55回
2018/08 訪問
シンプルな和風つゆにつけて自家製麺の風味を楽しむ冷やしつけ麺! ざる小麦そば
「麺と心 7」の新たなレギュラーメニュー「ざる小麦そば」を食べました!
現在のレギュラーメニューは以下の4つのラーメンとなってます!
・濃厚魚介そば(塩)
・鯛そば(塩)
・和風中華そば(塩・醤油)
・ざる小麦そば
「濃厚魚介そば」は以前のレギュラーからの継承ですね!
ただ今回のほうがより濃厚なスタイルとなったようです!
「鯛そば」、「和風中華そば」とだんだん濃度が下がるようです!
そしてこの4つの中で明らかに異色なのが「ざる小麦そば」です!
これは普通のつけ麺ではなく、つけ汁も冷たいのですよね!
また「自家製麺の香りを楽しむための、つけ麺です。」とあり、
このお店としては珍しく麺を主役にした商品なのが伝わります!(*゚◇゚)
むむ、これは紛れもなく「ざるそば」を意識した商品ですね!
つけ汁が完全に「ざるそば」のつけ汁っぽい感じですしね!
実際はこうしたスタイルのつけ麺を出すお店はいくつかあり、
「麺哲」系列の「盛り」はこのスタイルの代表と言えますし、
その弟子だった「丈六」も「ざる中華」を以前から出してます!
おそらくこの商品は直接的には「丈六」のメニューのインスパイアですかね!
「ウチの店も麺で勝負するつけ麺を作りたい」という思いなのでしょう!
でもって、この商品はこのお店として非常に新しくもあるのですよね!
なぜならここには「魚介白湯」的な要素は完全に皆無ですからね!
つけ汁は節系などを効かせた和風魚介風味ではありますが、
それはこのお店が志向してきた魚介系とはまた違いますし!
◎つけ汁
まずはつけ汁ですが・・・うん、間違いなく「ざるそば」系ですね!(●・ω・)
ベースに魚介によってしっかりとした旨味を下支えとして作り、
そこに甘みのある濃い醤油感をもったかえしを合わせてまとめる、
もう王道の「ざる中華」系のつけ汁と言ってしまっていいでしょう!
もちろんつけ汁は冷たいので、基本的には夏向けメニューに近いです!
基本的には魚介系なので、このお店らしいと言えなくもないですが、
それでも普段とはアプローチを変えたメニューなのは間違いないです!
なので、魚介を生かしつつも新機軸のメニューと呼んでいいでしょう!
◎トッピング
トッピングはレアチャーシュー、レンコン、青ねぎ、わさびです!(`・ω・´)
レアチャーシューはちょっとこの中では存在感が強すぎますね;
麺を巻いて食べられるくらい薄くスライスしたものを使うか、
あるいは事前に軽く熱を入れるなどの工夫が欲しかったですね!
ちょっと一つの具材としてあまりに単独で目立ちすぎてましたね;
「麺哲」の「盛り」は事前に熱を通すことによって油を出して、
それを麺に絡めさせることで中華らしい雰囲気を立ててましたが、
さすがにそうしたチャーシュー使いの妙まではなかったですね!
レンコンはこちらのお店では定番となっている具材ですね!
シャクシャクとした食感がいいアクセントとなっています!
ねぎはごく普通の薬味で、麺に絡めながら食べていきます!
このあたりは「ざるそば」の食べ方とほぼ変わりませんね!
そしてこの中で大きなアクセントになるのがわさびです!
たしかわさびは注文時に抜いてもらうこともできたはずです!
まずこのわさびはつゆにそのまま溶かすのはもったいないです!(=゚ω゚)
つゆはそのままで、麺にちょこちょこと乗せたうえで、
その麺をつゆにつけて食べるのが基本となります!
そうすることで麺の風味、わさびの香り、つゆの味がどれも楽しめます!
またこのつけ汁はあえて味がちょっと濃いめになっているので、
麺は全部つけるのではなく、全体の1/2ぐらいがちょうどいいです!
そうすることで麺の風味とつゆとのバランスがどちらも立つのですよね!
◎麺
そして麺ですが・・・主役にするだけの価値は感じさせる麺ですね!
いつもよりやや細めで平打ち、そして透き通った質感を持った麺です!
てっきり風味の強い焙煎小麦を練り込んだ麺を使うかと思いきや、
極めてシンプルな形で小麦の風味を立てる形で来たのですよね!
まず食感に関しては申し分のない完成度といっていいでしょう!(*゚ー゚)
つるりとしたすすり心地とのど越し、噛んだときのほどよい弾け方、
それと同時にふわっと香る小麦など、上手くまとめられた麺ですね!
「丈六」さんの麺に比べると、少しだけ多加水麺が低い感じですかね!
でも一般的に見ればこちらの麺もかなりの多加水麺にはなるでしょう!
風味という点では「麺哲」の「盛り」にはなかなか及びませんね!
「麺哲」の「盛り」の麺の香りはもはや反則級に近いですからね!
でもこちらのストレートに堪能できる小麦の香りもなかなかです!
◎まとめ
このメニューに関しては「つけ麺が食べたいとき」に選ぶのではなく、
「ざるそば」的な形で「麺を味わいたいとき」に食べるのがオススメです!
「こちらのお店の麺って、こういうおいしさがあるのだな」と、
そうしたことを再確認する感じで頼むメニューと言えるでしょう!
これまでの「麺と心 7」の中でも、特にストレートな内容の一杯でした!(゚x/)
※この口コミはブログの記事を食べログ用に少し再構成して投稿しています
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2018/09/13 更新
2018/08 訪問
あさりと海老のしっとりスープとガツンと来る海老油の2つの表情を楽しめる一杯! 次世代 海老とアサリの極上塩ラーメン(2018年8月限定)
8月の限定を求めて阿倍野の「麺と心 7」に行ってきました!
今月はちょっと特別な限定メニューとなっているのですよね!
Yahoo!の「最強の次世代ラーメン決定戦」の本選に出場している
「次世代 海老とアサリの極上塩ラーメン」が限定となっています!
名前はかなりインパクトのあるこの決定戦ではあるのですが、
単にラーメンの名前と見た目だけで投票するというシステムで、
1人1回ではなく、毎日1回ずつ投票できる方式となってます!(=゚ω゚)
さて、今回のラーメンは海老とアサリのミックスとなってます!
海鮮素材を2種類合わせるというのがこちらのお店らしいですね!
ちなみに8月に行われたメニューリニューアルと並行して、
麺量についての選び方も以前とは方式が変わってます!
以前は通常料金で並盛と中盛を選べるシステムでしたが、
中盛が廃止され、通常料金では並盛だけとなっています!
一見すると、麺量のサービスがなくなったように見えますが、
実は以前の中盛の麺量と新しい並盛の麺量は同じなのですよね!
なので、むしろ中盛がデフォルト化したとも言えるでしょう!
そのためこの新しい方針で麺量で損をすることはありません!
というわけで、「海老とアサリの極上塩ラーメン」がやってきました!
◎スープ
このラーメンは提供されるときに、器の左側と右側で
スープの味が違うのを楽しんでくださいと言われます!
左側はあさりだし、右側は海老が優勢なスープだそうです!
まずは左側ですが・・・しっとりしたあさりだしですね!(*゚◇゚)
あさりの深い旨味を軸にしながら海老の風味なども重なり、
貝のパンチがありながらもしっとりとした印象が強いです!
これだけでも一つの貝系清湯スープとして成り立ってますね!
こちらのお店は基本的に魚介白湯を中心に据えてますが、
今回のラーメンに関してはむしろ清湯寄りの内容ですね!
次に右側ですが・・・こちらは海老の主張がガンガン来ますね!(●・ω・)
とはいえ、実はベースのスープが違うわけではないのですよね!
もっともあさりのスープと海老のスープを別々に作って、
それを直前に合わせているという可能性はありますが、
それは結局どんぶりの中で一つに合わさりますからね!
なので、左側と右側の差を生み出しているのは大量の海老油です!
画像でもわかるように、海老油は明らかに右側に偏っていて、
さらにそこに小海老具材まで入って海老系を強めています!
まず何と言ってもこの海老油の風味と香ばしさが素晴らしく、
それがダイレクトに楽しめる前半は海老がガンガン来ますね!
なので、スープもオイルも海老一色で染めるタイプではなく、
スープはあさりと海老の複合清湯で、それを海老油によって
海老の強いパンチを加えたのが右側のスープと言えるでしょう!
さらにそのすぐ近くに小海老がどっさりと入っているので、
これを麺に絡めながら食べると海老油の風味が来るとともに、
小海老の香ばしさがガンガン攻めて来て海老を堪能できます!
一方で海老要素の薄い部分を食べるとあさりの主役感が楽しめる、
こういうふうに2つの味が楽しめるというのは面白いですね!
「香味油をあえて一方向に偏らせる」ということによって、
2種類の味を一つのどんぶりの中に共存させられるのですね!
なので、このラーメンは最初に一気にまぜないほうがいいです!
◎トッピング
具材はレアチャーシュー、メンマ、小海老、ねぎ、黒胡椒です!
小海老を除けばかなりオーソドックスな構成なのですよね!
こちらのお店がメンマを使うのは意外と珍しいですし、
薬味もねぎのみと、いつものようなひねりはありません!
レアチャーシューもいつもより薄切りでしっとりしていて、
自分としてもちょうど好みに合う内容になってましたね!
小海老は先に触れたように海老感を高めるための存在ですが、
それ以上にアクセントとして機能していたのが黒胡椒です!
もともとが魚介ベースのスープで優しさを持っているので、
そこにバチッとしたパンチを黒胡椒が加えてくれています!(`・ω・´)
それによってスープ全体に引き締まった雰囲気がありますね!
◎麺
麺はこちらのお店らしい平打ちの中細ぐらいの麺となってます!
こちらのお店の麺もずいぶん安定感が高まってきた印象ですね!
以前は少し硬めに茹でてパツッとした質感も出していましたが、
今は茹で時間も長くなって、この多加水自家製麺が本来持っている
プリッとした食感となめらかさが強調されるようになりましたね!(*゚ー゚)
またこの麺がスープとのなじみが非常にいいのですよね!
なので、今回のような優しいスープにも申し分ありません!
◎まとめ
香味油の入れる場所を固めることで味を上手く分けながら、
そこに小海老も添えることによって海老感をさらに強調する、
そして一方のあさりだしもしっとりとした滋味深さがあるなど、
特定の具材だけをガンガンに立てるいつもの月別限定よりも、
安心して複合的な旨さを楽しめる一杯にもなっていましたね!
今のところは9月以降の方針は特に告知されていなかったですが、
月別限定が続くのかどうかも含めて注目していきたいですね!(゚x/)
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次世代 海老とアサリの極上塩ラーメン(2018年8月限定)
次世代 海老とアサリの極上塩ラーメン(2018年8月限定)(麺)
次世代 海老とアサリの極上塩ラーメン(2018年8月限定)(紹介パネル)
メニュー その1(2018年8月)
メニュー その2(2018年8月)
2018/08/27 更新
2018/07 訪問
魚介のすっきりとしつつも深い旨味にウニの磯の香りが広がるさわやかな冷やし! 冷やし雲丹ラーメン(2018年7月)
7月の月別限定を求めて「麺と心 7」へと行ってきました!
そういえば7月には基本のメニューも一新されるようですね!
どうも新たなメニューがいくつか加わるという形のようですが!
さて、今月はウニを使った冷やしラーメンが登場しました!
これまでにウニを使った限定は何度も出てきてはいますが、
冷やしという形で登場するのは今年が初めてになりますね!(*゚ー゚)
ウニの冷やしラーメンと聞くとちょっと驚いてしまいますが、
ウニってもともと寿司などで冷たく食べることが多いですし、
そう考えるとウニの冷やしって妥当な狙いではあるのですよね!
今回はこのお店としてはオーソドックスなビジュアルですね!
普通のお店ではトッピングにレンコンが入るのは珍しいですが、
こちらでは基本のラーメンにもともとレンコンが乗りますしね!
海苔についても過去のウニ系のラーメンで使われていましたし、
今年新たに何か特別なものを導入した感じはないみたいですね!
ただ冷やしになるという大変化はもちろんあったわけですが!
◎スープ
まずはスープですが・・・あれっ、予想以上にすっきりですね!(●・ω・)
これまでこちらのお店でウニを使った月別限定が登場したときは、
もう完全にウニ一色と言っていいぐらいの濃厚さを見せてただけに、
今回のすっきりとした仕上がりのスープは意外性を感じさせます!
過去に出たまぜそばやつけ麺に比べるとラーメンはスープが多いので、
その分だけ濃度を出しにくいという側面は考えられなくはないですが、
昨年はラーメンでありながらも強烈な濃度を見せてくれていましたしね!
でもって、こちらのお店の月別限定はテーマとなっている素材で
スープをその色に完全に染め上げるのが基本となってますが、
今回はむしろウニ以上に魚介の旨味のほうが強いのですよね!
まずベースを魚介ががっちりを固めて、その上にウニの磯の香りが乗る、
こうした濃度ではなく、風味で魅せるスタイルを見せるのは珍しいです!
食べる前はもっとゴリゴリとウニが攻めてくる路線を想像していましたし!
ただウニ以上に魚介の風味のほうが強めになってはいますが、
魚介専門のお店らしく、その魚介の深みは見事なものですね!
ウニの主張はやや控えめでも、全体の完成度は非常に高いです!
もしかするともともとはもっとウニが強い仕上がりにするつもりが、
実際に試してみると冷やしにするには重くなりすぎることもあって、
それでこうした魚介とのハイブリッド的な味わいになったのですかね!
あるいは7月のリニューアルを機に、一つの素材で押すだけでなく、
もう少し複合的な味わいも視野に入れる狙いがあったのかもですが!
そういえば少し前までウニのつけ麺がレギュラー化していたので、
それとの差別化のために路線を大きく変えた可能性もありますが!
面白いのは今回はスープの底にいくつかウニの粒が残るのですよね!(=゚ω゚)
これまでは完全にウニをペースト状にしてスープに溶かしてましたが、
今回はそこまで完全には溶かさない手法をあえて採ってるのですよね!
そのため、スープの底にあるウニを拾って食べると磯の風味が広がり、
スープ全体が海で、その中から磯の香りがふっと上がってくるような、
そういう組み立てが意図されていることも伝わってくるのですよね!
そう考えると魚介とのハイブリッド色が強いなスープも納得がいきますね!
◎トッピング
トッピングはレアチャーシュー、海苔、レンコン、白髪ねぎ、糸唐辛子です!
この中でウニとハマるように組まれているのは海苔ぐらいですね!
ウニと海苔は非常に相性が良く、磯の香りの相乗効果が大きいのですよね!
今回の海苔はそこまで強く磯の香りを主張するものではなかったですが、
そのふんわりした食感と香りはウニをよく引き立ててくれてましたね!
麺に絡めつつ食べても、スープに溶かし込んで食べてもどちらもいけますね!
レアチャーシューはずいぶんと脂身の割合が高いものとなってます!
個人的には脂身の多いレアチャーは少々苦手だったりするのですが;
でもって、今回は冷やしなので余計に脂身の存在が目立ちましたしね;
それ以上にトッピングにひねりがないのが気になってしまいましたが!
レアチャーシューはこちらのお店の最も基本のトッピングですからね!
レンコンも基本のトッピングですが、味・食感は合っていましたね!
このシャクシャクとした食感とほどよい下味は完成度が高いです!
そして白髪ねぎですが、これがちょっと多すぎた気がしたのですよね(;゚◇゚)
これが温かいラーメンだったら特に問題はなかったのですよね!
というのも、熱が入って半分ぐらいのねぎがやわらかくなりますし!
ただ今回は冷やしなので、ねぎの食感や辛味はそのまま維持されるので、
この多さだと最後までねぎの存在感が強く出すぎてしまうのですよね;
中盤あたりからねぎがスープをかなり強く支配する感じになりましたし;
いつもなら薬味に関しても何らかのひねりを入れてきたと思いますが、
今回はシンプルに来たことがちょっとマイナスにはたらきましたね!
◎麺
麺は平打ちのプリプリ感の強いストレート麺となっています!
平打ち麺というとこのお店としては定番っぽさも感じるものですが、
今回の麺は焙煎小麦などは入っておらず透き通っていることから見て、
この冷やし向けに作られた専用の麺というふうに考えていいでしょう!
冷やしの麺はとにかくプリプリ感が強く出るのが特徴なのですよね!
やはり冷やしにするとその分だけ麺の食感が引き締まることになるので、
そうした質感が夏らしいさわやかさを呼び込んでくれるのですよね!
夏はこの口の中でプリプリッと弾ける感覚がよく合うのですよね!
今回はそうしたさわやかさに重点が置かれていることもあり、
風味よりもみずみずしい質感がより前面に出てきてましたね!(`・ω・´)
今月はメニューのリニューアルによる新しいラーメンの追加という
大事業と重なったこともあってか、全体的に構成がシンプルでしたね!
特にひねりの少ないトッピングにそうした影響が強く見えましたし、
まとまりの良さを重視したスープもいつもとは少し違いましたしね!
新しいレギュラーメニューの考案のほうがどうしても重きが置かれますし、
今月はちょっと月別限定がその陰に隠れてしまった感もありましたね!
訪問したのはリニューアルが行われる2日前というタイミングでしたが、
果たしてこのリニューアル後も月別限定のシステムは残るのですかね!
もしかするとこれを機に廃止される可能性もありえなくはないですしね;
ただこの限定システムは今も非常に高い人気を保っているだけに、
おそらくは8月以降も継続されるのではないかと思っていますが!
今後お店にどのような変化が出るのか見守っていきたいと思います!(゚x/)
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2018/07/11 更新
2018/06 訪問
海老の旨味をストレートに引き出した一杯! めっちゃ海老白湯ラーメン ABタイプ(2018年6月)
6月の月別限定を求めて「麺と心 7」へと行ってきました!
今月は訪問がちょっといつもよりも遅めになってしまいましたね!
最近は予定の空いている月曜日にこちらに来ることが多いのですが、
今月は結局行くことができたのが最後の週だけだったのですよね;
さて、今月は毎年の定番にもなっている海老の魚介白湯ですが、
今回は具の種類によって3つのタイプに分けて提供されています!
Aタイプ・・・「大きな海老」1尾
Bタイプ・・・「揚げ海老焼売」4ヶ
AB(エビ)タイプ・・・「海老」2尾+「揚げ海老焼売」5ヶ
内容を見てもわかるように、ABタイプは他よりも値段が高いです!
なんだか「AB(エビ)タイプ」を作る狙いが最初からあって、
それに合わせてAタイプとBタイプを作ったような気もしますね!
自分はこういう場合は最も豪華なものを迷わず選んでいます!
片方の具材を食べ損ねたとなるとちょっと後悔もしますしね!
ABタイプの海老は「大きな」という言葉がついてないですが、
おそらく単に文字数の関係で、同じ海老なのではと思います!
おぉ、ABタイプを選んだだけあって見た目もかなり豪華ですね!
主役の海老と揚げ焼売以外はシンプルな具材となっていますね!
◎スープ
まずはスープですが・・・うん、海老をギュッと凝縮した感じですね!(●・ω・)
ここ3年の海老白湯はどれも甘海老を使ったスープとなってますが、
2年前が海老をガツンと出しつつXO醤で変化をつけたスープで、
昨年が海老クリームコロッケ的なまろやかさが強かったのに対し、
今回はかなりストレートに海老を打ち出してきた印象があります!
変化球をあまり入れずに、とにかく甘海老の頭から尻尾まで、
海老の持つ甘み・旨味・香ばしさを一気にまとめ込んだ感じで、
非常に素直に作り込んできた海老のスープという感じですね!
実際に今回は具材などにも特に変化球が入っていないですからね!
2年前はXO醤、昨年はアボカドや大葉などが入っていましたが、
それに比べると今回は真っすぐに海老一色でそろえていますね!
また海老油についても自然にスープに溶け出たものにしぼって、
あえて仕上げに海老油をかけるという手法は取ってないです!
そうでありながら、スープを飲むと海老油が少し絡んできて、
それが海老の香ばしさと旨味をグッと引き立ててくれますね!
またアクセントとして粗挽きの黒胡椒がけっこう効いてます!
これによって夏らしい清涼感がふわっと上がるのですよね!
そして今回のスープの意外なポイントとなるのが具材の海老です!
この具材の海老は身を少し引っ張ると頭ときれいに分かれるのですが、
このとき頭のほうに海老味噌系のものがちょっと残るのですよね!
それを箸でスープに溶かし込むと全体の味わいが一段高まります!(`・ω・´)
ノーマルのスープだと非常に素直な海老の風味という感じですが、
ここに大海老の味噌が加わることでちょっと複雑味が加わります!
そうすることでより海老をたっぷりと楽しめるスープになりますね!
なので、その点を踏まえると具材はAタイプかABタイプがオススメですね!
Bタイプの場合は普通にトッピングとしてのみ楽しむ感じになりますので!
◎トッピング
トッピングはABタイプということで大きな頭付き海老が2尾、
揚げ海老焼売が5個、ピンクスプラウト、ねぎなどとなってます!
器の左奥に見える葉っぱがちょっと謎ですが、これはバジルですかね!
この葉っぱが口に入ったときにバジルを思わせる風味がありましたね!
このラーメンにおける変化球と言えばこの部分だったと言えますね!
ただあまり意識していないと気付かない可能性もありましたが!
そして今回は主役の具材が2種類あるということで実に豪華ですね!
先ほどスープとの兼ね合いでは大海老がオススメだと言いましたが、
純粋にトッピングとして見ると揚げ海老焼売の活躍度が高いです!(*゚◇゚)
中身は海老のすり身や小さい海老などがぎっしりと詰まっていて、
しかも揚げてあることで実に香ばしく仕上がってるのですよね!
でもって、スープがそのままタレとして機能するのもいいですね!
この焼売にスープを絡めて、さらに薬味をつけて食べるのもアリです!
一つの海老焼売として見ても、クオリティの高い内容でしたね!
そして海老は大きいだけあって、海老の風味がたっぷり味わえます!
大きいので食べごたえもありますし、ブリッとした力強い食感、
とにかく海老のリアルな味わいを楽しめるのが特徴となってます!
海老らしさをストレートに楽しみたいときはこちらがいいですね!
でもやっぱり少々高くても両方入ったABタイプが自分はオススメですが!(*゚ー゚)
◎麺
麺はいつものセブンらしいプリ感のある平打ち麺となってます!
焙煎小麦らしきものが少し配合されているのもセブンらしいですね!
以前は茹で時間をやや短めにすることで、食べ始めはパツッと、
食べ進めるにつれてプリッとしてくることが多かったですが、
最近は最初の頃からプリ感が前面に出てくることが多いですね!(=゚ω゚)
それによって麺とスープの一体感もより高まっていますね!
特に今回はスープの主張が強いのでまとまりは非常にいいです!
そのかわり麺が単体で強く主張するという感じはやや薄いですが!
◎まとめ
とにかくストレートに海老感を打ち出してきたスープに、
海老をギュッと凝縮した焼売にリアル感のある大海老と、
変化球をたくさん入れてくることが多いこのお店としては、
かなり素直、それでいて豪華な仕上がりになっていましたね!
海老をとことん楽しみたいときにはピッタリな一杯ですね!(゚x/)
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2018/06/28 更新
2018/05 訪問
鰹の旨味をバチバチに効かせた王道の魚介風味ながらもパンチのある一杯! 鰹白湯ラーメン 磯野カツオ丼セット(2018年5月)
5月の限定を求めて「麺と心 7」へと行ってきました!
5月の魚介白湯のテーマとなっているのは「鰹」です!
鰹は魚介系のラーメンとしては定番中の定番の素材ですね!
鰹やサバは節系としてラーメンでは中心的な存在ですしね!
鰹の月別限定はこれまで2016年と2014年に登場してます!
ただ、そのどちらも今回とは違ってつけ麺ではありましたが!
鰹系の限定はどうしても難しい部分が出てきてしまうのですよね!(=゚ω゚)
というのも、基本の味がまさに定番である魚介の風味になるので、
そこに何かしらの大きな変化を加える必要性が出てくるのですよね!
もちろんただただ純粋に鰹白湯を楽しめるスタイルもいいのですが、
それで終わらないのがこちらのお店の大きな特徴でもありますし!
2014年版ではかつおのたたきを思わせる味変薬味が多く登場し、
それによって結果的にかなり複雑な味になったのをおぼえてます!
2016年版は麺のほうにバジルソースやトマトソースが絡められ、
さらに2種類の香味油も合わさり、鰹白湯という王道つけ汁に対し、
様々なアクセントが重ねられるというにぎやかな一杯でした!
さて、今年の鰹白湯はいったいどんなスタイルで来るのでしょうね!
いかにも鰹の風味がプンプンと漂ってきそうなスープを軸に、
かつおのたたきが乗り、4種類の薬味も用意されています!
方向性としては2014年版に近いタイプと言って良さそうです!
全体的にかつおのたたきを意識した構成になっていますね!
かつおのたたきというと、やはり薬味が大きなポイントですし!
◎スープ
まずはスープですが・・・うん、やはり王道の鰹の風味ですね!(●・ω・)
鰹などの魚介メインで取った白湯スープに鰹の魚粉をどっさり加え、
どこをどう切り取っても王道の鰹の旨味あふれる白湯となっています!
これぐらい強い鰹には強い動物系が合わされることも多いですが、
こちらのお店はあえて動物系を合わせないのが個性でもあります!
なので、濃度はものすごく高いのにサラッと食べられるのですよね!
濃厚白湯系=重いという概念は、こちらのお店にはないと言えます!
これがこのお店の大きなポイントの一つと言っていいでしょうね!
とにかくベースのスープに関してはとにかく鰹一色と言っていいです!
鰹の魚粉がガツンと効いたスープが好きなら間違いない味ですし、
ベースが白湯なので、魚介系メインならも軽さは感じさせません!
この「ほどよいレベルの重さ」というのは食べやすさの秘訣ですね!
そしてここに様々な薬味が重なることで味に変化が付いてきます!(*゚◇゚)
◎トッピング・薬味
まずはトッピングの玉ねぎとかいわれですが、非常にベーシックです!
かつおのたたきのトッピングとしても玉ねぎ系は使われますし、
それでいてクセがないのでいいさっぱり感を運んでくれます!
このあたりはもう一つのかいわれ大根についても同様ですね!
いい形でかつおのたたきの薬味をラーメンに落とし込んでます!
そして4つの薬味のうち、まず大葉ですが・・・うん、悪くないですね!
大葉はスープに溶いてしまうのではなく、少しだけ取ってから、
麺に絡めつつ食べて味に変化をつけるのがいいでしょうね!
大葉はスープとまぜると逆に存在感が薄れてしまいそうなので、
部分的にバチッとアクセントをつけるのに向いていました!
またかつお節についてもおおむね同様の使い方がいいでしょう!
というのも、スープに溶かすと完全にスープに同化するだけなので、
部分的に麺と絡めて、鰹の旨味をブーストさせる役割を担わせる、
そうすることで鰹の旨味そのものもまたアクセントになってくれます!
そして生姜ですが、これは少しずつスープに溶かすのがいいです!
生姜ってスープに与える影響が強いので懸念もあったのですが、
多少の清涼感は入るものの、スープの基本を揺るがしはせず、
後半にかけての味変要素としてはなかなか効果的でしたね!
中盤に半分ほど、後半に残り半分を入れるような感じですかね!
さっぱりしながらも、ちゃんと鰹の旨味は十分楽しめます!
そしてすだちですが、これは後半に決め手として入れるのがいいでしょう!
薬味を入れる順番としては、おそらくこのすだちが最後になると思います!
スープをさっぱり路線に振るという点では最も効果が強いですしね!
「最後にさっぱりいただきたい」、そういう狙いで入れるのがいいです!
ですが、全体のバランスが崩れないように配慮されてるのですよね!
このあたりは2014年版と比べて、大きく成長していると思いましたね!(*゚ー゚)
2014年版は薬味を入れるたびに味の方向性がどんどんと変わって、
ちょっと着地点が見えなくなっているところがありましたしね;
今回の薬味に関してはどれも蛇足的になっている印象はありませんでした!
そしてトッピングのかつおのたたきですが、これは良質ですね!
表面は香ばしく、それでいてかつおは生臭さもなくしっとりと、
それでいて鰹ベースのスープともいい相性を見せていましたね!
実は薬味に関してはこのかつおのたたきに使ってもいいのですよね!
たとえばちょっと生姜を添えて食べたりするとよく合うでしょう!
薬味をスープに生かすか、たたきに生かすかは好み次第でしょうね!
◎麺
麺はこちらのお店らしい、やや平打ち気味の多加水麺となってます!
食べてるときはいつもの麺よりもいくぶん細めに感じたのですが、
写真で見るとそれほど普段と変わらないようにも見えてきますね!
ただ、体感的にはいつもの麺に比べると主張は少し抑えな感じで、
麺がスープの中から強い食感を持って主張してくるというよりは、
スープに取り込まれたような中から麺が顔を出すという感じです!
麺そのものもみずみずしくプリプリとした食感を持っているので、
主役ではないもののラーメンを構成する一要素として活躍してました!(`・ω・´)
◎磯野カツオ丼
そしてこちらがラーメンのスープをかけて食べる〆ご飯です!
名前も「磯野カツオ丼」とサザエさんを意識したものになってます!
でもって、サザエさんを意識してるのはそこだけではないのですよね!
かつおのたたきの下にあるのは、なんとパリパリに乾燥させたわかめです!
これを細かく砕くとわかめのふりかけになりそうな感じのものですね!
あえて乾燥したわかめを使ってきたというのは面白いですね!
実際にスープをかけて食べると、たしかに相性は抜群ですね!(`・ω・)+
そもそも鰹のスープがご飯と相性が悪いわけはないですし、
そこにパリパリ食感のわかめ、そしてかつおのたたきも絡み、
ミニサイズながらも充実した味わいを楽しむことができます!
単にスープをご飯にかけるだけでなく、独自の工夫があるのがいいですね!
かつおのたたきのアイデアをベースにしながらも、鰹のスープを生かし、
独創的ながらも実験的になりすぎない絶妙のバランスの仕上がりでした!
鰹をいろんな面から楽しむという視点からすると良質な一杯でしたね!(゚x/)
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2018/05/21 更新
2018/04 訪問
焼いた鯛のような鯛のワイルドな旨味をとことんまで味わえる一杯! 鯛白湯ラーメン 〆鯛茶漬けセット(2018年4月限定)
4月の限定を求めて「麺と心 7」へと行ってきました;
このところ限定を食べに行くタイミングが遅れ気味ですね;
できれば月の最初ぐらいに食べに行きたいと思ってるのですが!
さて、4月の魚介白湯のテーマは「鯛」となっております!
「鯛」をテーマにしたラーメンはこれまでにも何度も出てましたね!
でもって、最近は鯛の鮮魚系のラーメンが増えてるのですよね!
これまでは魚介系というと、節系や煮干が多かったですが、
ここ数年で鯛の鮮魚でスープを取るお店が増えています!
こちらのお店はそうした流れの先駆者とも言える存在なので、
王者ならではの鯛のスープというのを味わってみたいですね!(`・ω・´)
2種類の鯛の切り身に春らしくたけのこも乗っていますね!
スープは鯛の白湯というだけあって、けっこう濁ってます!
◎スープ
まずはスープですが・・・おぉ、これはガンガン攻めてきますね!(●・ω・)
「鯛の旨味がじわっと広がる」とか「澄んだ旨味」とかではなく、
鯛の持っている旨味をとにかくワイルドに引き出した風味ですね!
それゆえに鯛の持っているクセなども多少なりとも出ていますが、
そうしたところまで含めてこのお店らしいスープと言えるでしょう!
味の方向性としては、まるで焼いた鯛を食べたときのような香ばしさ、
それに脂の乗った鯛からにじみ出てくるような油脂感が一体となって、
鯛そのものの持っている旨さと個性、コクが一気に攻めたててきます!
このあたりの遠慮をしない魚介の出し方は実にこのお店らしいです!
魚の持つクセが苦手な人なら避けたほうがいいぐらいですからね!
そのかわり鯛という素材を真正面から受け止めて味わいたい、
そうした向きからするとこれは満足度の高いスープでしょうね!
いわゆる「滋味深さ」を感じさせるスープとはタイプは違いますが、
鯛の持っている個性がビシビシ伝わるスープなのは間違いないです!
そしてそんな鯛ガラ100%で取ったというワイルドな鯛スープに、
昆布や椎茸などを加えることで旨味の下支えもしっかりしてます!
こうした和風のだしが加わることで、たけのこなどが生きるのですよね!
和だしが入るとは言っても、比重は圧倒的に鯛のほうが強いですが、
そこに安心感のあるだし風味が重なる分だけ食べやすさもありますね!
◎トッピング
トッピングは2種類の鯛の切り身、茹でたけのこ、ねぎ、水菜です!(*゚◇゚)
茹でたけのこは和だしで炊かれていてそのままでも十分おいしいです!
そういえばこのラーメンでは〆の鯛茶漬けを注文できますが、
そのときのために一つぐらい残しておいてもいいでしょうね!
この風味のたけのこであれば、ご飯とは実によく合うでしょうし!
そして鯛の切り身はごく普通の味付けをしていないタイプのものと、
味噌漬けなどをして味を含ませたうえで炙ったものの2種が入ります!
色の白いシンプルなほうは、ストレートに鯛の旨味が楽しめます!
鯛そのものを味わうという点ではこちらのほうが上と言えるでしょう!
あえて崩してスープに溶かして味を高めるという手法もありますが!
一方の味のついたほうは、噛み締めるたびにいい味が出ますね!
個人的にはこちらの鯛のほうが独自のクセが抑えられていて、
それでいて鯛の良さをストレートに味わうことができましたね!(=゚ω゚)
今回のスープは魚介系ながらもかなりワイルドになっているので、
ねぎや水菜などの薬味も多く、それで上手くバランスを取ってます!
◎麺
麺はこちらのお店にしてはやや細めで、断面の四角い多加水麺です!
これがもう少し幅広の平打ちになると、パツッとした感じも出ますが、
この太さだとストレートにプリプリ感を振りまく感じになりますね!
強いスープの中から麺を引き上げてプリプリプリッと食べていく、
こうしたスープと麺が引き出すコントラストも見事なものでした!(*゚ー゚)
いつもの延長線上ではありながらも、実に整った麺でしたね!
◎〆鯛茶漬けセット
そしてこちらが「〆鯛茶漬け」のご飯と薬味になります!
ここにラーメンの残ったスープをかけて食べていきます!
また、ここにはラーメンに乗っていたのとはまた違う鯛の身が乗ります!
こちらは刺身状態の鯛の身を仕上げに炙ったような感じですね!
なので、中のほうはまだちょっと生っぽい感触が残ってます!
一つのラーメンで3パターンの鯛が楽しめるというのはいいですね!
薬味の山椒を加えてスープをかけると一気に茶漬けぽくなります!
ご飯との相性は申し分なく、サラサラッといくことができますね!
◎まとめ
今回のスープは特に変化球を入れてくるというようなことがなく、
とにかく鯛の旨味をワイルドかつストレートに味わえましたね!
具材を鯛を中心にしていて、2種類の鯛の身を楽しめるなど、
変ににぎやかにせず鯛に絞り込んでいたのは好印象でした!
鯛をストレートに味わうという点ではなかなか楽しめる一杯でした!(゚x/)
※この口コミはブログの記事を食べログ用に少し再構成して投稿しています
https://fairysbible.blog.fc2.com/blog-entry-4104.html
2018/05/11 更新
2018/03 訪問
ハマグリタレにハマグリ香味油、ハマグリの白ワイン蒸しと、ハマグリをとことん味わい尽くせる一杯! 蛤白湯ラーメン 炊き込みご飯セット&からあげ(2018年3月)
3月の限定を求めて「麺と心 7」へと行ってまいりました!
・・・って、もうおもいっきり4月になってしまってますが;
さて、3月の限定のテーマは「ハマグリ」でございました!
ハマグリのラーメンは3年前の5月にも登場したことがありますね!
ハマグリは非常にいい旨味を持った素材でもあるので、
ハマグリのラーメンというだけで安心感がありますね!
うん、トッピングにもしっかりとハマグリが使われてますね!
◎スープ
まずはスープですが・・・うん、ハマグリの旨味が生きてますね!(●・ω・)
3年前に出たハマグリの限定はもっと清湯スープに近い雰囲気で、
「ものすごく濃いハマグリだしのスープ」をベースにしたうえで、
そこに必要最小限の塩味の調整を効かせたようなスープでしたが、
今回は同じハマグリでももう少し変化をつけてきた感があります!
というのも、どうも今回は逆にタレに重点を置いたようなのですよね!
ハマグリを濃縮させたような旨味を持たせたハマグリ醤油ダレに、
さらに香味油にもハマグリの風味を強く移す手法を取ったようです!
要は今回はタレによって味を決めるスタイルで来たのですよね!
同じハマグリのスープでも、そのアプローチが大きく違っています!
そのため3年前のスープが非常にストレートなハマグリ感なのに対し、
こちらは少し熟成させたかのようなカドが取れた旨味があります!
熟成感と深み、そして香味油によってもたらさせる貝の香りと、
複数の要素によって包み込むようなハマグリの旨味が楽しめます!
なので、二枚貝特有のクセは持ちながらもそこまでとがっておらず、
一定の丸みを感じながら食べることができる味わいになってましたね!(*゚◇゚)
ハマグリという素材はどう調理してもその旨味が生きますので、
そうした特徴を存分に生かしたスープになっているとも言えますね!
また、今回は白湯らしい濁りがスープに見られたのも特徴でしたね!
3年前のスープのときはほとんど清湯と言えるような雰囲気でしたし!
もともと貝によって白湯っぽい雰囲気を出すのは難しいのでしょうね!
◎トッピング
トッピングはハマグリ、ラディッシュ、白ねぎ、みつ葉です!
ラディッシュがラーメンに入るというのはいかにも斬新ですね!
こちらのお店はこうした変化球の素材をよく使ってきますからね!
かといって、別に全体の中で妙に目立ちすぎることもなくて、
見た目と味わいをごく普通に楽しめる存在となっていました!
白ねぎはごく普通の薬味で、みつ葉は軽い清涼感を与えます!
そしてハマグリですが・・・これが実に見事な味わいでしたね!(`・ω・´)
ハマグリって、そのまま煮たものを出すだけであっても、
十分な旨味が楽しめるのに、そこも工夫してるのですよね!
というのも、このハマグリは白ワイン蒸しとなっています!
白ワイン蒸しで香りが高まり、ハマグリの風味と相乗効果を見せ、
普通にハマグリを食べるよりも倍ぐらいに旨味が堪能できましたね!
やはり今回は「工夫のハマグリラーメン」と言える内容ですね!
3年前のストレートさとはあえて視点を変えてきてるのがわかります!
これまで食べてきたハマグリ具材としてはトップと言えますね!
◎麺
麺は平打ちで、プリッとした質感の強い平打ち麺となってます!
基本的にはこのお店が得意とする平打ち多加水麺ですが、
いつもに比べるといくぶん茹で時間が長めなのですかね!
なので、歯切れをアピールするような食感にはなっておらず、
最初から少しの優しさとプリ感を堪能できる麺となってます!
それゆえにスープとのなじみの良さも強く感じさせられましたね!
◎炊きごみご飯
こちらはセットとして注文した「炊き込みご飯」ですね!
具材として主役のハマグリ、昆布、ねぎが入っています!
このままで食べてもハマグリの風味が効いた醤油味の
炊き込みご飯として普通に楽しむことができるのですが、
ここに少量のラーメンのスープを加えると最高なのですよね!
そうすることでハマグリの持つ旨味が一気にブーストして、
まさにハマグリを堪能しつくせる炊き込みご飯になります!
ラーメンと方向性が同じ炊き込みご飯はこんな楽しみもできますからね!(*゚ー゚)
◎からあげ
今回は珍しく「からあげ」を3個注文してみました!
かといって、1人で3個とも食べたわけではないのですが!
この日は珍しく他の人をこちらのお店に連れてきましたからね!
それでオススメのからあげも注文するという形を取りました!
このお店のからあげはラーメン店で1・2を争う存在ですからね!
何と言っても衣のカリカリ感、これは断トツと言っていいです!(*・ω・)
そして肉のジューシーさと下味のバランスの良さも光ってますし、
そこに少し柚子胡椒をつけて食べても抜群の味になるのですよね!
以前は衣はいいものの、下味が弱かったりもしたのですが、
最近はあらゆる面から見ても弱点がなくなってきましたね!
もはやこのお店の揺るがない看板の一つと言っていいでしょう!
◎まとめ
今月はどんな攻め方をしてもいい味を出すハマグリという素材を、
あえてタレと香味油と白ワイン蒸しの具材と変化をつけることで、
熟成感と深みなどをたっぷり楽しめる仕上がりになってましたね!
ハマグリの良さをとことんまで堪能できる一杯でございました!(゚x/)
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蛤白湯ラーメン(2018年3月)
蛤白湯ラーメン(2018年3月)(麺のアップ)
蛤白湯ラーメン 炊き込みご飯(2018年3月)
からあげ(2018年3月)
蛤白湯ラーメン(2018年3月)(紹介パネル)
2018/04/05 更新
2018/02 訪問
鱈の風味が広がるスープに明太子がぎっしりと詰め込まれた一杯! 明太子白湯ラーメン&明太子ご飯 バター醤油
2月の限定を求めて「麺と心 7」へと足を運んできました!
しかし「明太子白湯」とはずいぶんと斬新なテーマですね!
奇抜で言えばこれまでの中でもトップクラスと言えますね!
こちらのお店であればありえると思えてしまったりもしますが、
ラーメンのトッピングに明太子が乗るということはありえても、
「明太子でラーメンのスープを取る」って普通じゃないですしね!笑
一応は明太子の親でもある鱈の白湯に明太子を合わせるようですが、
それでも一筋縄ではいかないのがこちらのお店ではありますからね!
こ、これはラーメンとしてはありえないようなビジュアルですね!
こちらにいつも行ってる人間としてはそれなりに普通に見えますが、
そうでない人からすると「何だこれは」となってしまいそうですね!
明太子の熱の通り具合から見ると後から溶かし込んだ感じはなく、
しっかりと明太子を炊き込んだことが伝わってきますからね!
◎スープ
まずはそのスープですが・・・まずベースは鱈で固められてますね!(●・ω・)
一口目に関して言うなら、自分は明太子以上に鱈を強く感じましたね!
鱈をしっかり炊くことで、鱈の鍋を連想させるような旨味があり、
それをさらに強めたような風味が全体をどしっと支えています!
よくよく考えれば鱈だけでも普通にスープとして完成するわけで、
それをベースとして使っているというだけでも贅沢ではありますね!
実際にこちらのお店でも鱈の白湯は過去に出たことがありますしね!
その鱈の風味に関しては何か奇をてらったような感じは特になくて、
その部分だけを見るなら非常にストレートな鱈スープと言えますね!
そんな一口目こそはベースを固める鱈の風味が強く来るスープですが、
食べ進めるにつれてだんだんと明太子のほうが主張を強めてきます!
ちなみに「明太子」というと「辛子明太子」をまず想像しますが、
「明太子」とだけ言うと「たらこ」の別称でもあったりするので、
今回はそちらの意味で使われていると考えたほうが良さそうですね!
メニューにも書いてますが、辛子明太子のような辛さがないですし、
実際にスープを見ても飲んでも唐辛子の要素は特にないですからね!
そのかわり追加で唐辛子のトッピングをできるようになっていますが!
さて、その明太子ですがスープの風味でアピールするというよりは、
それ以上に食感とその粒がもたらす味わいのほうが主張が強いです!
もちろん明太子の風味もかなりスープに溶け込んではいるのですが、
何と言ってもスープを飲むたびにプチプチと来る食感が強烈です!
これはもうラーメンのスープの食感とは明らかに違ってますしね!(*゚◇゚)
面白いのはやはり炊き込んでも粒感がしっかりとある点ですね!
しかもこの明太子、全体で見ると底のほうがやや多く入っているため、
食べ進めるほどにスープよりも明太子の比重のほうが高まってきます!
最初は鱈と明太子が比較的等価ですが、後半はほぼ明太子一色ですし!
スープというよりは、もはや「明太子を使ったソース」に近いです!
そしてそのソースに麺を絡めて食べているといった感じになりますね!
そう考えると、このラーメンのベースにあるイメージというのは、
「明太子のクリームスープパスタ」あたりだったのかもですね!
そしてそのクリームスープの部分を鱈の白湯スープにすることで、
こちらのお店らしい魚介白湯の一杯に仕上げたと言えるのかもです!
そんなふうに見てみると、たしかにラーメンとしては奇抜なのですが、
一つの麺料理としては上手く練られているとも表現できそうですね!
奥にバジルが少し散らされているのも、このラーメンの発想の根幹に
イタリアンのアイデアがあったということを示唆してもいますしね!
◎トッピング
トッピングは明太子の天ぷら、オクラの明太和え、エリンギ、
オクラ明太を乗せるためのチコリ、かいわれとなっています!
明太子の天ぷらと聞いたときは自分は「?」となりましたが、
たらこや明太子の天ぷらって意外とポピュラーなようですね!
火を通してあるのはあくまで表面の部分だけとなってるので、
中のあたりは明太子そのものの風味を楽しむことができます!
後述の明太子ご飯とこの天ぷらを合わせてもかなりいけますね!(*゚ー゚)
オクラの明太和えについてはなかなか難しい存在になっていて、
麺と合わせて食べるよりは、単独で食べたほうが映えますね!
どうしてもスープの明太子が熱を通したものになってるので、
明太子をストレートに楽しめる具材を乗せているのでしょうが、
麺というよりはおつまみ的な存在になっているのですよね!
あるいはこちらも明太子ご飯と合わせるという手もありますね!
エリンギはそのコリコリとした食感でアクセントになっています!
チコリはあくまでオクラ明太を乗せるための存在になってますね!
◎麺
麺はいつもよりも厚みがあって、もっちり感の強い麺でしたね!
今回は明太子のペーストが溶け込んでいることでスープの粘度が高く、
いつも以上に麺よりもスープが強いバランスではあったのですが、
できるだけそのスープに負けない麺に調整してきてはいましたね!
もう少し食感を強くアピールするほうがバランスが良かったかもですが!
このスープにはかなり強い麺でないと完全に負けてしまうでしょうしね!
特にスープの明太子の絡み具合がちょっと半端ではなかったですからね!(=゚ω゚)
力のある麺でありながら、ややスープに飲まれていた感はありましたね!
◎明太子ご飯
こちらはサイドメニューとして注文した「明太子ご飯」ですね!
明太子以外に海苔、ねぎが乗っていますが、それだけではなく、
明太子の下にバターが隠されているのがポイントとなってます!
また、このご飯用の醤油も提供時に一緒に渡してくれます!
要するに明太子+バター醤油として楽しむというわけですね!
このアイデアは面白いのですが、明太子の量がご飯に比べて少なく、
ちょっとこのままだと明太子の割合がさみしくなってくるのですよね!
そこでラーメンのほうから明太子の天ぷらやオクラ和えを持ってくると、
一気にこちらのご飯のグレードが上がって味わいを楽しめると思います!
こちらのご飯はラーメンのスープをかけるなどのアレンジではなくて、
トッピングを一部拝借するというのが一番合っていると見えましたね!
ただご飯が少しパサついてしまっていたのは減点材料でしたが;
◎まとめ
「明太子クリームスープパスタ」を発想のベースとしたうえで、
それをこちらのお店らしいラーメンへと仕上げていくその過程は
まとまりに一部粗さは感じたものの間違いなく面白かったですね!
前回の「ホタテかけそば」が超王道を行ったメニューだったのに対し、
逆にこちらはこのお店ならではの冒険心を炸裂させた一杯でしたね!
2ヶ月の間でこれだけ対極的なラーメンが楽しめるのも面白いですね!(`・ω・´)
最初から「明太子のスープパスタ」をイメージして見ると、
驚き以上によく組まれた一杯として側面も見えるでしょうね!
奇抜ではありながらも、バックグラウンドを明確に感じられる一杯でした!(゚x/)
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2018/02/14 更新
2018/01 訪問
ホタテの旨味をとことんまで引き出し魚介白湯らしくまろやかにまとめた究極にシンプルな一杯! ホタテかけそば&ホタテご飯(2018年1月限定)
1月の月別限定を求めて「麺と心 7」へと行ってまいりました!(`・ω・´)
今月の魚介白湯のテーマは初登場の「ホタテ」となっています!
ちなみに2月の予定は「明太子」とこちらも初登場の予定です!
とすると、今年は初めての素材がどんどん登場するのかもですね!
こちらのお店の魚介白湯の月別限定もずいぶん定着してきましたし、
このあたりで新たなインパクトを与える狙いがあるのかもですね!
さて、今回の「ホタテ」の限定もかなり思い切った路線となってます!
「かけそば」、いわゆるトッピングのないそばでの挑戦となります!
これまでもシンプルな構成の限定がないわけではなかったのですが、
ここまでシンプルさを突き詰めたのは今回が初めてと言えますね!
新しい限定のスタイルの最初を飾るにふさわしい一杯と言えそうです!
もちろんそれが味にしっかり反映されていることが大事ではありますが!
麺とスープの上に乗っているのはねぎだけ、と実にシンプルです!
ただ一応はちょっとしたトッピングが別皿で提供はされますが!
◎スープ
まずはスープですが・・・うん、こういうのを待っていたのですよ!(●・ω・)
魚介白湯をテーマとしているお店って他にほとんどないですし、
それゆえに扱われるほとんどの素材に珍しさがあったりしますが、
一方でそうした斬新さばかりが目立ちすぎることもあるのですよね!
面白さや奇抜さ、そうした要素もこちらのお店の魅力ではありますが、
ときにはどっしりと腰の据わった一杯を求めたくもなるのですよね!
いつもの限定がしばしば変化球を駆使したものであるとするならば、
今回はそうしたことが全くない、完全にストレートな一杯になってます!
スープの風味についても、ほんと一言「ホタテ!」で締まるほどです!
そのかわりそのホタテの旨味の強さ、深さ、ふくよかさは見事ですね!
ここ1年ほどのこちらのお店の限定の中でトップと言っていいほどです!
変化球を加えることによって生きる素材というのもいろいろありますが、
ホタテに関してはとにかくその旨さをストレートに引き出すだけで、
それ以上のものが何もいらないと感じさせる素材でもありますからね!
とにかくシンプルにホタテ貝柱の持つ深くふくよかな旨味を引き出す、
ホタテ貝柱ならではの他の貝とは違うクセの強すぎないやわらかな旨味、
それでいて深みと自然な甘さ、そうしたものがスープに凝縮しています!
そしてそれだけでなく白湯仕立てであることの良さもしっかり生きています!(*゚◇゚)
清湯だととにかくシャープで真っすぐにその素材の風味が立つのですが、
白湯の場合はそれがふくよかな丸みを帯びて伝わってくるのですよね!
なので、非常に強いホタテの旨味を持ちながらもきつさが全くなくて、
食べるほどにそのホタテに包まれるような感覚を抱かせるのですよね!
貝系の素材をここまでやわらかにスープはそうはないと言えますね!
一般的に貝系のスープはシャープなもののほうが多いですからね!
このあたりはホタテの部位を貝柱に絞ったのも功を奏してるでしょうね!
他の部位も加えているともっと複雑な旨味のスープになったでしょうし!
◎トッピング
標準のトッピングは青ねぎのみ、別皿に添えられているのは
ほぐし貝柱とねぎを和えたもの、紅たで、しその花となってます!
紅たではピリッとした辛味を感じさせるタイプの薬味ですね!
ときどき麺に絡めて食べるとちょっとしたアクセントになります!
ただ、あくまでスープを生かすために少量のみとなっていますが!
しその花は麺に乗せたりせず、ときどきかじるのがいいですね!
そうするとしその葉と同じようなさわやかさが軽く広がります!
ときどき口の中をリセットさせるような役目と言えるでしょう!
そしてホタテのほぐし身ですが、これはスープに溶かしても良く、
あるいは麺に絡めながら食べてもどちらでもいいでしょうね!
もともとスープもこのほぐし身もホタテの貝柱由来のものなので、
ミックスしても味が強まることはあれ変わったりはしないですしね!(*゚ー゚)
◎麺
麺はいつもより厚みが抑えめの平打ちのストレート麺となってます!
今回はついうっかり麺のアップ画像を撮影するのを忘れたのですよね!
というか、今回はわざわざ撮る必要がなかったとも言えるのですが!
普通に全体写真だけで麺がどんな感じなのかはっきりわかりますからね!
さて、プリッとした食感の加水が高めの麺なのはいつもと同じですが、
今回は厚みが抑えめなことで、食感よりもつるみや喉越しのほうが
麺の持つ特徴として前面に出てくるというところがありましたね!
そして何より印象的だったのは、麺の存在感を少し抑えることで、
「スープが主役のラーメン」という印象をより高めていた点ですね!
もちろん麺のなめらかな質感などもそれだけで楽しめるものでしたが、
やはり間違いなくいつもよりは麺単体の主張は抑えてはいましたし、
スープとのなじみの良さも普段の麺以上に際立っていましたからね!
そうすることで麺を食べるときもホタテの主役感は揺るがなかったですね!
◎ホタテご飯
そして今回は1月限定の「ホタテご飯」も注文してみました!
ラーメンの別皿トッピングのホタテと同じものが乗ってますね!
実際に味も比較してみましたが、やはり同じと見て良さそうです!
おそらくスープを取る際に大量の貝柱を使うことになりますが、
それを別皿トッピングと「ホタテご飯」に応用したのでしょうね!
せっかくいい味の素材なのですから使わないともったいないですしね!
味わいはホタテらしい旨味にねぎのみというシンプルな構成で、
そこに醤油系のタレを少し加えて味を調えたものとなっています!
これだけでも十分すぎるぐらいにしっかりとおいしいのですが、
ここにラーメンのスープを少量加えるとさらに映えるのですよね!(=゚ω゚)
あまりかけすぎて雑炊みたいにするとスープが勝ってしまうので、
付加的な感じでスープの風味が加わるぐらいがちょうどいいです!
これは今月の限定を注文するならぜひ一緒に注文してほしいですね!
ちなみに価格は250円なので、それほど高いわけでもないですしね!
◎まとめ
これまで主役に据えていなかったホタテという素材を採用したうえで、
それをあえてかけそばという究極的にシンプルな形で仕上げてきた、
今年の月別限定にかける意気込みが強く伝わってくる一杯でしたね!
でもって、白湯スープならではの特徴も上手く出ていましたし、
魚介白湯の専門店としての底力を見せた内容になってましたね!
この1年ほどの限定の中でもとりわけ際立った一杯でございました!(゚x/)
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2018/01/16 更新
2017/12 訪問
ストレートな蟹の旨さを立てたスープに蟹味噌&モッツァレラのソースが絡む! 蟹白湯ラー麺(2017年12月限定)
12月の月別限定を求めて「麺と心 7」に行ってまいりました!
12月の魚介白湯のテーマは例年通り「蟹」となっています!
こちらのお店の限定は「蟹」で締めるのが定番になってきましたね!
月別限定がスタートした2014年からずっと12月は蟹ですからね!
こちらで提供されている月別限定の中でも特に期待度が高く、
なおかつ安心感も高いのがこの「蟹」の限定なのですよね!
普段はラーメンに合うかどうか未知数にも思えるような
そんなテーマがチョイスされたりすることもありますが、
12月に関してはそうした不安は全くいらないですからね!
蟹のスープというだけで味は間違いないのが予想できますし、
実際にクオリティの高いものが提供されることが多いですからね!
◎から揚げ
今回はひさしぶりにから揚げも1個注文することにしました!
こちらのから揚げはサイズ的にそこまで大きすぎないですし、
なおかつ1個でもいいので、気軽に注文できるのですよね!
衣のカリカリ感、肉のジューシーさ、下味の強さ全てが絶妙で、
ラーメン店のから揚げの中でもかなりハイレベルだと思います!
でもって、食べやすいように中央に切れ目も入れてくれていて、
そうした面も含めて非常によくできたから揚げと言えますね!
◎スープ
そしてメインのラーメンですが、今回は蟹の身も乗ってますね!
調べてみたところ、蟹の身が乗るのは2014年の限定以来ですね!
左側にうっすらと見えているのが蟹味噌のソースのようです!
クリーム的な白さと蟹味噌の色がまざったような感じですね!
まずはスープですが・・・おっ、ストレートに蟹が来ますね!(●・ω・)
こちらのお店は基本的に動物系の素材は使わずにスープを作っていて、
そのかわりまったりとした厚みを魚介に加えてくることが多いですが、
今回は例年に比べるとストレートに蟹の風味がやってくる感じですね!
ほんとに素直に蟹を大量に入れて炊き出したスープそのものというか、
何も言われずに食べても蟹のスープだと明確にわかる味わいとなってます!
スープのベースの部分には蟹味噌の持っているコクは特に出さずに、
蟹の殻と身の持っている旨さがダイレクトに出ている感じですね!
でもって、ちょっと鍋っぽい感じも持っているのが今年の特徴です!
蟹の風味をしっかり引き出したスープに野菜や乾物の旨味を重ねて、
蟹が7割、そこに野菜などの旨味が3割ミックスされている感じで、
大量の蟹に野菜を加えた鍋を思わせるようなスープになってますね!
さて、そんな例年以上にストレートな蟹らしさを打ち出すスープですが、
蟹味噌ソースのある部分の麺を食べるとかなりクリーミーな風味がします!(*゚◇゚)
もちろんそこには蟹味噌の持っているコクなども重なっていますが、
蟹味噌の風味以上に乳製品に通じるクリーミーさを感じるのですよね!
麺に絡むソースも蟹味噌特有の濃い緑っぽい色というよりは、
むしろ乳製品的な白さを持った色合いとなっているのですよね!
そして食べ始めの頃は完全に溶けたソースとなっているのですが、
時間が経つにつれてそのソースが軽く白い糸を引いてきたり、
さらにはちょっとプリッとした食感の塊になってくるのですよね!
この質感の変化を見るに、これはモッツァレラチーズぽいですね!(=゚ω゚)
風味はミルキーながらもそこまで濃厚さをアピールするわけではなく、
それと同時にフレッシュなミルク感を感じさせるところを見ると、
モッツァレラチーズと蟹味噌を合わせ、さらに粗びき黒胡椒で、
まろやかさを軽く引き締めたソースなのではないかと思われます!
食べ方としては途中でソースを全体にまぜるという方法もありますが、
ソースはまぜずにその部分の麺をときどき食べるというふうにすると、
蟹味噌ソースと麺が絡んだ風味をかなり強く味わうこともできます!
自分は後者がオススメですが、自分の好みで食べるといいでしょうね!
◎トッピング
トッピングは蟹の身、チンゲン菜、白ねぎとなっています!
それにしても蟹の身が実際に乗ってくるとはなかなか豪華ですね!(`・ω・´)
決してそこまで太い蟹の脚というわけではないのですが、
それでも蟹の旨味がしっかり引き出されたスープに加えて、
蟹の脚まで2本食べられるというのは実にうれしいですね!
そのかわり他の具材は事実上チンゲン菜のみではありますが、
価格も900円を切ってることを考えると、さすがに蟹以外の
具材にまで贅沢なことを言ってはいけないと思わされますね!
◎麺
麺はこちらのお店らしい断面の四角い少し幅広の麺ですが、
いつもに比べるとかなり細めの麺が使われていますね!
でもって、麺の中に粒状のものが見えないことを見るに、
こちらの麺には焙煎小麦は練り込んでいないと思われます!
なので、麺そのものの主張はいつもより少し控えめですが、
そうすることでよりスープを立てている感じがありますね!
でもって、細めの麺ならではのプリプリ感が非常に強くあって、
特に前半はその食感とスープの蟹の濃厚さが上手く重なり合い、
非常にレベルの高いハーモニーを奏でてくれていましたね!(*゚ー゚)
◎まとめ
例年以上にストレートに蟹を打ち出したスープでありながら、
ミルキーな風味も重ねた蟹味噌ソースで実験性も持たせるなど、
こちらのお店らしい一筋縄ではいかない個性が出ていましたね!
昨年までに負けず、蟹の旨さをしっかりと楽しめる一杯でした!(゚x/)
※この口コミはブログの記事を食べログ用に少し再構成して投稿しています
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2017/12/06 更新
2017/11 訪問
鮭という個性の強い素材を使いつつもクセを抑えて上手くまとめあげた一杯! 鮭白湯ラー麺(2017年11月)
11月の限定を求めて阿倍野の「麺と心 7」へと行ってきました!
今月の限定のテーマとなる魚介は「鮭」となっております!
過去記事を調べてみると、鮭白湯の限定ラーメンは2014年以来ですね!
ただ、昨年9月のまぜそば対決シリーズの中で鮭のまぜそばも出てるので、
ラーメン以外にまで枠を広げると昨年も登場したことになりますね!
2015年に鮭系の限定が登場したときもまぜそばだったのですよね!
ただし2015年に関しては月の前半と後半でメニューが少し変わって、
鮭のラーメンが登場していたという可能性はなくはないですが!
しかし3年ぶりというのはちょっと意外な気もするのですよね!
印象だけで言えば、昨年も鮭系の限定が出てたイメージはありますし!
鮭って非常に特徴の強い魚なだけに一度食べると印象に残りやすく、
3年前に食べたものであっても記憶が鮮烈に刻まれるのですよね!(=゚ω゚)
一昨年、今年と鮭の限定がともにまぜそばだったのを考えると、
やはり個性の強い鮭は本来ラーメン向きの素材ではなくて、
それゆえにラーメンで出すのが難しい面があるのでしょうね!
3年前の記事を読むと、そのインパクトの強さに驚いていますし、
今回も行く前に「大丈夫かな」という思いは正直ありましたしね!
鯛とかイワシあたりだと、かなり安心して食べられるのですが、
鮭に関してはさすがにそういうわけにはいかないですからね!
ということで、今月の限定の鮭白湯のラーメンがやってきました!
もみじの天ぷらに焼鮭にきのこ、まさに秋満開という感じですね!
◎スープ
まずはスープですが・・・おっ、これは上手くまとめてきてますね!(●・ω・)
たしかに鮭の持っている風味がビシッと前面に出てはくるのですが、
鮭特有のクセが強く出てるとか、生臭い印象を受けることはなくて、
鮭の旨味や風味を出しながら食べやすく調整されているのですよね!
それゆえに3年前のバージョンに比べれば間違いなく大人しいですが、
これより強くするとかなり人を選ぶ味になるのはほぼ確実でしょうし、
鮭の個性と間口の広さの両立という点では非常に上手くできてますね!
ポイントになってるのは鮭の油脂の立て方をきれいに調えた点ですかね!
焼鮭などを食べるときは、その鮭特有の油脂の旨さも重要なのですが、
ラーメンだと鮭の油脂の強さはクセの強さにダイレクトに繋がるので、
それをあまり目立たせすぎないようにしたのは正解だったでしょうね!
そしてもう一つ大きいのは鮭の砕けた身がスープに入ってる点ですね!(*゚◇゚)
今回のスープは大量の鮭のアラと身を使って取っているそうですが、
その中で崩れてスープに溶け込んだ身を一定程度残してるのですよね!
鮭の油脂の主張を抑えると、その分だけコクも弱まってしまいますが、
そこを補ってくれているのがこの鮭の崩れた身だったりするのですよね!
ペースト状に近い鮭の身が少量ではありながらも入ることで濃度も高まり、
鮭の風味、コクをクセをそこまで立てずに高める効果が出てるのですよね!
こうした細かい工夫なども3年前からブラッシュアップされた部分ですね!
◎トッピング
トッピングは焼鮭、もみじの天ぷら、しめじ、コーン、海苔、青ねぎ、
そしてごぼうを薄くスライスしてから揚げたものとなっています!
焼鮭がドーンと一切れ乗っているのはかなりインパクトがありますね!
以前もこうしたタイプのトッピングが乗ることはよくありましたが!
焼鮭らしいカリッとした香ばしさもありつつ、ほどよく脂も乗っていて、
ラーメンのトッピングとしても十分に楽しめるものになってましたね!
自分は魚介白湯の限定にチャーシューなどの普通のトッピングが乗るより、
こうした魚介系のトッピングを乗せてくるほうが好きではありますね!
そのほうが全体のまとまりがよりきれいになるという利点がありますし!(`・ω・´)
もみじの天ぷらは葉の部分からはこれといって風味は感じないですね!
ただ衣のサクサク感はほどよく、それだけでも十分に楽しめますね!
基本的には味よりも季節感を出すための具材といった感じですね!
しめじは下味がしっかりつけられていて、食感・風味ともにいいですね!
そういえばごぼうの揚げ物、しめじ、もみじの天ぷらのあたりを見ると、
なんだか秋の公園の落ち葉を見るような感じでいい雰囲気が出てますね!
そしてごぼうの揚げ物ですが・・・これは「座銀」さんのインスパイアですね!
「座銀」に行ったことがある人なら確実にピンと来るトッピングですし!
面白いのはごぼうって、このように揚げると甘みが出るのですよね!
そしてその甘みがコーンの甘さといい相乗効果をもたらしていて、
味の面でも見た目の面でもいい役割を担ってくれていましたね!
そのままカリッと食べてもよし、スープにつけてしんなりさせてもよし、
見た目と味わいの両方が楽しめる面白い具材になっていましたね!(*゚ー゚)
◎麺
麺はこちらのお店らしい平打ち多加水のストレート麺となっています!
いつもは食べ始めの頃はパツッとした歯切れを感じさせるのですが、
今回はそれ以上にプリプリと弾ける感触が前面に出ていましたね!
それが非常に心地良く、麺を食べる楽しさがいつも以上に強かったですね!
こうして改めて食べると、この麺のクオリティの高さも再実感しますね!
麺に練り込まれている粒状のものはおそらく焙煎小麦でしょうね!
それによってふわっとした感じながらも小麦の香りが上がってきます!
◎まとめ
鮭という個性の強い素材を使いながらもクセを上手く抑えていて、
なおかつ鮭らしさも引き出すなどバランスがなかなか良かったですね!
それでも多少なりとも好みが分かれるスープではあるでしょうが、
あえて食べてみるだけの価値は十分に感じられる一杯でしたね!
見た目と味の相乗効果を見せてくれたトッピングも良かったですしね!
鮭という難しい素材を上手くまとめあげてくれた一杯でした!(゚x/)
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2017/11/18 更新
2017/10 訪問
サンマの個性を立てつつ、鶏に忍ばせた柑橘の風味などでまとめた一杯! 秋刀魚醤油そば(2017年10月限定)
10月の限定を求めて「麺と心 7」へと行ってきました!
10月の限定はサンマをテーマとした「秋刀魚醤油そば」です!
こちらのお店では秋になるとサンマの限定がよく登場しますね!
昨年はもちろん、2014年にも秋刀魚白湯のラーメンが出てますね!
昨年はサンマを使って熟成した醤油の風味が素晴らしく、
タレで魚介の旨さを立てるというスタイルだったのですよね!
そこにすだちを絞って味変をするというアイデアも面白く、
「秋刀魚醤油」の旨さをじっくり楽しめる一杯でしたね!
それに対して今年はどのような路線で来るのでしょうね!(=゚ω゚)
うん、いかにも「麺と心 7」の限定らしいビジュアルですね!
具材の組み合わせなどに遊び心が満載なのがうかがえます!
◎スープ
まずはスープですが・・・うん、サンマそのものという風味ですね!(●・ω・)
サンマ節を大量に使って作ったスープということで、
もっと節系らしい旨味が主軸に感じられるかと思いきや、
それよりはサンマ全体の風味がそのまま出ているような、
焼サンマから感じられるような風味がスープに出てますね!
おそらくベースの部分はサンマ節で固めてあると思いますが、
そこに付加的に鮮魚のサンマの身やワタといった要素を
スープに取り込んで作られたのではないかと思われますね!
節100%のスープだと、ここまでサンマのクセの部分は出ず、
もっと素直な和風だし的な風味としてまとまるでしょうしね!
とりわけそうしたサンマ特有の風味はスープだけを飲むと顕著で、
この部分に関しては好みが一定程度分かれそうではありますね!
説明にあったようにサンマ節の旨味をとことんまで効かせて、
他の要素は加えずスープを構成する手もあったでしょうが、
こちらの限定はどこか突き抜けた部分が求められているので、
節オンリーだと「らしくない」一杯になったかもですしね!
魚系の素材だとクセも一定程度出してこそというのが、
こちらのお店のスープという側面がありますならね!(*゚◇゚)
かつてはそれでやりすぎ感まで出てしまうこともありましたが、
今回はそのあたりは上手くバランスが取れていると言えますね!
というのも、クセも含めたサンマの要素を緩和するための
様々な工夫がトッピングのほうに凝らされているのですよね!
◎トッピング
奥に見える白髪ねぎっぽいものは、何と大根なのですよね!
さんまの塩焼きと言えば大根おろし、この発想を生かして
白髪ねぎではなく大根の細切りを薬味に採用したわけですね!
またさんまの塩焼にはすだちをかけることが多いですが、
すだちの皮が左の奥のほうにけっこう乗せられています!
すだちは香りが強いので、麺と絡むように食べるとほどよく、
大根は多めに取って麺と一緒に口に運んで食べるようにするか、
あるいは単独で食べることでアクセントにしてもいいですね!(*゚ー゚)
自分で卓上の柚子胡椒を入れるというのも一つの方法でしょうね!
これもサンマの風味と柑橘の香りでバランスが取れますし!
そしてもう一つ面白いが2種類の鶏具材なのですよね!
今回は鶏むね肉と鶏もも肉の2種類が入っているのですが、
どちらもすだちの風味があらかじめついているのですよね!
まさか肉具材にそうしたスープの持つサンマのクセを
上手く和らげる工夫が凝らされているとは意外でした!
もう一つの肉具材であるレアチャーシューはいつも通りですが!
そしてもう一つ目立っていた具材がさんまの竜田揚げです!
単体の具材としては最も存在感があったと言えますね!
自分としてはおなじみのレアチャーは抜けてもいいので、
この竜田揚げが2・3個入っていたらさらに満足できましたね!
醤油系の下味がしっかり施され、衣はサクサクとしていて、
なおかつさんまの肉の旨さも味わえる秀逸な竜田揚げでした!(`・ω・´)
他の具材としては水菜となめこが入っているのですが、
なめこはとろみがあるのでスープとする一体化しますね!
なので、スープを飲む際に自然と入ってくる感じでした!
一応は秋らしさの演出のために入っているのでしょうね!
◎麺
麺はもっちり感の強い、断面の四角い太めのストレート麺です!
こちらのお店ではやや平打ち気味の麺を少し軽めに茹でること、
前半は歯切れの良さを、後半はもっちり感重視の麺が多いですが、
今回の麺は完全にもっちり感に比重を置いた麺と言えますね!
サンマという個性の強い素材のスープと合わせるうえで、
それに負けない存在感の麺を起用してきたのでしょうね!
自分はこちらのこのもっちり感重視の麺もかなり好きなので、
表面のつるみも食感もしっかりと楽しむことができましたね!(`・ω・´)
◎まとめ
昨年が「熟成サンマ醤油」に重点を置いた一杯だったとするなら、
今年はサンマの総合性を演出したスープという感じでしたね!
それゆえにサンマのクセの部分もあえて出されてはいますが、
そこも含めて今回の限定の魅力の一つと言っていいでしょう!
サンマの焼き魚の定番である大根やすだちを起用することで、
サンマを食べる仮想体験をラーメンで楽しむ感じもありましたし!
非常に広い側面からサンマらしさを楽しめる一杯でした!(゚x/)
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2017/10/30 更新
2017/09 訪問
飛魚の旨味、香ばしさを引き出しつつもクセを抑えた食べやすい一杯! 飛魚白湯ラーメン ~プチプチ飛子添え~(2017年9月)
9月の限定を求めて「麺と心 7」へと行ってまいりました!
飛魚系の月別限定が出るのはおそらく2年ぶりになりますね!
昨年の9月は社員さん達がオリジナルのまぜそばで競い合う
そうした変則的な限定になっていたこともありましたしね!(*゚ー゚)
こちらのお店はかなり意外性のある素材を使うことが多いですが、
飛魚(あご)は最近ではラーメンでもポピュラーになってきましたね!
ということで、飛魚白湯のラーメンが登場いたしました!
味変用のアイテムとして梅肉が添えられる形となっています!
◎スープ・梅肉・とろろ昆布
まずはスープですが・・・おっ、上手くクセが抑えられてますね!(●・ω・)
飛魚って非常にいい旨味を持った素材であるのと同時に、
けっこう苦味などのクセも強かったりするのですよね!
しかしながら、このスープは飛魚らしい旨味はしっかり引き出しつつ、
そうした苦味などの好みの分かれる要素は上手く抑え込まれています!
こちらのお店ではあえて素材の特徴を強烈に出すこともありますが、
今回は丸みを持たせてまとめあげることに重点を置いた感じですね!
それでいて飛魚ならではの香ばしさはきっちりと生きています!
麺と一緒に食べたときもそうした香りがほどよく麺に絡みますし、
スープだけで味わうとそうした飛魚の個性がより感じられます!
この香ばしさが感じられてこその飛魚だしとも言えますからね!
もちろんこちらのお店らしい白湯系ならではのとろみもあって、
ほどよいポタージュ感を楽しむことのできるバランスになってます!
そして味変用の梅肉ですが、まずは麺に少し絡めて食べてみました!(=゚ω゚)
すると、意外にもそこまで梅肉だけが目立つ形にはならないのですよね!
梅って非常に主張の強い素材なので合わせるのに難しさがありますが、
今回はベースである飛魚スープがかなりしっかりしていることもあり、
梅肉と合わせたときの変化がちょうどよく感じるぐらいなのですよね!
そしてこの梅肉はスープに溶かして味変することもできるのですが、
自分が食べた感じだと麺に絡めつつ食べたほうがオススメですね!
というのも、梅肉をスープに溶かしても意外と変化が少ないのです!
この変化の小ささについては食べていてちょっと驚かされましたね!
主張が強いはずの梅肉なのに、飛魚だしに力強さが宿っているので、
ちょっとやそっとだと、逆に梅肉のほうがかすんでしまうのですね!
もっともいきなり全部溶かしてしまえばかなり味も変わるでしょうが、
それよりは部分的に絡めつつ食べたほうがいいアクセントになりますね!
そしてもう一つスープにいい変化をつけてくれるのがとろろ昆布です!
こちらもスープに完全に広げて味に変化をつけることもできますが、
梅肉と同様に麺に絡めつつ食べるといい変化がつくのですよね!
でもって、梅肉と同時に絡めて食べるなんていう手もあったりします!
そうすると梅の酸味と昆布の旨味がいい相乗効果を生み出してくれます!
それでも梅や昆布が勝たないのは、ベースのスープが力強いからこそですね!(*゚◇゚)
◎トッピング
梅肉ととろろ昆布以外のトッピングはレアチャーシュー、
飛子、舞茸、水菜、白髪ねぎという構成になっています!
今回のレアチャーシューは脂身が少なかったこともあってか、
自分の好みにもピッタリとハマっていてくれてましたね!
でもって、今回の飛魚だしとの相性も良かったのでしょうね!
そして飛魚の卵である飛子ですが、これは面白かったですね!
今では一部の回転寿司などで見かけることもあったりしますが、
プチプチとしていてクセがなく、非常にいい味なのですよね!
サイズ的にはししゃもの卵を一回り大きくしたような感じです!
スープとまぜてしまうと存在感が打ち消されてしまうので、
ときどき単独でつまむようにして食べるのがいいでしょうね!(`・ω・´)
そして舞茸もなかなかいい存在感を発揮してくれてましたね!
こちらは飛魚と合わせるという狙いで入れられたというより、
秋を感じさせる素材として加えられたような感じがしましたね!
舞茸ってきのこの中でも特有の旨味をしっかりと持ってるので、
それが飛魚の持つ強い主張の中でも見事に生きていましたね!
水菜は薬味的に全体にさっぱりとした感覚を与えてくれてましね!
他の素材がどれも個性が強いだけに逆に目立つ感じもありました!
◎麺
麺はいつものこちらのお店の麺をやや細くした感じになってます!(=゚ω゚)
焙煎小麦を練り込んだやや平打ち気味に仕上げられた麺ですが、
細めにすることでプリプリ感がより強調された感じになって、
飛魚だしの中で上手く弾けているような感覚が生まれてました!
小麦の風味もしっかりしていて、弾力もなかなか強めの麺なので、
今回のような強めのスープの中でも全く埋没しないのがいいですね!
梅肉や昆布と絡めて食べたり、白髪ねぎを絡めつつ食べたりと、
今回の麺はいろんな素材と絡めることでいそがしくなりましたね!
◎まとめ
飛魚ならではの主張の強さや香ばしさはしっかり引き出しながら、
クセや苦味などは上手く抑えつつほどよいポタージュ感を持たせ、
さらに梅肉や昆布などの味に変化をつけてくれる要素を加えたりと、
飛魚の王道の旨さを出しながらも面白い試みもたくさんありましたね!
飛魚の旨さとこちらのお店の創作性の両方が楽しめる一杯でした!(゚x/)モキルッ
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2017/09/26 更新
2017/08 訪問
間違いないあさりの旨味に柴漬けなどのトッピングが映える! 冷やしあさり白湯 ~コクまろ豆乳仕立て~(2017年8月)
8月の月別限定を求めて「麺と心 7」に行ってきました!
さて、今回の魚介白湯の素材は「あさり」となっています!(=゚ω゚)
こちらのお店は7月や8月は月別限定が冷やしになってくれるので、
訪問する側としても非常に気軽に行くことができるのですよね!
熱いラーメンだとこの時期はそれだけで少し構えますからね;
というわけで、「冷やしあさり白湯」がやってきました!
麺量はもちろん無料で増やせる「中盛」としています!
いかにもこちらのお店らしくトッピングが豪華ですね!
奥には海苔、中央には焦げ目をつけたキャベツを中心に
そこにあさりのむき身や輪切り唐辛子などを乗せています!
その右側には炒めたエリンギ、右奥には殻付きのあさり、
そして右手前にはなんと柴漬けが入ってるのですよね!
ラーメンのトッピングで柴漬けというのは初めて見ました!
◎スープ
まずはスープですが・・・やはりあさりは外してきませんね!(●・ω・)
魚系に比べると、貝の旨味はクセがあっても誰もが慣れてますし、
旨味と個性も強いので、それだけでも味がきれいに決まりますね!
貝系を主役に据えたラーメンで外してくることはまずないですね!
以前に出たことのあるはまぐりのラーメンほど強烈ではないですが、
それでもあさり特有の旨さがストレートに伝わってくるスープです!
醤油を使わないあさりのお吸い物をイメージしても近いですね!
もちろんこちらは冷やしのラーメンなのでそこは大きく違いますが!
貝系の旨味って、冷やしでも全く損なわれずに生きてくれますね!
貝系のラーメンって旨味の直球感がものすごかったりしますが、
こちらは豆乳を使うことでそこに上手く丸みをつけてますね!
豆乳の持っている風味がダイレクトに出てくる感じではなく、
貝特有の旨味を丸める役割というふうに言ったほうが近いです!
おそらくスープ本体と左奥に見えるエスプーマ(泡)の両方に
豆乳が使われていて、ベースのほうにも一定の丸みをつけつつ、
エスプーマによってさらにコクを高めるという感じなのでしょう!
ただ、食べているとエスプーマはそこまで目立たなかったですが!(*゚◇゚)
◎トッピング
そしてこのラーメンはトッピングも面白い役割を演じてましたね!
今回のトッピングは単にラーメンの上に乗っているだけではなく、
具と一緒に麺を食べることで全体の完成度が高まる感じでしたね!
トッピングはレアチャーシュー、海苔、キャベツ、あさり、
エリンギ、輪切り唐辛子、そしてなんと柴漬けが乗ります!
この中で最もびっくりしてしまうトッピングは柴漬けですよね!
柴漬けが乗るラーメンなんて自分としても初めて見ましたし!
そうすると一見なんだかふざけているようにも見えるのですが、
トッピングの中でも最もハマっていたと言えるほどの相性でした!
冷やしということで、柴漬けのさっぱり感が上手く合いますし、
かつ食感の面でもあのパリパリ感がアクセントになるのですよね!(`・ω・´)
このトッピングはちょっとアイデア賞ものと言っていいですね!
そしてもう一つ欠かせないトッピングがキャベツでしたね!
ちょっと焦げ目をつけることで甘さと香ばしさを出していて、
麺と絡めて味を高めるという点では最も貢献していましたね!
この焦げ目による風味のアクセントがよく効いていましたね!
そして風味を重ねるという点では海苔もよく活躍していました!
海苔はもともと磯の香りがあるので貝とは相性がいいですし、
麺と一緒に食べることで予想通りの旨さを発揮してくれます!
炒めたエリンギも食感と風味でアクセントになってましたね!
エリンギはきのこの中でも特に食感が生きてくれますからね!!
純粋にトッピングとして楽しめるのがあさりとレアチャーです!
あさりは殻付きを2個と、キャベツの上にむき身が数個乗ってます!
食べやすさとビジュアルを両立させた乗せ方と言えるでしょうね!
全部殻付きにしてしまうと、どうしても食べにくくなりますし!
◎麺
今回は焙煎小麦が練り込まれた平打ちストレート麺が使われています!
いつもは歯切れの良さを残すような茹で具合であることが多いですが、
今回は冷やしということで、つるみをより重視した感じでしたね!
なので、多加水麺らしいプリッとした質感がしっかりと感じられ、
それでいて硬さではなくしなやかさを感じさせる食感に調整され、
なおかつつるつるとすするのが心地いいバランスのいい麺でした!
こちらで食べる平打ち麺の中でも特に印象が良かったかもですね!(*゚ー゚)
冷やし向けの麺って食感が強くなりすぎることも多いのですが、
こちらはそうした面での調整もずいぶんと上手くなってますね!
◎まとめ
それにしても冷やしラーメンもずいぶんと定着してきましたね!
今では冷やしを食べても珍しさなどは特に感じないほどですしね!
スープについても冷やしすぎない絶妙のラインになってましたし、
長い間の経験あっての旨さなのだなぁ、とも思わされましたね!
貝の旨さをきれいに丸めつつ、トッピングも楽しい一杯でした!(゚x/)
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2017/09/26 更新
2017/07 訪問
想像以上にまぐろの旨さが広がるスープにオクラの粘りがアクセントに! 冷やしまぐろそば(2017年7月)
7月の魚介白湯の限定を求めて「麺と心 7」に行ってきました!
今回は暑くなってきたこともあって、冷やしの限定となってます!
さて、今月の魚介限定のテーマは「まぐろ」なのですが、
この月別限定でまぐろが使われるのは初めてになりますね!
それ以外の特別な限定でまぐろが使われたことはあるかもですが、
その月の一定期間ずっと提供される限定としては初となります!
それでしかも冷やしとなると、期待度も高まってきますね!(`・ω・´)
というわけで、今月の「冷やしまぐろそば」がやってきました!
おっと、このビジュアルは予想していたのと大きく違いましたね!
というのも、事前に店主さんのブログで掲載されていた写真では、
もっと清湯系の醤油ラーメンぽいビジュアルだったのですよね!
でもって、まぐろももう少し普通の刺身っぽく見えてましたが、
こちらではしっかりと漬け込んだヅケのまぐろとなっています!
これはやはり「魚介白湯」というテーマに合わせるためでしょうね!
店主さんの写真のままだと、明らかに白湯ではなく清湯ですからね!
でも清湯バージョンも食べてみたかったかもと思ってしまいますが!
◎スープ
まずはスープですが・・・おっと、これは想像以上にまぐろですね!(●・ω・)
冷やしでまぐろということで、すっきり感を予想していたのですが、
まぐろの骨やアラからその風味がとことんまで引き出されていて、
一口でまぐろとわかり、それでいて圧倒されるほどの力があります!
しかもそこに表面に散らされている鮪オイルも加わってくるので、
スープからドスッと力強いまぐろの風味、そしてオイルの強いコク、
さらにトッピングのツナがさらに全体のまぐろ感を押し上げるなど、
ひんやりしながらも同時にまぐろのパンチ力を感じる仕上がりです!
まぐろの中骨などは、他の魚介とは全く違うコクを持っていて、
魚介系の中でもクセが控えめでかつどっしりした旨味があるので、
これまでこちらのお店であまり使っていなかったのが意外ですね!
そうしたまぐろの力強さを冷やしで引き出してきたのも面白いですが!
このスープだったら、温かい麺でも十分成立する力がありますしね!
単に夏向けにさっぱりと作ってきたようなスープではなくて、
「冷やしだけど力強い」仕上がりを目指したのが伝わりますね!
◎トッピング
そしてトッピングは漬けまぐろ、ツナ、オクラ、プチトマト、
海苔、油揚げ、ねぎという組み合わせになっています!(*゚◇゚)
魚介白湯の限定ではレアチャーシューが乗ることも多いですが、
自分は今回のように魚介に絞ってくれるほうがうれしいですね!
そのほうが具まで含めて「魚介白湯」という雰囲気が出ますし!
まず主役である漬けまぐろは非常にしっかりと味が染みて、
食感はまぐろの刺身そのものといったものとなってます!
なので、単独で食べるよりは「麺のおかず」のようにして、
麺を食べる前やその後につまむとちょうどいいですね!
プチトマトはいかにも冷やし向けに用意された夏野菜で、
食べると冷やしらしいさっぱりとした風味と甘みを運びます!
油揚げだけは少々位置づけが謎ですが、スープをよく吸わせて、
そのうえで食べるとなかなかいい味わいを楽しむことができます!
そして残るツナとオクラですが、この2つも面白かったですね!
ツナはまぐろの身を茹でてほぐしたものということなので、
純粋な具というよりはスープの一部に近いものがあります!
スープと具材をまぜると自然に麺に絡んでくるなどして、
全体のまぐろ感を満遍なく引き上げる効果を見せてました!(=゚ω゚)
そして面白いのはオクラで、普通に見れば夏野菜の具材ですが、
これを全体とまぜるとスープの粘度がグッと上がるのですよね!
それによって、スープと麺、具材との一体感が上がるので、
単に具材としてではなく、全体とまぜるのがオススメです!
オクラの粘りの持っている効果を上手く使っていましたね!
◎麺
麺はこれまでよりも薄めで、プリプリ感が光る麺でしたね!
冷やしということで、ビシッと締まった食感かと思いきや、
非常にすすり心地も良く、麺のプリ感も実にほど良くて、
今回のラーメンの隠れた主役と呼べるほどの存在感でした!
これはスープの温度をそこまで下げなかった効果も出ていますね!(*゚ー゚)
冷やし系のラーメンとなるとキンキンに冷やすことも多いですが、
そうするとせっかくの麺の食感が締まりすぎることもあるのですよね!
その点、このラーメンはそこまで強烈に冷やしてないので、
それがこの麺の絶妙の食感のラインを引き出した面もあります!
◎まとめ
とにかくキンキンに冷えた冷やしラーメンを食べたい、
さっぱり感を強く感じられる冷やしを食べたいという、
そうした狙いだと多少外れてしまう可能性もありますが、
冷やしだけど主役のまぐろの風味をしっかり味わいたい、
そうした狙いであれば見事に期待に応えてくれるでしょう!
とにかく魚介の風味の濃厚さにこだわっているお店だからこそ、
それゆえに味わうことのできるまぐろの旨さが詰まっていて、
ひんやりながらもしっかりまぐろに溺れられる一杯になってました!
冷やしとして以上にまぐろとしての旨さを味わいたい人にピッタリです!(゚x/)
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2017/09/26 更新
2017/06 訪問
超濃厚海老クリームコロッケのような海老の旨味の凝縮! 海老白湯ラー麺(2017年6月限定)
6月の月別限定を求めて「麺と心 7」へと行ってまいりました!
このところは20日前後に訪問することが多かったのですが、
今回はいち早く6月3日というタイミングで行ってきました!
さて、今月の魚介白湯の限定のテーマは「海老」となっています!
「海老」をテーマにした限定は毎年必ず一度は出ていますね!
甘エビをベースに作られている点は昨年と共通しています!
昨年はこれでもかとガツンと海老の主張を効かせたスープに、
貝と海老で作った自家製XO醤をミックスするという形でしたが、
今年はアボカドや味変用の大葉が加わるなど大きく変化しています!
今年はどんな感じに海老の旨味を打ち立ててくるのでしょうね!(*゚ー゚)
海老にアボカドに別添えの大葉・・・なんだか寿司を連想しますね!
そう考えてみると、トッピング類の多くが寿司に関連してますね!
海老アボカド、海老玉ねぎ、海苔、大葉、どれも寿司に使われますし、
今回が甘海老メインのスープなのも含めて、アイデアの元になったのは、
そうした海老を使った寿司に使われるモチーフだったのかもですね!
◎スープ
まずはスープですが・・・海老の風味が濃厚でかつクリーミーですね!(●・ω・)
面白いのはモチーフになっているのが海老を使った寿司なのに対して、
スープから連想されるのはむしろ洋風の海老系ソースなのですよね!
端的に言うなら、このスープにホワイトソースを合わせたうえで、
コロッケの種にしたらものすごくおいしいだろうと思わせる味です!
というか、ここまま粘度を高めて揚げても抜群に旨いでしょうね!
おいしい海老クリームコロッケでも、もっと海老の味が欲しい、
と思ってしまうのが常ですが、これだけの海老の旨味がもしあれば、
もうそうした文句は言わせないぐらいの海老の旨味が生きています!
サイドメニューでこのスープをもとに作ったコロッケが欲しいほどです!笑
そしてここに海老油が加わるのですが、香ばしさが一気に増しますね!
海老油の主張が加わると、それまでの洋風ソース的な風味だけでなく、
香ばしいえびせんのような風味がそこにミックスされてくるのですよね!
どちらも海老系素材なのに受ける印象の方向が違うのが面白いですが、
とにかく様々な方向から海老の旨さを感じられるスープとなってます!(=゚ω゚)
◎トッピング
そしてここにいろいろな変化を加えてくれるのがトッピングです!
まずは別添えの大葉ですが、これはびっくりするほどに効果的でしたね!
クリーミーな海老系ソースなので合うかどうか少し不安でしたが、
大葉の与える涼しげな香りが入ると一気に印象が変わりましたね!
海老に大葉を合わせた手巻き寿司なんて非常においしいですし、
そうした清涼感と海老とのミックスを楽しむことができます!
一方のアボカドはまろやかさという点でスープと共鳴しつつ、
青さのある風味で海老の風味とコントラストを描きます!
普段から海老アボカドの寿司を食べてる人には特に合うでしょうね!(*゚◇゚)
そしてアボカドの上にはむき海老が2つほど乗っていますが、
こちらのプリッと弾けるような食感もなかなか楽しいですね!
そして玉ねぎは単にいつものように辛味のアクセントだけでなく、
海老のスープにちょっぴりサラダ感覚を与える効果を見せます!
さらに海苔と海老との相性の良さはよく知られていますし、
どのトッピングも単純にスープに合わされるのではなく、
海老の違った表情を引き出す素材として入ってるのですよね!
その中では唯一レアチャーシューだけは普通のアプローチですが!
こちらはおなじみの看板具材を乗せたという形ですからね!
◎麺
麺はやや平打ち気味のセブンらしさを感じる麺となっています!
ただ、いつもに比べるといくぶん麺が細めにも感じましたし、
また食感についても多少の変化をつけているように思いました!
というのも、普段の麺はそこそこ幅広で、食べ始めの頃は
パシッとした歯切れの良さを感じさせ、時間が経つにつれて
だんだんのプリプリとした弾力へと変わっていくのですが、
今回は食べ始めからプリプリ弾ける感覚が強かったのですね!
このあたりは茹で時間による調整もあったのかもですが!(`・ω・)+
スープの粘度が高いので、麺との絡みについては申し分なく、
口の中で一気にプリプリと弾けていく様は心地良かったですね!
ここ最近のこちらのお店の限定で最も早く食べ切った感じでしたし!
◎まとめ
海老を使った寿司をモチーフにしたアイデアを散りばめることで、
それぞれの素材を合わせることで海老の違った表情を引き出し、
その一方の海老のスープはコロッケの種にしたくなるような、
海老の旨味あふれる濃厚スープとしてまとめられているなど、
様々な形の海老の旨さを一杯に閉じ込めた限定になってましたね!
それぞれの具材の狙いどころを意識しつつ食べるとより楽しいですよ!(゚x/)
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2017/09/22 更新
2017/05 訪問
海苔、海苔、海苔! 味変わさびでちょっとお茶漬け風にも! 海苔白湯ラー麺(2017年5月前半限定)
5月の魚介白湯の限定を求めて「麺と心 7」に行ってきました!
今月のテーマは「海苔」とかなり奇抜な素材となっております!
とはいえ、こちらで「海苔白湯」が登場するのは今月が2回目で、
2年前の10月にも海苔がテーマとして採用されてたのですよね!
そのときの記事を読み返すと、当時は海苔との相性がいい
お茶漬けを意識した濃厚系魚介白湯となっていたようですね!
今月は中旬の土日にこちらのお店の周年記念限定があったので、
5月の「海苔白湯」の限定はこれだけで行くのかなと思いきや、
自分が行った翌日の20日から冷やしに切り替わるという報が入り、
記事のリアルタイム性が一発ですっ飛んでいくことになりました(;゚ω゚)
たしか数ヶ月ほど前にも同じことになった記憶がありますが!
今回も途中で切り替わるという話はなかったように思いますし!
今回は締めご飯などがなかったので、から揚げを注文しました!
こちらでから揚げを注文するのはけっこうひさびさになりますね!
こちらのお店はから揚げを1個から注文できるのがありがたいです!
今回はスープの味変用として、わさびが別添えされています!
海苔というとお茶漬けを代表としてわさびとは相性がいいので、
そのあたりを考慮したうえでの味変素材と見て良さそうですね!
◎スープ
まずはスープですが・・・うん、主役は間違いなく海苔ですね!(●・ω・)
右奥のあたりに乗っている海苔を溶かさずにスープを飲んでも、
スープからやってくる主張の大半は海苔そのものの風味です!
さすがに今回はスープを海苔だけで構成してるわけではなくて、
他の魚介系などと合わせた魚介白湯になっていると見られますが、
それらよりも海苔にスポットが当たっているのは間違いないです!
海苔の持つ磯の香り、海苔の持つ香ばしさ、そういった様々な要素が
このお店の魚介白湯のまったり感と合わさることで濃厚さを演出します!
スープにかけられている香味油もおそらく海苔の香味油でしょうね!
そして右奥に見える海苔を絡めて食べると、さらにその効果が増幅します!(*゚◇゚)
こちらの海苔も特に何か強い味付けなどはほどこされていなくて、
海苔の持っている旨さをそのままプラスする効果を見せています!
また、この海苔はスープに溶かし込んで全体の風味をアップさせても、
麺と絡めることでインパクト的に海苔感を強めてもどちらもいけます!
スープに海苔、具材に海苔と、ほんと心行くまで海苔が楽しめますね!
そして味変用のわさびですが、入れるとやはりお茶漬け感が少し出ますね!(*゚ー゚)
「わさびを入れたときのお茶漬け感」と言ったほうが適切ですが!
ただし、わさびが入ることで海苔の存在感が少し後ろに下がるので、
後半に少しずつ加えながら自分に合うラインを探るのがいいでしょう!
いきなり全部投入すると今度は辛味ですごいことになりますしね!
◎トッピング
トッピングはレアチャーシュー、揚げ餃子、たけのこ、アミエビ、
白ねぎ、そして先ほども触れた海苔という組み合わせになってます!
レアチャーシューはおなじみのもので、おそらく部位は肩ロースですね!
しっとりとした質感で、赤身と脂身のバランスもちょうど良く、
数ヶ月前の脂身メインのものよりもしっかり楽しめましたね!
たけのこは薄めの味付けで、スープをソースのように絡めて、
海苔の旨味でもって食べるといった感じの具材になってます!
今はちょうどたけのこがおいしい季節でもありますからね!
たけのこらしいシャクシャクとした食感を堪能できます!
面白いのは揚げ餃子で、何と中にはこんにゃくが入っています!(`・ω・)+
なぜこんにゃくなのかはけっこう謎ですが、肉や魚の身だと、
海苔よりもそちらが目立つということにもなったしそうですし、
そこで目を付けたのが何にでもなじむこんにゃくだったのでしょう!
外はサクッ、中はこんにゃくのプリッとした食感が楽しめます!
海老は海苔とともに、スープに磯の香りと香ばしさを高めてくれます!
◎麺
そして麺ですが・・・今回はいつも以上に風味の強い麺となってますね!(*・ω・)
海苔というコクや濃厚さよりも香りを生かした素材を主役となるため、
麺についても香り、風味もいつもよりも重要視してきた感があります!
いつもよりも焙煎小麦の配合量を多くするなどの工夫をしているのか、
とにかく噛んだときの小麦の風味が強く、その小麦の旨味と海苔が絡み、
それぞれの素材の間で香織の相乗効果を楽しめる組み合わせとなってます!
今回の限定での隠れたポイントはこの麺の香りと言ってもいいかもです!
また今回の形状は平打ちではなく、厚みもかなりある太麺となっていて、
食感ももっちり感が高く「麺に海苔を絡めて食べる」感が非常に強いです!
この個性の強い麺に負けない海苔の存在感もまたすごいと言えますね!
◎から揚げ
そして今回ひさしぶりにサイドとして注文したから揚げですが、
やはりこちらのから揚げはサクサク感と風味が素晴らしいですね!
衣は比較的軽めなのですが、そのサクカリ感には見事なものがあり、
噛むたびにカリカリサクサクとした衣の食感が堪能できます!
揚げ具合もちょうどいいので肉のジューシーさが保たれていて、
なおかつ初期の頃に比べると下味のつけ方がより向上してますね!
今は何もつけずに食べてちょうどいいぐらいのバランスになってますし!
お好みで柚子胡椒をちょこっとつけたりしてもなかなかいけたりしますが!
それにしても最近はから揚げがおいしいラーメン屋が多いですね!
下手な鶏料理屋よりも揚げ方などが上手いお店がたくさんありますし!
◎まとめ
今回のラーメンはすでに提供が終わったのでもう食べられませんが、
海苔の香りをガンガン前面に立てながら麺の小麦の風味と上手く絡め、
こちらのお店らしいホワイトソースにも近いまろやかさと交えることで、
「海苔の風味を濃厚に楽しめる」なかなか面白い一杯となってましたね!
今後ともこちらの魚介白湯の月別限定は追っていきたいと思います!(゚x/)
※この口コミはブログの記事を食べログ用に少し再構成して投稿しています
http://fairysbible.blog22.fc2.com/blog-entry-3633.html
2017/09/22 更新
2017/04 訪問
店主による「中華そば、ひとり。」からのスピンオフ! 背脂鯛つけそば(2017年4月後半限定)
4月の月別限定を求めて「麺と心 7」へと足を運んでまいりました!
今月の限定はいつもとはちょっと違ったタイプのものとなっています!
この「麺と心 7」や「Junk Story」などの全系列店の社長にあたる
井川さんが自ら厨房に立つお店として「M.I Label」を始めたのですが、
一緒に厨房で動いていた人が卒業したことで「M.I Label」をいったん止め、
同店舗で井川さんが一人による「中華そば、ひとり。」が始まりました!
厳密には井川さんだけで切り盛りしていたわけではないようですが!(*゚ー゚)
その「中華そば、ひとり。」も3月末でいったん終了されたのですが、
そこでの限定メニューだった「背脂鯛そば」をさらに改良したうえで、
4月の限定メニューとして「麺と心 7」で提供されていたのですよね!
魚介系の白湯ラーメンということで、「麺と心 7」にも合いますし、
そうしたこともあってあえて4月の限定として起用されたのでしょう!
その「背脂鯛そば」は4月14日までの提供期間となっていたので、
それ以降は普通の「麺と心 7」の限定になるのかなと思っていたら、
その「背脂鯛そば」のつけ麺バージョンの提供が始まったのですね!
なので、今月は「中華そば、ひとり。」からの限定で完全に通すようです!
もともとは「中華そば、ひとり。」のメニューだったとはいえ、
井川さん自身が「麺と心 7」の限定メニューに直接関わるのは、
今回がけっこうひさしぶりなのではないかという気がしますね!(=゚ω゚)
初年度の2013年の間は井川さんが直接店に入る機会も多かったですが、
魚介白湯専門店への移行を果たしてから数ヶ月経ったあたりからは、
ほぼそのときの店長さんに任せるという形が定着してましたしね!
もちろん限定を出すには井川さんからOKをもらう必要はありましたが!
そう考えると自分もけっこう長くこのお店に通っているのですね!
W白湯や夜の牛骨時代などを知らない人も今は多いでしょうしね!
ほぉ、珍しくトッピングにバラチャーシューが乗ってますね!
魚介白湯専門店になってからは初めて見たような気がします!
まぁ、もともとの「背脂鯛そば」にバラチャーシューが乗ってたので、
「麺と心 7」でもそこはそのまま踏襲したということなのでしょう!
◎麺
まずは麺からですが・・・おっ、いいプリ感を感じさせる麺ですね!(●・ω・)
こちらのお店でよく見るタイプの麺に比べるといくぶん薄めで、
より平打ち麺らしい感覚ながらもプリッとした弾力は強いです!
いつもの麺が歯切れの良さとプリ感が同居しているのに対して、
こちらはもっと素直にプリッとした質感を感じさせてくれますね!
また、やや色が濃いめなので焙煎小麦が練り込まれているのでしょう!
それによって、麺そのものの持つ小麦の香ばしい風味も強めですね!
薄めの麺なのでそこまでガンガン主張するタイプではないのですが、
そうでありながらもつけ汁に負けない存在感があるのは流石ですね!
◎トッピング
トッピングはレアチャーシュー、バラチャーシュー、なると、海苔です!
なるとはちょっとびっくりするぐらいに薄いので驚きましたが!
写真で見ても下の海苔の色がモロに透けて見えるほどですしね!
レアチャーシューは過去2回の限定とは明らかに違ってますね!(*゚◇゚)
過去2回はかなり脂身が多めのレアチャーシューだったのですが、
今回は脂の部分などをあらかじめカットしているように見えます!
これはバラチャーシューとの個性の違いを際立たせるためでしょうね!
レアのほうまで脂身が多い部位だとどうしても路線がかぶりますし!
個人的にはレアはこれくらい脂身が少ないほうが好きなのですよね!
一方のバラチャーシューはつけ汁につけてしまうのがオススメです!
そうすることで脂の部分がやわらかくなってとろけてくれますので!
でもって、つけ汁の中の背脂と相乗効果も見せてくれますからね!
つけ汁の中にはねぎと背脂だけでなくレンコンも少し入ってます!
メンマではなくレンコンが入るあたりがいかにもこのお店ですね!
メンマとはまた違ったシャクッとした食感のアクセントがいいですし、
レンコンってもっとラーメンに使われてもいいと思わせてくれますね!
こちらで使うのは魚介系の風味との相性の良さもあると思いますが!
◎つけ汁
そしてつけ汁ですが・・・ほぅ、これは非常に面白い組み合わせですね!(`・ω・´)
鯛に豚の背脂、普通はあまり思い浮かばないような構成ですが、
それをさりげなくやってのけるのが井川さんなのでしょうね!
「いかにも井川さんらしいなぁ」と思わせるものがありますし!
まず何より光っているのは主役たる鯛の旨味の強さですよね!
いつものこちらのお店の魚介白湯ほどのドロ感はないのですが、
麺をつけて食べるとその瞬間に鯛の旨味がグイグイ攻めて来て、
その旨味の強さに圧倒されてしまいそうになるほどですからね!
そしてそこに合わさる一見すると意外に見える背脂なのですが、
この鯛と背脂のコンビが思っている以上にピタッとハマってます!
ベースの旨味が鯛ががっちりと作り上げ、そこに背脂が入ることで、
コクを高めると同時にその自然な甘みによって風味に広がりを持たせる、
でもってタレが塩系なので鯛と背脂の両者の個性がそのまま立っていて、
それぞれの素材の持つ特徴の合わさり具合の妙が非常に楽しかったですね!
煮干+背脂あたりは非常にポピュラーな組み合わせだったりしますし、
背脂って煮干や節に限らず魚介なら鮮魚系でも十分いけるのですね!
また、食べているときはあまりダイレクトには感じないのですが、
実はけっこうにんにくが強めに効かされていたりもするのですよね!
これがつけ汁全体を引き締めるのに非常にいい効果を挙げています!
◎追いめし
そして今回はこのつけ麺専用の締めの「追いめし」も注文しました!
中央に見えるのはおそらくらっきょうで、周りの野菜は蕗(ふき)ですかね!
ただ、事前にしっかりと煮込まれているのでクセなどは全くないですが!
そして振られている魚粉はおそらくは鯛系のものではないかと思います!
鯛のスープはもともとご飯と相性がいいのは想像がつきますし、
そこに合わさる少量の背脂もこれまたきれいに合うのですよね!
いやはや、麺だけでなくご飯でも鯛+背脂はいけるのですね!(*・ω・)
◎まとめ
いつものセブンの限定は具材以外は完全に魚介で構成されるので、
今回のようにスープに背脂を使うというのはやや異質な面もあり、
その点ではちょっといつものセブンとは雰囲気が違ってましたが、
ひさびさに井川さんらしい技が見られたのは楽しかったですね!
「中華そば、ひとり。」にも一度訪問してみたかったのですが、
当時は体調がボロボロで行けるような状態じゃなかっただけに、
こちらのお店でスピンオフ限定が出たのはありがたかったですね!
体調も上昇傾向にあるので、来月以降もしっかり限定を追っていきます!(゚x/)
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背脂鯛つけそば(2017年4月後半限定)
背脂鯛つけそば(2017年4月後半限定)(つけ汁)
背脂鯛つけそば(2017年4月後半限定)(締めご飯)
背脂鯛つけそば(2017年4月後半限定)(紹介パネル)
2017/09/22 更新
2017/03 訪問
どこをどう切り取ってもウニ! ウニに溺れ切ることができる一杯! 雲丹白湯ラー麺(2017年3月前半限定)
3月の月別限定を求めて「麺と心 7」へと行ってきました!
先月は行く日がなかなか作れずに25日になんとか訪問したのに対して、
今月は時間もできたので余裕を持って訪問することができましたが、
日付をよくよく見ると20日とかなり後半に足を運んでるのですよね;
ただ、気持ちの上では余裕を持って訪問したという感じだったのですが!
ということで、今月の限定の「雲丹白湯ラー麺」を食べたのですが、
なんとその翌日の21日からはつけ麺バージョンへと変更されました(;゚ω゚)
事前に予告されていたわけではなく、20日の夜に報告があったので、
訪問した翌日にはすでに提供が終了するということになりました;
今月こそは提供期間中に記事化したいと思っていたのですけども!
さて、ウニの限定は3年連続で3月の定番となっていますね!
その中でもラーメン版が登場したのはなんと今年が初めてです!
なので、自分としてはラーメン版の間に行けて良かった気がしますね!
そのかわり記事の鮮度が落ちてしまうということにはなりましたが!
ということで、今月の「雲丹白湯ラー麺」がやってきました!
泡系のスープになっているあたりに現代的な香りがしますね!
こちらの魚介白湯のラーメンで泡系って意外にない気がしますし!
◎スープ
まずはそのスープですが・・・うおっ、このウニはすごいですね!(●・ω・)
おそらく単にスープのウニの濃度ということだけでいえば、
これまでのようにつけ麺やまぜそばとして提供したほうが
物理的な濃度という点では確実に上になるはずなのですよね!
でも体感的な濃度として見ると、自分は今回が一番でしたね!
つけ麺はやはりラーメンと比べると麺が主体になりますし、
まぜそばについても麺の主張の強さが大きな鍵になるのに対し、
ラーメンはスープと麺の一体感が重視されるところがあるので、
これが体感的な濃度を高める要因となっているのでしょうね!
しかも今回はスープの粘度もいつも以上に高かったことから、
麺をどこからすすってもウニのスープがたっぷりと絡みついて、
口の中がウニによる磯の風味で満たされつくしましたからね!
その味わいは何と言っても「ウニ」の一言に尽きると言えます!(`・ω・)+
「ウニそのものを食べている」、「ほぼウニの味しかしない」、
というぐらいに言ってしまっていいぐらいにウニ一色です!
そしてここに海苔の香味油が加わりますが、ウニと海苔は相性がいいですね!
やはりどちらも磯の香りを大きな武器としている素材なので、
海苔の香味油によってウニらしさがさらに引き立ってきます!
相乗効果という以上にウニの風味がより強まるようにすら感じます!
さらに海苔は具材としてもたっぷりと入っているのですが、
海苔とウニの相乗効果という点ではこちらが発揮しています!(*゚◇゚)
海苔を少しずつ麺に絡めるようにして食べてもいいですし、
スープの表面に広げて食べてもどちらも印象はほぼ同じです!
というのも、強引にスープ全体とまぜ合わせて溶かさない限りは、
海苔は自然とスープの表面に浮いて麺と絡んで上がってきますし、
量も多いので違いは海苔がどれくらいやわらかいかぐらいですので!
ウニと海苔の磯の風味の共演に、海苔の持っている香ばしさが加わり、
両者が非常に強い一体感を感じさせてくれるのは実に見事でしたね!
◎トッピング
トッピングは他にレアチャーシュー、メンマ、玉ねぎ、ねぎが入ります!
レアチャーシューは今回も脂身が多めの部位となってましたね!
前回もそうだったので、意図的にそうしているみたいですね!
このあたりはメニューによって変えているのかもしれないですが!
メンマは発酵感がやや控えめなのか、たけのこぽさを残しつつ、
オーソドックスなメンマらしさも同時に感じさせるものでしたね!
そういえばこちらのお店でメンマが入るのって珍しい気がしますね!
あえてメンマ以外の素材を使うことにこだわってた印象がありますし!(*゚ー゚)
玉ねぎはかなり細かめながら、全体的にまったり路線のスープに対し、
時折ピリッとしたアクセントを与えるという役割を担っています!
◎麺
麺は断面の四角い焙煎小麦を練り込んだ中太のストレート麺です!
あえて少し硬めに茹で上げることで前半は歯切れの良い食感を打ち出し、
食べ進めるにつれてだんだんとプリッとした弾力が前面へと出てくる、
そうした二段階の食感が楽しめるこのお店らしい麺となっています!
最近の限定の中でも最もこのお店の基本に近いタイプの麺と言えますね!
そうした食感の変化を前提としながら作られている麺ということで、
普通に食べ進める限りでは食感がダレてこないのも大きな強みです!
◎まとめ
とにもかくにもどこからどう切り取ってもウニを楽しめるスープで、
ウニのまろやかさ、磯の香りを心行くまで堪能できる一杯でした!
ほんと夏に海の近くに来ているかのような気分にすらなりましたし!笑
すでにラーメン版からつけ麺バージョンへと切り替わってはいますが、
味の基本は継承されているはずなのでウニ好きならオススメですね!(゚x/)
※この口コミはブログの記事を食べログ用に少し再構成して投稿しています
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2017/09/18 更新
9月の月別限定を求めて「麺と心 7」に行ってきました!
9月の限定は「胡椒そば(醤油)」というラーメンです!
8月途中でレギュラーメニューが全入れ替えになったことで、
継続されていた毎月の魚介白湯の限定がどうなるか不安でしたが、
とりあえず9月に関しては新たな限定が登場する形になりました!
ただ「魚介白湯」という枠組みは外されたような感がありますね!(=゚ω゚)
8月の限定の「海老とアサリの極上塩ラーメン」の時点で、
すでに魚介白湯というスタイルではなくなってはいましたが、
それでもこのときはまだ魚介メインのネーミングでしたからね!
それに対して今月は胡椒が主役なので明らかに方向性が変わってます!
果たして10月以降も方向が変わりつつ月別限定が継続されるのか、
それとも限定そのものが違う形になるかは注目していきたいですね!
ちなみにこの限定は9月17日頃までの提供予定となっています!
その後、提供期間が少し延長されることが決定しましたが!
レギュラーメニューも魚介白湯以外のラーメンが増えましたし、
「魚介白湯専門店」から方向性を変えつつあるのかもですね!
あれ、そういえば提供されるラーメンの器が変わってますね!
これはJunk Story系列のロゴマークデザインの器ですが、
もともとこのお店の器はもっとシンプルなものでしたしね!
見た記憶があると思った「M.I Label」で使われていましたね!
その器をこの「麺と心 7」でも使うようになったのでしょう!
器はともかく、ラーメンのビジュアルもインパクト大ですね!
粗挽きの黒胡椒がこれでもかと大量にかかっていますからね!
さすがにここまでかかっているというのは少々予想外でした!
◎スープ
まずはスープですが・・・おぉ、これはパンチが効いてますね!(●・ω・)
ベースは魚介系の清湯で、それもどっしりと旨味を立てるというよりは、
すっきりとした中にじわっと広がるような旨味を見せるタイプですね!
節系の旨味をガンガン前面に立てるようなスープとは違いますし、
ベースのスープそのものはパンチで攻め立てる感じではないです!
本来はそうしたじんわり系の旨味で食べさせるスープなのでしょうけど、
今回は胡椒という明確なアクセントを持った主役を抱えているので、
魚介のスープはあくまで下支えというような位置づけになっています!
そしてここに風味が強めの醤油ダレと大量の黒胡椒が重なります!
やや色の濃い醤油ダレと多めの胡椒が合わさるスタイルを見るに、
これはこちらのお店流に仕上げた「富山ブラック」とも言えそうです!
ただ決して醤油辛さをガンガンに立てるようなスープになっておらず、
醤油の存在は明確でありながらも、カドではなく醤油の風味が生きていて、
スープの根幹を支える重要な旨味として機能してくれているのですよね!
そして何と言っても面白いのが、大量に入っている黒胡椒ですね!(`・ω・´)
やはりこれだけ入っていると黒胡椒の清涼感ある刺激がビシビシ来ます!
ただ量は多いものの、唐辛子のような蓄積する辛さではないので、
刺激的ではありながらもサラッと食べられる辛さとなっています!
このあたりは胡椒の辛さの持つ大きな長所と言っていいでしょうね!
そして面白いのは、胡椒の風味がスープに強く出ることによって、
どこかレトロな中華そばを思わせる雰囲気を持っていた点ですね!
昔のラーメンって、胡椒をかけるのがデフォルト的な感じでしたし、
その胡椒の風味が一つのポイントになっていたりもしましたからね!
なので、大量の黒胡椒による強いアクセントや刺激と同時に、
どこか懐かしさも感じさせるところに大きな魅力がありました!
このラーメンのベースのスープはおそらく動物系は使ってないので、
そうした昔ながらの鶏ガラ系ラーメンよりはライトではあるのですが、
そうでありながらほっこりしたレトロ感があったのは面白かったですね!
◎トッピング
トッピングはレアチャーシュー、レンコン、海苔、青ねぎです!
自分はこちらのお店のレアチャーをときどき苦手に感じるのですが、
今回のラーメンにはこのレアチャーがピタッとハマっていましたね!
レアチャーって魚介白湯系のスープよりは、今回のスープのような
ラーメンらしいスタイルのスープのほうが合うのかもしれませんね!
魚介白湯系のスープは素材となっている魚介の個性が強く出るので、
豚肉と合わせるとちょっとミスマッチになる面もあるのでしょうね!
というか、醤油が強めのスープだから合ったという側面もありますね!
自分はこのピンクの状態よりも、スープに沈めて少し熱が入った段階で、
スープの風味と合わせるようにして食べるのが非常に気に入りましたね!(*゚ー゚)
レンコンはこちらのお店ではちょくちょく使われる具材ですね!
メンマのコリコリ感ではなく、レンコンのシャクシャクとした食感で
全体にアクセントをつけるというような形になってるのですよね!
甘辛くつけられた味もちょうど良く、意外にラーメンとよく合います!
焼き海苔はこちらのお店ではけっこう珍しいような気もしますね!
もちろんスープをしっかり吸わせて、麺を巻くようにして食べます!
こちらのお店でこういう正統派ラーメンらしい食べ方をするのも楽しいですね!
どうしてもこちらのお店は奇抜なラーメンをよく出す印象が強いですからね!
◎麺
麺はこちらのお店らしいプリッとした平打ち麺となっています!
プリプリ感がありつつ、麺だけが目立ってしまうような感じにはならず、
きちっとスープに寄り添うようなバランスになっているのがいいですね!(*゚◇゚)
以前はもうちょっと麺が単独で立っているような感触があったのですが、
最近はそのあたりのバランスがずいぶん良くなった印象がありますね!
◎まとめ
今回は珍しくスープを飲んだ後の写真も撮ってみました!
もちろん入っている黒胡椒の量をわかりやすく見せるためです!
これだけ入るのですから「胡椒そば」という名前もわかりますね!
ちなみにこの後でこの器の底の胡椒もしっかりと全部食べました!
これまでの限定とは一味違った新機軸を感じさせる一杯でした!(゚x/)
※この口コミはブログの記事を食べログ用に少し再構成して投稿しています
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