まそっぷ55さんが投稿した一石三鳥 別邸(東京/六本木)の口コミ詳細

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ゆちゃたそグルメ

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まそっぷ55 (40代前半・男性・千葉県) 認証済

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一石三鳥 別邸乃木坂、六本木、麻布十番/寿司、海鮮

1

  • 夜の点数:4.4

    • ¥15,000~¥19,999 / 1人
      • 料理・味 -
      • |サービス -
      • |雰囲気 -
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
1回目

2025/10 訪問

  • 夜の点数:4.4

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

西麻布の粋な隠れ家で、一品一品に魂が宿る極上の鮨コースを体験

西麻布の閑静な住宅街に、まるで時が止まったかのような江戸の風情を纏う一軒家、「一石三鳥 別邸」。暖簾をくぐった先には、土壁や古木が配された落ち着きのある和空間が広がり、これから始まる食体験への期待が静かに高まります。この日は、職人の手仕事を間近に眺められるカウンターで、至福の時間を過ごさせていただきました。

コースの幕開けは「玉地蒸し」から。滑らかな茶碗蒸しの上には銀杏の餡がかかっており、一口含むと、上品なお出汁の香りがふわりと広がります。食べ進めると現れる銀杏の心地よいほろ苦さが、全体の味わいを引き締める絶妙なアクセントになっていました。

続いて供されたのは、美しい「口取り三種」。
旬のイチジクには香ばしいくるみのソースが添えられ、フルーツの瑞々しい甘さとナッツのコクが見事に調和。ねっとりとした里芋に、凝縮された旨味と塩気を持つからすみを合わせた一品は、間違いなくお酒が進む味わいです。そして、シャキッとした旬菜のおひたし。そのほのかな苦味が口の中をリフレッシュさせ、次のお皿へと誘います。

「旬魚お作り」は二種。まずは水タコを塩と山葵で。驚くほどの弾力と、噛むほどに溢れ出すクリアな甘みに思わず唸ります。続いて、脂の乗った鰹の刺身。これが、すりおろした玉ねぎのソースと合わさることで、鰹特有の力強い風味が一層華やかに、そして濃厚に感じられました。

ここから、いよいよ握りの饗宴が始まります。
一貫目は「いか」。細やかな包丁が入れられた身は、塩でいただくことでねっとりとした食感と繊細な甘みが際立ちます。
続く「白えび」は、富山湾の宝石とも称される通りの濃厚な甘み。舌の上でとろけるような感覚はたまりません。
そして、この店の真骨頂「やま幸」のマグロが登場。まずは「中トロ」。口に入れた瞬間、上質な脂が人肌のシャリと共に甘く溶けていきます。続く「赤身」は、マグロ本来の力強い香りとキレのある酸味が酢飯と見事に調和し、その違いをはっきりと感じさせてくれます。
ここで、皮目はパリッと香ばしく、身は驚くほどふわふわな「うなぎ」。甘辛いタレとのバランスも完璧です。
次に、衝撃を受けたのが「さんま」。旬ならではの脂の乗りと、職人の技が光る〆加減が絶妙で、これは私の人生で食べたさんまの握りで間違いなく一番だと断言できます。
藁で燻された香ばしい香りを纏った「さわら」は、皮目の旨味と生の身の滑らかさが見事でした。
握りの最後は「金目鯛」。しっとりとした身からじゅわっと溢れる上品な脂と凝縮された旨味に感嘆。贅沢な味わいを噛み締めました。

この素晴らしい料理に合わせて、日本酒もいただきました。「日高見 魚ラベル」はキレのある辛口で鮨との相性が抜群。「作 zaku」はすっきりとしていて、ついつい杯が進んでしまいます。

握りを堪能した後も、まだまだ至福の時間は続きます。
まずは「えび天ぷら巻」。揚げたての熱々、ザクッという小気味よい音を立てる海苔と衣の食感がたまりません。
そして、この日のハイライトの一つ「本まぐろユッケトリュフ小丼」。やま幸の中トロを贅沢に使ったユッケに、濃厚な「きんかん(卵黄)」がとろり。そこへ追い打ちをかけるようにトリュフが香り立ち、脳を揺さぶるような美味しさ。全ての要素が完璧に組み合わさった、反則的な逸品です。
さらに、軍艦で供された「うに」は、雑味の一切ない、クリアで濃厚な甘みが口いっぱいに広がります。
締めの一貫は「あなご」。ふっくらと柔らかく煮上げられ、優しい甘さのツメがそっと寄り添い、穏やかな余韻を残してくれました。

魚介の出汁が効いた「味味噌」が、満たされた胃に優しく染み渡り、食事の終わりを告げます。

最後のデザートは、瑞々しい巨峰、濃厚な抹茶アイス、そして自然な甘さのカボチャのケーキという豪華な三種盛り。甘味に至るまで一切の妥協がなく、最後の最後まで幸せな気持ちにさせてくれました。

一品たりとも抜かりのない、計算され尽くしたコース構成。素晴らしい雰囲気の中で、熟練の職人が握る一流の鮨とそれに合う美酒を心ゆくまで堪能し、忘れられない食体験となりました。必ずや、再訪させていただきます。ごちそうさまでした。

2025/10/10 更新

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