この口コミは、川中紀行さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら
利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。
問題のある口コミを報告する
-
夜の点数:3.7
-
¥8,000~¥9,999 / 1人
-
-
料理・味 3.7
-
|サービス 3.4
-
|雰囲気 3.4
-
|CP 3.0
-
|酒・ドリンク 2.8
-
-
[ 料理・味3.7
-
| サービス3.4
-
| 雰囲気3.4
-
| CP3.0
-
| 酒・ドリンク2.8 ]
魔法の豆腐、とろりとした湯葉、鱧と梅紫蘇の出合い。大和市中央林間「雅(みやび)」。#レトリカル食レポ(6)
-
{"count_target":".js-result-ReviewImage-294208272 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-294208272","content_type":"ReviewImage","content_id":294208272,"voted_flag":false,"count":0,"user_status":"","blocked":false}
-
{"count_target":".js-result-ReviewImage-294208285 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-294208285","content_type":"ReviewImage","content_id":294208285,"voted_flag":false,"count":0,"user_status":"","blocked":false}
-
{"count_target":".js-result-ReviewImage-294208322 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-294208322","content_type":"ReviewImage","content_id":294208322,"voted_flag":false,"count":0,"user_status":"","blocked":false}
-
{"count_target":".js-result-ReviewImage-294208340 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-294208340","content_type":"ReviewImage","content_id":294208340,"voted_flag":false,"count":0,"user_status":"","blocked":false}
-
{"count_target":".js-result-ReviewImage-294208415 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-294208415","content_type":"ReviewImage","content_id":294208415,"voted_flag":false,"count":0,"user_status":"","blocked":false}
2025/04/09 更新
いきなり千葉の牧場生まれという峰岡豆腐が、
官能的ななめらかさで、
この舌をとりこにする。
牛乳と生クリームを葛でひとつにした
その魔法を味わいつつ、
法蓮草のシャキシャキとした食感が
出汁のなかで優雅にはじける
お浸しとともに、先付を終えると、温物。
南瓜のふんわりとした甘みが、蒸した卵液と、
どちらかともなく誘い合うようにとけ合い、
甘美な味の旋律で味覚を満たしていく。
お造りは真鯛と本鮪。舌にのせたしっとりとする快感のあと、
鮮度豊かな身から、噛みしめるほどにじんわりと
海の旨みが味蕾にとどく。
煮物の器には、とろろ餡の湖がひろがる。
蟹がやさしい彩りを見せる
その湖面を掬って口に運べば、
やわらかく仕立てられた米茄子の肢体は、
ゆるやかに湯葉のとろみと絡み合い、
餡の濃度を変調させながら
舌を豊かな味わいでつつみ込む。
焼物は、秋の王道たる、鮭。
ほんのりと甘酒の香味に酔ったその身を、
イクラの磯の香が引き立て、
折り重なるようなテンポで
濃厚な快感をふくらませる。
揚物は、鱧のふくよかな滋味を
梅紫蘇がキリリとした酸味で巻き込み、
美味並び立つまま馥郁たる味を残して喉を過ぎる。
ほっくりとした銀杏、
福々しい松茸、
心地よき甘味の南瓜まで、
サクりとした衣が抱く油の妙味と調和して
口の中で遊ぶ。
コースはご飯に移るが、
木の子の豊かさが染みた炊き込みは、
赤出汁から立ち上がる茗荷の香りと
響き合って味わい深く、
思わずおかわりを所望。
黒糖ときな粉の流麗で濃やかな甘味の和声が、
淑やかにコースの終幕を告げ、
秋と結ばれた至福のときは、
目を細める時間の終わりに、
また次の季節へと襷をわたした。
神奈川県大和市中央林間「雅(みやび)」、
店主の笑いじわまで心地よい。