。
「働き方改革万歳‼️」
と思わず叫んでしまいそうです。
生レバ、ハツ生を一本ずつオスカケで。
肉厚で旨みを感じる絶品もつです。

煮込みはアブラオオイトコ。
「ちょっと混じったけど、ごめんね」
と伝法な物言いながらも優しい三代目。

隣に座ったご常連から話しかけられ、知らぬ同士が仲良くなれるのも、この狭さ故。
進む梅割の二杯目は甘めで。

もつ焼きはカシラとナンコツを塩で。
残しておいたボイルの酢醤油に浸けて楽しみます。

アブラミソを頼んで、当店ルールの三杯縛りのラストの梅割は辛めで頼みます。

締めのシロタレヨクヤキ。

そこへ後ろから声がかかります。
振り返ると、なんと敬愛する食べログレビュアーの「しろくまさん」ではないですか!
二回連続ここで遭遇するとは、なんとも奇遇です。
彼が三代目に頼んでくれて、私は狭いナカ席から鏡下のしろくまさんの隣に移動。
今日はここ一軒のつもりだったので、ずいぶん食べて飲んでしまいましたが、当然この後はしご酒は必定の展開です。
1,800円というこの店では高い部類のお会計。
「おつりは要らないです」
と優しくしてくれた三代目に告げ、まだ空席があるお店を、鞄を前に抱えて表に出ました。

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2019/09/06 更新

9回目

2019/07 訪問

  • 夜の点数:3.7

    • [ 料理・味3.7
    • | サービス3.5
    • | 雰囲気3.5
    • | CP3.6
    • | 酒・ドリンク3.5
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

キャノンデールのB級食べ歩記: 立石センベロはしご酒① 定時退社で馳せ参じ「宇ち多”」で四皿二杯半

17時半の定時で会社をダッシュで出ました。
今日はどうしても、もつ焼きの気分。
もちろん「宇ち多”」と決めています。
40分ちょっとで立石に到着。仲見世のアーケードに向かいます。

行列は10人ちょっとですが、ちょうど入れ替わりのタイミングが良く、5、6分で入店です。

ドリンクは梅割りでスタート。

煮込みも頼みます。

「ボイルはありますか?」
と聞くと
「ボイルは無いけど、生はあるよ」
との事。
シロ、ガツの生を一本ずつ「お酢かけ」で貰って、宴の始まりです。

やっぱりここのもつは別格。さすが関東もつ焼き界の聖地です。

梅割りの二杯目は辛めで貰って、もつ焼きに展開します。

「アブラ少ないとこ」を塩で貰い、そのままで食べたり、先程の生のお酢に浸けたりして味変で楽しみます。

もちろん締めは「シロタレよく焼き」で決まり。

ラストの梅割りは半分(と言ってもほぼ一杯)を貰って、エンジンは暖まりました。

四皿と二杯半で1,300円のお会計を払って、40分の一次会を終えました。

宇ち多゛

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2019/07/06 更新

8回目

2019/05 訪問

  • 夜の点数:3.6

    • [ 料理・味3.6
    • | サービス3.5
    • | 雰囲気3.5
    • | CP3.6
    • | 酒・ドリンク3.5
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

キャノンデールのB級食べ歩記: 10連休明け最初のハシゴ酒① 幸運にも、遅い時間でも種類が多かった今日の立石「宇ち多”」

今週はタイ旅行で増えた体重をコントロールして、毎日真っすぐ帰っていましたが、金曜日はやはり飲みたい気分。
定時で会社を出て、立石に向かいます。

気分は完全に「宇ち多”」のもつ焼き。
18時20分という、そろそろモツの種類も限られてくる時間。
行列は4、5人でしたが、まとまって先客が出たので、ほぼ待たずに入店という幸運。
これは幸先がいいスタートです。

入口脇のエリアに案内され、まずは小瓶を頼みます。
「ボイルはまだありますか?」
と聞くと、5種類の名前が出てきました。
これはツイています。
すぐに入れた上に、まだモツの種類もあるのですから。
ガツとハツを一本ずつお酢で。
久しぶりの宇ち多”は、やっぱりしみじみと旨い。

カシラもまだあるのは珍しいですが、自分なりの組み立てがあるので、もう一回ボイル。
レバとハツをお酢かけで。

昔は生レバが食べれたのになぁ、とノスタルジー。

ここで梅割りにチェンジします。
辛めで。

ふと入口を見ると、いつの間にか行列が長くなっています。
本当に今日はラッキーです。
ボイルが食べたところで、お皿のお酢に浸けて食べようと
「カシラを素焼きで」
と頼みますが
「ごめん、カシラは今終わった」
と言われてしまいました。
「しまった。やっぱりある時に頼まないといけないな」
と今更ながら、わかりきった常道を外した自分が情けない。
「じゃあ、アブラ少ないとこ、素焼きで」
とオーダーを変更。

梅割りも二杯目。

アブラに唐辛子を振って、ボイルのお皿に残ったお酢に浸けて食べます。

「煮込み、アブラ多いとこ取れますか?」
と聞くと、出来るとのこと。
今日は本当にいい展開。

二杯目の梅割り辛めを舐めながら、煮込みを食べているうちに空席が出てきました。
そろそろ店仕舞いでしょうか。

ふと、顔を上げると、入口に見知った顔が!
なんと友人で、食べログレビュアーにして、「宇ち多”」の達人「しろくまさん」です。
「あーーー!」と声にもならない声を、お互いに出します。
私の隣の空席にしろくまさんが腰掛け、乾杯。
私は梅割りを半分、普通で頼みます。

シロタレよく焼きをつまんでいるうちに、そろそろ閉店。

思いもかけず、旅の道連れが出来ました。
当然、二軒目は蘭州で決まりです。

宇ち多゛

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2019/05/14 更新

7回目

2019/03 訪問

  • 夜の点数:3.6

    • [ 料理・味3.6
    • | サービス3.5
    • | 雰囲気3.6
    • | CP3.6
    • | 酒・ドリンク3.5
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

キャノンデールのB級食べ歩記: 後輩を立石にご案内① スムーズに入れた「宇ち多”」はボイルも堪能

「宇ち多"」未経験の後輩G君と、立石のはしご酒をする事にしました。
18時前に京成立石駅に集合し、早速宇ち多”に向かいます。

7、8人の並びでしたが、丁度入れ替わりもあって、10分弱で着席。
幸先の良いスタートです。

入口からセンターの左手。私が井筒監督と勝手に呼んでいるホール係の方の担当エリア。
ビールの小瓶を頼んで、とりあえず乾杯です。

ネタの確認。「ボイルは何がありますか?」珍しく5種類ほど残っているようです。
いつもは一人で来ますが、せっかく二人ですし、この時間では貴重なボイルを色々と頂いてみることにします。
まずは、レバボイルとハツボイルを一本ずつ。ボイルに限り一皿二本を、種類変えで頼むことができます。
串から抜いてシェア。あまりの美味しさにG君は感動。
私もここのボイルはありつけないことが多いので、しっかりと味わいます。
先輩風を吹かせて、注文の作法などを説明しますが、それは私が敬愛する食べログレビュアー、しろくま1124氏の受け売り。

名物の梅割りも頼みます。

続いてもボイル。ガツとシロを、やはり一本ずつ。

そういえば昨日も勝田台角一でもつ焼きを食べたのでした。

お新香は、「大根生姜のっけてお酢」を頼み、煮込みもお願いします。

「脂多いところ、ありますか?」
と尋ねると
「ちょっとどうかなー。もうあんまり選べないかな」と言いながら
「煮込み、脂取れるだけ取って」と声を飛ばします。
煮込みを私の目の前に置きながら
「ごめんね、もう選べなくて。ちょっとだけ脂取ったけど」
と言います。

この店の仕切りの厳しさがよく話題になりますが、それは下町らしい伝法な物言いだけであって、皆さん温かい人情の接客なのです。
難しいと言われる符牒も、お客さんのわがままを聞くうちに編み出されたシステムと聞けば、納得です。

そんな会話をG君としながら、梅割りは二杯目。私はシロップ少な目の辛めにしてもらいます。

焼き物に展開しますが、やはりカシラはありません。「アブラ少ないとこ素焼きお酢」で。

最後は梅割り半分を辛めでもらいます。半分と言ってもほぼ一杯で、料金は確か半額。これもユニークなシステムです。

もう一皿はシロタレよくやき。プニュっとした弾力のシロの外側がカリッと焦げて、食感のコントラストがナイス。濃い目のタレと絶妙なバランスで、締めにピッタリです。

お会計はもちろんセンベロ。エンジンも暖まったので、立石を少し散策しながらご案内することにします。

宇ち多゛

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2019/03/21 更新

6回目

2019/01 訪問

  • 夜の点数:3.6

    • [ 料理・味3.6
    • | サービス3.2
    • | 雰囲気3.6
    • | CP3.6
    • | 酒・ドリンク3.5
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

キャノンデールのB級食べ歩記: 敬愛するレビュアーさんとオフ会① 珍しくすぐに入れた立石「宇ち多“」からスタート

食べログがご縁で、いつも大衆酒場の情報でお世話になっているしろくま1124さんと何年ぶりかのオフ会です。
待ち合わせはもちろん京成立石駅。

まずは宇ち多“でエンジンを暖めます。
私はほぼ半年ぶりの訪問です。
行列はなんと二人しかしません。しかも二十代前半の可愛らしいお嬢さん。
どこで情報を仕入れてこの店に来たのか分かりませんが、かなり戸惑っている様子。中に呼び込まれますが、ドアを閉めるのを忘れるぐらい緊張しています。
我々もその後すぐに呼ばれ、5分と待たずに入店です。

入口手前の奥に並んで座り、まずはビール。
二人なので大瓶で。

隔週で来るというこの店の達人、しろくまさんがいれば、符丁が難しいこの店も、大船に乗ったつもりで楽しめます。
まずは生から。せっかくですからハツ、レバを一本ずつにして分けることにします。生は一本ずつの盛り合わせが可能なのです。
生、とはいっても実はボイル。湯引きしてあるのですが、昔、本当に生だった頃が懐かしく思い出されます。

串から抜いてシェア。

続いて焼き物。カシラ素焼きお酢から。カシラがこの時間でもあるのはレアなこと。ベテランのしろくまさんも驚いています。

鍋側の奥のコの字カウンターが空いたので、そちらに移動をお願いします。そんな事も常連だから成せる技。箸とグラスだけ持って、お引越し。

アルコールはもちろん梅割りにチェンジ。しろくまさんは「甘めで」とお願いし、梅シロップを多めに入れてもらいます。
私の隣のお客さんは「辛め」と頼んでいました。

そこへ、しろくまさんがお知り合いの、ご近所にお住まいのご常連が相席になります。その方はなんと一日おきに来ているとか。羨ましい限りです。その方は梅割りを「うんと甘めで」とオーダー。実に奥が深い。

抜いた串は箸置きに。

カシラは一人一皿なので、もう一皿権利あり。今度は塩で頼みます。「ボイルで塩」と言えば、皿のふちに塩が盛られて出てくるそうですから、実に様々な楽しみ方ができるのも、この店の根強い人気の理由の一つでしょう。

先程の素焼きお酢かけのお皿を重ねずに残しておくことで、そこに浸ければ、味変できるという、これまた通な楽しみ方。

ここでお新香。大根生姜のっけてお酢。ご常連は「昔、梅割りの梅抜きにお新香の生姜を入れてた爺さんがいましたよ」と言います。最近流行りのガリ酎ですが、きっとそのお爺さんのオリジナルレシピの方が、遥かに古い事でしょう。何より「梅割りの梅抜き」とは、これまた奥が深い。

ここで煮込み。私はいつも最初に頼みますが、この辺りがベテランらしい段取りです。
「煮込みあぶら多いとこ」と注文。
「この時間でもあぶらあるんですか?ホネとかフワとかは早い時間に無くなりますよね」
「シロい(ハツモト・血管)のは早いですけど、クロい(フワ・肺)のは意外と残ってますよ」という貴重な参考情報。
もっとも、ホネ(下顎)は開店後瞬間で無くなるそうなので、朝から並ぶ人がいるのもわかります。

「あぶらの多い煮込みは、生姜と一緒に食べると美味しいですよ」という彼の情報は、傾聴に値します。

しろくまさんのおかげで、実にいい展開です。

梅割りをお代わり。

もちろん、お店の縛りの上限三杯はすぐ。

最後はもちろんシロタレよく焼きで決まり。
これほど旨いモツは、やっぱりありません。

ジャスト一時間の「宇ち入り」で一軒目から大満足。
次は私のお気に入りのお店にご案内です。

宇ち多゛

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2019/01/30 更新

5回目

2018/05 訪問

  • 夜の点数:3.5

    • [ 料理・味3.6
    • | サービス3.5
    • | 雰囲気3.6
    • | CP3.5
    • | 酒・ドリンク3.5
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

キャノンデールのB級食べ歩記: 立石にアーリーチェックインしてハシゴ酒① もちろん「宇ち多”」のもつ焼きと梅割りで暖機運転

立石にアーリーチェックインしてハシゴ酒① もちろん「宇ち多”」のもつ焼きと梅割りで暖機運転今日は出先の押上で仕事が上がりました。
当然、アーリーチェックインしかありません。
行き先は立石。
ここから京成線でたった三駅なのですから。
17時半に駅を降り立ち、商店街へ。

お目当ての宇ち多”はわずか二人待ち。
お昼の開店直後からずっと混むこの店ですが、この時間は貴重なアイドルタイム。

2、3分で入店。
今までで最速かもしれません。
いつののように、とりあえず小瓶と煮込みから。

唐辛子を振って。

焼き物はシロタレよく焼きから。
シロはよく焼きの焦げて固くなった食感が好き。

これも唐辛子を振って。

整いました。

理想的な立ち上がり。

もつ焼きはしっかりと噛み締めて。

ここで梅割り。

今日は、まだ生もありました。
レバボイルにお酢掛け。

これは旨い。

目の前の狭いテーブルは、好きなものでいっぱい。

梅割りは二杯目。
手際よく、あっという間にナミナミと注がれます。

焼き物をもう一本。
アブラ少ないとこタレ。

梅割りも進みます。

エンジンも暖まりました。
二軒目のイメージも固まったので、お会計を済ませます。
1,800円でした。

宇ち多゛

関連ランキング:もつ焼き|京成立石駅、青砥駅

2018/06/08 更新

4回目

  • 夜の点数:3.7

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス3.5
    • | 雰囲気4.0
    • | CP3.7
    • | 酒・ドリンク3.5
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

キャノンデールのB級食べ歩記: 立石ハシゴ酒を息子に指南① まずは「宇ち多”」のもつ焼きからスタート。一見難度が高そうな作法と符牒もルールを覚えれば簡単

4月から新社会人として立石で一人暮らしを始める三男に、立石の歩き方を指南する週末の親子飲みという企画。
もちろん一軒目は関東もつ焼き界の聖地、宇ち多”から。

長きにわたり表と裏で行列が分かれていましたが、私が大阪に転勤している間に裏口に一本化されました。
行列は6人。これなら然程待たないでしょう。

暖簾の内側で立っていると
「何人?」
と声を掛けられます。
二人と答えると、先客のポジションを動かしてスペースを作ってくれます。
普通なら考えられないことですが、この店は譲り合いの精神。
自分が先客で動かなければいけないときも、気持ちよく動くのが作法。
開いたスペースに案内されます。
「かばんは前に抱えて、人にぶつからないようにするんだよ」
と指南。
案の定
「かばんは前にかかえて」
と二代目から厳しい指示が飛びます。
これも乗り越えなければいけない作法。
狭い椅子に並んで座り、注文。
忙しく歩き回るエリア担当の二代目を捕まえて
「ビール!煮込みと、お新香に生姜のっけてお酢!」
と告げます。
まごまごしていたら、いつまでたっても食べられません。

乾杯。

19時近い入店ですが、煮込みにはまだフワ(肺)もあって、意外。

一人だとちょっと多いお新香ですが、今日は二人なのでいいでしょう。
生姜のっけてお酢、という頼み方も意味不明のようでいて、そのまんま。
符牒を恐れることはないと指南します。

「何がありますか?」
私のように会社帰りの閉店間際に来る場合、今日は何が食べれるのか確認するのが肝要です。
もう売り切れている部位を頼むのはホール係にもお客にも労力の無駄。
メニューが無いこの店では、口頭での確認は重要です。
「レバ、シロ、ガツ、アブラ。レバボイルもあるよ!」
今日二つ目の驚きは生(ボイル)があったこと。
遅い時間にはレアですが、もちろん注文します。
「お酢かける?」
「お願いします」
伝法な二代目の口調に押され気味ですが、これも下町酒場の良さ。

レバボイル。
昔は「レバ生」といって、生で食べられたのですが、規制で食べられなくなってしまったので、ボイル。
残念な限り。

「この店は梅割りが名物なんだ」
と息子に教えます。
「メニューに宝焼酎って書いてあるだろ。焼酎のストレートなんだけど、それに梅エキスを垂らしてもらうのが梅割りなんだよ。ウイスキーストレートの代用飲料だな」
と蘊蓄。

頼んだ焼き物がようやく出てきました。
たぶん注文が通っていなかったのでしょう。
この店ではままある話。
アブラタレよく焼きとシロタレよく焼き。
「よく焼き」も符牒ですが、これもそのまんま。
もちろん美味しいのですが、見ただけで涎もの。

やっぱり宇ち多”は最高。

梅割りは零してくれるので、少し飲んだ頃合いで受け皿から移すのだ、とこれも指南。

お会計はお皿の数を数える回転寿司スタイル。
もちろんセンベロ価格です。

表口から退店。
エンジンも暖まったので、次なる店へ向かいます。

宇ち多゛

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2018/03/08 更新

3回目

2017/10 訪問

  • 夜の点数:3.8

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス3.5
    • | 雰囲気4.0
    • | CP3.5
    • | 酒・ドリンク3.5
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

キャノンデールのB級食べ歩記: 久しぶりの立石ゴールデンコース① 雨のせいか珍しく並ばずに入れた「宇ち多”」で煮込みともつ焼きをつまみながら梅割りでエンジンを暖める

久しぶりの立石ゴールデンコース① 雨のせいか珍しく並ばずに入れた「宇ち多”」で煮込みともつ焼きをつまみながら梅割りでエンジンを暖める今日は定時で終わりました。
せっかくの金曜日ですから、久しぶりにお気に入りの立石を飲み歩くことにしました。
立石に着いたのは18時20分。
この時間ならもつ焼きの人気店宇ち多”もまだ開いているでしょう。
一段と強くなった雨ですが、商店街はアーケードのおかげで傘いらず。
なんと宇ち多”に行列がありません。
暖簾を持ち上げて中を覗くと、すぐに案内されました。
早い時間が混む店とはいえ、並ばずに入ったのは初めてです。

井筒監督、と私が勝手に名付けているホール係の男性のエリアに案内されました。
まずは小瓶と煮込みから。

年季の入った煮込みはさすがの味。

お新香を頼みます。

まずはいいスタートになりました。

シロタレよく焼き。
久しぶりに来ると、注文の符丁を思い出すのに少し時間がかかります。

シロはタレのよく焼きが私のお気に入り。
これだけは外せないアイテムです。

小瓶を飲み切り、梅割りに切り替え。
宝焼酎を梅エキスで割ったこの店の定番アルコール。
焼酎甲類をウイスキーストレートに似せた戦後の代用飲料。
これを炭酸で割れば、下町ハイボールになります。

いかにも宇ち多”らしい風景になりました。

今日はシロ以外はアブラとレバとガツだけが残っています。
カシラやタンが無いのは残念ですが、レバたれを注文。

梅割りはたちまちお替り。

狭いテーブルにギュウギュウ詰め。
戦後の混乱期から高度経済成長期にかけて、ここで男たちは肩を寄せ合いながら安い酒と安いもつ焼きでささやかな娯楽を楽しんでいたのでしょう。
今は若い女性まで食べに来るお店になりましたが。

レバタレにも唐辛子を振って。

中はほどよいレア。
ついこの前までは生でも食べられたことを残念に思うのは私だけではないでしょう。

梅割りは、更にこぼれたものも残さずに。
コップに移すこの所作も酒飲みの楽しみ。

40分ほどのサク飲み。
この店で長っ尻は無粋というもの。
お会計は1,600円でした。
エンジンも暖まったので、ゴールデンコースの二軒目へと向かいます。

宇ち多゛

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2017/10/09 更新

2回目

2017/01 訪問

  • 夜の点数:3.5

    • [ 料理・味3.5
    • | サービス3.0
    • | 雰囲気3.5
    • | CP3.5
    • | 酒・ドリンク3.5
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

キャノンデールのB級食べ歩記: 誕生日に大好きなセンベロタウン立石でハシゴ酒② 閉店間際の「宇ち多”」で梅割りを舐めながらもつ焼きを。伝法な接客も心地良い

ミツワを出ると、宇ち多”の行列が消えています。
もう閉店でしょうか。
中を除くと、手招きしてくれました。
まだ入れるようです。

こんな時間ですから、あるものは限られています。
「何がありますか?」
「煮込みはもう終わったよ。ガツとレバとシロ。あとは大根」
と相変わらず二代目の伝法な接客。
でも、それがこの町の、そしてこの店の良さでもあります。
「梅割りでいい?」
「はい。それと大根をお酢かけで生姜のっけて。それからレバとシロをタレで」
最初の難関であるオーダーを無事に済ませ、ホッと一息。

瞬く間に一升瓶と梅エキスを持って再び私の前に現れた二代目は、曲芸のように一升瓶から焼酎を注ぎます。
日本酒のようにしっかりと溢してくれるのが嬉しい。

大根のお新香がまず出てきました。

レバタレとシロタレも。

懐かしい立石の名店に二年ぶりの訪問です。

焦げ目がまた旨そう。

焼酎が少し減ったところで、皿に溢れた焼酎をコップに戻します。

レバの焼き加減も絶妙です。
昔は生でも頼めたのが残念でなりません。

シロはよく焼きで頼めば良かったと後悔。
シロはカリカリな方が好きなのです。

梅割りをもう一杯。
もう閉店となり、後から来たお客さんは断っています。
この店に空席が出来るのはこの時間だけ。

お会計は1,000円。
ちょっとホッピーが飲みたくなりました。
河岸を変えて、北口へ行ってみます。

宇ち多゛

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2017/01/08 更新

1回目

2015/01 訪問

  • 夜の点数:3.8

    • [ 料理・味3.8
    • | サービス3.0
    • | 雰囲気3.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク3.3
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人
  • 昼の点数:4.0

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス3.2
    • | 雰囲気3.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク3.3
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

「キャノンデールのB級食べ歩記」: 大好きな下町居酒屋の町、葛飾立石を久しぶりにパトロール① 関東もつ焼き界の聖地「宇ち多”」の活気にテンションも上がる

2015.1
大好きな下町居酒屋の町、葛飾立石を久しぶりにパトロール① 関東もつ焼き界の聖地「宇ち多”」の活気にテンションも上がる

今回の帰省は3連休。
品川で新幹線を下り、京急〜都営浅草線〜京成線と乗り継いで1年ぶりに大好きな下町居酒屋の町、京成立石駅に下り立ちました。
まずは大きなキャリーケースをコインロッカーに預けてから行動開始。
かつては会社帰りに気軽に寄れたことを思うと、今は転勤者の私には思い出の店を巡るのも一苦労です。


最初は南口へ。


懐かしい商店街。


駅前の肉屋さん愛知屋の揚げたてコロッケも相変わらずの行列で、なんだかホッとします。
そういえば、良く立ち食いをしました。


商店街に入って、今日一軒目の店へ。


この店を抜きにして立石は語れない、関東もつ焼き界の聖地宇ち多”。
14時に開店し、19時には品切れ閉店となる人気店。
私が到着したのは18時半少し前。
行列が短いのは、この店が閉店間際で品切れが多いことを意味しています。
常連さんは皆開店を狙ってくるからです。


行列が短いおかげで7、8分で入れました。
どこに座るかは全てお店の差配。
今日は奥の席でした。
私が勝手に「井筒監督」と呼んでいるおじさんの担当エリア。
まずはビールの小瓶と煮込みから。


もつ煮込みもすぐに運ばれてきます。


七味を振って。
裸電球の薄暗い明かりの下、戦後の闇市の匂いを色濃く感じる雰囲気です。


焼き物はシロとレバをタレの若焼きで。
今日はそれ以外はアブラとガツの4種類しか残っていないようです。


狭い長テーブルに身体を寄せ合って。
もつ焼きが好きで、この店が好きなお互い様ですから、譲り合い。


若焼きとはレアのこと。


暗くて良くわかりませんが、かなりのレア。
もちろん「うんと若焼きで」とか「よく焼きで」といった細かい注文も可能。


消費税アップ後は初訪問。
180円のもつ焼きは200円に上がっていました。


アブラの少ないところとガツを一本ずつ。
「塩でよく焼きで」
と頼みましたが
「ごめんね、一本ずつだと生になっちゃうんだよ」
と井筒監督に返されます。
そうでした。
注文ルールも忘れていまうほど、私もこの店から遠ざかっていたのです。
「お酢かける?」
「はい」
この店では50過ぎのいい年をした私でさえ小さくなるくらい、店側の威勢がいいのです。
東京の下町の古き良き雰囲気が残る数少ないエリアらしい接客。


お酒は梅割りにしました。
これも戦後の香りが残る下町の飲み物。
宝焼酎(焼酎甲類)のストレートに謎の梅エキスを垂らしたもの。
向かいのお客さん越しに一升瓶と梅エキスの瓶を器用にコントロールして、この小さなグラスにナミナミと注ぐ様は、なんとも言えない名人芸。
ウイスキーのイミテーションとも考えられる貧しい時代のアイデアが、今も脈々と息づいています。


いい展開になってきました。


もちろん受け皿に零れた焼酎は、少し飲んだところでグラスに戻します。


アブラもガツも生とはいえ湯引き。
お酢でさっぱりと。


梅割りは二杯目。
この店は上限三杯までの縛りがあります。
他のお店で飲んでくるのもご法度で、かつて赤ら顔の後輩を連れてきたら、飲んでもいないのに入店を断られたこともあります。
いろんな意味で店が主導権を握っているのですが、不満ならば来なくて結構という自信の現れでもあります。


お新香は大根。
「生姜のっけてお酢で」
と、ようやく注文の符牒も取り戻してきました。


そろそろ私もお店も終盤。
もつ焼きも3種類となり、行列も途絶えました。


お会計は1,800円。
1,000円でお釣りを貰うご常連の域には、私はまだまだ到達していないようです。


「ありがとね!狭いとこゴメンね。またね!」
と井筒監督に見送られて店を出ました。
傳法な口調でも、この店の人たちは皆下町人情に厚いのです。
【ブログからの投稿です】
http://gourmet-cannondale.blogspot.jp/2015/01/blog-post_86.html

2014.3
久しぶりのマイホームタウン京成立石で私の東京居酒屋最愛の店をハシゴ。もつ焼き「宇ち多”」〜餃子「蘭州」で感慨深い週末
日帰り出張のはずでしたが、大学生の三男が学校のことで相談があるというので、話を聞くために留守宅に帰ることにしました。

元々今日はある目論見がありました。
それは久しぶりに京成立石で宇ち多”と蘭州のゴールデンハシゴをしようというもの。
本社勤務時代は私の夜のホームグラウンドの一つだった立石。
ディープなセンベロタウンは私の居酒屋巡りの原点でもあります。

20時半までに切り上げれば21時20分東京発の最終新幹線に間に合います。
留守宅に帰ることになったので、そのリミッターは外れました。
少なくとも時間の制約は無くなったので、落ち着いて京成立石を回れそうです。

本社での仕事が長引き会社を出たのは18時。
立石までは30分。
一軒目に行くつもりの宇ち多”は19時過ぎには売り切れ閉店してしまう関東一のもつ焼きの人気店なので、かなり焦り気味でした。

南口を出ると、持ち帰りコロッケでいつも行列の愛知屋。
変わらない風景に安心します。

南口の商店街を抜けて歩きます。

関東もつ焼きファンの聖地、宇ち多”。

それほど行列は長くありません。
10分位で入れそうです。

消費税増税に合わせて価格も改定。
今まで長い間同じ価格だったので、将来の消費税10%を見越してということなのか、かなりの上げ幅です。

大鍋からもつ煮込みを掬い入れるご主人。
私の順番は次になりました。

裸電球にコンクリ打ちっぱなしの土間、という狭い店内。
さして広くない店は、戦後の匂い色濃く残す風情です。
店主の息子さんの指示に従い着席します。
まずはビールともつ煮込みを。
「ビールは大!?小!?」
「だ、大で・・・」
しまったな、小のつもりだったのに久しぶりの迫力に気圧されてしまった。

早い時間にくれば、フワや骨などの希少部位を多めに入れてらうことも可能。
だから通は早い時間に来るのですが、サラリーマンはそうもいきません。

久しぶりの宇ち多”は、暗号のような符牒を忘れかけていて、うまくオーダーできるか不安でした。
座った場所は一見強面で伝法な息子さんの担当エリア。

「今日は何がありますか?」
この時間は売り切れの部位が多いのでまず確認。
「シロ、ガツ、アブラ、レバー」
とぶっきらぼうな返事。
「ガツとシロ、タレでよく焼きで」
「ガツとシロ、タレでよく焼きで!!」
私のオーダーと店員さんのオーダーが寸分違わなかった時は、それは私がうまくオーダーできたということ。

炭火の前で見事な焼きを担当するのは女性。
何度来てもこの方の素性は謎なのですが、娘さんなのでしょうか。
一人で来たときは、この人の腕さばきと、狭い店内を一升瓶と小皿を抱えて行き来する伝法な店員たちを眺めながら一杯飲るのが楽しみです。

もちろんここに来たらこれを飲まないと始まりません。
梅割り。
焼酎甲類を梅エキスで割った謎の焼酎ストレート。
目の前のグラスに宝焼酎を一升瓶から注ぎ入れ、絶妙に受け皿に零した所でもう一方の小脇に抱えていた梅エキスを数滴垂らしま。
このパフォーマンスも私は大好き。

「レバタレうんと若焼きで」
少しオーダーの調子も戻ってきました。
レバーをタレで、表面を炙る程度で、という意味です。

中は完全に生。
外側と内側の固さの違いと温度差がこの若焼きの面白さ。

私が一生懸命写真を撮っていたせいか、お隣りの60絡みの常連さんが話しかけてきました。
「いいね、しっかり書いて宣伝してよ」
私がブログに書くであろうことがわかっているのでしょう。
「ありがとうございます。今日は久しぶりなんですよ、今は大阪に転勤で」
「私も若い頃は神戸に住んでてね。よく悪さしたもんですよ」
と話が弾みます。
これがこの店の楽しい所。
足立区から来たというお客さんが私に帰り際に一つおすそ分けしてくださいました。

ガツ生のお酢かけ。

一人だと食べれる種類も限られます。
返す返すもビールの大瓶を頼んでしまった自分が悔やまれます。

お口直しに「お新香生姜のっけてお酢」

狭いテーブルはこんな感じになってきました。

梅割りをお代わり。
仕事の疲れも日頃の憂さもじんわりと溶けていく至福のひと時。

「アブラ少ないとこ素焼きでお酢かけ」
アブラは脂身の多いところか少ない所を選べます。
もちろん選択可能な在庫があれば、ですが。
素焼きとはそのままタレも塩も付けないで焼くこと。
お酢をかけると脂身がさっぱりとした味に変わります。

食べ終わったお皿を重ねてスペース確保。
これは後でお会計する時にも便利なのです。
ここは焼き物は値段が同じなので、回転寿司スタイルでカウントするからです。

今日は19時20分で新規のお客さんを断っていました。

本日のお会計は1,980円。
ビールは小瓶で良かったな、その分別のもつ焼きが食べられたのに、とまた後悔。
「ありがとう!お待たせしてゴメンね!」
と伝法だけど実は優しい息子さんに声をかけられました。
東京の下町の良さがまだ残っている街です。
【ブログからの投稿です】
http://gourmet-cannondale.blogspot.jp/2014/03/blog-post_28.html

(2011.8)写真追加
だんだんと頼み方もこなれてきました。
ちょっとは常連っぽくなったかな(^o^)

レバはタレ若焼き、ハツはタレ良く焼き、シロは素焼きお酢かけ、と自分の好みも定まってきました。
でも、会社帰りでは駆けつけてもメニューに限りがあります。

また、この2、3カ月ほど、どうも若い女性客が増えているようです。
ananに立石特集が載ったと聞きましたが、とはいえこの店に恐れも無く飛び込んでくる彼女たちの勇気に敬服。

(2011.1)
年明けの立石初詣は当然ここから。
まだ残業もないので定時に会社を出て18時半には立石駅に降り立ちます。
いつも並ぶ裏口にいけば、行列はわずか一人。
しかも、ちょうど5、6人先客が出てすぐに座ることができました。
「こいつぁ、春から縁起がいいやぃ」と歌舞伎風にひとりごち。
私もだいぶこの店の作法にも慣れてきたので落ち着いて振舞うことができるようになりました。
まずは梅割。ナマ系はハツナマお酢かけで。焼き物はレバタレ若焼きで。
ハツナマはコリッとしていて、お酢の風味がさっぱりして梅割によく合います。
レバタレの若焼きは前から頼んでみたかった一品。
上質なナマで食べれるレバを軽く炙って。外側と内側の食感の差が楽しいです。
その後以前食べて気に入ったシロ素焼きお酢ダイコン生姜のっけてお酢でさっぱり目の展開。
サクっと4品つまみ、梅割りを2杯。いつの間にか外は大行列。タイミング良かったな。
今年も通うよ!

(2010.12)
お昼に会社近くの蕎麦屋銀座満留賀で部の納会をやり、昼間から焼酎そば湯割りと日本酒をガンガン飲んですっかり出来上がってしまいました。

そのまま今年の飲み納めで立石へ。
やっぱり宇ち多”です。
今年は8月の初宇ち多”以来月イチペースでの訪問です。

大好きなホール係の井筒監督似のおじさん側に並び15分ほど待って入店です。
例によって、相席のおじさんたちと仲良くなって色々と教わりながら年送りの一杯。
向かいに座ったおじさんに教わった「ぶどう」も初めて飲んでみました。
これは梅割りの梅エキスの代わりにぶどうエキスが入った物。
意外とあっさりしていました。

店を後にするお客さん一人ひとりに井筒監督は「どうもありがとね!良いお年を!」と声掛け。
宇ち多”初級の私にも暖かく声をかけてくれました。

夕方にもかかわらずすっかり酔った私は、店を後に歳末感たっぷりの商店街を抜けて駅へと歩き出しました。

(2010.11)
この日は会社の後輩と。
会社帰りで18時半前でしたが、ほとんど待たずに入店。
三回続けて正面から見て右奥のコーナーへ。
このエリア担当のおじさん(私は勝手に井筒監督と呼んでいます)は抜群の客あしらいと下町らしい接客で大好きです。

後輩の一人は初めてですが、もう一人は何回も来ていて、手慣れたオーダーです。
まずは、ビール。そして梅割り。
とりあえず煮込みハツナマレバナマお新香
焼き物はシロ素焼き酢ガツしおアブラ少なめタレよく焼き
特にシロ素焼き酢は相当旨く、全員が納得。
私はシロはいつもタレで食べるのですが、この素焼き酢はとても良かったです。
今週二回目でしたが、いずれも殆ど待たずに楽しめました。

途中から隣に座ったお父さん。地元の豆腐屋さんだそうで、気さくに向こうから話しかけてくれました。
何と御年70歳を超えるそうですが、とてもそんな風には見えない若々しいおじいさん。
「血糖値あがるといけないから」といいながら梅割りと烏龍茶ともつ焼きを一皿。
あっという間に親しくなるのが下町居酒屋の良さ。
「俺はここにもう50年以上通ってるのよ」
「やっぱり戦後に出来たんですか?」
「違うよ、ここは戦前からあるんだよ。元々は屋台さ」
「へー、そうだったんですか」
「このあたりは闇市でさ。むこっかわの交番の裏はもともと赤線だったんだよ」
なるほどね。そういわれれば今は怪しげなスナックが立ち並ぶあの一角がそうだったのですね。
どうしてこんな江戸のはずれの辺鄙な場所が、街道筋でもないのにこんなに繁華街を形成していたのかがわかりました。
女いるところに男あり。男いるところにお酒あり、という訳ですね。
豆腐屋のおじいさん、もつ焼きを一皿だけ食べてあっという間に「じゃあな」と退散。
カッコイイなぁ~。

(2010.8)
立石にドハマリしてあちこち探検を続けていますが、立石を代表する超有名店にして関東もつ焼き界にその名を知られた当店は、品切れ閉店が早いため何度となく涙を飲んできました。

居酒屋仲間の友人と、「これは開店と同時にシャッター宇ち多”しかないね」との合意に達しました。
そうです。三田のシャッター二郎と同じ発想です。

しかしそうなると13時半には現地必着。お互いに都合をつけて午後半休を取りました。
多分サボリーマンもいっぱい来ているのでしょうが、清く正しい我々は有給休暇を取得し堂々と昼酒です。
でもカミさんには内緒ww これ読んで無いから大丈夫(^O^)/

友人とは京成立石で待ち合わせ。
若干友人が遅れたため、行列に並んだのは14時開店の15分前。
一回目の流し込みに入れるかどうかが気になります。

宇ち多”の前には既に折り返しの行列が。
閉店間際に行列に並んだことはありますが、この時間帯は初めて。
常連と思しき余裕組と、我々観光客然とした初心者組と見ればわかるものです。
きっと僕らも浮いてるんだろうな。

表側の入口で並んでいるとお兄さんが出てきて数を数えて仕切りに入ります。
僕らの前でまたもや区切られ
「ああ、今日もダメか・・・」
と思っていると、裏に回るように指示されます。
このオペレーションは今までも目撃したことがありますが、非常に難解、かつ不安になります。
裏に回るとそこは行列が二つ。表の担当のお兄さんに指示された列に並んでいると、今度は裏の担当のおじさんから更に別の列へ移る指示が。

そんなこんなで益々不安がつのる二人ですが、14時入店の第一回目で、西側北口ドアの狭い一角に滑り込みセーフとなりました。

店内は映画で見た戦後の飲み屋そのままの雰囲気。
土間、板張りの壁、昼なお暗い裸電球、そして長椅子の様な幅の狭いテーブル。
ギュウギュウ詰めの店内は既に熱気ムンムン。
あっという間に満員の店内は戦場のような雰囲気。
続々と謎の符牒が飛び交う中、一見恐そうな我々のテーブル担当のおじさんに恐る恐る声をかけます。

「すいません、ビールとレバ生、お新香をください」

見るからに初心者の我々に対し

「あいよ!」

と返事。たちまち注文したビールレバ生お新香が運ばれてきます。

狭いテーブルは隣のお客さんの食べ物もあって大混乱。かと思いきやそれなりに皆さんお行儀よく詰めて並べているので大丈夫。
お皿を重ねるのは、回転すしと同じ仕組になっているからです。
担当のおじさんも様子を見ながら適宜整理を入れていきます。
伝法なのは見かけと口調だけ。実は優しいのです。

居酒屋に関しては百戦錬磨の友人もちょっと上がり気味。
一方私は今まで何回か行列に並んだ経験から、イメージトレーニングができていたせいもあって若干落ち着きがあります。

最初に食べたレバ生はプリプリとした食感とエッジのキレが効いたさすがの逸品。
生でも串刺で出てくるのはこの店らしいもの。

これは謎の符牒とも関係しますが、要するにこの店のモツは基本的には生で食べられるもの。
それを焼きにも転用するので、始めっから串刺しになっている合理的なシステム。

注文の仕方は「好みの部位」×「焼き方(生も含む)」×「焼き具合(省略可)」×「酢をかけるか(省略可)」が基本形。
部位によって「脂の多いとこ」とか、もつ煮込みの場合は開店直後なら「ハツモト(大動脈)」「フワ(肺)」「ホネ(豚の顎)」などを指定すると多めに入れてくれます。

開店直後なら「シンキ」というのが希少であることを後で知りました。
他のお客さんが「シンキ」「シンキ」というので何かなぁと思っていたら「テッポウ(直腸)」「コブクロ(子宮)」が一本ずつのセット。これはどちらも希少ゆえ、当然この「シンキ」も早くに無くなるのです。

我々はその後煮込みシロたれアブラ塩カシラ素焼きお酢かけタンなま(希少)アブラ素焼きお酢かけと食べ進みました。
個々の味は説明するまでもないでしょう。この雰囲気が好きな人なら、この価格でこのクオリティ、文句があろうはずがありません。

飲み物はビールのあと梅割を二杯。
この梅割というのは不思議な飲み物。
要するに甲類ストレートに謎の「梅エキス」を垂らしたもの。強烈な戦後臭のするユニークな飲み物です。
私はお酒が強いので平気ですが、サイダーを頼む人が多いのは、それをチェイサー代わりとしているからです。

以上、平日の昼酒を堪能し、自らライブエンタテインメントに参加したかのような高揚感さえ感じて、お会計は@1600円。

もう一人で来れるもん!


以下、私が予習のために熟読したサイトです。

宇ち入り倶楽部
宇ち中

みなさんも「エアー宇ち多”」で留まらず、軽い気持ちで「宇ち入り」しましょう。
意外と敷居は低いから大丈夫!

  • 2015.1梅割り

  • 2015.1 1800円

  • 2015.1 19時を過ぎればもう閉店

  • 2015.1

  • 2015.1

  • 2015.1大根生姜のっけてお酢

  • 2015.1アブラ少ないところとガツを生で

  • 2015.1梅割り

  • 2015.1

  • 2015.1

  • 2015.1アブラ少ないところとガツを生で

  • 2015.1

  • 2015.1レバたれ若焼き

  • 2015.1シロたれ若焼き

  • 2015.1煮込みとレバたれとシロたれ

  • 2015.1レバとシロ、どちらも若焼きで

  • 2015.1煮込み

  • 2015.1煮込み

  • 2015.1

  • 2015.1

  • 2015.1

  • 2015.1

  • 2015.1

  • 2015.1

  • 2014.3脂少ないとこ素焼きお酢かけ

  • 2014.3脂少ないとこ素焼きお酢かけ

  • 2014.3梅割り

  • 2014.3

  • 2014.3お新香生姜のっけてお酢

  • 2014.3ガツ生お酢

  • 2014.3レバたれうんと若焼き

  • 2014.3レバたれうんと若焼き

  • 2014.3レバたれうんと若焼き

  • 2014.3梅割り

  • 2014.3ガツとシロ タレよく焼き

  • 2014.3ガツとシロ タレよく焼き

  • 2014.3煮込み

  • 2014.3煮込み

  • 2014.3煮込み

  • 2014.3

  • 2014.3

  • レバタレ若焼きとガツ素焼きお酢かけ

  • ハツナマお酢かけ

  • レバタレ若焼き

  • ダイコン生姜のっけてお酢かけ

  • シロ素焼きお酢かけ

  • シロタレ良く焼き

  • アブラ素焼きお酢かけ

  • ナンコツ塩

  • ぶどう

  • 煮込みとレバ生

  • いろいろ

  • 煮込み

  • アブラタレ

  • 表(東側)の入口

  • 裏口(西側)にも行列

  • とりあえずビール

  • 漬物

  • レバ(生)

  • 「もつ焼き」「煮込み」「お新香」の表示しかない

  • 各種お酒

  • 煮込み

  • 梅割りは要するに甲類ストレート

  • シロたれ

  • アブラ塩

  • カシラ素焼きお酢かけ

  • タン生

  • 料金計算早見表(180円単位)

  • アブラ素焼きお酢かけ

  • 平日15時、行列は途切れている

2015/01/12 更新

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