23回
2020/11 訪問
11月のジョアです。思いっきり和食っぽく見えますが、ソースにしても素材が一部想像つかない不思議な初めての味ばかりで、思いっきり変化を感じます。
2021年は予約の一般募集を止めたので、12月1日の電話による予約争奪戦は無くなりました。
来年は本店の営業日をかなり減らした上で、3月には正木に少しカジュアルなお店を出店するそうです。過去に人気のあった料理を出そうか?ワンコインのカレーを作ろうか?「ドバイ」と言う名前でも付けてキッチンカーを出そうか・・・などなどいろいろ計画があるようで、目が離せません。過去にもプチ・ジョアと言う名前のパスタ屋を出したり、少しカジュアルなアヴァン・プチ・ジョアと言う店を作ったりしたこともありますが、須本さんの高い理想と要求に長い間ついて行ける料理人はなかなかいないようでした。今度は長続きして欲しいです。来年は本当に楽しみな年になりそうです。
2020/12/07 更新
2019/08 訪問
行く度に、このシェフと同時代を過ごせて本当に幸せだと思える、世界でも屈指のレストランです。
景気が良いせいでしょうか?食材バブル店というか?高価な食材を全国から集めて揃えた、食材自慢の店が和食洋食を問わずあちらこちらで随分増えてきました。
7月のジョアは、冷や奴に、四万十川の天然鮎、椎葉村の天然ウナギ、赤茄子に赤牛と、それだけ聞くと食材は和風の季節感にあふれていますし、全国から高価な食材を集めてはいますが・・・
こちらトウ・ラ・ジョアでは、どこから何を集めたかという食材の自慢よりも、須本シェフが情熱を込めて事細かに語るのは、「一体どのように工夫して調理したか」ということです。
須本さんにとっては、最高の食材を集めるのは当たり前なのでしょう。時期になれば1Kg100万円の白トリュフだって使いますし、全国から最高の天然食材を集めています。(と言うか、しばらく前から業者の方からうちの最高の食材を使ってみませんかと、全国から次々に連絡が入るようになったそうです)
また、医療用遠心分離機をはじめとする最新調理器具も揃えていて、あの手この手を使って味や香りにうまみのエッセンスを抽出して、濃く美味しく凝縮して毎回驚かせるのですが、それが皿の上に出てくるときは他の店のような奇をてらったものとしてではなく、見た目は普通なのに口に入れると特別に美味しい料理として出てくるところが、須本料理の凄いところです。
何が料理の本質か、この店に来るとよく分かります。
何を食べても驚きと共に美味しいですし、他の店では絶対に味わえない、純粋かつ濃厚になるまで突き詰められたシンプルな味が重なって、味の重層構造を持った皿が次々に出てくるのに圧倒されたのが昨年まで4-5年の傾向。今年は味の重層構造にそれほどこだわらずに、シンプルだけれども他では絶対に食べられない味の連続で、これまた圧倒されます。
世間で言うところの「究極」どころか、「そのはるか先」をこの店では毎回経験できます(^_^)
冷やYAKKOは
自家製麻辣醤に
豆乳まで自分で作ってしまいました
ロールカツの蓬衣の中は
黒豚のロースで巻いた、牛すね肉と枝豆です!
天然鮎はトマト煮の後、昆布巻きにして昆布だしにつけたとか
宮崎県椎葉村の鰻バーガーは
八丁味噌風味でトリュフ入り!
鰻の骨スープ
夏野菜の鍋にはシュモクザメのフカヒレ
赤茄子と赤牛の小鍋仕立てはコンソメで
定番Mのサラダ
ついさっきまで生きていたブルーオマールのカレーライス
アンティークカップが増えました
2019/09/19 更新
2018/11 訪問
11月のジョア
11月は、門司、博多、宮崎、名古屋から同業者が集まって、ワイン持ち込みの食事会です。
須本さん今月も気力が充実しているようで・・・
白海老のカクテルは、「自分で白海老を剥いて」胡麻油で合えて、キャビアを乗せた一品とか・・・
今月は一か月間ずっと自分で白海老を剥くのか聞いたら「やるしかないでしょ」とのご返事で・・・この店、弟子になりたいとやって来る人は激務に耐えられずすぐに辞めてしまうので、もう全て自分でやるしかないとあきらめているようです。来年は昼夜二部屋ずつはもうやめるかもしれないとのことなので、予約数が減ってますます席を確保するのが難しくなるかもしれません。
バターナッツのスープは、いつものごとく贅沢にブルーオマールを使ったビスク。
土瓶蒸しは、料理を運ぶ途中から、部屋じゅうにトリュフの香がただよいます・・・
松茸ではなく、「今年はトリュフの土瓶蒸しを作ってみました」だそうです。美味しくて香りが良くて当然と言えば当然ですが・・・
牛カツは、中心にエゾバフンウニが入った飛騨牛の薄切りミルフィーユで、衣は自家製カラスミ!ウニが美味しく食べられるように上手に火が通っています。
締めが名古屋コーチンで「焼きおにぎり茶漬け」と言うのが何とも・・・
P.S.
今回は私を含め、4人がソニーのコンパクトデジカメRX100を使っていて、笑ってしまいました。
美しい器の中は
白海老のカクテル
バターナッツのスープ
土瓶蒸し
牛カツ
中身の写真を撮り忘れました
土佐赤牛の網焼き
Mのサラダ
蓋を開けると・・・
地鶏の焼きおにぎり茶漬け
ベルエレーヌのバシュラン風
今回はワイン持ち込みで
サンセバスチャンで購入した不思議な瓶
こちらはタコ入り
2018/12/22 更新
2018/10 訪問
10月のジョア
須本さん、グルメで有名な街スペインのサンセバスチャンに6泊して、ムガリッツやアルザックなどミシュラン三ツ星からバルまで毎日食べまくってきたそうで、気力も充実してとてもとても美味しい10月のジョアでした。
写真は肉料理の前に出てきたナイフですが、たまたま客としてやってきた関の刀鍛冶さんに頼んで、前払いで肉切りナイフをウン十本作ってもらったとか・・・
現在ステーキナイフは福井県の「龍泉」が大人気で、コネがなければ注文しても5年待ちとか言われて話題になっています。有名なアシンメトリーと言う最高モデルを使ったことがありますが、よく切れるのには感動しますが、日本刀のイメージよりも、あくまでとても切れ味の良い小型西洋ナイフと言う感じでした。
こちらは関の刀鍛冶が本気になればこんなナイフを作れるという、あまりにも薄いと言うか日本刀の不気味な輝きと言うか・・・全体の形自体は一見ヘンケルのプロ用ナイフのような伝統的に手になじむもので、手に持った時のバランスも良く調整されているのですが、一体成型されている刃の方は、まあ小型の日本刀(小刀)とでも言いたくなるような妖しい輝きを放つ凄みのあるナイフでした!!!
竜泉のアシンメトリーでステーキを切るときは、「このナイフよく切れるなぁ」と言う感じなのですが、今回の関の小刀ナイフは「肉が柔らかいのか?ナイフが切れるのか?よく分からない」と言うのが正直な感想で、もう切れると言う我々普通人の感覚を超越しているのかもしれません。
特注品だからこそ、このような凄みのある特殊な刃物が作れるのでしょうが、店で砥ぐのは無理なので関に送り返して砥いでもらうそうで・・・(だいたい刀身に刃紋がついていますから、とても素人には扱えません)
PLEYEL家では、ラギオールのステーキナイフは気に入って購入して実際に使っていますし、竜泉のアシンメトリーも購入しようとHPまで開きましたが、こちら関の小刀ステーキナイフは、テーブルに置くと夫婦喧嘩の際に生命の危機に瀕しそうな気がして!恐ろしくて家庭で使うのを躊躇しますね(^^;)
それにしても凄かった!!!
関の刀鍛冶に作らせた、怪しい輝きを放つ日本刀のようなステーキナイフです
日本刀の輝きです。ワンクリックしてみてください。
国産胡麻のアミューズ
ゴッセにブラン・ド・ノアールなんてあったんですね!!!
和栗のスープ
ポルチーニの一皿
自家製カラスミで衣を作りキャビアを乗せてあります
大根とフカヒレの椀物
磯の香蒸し
短角牛の昆布巻き
木ノ子ご飯
アップルパイのパルフェ
2018/10/16 更新
2018/07 訪問
行く度に、このシェフと同時代を過ごせて本当に幸せだと思える、世界でも屈指のレストランです。
今年の7月の料理、いつも絶品揃いのジョアですが、呆れるほど凄くてこの料理食べられて良かったとため息です。
というのは、こちらの須本シェフ「二度と同じ料理は作らない」とのポリシーで、お店の10周年記念とか外野は何とか過去の絶品料理をもう一度作ってもらおうと図ったのですが、いまだ実現できていません。
味やうまみに香りが凝縮されて料理になるのですが、とにかく厨房でどんな最新技法を使おうと、目の前に出てくる料理は「普通に見えてかつ美味しい」と言うのが須本流です。
また味も重層構造を持っていて、皿の中から次々に別な味が出てくることに感動する事も多いのですが、そんな料理に交じって、今回の白眉はシンプルに見える「和牛と夏大根」
大根の中心に牛すね肉があってコンソメで炊いてあり、上にはキャビア、周りにはとてつもない量のトリュフという美味しい美味しい料理なのですが、何と大根は透けるほどの薄さの桂剥きで・・・
大根を丸々桂剥きにした後、牛肉の回りに巻いてコンソメで炊いたと言う・・・あり得ないでしょう。
週末ぼつぼつ残りのレビューを書きます。
7月の絶品メニュー
国産馬肉の絶品カクテル
夏大根をくり抜いてすね肉を入れて、コンソメで炊いてたっぷりのキャビアとトリュフでも凄いですが
何とくり抜いたのではなく、透き通るほど薄く桂剥きにして肉を巻き直したそうです
椎葉村の天然ウナギはマッシュルームソースと山椒ソースで
トウラジョア風鮎尽くし
スープは生きた鮎を丸々つぶして煮て遠心分離したと言う・・・一人分2-3匹の四万十川天然鮎
鮎と蓮根のフライ
鮎だらけのムースにきゅうりのゼリー
シュモク鮫のフカヒレ
角切りの赤牛とコンソメ
ブルーオマールの出汁茶漬けの上には自家製生姜肉醤
オマールのコンソメをかけて食べます
ジョア風ピーチメルバ
2018/07/06 更新
2018/02 訪問
2018年も素晴らしい料理で開幕です
例年通り12月末から一か月カリフォルニアで休暇をとってきた須本さん。今年もトウ・ラ・ジョアブランドのシャルドネとカベルネをブレンドしてきたそうです。
日本に帰ってきてすぐに、毎年拡大し続けている食べログアワードに出席し、今年はカンテサンスの岸田さん、SUGALABOの須賀さん、レミニセンスの葛原さん、柳家の山田さんと一緒のテーブルだったとか!!!話は盛り上がったそうで、お互いに影響を与え合っているんでしょうね。
毎年2月のメニューはアイデアで一杯!本人によると一ヶ月も考えていれば、いくらでもアイデアは湧いてくるそうです(^o^)
昨年秋に、普通は香水を作るために使う、アルコールに物を溶かして蒸留抽出する機械を買って使い始めていましたが、今回はいきなりワサビの落雁が出てきました。今年はこの機械がフル活躍しそうです。
あの手この手を使って味や香りにうまみのエッセンスを抽出して、濃く美味しくして毎回驚かせるのですが、それが皿の上に出てくるときは他の店のような奇をてらったものとしてではなく、見た目は普通の特別に美味しい料理として出てくるところが、須本料理の凄いところです。
また、料理法に秘密は作らず、使う技術も機械も方法も聞けば親切丁寧に教えてくれます。今までPLEYEL家で作る料理にどれだけ参考になったか数え切れません。
今年は5月に出身地の天草で盛大なパーティを企画していますが、協賛などが次々に増えてきて凄いことになっているとか・・・プラチナ参加チケットをお持ちの方は楽しみにしていて下さいとのことです。
相変わらず予約は大変ですが、今年も何とか通うことができそうで幸せです(^o^)
オマールブルー2種
コンソメの上のキャビアには何とカリカリ梅!後ろの白いのは何とワサビの落雁
海老で作った衣です
雪下人参と抹茶のスープ
70度で処理した雪下人参
麺のように見えるのが抹茶です
ビニールのように見えるのは、海老のフライに使った寒天シート
温度が上がると溶けてしまいます
ホワイトアスパラガスのタルト、外側は白トリュフ卵です
松葉蟹のクラブケーク
トラフグ2018は、3.8Kgのトラフグの叩きのウニ巻きと、ユリ根白子スープ
宮崎黒毛和牛のソテー
赤身の短角牛に見事な火入れです
Mのサラダ
牛肉と黒トリュフ入りトッポギ
デザートはバレンタイン
ロイヤルウースターの素晴らしいアンティークカップ
カリフォルニアで仕入れてきたそうです
これも美しい
こちらは以前からある定番
2018/03/30 更新
2017/12 訪問
クリスマスのジョア
クリスマスの3日間は、デザートにクリスマスケーキが付きます。
以前はバタークリームで作るブッシュ・ド・ノエルが定番でしたが、昨年から毎年変えることになって、昨年はオペラ、今年はカジノです。
今年は、いきなりキャビアと自家製生カラスミがたっぷり乗った大根餅の揚げ浸しが出てきてびっくり!こんな食べ方は想像もしていませんでしたが、いけるいける(^o^)
今年はボラの卵が良かったので5年ぶりに作ったと言う自家製生カラスミは、グラッパをかけて冷蔵庫で乾燥させるとのこと。久しぶりに家で真似できそうな一品です(^O^)
海の幸の一皿は、トラフグの白子のムニエルとフカヒレを上湯に浸し、高騰しているペリゴールの黒トリュフをどっさり・・・たとえトリュフの価格が高騰してもけちけちせずにどっさり使うのが須本流!こちらで毎回トリュフを使った料理を食べ慣れていると、他の店のトリュフ料理がみすぼらしく見えてしまい困ります。
料理の全容解説は、丸太丸太さんが詳しいレビューを書いてくださっているので参考にしてください。
クリスマスは毎年美味しいシャンパンを開けるのですが、昨年のコント・ド・シャンパーニュに続き今年はゴッセのセレブリス2002!もともと評価が非常に高かったヴィンテージですが、抜群の飲み頃になっていて、蜂蜜の香りが口腔内に永遠のように残ります。
2002年のコント・ド・シャンパーニュも、2012年に家で飲んだ時は固くて全然開いていませんでしたが、今飲んだらさぞかし美味しいんだろうなぁ・・・ヴィンテージ・シャンパーニュは辛抱強く待たないといけませんね、反省です。
赤は天ちゃんが持ち込んで飲むはずだった、シルヴァン・パタイユのマルサネ・ランセストラル2013。少し飲むのに早いかと思ったら、そんなことはなく抜栓と同時に素晴らしい香りが漂っていました。
美味しい料理と美味しいワインで幸せ気分です。今年もジョアでは素晴らしい料理をたくさん食べさせてもらえました。
須本さんは27日からカリフォルニアで例年通りのバカンス。来年5月は天草でパーティ。その後は何回かに分けて、サンセバスチャンやパリ、バルセロナ、台湾など食べ歩きをしてくるそうで、インスパイアされていったい何が出てくるか?これまた楽しみです。
P.S.
来年の天草のパーティのために、グラッパのBERTAに相談して、トウラジョアのラベル付き特製グラッパを作ってもらったとのことです。すでにトウラジョアブレンドのカリフォルニアワインも赤白揃いましたし、ワインの総額が900万円くらいになるそうですので、ワイン好きの方は天草にお集まりください。
キャビアと自家製生カラスミの乗った大根餅
自家製グラッパ生カラスミ
コンソメを入れて仕上げます
和牛とオニオンのスープ
鱈のムースが詰まったカブのファルシー
ズワイガニが丸々入った蟹とポテトのクロケット
海の幸の一皿はフグの白子のソテーとフカヒレに黒トリュフ
1m離した炭火の遠火で焼くという、鹿児島黒毛和牛の網焼き
天草の天然塩と米を高圧プレスした特製塩
Mのサラダ
オマールのエスプーマが乗ったカッペリーニ
今年のクリスマスケーキはカジノ
美味しいワインを飲みました
2017/12/29 更新
2017/11 訪問
11月のジョア
11月のジョアはおもいっきり和風でした。
味やうまみをそれぞれの成分に凝縮し、皿の中で重層構造になっていて楽しめるのがここしばらくの傾向でしたが、今月の料理は、比較的シンプルに仕上げてあったような気がします。
最初は逆さまにしたグラスの中に煙がこもり、中にはトラフグのカクテルキャビア乗せ。巨大なトラフグを一週間くらい熟成したそうで、ほど良い硬さとうまみになっています。そう言えばトラフグのカクテルは食べたことがなかったなぁ・・・
次の「なんちゃってトリュフフライ」は、利平栗とトリュフで作ったコロッケの回りを竹炭で黒くして揚げ、ゴルゴンゾーラのソースの上に乗せたもの。栗とトリュフの料理は前にもありましたが(スープに入っていたかな?)、今度はゴルゴンゾーラソースで来ました。初めての味ですが面白い組み合わせで好評でした。
活帆立貝とズワイガニの蒸し物は、上にかかった透明なソースが実は活帆立貝と言う、いつもの須本風。活ホタテ貝柱を乾燥させてミルで挽き、作ったスープを遠心分離機にかけ、澄んだ部分だけを取り出してホタテの旨み香りを抽出!!!蟹とホタテのうまみが重層構造になって迫ってきます。単純に見える料理から、途方もない手間を聞き出すのが食べ手の楽しみです。
和牛の絹田巻きは、おそらくは、関の名工に特注した5本揃えの包丁の切れ味を試したくて作った料理ではないかと(^-^)呆れるくらい薄い桂剥きでした。
下仁田葱のオーブン焼きは、ネギと利休麩とフカヒレのコンビ。
十勝牛のコンソメは、いつも通りトリュフがたっぷりかかっていて、コンソメを飲むと幸せになります。
定番Mのサラダの後は古代米の出汁茶漬け。古代米のお稲荷さんに鮪節の出汁をかけて食べます。
デザートは柿のタルトタタンにアイスクリームでした。
いよいよ予約争奪戦が始まりますね・・・
天然トラフグの瞬間スモーク
熟成トラフグのカクテルです。
上にはキャビアが
なんちゃってトリュフフライ
ホタテガイとズワイガニの蒸し物
和牛の網田焼き
下仁田葱のオーブン焼き
十勝牛のコンソメ仕立て
いつものようにトリュフがタップリです
ニコちゃんMサラダ
古代米の出汁茶漬け
柿のタルトタタン
本日のワイン
関の特注包丁
5本誂えでロゴマーク入り
2017/11/29 更新
2017/10 訪問
10月のジョア
10月のジョアは、東京と名古屋の友人とランチです。秋満載でした。
和牛リエットはトリュフ卵を入れて春巻きに。フォアグラは醤油麹漬けにして乾燥フレークに。
伊勢海老は、ビスクのエスプーマと伊勢海老コンソメで。
卵入り͡仔烏賊はフレッシュポルチーニをミキサーで砕いてフォンドヴォーと煮詰めたソースでオーブン焼き。
松茸の椀蒸しに、カニは穴子と昆布巻きにして、枕崎の強烈な鰹出汁で。
秋トリュフを和牛で巻いてコンソメでしゃぶしゃぶ。
定番サラダの後は、生姜香るおこげ。
デザートも利平栗のエスプーマにアップルパイ風味羊羹、再構成したサツマイモビスケット。
アイデア満載で、技法を尽くし、かつ美味しい素晴らしい秋の宴でした。
本日は東京の焼肉No1「よろにく」のオーナーも来ていましたが、きっと刺激されて恵比寿の新店では新しいメニューが出てくることでしょう(^-^)
ワインはドラピエのシャンパン(カルトドールマグナム1998)で始め、7種のシャルドネ樽から須本シェフが自分で調合した、トウラジョアラベルの素晴らしい白ワイン!!!ヴァニラ香がする超素晴らしい白ワインで299本限定です。あえて言えばキスラーの最上級ワインと似たところもありますが、あくまでオリジナル!利益なしで1本2万3千円!!!現在でも滅茶滅茶美味しいですが、いったいしばらく寝せたらどんなワインになるのか今からドキドキです。
カリフォルニアのワイナリーに8年間通って、ついに自分のワインを作らせてもらえたとのこと。市販のワインに自分のラベルだけ張ったその辺の自称ハウスワインとは全く別の、本物ハウスワインです。
来年天草のパーティには、カベルネのハウスワインも登場とのことで、今から楽しみです。
和牛リエットの春巻き、トリュフ卵入り
フォアグラの醤油麹漬けの乾燥フレーク
伊勢海老にビスクのエスプーマ
伊勢海老のコンソメを入れて絶品に
卵入り仔ヤリイカの生ポルチーニソース
松茸の椀蒸し
蟹の穴子と昆布巻き
秋トリュフの和牛巻き!!!
いつものことながらトリュフどっさり
和牛でトリュフを巻いて、コンソメでしゃぶしゃぶして食べます
生姜香るおこげ
栗のエスプーマ
サツマイモに見えるのは再構成されたサツマイモのビスケットに、アップルパイ風味羊羹
お茶
2017/10/10 更新
2017/08 訪問
8月のジョアは初物茸尽くしでした
8月初めと言うのに秋の香り!イタリアから取り寄せた初物のポルチーニに、山口県の農家から直接取り寄せた初物松茸、名残のアルザスのサマートリュフと、味も香りも強烈な茸三連発でした。
今回は、東京、神戸、宮崎の友人と、名古屋の同僚を交えての食事会でした。通常は、純化した味の重層構造が特徴のジョアですが、今回は「えっつ、こんな時期に!!!」と驚かせたかったと言う、茸3種濃厚な茸味がメインテーマです。
天然アユの一皿は、鮎の春巻きと言っても中身は単なる鮎のコンフィではなく牛肉も合わせ、鮎とフォアグラのペーストにはスイカのシート。ソースをぬぐうと皿の真ん中にはTout la Joie(トウラジョア)の名前が入っています。こんなにどんどん皿を作って、古い皿はいったいどうなるのか心配してしまいます。
二皿目は、乾燥ポルチーニは一切使わず、初物のイタリア産生ポルチーニだけを使った濃厚ポルチーニ味スープ。オマールと鮑が入っていました。
次はサクッサクの高級たこ焼きを作りたかったと言う須本さんの狙い通りの一皿。固めにシューを作るのは意外に難しいそうですが、紅しょうがの代わりに普通の生姜をみじん切りにしたものも入っていて、蛸と鯛のムースの味はまさに超高級たこ焼きです。付け合わせの芽キャベツと思ったら中にはびっしりキャビアが詰まっていて笑えます。
フカヒレのオーブン焼きは、香りの良いマツタケだらけ!中国産ではなく山口県から取り寄せたそうで、新鮮で香りもシャキシャキ感もあって8月初めから秋の香りを楽しめました。
北海道産蟹のカクテルは、噴火湾産の毛蟹を取り寄せて作った蟹のムースですが、下には蟹味噌を敷き上にはバフンウニときたあかり(じゃがいも)を置いてありました。スープは生きた毛蟹をまるまるつぶして作ったスープだそうで、蟹汁の臭みを全く感じない、毛ガニの味を楽しめました。
佐賀牛は抹茶を挟んで羅臼昆布を巻いた低温調理。さらに西尾の抹茶をかけて食べます。
定番のMのサラダをはさんで、名古屋コーチン出汁のラーメンには、名残のアルザス産サマートリュフがどっさり入っていて強烈に香ります。ジョアで使うトリュフは質も良いですし、大量に使っているので、料理が部屋に入って来ると蓋をしてあっても部屋中が強烈なトリュフの香りで一杯になります。これにすっかり慣れてしまうと、他のお店でトリュフですと言って出されても、香りにまったく満足できなくなってしまうのが困ったところです。
デザートは白ワインムースに白桃のコンポートと、ミルクアイスにラズベリーソースでした。
今回はいつもに比べると比較的単純な味が多かったですが、単純と言っても味と香りは食材のエッセンスを濃縮した他の店では食べられない強烈な物です(^-^)今年の秋の席もどんな料理が出てくるのか今から楽しみです。
2017/12/25 更新
2017/05 訪問
行く度に、このシェフと同時代を過ごせて本当に幸せだと思える、世界でも屈指のレストランです。
5月のジョアは北海道と東京から友人やお客さんを迎えて食事会でした。
今回は最初から最後まで思いっきり和風!の料理です。またもや見たことのない特注の器が次々に出てきて、一体どれだけ器を持っているのだろうと不思議になります。すでに近くの4LDKのマンションが、人の住まない器置き場になってしまったということですが・・・
料理の写真に簡単な説明を書いておきましたが、白海老に桜チップのスモークを(出汁に吸わせて)エスプーマにしたものがかかっていたり、得意の蛸と鯛のムースには九州の鮫節!!!スープとか、アスパラには、黒トリュフとじゃがいものペースト、白トリュフと玉子のエスプーマ、サマートリュフはそのままと、三種のトリュフがかかっていたり、表面を炙った後1mの遠火の炭火で火入れした黒毛和牛とか、いつものことながら、もうやることなすことあきれるばかりで・・・
須本さんは来週から一週間出身地の天草に行って、来年5月のパーティの食材選びをするとか・・・参加費一人10万円のパーティだそうですが、一年前から楽しみです。
5月は思いっきり和風です
プラチナ箔のメニュー入れ
白海老三種
白海老の最中
桜スモークのエスプーマ
蛸と鯛のムースに鮫!!!節の出汁
グリーンアスパラに三種のトリュフがけ
小さな春玉ねぎには湯煎で三日間煮詰めた?玉ねぎピューレ
ウバザメとエゾアワビに名古屋コーチンのコンソメ
鹿児島黒毛和牛は、表面を炙った後1mの遠火の炭火で火入れするとか・・・
Mのサラダ
ほうれん草を練り込んだ翡翠麺には丸ごと焼いたカラスミと紫蘇胡麻オイル、
デザート
甘夏とアイス
甘夏のシャーベット
山水仙茶
本日のワイン
2019/08/14 更新
ジョアのクリスマス