1回
2026/02 訪問
六本木の路地裏に潜む名店!
鮨四 -華-
2026/02/15
この度は「鮨四 -華-」へご来店、そして心のこもったご感想を誠にありがとうございます。
店の佇まいや空間、大将の人柄まで感じ取っていただけたこと、大変嬉しく拝読いたしました。菊コースの一貫一貫をここまで丁寧に味わっていただき、ひらめのすだち塩や金目鯛、漬けまぐろなどを印象的に挙げていただけたことは職人にとって何よりの励みです。
お酒とのペアリングや締めのお料理までご満足いただけたとのこと、安心いたしました。
これからも大切な方を安心してお連れいただける一軒であり続けられるよう、精進してまいります。
またのご来店を心よりお待ちしております。
2026/02/15 更新
六本木の喧騒を離れた路地に佇む「鮨四 -華-」。
看板のない扉の前でインターフォンを鳴らして入店するスタイルは、隠れ家を訪れるような高揚感を与えてくれます。店内は非常に綺麗で洗練されていますが、大将がとても優しく気さくな方なので、肩肘を張らずにお鮨と向き合えるのがこのお店の大きな魅力です。
今回いただいたコース「菊」は、魚の持ち味を最大限に引き出す工夫に満ちていました。
幕開けを飾る名物の創作寿司は、本マグロの濃厚な赤身に、とろける雲丹とキャビアの塩気が重なる贅沢な一皿。
しかし、その後の握りでさらに驚かされました。特に印象的だったのが、ひらめをすだち塩でいただく一貫です。すだちの清涼感が白身の繊細な甘みを鮮烈に引き立て、口の中で見事な調和を見せます。
光り物のアジは身が美しく輝き、薬味がその清
涼感をさらに押し上げてくれます。また、皮目を炙った金目鯛は、熱によって脂がじゅわっと溶け出し、香ばしさと濃厚な甘みが一気に広がります。ねっとりと舌に絡みつくような白いかの甘みや、磯の香りが鼻を抜ける赤貝の食感など、一貫ごとに魚の表情が豊かに変わっていくのが分かります。
中盤のまぐろから、醤油の香りが赤身の旨味を凝縮させる「漬けまぐろ」への流れも秀逸でした。
合わせるお酒は、神奈川県の「隆」。お米のふくよかな旨味がありながらも、後味は潔く切れるため、脂の乗ったネタの余韻をさらに美しく整えてくれます。
終盤のとろたくにもキャビアと金粉が添えられ、最後まで贅沢な驚きが続きます。締めを飾る卵焼きは、鰹節とお酒の風味が効いた、まるで上質な和スイーツのような口どけ。ゆずが爽やかに香るべったら漬けや、お出汁が身体に染み渡るにゅうめんまで、すべての皿に作り手の細やかな感性が宿っていました。
大切な人を連れて行けば、その丁寧な手仕事と心地よい空間にきっと喜んでもらえる。六本木でそんな確信を持てる、とっておきの一軒です。