51回
2021/12 訪問
年末の特製そばで、一年を豊かなキモチで〆た♪
仕事納めのその日に、店主の山内氏に挨拶方々利用した。
店内に入ると、外の並びこそなかったが、カウンターのみの7人席は全て塞がっていた。食事を終えた客が席を立つと、今まさに券売機を利用したばかりの客が座った。
券売機で料理を決めようと前に立つと、今日は限定メニューのみでの営業と分かった。
限定メニューは3品で、年越し“特製そば(醤油)”、“特製味噌そば”、それに“特製辛味噌そば”だった。迷わず“特製そば(醤油)”と“ラーメン麺大盛”のボタンを押した。“味玉”はないか店主に確認すると、料理に半分付いているようだった。
寒空の中、外待ちしようかと思ったところ、幸いにも並びふた席が空いた。自分の後には、やはり常連の同僚が後に続き、入口すぐのカウンターで並んだ。
食券を店主に渡し、料理の提供までの間、しばしふたり歓談した。
入口脇に高級そうな、大小の漆喰塗りのラーメン丼がそれぞれに重ねられ、さらに蓮華が箱に置かれている。箱に書かれた文字を見ると、“ご自由にお持ち帰りください”とある。ラーメン丼、蓮華はともに店で使うものとは違うので、仕事をこなしている店主に聞いてみた。
実は、ここ悠が営業するごく短期間、味噌ラーメン専門店が営業していた。そこを居抜きで入ったのたが、その際、未使用の丼などがあったそうだ。利用することもないので、お客さんに持って帰って貰おうということだった。
魅力的な丼、蓮華だったが、持ち帰るには重すぎた。
店主と新規開店のラーメン店、同僚とは職場の話と代わる代わる話しているうちに、料理がカウンターに提供された。
ちなみに、同僚は大盛こそしなかったが、同じ料理だった。
食券を渡す際店主に言い漏らしたが、ランチサービスのライスはいつものように提供された。
年越し“特製そば(醤油)”には、普段乗らないナルトがつき、年末のお祝い気分をもり立てる。それに店主オハコ(十八番)の自家製ワンタン、増量の2種チャーシュー、海苔、ハーフの味玉、シナチク、葱となかなか華やかだ。
いつものように、蓮華でスープをひと口…
染み入る醤油の味わいが、口いっぱい広がる。素材由来の甘みすら感じる。
悠は味噌ラーメンでTRY(東京ラーメンオブ・ザ・イヤー)に6回連続入賞を果たしている。
個人の嗜好だが、ボクはむしろ、醤油ラーメンにこそ店の持ち味を感じた。
ライスを蓮華に乗せ、スープに潜(くぐ)らせ楽しんだ。納得のいく一杯に、今回も感謝だ。
最後にご主人に、年内の感謝を込め挨拶をしいて“悠”との一年を〆た。また来年、新春からよろしくお願い致します…
2021/12/29 更新
2021/11 訪問
【祝】TRY味噌部門:偉大なる3年連続入賞!
10月も終わりに近づいたある日、時間調整で乗換え駅の本屋に寄り、MOOKコーナーを見ると“TRY”が並んでいた。
年一回発刊されるその雑誌を見ると、すでに年末が近づいたキモチになる。
各部門ごとに分かれたページを捲(めく)ると、“味噌部門”にいつもの見慣れた店名が載っていた。
雨後の竹の子のように生まれては消える、浮き沈みの多いラーメン店にあって、“3年連続味噌部門”に入賞を果たしていた。
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東京で一番旨いラーメンを決める 、TRYこと“東京ラーメン・オブ・ザ・イヤー”で、今年も味噌ラーメン部門で入賞していた。
今年で22回目となるラーメン最高権威のアワード本、それが“TRY(トライ)”だった。Tokyo Ramen of the Yearの頭文字から取ったネーミングは、その年の“東京で一番旨いラーメン”を格付けしようと、業界の権威者が集まり投票形式で決めた。
始まりは、講談社の“TOKYO★1週間”という雑誌の1コーナーに載ったことからだった。
その年度に活躍した新店には、“TRY新人大賞”の他に、“新人部門賞”を、実力店で特に優れた店舗へ贈られる“TRY大賞”、ジャンル別の“名店部門賞”などが並んだ。
数多いラーメン店の中からどの店が選ばれたか、その年のラーメン業界のひとつのトレンドとなった。しかし、受賞を果たした店舗も、いつの間にか消えることも多い。
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悠の料理では、実は味噌より醤油ラーメンが好きだ。深い意味はなく、単に嗜好の問題だった。今日も醤油モードで店内に入った。そもそもコロナ禍にあって客席を間引きしたとは言え、最近は常に満席をキープしていた。
店内に入ると幸いにも、カウンター真ん中の角の席が開いている。券売機から“味玉そば”にしようと見ると、ポップに限定として“揚げネギ醤油そば”があるのに気づいた、早速“限定”のボタンを探し、“大盛”、さらにトッピングとして“味付玉子”のボタンを押した。
カウンターに座ると、“食券はお待ち下さい”と店主からアナウスがあった。いまだ提供されていない先客の料理を、店主ワンオペで奮闘している。料理が提供されていない客は、ほぼ全員だ。いつものようにリズミカルな動きで、次々と料理は提供された。その間に食券を渡し、いつの間にか自分の料理に取り掛かっていた。相変わらず、山内店主の手際の良さには感心する。
料理を提供する際、店主から“大盛にし忘れた”とアナウンスがあった。どうやら、別盛りにしてくれるようだった。
焦がし葱の香ばしい香りが、ボクの鼻腔をくすぐった。
先ずはスープを蓮華に掬(すく)い、ひと口…
焦がし葱の香ばしさと素材の甘みがスープに染入り、得も言われぬ旨味となって口いっぱいに広がった。
揚げネギを使うことで、どうやらいつものスープの顔が変わったようだ。
忘れた頃に、別皿に追加の麺としてではなく、和え麺として提供してくれた。和え麺はメニューにはないが、あっさりした深みある味でこのままで楽しめる。
麺はいつもの、大栄食品の極細ストレートが合わさった。スープとの相性は、抜群だろう。山内店主は細麺好きで、つけ麺にも太麺でなく、この細麺に拘(こだわ)りがあった。
客が出ると、次に入れ代わりの客が来てと、満席状態を常に維持した。後客の料理の提供が全て終了したところで、TRY入賞の労(ねぎら)いの言葉を伝えた。店主は照れ隠しか、“今は濃厚な味噌ラーメンが主流で、ウチのは主流ではない”と返した。おそらくは謙遜なのだろう、真摯な謙虚さが伝わって来た。
店舗外観
先ずは、券売機で料理を決めよう。
今日のランチメニュー♪
山内店主が、手際よく調理を進める!
限定の揚げネギ醤油そば(800円)、味玉(100円)
実は大盛(50円)にしたが、忘れられて“和え玉”にしてくれた。
麺は大栄食品の極細ストレート
焦がし葱を、リフトした!
2021/11/07 更新
2021/08 訪問
悠の夏限定のつけそばを食べたぞ♡
そろそろ、季節限定の“つけそば”が終わってしまう。ここに来れば、必ず満足出来るはずだった。8月のランチは敢えて“悠”をランチ候補からハズし、新宿西口界わいでランチを開拓していた。ほぼ2週間ぶりに、店の扉を開けた。
券売機から、まず今日の料理を決めよう。今日は冷やしつけそば狙い、それも贅沢をして“冷やしワンタンつけそば”にしよう。券売機に千円札を入れ、ボタンを押して食券を購入した。券売機そばのカウンターが空いていたので、迷わずに腰を下ろした。
先客は5人ほど、7人で満席なので客入りはまずまずだろう。並びこそなかったが、ひっきりなしに客が来た。
ご主人に久しぶりの挨拶を交わし、近況を二言三言話をした。食券を渡すと、醤油か塩か聞かれ、塩つけそばを大盛でお願いした。砂糖の加減を聞かれたので、今日は心持ち少なめでと告げた。砂糖の加減については、注文することもあり最近は確認してくれた。
先客5人はまだ料理の提供はなかったが、次々に料理はカウンターへと提供された。店主ひとりのワンオペにも関わらず、相変わらず手際が良い。
先客全員の料理が提供された時点で、“冷やしワンタンつけそば”の調理がスタートだ。
つけ汁にはたっぷりの刻み葱、焦がし葱、“出汁氷”、そして主役のワンタンが入った。麺の丼にはクラゲ、キュウリ、メンマ、海苔、チャーシュー2種、そしてプチトマトの布陣となる。
早速、細麺をつけ汁に潜らせ、一気に楽しんでみよう。
つけ汁の酸味、甘みは程よく、引き締まった味わいだ。コシの強い細麺につけ汁がしっかり絡んで、申し分ない塩つけそばに仕上がった。
ワンタンの皮は、ぷるぷるツルツルな食感が良い。皮の中からたっぷりのひき肉が、旨味成分とともに顔を出した。
さらにキュウリ、クラゲを麺に合わせ、つけ汁に潜らせて楽しんでみた。それぞれの違った食感が心地よい。
直ぐに無くならないよう、慈(いつく)しむようにゆっくり、大切に口にしていった。悲しかな、最後のときは来る。
山内店主は、街の人出について聞いてきた。“いつまで、この状況が続くんでしょうねぇ。”いつしか、この2つが店主の口癖になってしまった。
限定が終わる前に、また楽しみに来てみよう。
店舗外観 右隣は新しく台湾スイーツの店舗が出来る、そう山内店主が言った。
券売機で、まずは料理を決めよう♪
季節限定の“冷やしつけそば”のポップ!
冷やしワンタンつけそば(塩)大盛(1000円) つけ汁にはたっぷりの刻み葱、焦がし葱が入った!
“ワンタン”の皮はモチモチして、具がたっぷりで食べ応えを感じた!
チャーシュー①
チャーシュー①
冷やしつけそばの出汁氷!
2021/08/22 更新
2021/06 訪問
満を持して、涼を誘う夏の限定が登場(その2)♪
この時季になると、楽しみにしている限定料理があった。限定の登場は、夏の到来を意味した。
“冷しつけそば”には、醤油と塩がある。先週は“醤油”大盛、そして“砂糖抜き”でお願いした。
デフォルトでも出汁、酸味、砂糖のバランスが良く、充分に楽しめる。実は前回砂糖を抜いたことで、醤油出汁がとがってしまい、円やかさに乏しい料理だったことを思い出した。
店舗まで来ると、待ち客が一組ふたりいた。親切にも、券売機で食券を買って並んでいることを言ってくれた。
食券を買って外で待っていると、すぐに店内から3人出て山内店主の声がけで店内へと入った。
入口すぐの空いたばかりの席に座り、食券を渡し大盛にしてくれるよう告げた。そして砂糖はそのまま、デフォでお願いした。ライスはもちろん、付けてくれるようお願いした。
先のふたりに先に料理が提供され、少し間をおいて自分の料理が提供された。ワンオペだが、手際が良いので待たされた感じは一切なかった。
スープを見ると、たっぷりの葱の他に、何か浮いているのが分かった。
大盛にした麺の入った丼には、プチトマト、クラゲ、メンマ、2種のチャーシュー、胡瓜が麺に乗って涼を誘った。
麺を出汁に潜らせ、一気に啜った。醤油出汁は規定通りに砂糖を入れたことで、醤油の角が取れ円やかになった。実は甘くて酸味な効いたつけ麺は、あと口が好きではなかった。だがここでは砂糖で醤油出汁を調整した方が良いだろう。
焦がし葱を入れたことで、さっぱり感の中に香ばしさが加わった。料理をジャマせず、程よく脇を締めた印象だ。
トッピングは見た目同様、食感が楽しめる
山内店主は、焦がし葱を加えた感想を聞いてきた。感じたままの、率直印象を返した。
“いつまで、この状況が続くんですかねぇ。”笑いながら、しみじみと話す最近の店主の口癖だった。
60℃を超える調理場でのマスクは辛い。帰り際、そう言っていたのが、妙に印象に残った。
2021/07/10 更新
2021/05 訪問
満を持して、涼を誘う夏の限定が登場♪
この時季になると、楽しみにしている限定料理があった。限定の登場は、夏の到来を意味した。
職場の同僚から、悠で“冷しつけそば”が提供されていると聞いた。早速、翌日店へと向かった。
券売機上の限定メニューのポップで料理を確認し、紙幣を投入した。大盛は無料なので、食券を渡すときに告げればよい。ボタンから“冷しつけそば”を探して押し、合わせて“味玉”を追加した。
約束してはいなかったが、すぐに同僚が店内に入り券売機の後ろに付いた。
店舗は小滝橋通りから路地に入った場所にあり、他に飲食店は極めて少ない。ロケーションとしては、恵まれているとは決して言えない場所に店舗を構えた。今日は同僚が席に並んで座る頃には次々と客が入り、席は全て埋まった。狭い店内に入りきれない数人は、日差しの照りつく中、外待ちで並んだ。時節柄、集客出来ない飲食店が多い中、なかなか認知されているようだ。
ワンオペながら、店主の手際は鮮やかだ。食券を手渡してから5分ちょっとで、水で〆る行程を済ませ、トッピングの飾りつけをして提供された。
“冷しつけそば”には、醤油と塩がある。今日は“塩”大盛、そして“砂糖抜き”でお願いしている。
デフォルトでも出汁、酸味、砂糖のバランスが良く、充分に楽しめる。だが、砂糖を抜いた方が、出汁、塩(または醤油)、そして酸味の旨味が締まってさらに楽しめる気がした。
麺は有料で“特盛”があるが、サービスの小ライスを付けているので、“大盛”で充分に満足出来るはずだ。
麺の丼を見ると、さながら銀河に並ぶ小惑星のようだった。トッピングには2種類の焼豚、クラゲ、キュウリ、メンマ、海苔、色つけのミニトマト、追加した味玉だ。
つけ汁には、たっぷりの葱、そして氷が2個浮かんだ。
この氷こそが、悠の冷しつけそばの特徴だった。出汁を凍らせ、氷が溶ければ薄くなるはずのつけ汁は溶け始めると、次第に出汁の旨味が増幅した。
早速、麺を手繰(たぐ)り、つけ汁に潜(くぐ)らせ、一気に啜り上げた。
大栄食品の細麺が、塩のつけ汁をしっかりと持ち上げ楽しませてくれた。
つけ麺を敢えて太麺にしないのは、山内店主のこだわりがある。店主は、ラーメンは細麺の持論があるようだ。
細麺で大盛にすると、かなり腹に溜まる。食べ応えは、たっぷりあった。
クラゲが入ると、さらに涼が増し、食感に特徴が出て楽しめた。
今日は客で賑わっていたので、店主と世間話が出来なかった。次回来たときの楽しみに、持ち越すことにしよう。
2021/06/12 更新
2021/05 訪問
宣言下でも、元気に営業していた♪
この日はカレー気分で、いつも利用する牛すじカレーに行った。外の並びは10人ほどあり、待っていたら午後の執務に支障が出る。今来た道に踵(きびす)を返し、ボクはカレー気分を方向転換させた。
最近は特に並びがあって、利用できないことが多かった。
緊急事態宣言下でも個人店が多いから、休業する店舗は少ない。それを考えると、人気の程が窺える。
一本手前の路地に入ると、遠目に幟(のぼり)がたなびいているのが分かる。店内に入ると、席を間引きしたカウンターはほぼ客で埋まっていた。運良くひとつだけ席が空いているのを確認し、券売機で本日の限定に目が留まった。
早速、限定の“担々そば”のボタンを押し、さらに“大盛”にした。
アクリル板に仕切られた席に座ると、店主から“いつもの?”と聞かれた。“いつもの”とは、味玉そばを大盛にして、サービスのライスを付けて貰う注文だった。
今日は“限定”でと伝え、食券を渡して、料理の提供を待った。
“悠”は飲食店に乏しい路地にあり、飲食店としてはかなり不利なロケーションに店舗を構えている。路地に多くの飲食店が並び人の流れが多い、牛すじカレー店とは状況は違った。
店主ひとりのワンオペにも関わらず、相変わらず手際が良い。麺をスープに泳がせ、叉焼をバーナーで炙り、盛り付けをしたら完成だ。
卓上の箸と蓮華を取って、先ずはスープから一口楽しんでみよう。辛さは特に指定しなかった。円やかであり、スッキリした味わいがある。日式担々麺は得てして辛さを抑えるため、ラー油、芝麻醤を合わせ、胡麻ペーストとかコクを出すスープが多い。実は日式担々麺が、あまり好みではなかった。
悠の“担々そば”は、日式担々麺のマナーとは違って、スッキリしてしかも柚子を使ったことで担々風ラーメンに仕上がっていた。ラーメンファンでもある山内店主があちこちで食べ歩き、行き着いた担々麺はオリジナリティがあった。
客が捌(は)けたところで、店主が聞いてきた。“担々麺は、お嫌いではありませんでしたっけ?”
お客さんがいると、暗黙のルールで店主とは会話をしないことにしている。
2021/05/16 更新
2021/04 訪問
自分のご褒美に…♪
緊急事態宣言中のランチから、東中野遠征をしていた。歌舞伎町の裏にある大久保、新大久保でランチの雑踏を避けた。…と言うよりは、エスニック、コリアン料理以外の料理が恋しくなっていた、と言った方が正確だろう。
遠征中に宣言は解除されたが、引き続き東中野ランチは継続していた。
その間馴染みのカレー店へは、気づくと1か月近くご無沙汰していた。ここ悠も、同様に暫く利用しないでいた。
今日は仲良くさせて頂いている、若いトップと一緒の利用だった。常々飲食店の話題をする中で、自分のよく利用する店へ一緒に行くことになった。
先客は4人ほどで、奥の席が全て埋まっていた。まずは、券売機では、いつものように“味玉そば”と“大盛”のボタンを押した。同行者は一瞬迷っていたようなので、“ワンタン麺”を勧めた。ワンタンに自信のあるかづ屋出身なので、最初なら間違いなく楽しめるはずだ。
悠を利用して長いが、初めて入口そばの席に並んで座った。
食券を渡す前に、山内店主から“いつもの!”と聞かれ、“お願いします”と返した。“いつもの”とは、味玉そば大盛にサービスライスを付けることだった。
同行者はサービスライスを合わせ、どうやら満足してくれたようだった。
いつも話し掛けてくる店主は、この日は同伴していたせいか会話はなかった。
間を一日開け、今日はひとりで利用した。
今日は贅沢に“チャーシュー麺”、“大盛”と決めた。先客にたまたま同僚がいた。隣の席が空いていたので、席に座った。店主から“いつもの”と聞かれたが、“珍しくチャーシュー麺”と笑いながら返した。同僚は会話に乗ることはなかったが、ただ笑っていた。
店主に東中野に、ランチ遠征していることを話した。
ならば、代々木やこの際、御苑まで遠征してはどうかと、無理なことを言われ笑い合った。到底、1時までに行って帰ってこれる距離ではないことを知っての、店主一流のギャグだった。
山内店主はボクの波と雲レビューを読んでいるようで、是非利用したいと言った。もちろん、昼のみの営業時間を、知ってのことだった。
チャーシュー麺に乗るチャーシューは2種類の部位を5枚使い、味玉そばに使うチャーシューより倍の厚みがあった。仕上げにバーナーで炙り、香ばしさが増している。ボクは2枚は残し、サービスライスに合わせるのが好きだった。
帰り際、店主は、職場の同僚を連れて来ることのお礼を言った。ボクは良い店は、紹介したいと返した。
山内店主とラーメン屋巡りを出来るのは、いつのことになるのだろう。そんなことを思いながら、職場へと急いだ。
2021/04/17 更新
2020/11 訪問
祝)味噌部門7位…地道な仕事こそが評価される♪
今年で21年目となるラーメン最高権威のアワード本、それが“TRY(トライ)”となる。Tokyo Ramen of the Yearの頭文字から取ったネーミングは、その年の“東京で一番旨いラーメン”を格付けしようと、業界の権威者が集まり投票形式で決めていった。そもそも講談社の“TOKYO★1週間”という雑誌の1コーナーに載ったのがことの始まりだ。
その年度に活躍した新店には、“TRY新人大賞”、各“新人部門賞”を、実力店で優れた店舗へ贈られる“TRY大賞”、ジャンル別の“名店部門賞”などを選んだ。
数多いラーメン店の中からどの店を選ぶか、そんなひとつの道しるべとなった。
ある日、時間調整で本屋に寄り、MOOKコーナーを見ると、TRYが並んでいた。年一回発刊されるその雑誌に、季節の移り変わりの早さを感じた。
ページをパラパラと捲(めく)ると、“味噌部門”の最終ページに見慣れた店名が載っていた。
ラーメン店の浮き沈みの多い中、2年連続味噌部門に選ばれるのは末席と言えども偉業と感じる。
早速翌週に行ってみた。
久しぶりに外観写真を撮り、店内の券売機から“味噌そば”、“大盛”のボタンを選んだ。TRYに掲載されたにもかかわらず、今日は珍しく客は他にはいない。
奥のカウンター席に移動し、食券を渡して席に座った。その際、ランチサービスのライスを忘れずにお願いした。
まず店主に2年連続、TRY味噌部門入賞を労った。山内店主は、最下位だと、昨年同様の返事を返したが、顔を見ると満更でもないようだ。数あるラーメン店で2年連続の入賞は、地道な仕事がなし得た偉業と思う。
店主が調理の際、他に客もいないことからTRYに載ったラーメン店の話題で盛り上がった。店主はラーメンマニアなので、会話は実りある情報源だった。
まずはスープを一口楽しんでみよう。粘度のあるスープは、味噌自体のもののようだ。甘め寄りのスープは、クドさはなくむしろ上品な味わいだ。今はなき代々木の名店、“めじろ”にインスパイアされたようだ。
焦がし葱がアクセントになって、スープに香ばしさが生まれた。このスープには、悠おなじみとなる、大栄食品の細ストレート麺が、よく馴染んでいた。
店主とラーメン屋巡りを約束していた。果たしていつなるかは、今は分からない。
2020/11/25 更新
2020/09 訪問
野菜たっぷりの野菜つけ麺で、今日はわしわし楽しもう♪
週に最低一度は、利用している。客が入っていないと、山内店主とふたりだけの会話を楽しめるからよい。最近は満席のときがあったりして、店主と会話をせずに退店することも度々あった。
店内に入ると、先客はふたりだけだ。ここ最近では珍しいほど少なかった。
券売機の前に立つと、予定していた夏限定メニューの“冷やしつけそば”は、すでに終了していた。代わりに、限定の“つけ野菜”が登場している。
L字カウンターの角近くに座り、券売機で買ったばかりの“限定”の食券を店主に渡した。
カウンターは2席間引きで、アクリル板を仕切りしているのは変わりない。消毒用エタノールも、利用しやすいように置かれていた。
ワンオペながら、いつもの手際の良さで料理はすぐに提供された。
麺は大栄食品の、いつもの細麺だった。
つけ汁には野菜が思った以上に、たっぷり入っていた。
早速、麺をつけ汁に潜らせ、一気に啜ってみよう。
ほんのりと甘酸っぱいつけ汁が、細麺にしっかり絡んだ。そのつけ汁に浸った野菜は、シャキシャキとして食べごたえがある。
店主は笑いながら、細麺だと結構お腹溜まると話した。その通りで、中盛りでも細麺だと、ずっしりと胃にのし掛かかる。
今回も出来栄えに手応えを感じる、限定つけ麺だろう。
いつも店主とは、ビートルズか、ラーメン店の会話をよくする。前回来たときINGS系ラーメンの話題が出ていた。自分もすぐに利用し、店主同様にコッテリラーメンにしたと話した。感想を聞かれ、ホープ軒モチーフとかえした。
山内店主はその並び、以前路面蕎麦だったところに、新たにラーメン店が出来たと情報をくれた。感想を聞くと、喜多方ラーメンみたいだと言うことだ。
近々利用し、店主に感想を報告しよう。
楽しい時間は、そろそろタイムアップだ。
この時間こそが、キモチをリセット出来るひと時だった。
2020/09/22 更新
2020/08 訪問
限定の冷しつけそばに、坦々が仲間入りした!
お盆に入った猛暑の金曜日、昼どき行ってみると残念ながら休業だった。冷たい麺類の気分だったので、結局その日は牛すじカレー 小さなカレー家で、つけうどんを、冷しで楽しんだ。
翌週月曜日に行くと、いつものように幟(のぼり)が立ち、元気に営業していた。どうやら、お盆の時季は集客できないからと店を閉めたようだ。
メニューを見るまでもなく、“冷しつけそば”と決めていた。券売機に掲げられた限定メニューの冷しつけそばに、あたらしく“坦々”が追加されていた。スグ前に入った女性が、券売機前でもたついている。どうやら限定の“冷しつけそば”のボタンが分からないようで、店主にアレコレと聞いている。ボクが店主に代わって、女性客に教えた。
券売機で“限定”のボタンを押し、購入した食券を山内店主に手渡した。その際、“坦々”を大盛り、サービスライスと伝えた。
その後女性客がふたり入り、食事が終わるまで店主と客4人の静かな時間が流れた。
新しく追加された限定メニューの“坦々”は、そもそも店主の賄(まかな)いだったそうだ。出来が思いのほか良かったので、限定メニューに追加したようだった。
まずは先に来た女性とボクの料理が、同時にカウンターに乗った。女性も同様に、冷しつけそばを坦々にしていた。
トッピングはいつもの“冷しつけそば”と同じで、坦々スープに代わっただけだ。早速、いつもの大栄食品の細麺をスープに浸し、一気に啜った。ほんのり甘く、ピリっとした刺激が口いっぱいに広がった。スープの奥には、魚介出汁の風味を感じた。細麺と言うこともあり、スープとの絡みは抜群に良い。
途中、スープ丼に麺にトッピングされた具材、キュウリ、クラゲ、メンマを少しづつ入れ、その食感を楽しんだ。
調理の区切りがついたところで、店主に話しかけた。
会話の内容は、店主に教えて貰った、ラーメン店に行ったことを話してみた。店主からは、老舗の古武士が閉店して、あらたにラーメン店がオープンしたことを教えてくれた。
ここに来ると好きなビートルズやラーメンの話が出来て、キモチはリセットされる。
2020/08/19 更新
2020/07 訪問
梅雨寒のランチには、ひんやり冷たい冷やしつけそばを塩で楽しんでみよう♪
評判が良かったようで、“冷やしつけそば”、“冷やしワンタンつけそば”の醤油、塩、辛醤油の3種類が復活していた。煮干しの出汁氷が入って、氷が溶けることで煮干し風味が増す逸品だった。
結構雨が降っていて梅雨寒の日だったが、今日を逃すと次いつ出会えるか分からない。迷わず、“限定”と“味玉”のボタンを押した。8月まではつけ麺の“大盛”は、無料だった。
店内は席を間引きしてはいるが、そこそこ人が入っている。カウンター奥の席に座り、限定の“冷やしつけそば”の“塩”を大盛で、さらにサービスライスをお願いした。
甘いつけ麺が苦手なので、山内店主には前回同様、甘味調味料を抜いてくれるよう伝えた。
ワンオペながら手際が良いのは、いつもながら見事な職人芸だろう。
注文を受け、料理がテーブルへと提供されるまでに、待たされるキモチにはならない。
今日のBGMは、ビートルズのアンソロジーからで、店主録音したものをシャッフルで流していた。
麺の乗った皿には、前回の辛醤油同様、焼豚(豚バラ、豚肩ロース)クラゲ、メンマ、プチトマト、キュウリ、海苔そして味玉が華やかに乗っている。スープにはたっぷりの葱、そして煮干し出汁の氷が浮いている。
つけ麺に太麺を採用しないのが、麺屋悠の特徴だ。
大栄食品の細麺が、塩のつけ汁をしっかりと持ち上げ楽しませてくれた。ほのかな酸味、そして豚骨、魚介の味わいは、塩でも充分に合っている。ただこの塩に限っては、甘みを抜かない方が良さそうだ。塩のつけ汁の優しいまったり感には、甘みが必要だったかも知れない。
以前つけ麺に塩があるのに、塩ラーメンを提供しないことを聞いたことがある。試行錯誤したが、結局デキの良い料理にはならなかったようだ。
今日は店主と、世間話をする時間はなかった。日をあらため、ビートルズの話に行ってみよう。
2020/07/21 更新
2020/06 訪問
まるで冷やし中華のような、限定メニューにうっとりだ♪
非常事態宣言は解除されてはいたが、営業時間を一時的に短縮して、11:30から15:00 までの営業となっている。
梅雨入り前だったが、急に暑さが増してきた。時節柄、限定メニューとして、煮干しの出汁氷が入って冷やし中華より冷たい“冷やしつけそば”、“冷やしワンタンつけそば”を醤油、塩、辛醤油の3種類の味で繰り出してきた。
今日は梅雨入り前だったが、すでにかなり暑さになっている。店内に入ると、客は珍しく誰ひとりといない。券売機から“冷やしつけそば”を大盛にし、味玉を付けた。店主から味の種類を聞かれたので、迷わず“辛醤油”にした。
もちろん、サービスライスを、いつものようにお願いした。
甘いつけ麺が苦手だと山内店主に言うと、甘味の調味料を抜いてくれるとのことだった。
カウンター奥の席に、腰を下ろした。
店主に客入りについて菊と、昨日は客が入ったが、今日は全くとのことだった。
ボクの料理を作り始めしばらくすると、客が次々と入り満席になった。
ワンオペながら手際が良いので、提供にストレスを感じない。
麺の乗った皿は、見るからに冷やし中華のようで涼を誘う。焼豚(豚バラ、豚肩ロース)クラゲ、メンマ、プチトマト、キュウリ、海苔そして味玉が華やかに乗った。
スープにはたっぷりの葱、そして煮干し出汁の氷がが浮いた。
悠の店主は、細麺を好んで使う。大栄食品の細麺が、つけ汁との相性はとても良い。ほのかや酸味、そして豚骨、魚介、さらに唐辛子で引き締まったスープは、むしろこの細麺にはぴったりだった。
豪華なトッピングで、色々な食材の味、食感が豊かなハーモニーとなって口いっぱいに広がった。
真夏にはぴったりの限定の一杯は、夏の始まりをイメージした。
よく練られた料理だと思う。日頃使っていつも満足していること、ブレない料理の味、そして質の高い限定メニューを勘案してポイントを上げた。
ボクは悠の料理を標準として、他のラーメン店の料理の良し悪しを決める。しかし、比較される店は、ハードルが高いかも知れない。
調理場の山内店主!
辛味醤油冷やしつけそば(900円)大盛(50円)に、味玉(100円)を付けた♪ 甘めのスープなので、甘さを抜いて貰った。
麺は見るからに、冷やし中華のようだ。 焼豚(豚バラ、豚肩ロース)クラゲ、メンマ、プチトマト、キュウリ、海苔が乗り、涼を誘う。
ねぎがたっぷり。煮干し出汁の氷が浮かぶ。 唐辛子の辛さは、半端ない!
大栄食品のストレート麺が、このつけ汁にぴったりだ♪
2020/06/09 更新
2020/05 訪問
もちろん、限定でも安心安定した味わいだ!
5月7日の連休開けに行ってみたが、残念ながら店は閉まっていた。やはりこの時期だからなのだろうか…
翌週、在宅勤務が開けた火曜日馴染みのカレー店に行く水曜日、路地を見ると、看板が立てかけられているのが遠目から分かった。
よし、明日行くぞ…!
店内に入ると先客は2名で、山内店主はひとりの客と何やら話している。どうやら、馴染みのお客さんのようだ。
この時期、席が間引きされているのは当然として、席と席との間にプラスチック製のつい立てで間仕切りがされていた。
山内店主なりの、しっかりとした3密対策ということだろう。カウンター席での隣客との温もりはなくなるが、今のこの時期にはいた仕方がないことだろう。
券売機から以前も提供されたことがある、限定の“揚げネギ醤油そば”を“大盛”にして“味玉”を追加した。
L字カウンターの角の席を貰い、仕事着にしている自前のウインドブレーカーをハンガーに掛けマスクは外した。
食券を山内店主に渡し、休業しているのかと思ったことを告げた。ゴールデンウイークの週は人の流れは少ないから、その週いっぱいは休みにしたようだった。
コロナ禍の影響が、最小限で良かったと思う。
しばらくすると、職場の若い仲間がふたり入ってきた。彼らも“悠”の料理のファンで、定期的に訪れている。
残念ながらつい立てがあるので会話は出来ないが、どうやらスマートフォンでふたりテニスゲームを始めたようだ。
いつもながらの手際の良い調理で、すぐに料理とサービスライスが提供された。
醤油そばより黒っぽいスープが印象的な一杯には、追加した味玉の他、焼豚、メンマ、もやし、ネギ、それに香ばしい焦がしネギが生前と乗っている。
卓上の蓮華を取り、先ずはスープを楽しんでみよう。
素揚げして、葱を焦がしているのだろうか…葱の甘み、香ばしさがスープに移り、普段の醤油そばとは印象が変わった。
次に麺を一気に啜った。
麺はいつもとは違い、腰を感じさせつつ、モッチリした食感となっていた。
店主に麺を変えたか確認すると、大栄食品のストレート麺は変えず、茹で加減を変えたようだった。
“うちらしくないでしょう”と、笑いながら話す山内店主の顔が印象的だった。
ラーメンファンである店主と、食べ歩きの約束をしていた。いつ行けるのか、いまだ果たせない楽しみだった。
今日は限定気分だ!
密を防ぐため、3席間引きし仕切りを付けた!
揚げネギ醤油そば(800円)に味玉(100円)を付け、大盛り(50円)にした! ライスはランチサービス♪
焦がしネギで、スープにネギの甘さが加わった♪
2020/05/16 更新
2020/04 訪問
炙りチャーシューが見事に旨いチャーシューメンで、豪華に楽しもう♪
コロナ禍で“不要不急”と言う、それまでには聞き慣れない言葉で外出の自粛を要請されている昼どきに利用した。職場に出て出勤していれば、どうしても腹は空く。
3月末のある平日、馴染みのラーメン店へと向かった。
全く根拠がないことなのだが、普段利用している店で、対面でなければ少しは安全だろうと言う、そんな“安易”な思いがあった。
店内に入ると、全ての席が埋まっていた。間隔を開けてすわる…そんなことは、まだ言われてはいなかった時期だったように思う。
店主に挨拶をし、券売機で本日の料理を決め、いつものように“大盛”ボタンを押した。外に一旦出て、先客が食べ終わって出るのを待った。5分と掛からずに店内に入り、仕事着にしているウインドブレーカーを壁際のハンガーに掛けて着席した。
幸いボクの好きなカウンター奥の隅に、席を貰うことが出来たのが嬉しかった。
本日決めた料理の、“チャーシューメン”と“大盛”の食券を渡した。このときご主人に“いつもの(=味玉そば)”と聞かれたが、今日は違った。
チャーシューメンは支那そば、味玉そば同様、醤油系の一杯だ。鶏ガラ、煮干しの他、豚骨で出汁を整えているのでスープは優しい味わいながら引き締まっているのが特徴だ。
“てぼ”に麺を入れ、調理がスタートした。店主ひとりだが、全てをこなす手際はすこぶる良い。ラーメンが茹で上がる前にタレを丼に入れ、チャーシューの塊(かたまり)を厚めに6枚カットしてバーナーで炙る。寸胴からの出汁を丼に注いで、麺をスープに馴染むように入れた。仕上げに、綺麗に炙りチャーシューを乗せて完成だ。
悠のチャーシューは、茹で豚ではなく、焼豚タイプだ。硬く噛み心地があって、香ばしい。ラーメンにはもちろん、ライスにも合う。
チャーシューは、デフォのトッピングより枚数が2枚から6枚になり、さらに厚みがあった。
麺は料理によって変えず、大栄食品の細ストレート麺一本勝負なのが潔い。安心安定の味わいで、“悠”の料理にはピッタリだと思う。
今日も美味しく、楽しめた。
いつも安定して客が入っているのは、自分のことのように嬉しい。
いつこの状態が収束するのだろう。
そう話す山内店主は、マスクをしながらボクに話し掛けた。
2020/04/29 更新
2020/02 訪問
ハデさはない限定だったが、特徴ある一杯を楽しめた♪
先週あたりから、限定を提供し始めた。目新しさは、特に感じない。この店の既存の料理に、海老、豚肉のワンタンを、組合せただけの代物だ。
しかし、残念な限定ではなく、“悠”らしい素晴らしい仕上がりとなった。
今日はラーメン気分だったので、いつものように扉を引いて店内に入った。狭い店内は並びこそなかったが、カウンターのみの席は一つしか空いていない。
ラーメン誌に掲載されても影響は少ないが、一般誌となると客の入りは俄然違うと前回来たとき店主が話していたことを思い出した。
券売機には限定メニューがあったので、“その”ボタンを押して“大盛”にした。カウンターに座り、食券を置いて、提供までしばし待った。
ミックスワンタンメンは、海老ワンタンが2個、肉ワンタンが3個入った。スープは支那そば同様の、醤油ベースの魚介に豚骨を絶妙にブレンドしていた。麺は安定の大栄食品の極細ストレートを合わせた。これが、合わない訳はない。
淡々と調理する店主の姿を見て、料理の提供を待った。
まずはスープをひと口…
ブレのないスープが、体に染み入る。
そして麺を一気に啜った。
ワンタンは2種類、海老と肉ワンタンで味わいの違いを楽しめた。ワンタンはかづ屋譲りの仕上がりだが、既に“悠”オリジナルの味わいと言って間違いなさそうだ。
今日は混んでいるから、店主とは一言も話を交わすことは出来なかった。帰りは挨拶を交わし、ボクは店を出た。
2020/02/15 更新
2020/01 訪問
"味噌そば"の実力を再確認した♪
雑誌"おとなの週末"のラーメン特集で、味噌部門に悠の"味噌そば"が掲載されたのを目にした。早速その味を確かめに、昼どきに利用した。昨日来たにも関わらず…だ。
店内に入ると、先客はふたり…。うちひとりは、すぐに帰った。
入口すぐの券売機で、"味玉味噌そば"、それに"大盛"のボタンを押した。カウンター奥の隅の席が空いていたので、そこを確保した。
店主に食券を渡したところで、客が次々と店内へと入って来た。そしてカウンターのみの席は、アッと言う間に全てが埋まった。結局店内に入れず、数名が店内に席が空くのを窺う形となった。
おそらく、今刊行している雑誌の効果だろうことは、容易に想像が出来た。
しばらくして、ボクの料理が提供された。味噌そばにも、悠オハコの焦がし葱がスープに浮いている。
先ずはスープをひと口啜ってみよう。円やかながら、引き締まった味わいだ。心持ち舌先にスープのトロミを感じる。
麺は料理によって変えず、大栄食品の細ストレート麺だが、これがこの料理にはぴったりはまった。
この日は混んでいて、店主と雑談を楽しむことは出来なかった。雑誌によると、八丁味噌など数種の味噌をブレンドして味を福よかにしている。味にフックのようにピリッとした締まりがあるのは、豆板醤によるものだ。
店主に挨拶をして、店を出た。今日は昼どきにも関わらず、かなり寒い日だった。それでも寒さが苦にならなかったのは、味噌ラーメンで体がポカポカになっていたからだ。
2020/01/23 更新
2020/01 訪問
野菜たっぷりの限定つけ麺は、ほんのり酸味が効いて大人の味わいだ♪
ヘビーユースで、"悠"は週一回は利用している。料理の味わいは、出身のかづ屋を既にに越えた印象すら感じる。
昼どきに行ったら、先客は一名しかいない。券売機で、限定の"つけ野菜"をサービスの中盛りにした。トッピングの"味玉"はいつものように付けよう。
いつもの"味玉醤油そば"にしないでつけ麺にしたのは、単に野菜気分だったからにすぎない。
食券を店主に渡し、空いているカウンター一番奥の席に腰を下ろした。先客が帰ったので、店主とはラーメン店の話をした。料理が提供される頃には、狭い店内は近隣のサラリーマンで全てが埋まった。
お気に入りの店が人気になるのは嬉しいが、これ以上人気になると利用出来なくなる。人気も程度問題で、痛し痒しと言ったところだろう。
いつも思うが店主一人のワンオペにも関わらず、手際よく料理が提供された。もっとも、カウンター席数は、ワンオペにはちょうど良い人数なのだろう。
"つけ野菜"は、つけ汁に野菜がたっぷりと入った。麺はラーメンと同じ太さで、敢えて変えてはいない。"つけ麺は、相変わらず魚介豚骨で、太麺が人気"と店主は言っているにも関わらず、全くスタイルを変えようとしない。
"その"細麺をつけ汁に潜らせ、一気に啜った。適度に酸味が効いて、ホンノリとした甘味を感じる。パッつんとした麺が、このつけ汁にぴったり合う。食べ進めると、粒胡椒の辛さを感じた。
中盛だったが、細麺だから結構満腹になった。
客がいなければ、もう少し店主と世間話をしたかった。今日はこれで帰るとしよう。
調理をする店主の背中に向かって挨拶をし、ドアを開けて店を出た。店の外には、特に並びはなかった。本来ならロケーションさえ良ければ、さらに繁盛するはずだ。
2020/01/18 更新
2019/10 訪問
大久保での、ボクのソウルフード♪
術後、しばらく仕事を休んでいた。久し振りにあの味を思いだしたくなり、いそいそと小滝橋通りを歩いた。
外にあるポップを見ると、どうやら限定の一杯があるようだ。券売機から限定のボタンを探し、味玉を付けて、いつものように大盛することを忘れなかった。
並びこそないが、昼どき直ぐに来ても、最近は常に客入りがよい。
空いている席に座り、食券を渡してサービスライスをお願いした。
合わせてTRYでの、味噌部門入賞を労(ねぎら)った。
TRYはラーメンオブザイヤーと言って、その年に活躍したラーメン店を部門ごとに選出して順位付を行う。今や業界では、権威ある賞となっていてた(講談社 刊)。以前ラーメンデータバンク取締役会長で、TRYの評論家でもある大崎 裕史が悠でラーメンを楽しんでいる姿に遭遇したことがある。
先客の料理の提供が完了すると、ボクの料理に取りかかった。
揚げネギ醤油そば(大盛)に、味玉を付けていた。店主ひとりだが、手際が良いからすぐに料理がカウンターへと乗った。
先ずはスープから、ひと口…
甘めの味わいで、ネギを揚げた香ばしさがある。限定のスープは"支那そば"と変えたか店主に確認してみた。揚げネギを使うことで、どうやらスープの顔が変わったようだ。
麺はいつもと変わらず大栄食品の極細ストレートが合わさる。
シンプルながら、見事な一杯なのがよく分かる。
味噌部門入賞を称えると、8位のビリですからと店主が笑った。
選ばれたラーメン店のビリは、価値あるビリに違いない。
2019/11/03 更新
2019/07 訪問
暑い夏日には冷たいつけ麺はいかが?
前回来たとき、券売機に"冷やしつけそば"を提供しているのを確認していた。
今年の夏は、梅雨らしい時季となった。梅雨寒の日が続いたが、そろそろ梅雨が終わるのだろう。最近はめっきりと、蒸し暑くなってきた。
券売機で目的の"冷やしつけそば"、それを"特盛"にした。"味玉"はいつものように付けよう。
先客は3人で、既に料理を楽しんでいる。
その後ろの狭い通路を通り、空いているL字カウンターの奥の席へと腰を下ろした。
店主の調理が一段落したところで、今買ったばかりの食券を手渡した。
店主はおもむろに、つけ汁を"醤油"、"塩"、"辛味醤油"のいずれにするか聞いてきた。"辛味醤油"は以前はなかったので、"それ"にした。辛さは調整すると言うことなので、さらに辛くして貰った。
そしていつものように、サービスライスをお願いした。
ボクの調理を開始する頃、先客帰ったが、直ぐに8人分用意された席の全ては埋まった。
手際の良い調理なので、いつものようにストレスを感じることなく料理は提供された。
特盛だから当たり前だが、かなりのボリュームなのが嬉しい。
よく見ると丼には涼を誘う"きゅうり"、"ミニトマト"、"穂先めんま"、"クラゲ"、"チャーシュー"、"海苔"がデフォで入ったいる。
つけ汁の丼には大きめにカットされた葱が、大量に浮いていた。そして"その"つけ汁は、マグマのように赤い。よく見ると、粉末の赤唐辛子が"こんもり"と乗っていた。
つけ汁に潜んだ氷は、この唐辛子で役に立たないかも知れない。
麺をつけ汁に浸し、一気に啜(すす)った。
いつもの甘さが際立ったつけ麺とは違って、唐辛子の刺激で消されているようだった。何よりガッツンと舌を刺す、直線的な辛さが一気にきた。それ以上に旨みが勝っているから、麺がどんどん進んだ。そして辛い…また啜る。それを繰り返した。
涼を誘う食材が色々と入り、夏の味覚を楽しめた。
今日も満足いく一杯に、感謝…
今日は調理に切れ目がなかったので、ご主人とはあまり話せなかった。
冷やしつけそば(850円)を特盛(100円)、そして味玉(100:円)を付けた♪ 丼には涼を誘う"きゅうり"、"ミニトマト"、"穂先めんま"、"クラゲ"、"チャーシュー"、"海苔"がデフォで付いた。
つけ汁は醤油、塩、辛味醤油から選べた!
2019/07/25 更新
新春のランチ初めは“悠”でと思っていた。
残念ながら5日は都合で利用できなかったが、6日は利用が出来そうだ。厄介なのは、首都圏に正午前から降り始めた雪だった。
新春の“特製”は、運良く今日6日まで販売していた。
さすがの人気で、狭い店内はすでに満席状態で、この雪の中外待ちするしかなかった。
満席なら店内で食券を買い、一旦外で待つ。店主から入店のアナウンスがあって初めて店内に入る。申し訳なかったが、あまりに雪の降りが強くなったので券売機前の狭いスペースで待たせて貰った。
先客が食べ終わり、片付けが済んでようやくカウンターに座ることが出来た。と同時に購入した食券を、店主に渡した。
今日はラーメンの情報誌、TRYで評価の良い“味噌”で楽しんでみよう。
店主が話し掛けて来たタイミングを見計らって、新年の挨拶をした。他に客がいて調理をしていると、店主になかなか話しがし辛い。
店主ひとりのワンオペだが、調理、片付け、両替にと、いつものように手際よく仕事をこなしている。
外を見ると、次第に雪の降り方は激しさを増した。
いつの間にか、ふたりほど外待ちの客がいた。イレギュラーに店内で待っていたことに、ふたりには申し訳なく思った。
すぐに正月の特別仕様の“特製味噌そば”の大盛り、さらにランチサービスのライスが提供された。
新春の特別仕様の料理のトッピングは、暮れに楽しんだ年越しの“特製醤油そば”のものと同様だ。ただ“焦がし葱”がさらに追加されていた。
卓上から箸と蓮華を取り、まずはスープからひと口啜ってみよう。
ほんのりと甘いスープでコーティングされたスープは、味噌の味がガツンと来る。ストレートな味噌味と言うよりは、円やかな旨みを感じた。そした香ばしい旨みが舌先に感じる。これは焦がし葱の特徴で、スープとの調和が楽しめる。
麺にシフトして、一気に啜り上げた。
悠おなじみとなる、大栄食品の細ストレート麺が、スーブに絡み馴染んでいた。心持ち今日の麺は柔めだが、なんら問題はない。麺の硬さは、いつも特に指定しない。デフォの麺の茹で上がりの状態、スープの仕上がりで、その日の店主のコンディションを感じたいからだ。
特製ね2個あるワンタンはモチモチ、そして餡がしっかりと詰まり、噛み締める度に旨みな口に広がった。
3枚入る香ばしい焼豚で、ライスを口にした。2種の焼豚の食感、旨みの違いを楽しみながらライスを楽しんだ。
最後にハーフカットの味玉を口にし、“寿の鳴門巻き”で料理を〆た。
今年一年の外食は、ここ悠の“寿”からスタートとなった。
山内店主にあらためて挨拶を交わし、店を後にした。雪が舞う店舗外観は、なんとも味わい深い。