31回
2024/12 訪問
次のフェーズへ...
鳥取市の日本料理店「みつき」さんにディナーで伺いました。
この日、県外からのゲストをお招きする予定だったのですが
翌日が雪予報で鳥取に来れても帰れなくなる恐れがあるため、
来訪予定の方は見合わせ、急遽代打の友人と行くことになりました。
年末ということで22,000円のコース一択。
毎年のように訪問している12月は
おいしい食材、料理満載なので気持ちが高鳴ります。
① 親ガニの茶碗蒸し
キンキンに冷え切った体を温めるべく茶碗蒸しから。
濃厚な蟹味噌と内子が美味しすぎます。
② 白甘鯛、日野菜
白甘鯛の松笠揚げと、日野菜という蕪の揚げ物。
大将が鱗の状態・食感にまでこだわった究極の松笠揚げ。
そこに実山椒のテイスト面のアクセントもあり早々に優勝です。
③ とらふぐの白子ソース和え
冬のみつきさんの定番、とらふぐの白子ソース和え。
とらふぐの身と皮に旨味凝縮の白子のソースがかけられ
白子の甘味と、海苔や薬味のスパイシーさのバランスが絶妙。
一緒に行った友人を含め、この料理のファン多数です。
* 山形正宗 - 稲造 クリスマスバージョン
ビール小瓶を飲み干したので日本酒を頂きます。
クリスマス間近ということで粋なチョイス!
④ からすみ蕎麦
蕎麦はみつきさんとも交流のある鳥取市の
蕎麦/天麩羅/日本料理店「一止廬 川口」さんに
打ってもらったお蕎麦を使用。
少し前に川口さんでもからすみ蕎麦を頂きましたが、
みつきさんが作られるからすみの個性に
違いを感じることが出来ておもしろかったです。
みつきさんのからすみは塩味が強めで
エネルギッシュ!めちゃ旨でした!
* 花の香酒造 - 産土 山田錦
⑤ 松葉蟹真薯の椀物
よく考えてみるとここ最近、日本料理店に
行く機会がなかったためコースで椀物も久しぶり。
松葉蟹を使った真薯に毎度ながらお出汁も絶品で
しみじみとこころ温まるひと皿でした。
⑥ 鰤の照焼き
何ともワイルドなヴィジュアルでブリの照焼きが登場。
お味は見た目とは少し違って非常に上品。
調味で誤魔化さず、あくまで素材が主役であるという
料理人さんの真髄を確認できた一品です。
* Domaine A.-F. Gros - Vosne Romanée "Les Chalandins" 2019
ここで持ち込みさせて頂いた赤ワインを開けます。(要・持込料)
本来、白ワインの方が料理全般には合いますが、
自分が若かった頃、日本料理店で赤ワイン飲んでる大人に
謎の憧れがあり、それをやってみましたw
ブルゴーニュの好きな生産者、アンヌ・フランソワーズ・グロの
ヴォーヌ・ロマネの北東に位置する畑。
村名クラスながらレベルが高くプルミエ以上のお味でした。
2019年がエレガント系の好きなヴィンテージで
こういうワインとみつきさんの料理を楽しめたのホント至福でした。
⑦ 東伯牛のしゃぶしゃぶ
⑧ 海老芋
ドンと鎮座する揚げられた海老芋に鼈甲餡。
⑨ 蟹ごはん
御食事は親ガニを贅沢に使った蟹ごはん。
特に説明は必要ないでしょう。最高です。
⑩ 甘味
鳥取県の飲食店の中で頭5つくらい抜けて独走する
孤高の日本料理店であり、留まることなく
次のフェーズへ突入している感じがします。
今年もそんなみつきさんで年の瀬に美味しい料理を
頂くことが出来て良い1年の締めくくりになりました。
来年もどうぞよろしくお願い致します!
2024/12/25 更新
2024/09 訪問
コースとしての充実度とバランスの良さ
鳥取市で一番好きな日本料理店「みつき」さん。
後輩夫婦からのリクエストで一緒に伺う機会ができました。
料理は17,600円、22,000円のコースとなっており(2024年9月現在)
今回は17,600円でお願いしました。
① 菊、北寄貝、イクラ
伺った日が9月9日に近く、菊の節句にちなんだ先付け。
北寄貝とイクラの食をそそる塩味と食感を味わいつつ
食用菊も散りばめられ季節感を演出されています。
② 甘鯛、栗
秋のみつきさんの定番、甘鯛と擦り下ろした栗。
甘鯛は松笠揚げになっており
単体でも充分おいしいのですが
栗とのコンビネーションが絶妙です。
毎年この時季になるとこの料理が楽しみです。
③ 穴子の手巻き
みつきさんでは茶懐石の流れに沿って
米/ごはんものがコースの中で数回登場します。
今回の最初のごはん物はアナゴの手巻き。
アナゴ料理もいろいろなバリエーションで
提供されますが、手巻きは初めて。
海苔もおいしく、これは最高です!
④ 鰤、雲丹、甘海老
お造りはブリ、ウニ、甘えびの3種類。
⑤ ぜんまい、赤こんにゃく、茶豆の白和え
料理としては何気ないひと皿ですが、
こういう料理こそ料理人さんの真価を感じます。
⑥ すっぽん出汁のにゅうめん
すっぽんの出汁が効いていて絶品!
みつきさんではすっぽん出汁も
鍋物や茶碗蒸しの出汁として使用され
そのどれもがおいしく、にゅうめんでも
もちろん素晴らしいおいしさでした。
⑦ 万葉牛のヒレカツ
お肉料理は鳥取を代表する
和牛ブランド・万葉牛のヒレカツ。
みつきさんのヒレカツ、魔法がかかっているのでは?と
思うくらいおいしくて、たくさんの方に食べてもらいたい料理です。
付け合わせの銀杏も秋らしく、そしておいしかったです。
⑧ 蓮根としじみの飛竜頭
⑨ 白いかごはん
御食事は白いかごはん。
当然ながら大将が最後まで一切手抜きなしに
全力でゲストを圧倒してくれます。
白いかのプルプルとした食感と旨味に
程よく効いた薬味のバランスも完璧。
しっかりと幸せな気持ちにさせて締めてくれます。
⑩ 甘味
専門店よりおいしいいつものアイスを
頂いてごちそうさまでした。
改めて一品一品のクオリティーの高さ、
コースとしての充実度、流れとバランスの良さを確認。
鳥取市でおいしいごはん屋さんを聞かれたら
即答で一番におすすめするお店です。みなさまぜひ!
2024/09/20 更新
2024/04 訪問
この時期恒例の白子筍
県外のレストランばかり行っていて
しばらく行けていなかった鳥取市の日本料理
「みつき」さんへ半年振りに伺いました。
春のこの時期はやはり白子筍。
現在は全国的に生産されているようですが、
元々、京都で採取されているブランド筍で、
「白子筍」を名乗ることが出来るのは地中に埋まっている物のみ。
地上に出てくる前に掘り当てるという至難の業が求められるため
通常の筍と比較しても市場価格は別次元です。
今回は白子筍をリクエストして22,000円のコースでお願いしました。
コースは他にも14,300円、17,600円があります。(2024年4月現在)
① 蛤とウドの煮えばな
先付けは春を感じるウドと、旨味凝縮のハマグリ、
そしてハマグリ出汁で炊かれたごはんもの。
ごはんはアルデンテ状態でしっかり噛むことによって
お出汁の風味も倍増しめちゃくちゃおいしい!
京懐石ならではの逸品で序盤からテンション上がります。
ドリンクはビールを頂きました。
現在の状況は分かりませんが、当初はミシュラン掲載店のみで
提供される日本産ラグジュアリービール「ROCOCO Tokyo WHITE」。
一時期みんなこぞってSNSにアップしてましたが、
今は人気の程はどうなんでしょうか?
お味自体はおいしく個人的には白ビール好きなので
レストランで置いてあるとオーダーしがちです。
② 焼き筍
さっそく白子筍を頂きます。
まずは焼きで香ばしく。
白子筍特有の柔らかくクリーミーな感じは焼きでも健在。
③ 鯛、雲丹、猛者海老のお造り
お造りは豪華に3種。添えられているのは鯛のお塩。
淡路産の鯛の綺麗なテイストが印象的で、
お塩をつけて食べると旨味が引き立ちますね。
好物の猛者海老は鮮度抜群で安定の美味しさ。
鮮度がすぐに落ちてしまうので、
他県に流通されるものとの質は別格なので
やっぱり日本海側のレストランで食べるのが一番です。
雲丹はこれ一品で延々とお酒が飲めてしまう極上のおつまみですね。
なんて幸せなのでしょう。
④ 甘鯛の酒蒸し
ダイナミックに盛り付けられた甘鯛の酒蒸し。
酒蒸しひとつとっても一般的なそれとは全然違う。
お出汁も全て飲み干してしまいたくなるくらいです。
⑤ 甘鯛、そら豆、コシアブラの天麩羅
天麩羅にカラスミを擦り下ろした贅沢なひと皿。
甘鯛は松笠揚げになっていて、大将が20数年料理人を続けて
行き着いた鱗が開かずサクッとした食感が衝撃!
たしかに鱗が開いてガリガリした食感では
しなやかな身とのバランスが悪く、
サクッとした鱗の方がテイスト面でもバランスが良く感じました。
こういった素人では気が付かない細かな技術が
他の料理でも随所にあるんだろうなと感心しまくります。
⑥ 蒸し筍
白子筍2品目は蒸し。
これはもう甘味を楽しむ嗜好品ですね。
そのままでも、添えられている塩でも蕗でも旨い!
もはやスイーツと言ってもいいかもしれないw
⑦ のどぐろの幽庵焼き
色々なお店で幽庵焼き食べてきましたが、
みつきの大将の幽庵焼きが一番美味しい結論に達しています。
昨今の物価高でのどぐろも以前では考えられない様な
仕入れ価格だそうですが、それでも提供してくれるの神です。
⑧ カラスミ蕎麦
お蕎麦はみつきさんとも交流のある鳥取市の
蕎麦/天麩羅/日本料理店「一止廬 川口」さんに
打ってもらったお蕎麦を使用されていました。
好きなお店のコラボで一皿で二度オイシイ感です。
⑨ シャトーブリアンしゃぶしゃぶ
これはもう説明不要であろう和牛のしゃぶしゃぶ。
お肉自体はもちろん、お出汁がいちいちに美味しいんですよね。
花山椒も高価なのに贅沢に付け合わされています。
⑩ 筍ごはん
御食事はもちろん筍ごはん。
ここまで結構な皿数のお料理を頂いているのに
ごはんおいしくておかわり余裕でできます。
⑪ 甘味
自家製のアイスもやばいくらいに美味しいんです。
このアイスだけで商売できて人気店になれます、絶対。
ドリンクは先のビールを2杯頂いて、
その後は日本酒を3種類頂きました。
最初に頂いた熊本・花の香酒造さんの
「産土 - 穂増 (HOMASE)」がこの日一番でした。
ということでお久しぶりのみつきさんでしたが、
素晴らしい日本料理店だと改めて実感しました。
このお店がこの街に存在してくれることに感謝しかないです。
2024/04/19 更新
2023/10 訪問
旬の食材多数な秋の味覚最強説
既に幾多のレビューをしている鳥取市で一番好きな
レストラン/日本料理「みつき」さんに伺いました。
松茸が食べたかったので、予約時にその旨を伝えたところ
通常の22,000円で松茸を含みつつそれ以外の料理もお出し頂くコースか、
価格上げて松茸をドカンと使用するコースか尋ねられ、
22,000円据え置きのコースでお願いしました。
ちなみにコースは14,300円、17,600円もあります。(2023年10月現在)
① 白イカめし
先付けは白イカのいかめし。
何とも上品な味付けながら、イカの風味のパンチもしっかりとあります。
この日はじめてみつきさんを訪問した後輩夫婦と一緒だったのですが、
先付けの時点で既に感動しておりました。
② 穴子の八幡巻
前菜はゴボウを穴子で巻いた八幡巻。
脂の乗った穴子がすこぶる美味しくビールがすすむすすむ。
③ 松茸のスッポン出汁椀
椀物はスッポン出汁に細かく手で裂いた生の松茸が
これでもかというくらいに投入されています。
全人類が至福を味わえるであろう逸品。最幸です。
④ 鯛のお造り
お造りは淡路産の鯛。身質も締め方も抜群に素晴らしく、
お塩でも雲丹醤油でも双方違ったベクトルに美味しくて感動。
⑤ 甘鯛、栗、銀杏
この時期のみつきさんの定番料理、
甘鯛の松笠揚げに摺り下ろした栗が乗ったひと皿。
毎年頂いておりますがこれも本当に多くの方に味わってほしい一品。
銀杏も付け合わされ秋を感じます。
⑥ 万葉牛サーロインしゃぶしゃぶ、松茸
鳥取の和牛ブランド、万葉牛サーロインをしゃぶしゃぶで。
しかもさらに贅を尽くしているのが細かく裂かれた松茸が
お肉で包み込まれています。こんなの美味しいに決まってます。
⑦ カマス、松茸、みずの実
さらに追い打ちをかける様に今度はゴロっとした
固形の松茸をカマスで巻いたバージョン。
先のお肉のバージョンではたしかに裂かれた松茸の方がマッチし、
こちらはカマスの味わいや食感、脂感に対して
固形の松茸の方が対等に勝負できてる気がする。
その辺りまでしっかり計算されて提供されているのでしょう。
レストランは本当に学びの場ですね。
⑧ ニシン、茄子の焚いたん
お食事前のほっとひと息つける焚き合わせ。
コースの中では一番派手さはないものの
焚き合わせを提供されるこの時間が妙に心地良かったりします。
こういう料理だからこそ、料理人さんのスゴさをまざまざと感じます。
⑨ 松茸ご飯
御食事はもちろん松茸ご飯。しかも量が尋常ではない。
ケチケチするのが嫌いな大将の心情の下、
通常コースの価格帯でも大満足な松茸の量でございます。
大量の松茸が投入されてもお米自体の味も感じられ
表現が難しいのですがクリアさと味わい深さを兼ね備えている感じです。
⑩ 甘味
デザートにも余念がなく、これだけで商売できる
アイスクリームを頂いてごちそうさまでした。
ドリンクはビールの後、日本酒をおまかせで沢山頂きました。
毎年秋は必ずみつきさんを訪れているのですが、
この時期に来れて、これだけ美味しい料理を頂けて本当に幸せです。
鳥取にお越しの際はぜひ訪れて頂きたい日本料理店です。
2023/10/17 更新
2023/06 訪問
初夏の日本料理も良いですよね
鳥取市の日本料理店「みつき」さんにワイン好き3名で伺いました。
今回もカウンター8席、テーブル個室も満席です。
コースは14,300円、17,600円、22,000円となっていて(2023年7月現在)
14,300円でお願いしました。
今回はワインを1本持ち込みさせて頂きました。(要・持込料)
① 天然うなぎの木の芽すし
先付けは天然うなぎの木の芽すし。
皮パリ身フワっと焼き上げられた鰻に美味しいタレ、
爽やかな木の芽の風味も心地良い最初のごはんものです。
② 鮑と芋茎の吉野煮
食感、旨味共にパンチのある鮑に、
優しく包容感のあるずいきとくず粉バランスが絶妙な前菜。
③ シマアジのお造り
④ 毛蟹真薯の白味噌の椀物
毎回楽しみなお椀。
今回は白味噌で、真薯は毛蟹でした。
マイルドな白味噌のお出汁と同調するかのような
毛蟹のテイストも堪りません。
⑤ ヒレカツ
みつきさんのお肉料理の定番になりつつあるヒレカツ。
前回、前々回も書いたと思いますが、
これは理屈抜きに美味しいので
たくさんの方にご賞味して頂きたいです。
⑥ とうもろこし、雲丹、トマトのジュレ、蓴菜の蓮の葉蒸し
とうもろこしのすりながしと雲丹の甘みと
爽快感を与えるトマトのジュレと蓴菜の素晴らしいハーモニー。
これもめちゃくちゃ美味しいです。
⑦ 鮎
⑧ 鱧しゃぶ
鮎に続きハモと、京料理の醍醐味とも言える最高な流れ。
しっかりと地に足の付いたこういう料理を
出して頂けるのが本当に良いです。
⑨ 小蕪
そして御食事前のほっと心温まる炊合せ。
⑩ じゃこと万願寺唐辛子ご飯
⑪ 甘味
ドリンクは持ち込みの白ワインの他、
ビールに、日本酒を3種類頂きました。
鮎料理では白ワインだとエグ味がでそうだったので、
日本酒をお願いしたら、鮎に合う日本酒をドンピシャで出して頂き、
ドリンクも全部美味しかったです。
どの季節に伺ってもいつも素晴らしいみつきさんですが、
初夏の食材や料理も個人的に好きなので大満足でした。
2023/07/01 更新
2023/05 訪問
純粋に美味しい料理が好きな全グルメ人にオススメ
何度も行きたいレストランの少ない鳥取市の中で、
みつきさんだけは定期的に伺っていて、
今月も仲良くして頂いているご夫婦に誘ってもらい行くことができました。
今回は20,000円のコースを頂きました。
① スナップエンドウ、鮑の飯蒸し
先付けはスナップエンドウ、天草のあおさのりが
散りばめられた鮑の飯蒸し。
口中に広がる鮑がとんでもなく美味しく、
この日も早々に幸せな気持ちになりました。
② 稚鮎、そら豆
続いては稚鮎の揚げ物。
稚鮎の程よい苦みと丁寧な揚げ具合が
ビールのお供に最高な逸品です。
③ 甘海老、白いか
④ ゲソの天麩羅
お造りで使用された白いかのゲソを天麩羅で。
自分が無類の天麩羅好きということを差っ引いても
これは万人が好物であろうひと皿です。
ゲソも天麩羅も一般的な料理といえばそうですが、
だからこそ余計にみつきさんのスゴさが再確認できます。旨い。
⑤ 蛤にゅうめん
椀物はハマグリのお出汁が染み渡るにゅうめん。
⑥ ヒレカツ
肉料理専門店にも圧勝してしまうであろうヒレカツ。
これは言葉で表現できるレベルを超えています。
想像の上をいく美味しさというか、
大将に魔法がかけられた絶品です。
⑦ 雲丹、蓴菜、とうもろこしのすりながし
これも美味しかった、とうもろこしのすりながし。
瑞々しいジュンサイに、雲丹も濃厚で、
それらを優しく包み込むとうもろこし、
完璧なトリオの成せるハーモニーでした。
⑧ 天然鰻
皮はパリッと火が入り、身には心地良い脂の乗ったウナギ。
なんて美味しいのでしょうか。
⑨ しじみの飛竜頭
御食事前のこころ温まる小品はしじみのがんもどき。
特別ではない食材の、一般的な料理でこそ
大将の腕が鳴りまくっていて、
毎回この枠で小さな感動を料理とともに噛みしめております。
⑩ 桜エビと豆ごはん
⑪ 甘味
ドリンクはビール(瓶ビールに変更されています)→
日本酒をグラスで6種類頂きました。
やみくもに高級食材ばかりを使うわけでもなく、
緩急をつけたコースの流れに、バランス感覚の素晴らしさを感じます。
純粋に美味しい料理を食べたい方には絶対に刺さると思います。
ちなみに少し前に発表された「ゴ・エ・ミヨ 2023年版」にも
掲載されていて【3トック】(15/20点)を獲得されています。
2023/05/31 更新
2023/04 訪問
すべてが"本日最高のひと皿"でした!
鳥取で一番好きなレストラン・日本料理店「みつき」さん。
今回は予約時に「白子筍」をリクエストして、
17,600円のコースでお願いしました。
① 天草雲丹、青のり
先付けは熊本・天草の雲丹に、同じく天草の青のり。
濃厚な雲丹の美味しさに、香り高く余韻も長い青のりの
コンビネーションが素晴らしい逸品。
最初のごはん物からインパクト大です。
② 天然うなぎ、春野菜の揚げ物
続いてはパリッとした皮目に脂の乗った天然うなぎの上に、
蕗の薹、タラの芽、コシアブラの春野菜の揚げ物。
好きな食材×好きな調理法で、めちゃくちゃ大満足な前菜です。
当然ながらビールとは最高のマッチングでした。
いや〜、幸せです。
③ 白子筍
ここで本日ご用意頂いた白子筍が登場!
お、お、おおきい!!
今でこそ全国的に生産されているそうですが、
元々は京都で採取されているブランド筍で、
地中に埋まっている物でしか「白子筍」を名乗ることが出来ないそうです。
地上に姿を現す前に掘り当てないといけないため、
大変な手間がかかっており、通常の筍と比較しても
次元の違う市場価格となっている様です。
その名の通り、日焼けしていないため白くアクもなく、
大将が包丁を入れている様子を見ても非常に柔らかく、
ピュアな状態なのだと食べる前から分かります。
その蒸された白子筍をシンプルにお塩で頂きます。
まずは何もつけずそのまま食べてみると
甘くクリーミーで、一般的な筍とは素人でも分かる違いです。
また、塩をつけて食べてみると、より甘みが引き立ちます。
ちなみに大きい筍の方がより糖度が増すそうです。
コレ毎年食べたいですね。
④ ハマグリ真薯の椀物
いつも楽しみなお椀、今回は蛤真薯とワカメ。
毎度ながらお出汁が抜群に美味しく、
蛤の旨味が広がる真薯も最高でした。
⑤ 鮪、猛者エビのお造り
お造りは猛者エビと、千葉の鮪の赤身、中トロ。
程よい脂の中トロが美味しかったですね。
猛者エビは山陰地方では珍しくはありませんが、
鮮度命で他県にはあまり出回らず、あったとしても
圧倒的に鮮度の違いが明白で、鳥取で食べるのが一番です。
自分が好きなのを大将が知ってくれていて、
最近よく出して下さいます。
⑥ ノドグロ幽庵焼き
焼き物はのどぐろの幽庵焼き。
幽庵焼きはみつきさんではよく頂いておりますが、
味わいに深みがあり、感動的なんですよね。
一般的な和食のお店で食べるのどぐろとは雲泥の差でした。
⑦ 万葉牛、花山椒
鳥取の黒毛和牛のブランド「万葉牛」のしゃぶしゃぶ。
贅沢に乗った花山椒とのマリアージュも素晴らしい。
花山椒も非常に高級で、それをケチらず
料理のベストパフォーマンスとなる量を使用されているのが
みつきさんらしく、絶対的な信頼ですね。
お味は、言うまでもなく美味しいに決まっています。
⑧ 桜えびと筍ごはん
御食事は春を感じる桜えびと筍。
今回はお味噌汁の代わりに鯛出汁のにゅうめん。
いやいや、これも主役級の美味しさじゃないですか!
⑨ 甘味
コースって緩急のある流れの中でそれぞれに
役割があると思うのですが、今回その全てが
「プレート・オブ・ザ・デイ」と言える
オールスター選抜みたいな料理で感無量でした。
鳥取で営業して下さって本当にありがとうございます、という気持ちです。
ドリンクはビール2杯に日本酒を4種類頂きました。
「これ飲んで頂きたかったので」と出して下さった
「鍋島 純米大吟醸」がこの日の一番でしたね。
結構なプレミア日本酒なんですね、納得です。
それとお水のグラスが新たに購入されたらしいバカラでした。
うつわマニアの大将なので、器やグラスが好きなお客さんは
大将とうつわ談義で盛り上がれると思います。
今回、改めてというかしみじみとみつきさんの
素晴らしさを料理と共に噛み締め味わった夜でした。
また来月も伺える機会があるので楽しみです。
ごちそうさまでした!
2023/04/14 更新
2023/02 訪問
鳥取で一度は体感してほしい日本料理店
もうレビューする必要のないくらい伺っている
鳥取市の日本料理店「みつき」さんに2023年最初の訪問。
コースは14,300円、17,600円となっており(2023年3月現在)、
今回は14,300円でお願いしました。
① 蛤の飯蒸し
先付けはハマグリの飯蒸し。
優しいハマグリのテイストに、上に乗っている
ばちこ(=くちこ)の塩味もアクセントとなっていて
冒頭からビールが進みます。
② とらふぐの白子ソース和え
前菜は、こちらも冬のみつきさんでは定番のひとつ、
とらふぐの身、皮を、旨味凝縮の白子のソースで和えた逸品。
自分の界隈でもこの料理のファンが多いです。
③ 猛者エビのお造り
「好きなモサエビをどうぞ」と、大将に好みを把握されております(笑)。
甘い身を、山葵、醤油を好みで付けて頂きます。
残った頭の部分は焼きにしてもらって後ほど頂きました。
焼きも美味しいですよね。
④ 甘鯛の鱗揚げ
好きな料理が続きます。カリカリの鱗揚げが
香ばしく美味しい甘鯛に、実山椒のソースがまた絶品。
⑤ しじみの真薯、筍の椀物
毎度ながらお出汁が抜群に美味しいお椀。
この日、ポカポカと温かい気候になってきていたので
椀物に使われていた食材も相まって春の訪れを感じました。
⑥ ヒレカツと金柑、ホワイトアスパラのフライ
お肉料理はヒレカツ。美味しすぎて、それまでワイワイ
話しをしていた一同が息を合わせたように無言になり、笑いました。
本当に美味しい物を頂いた時、人は味に酔いしれて無言になります(笑)。
そして付け合わせかと思いきや主役級に美味しいのがホワイトアスパラ。
しっかりと閉じ込められた甘みが
口に入れた瞬間、一気に解き放たれました。
「プレート・オブ・ザ・デイ」はこの料理に決まり。
⑦ 蕪のにゅうめん
⑧ のどぐろの味噌幽庵焼き
焼物はのどぐろの幽庵焼き。
まずはのどぐろ自体の脂の乗りが良く、
幽庵焼きでより香ばしさが増していて素晴らしいです。
⑨ 鰯のつみれ
幼少期に一番といっていいくらい苦手だったイワシのつみれ。
給食で出る度にテンサゲで、それに輪をかけるように
食後の休憩時間なしで食べきるまで居残りさせられた苦い思い出。
子供の頃に大将が作るこのイワシのつみれを食べていれば、
きっとそんな悪夢の様な時間はなく、
むしろ好きな料理のひとつとなっていたことでしょう。
当時、給食を作っていた方には申し訳ないですが、
みつきの大将の下で修行して出直してほしいお気持ちです(笑)。
⑩ 畑菜とジャコのごはん
⑪ デコポンゼリー
ドリンクはビール、シャンパーニュ、日本酒を
日日、新政No.6、冩楽の3種類頂きました。
連れのおふたりは若く、この日がちゃんとした
シャンパーニュと日本酒デビューだったようですが、
初めて飲んでもらった日本酒が新政No.6なのは、
ちょっとした罪をおかしている様な気にさえなりました。
「日本酒めちゃ美味しいです」...って、それはそうwww
他の日本酒にあと戻りできるのかな...?
ということで今年最初のみつきさん、
言わずもがな最高の時間でした。
連れおふたりはこの春で鳥取を離れるので、
その前にみつきさんを体感してもらえて何よりでした。
次とその次の予約もしっかり取って帰りました。
今年もよろしくお願いします!
2023/03/03 更新
2022/11 訪問
コースのストーリー性という観点でも印象深いです。
いつものグルメ仲間にお誘い頂いて、先月に続き
鳥取市で一番お気に入りの日本料理「みつき」さんへ。
今回は13,000円(税込14,300円)のコースでお願いしました。
① 白子茶碗蒸し
まずは茶碗蒸しでカラダを温めます。
ゴロッと入った白子に、絶妙なお出汁の風味が美味しく、
みつきさんの茶碗蒸しはいつも素晴らしいです。
② 鮪漬け丼
序盤のごはん物は鮪の漬け丼。
ひと口大にカットされたマグロが乗っていて、
見た目もお味も上品な漬け丼です。
③ 松葉蟹真薯の椀物
いつも楽しみな椀物、今回は松葉蟹(ズワイガニ)の真薯が
鎮座した、絶品のひと皿。
11月上旬に解禁され、高騰著しい松葉蟹の真薯は
とんでもなく美味しかったです。
④ 鰤の炙り
⑤ 鯛と栗
先月に続き、鯛の鱗焼きに擦り下ろされた栗が乗った
秋のみつきさんの定番の逸品。
これも本当に美味しく、何度でも食べたいです。
⑥ クロムツ焼き (※写真撮り忘れ)
⑦ ヒレカツ
⑧ 海老芋
御食事前のココロ休まるひと皿は海老芋。
素材を活かしつつ、お出汁も主役並みに美味しく、
そしてコースの流れに緩急をつける意味でも
重要な立ち位置のお料理です。
ただ美味しい料理が提供されるだけではなく
その日のディナーのストーリー性も感じられて
そういう観点でもみつきさんのコースは印象深く残ります。
⑨ 蟹ごはん
御食事は親ガニをふんだんに使った蟹ごはん。
毎年、この時期に頂いていますが、
とにかく美味しいので、ぜひ体感して頂きたいです。
⑩ 甘味
罪深く美味しい料理が続くため、
日本酒もしっかり4種類頂きました。
圧倒的回数のレビューをしているので
今更言うのもアレですが、、オススメです!!
2022/11/22 更新
2022/10 訪問
松茸ざんまい最高!
今年はなかなか伺うことが出来ていない、
鳥取市の日本料理店「みつき」さんにディナーで訪問。
予約時に大将から「松茸のコースはいかがですか?」と提案があり、
「お願いします」と即答。
毎年10月はみつきさんで松茸を頂くのが風物詩となっています。
① 松茸の茶碗蒸し
気候も寒くなってきて、まずは茶碗蒸しで体を温めます。
柄はサイコロ状にカットされ、傘の部分はスライス、
ほのかに香る柑橘系と、松茸のよく効いたお出汁も絶品です。
② 甘海老のお造り
昆布締めされたプリプリの甘海老を梅の効いた煎酒で頂きます。
語彙力がなくて申し訳ないですが、これも本当に美味しかったです。
シンプルな料理こそ料理人さんの凄みが感じられますね。
③ 鰤の炙り
繊細な甘海老の後は、パワフルな鰤の炙り。
どうしてこんなに美味しくなるのか?と問いたくなるひと皿で、
香ばしさと鰤の旨味の調和がとにかく素晴らしいです。
④ 紅ズワイガニの真薯の椀物
優しい白味噌に紅ズワイガニの真薯が鎮座したお椀。
意外にもみつきさんで白味噌を頂くのは初かもしれません。
主役の紅ズワイガニの真薯、めちゃくちゃ美味しかったです。
⑤ 甘鯛と栗
こちらもこの時季のみつきさんの定番、
鱗揚げされた甘鯛に擦り下ろされた栗。
秋を感じるひと皿かつ毎年これを食べれるのがうれしい逸品。
⑥ 牛肉と松茸のしゃぶしゃぶ
これぞ贅の極みと言っても過言ではない、松茸を牛肉で巻いたしゃぶしゃぶ。
お出汁も残すことなく飲み干してしまいました。
⑦ カマスと松茸の焼物
大きめにカットされた松茸を続いては焼きカマスで巻かれています。
脂の乗ったカマス自体がとにかく美味しく、こちらも贅の極みでしょう。
⑧ 子持ち鮎の煮浸し
子持ちの量が多くかなり大きい鮎を、いつもの炭焼きではなく、煮浸しで。
焼きや素揚げも好きですが、煮浸しは乙な味で、
この料理の前に割と強烈な牛肉とカマスが続いたので、
献立のバランス的にも胃が休まる流れで良かったです。
⑨ 松茸ごはん、松茸の揚げ物
ラストはもちろん松茸ごはん。
松茸に限らず、みつきさんの御食事は、
具材をケチケチせずに豪快に投入されるので、
フィナーレまでワクワク楽しく美味しく頂けます。
そして添えられた松茸の揚げ物がこれまた美味。
揚げ物大好きな自分としてはこの上ない幸せでございました。
⑩ 甘味
今年の松茸コースも大満足でした。
もう特に何も言うことはありません。
食材豊かな秋は、松茸以外もいろいろあるので、
この時季に利用するのが一年で一番楽しみです。
料理が美味しすぎて、ドリンクはビール2杯に、
日本酒は4種類(たぶん6杯くらいw)頂いてしまいました。
都市部からお越しの方のレビューにもよく書かれていますが、
お会計も本当に良心的で、都内で同じ内容の飲食をした場合の
半分程度の感覚だと思います。
予約が取りづらいのがネックではありますが、
年内にもう一回くらい利用出来たらなぁと思います。
2022/10/27 更新
2022/05 訪問
不動の推しNo.1
2022年に入ってから、なかなかタイミングが合わなかったり
満席だったりでまだ伺えていなかった日本料理店「みつき」さんに今年初訪問。
今般の原材料価格上昇によって10,000円のコースは廃止され、
現在は13,000円、16,000円(いずれも税抜)、それ以上~の価格設定でされておられます。
ただ、10,000円コースが廃止されたからと言って、
今までが奇跡みたいなもので、現行の価格設定でも
都内などの日本料理店と比べると断然コスパの神だと思います。
① 天然鰻の飯蒸し、とうもろこし
先付けは天然鰻の飯蒸しと、かき揚げられたとうもろこし。
エネルギッシュな鰻に、かき揚げもビールと相性抜群で、
一瞬で食べて、ビールも飲み干してしまいました。
② 京都・間人産雲丹、蓴菜、トマトの煮こごり
京都産の雲丹が鎮座し、アクセントとして蓴菜、
その上にジュレ状のトマトの煮こごりが乗った前菜。
さっぱりとした煮こごりの爽快感が雲丹を引き立てています。
③ 甘鯛と素麺の椀物
毎回楽しみなお椀、今回は甘鯛と素麺。
毎回唸ってしまう絶品のお出汁が本当に美味しいです。
④ 猛者エビ、アマテガレイ(真子鰈)のお造り
お造りはアマテガレイ(真子鰈)と、山陰・日本海の名物、もさえび。
猛者エビはこの地域に住んでいると、比較的入手しやすいエビながら、
県外に出回る機会が少なく、出ていても鮮度が落ちるのが早く、
本来の美味しさを味わうことができないこともしばしば。
みつきさんでは県外から来られるお客さんにはよく提供されておられる様です。
逆に自分の様な地元の人間には珍しくないため、
今回みつきさんで頂くのは初だと思います。
ちなみに個人的に「モサエビ大使」を名乗りたいほど好きな食材であり、
大将もそれを知って下さっていて、女将さんが1尾剥いていたところ、
「よしむらさん、猛者エビ好物だから2尾あげて!」と大将のひと声で2尾になりました。
超絶うれしい!そして鮮度抜群で超絶美味しかったです!
頭の部位は後に炭焼きにして頂いて、香ばしく最高のおつまみでした。
⑤ 稚鮎の天麩羅、実山椒ソース
稚鮎もこの時期の定番にして、絶品のひと品ですね。
⑥ のどぐろの幽庵焼き
のどぐろの幽庵焼きも、おそらく初めて頂くお料理です。
焼物もいつも本当に美味しく、
幽庵焼きの香ばしくもすっきりとした味わいで
お腹も重くなり過ぎず、次の料理へリレーしていきます。
⑦ 鮑、肝、黄ニラ
今回の「プレート・オブ・ザ・デイ」はこちら。
淡路産の鮑で、大将の調理も素晴らしさもあるとは思いますが、
素材自体がべらぼうに美味しかったです。
あまりに美味しいので、大将に聞いたところ
「漁師さん曰く、うちにしか卸してないって言ってました」とのこと。
まさにエクスクルーシヴな鮑。絶品です。
⑧ 厚揚げ、スナップエンドウ
御食事にいく前のこころ温まるこの枠。
こちらもお出汁が圧倒的に美味しく、今回も陰の主役です。
⑨ 桜海老と豆ご飯
御食事は桜海老とグリーンピース。
旨味凝縮でめちゃくちゃ美味しかったです。
➉ メロン
ドリンクはビールを2杯と日本酒を4種。
そのうち3種類は新政で、No.6以外は新作とのこと。
新作2種類とも圧巻の美味しさでした。
前回の訪問から5ヶ月が経っていたこともあり、
いつも以上に心行くままみつきさんのお料理を堪能できた夜でした。
ごちそうさまでした。
2022/05/19 更新
2021/12 訪問
2021年も一番通った日本料理店
今年もお店単位では一番訪問した日本料理店「みつき」さんへ
いつもの飲み仲間のみなさんと忘年会を兼ねて伺いました。
今回は10,000円のコースです。
① ハマグリの飯蒸し
先付けはハマグリの飯蒸し。
ハマグリの優しい旨味に、ばちこ(くちこ)の効果的な塩分も添えられ
いつもながらに序盤からビールがすすみます。
② 迷い鰹のお造り
お造りは日本海産の迷い鰹。
皮の炙りも香ばしく、何より鰹自体がすごく美味しい。
③ 海老芋の揚げ物
写真で伝わりづらいかもですが、ヴィジュアルのインパクトも最高な
焚いた後、揚げられた幅20cm程度の海老芋。
中は割としっっとりとしており、表面との味と食感のコントラストも◎
④ 雲子と湯葉の椀物
⑤ 鯛の鱗揚げ
鯛の鱗揚げにカラスミ、蕪が添えられたひと皿。
⑥ 河豚の白子ソース和え
冬のみつきさんの定番のひとつ、河豚の白子ソース和え。
白子のソースが絶品です。
先日、専門店でひと通りふぐのコースを頂きましたが、
ふぐの専門店ではないのにこの料理だけで圧倒的に
こころに残る度合いが違いました。
⑦ 合鴨
⑧ 伝助穴子、蕪
御食事前のほっとひと息できる優しいお皿。
みつきさんでは椀物と共にこのコーナーが好きです。
今回は蕪を主役に伝助穴子の焚き合わせでした。
⑨ 蟹ごはん
⑩ 甘味
ドリンクはビール2杯、日本酒を4種類頂きました。
提供されている日本酒の方向性も好みで、
料理とともに全幅の信頼を寄せております。
ということで、今年もみつきさんで美味しい料理をたくさん頂きました。
また来年もよろしくお願いします!
2021/12/19 更新
2021/10 訪問
毎回はじめて伺った時と同じ様に感動できる京料理
先月、自分の誕生日をお祝いして頂いたいつもの飲み友さんが、
先日、誕生日を迎えられて、割と早めにお返しのお祝いディナー。
いくつかお店の候補を挙げた中で、他には目もくれず秒で「みつき」さんに決定。
ウンウン、お気持ちはよく分かります。
個人的には、今秋2回目の訪問なので、
食材豊かなこの季節に2回伺えるのは、
お祝いする側としても悦ばしい限り。win-winです。
ちなみにコースは10,000円、13,000円、16,000円となっており、
どのコースも皿数は基本的に変わらず、食材が変わる感じです。
① 子持ち鮎の飯蒸し、からすみ、銀杏
先付けはたっぷりとお腹に子を蓄えた鮎に
からすみを散りばめた飯蒸しと銀杏。
3者がそれぞれに香ばしくて美味しく、
これがあれば延々とお酒を飲んでいられる最高な前菜。
めちゃくちゃうまい。
② 紅ズワイガニの真薯と松茸の椀物
お椀はマイルドなお味の紅ズワイガニの真薯に松茸。
鼻孔をくすぐる松茸の芳香に、一切の迷いの無いお出汁が圧巻。
③ お造り
お造りはクエ。適切に寝かされたクエは素晴らしく美味しく、
お塩、醤油、胡麻油どれと合わせても全てがベストマッチ。
④ 甘鯛、栗
甘鯛の鱗揚げに擦り下ろされた栗。
甘鯛も生前、夢にも思わなかったであろう栗とのジョイントです(笑)。
⑤ 根三つ葉、にぎりこ、落花生
カリッと揚げられた根三つ葉に、お久しぶりの登場となるにぎりこ。
にぎりこは、非冷凍の生の数の子で、
お節料理などに使われている数の子とは雲泥の差の美味しさ。
⑥ カマス、松茸
千切りにされた松茸をカマスで包み、ふっくらと焼かれた逸品。
いやはや、これは美味し過ぎて、連れ共々笑いが止まりませんでした。
カマスの脂の乗り方も非常にお上品かつ絶妙。
この日のハイライト。「プレート・オブ・ザ・デイ」を授与。
⑦ クエしゃぶ
⑧ 湯葉と里芋のモクズガニの餡かけ
モクズガニの濃厚な出汁が口中に広がることにより、
湯葉と里芋を異次元へと誘ったお皿。
インパクトあるお味で美味しかったです。
⑨ 松茸ごはん
今シーズン2度目となる松茸ごはん。
何も言うことはございません。
➉ 甘味
ドリンクはいつも通りビール→日本酒を頂きました。
新政のスパークリング「亜麻猫 (アマネコ)」を初めて飲ませて頂きました。
これはもう常備したいお酒ですね。
ということで、誕生日を迎えられた連れにも大いに悦んで頂けました。
それはそうですよね、最初から最後まで美味しいですもの。
料理は当然、大将との会話もいつも楽しくて、
みつきさんで食事をさせて頂くことが生きがいになっております。
蟹のシーズンもきますし、年内、もう一回くらいは行きたいなぁ...。
2021/10/15 更新
2021/09 訪問
松茸をメインに、豊かな秋の食材を楽しむ
前回から約2ヶ月振りに鳥取市の日本料理店「みつき」さんへ。
予約日の数日前に大将から「国産の松茸が入りますので、
松茸メインのコースでもいいですか?」と連絡があり、「もちろんです!」と即答。
お店に到着すると、カウンターに立派な松茸がお出迎え。
最高な食事になる予感しかしません。
① 松茸の天麩羅
まずは松茸の天ぷらから。
口いっぱいに松茸の芳香と旨味が広がります。
序盤はいつもビールなので、究極に贅沢なマッチングです。
② 八寸
実は、みつきさんでは八寸が登場する機会が少ないのですが、
秋はいろいろな食材があるので、この時期はレアな八寸が頂けます。
鯵の棒鮨をはじめ、全部美味しいですし、
量的にも食べ応えがあり、もうこの時点で最上級の満足度です。
③ お造り
お造りは、淡路産の鯛に、愛媛・八幡浜産の雲丹の2種。
④ 生松茸とスッポン満月豆腐の椀物
これは絶品!
下にはスッポン出汁の満月豆腐、
その上に細かく切られた生の松茸が贅沢に乗ったお椀。
この美味しさを言葉でするのは無理ではないでしょうか?レベル。
⑤ 甘鯛、栗
⑥ 天然鰻
鳥取・東郷池の天然うなぎ。
⑦ 焼き松茸
焼きもめちゃくちゃ美味しいです。
勿体ないので、手で割きながらちびちび食べるも、
それでも松茸の旨味の破壊力がハンパないです。
⑧ ふろふき小蕪
ふろふき大根ならぬ、ふろふき小蕪。
毎回言っていますが、この食材のお味をストレートに味わえる
御食事前のこのコーナーが好きです。
決して派手ではないのですが、料理人さんの凄さを垣間見れる時間。
⑨ 松茸ごはん
御食事は、もちろん松茸ごはん。
美味しすぎて、余裕で3杯おかわりしてしまった...。
➉ 甘味
ドリンクはビールを3杯に、日本酒を4種。
色々な種類を飲みたいのを知って頂いているので、
女将さんが種類を飲めるように適量で注いでいたら
横から大将が「吉村さん飲んでも酔わないから、
なみなみ注いであげて」と謎のサービスをして頂き、
「いつも退店する頃にはベロ酔いなんだけどなぁ...」と思いつつ
ありがたく量も種類も頂いてしまいました(笑)。
ということで、幸せでしかない最高の食事でした。
また早く伺えるといいなぁと思います。
ごちそうさまでした。
2021/09/20 更新
2021/07 訪問
エネルギッシュな夏食材の最高ディナーでした。
前回から約3ヶ月ぶりにみつきさんへ。
その間、満席で予約が取れなかったりとなかなか
タイミングが合いませんでしたが、やっと伺えました。
今回は15,000円のコースでお願いしました。
① 蓮の葉盛り
先付けは、下の器にある鮑、雲丹、キクラゲに
蓮の葉に乗ったジュレを流し込み頂きました。
鮑や雲丹はもちろん抜群に美味しく、
清涼感あるジュレがアクセントとなり、とても美味しいです。
② ワタリガニと茶豆の飯蒸し
最初のごはん物はワタリガニと茶豆の飯蒸しに、
くちこ(ばちこ)が添えられ、お酒が進むひと皿。
③ とり貝
旨味が凝縮されたとり貝をすだちとお塩で頂きます。
美味しすぎて、ひと皿につきビール1杯ずつのペースです。
④ マグロ握り
ふたつめのごはん物はマグロの握り。
ドリンクをビールから日本酒にシフトしました。
新政の「No.6 - F-type」。
連れが新政好きで、この日3種類新政を出して頂きました(笑)。
⑤ アカハタのお椀
いつも楽しみな椀物。
研ぎ澄まされたお出汁がとにかく美味しいです。
⑥ マナガツオ
⑦ 天然ウナギ
滋賀産の天然鰻は2パターンで登場。
白焼きはワサビとお塩で頂きました。
焼いた皮の香ばしさも絶妙。
タレver.も美味しくて、甲乙つけれません。
⑧ 賀茂茄子
御食事前の、シンプルながら食材の素晴らしさ、
大将の調理の素晴らしさに毎回感動するこの枠。
この枠もいつも楽しみなのです。
今回はゴロッとダイナミックな賀茂茄子を焼いたひと品。
こういう料理って自信と経験がないと絶対に出せないですよね。すごいです。
⑨ 御食事
「そういえば今日は鮎でてこなかったなぁ...」と思っていたら、
御食事が鮎ごはんでした。3杯おかわりです(笑)。
➉ 甘味
行けなかった期間がいつもより空いたことで、
みつきさんで食事できることのよろこびがひとしおでした。
ごちそうさまでした。また伺います!
2021/07/10 更新
2021/03 訪問
初めてランチで利用してみた
お連れの方との予定の合う時間がお昼しかなかったため、
大好きな日本料理店「みつき」さんを、初めてランチで利用してみました。
原則としてディナー営業のみなので、ランチは予約が入った場合のみして頂けて、
コースも基本的には夜と同じ料金、ほぼ同等の皿数となっています。
今回も10,000円のコースでお願いしました。
① 先付け
先付けはホワイトアスパラ、鮑、猛者エビ等に黄身酢、ジュレをかけたひと皿。
みつきさんらしいお料理で、この日も美味しい料理が確約されている逸品。
お連れの方も序盤早々から感動しております。
② 甘鯛の桜蒸し
春らしく、桜蒸しが前菜で登場。
甘鯛自体の美味しさは当然、丁寧なお出汁がすこぶる好調。
③ お造り
お造りは2種。淡路の鯛と、大分の赤貝。
赤貝は最初コリコリながら、次第にほどけてゆく2段階の食感で楽しめて、
素材の味も極上でした。
④ 白甘鯛、カラスミ、原木しいたけの椀物
この日のお椀はいつも以上に華やかな具材ラインナップ。
みつきさんのお出汁がやはり一番好きですね。最高です。
⑤ とらふぐ白子のフライ
揚げ物は、中にとろ~りとしたとらふぐの白子が絶品。
この日、ランチの後に運転しないといけない用事があり、ノンアルだったのですが、
ビールが飲めたら最高のマッチングだったことは確実ですね。
⑥ おひたし
ハマグリ、うるい、黄ニラのおひたし。
やはりみつきさんで提供される、家庭料理的なメニューなのに、
クオリティーは一線を画すというか、別次元なこういうお皿に感動させられます。
⑦ 太刀魚の焼物
太刀魚の脂の乗り方も絶妙な焼物。
付け合わせのふき味噌も美味しく、
脳内で「お酒!お酒!お酒が飲みたい!」と連呼しておりました。
⑧ 若竹煮
こちらもシンプルに若竹煮ですが、いやはや言葉を失う美味しさです。
目の前で大将が削られた鰹節が、天国へと誘う芳香(笑)。
⑨ ホタルイカと蕗ご飯
御食事は、最盛期を迎えるホタルイカと、春らしい蕗のご飯。
➉ 甘味
デザートは、わらび餅とお抹茶。
ディナー時はお酒を飲まれる率が高いので、
抹茶は提供されていませんが、
ランチでは抹茶も提供されておられました。
ランチで伺うと、カウンター席後ろの障子から明るい陽の光が差し、
夜に伺った時とお店の印象も変わって新鮮でした。
おそらく次回以降はまた夜に訪れるかと思いますが、
今回は今回で有意義な時間が過ごせ、大満足でした。
2021/03/26 更新
2021/01 訪問
2021年も一番通いたい日本料理店
新年のご挨拶と、年末に送って頂いたお歳暮のお礼を兼ね、
みつきさんに伺いました。
今回は10,000円のコースでお願いしました。
① 雲丹、河豚白子、海老芋
② 七草粥、からすみ乗せ
最初の御飯モノは、人日の節句の翌日ということで七草粥。
からすみの風味が彩りを加え、ビジュアル、テイスト共に最高。
③ クエのお造り
④ 花びら餅仕立ての椀物
京都でお正月にだけいただく伝統の御菓子「花びら餅」に見立てたお椀。
下にはハマグリの真薯が潜んでいて、お出汁と共に絶品。
⑤ 焼き河豚、そら豆
⑥ マナガツオと金柑
⑦ 河豚皮とからすみ
⑧ 氷見産鰤カマ
⑨ 大根の焚合
御食事前のシンプルなひと皿に、
やはり大将の偉大さを感じます。感服。
⑩ 河豚とイクラ御飯
⑪ 甘味
毎回の事ですが、本当に美味しくて、
食事って楽しさを存分に味わえたひと時でした。
この空間で最高のお料理を頂けるのは至福でしかありません。
2021年もお店単位で一番通う候補筆頭のお気に入り店です。
2021/01/10 更新
2020/12 訪問
いつも素晴らしい料理をありがとうございます
グルメ友達と忘年会を兼ねて、みつきさんに伺いました。
2020年も店単位では一番通ったレストランです。
飲食店さんは何かと大変な一年だったかと思いますが、
こういう時期だと尚更お店の真価が問われているような気がして、
本当に良いお店には、それでも人は集まってくるものです。
この日もみつきさんは満席でした。
今回も15,000円のコースでお願いしました。
① 白味噌、雲丹、湯葉、蕗の薹
先付けはスープ状の白味噌の中に、
下に雲丹、真ん中に湯葉、上にふきのとうがのったひと皿。
白味噌も雲丹も湯葉も甘めのテイストの中、
蕗の薹の気持ち良い苦味がアクセントとなって
冒頭から何ともニクい演出。幸せな時間がスタートしました。
② 甘鯛のかぶら蒸し
③ 河豚の白子ソース和え
河豚の身、細くカットされた皮に、絶品の白子ソースがかかっております。
身と皮のそれぞれの食感の違いも楽しめて、
いつもながら料理・食事って楽しいなぁと感心させられます。
白子ソースは美味しすぎて、綺麗にすすってしまいました(笑)。
④ 車海老真薯の椀物
お椀は車海老の真薯とお出汁が素晴らしいハーモニー。
車海老は尋常ではない旨味が出ていました。
⑤ にぎりことイクラ、からすみ餅
⑥ フカヒレ、スッポン出汁
鍋が登場した時点でスッポンの濃厚な香りが立ち込め、
フカヒレと相乗効果でお味も素晴らし過ぎました。
⑦ クエしゃぶ
10日寝かせのクエをしゃぶしゃぶで。
⑧ 氷見産鰤焼き
⑨ 畑菜と揚の焚合
大将が「今日のメイン!」と言って登場した小品。
こういういぶし銀、もしくは縁の下の力持ち的な料理を
メインと言い切ってしまうところと、この料理が本当に美味しくて
料理人さんのスゴさを改めて感じました。
御食事にいく前の一見地味なこの枠が大好きです。
⑩ 蟹御飯
⑪ 甘味
デザートは紅まどんなゼリー。
ゼリーが炭酸っぽくシュワシュワしていて、
大将曰く"ファンタオレンジ"をイメージして作られたそう。
...たしかに(笑)!
ドリンクはビール2杯と、写真を取り忘れておりますが
新政のNo.6を含め日本酒を4種類頂きました。
それでドリンク代が5,000円弱におさまっているの、奇跡な気が...。
ということで、今回も最高&最幸でした。
2021年もたくさんみつきさんに伺う機会を作りたいと思います。
大将、今年も美味しい料理をありがとうございました。
2020/12/21 更新
2020/11 訪問
蟹解禁!
11月初週、蟹が解禁となり、いつもお世話になっている
みつきさんにて解禁2日目に蟹尽くしのコースで頂いてきました。
山陰地方の蟹と言えば、松葉ガニ(=ズワイガニ)。
お店に到着するなり見事な松葉ガニが待っておられました。
温泉旅館などで蟹のコースは頂いたことがありますが、
日本料理店でコースとして蟹を頂くのは初めてでしたので
蟹さんには申し訳ないですが、胸が高鳴りました。
① 雲子の茶碗蒸し
蟹の調理に入る前に、先付けは雲子(鱈の白子)の茶碗蒸し。
みつきさんの茶碗蒸しもいつも楽しみな料理のひとつで、
今回も序盤からすこぶる美味しいです。
② 百合根と雲丹の飯蒸し
前菜は、くり抜かれた柚子に、雲丹がこんもり乗った飯蒸し。
柚子の蓋の部分だけ、果実がくり抜かれておらず
その部分を絞って雲丹にかけるという、何とも洒落た逸品。
お味は当然美味しいです。
③ 蟹刺し
さて、ここから蟹に入ります。
目の前で大将が軽妙に蟹をさばき、一皿目は蟹刺しで。
お醤油を数滴垂らし、鮮度抜群の松葉ガニは透明感のある味わい。
新鮮な蟹って、生臭さは一切なく、旨味のみがあるんですね。
④ 蟹と蕪のお椀
椀物ももちろん蟹。
お出汁、蟹の美味しさはもちろんのこと、カブも絶妙なお味。
大将の野菜を使ったお料理はいつも美味しく、
まさに料理人さんの真髄を感じ取ることが出来ます。
⑤ 蟹フライ
これはビールがグビグビ進んでしまう最高なフライ。
ビール好きは百発百中好物だと思います。最高!
⑥ 海老芋の蟹餡掛け
これも素晴らしく美味しかったあんかけ×海老芋。
ここから日本酒を頂きました。
⑦ 焼き蟹
⑧ 蟹味噌 甲羅焼き
もう終盤は言葉を失う幸せの絶頂です(笑)。
とにかく全てが美味しい!
⑨ にぎりこ、赤蒟蒻
今年のみつきさんの陰の主役と言っても過言ではないにぎりこ(生の数の子)。
他の料理(今回は蟹)が味覚を派手に刺激する中で、
毎回ほっと落ち着けるひと皿。
にぎりこ、大将もお気に入りの様ですが、自分も大好きになりました。
⑩ あん肝
⑪ 甲羅酒
甲羅焼きの甲羅にお酒を入れて甲羅酒の完成。
⑫ 蟹ご飯
御食事はもちろん蟹ご飯。
レビュアーとして情けなくなるくらい
「めちゃくちゃ美味しい」としか言葉が出てきません。
⑬ 甘味
文句なしの至福のひとときでした。
丁寧な調理で頂く蟹ってこんなに素晴らしいのだと感動モノです。
蟹の値段も次第に落ち着いてくると思いますので、
ぜひ沢山の方に味わって頂きたいです。
2020/11/10 更新
2025年に入ってからは初となる
日本料理店「みつき」さんにディナーで伺いました。
ミシュランガイド鳥取2019で2つ星、
ゴエミヨ2024で3トック、
食べログ百名店&ブロンズと名実ともに
鳥取を代表するレストランです。
また、近年では「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」の
料理の監修も手掛けておられます。
お初となるお連れ様を引き連れて
22,000円のコースを頂きました。
① とうもろこしのすり流し、雲丹
先付けはとうもろこしのすり流しの上に
トマトのジュレ、雲丹が乗ったひと皿。
凝縮されたとうもろこしの甘味と旨味に
寄り添うような雲丹の甘味とほどよい塩味、
そこにさっぱりとしたトマトのジュレが
バランスを取って爽快なスタートです。
ドリンクはビールを頂き乾杯。
② 鮎
この時期のみつきさんの定番の鮎。
ほどよい苦みと身のおいしさが
問答無用にビールがグビグビ進みます。
③ コシアブラ、ユキノシタの天麩羅
続いては山菜の天麩羅。
何となくコシアブラ食べたいなと思って伺ったら
偶然にも出てきて嬉しかったです。
④ 虎魚と蕨の椀物
みつきさんの好きな料理のひとつがお椀。
お魚はオコゼで身にしっかりと詰まった旨味と
お出汁のおいしさ、わらびのほのかな苦みもおいしく
今回も素晴らしいです。
このあたりから日本酒を頂きました。
⑤ 猛者エビ、真子鰈のお造り
「お好きな猛者エビをどうぞ」と愛嬌たっぷりに
大将が出してくれたお造り。
過去にもレビューで猛者エビのおいしさは
散々言ってきていますが、鮮度命の猛者エビは
やはりプリプリで甘み爆発の罪深いお味。
そしてこの日印象に残った料理のひとつが
淡路島の担ぎ屋さんによる絶品のマコガレイ。
ここの卸"日本一の鯛"で界隈では有名ですが
マコガレイもびっくりするくらいのおいしさ。
瀬戸内の海流の影響なのか身の引き締まり具合が抜群で
専門的なことは分かりませんが処理の技術も良いのでしょう。
仕入れの価格もなかなかのお値段らしく
それも納得の絶品マコガレイでございました。
⑥ 白子筍
シーズンぎりぎりで白子筍も登場。
今年はジャストのシーズンに予約を取っていなかったため
食べられないかな...と思っておりましたが
頂くことが出来て感無量。
元々、京都で採取されているブランド筍で、
地中に埋まっている物のみ「白子筍」を名乗ることが許されています。
地上に出てくる前に掘り当てないといけないため
通常の筍と比較して価格は圧倒的に高いようです。
そして何よりシルキーな食感と甘味の強い味わいが
一般的な筍と比べて圧倒的で感動します。
⑦ 甘鯛、ホワイトアスパラ
甘鯛とホワイトアスパラ、そしてカラスミという
どう考えてもおいしい組み合わせ。
* Labouré-Roi - Corton-Charlemagne GrandCru 2017
日本酒もまあまあのペースで飲み切ったので
持ち込みのワインを開けて頂きます。(要・持込料)
コルトン・シャルルマーニュと料理がまた
絶妙なハーモニーを奏でて最高です。
⑧ 伊勢海老、アスパラ、花山椒
豪快に伊勢海老がドーン!
もう暴力的とすら思える身質で
食べ応えと強い味わいで難しいこと抜きに旨い!
ゆっくりと火を入れた瑞々しさと甘味のあるアスパラに
花山椒もアクセントになっておいしいです。
⑨ 和牛しゃぶしゃぶ
⑩ サクラエビと筍ごはん
御食事は季節を感じさせるサクラエビと筍。
⑪ 甘味
おいしいわらび餅とお茶を頂いてごちそうさまでした。
毎度ながら大満足のディナーでした。
どの季節に来てもそれぞれの良さがありますが、
春の食材は好きなものが多いので
ひと皿ごとにニヤついてしまいました。
みつきさんの料理を頂けてしみじみ幸せを感じました。