26回
2025/10 訪問
「都内最高の醤油ラーメン」との呼び声も高い名店中の名店(#中華そばしば田)
中華そば しば田
(東京都狛江市/最寄駅:狛江)
●特製醤油そば(豚チャーシュー) 1680円
小田急線・狛江駅から徒歩1分、改札を出て左手の北口から左に曲がり、駅沿いの側道をそのまま進んだ先にあるコニュニティーセンター「泉の森会館」の1階に2024年9月に移転リニューアルオープンした「中華そば しば田」。
元々は京王線・仙川駅から徒歩10分ほどの調布市若葉町の成城富士見通りに沿いで2013年に創業。以前の店舗は駅から遠い立地ながら、行列の絶えない人気店で、「TRYラーメン大賞」や「ラーメンWalkerグランプリ」など、ラーメン専門誌でも毎年のように受賞歴を誇り、都内屈指の名店としての地位を確立してきた。
食べログの「ラーメン百名店」は2017年から7年連続選出。食べログの点数が★4.0を超えたお店がノミネートされる「食べログアワード」(The Tabelog Award)でも2020年、2021年で「Bronze」を受賞している。
移転により食べログの点数はリセットされたが、連日高評価の口コミが集まり2025年10月時点で★3.96と都内屈指の名店として君臨。
この日は平日夜20:00過ぎに訪問。超人気店ながら基本的に早仕舞いがなく営業時間の20:30までに並べば食べられる安心感も重要なポイント。
スープのベースは丹波黒どり、薩摩地鶏、名古屋コーチンなど複数の地鶏でとった鶏清湯で、見た目はあっさりした淡麗系ラーメンに見えるが、鶏の旨味をしっかり抽出した濃密な味わい。鶏油(チーユ)もたっぷり浮かせてあってコクも深く、上品さと力強さを兼ね備えた洗練された一杯。
醤油ダレは濃口や薄口、たまり醤油、白醤油など日本各地から厳選した9種類の醤油を合わせて、華やかで繊細かつ重厚なスープを完成させている。醤油ダレのメインには火入れをしていない生醤油を使用しており、醤油の「色気」を大事にして、甘美な味わいに仕上げている。
麺は細麺、太麺から選べる。細麺は口当たりが滑らかで喉ごしがよくスープとの一体感がある。太麺はもぐもぐと麺をよく噛むので小麦の味を楽しめる。個人的には細麺の方が好みだが、やや柔らかめなので、コシのある麺が好きな人には太麺がおすすめ。
トッピングのチャーシューは豚バラと豚肩ロースが1枚ずつ。チャーシューも特筆の美味しさ。特製トッピングで豚モモのチャーシューと味玉1個、ワンタン2個が追加。味玉は黄身がとろりとした半熟。
スープ、麺、具材と全てのパーツの完成度が桁外れで、丼の中の全てが極上。スタッフに任せることなく、店主自ら一杯一杯丁寧に作り上げるので、いつ行ってもブレがなく毎回神がかった美味しさ。
2025/10/09 更新
2025/07 訪問
「都内最高の醤油ラーメン」との呼び声も高い名店中の名店(#中華そばしば田)
中華そば しば田
(東京都狛江市/最寄駅:狛江)
小田急線・狛江駅から徒歩1分、改札を出て左手の北口から左に曲がり、駅沿いの側道をそのまま進んだ先にあるコニュニティーセンター「泉の森会館」の1階に2024年9月に移転リニューアルオープンした「中華そば しば田」。
元々は京王線・仙川駅から徒歩10分ほどの調布市若葉町の成城富士見通りに沿いで2013年に創業。以前の店舗は駅から遠い立地ながら、行列の絶えない人気店で、「TRYラーメン大賞」や「ラーメンWalkerグランプリ」など、ラーメン専門誌でも毎年のように受賞歴を誇り、都内屈指の名店としての地位を確立してきた。
食べログの「ラーメン百名店」は2017年から7年連続選出。食べログの点数が★4.0を超えたお店がノミネートされる「食べログアワード」(The Tabelog Award)でも2020年、2021年で「Bronze」を受賞している。
店主の柴田貴史さんは、元々大のラーメン好きで仕事はクラブハウスの音響スタッフをしていたが、ラーメン職人を目指そうと一念発起し、「麺屋武蔵」グループに入社。その後、自身のラーメンに対する幅を広げたい思いから、様々な限定ラーメンを変幻自在に提供していた吉祥寺の「音麺酒家 楽々」で修業。
ラーメン業界で合計6年ほどの経験を積み、2013年に「音麺酒家 楽々」の閉店を機に独立。調布市若葉町で「中華そば しば田」を開業。
材料を惜しまずラーメン作りに励むために家賃を抑えられるようにと、仙川駅から徒歩10分以上離れた住宅街の立地を選んだが、ラーメンブロガーを中心にクチコミで美味しさが広がり、連日大行列ができる超人気店となった。
店主が近隣の国領で生まれ育ったため、元々土地勘のある狛江周辺でも物件を探していたそうだが、2024年8月に狛江駅前で長年営業していた「つきじ天六」という天ぷら屋が閉店することになり、理想的な立地と店舗面積のテナントだったため、今回移転を決めたそうだ。
店舗のレイアウトはカウンター8席と6人掛けテーブル2卓の合計20席。店舗面積が約7.5坪でカウンター8席のみだった仙川時代の店舗を比べると倍以上に広い店舗となった。
独立して仙川の店舗を開業したときから、奇をてらわない「中華そば」で、老若男女問わず長く地元に愛される店にしたいという思いがあったが、狛江の店舗に移ってテーブル席も増えたため、小さな子供連れのお客さんも気兼ねなく食事できる環境となった。
店内入口に券売機があり、メニューは中華そば(1200円)、塩そば(1200円)、煮干しそば(1200円)の三本柱で、味玉やわんたん、特製など各種トッピング付きのラインナップ。麺は細麺と太麺が選べる。
●特製中華そば(豚チャーシュー)1680円+麺大盛り 200円
昨年9月の狛江移転後から毎週のように通っていて、おそらく30回以上は来ているが、食べているのは醤油(中華そば)が9割。塩も煮干しも都内トップクラスの美味しさだけど、やはり醤油の完成度がすば抜けている。
3種類の地鶏を使った鶏清湯スープは透明感がありながら、鶏の旨味をしっかり抽出している。見た目はあっさりした淡麗系ラーメンに見えるが、自家製の鶏油(チーユ)もたっぷり浮かせてあってコクが深く、食後の満足感も高い。
醤油ダレは濃口や薄口、たまり醤油、白醤油など日本各地から厳選した9種類の醤油を合わせて、華やかで繊細かつ重厚なスープを完成させている。醤油ダレのメインには火入れをしていない生醤油を使用しており、醤油の「色気」を大事にして、甘美な味わいに仕上げている。
麺は今回は太麺をチョイス。細麺、太麺とも自家製麺で、細麺は滑らかな喉ごしでスープとの一体感があり、太麺はもぐもぐと麺をよく噛むので小麦の味を楽しめる。
トッピングのチャーシューは豚バラと豚肩ロースが1枚ずつ。特製トッピングで豚モモのチャーシューと味玉1個、ワンタン2個が追加。ワンタンは餡を丸く包んだてるてる坊主型で、餡はしっかり肉の旨味があり、ツルツルの皮の舌触りも絶妙。
スープ、麺、具材と全てのパーツの完成度が桁外れで、丼の中の全てが完全無欠。さらに特定の要素が突出することなく繊細なチューニングで全体のまとまりのある。スタッフに任せることなく、店主自ら一杯一杯丁寧に作り上げるので、いつ行ってもブレがなく毎回神がかった美味しさ。
2025/07/29 更新
2025/06 訪問
豚バラチャーシューや特製の鶏チャーシューがマイナーチェンジ(#中華そばしば田)
中華そば しば田
(東京都狛江市/最寄駅:狛江)
小田急線・狛江駅から徒歩1分、改札を出て左手の北口から左に曲がり、駅沿いの側道をそのまま進んだ先にあるコニュニティーセンター「泉の森会館」の1階に2024年9月に移転リニューアルオープンした「中華そば しば田」。
元々は京王線・仙川駅から徒歩10分ほどの調布市若葉町の成城富士見通りに沿いで2013年に創業。以前の店舗は駅から遠い立地ながら、行列の絶えない人気店で、「TRYラーメン大賞」や「ラーメンWalkerグランプリ」など、ラーメン専門誌でも毎年のように受賞歴を誇り、都内屈指の名店としての地位を確立してきた。
食べログの「ラーメン百名店」は2017年から7年連続選出。食べログの点数が★4.0を超えたお店がノミネートされる「食べログアワード」(The Tabelog Award)でも2020年、2021年で「Bronze」を受賞している。
この日は平日夜19:45頃に訪問し並びなしで入店。超人気店ながら基本的に早仕舞いがなく営業時間の20:30までに並べば食べられる安心感も重要なポイント。
●特製中華そば(地鶏チャーシュー) 1720円
スープのベースは丹波黒どり、薩摩地鶏、名古屋コーチンなど複数の地鶏でとった鶏清湯で、見た目はあっさりした淡麗系ラーメンに見えるが、鶏の旨味をしっかり抽出した濃密な味わい。鶏油(チーユ)もたっぷり浮かせてあってコクも深く、上品さと力強さを兼ね備えた洗練された一杯。
醤油ダレは濃口や薄口、たまり醤油、白醤油など日本各地から厳選した9種類の醤油を合わせて、華やかで繊細かつ重厚なスープを完成させている。醤油ダレのメインには火入れをしていない生醤油を使用しており、醤油の「色気」を大事にして、甘美な味わいに仕上げている。
2025年5月から特製の鶏チャーシューの使用食材が変更になり、「丹波赤どり」(銘柄鶏)のむね肉から「丹波黒どり」(地鶏)のもも肉へ変更となっている。調理法も変わってしっとりした低温調理の鶏むね肉から、皮目をパリッと焼き上げたジューシィな鶏もも肉となり、鶏の香りも加わってさらに食べ応えが増した。
さらに2025年6月からバラチャーシューが「吊るし焼き」から「煮豚」に変更となった。最近、比内地鶏の生産者と新しく取引するようになり、スープに使っているそうで、比内地鶏特有の伸びやかな甘みを伴う旨み、香りを丼の中で純粋に伝えたいという意図で、燻製香のある吊るし焼きではなく、香りを邪魔しない煮豚に変えたそうだ。
麺は細麺、太麺から選べる。細麺は口当たりが滑らかで喉ごしがよくスープとの一体感がある。太麺はもぐもぐと麺をよく噛むので小麦の味を楽しめる。個人的には細麺の方が好みだが、やや柔らかめなので、コシのある麺が好きな人には太麺がおすすめ。
スープ、麺、具材と全てのパーツの完成度が桁外れで、丼の中の全てが極上。狛江に移転後はほぼ毎週のように訪問しているが、いつ行ってもブレはなく毎回神がかった美味しさ。仙川時代も何度か訪問しているが、どんどんブラッシュアップされている印象。以前と比べて店舗も広くなり、色んなことに挑戦できる環境が整ったのだろう。
●炊き込みご飯 200円
醤油ダレで炊いで鶏油を混ぜ込んだ炊き込みご飯は醤油の旨味や深みのあるコクをダイレクトに味わえる。たっぷりの切り落としチャーシューに加えて、刻んだ椎茸も入っていて、醤油(グルタミン酸)と椎茸(グアニル酸)の旨味成分の相乗効果が楽しめる。
以前食べた炊き込みご飯では感じなかったが、この日は煮干しの香りもあったので、炊くときに煮干し出汁を加えたか、炊き上がった後に煮干しを漬け込んだ香味油を混ぜたのかもしれない。頻繁に来店すると味のブラッシュアップにつながる日々の試行錯誤に気付くことが出来る。
2025/06/12 更新
2025/06 訪問
「都内最高の醤油ラーメン」との呼び声も高い名店中の名店(#中華そばしば田)
中華そば しば田
(東京都狛江市/最寄駅:狛江)
小田急線 狛江駅から徒歩1分、駅沿いの側道をそのまま進んだ先にあるコニュニティーセンター「泉の森会館」の1階に2024年9月に移転オープンした「中華そば しば田」。
調布市若葉町の成城富士見通りに沿いで2013年創業。最寄駅の京王線・仙川駅からは徒歩15分以上離れた立地ながら、創業以来行列が絶えることがなく、一時期は食べログ点数★4.0超えで、日本全国のラーメン店で一位に輝いていたこともある。
この日は平日夜の閉店間際の20:30ギリギリに滑り込み。超人気店ながら基本的に早仕舞いがなく営業時間終了の20:30までに並べば食べられる安心感も重要なポイント。
店内入口に券売機があり、メニューは中華そば(1200円)、塩そば(1200円)、煮干しそば(1200円)の三本柱で、味玉やわんたん、特製など各種トッピング付きのラインナップ。麺は細麺と太麺が選べる。
⚫︎特製中華そば(豚チャーシュー) 1680円
スープのベースは丹波黒どり、薩摩地鶏、名古屋コーチンの3種類の地鶏でとった鶏清湯で、見た目はあっさりした淡麗系ラーメンに見えるが、鶏の旨味をしっかり抽出した濃密な味わい。鶏油(チーユ)もたっぷり浮かせてあってコクも深く、上品さと力強さを兼ね備えた洗練された一杯。
醤油ダレは濃口や薄口、たまり醤油、白醤油など日本各地から厳選した9種類の醤油を合わせて、華やかで繊細かつ重厚なスープを完成させている。醤油ダレのメインには火入れをしていない生醤油を使用しており、醤油の「色気」を大事にして、甘美な味わいに仕上げている。
自家製麺の細麺はシルクのような滑らかな食感で一般的な中華麺よりも長めに切られているのでたっぷりとスープを持ち上げる。芳ばしい燻製の香りのチャーシューも秀逸。丼に顔を近づけると、鶏の香りと醤油の香り、チャーシューの燻製の香りが合わさって、味だけでなく香りの重ね方も秀逸。
トッピングのチャーシューは豚バラと豚肩ロースが1枚ずつ。チャーシューも特筆の美味しさ。特製トッピングで豚モモのチャーシューと味玉1個、ワンタン2個が追加。味玉は黄身がとろりとした半熟。
スープ、麺、具材と全てのパーツの完成度が桁外れで、丼の中の全てが完全無欠。さらに特定の要素が突出することなく繊細なチューニングで全体のまとまりのある。狛江に移転後は毎週のように訪問しているが、いつ行ってもブレはなく毎回神がかった美味しさ。
2025/06/09 更新
2025/05 訪問
店内で火入れする生醤油や香ばしい吊るし焼きチャーシューなど香りの重ね方も秀逸(#中華そばしば田)
中華そば しば田
(東京都狛江市/最寄駅:狛江)
小田急線・狛江駅から徒歩1分、改札を出て左手の北口から左に曲がり、駅沿いの側道をそのまま進んだ先にあるコニュニティーセンター「泉の森会館」の1階に2024年9月に移転リニューアルオープンした「中華そば しば田」。
元々は京王線・仙川駅から徒歩10分ほどの調布市若葉町の成城富士見通りに沿いで2013年に創業。以前の店舗は駅から遠い立地ながら、行列の絶えない人気店で、「TRYラーメン大賞」や「ラーメンWalkerグランプリ」など、ラーメン専門誌でも毎年のように受賞歴を誇り、都内屈指の名店としての地位を確立してきた。
食べログの「ラーメン百名店」は2017年から7年連続選出。食べログの点数が★4.0を超えたお店がノミネートされる「食べログアワード」(The Tabelog Award)でも2020年、2021年で「Bronze」を受賞している。
店内入口に券売機があり、メニューは中華そば(1200円)、塩そば(1200円)、煮干しそば(1200円)の三本柱で、味玉やわんたん、特製など各種トッピング付きのラインナップ。麺は細麺と太麺が選べる。
⚫︎特製中華そば(豚チャーシュー) 1680円+麺大盛り 200円
狛江移転後は家から近くなったことあってこの半年でかれこれ20回以上通っているが、食べているのは中華そば(醤油)が9割。塩も煮干しも都内トップクラスの美味しさだけど、やはり醤油の完成度がすば抜けている。
3種類の地鶏を使った鶏清湯スープは透明感がありながら、鶏の旨味をしっかり抽出している。見た目はあっさりした淡麗系ラーメンに見えるが、自家製の鶏油(チーユ)もたっぷり浮かせてあってコクが深く、食後の満足感も高い。
醤油ダレは濃口や薄口、たまり醤油、白醤油など日本各地から厳選した9種類の醤油を合わせて、華やかで繊細かつ重厚なスープを完成させている。
麺は今回は太麺をチョイス。細麺、太麺とも自家製麺で、細麺は滑らかな喉ごしでスープとの一体感があり、太麺はもぐもぐと麺をよく噛むので小麦の味を楽しめる。
トッピングのチャーシューは豚バラと豚肩ロースが1枚ずつ。特製トッピングで豚モモのチャーシューと味玉1個、ワンタン2個が追加。ワンタンは餡を丸く包んだてるてる坊主型で、餡はしっかり肉の旨味があり、ツルツルの皮の舌触りも絶妙。
豚バラと豚モモは吊るし焼きチャーシューならではの燻製の香りがたまらない。丼に鼻を近づければスープの芳醇な鶏の香りと色気のある生醤油の香りに加えて、燻製の香りも重なって、味だけでなく香りの重ね方も秀逸。
2025/07/29 更新
2025/05 訪問
「都内最高の醤油ラーメン」との呼び声も高い名店中の名店(#中華そばしば田)
中華そば しば田
(東京都狛江市/最寄駅:狛江)
小田急線・狛江駅から徒歩1分、改札を出て左手の北口から左に曲がり、駅沿いの側道をそのまま進んだ先にあるコニュニティーセンター「泉の森会館」の1階に2024年9月に移転リニューアルオープンした「中華そば しば田」。
元々は京王線・仙川駅から徒歩10分ほどの調布市若葉町の成城富士見通りに沿いで2013年に創業。以前の店舗は駅から遠い立地ながら、行列の絶えない人気店で、「TRYラーメン大賞」や「ラーメンWalkerグランプリ」など、ラーメン専門誌でも毎年のように受賞歴を誇り、都内屈指の名店としての地位を確立してきた。
食べログの「ラーメン百名店」は2017年から7年連続選出。食べログの点数が★4.0を超えたお店がノミネートされる「食べログアワード」(The Tabelog Award)でも2020年、2021年で「Bronze」を受賞している。
この日は平日19:50頃に到着し5人待ち。10分ほど並んで入店。超人気店ながら基本的に早仕舞いがなく営業終了の20:30までに並べば食べられる安心感も重要なポイント。
店内入口に券売機があり、メニューは中華そば(1200円)、塩そば(1200円)、煮干しそば(1200円)の三本柱で、味玉やわんたん、特製など各種トッピング付きのラインナップ。麺は細麺と太麺が選べる。
⚫︎中華そば 1200円
スープのベースは丹波黒どり、薩摩地鶏、名古屋コーチンなど複数の地鶏を中心に使い、濁らせないように丁寧に炊き込んで旨みを抽出した鶏清湯。
先日放送された「ラーメンを食べる」で仕込みの様子が流れていたが、大きな寸胴に溢れそうなほどの大量の鶏ガラや丸鶏を投入していた。1日に約100キロもの鶏を使用するそうで、他店とも比べて格段に多い量。スープには相当な原価をかけているようだ。全体の内に何割かは親鶏を使っており、親鶏特有の厚みのある旨みを引き出している。
大量の地鶏を使用しているので、透明感がある清湯スープなのに驚くほど鶏の旨みがたっぷり。また、少量のマッシュルームを隠し味に追加しており、動物系の旨味成分(イノシン酸)だけでなくマッシュルーム由来の旨味成分(グルタミン酸、グアニル酸)もわずかに加わることで、重層的で深みのある味わいを生み出している。
仕上げ油はスープを作る際に寸胴に浮かんできた自家製の鶏油(チーユ)。親鶏独特のまったりとした口当たりとまろやかな甘みがある黄金色の鶏油で、上質なスープと合わさって華やかで芳醇な鶏の香りが鼻腔をかけ抜ける。
タレは薄口醤油や濃口醤油や白醤油、たまり醤油、再仕込み醤油、しょっつる(秋田の魚醤)など日本各地から厳選した醤油を独自の配合でブレンド。火入れしていない生醤油を中心に使い、店主自ら火入れを行うことで、醤油の香りがピークに達した瞬間を見極めている。生醤油は同じ銘柄の醤油でも微生物の発酵の状態によってブレがあるため、毎回微調整が必要なとても繊細な作業なのだそう。
麺は店内の製麺室で毎日打つ自家製麺。ストレートの細麺は北海道産のハルユタカなど3種類の国産小麦をブレンドし、やや柔らかめ茹で上げることで小麦の甘みを引き出し、独特のしなやかさが出てスープとの一体感を生んでいる。滑らかな麺肌で喉ごしがよく、やや長めに切られているのでスープをより多く口に運んで余韻を楽しめるようになっている。
チャーシューは茨城県産の銘柄豚「瑞穂のいも豚」を使用。バラ肉はタレに漬けた後に釜で吊るして焼くことで、タレが滴り落ち、それが煙になって芳ばしい香りを纏う。醤油ダレが燻された香りが醤油スープの香りと合わさって相性抜群。ロース肉は塩ダレに漬けて低温調理することでしっとり柔らかく仕上げている。
スープ、麺、具材と全てのパーツの完成度が桁外れで、丼の中の全てが極上。狛江に移転後は20回以上訪問しているが、スタッフに任せることなく、店主自ら一杯一杯丁寧に作り上げるので、いつ行ってもブレがなく毎回神がかった美味しさ。
2025/05/13 更新
2025/04 訪問
店内で火入れする生醤油や香ばしい吊るし焼きチャーシューなど香りの重ね方も秀逸(#中華そばしば田)
中華そば しば田
(東京都狛江市/最寄駅:狛江)
小田急線・狛江駅から徒歩1分、改札を出て左手の北口から左に曲がり、駅沿いの側道をそのまま進んだ先にあるコニュニティーセンター「泉の森会館」の1階に2024年9月に移転リニューアルオープンした「中華そば しば田」。
元々は京王線・仙川駅から徒歩10分ほどの調布市若葉町の成城富士見通りに沿いで2013年に創業。以前の店舗は駅から遠い立地ながら、行列の絶えない人気店で、「TRYラーメン大賞」や「ラーメンWalkerグランプリ」など、ラーメン専門誌でも毎年のように受賞歴を誇り、都内屈指の名店としての地位を確立してきた。
食べログの「ラーメン百名店」は2017年から7年連続選出。食べログの点数が★4.0を超えたお店がノミネートされる「食べログアワード」(The Tabelog Award)でも2020年、2021年で「Bronze」を受賞している。
この日は平日夜19時30分頃に訪問し10人ほどの行列。超人気店ながら基本的に早仕舞いがなく営業時間の20時30分までに並べば食べられる安心感も重要なポイント。
⚫︎特製中華そば(豚チャーシュー) 1680円+麺大盛り 200円
醤油ダレは濃口や薄口、たまり醤油、白醤油など日本各地から厳選した9種類の醤油を合わせて、華やかで繊細かつ重厚なスープを完成させている。醤油ダレのメインには火入れをしていない生醤油を使用しており、醤油の「色気」を大事にして、甘美な味わいに仕上げている。
麺は今回は太麺をチョイス。細麺、太麺とも自家製麺で、細麺は滑らかな喉ごしでスープとの一体感があり、太麺はもぐもぐと麺をよく噛むので小麦の味を楽しめる。
トッピングのチャーシューは豚バラと豚肩ロースが1枚ずつ。特製トッピングで豚モモのチャーシューと味玉1個、ワンタン2個が追加。ワンタンは餡を丸く包んだてるてる坊主型で、餡はしっかり肉の旨味があり、ツルツルの皮の舌触りも絶妙。
2025/05/28 更新
2025/04 訪問
「煮干しそば」も煮干し専門の有名店と比較しても遜色ないクオリティ(#中華そばしば田)
中華そば しば田
(東京都狛江市/最寄駅:狛江)
小田急線 狛江駅から徒歩1分、改札を出て左手の北口から左に曲がり、駅沿いの側道をそのまま進んだ先にあるコニュニティーセンター「泉の森会館」の1階にある「中華そば しば田」。
元々は京王線 仙川駅から徒歩10分ほどの調布市若葉町の成城富士見通りに沿いで2013年に創業。以前の店舗は駅から離れた立地ながら、行列の絶えない人気店で、「TRYラーメン大賞」や「ラーメンWalkerグランプリ」など、ラーメン専門誌でも毎年のように受賞歴を誇り、都内屈指の名店としての地位を確立してきた。
「食べログラーメン百名店」は2017年から7年連続選出。食べログの点数が★4.0を超えたお店がノミネートされる「食べログアワード」(The Tabelog Award)でも2020年、2021年で「Bronze」を受賞している。
2024年9月に狛江駅近くに移転オープン。この日は平日昼14時ごろに訪問し並びなしで入店。店舗のレイアウトはカウンター8席と6人掛けテーブル2卓の合計20席。店舗面積約7.5坪でカウンター8席のみだった仙川時代の店舗と比べると倍以上に広くなった。
店内入口に券売機があり、メニューは中華そば(1200円)、塩そば(1200円)、煮干しそば(1200円)の三本柱で、味玉やわんたん、特製など各種トッピング付きのラインナップ。麺は細麺(切り刃24番使用)と太麺(切り刃16番使用)が選べる。
●特製煮干しそば(豚チャーシュー) 1680円+麺大盛り 200円
久しぶりに煮干しそばをチョイス。狛江移転後はかれこれ20回以上訪問しているが、煮干しは今回で3回目。大量の煮干しを濁らせないように丁寧に旨味を抽出した魚介スープは透き通ってたクリアな見た目だが、煮干しの香りと力強い旨味とともに独特のビターな風味も感じる。
煮干し本来の風味を邪魔しないよう、醤油ダレは中華そばの半分程度にし、香りの高い白醤油を使っているそうだ。スープに浮かべる鶏油(チーユ)の量も控えめにして、煮干しの芳醇な香りが前面に出るようにしている。煮干しラーメン専門の人気店と比べても遜色ない出来映え。
中華そば(醤油)と塩そばは丸鶏を使った鶏清湯スープだが、鶏も煮干しもどちらも素材の味の活かし方をよく研究している。地鶏はまろやかな旨味、煮干しはシャープな苦味と、それぞれ味の方向性として正反対の素材を、どちらも遜色なくハイクオリティな一杯まとめ上げるセンスはさすがだ。
麺は細麺、太麺とも自家製麺。細麺は滑らかな喉ごしでスープとの一体感があり、太麺はもぐもぐと麺をよく噛むので小麦の味を楽しめる。
●炊き込みご飯 200円
醤油ダレで炊いで鶏油を混ぜ込んだ炊き込みご飯は醤油の旨味や深みのあるコクをダイレクトに味わえる。たっぷりの切り落としチャーシューに加えて、刻んだ椎茸も入っていて、醤油(グルタミン酸)と椎茸(グアニル酸)の旨味成分の相乗効果が楽しめる。
2025/04/23 更新
2025/04 訪問
「都内最高の醤油ラーメン」との呼び声も高い名店中の名店(#中華そばしば田)
中華そば しば田
(東京都狛江市/最寄駅:狛江)
小田急線 狛江駅から徒歩1分、改札を出て左手の北口から左に曲がり、駅沿いの側道をそのまま進んだ先にあるコニュニティーセンター「泉の森会館」の1階にある「中華そば しば田」。
元々は京王線 仙川駅から徒歩10分ほどの調布市若葉町の成城富士見通りに沿いで2013年に創業。以前の店舗は駅から離れた立地ながら、行列の絶えない人気店で、「TRYラーメン大賞」や「ラーメンWalkerグランプリ」など、ラーメン専門誌でも毎年のように受賞歴を誇り、都内屈指の名店としての地位を確立してきた。
「食べログラーメン百名店」は2017年から7年連続選出。食べログの点数が★4.0を超えたお店がノミネートされる「食べログアワード」(The Tabelog Award)でも2020年、2021年で「Bronze」を受賞している。
2024年9月に狛江駅近くに移転オープン。移転してから半年以上経過したが、連日行列が絶えず、この日は平日の19:50頃に到着して約10人待ち。20分ほど並んで入店。行列店ながら基本的に早仕舞いがなく20:30の営業終了までに並べば必ず食べられる安心感もポイントが高い。
店内入口に券売機があり、メニューは中華そば(1200円)、塩そば(1200円)、煮干しそば(1200円)の三本柱で、味玉やわんたん、特製など各種トッピング付きのラインナップ。
麺は自家製麺で細麺と太麺が選べる。元々は細麺一本だったが、仙川時代の2023年頃から夜営業限定で太麺が選べるようになり、狛江移転後は昼・夜とも細麺と太麺が選択できるようになった。
細麺(切り刃24番使用)は滑らかで啜り心地のよい麺でスープと一体感があり、太麺(切り刃16番使用)は手揉みのちぢれが加わったもぐもぐと噛みごたえのある食感。どちらもおすすめだが、初めてなら定番の細麺から味わう方がよいと思う。
⚫︎特製中華そば(豚チャーシュー) 1680円
スープのベースは丹波黒どり、薩摩地鶏、名古屋コーチンの3種類の地鶏でとった鶏清湯で、見た目はあっさりした淡麗系ラーメンに見えるが、鶏の旨味をしっかり抽出した濃密な味わい。鶏油(チーユ)もたっぷり浮かせてあってコクも深く、上品さと力強さを兼ね備えた洗練された一杯。
醤油ダレは濃口や薄口、たまり醤油、白醤油など日本各地から厳選した9種類の醤油を合わせて、華やかで繊細かつ重厚なスープを完成させている。醤油ダレのメインには火入れをしていない生醤油を使用しており、醤油の「色気」を大事にして、甘美な味わいに仕上げている。
自家製麺の細麺はシルクのような滑らかな食感で一般的な中華麺よりも長めに切られているのでたっぷりとスープを持ち上げる。芳ばしい燻製の香りのチャーシューも秀逸。丼に顔を近づけると、鶏の香りと醤油の香り、チャーシューの燻製の香りが合わさって、味だけでなく香りの重ね方も秀逸。
スープ、麺、具材と全てのパーツの完成度が桁外れで、丼の中の全てが完全無欠。さらに特定の要素が突出することなく繊細なチューニングで全体のまとまりのある。狛江に移転後は毎週のように訪問しているが、いつ行ってもブレはなく毎回神がかった美味しさ。
トッピングのチャーシューは豚バラと豚肩ロースが1枚ずつ。チャーシューも特筆の美味しさ。特製トッピングで豚モモのチャーシューと味玉1個、ワンタン2個が追加。味玉は黄身がとろりとした半熟。ワンタンは餡を丸く包んだてるてる坊主型で、餡はしっかり肉の旨味があり、ツルツルの皮の舌触りも絶妙。
2025/04/16 更新
2025/03 訪問
醤油の名店として有名だが塩も都内トップクラスの美味しさ(#中華そばしば田)
中華そば しば田
(東京都狛江市/最寄駅:狛江)
小田急線・狛江駅から徒歩1分、改札を出て左手の北口から左に曲がり、駅沿いの側道をそのまま進んだ先にあるコニュニティーセンター「泉の森会館」の1階に2024年9月に移転リニューアルオープンした「中華そば しば田」。
元々は京王線・仙川駅から徒歩10分ほどの調布市若葉町の成城富士見通りに沿いで2013年に創業。以前の店舗は駅から遠い立地ながら、行列の絶えない人気店で、「TRYラーメン大賞」や「ラーメンWalkerグランプリ」など、ラーメン専門誌でも毎年のように受賞歴を誇り、都内屈指の名店としての地位を確立してきた。
食べログの「ラーメン百名店」は2017年から7年連続選出。食べログの点数が★4.0を超えたお店がノミネートされる「食べログアワード」(The Tabelog Award)でも2020年、2021年で「Bronze」を受賞している。
店主の柴田貴史さんは、元々大のラーメン好きで仕事はクラブハウスの音響スタッフをしていたが、ラーメン職人を目指そうと一念発起し、「麺屋武蔵」グループに入社。その後、自身のラーメンに対する幅を広げたい思いから、様々な限定ラーメンを変幻自在に提供していた吉祥寺の「音麺酒家 楽々」で修業。
ラーメン業界で合計6年ほどの経験を積み、2013年に「音麺酒家 楽々」の閉店を機に独立。調布市若葉町で「中華そば しば田」を開業。
材料を惜しまずラーメン作りに励むために家賃を抑えられるようにと、仙川駅から徒歩10分以上離れた住宅街の立地を選んだが、ラーメンブロガーを中心にクチコミで美味しさが広がり、連日大行列ができる超人気店となった。
店主が近隣の国領で生まれ育ったため、元々土地勘のある狛江周辺でも物件を探していたそうだが、2024年8月に狛江駅前で長年営業していた「つきじ天六」という天ぷら屋が閉店することになり、理想的な立地と店舗面積のテナントだったため、今回移転を決めたそうだ。
店舗のレイアウトはカウンター8席と6人掛けテーブル2卓の合計20席。店舗面積が約7.5坪でカウンター8席のみだった仙川時代の店舗を比べると倍以上に広い店舗となった。
独立して仙川の店舗を開業したときから、奇をてらわない「中華そば」で、老若男女問わず長く地元に愛される店にしたいという思いがあったが、狛江の店舗に移ってテーブル席も増えたため、小さな子供連れのお客さんも気兼ねなく食事できる環境となった。
この日は平日19:50頃に到着し15人待ち。30分ほど並んで入店。超人気店ながら基本的に早仕舞いがなく営業終了の20:30までに並べば食べられる安心感も重要なポイント。
店内入口に券売機があり、メニューは中華そば(1200円)、塩そば(1200円)、煮干しそば(1200円)の三本柱で、味玉やわんたん、特製など各種トッピング付きのラインナップ。麺は細麺と太麺が選べる。
⚫︎特製塩そば(豚チャーシュー) 1680円
久しぶりに塩そば(細麺)をチョイス。塩そばのベースは中華そば(醤油)と同じく3種類の地鶏でとった鶏清湯で、さらに魚介出汁を効かせた塩ダレを合わせていて、中華そば(醤油)とはひと味違った重層的な旨味がある。
丼に顔を近づけたときに感じる香りについては、やはり中華そば(醤油)の方が生醤油ならではの芳醇さと深みがあるが、塩そば用のタレには牡蠣やアサリ、昆布、本枯れ節などが加わり、醤油と比べると使用している食材が多いので、個性的な旨味が幾重にも重なり、温度の変化によるスープの味わいの変化も醤油と比べて大きく感じる。
⚫︎炊き込みご飯 200円
醤油ダレで炊いた炊き込みご飯は醤油の旨味や深みのあるコクをダイレクトに味わえる。たっぷりの切り落としチャーシューに加えて、刻んだ椎茸も入っていて、醤油(グルタミン酸)と椎茸(グアニル酸)の旨味成分の相乗効果が楽しめる。
2025/04/03 更新
2025/03 訪問
「都内最高の醤油ラーメン」との呼び声も高い名店中の名店(#中華そばしば田)
中華そば しば田
(東京都狛江市/最寄駅:狛江)
小田急線 狛江駅から徒歩1分、駅沿いの側道をそのまま進んだ先にあるコニュニティーセンター「泉の森会館」の1階に2024年9月に移転オープンした「中華そば しば田」。
調布市若葉町の成城富士見通りに沿いで2013年創業。以前の店舗は駅から遠い立地ながら、行列の絶えない人気店で、「TRYラーメン大賞」や「ラーメンWalkerグランプリ」など、ラーメン専門誌でも毎年のように受賞歴を誇り、都内屈指の名店としての地位を確立してきた。
食べログの「ラーメン百名店」は2017年から7年連続選出。食べログの点数が★4.0を超えたお店がノミネートされる「食べログアワード」(The Tabelog Award)でも2020年、2021年で「Bronze」を受賞している。
狛江への移転リニューアルに伴い、食べログの点数は一度リセットされたが、連日新規の高評価のクチコミが投稿されて点数はうなぎ登り。移転から約半年経過した2025年3月時点で、★3.98と首都圏のラーメン店でTOP5に入る高評価となっている。
平日20:15到着で7人待ち。20分ほど並んで入店。超人気店ながら基本的に早仕舞いがなく営業終了の20:30までに並べば食べられる安心感も重要なポイント。
ここ最近は平日20時を超えても並びができる日はほとんどなかったが、3月11日にBS-TBSの人気ラーメン番組「ラーメンを食べる」で紹介された影響もあるのだろうか。
店内入口に券売機があり、メニューは中華そば(1200円)、塩そば(1200円)、煮干しそば(1200円)の三本柱で、味玉やわんたん、特製など各種トッピング付きのラインナップ。麺は細麺と太麺が選べる。
⚫︎特製中華そば(鶏チャーシュー) 1680円
スープのベースは丹波黒どり、薩摩地鶏、名古屋コーチンなど複数の地鶏を中心に使い、濁らせないように丁寧に炊き込んで旨みを抽出した鶏清湯。
先日放送された「ラーメンを食べる」で仕込みの様子が流れていたが、大きな寸胴に溢れそうなほどの大量の鶏ガラや丸鶏を投入していた。1日に約100キロもの鶏を使用するそうで、他店とも比べて格段に多い量。スープには相当な原価をかけているようだ。全体の内に何割かは親鶏を使っており、親鶏特有の厚みのある旨みを引き出している。
大量の地鶏を使用しているので、透明感がある清湯スープなのに驚くほど鶏の旨みがたっぷり。また、少量のマッシュルームを隠し味に追加しており、動物系の旨味成分(イノシン酸)だけでなくマッシュルーム由来の旨味成分(グルタミン酸、グアニル酸)もわずかに加わることで、重層的で深みのある味わいを生み出している。
仕上げ油はスープを作る際に寸胴に浮かんできた自家製の鶏油(チーユ)。親鶏独特のまったりとした口当たりとまろやかな甘みがある黄金色の鶏油で、上質なスープと合わさって華やかで芳醇な鶏の香りが鼻腔をかけ抜ける。
タレは薄口醤油や濃口醤油や白醤油、たまり醤油、再仕込み醤油、しょっつる(秋田の魚醤)など日本各地から厳選した醤油を独自の配合でブレンド。火入れしていない生醤油を中心に使い、店主自ら火入れを行うことで、醤油の香りがピークに達した瞬間を見極めている。生醤油は同じ銘柄の醤油でも微生物の発酵の状態によってブレがあるため、毎回微調整が必要なとても繊細な作業なのだそう。
麺は店内の製麺室で毎日打つ自家製麺。ストレートの細麺は北海道産のハルユタカなど3種類の国産小麦をブレンドし、やや柔らかめ茹で上げることで小麦の甘みを引き出し、独特のしなやかさが出てスープとの一体感を生んでいる。滑らかな麺肌で喉ごしがよく、やや長めに切られているのでスープをより多く口に運んで余韻を楽しめるようになっている。
チャーシューは茨城県産の銘柄豚「瑞穂のいも豚」を使用。バラ肉はタレに漬けた後に釜で吊るして焼くことで、タレが滴り落ち、それが煙になって芳ばしい香りを纏う。醤油ダレが燻された香りが醤油スープの香りと合わさって相性抜群。ロース肉は塩ダレに漬けて低温調理することでしっとり柔らかく仕上げている。
スープ、麺、具材と全てのパーツの完成度が桁外れで、丼の中の全てが極上。狛江に移転後はほぼ毎週のように訪問しているが、いつ行ってもブレはなく毎回神がかった美味しさ。仙川時代も何度か訪問しているが、どんどんブラッシュアップされている印象。以前と比べて店舗も広くなり、色んなことに挑戦できる環境が整ったのだろう。
2025/04/03 更新
2025/02 訪問
醤油の名店として有名だが塩も都内トップクラスの美味しさ(#中華そばしば田)
中華そば しば田
(東京都狛江市/最寄駅:狛江)
⚫︎特製塩そば(豚チャーシュー) 1680円+麺大盛り 200円
小田急線 狛江駅から徒歩1分、駅沿いの側道をそのまま進んだ先にあるコニュニティーセンター「泉の森会館」の1階に2024年9月に移転オープンした「中華そば しば田」。
調布市若葉町の成城富士見通りに沿いで2013年創業。最寄駅の京王線・仙川駅からは徒歩15分以上離れた立地ながら、創業以来行列が絶えることがなく、一時期は食べログ点数★4.0超えで、日本全国のラーメン店で一位に輝いていたこともある。
この日は平日夜の閉店間際の20:20頃に訪問。3人待ちで5分ほど並んで店。超人気店ながら基本的に早仕舞いがなく営業時間終了の20:30までに並べば食べられる安心感も重要なポイント。
店内入口に券売機あり、メニューは中華そば(1200円)、塩そば(1200円)、煮干しそば(1200円)の三本柱で、味玉やわんたん、特製など各種トッピング付きのラインナップ。麺は細麺(切り刃24番使用)と太麺(切り刃16番使用)が選べる。
久しぶりに塩そば(細麺)をチョイス。塩そばのベースは中華そば(醤油)と同じく3種類の地鶏でとった鶏清湯で、さらに魚介出汁を効かせた塩ダレを合わせていて、中華そば(醤油)とはひと味違った重層的な旨味がある。
スープ、麺、具材と全てのパーツの完成度が桁外れで、丼の中の全てが完全無欠。さらに特定の要素が突出することなく繊細なチューニングで全体のまとまりのある。狛江に移転後は毎週のように訪問しているが、いつ行ってもブレはなく毎回神がかった美味しさ。
2025/04/03 更新
2025/02 訪問
塩も煮干しも都内トップクラスの美味しさだけどやっぱり醤油が別格(#中華そばしば田)
中華そば しば田
(東京都狛江市/最寄駅:狛江)
⚫︎特製中華そば(豚チャーシュー) 1680円+麺大盛り 200円
小田急線 狛江駅から徒歩1分、駅沿いの側道をそのまま進んだ先にあるコニュニティーセンター「泉の森会館」の1階に2024年9月に移転オープンした「中華そば しば田」。
調布市若葉町の成城富士見通りに沿いで2013年創業。以前の店舗は駅から遠い立地ながら、行列の絶えない人気店で、「TRYラーメン大賞」や「ラーメンWalkerグランプリ」など、ラーメン専門誌でも毎年のように受賞歴を誇り、都内屈指の名店としての地位を確立してきた。
「食べログラーメン百名店」は2017年から7年連続選出。食べログの点数が★4.0を超えたお店がノミネートされる「食べログアワード」(The Tabelog Award)でも2020年、2021年で「Bronze」を受賞している。
この日は平日夜19時50分頃に訪問。待ちなしでそのまま入店。超人気店ながら基本的に早仕舞いがなく営業時間の20時30分までに並べば食べられる安心感も重要なポイント。
店内入口に券売機があり、メニューは中華そば(1200円)、塩そば(1200円)、煮干しそば(1200円)の三本柱で、味玉やわんたん、特製など各種トッピング付きのラインナップ。麺は細麺と太麺が選べる。
狛江移転後は週イチペースで通っていて、この4か月で14~15回ぐらい通っているが、食べているのは中華そば(醤油)が9割。塩も煮干しも都内トップクラスの美味しさだけど、やはり醤油の完成度がすば抜けている。
3種類の地鶏を使った鶏清湯スープは透明感がありながら、鶏の旨味をしっかり抽出している。見た目はあっさりした淡麗系ラーメンに見えるが、鶏油(チーユ)もたっぷり浮かせてあってコクが深く、食後の満足感も高い。
麺は太麺をチョイス。ランダムなちぢれがスープによく絡み、もっちりとしたコシが楽しめる食感。滑らかで喉越しのよい細麺と異なり、もぐもぐと噛んで味わうことで小麦の香りや甘みが口の中に広がる。
トッピングのチャーシューは豚バラと豚肩ロースが1枚ずつ。特製トッピングで豚モモのチャーシューと味玉1個、ワンタン2個が追加。ワンタンは餡を丸く包んだてるてる坊主型で、餡はしっかり肉の旨味があり、ツルツルの皮の舌触りも絶妙。
豚バラと豚モモは吊るし焼きチャーシューならではの燻製の香りがたまらない。丼に鼻を近づければスープの芳醇な鶏の香りと色気のある生醤油の香りに加えて、燻製の香りも重なって、味だけでなく香りの重ね方も秀逸。
2025/02/21 更新
2025/02 訪問
「都内最高の醤油ラーメン」との呼び声も高い名店中の名店(#中華そばしば田)
中華そば しば田
(東京都狛江市/最寄駅:狛江)
小田急線 狛江駅から徒歩1分、改札を出て左手の北口から左に曲がり、駅沿いの側道をそのまま進んだ先にあるコニュニティーセンター「泉の森会館」の1階に2024年9月に移転オープンした「中華そば しば田」。
調布市若葉町の成城富士見通りに沿いで2013年創業。以前の店舗は京王線 仙川駅から徒歩15分ほどの駅から離れた立地だったが、連日行列の絶えない人気店で、「TRYラーメン大賞」や「ラーメンWalkerグランプリ」など、ラーメン専門誌でも毎年のように受賞歴を誇り、都内屈指の名店としての地位を確立してきた。
「食べログラーメン百名店」は2017年から7年連続選出。食べログの点数が★4.0を超えたお店がノミネートされる「食べログアワード」(The Tabelog Award)でも2020年、2021年で「Bronze」を受賞している。
2024年9月に小田急線 狛江駅前に移転。移転後しばらくは毎日行列が続いたが、現在は平日夜なら並びがない日も出てきた。この日は平日20時頃に訪問し5人待ち。店内は20席あるので、一気に列が進んで5分ほどで店内へ。
店内入口に券売機があり、メニューは中華そば(1200円)、塩そば(1200円)、煮干しそば(1200円)の三本柱で、味玉やわんたん、特製など各種トッピング付きのラインナップ。麺は細麺と太麺から選べる。
⚫︎特製中華そば(豚チャーシュー) 1680円+麺大盛り 200円
スープのベースは丹波黒どり、薩摩地鶏、名古屋コーチンの3種類の地鶏でとった鶏清湯で、最近流行りの「水鶏系」(水と鶏だけでとったスープ)。見た目はあっさりした淡麗系ラーメンに見えるが、鶏の旨味をしっかり抽出した濃密な味わい。鶏油(チーユ)もたっぷり浮かせてあってコクも深く、上品さと力強さを兼ね備えた洗練された一杯。
醤油ダレは濃口や薄口、たまり醤油、白醤油など日本各地から厳選した9種類の醤油を合わせて、華やかで繊細かつ重厚なスープを完成させている。醤油ダレのメインには火入れをしていない生醤油を使用しており、醤油の「色気」を大事にして、甘美な味わいに仕上げている。
麺は今回は太麺をチョイス。細麺、太麺とも自家製麺で、細麺は滑らかな喉ごしでスープとの一体感があり、太麺はもぐもぐと麺をよく噛むので小麦の味を楽しめる。
スープ、麺、具材と全てのパーツの完成度が桁外れで、丼の中の全てが完全無欠。さらに特定の要素が突出することなく繊細なチューニングで全体のまとまりもある。
狛江に移転後は毎週のように訪問していて、いつ来ても100点満点の美味しさだが、たまに限界突破して110点、120点と感じる日がある。今回がまさにそれで120点だった。食べる側の体調や空腹状態もあるだろうが、生醤油やスープの状態、鶏油の鮮度なども関係するのだろうか。
2025/02/08 更新
2025/01 訪問
塩も煮干しも都内トップクラスの美味しさだけどやっぱり醤油が別格(#中華そばしば田)
中華そば しば田
(東京都狛江市/最寄駅:狛江)
小田急線 狛江駅から徒歩1分、駅沿いの側道をそのまま進んだ先にあるコニュニティーセンター「泉の森会館」の1階に9月24日(火)に移転オープンした「中華そば しば田」。
調布市若葉町の成城富士見通りに沿いで2013年創業。最寄駅の京王線・仙川駅からは徒歩15分以上離れた立地ながら、創業以来行列が絶えることがなく、一時期は食べログ点数★4.0超えで、日本全国のラーメン店で一位に輝いていたこともある。
超人気店の移転ということで、ラーメンファンの間で話題となり、移転オープンからしばらくは平日でも大勢の行列ができる日が続いたが、現在は比較的落ち着いていて、平日夜なら並ばずに入れる日もある。この日は夜営業の閉店間近の20時15分頃に訪問し、並びなし。
店内入口に券売機あり。メニューは中華そば(1200円)、塩そば(1200円)、煮干しそば(1200円)の三本柱で、味玉やわんたん、特製など各種トッピング付きのラインナップ。麺は細麺と太麺が選べる。
⚫︎特製中華そば(豚チャーシュー) 1680円
狛江に移転後は週イチペースで10回目以上訪問しているが、直近は5回以上連続で醤油の細麺に落ち着いている。塩も煮干しも都内トップクラスの美味しさだけど、やっぱり醤油は別格だ。醤油のコクと深み、鶏の旨味、香り、全てが至高。
スープはいわゆる「水鶏系」と呼ばれる最近の淡麗ラーメンの流行りのフォーマットで、豚骨や魚介出汁を使わずに「鶏と水だけ」でスープを作るという引き算の美学。厳選した複数の地鶏の丸鶏を使うことでシンプルながら深みのある味わいを生み出している。
自家製麺は太麺、細麺とも甲乙つけがたく、太麺の方が存在感があり、もぐもぐと麺をよく噛むので小麦の味を楽しめるが、細麺はシルキーで滑らかな喉ごしでスープとの一体感がある。
トッピングのチャーシューは豚バラと豚肩ロースが1枚ずつ。特製トッピングで豚モモのチャーシューと味玉1個、ワンタン2個が追加。ワンタンは餡を丸く包んだてるてる坊主型で、餡はしっかり肉の旨味があり、ツルツルの皮の舌触りも絶妙。
豚バラと豚モモは吊るし焼きチャーシューならではの燻製の香りがたまらない。丼に鼻を近づければスープの芳醇な鶏の香りと色気のある生醤油の香りに加えて、燻製の香りも重なって、味だけでなく香りの重ね方も秀逸。
⚫︎炊き込みご飯 200円
醤油ダレで炊いた炊き込みご飯は醤油の旨味や深みのあるコクをダイレクトに味わえる。たっぷりの切り落としチャーシューに加えて、刻んだ椎茸も入っていて、醤油(グルタミン酸)と椎茸(グアニル酸)の旨味成分の相乗効果が楽しめる。
2025/02/07 更新
2024/12 訪問
「都内最高の醤油ラーメン」との呼び声も高い名店中の名店(#中華そばしば田)
中華そば しば田
(東京都狛江市/最寄駅:狛江)
小田急線・狛江駅から徒歩1分、改札を出て左手の北口から左に曲がり、駅沿いの側道をそのまま進んだ先にあるコニュニティーセンター「泉の森会館」の1階に2024年9月に移転リニューアルオープン。
元々は調布市若葉町の成城富士見通りに沿いで2013年に創業し、最寄駅の京王線・仙川駅からは徒歩15分以上離れた立地ながら、創業以来行列が絶えることがない人気店。
「食べログラーメン百名店」は2017年から7年連続選出。食べログの点数が★4.0を超えたお店がノミネートされる「食べログアワード」(The Tabelog Award)でも2020年、2021年で「Bronze」を受賞している。
店主の柴田貴史さんは、元々音響関係の仕事をしていたが、大好きなラーメンを仕事にしようと一念発起し、「麺屋武蔵」に入社。その後、自身のラーメンに対する幅を広げたい思いから、様々な限定ラーメンを変幻自在に提供していた吉祥寺の「音麺酒家 楽々」で修業。
2013年に「音麺酒家 楽々」の閉店を機に独立し、調布市若葉町で「中華そば しば田」を開業。駅から遠い立地とは言え、連日大行列ができ、行列が歩道を塞いでしまい交通の妨げになるという警察の指導もあり、一時期は土日を定休日にして、平日営業のみにするほどの超人気店となった。
元々店主の土地勘のある狛江周辺でも物件を探していたそうだが、今回タイミングよく狛江駅の近くで以前「つきじ天六」という天ぷら屋が営業していた場所が空き、移転を決めたそうだ。
店舗のレイアウトは天ぷら屋の時代と変わらず、カウンター8席、6人掛けテーブル2卓の合計20席。仙川時代の店舗を比べると倍以上の席数があり、広々とした空間。
この日は平日の19時50分頃に訪問し並びゼロ。2024年12月から夜営業が20時まで→20時30分までに延長しており、営業時間内に列に並んでいれば案内可能。行列店ながら基本的に早仕舞いがなく営業時間内に並べば必ず食べられる安心感もポイントが高い。
メニューは中華そば(1200円)、塩そば(1200円)、煮干しそば(1200円)の三本柱で、味玉やわんたん、特製など各種トッピング付きのラインナップ。
麺は細麺(切り刃24番使用)と太麺(切り刃16番使用)が選べる。仙川時代は太麺は夜限定だったが、今回の移転リニューアルに伴い終日選択可能になっている。
⚫︎わんたん中華そば 1450円
⚫︎内ももチャーシュー1枚(吊るし焼き) 180円
スープのベースは丹波黒どり、薩摩地鶏、名古屋コーチンの3種類の地鶏でとった鶏清湯で、最近流行りの「水鶏系」(水と鶏だけでとったスープ)。見た目はあっさりした淡麗系ラーメンに見えるが、鶏の旨味をしっかり抽出した濃密な味わい。
スープに浮かべる鶏油(チーユ)も鶏の皮や首から抽出した自家製で、まったりとした口当たりとまろやかな甘みがあり、芳醇な醤油スープと相性抜群。スープに浮かぶの油の量はかなり多いが、さらりとした舌触りでしつこくなく、逆にこのぐらい油がないと醤油のコクが十分に引き出されない。
タレは薄口醤油や濃口醤油や白醤油、たまり醤油、再仕込み醤油など日本各地の各地から厳選した9種類の醤油をブレンドしている。火入れをしていない生醤油にこだわっており、生醤油は同じ銘柄の醤油でも微生物の発酵の状態によってブレがあるため、毎回微調整が必要なとても繊細な作業なのだそう。
自家製麺のストレート麺はやや柔らかめ茹で上げることで独特のしなやかさがありスープとの一体感を生んでいる。滑らかな麺肌で喉ごしがよく、やや長めに切られているのでスープをより多く口に運んで余韻を楽しめるようになっている。
いつもは「特製トッピング」(チャーシュー1枚、味玉1個、ワンタン2個追加)をチョイスするけど、今回は「わんたん中華そば」(ワンタン3個入り)に「内ももチャーシュー1枚」を追加。肉ワンタンは餡を丸く包んだてるてる坊主型で、餡はしっかり肉の旨味があり、ツルツルの皮の舌触りも絶妙。
スープ、麺、具材と全てのパーツの完成度が桁外れで、丼の中の全てが極上。狛江に移転後はほぼ毎週のように訪問しているが、いつ行ってもブレはなく毎回神がかった美味しさ。
2025/04/01 更新
2024/12 訪問
「煮干しそば」も煮干し専門の有名店と比較しても遜色ないクオリティ(#中華そばしば田)
中華そば しば田
(東京都狛江市/最寄駅:狛江)
2024年9月に小田急線 狛江駅から徒歩1分の場所に移転オープンした「中華そば しば田」。改札を出て左手の北口から左に曲がり、駅沿いの側道をそのまま進んだ先にあるコニュニティーセンター「泉の森会館」の1階にある。
以前の店舗は京王線 仙川駅から徒歩15分ほどの調布市若葉町の成城富士見通りに沿いにあり2013年の創業。駅から遠い立地ながら行列の絶えない人気店で、「TRYラーメン大賞」や「ラーメンWalkerグランプリ」など、ラーメン専門誌でも毎年のように受賞歴を誇り、都内屈指の名店としての地位を確立してきた。
「食べログラーメン百名店」は2017年から7年連続選出の食べログの点数が★4.0を超えたお店がノミネートされる「食べログアワード」(The Tabelog Award)でも2020年、2021年で「Bronze」を受賞している。
店内入口に券売機があり、メニューは中華そば(1200円)、塩そば(1200円)、煮干しそば(1200円)の三本柱で、味玉やわんたん、特製など各種トッピング付きのラインナップ。麺は細麺(切り刃24番使用)と太麺(切り刃16番使用)が選べる。
●特製煮干しそば(豚チャーシュー) 1680円
久しぶりに煮干しそば(太麺)をチョイス。狛江移転後の煮干しは2回目。大量の煮干しを濁らせないように丁寧に旨味を抽出した魚介スープは透き通ってたクリアな見た目だが、煮干しの香りと力強い旨味とともに独特のビターな風味も感じる。
煮干し本来の風味を邪魔しないよう、醤油ダレは中華そばの半分程度にし、香りの高い白醤油を使っているそうだ。煮干しラーメン専門の人気店と比べても遜色ない出来映え。
麺は細麺、太麺とも自家製麺。細麺は滑らかな喉ごしでスープとの一体感があり、太麺はもぐもぐと麺をよく噛むので小麦の味を楽しめる。
●炊き込みご飯 200円
切り落としチャーシューと椎茸を加えて醤油ダレで炊いた炊き込みご飯。醤油のグルタミン酸と椎茸にグアニル酸、チャーシュー(豚肉)のイノシン酸と旨味成分の相乗効果が楽しめる。
2024/12/24 更新
2024/12 訪問
仙川の名店「中華そば しば田」が2024年9月に狛江駅前に移転リニューアルオープン(#しば田)
中華そば しば田
(東京都狛江市/最寄駅:狛江)
小田急線 狛江駅から徒歩1分、改札を出て左手の北口から左に曲がり、駅沿いの側道をそのまま進んだ先にあるコニュニティーセンター「泉の森会館」の1階に2024年9月に移転オープンした「中華そば しば田」。
調布市若葉町の成城富士見通りに沿いで2013年創業。以前の店舗は最寄り駅の京王線 仙川駅から徒歩15分ほどの駅から離れた立地ながら、創業以来、連日行列の絶えない人気店。
「TRYラーメン大賞」や「ラーメンWalkerグランプリ」など、ラーメン専門誌でも毎年のように受賞歴を誇り、都内屈指の名店としての地位を確立してきた。
「食べログラーメン百名店」は2017年から7年連続選出。食べログの点数が★4.0を超えたお店がノミネートされる「食べログアワード」(The Tabelog Award)でも2020年、2021年で「Bronze」を受賞している。
都内屈指の人気店の移転ということで、ラーメンファンの間で話題となり、狛江移転後しばらくは毎日行列が続いたが、移転から2カ月ほど経った現在は平日夜なら並びがない日も出てきた。この日は平日19時過ぎに訪問し並びなし。
店内入口に券売機があり、メニューは中華そば(1200円)、塩そば(1200円)、煮干しそば(1200円)の三本柱で、味玉やわんたん、特製など各種トッピング付きのラインナップ。以前は細麺だけだったが、移転後から太麺も選べるようになった。
⚫︎特製中華そば(豚チャーシュー) 1680円
スープのベースは丹波黒どり、薩摩地鶏、名古屋コーチンの3種類の地鶏でとった鶏清湯で、最近流行りの「水鶏系」(水と鶏だけでとったスープ)。見た目はあっさりした淡麗系ラーメンに見えるが、鶏の旨味をしっかり抽出した濃密な味わい。鶏油(チーユ)もたっぷり浮かせてあってコクも深く、上品さと力強さを兼ね備えた洗練された一杯。
醤油ダレは濃口や薄口、たまり醤油、白醤油など日本各地から厳選した9種類の醤油を合わせて、華やかで繊細かつ重厚なスープを完成させている。醤油ダレのメインには火入れをしていない生醤油を使用しており、醤油の「色気」を大事にして、甘美な味わいに仕上げている。
自家製麺の細麺はシルクのような滑らかな食感で一般的な中華麺よりも長めに切られているのでたっぷりとスープを持ち上げる。芳ばしい燻製の香りのチャーシューも秀逸。丼に顔を近づけると、鶏の香りと醤油の香り、チャーシューの燻製の香りが合わさって、味だけでなく香りの重ね方も秀逸。
スープ、麺、具材と全てのパーツの完成度が桁外れで、丼の中の全てが完全無欠。さらに特定の要素が突出することなく繊細なチューニングで全体のまとまりのある。狛江に移転後は毎週のように訪問しているが、いつ行ってもブレはなく毎回神がかった美味しさ。
⚫︎特製塩そば(豚チャーシュー) 1680円
しば田といえば「醤油の名店」として有名だが、塩も特筆の美味しさ。講談社が毎年発行しているラーメン業界最高権威と言われる「TRYラーメン大賞」では、しょう油の名店部門だけでなく、しおの名店部門でも毎年入賞を果たしている。
塩そばのベースは中華そば(醤油)と同じく3種類の地鶏でとった鶏清湯で、塩ダレには牡蠣やアサリ、昆布、本枯れ節などを加え、魚介の個性的な旨味を幾重にも重ねている。醤油と比べるとさまざまな食材を使用しているが、味の個性がぶつからず絶妙なバランスで交わり、綺麗な余韻を形成している。
トッピングのチャーシューは豚バラと豚肩ロースが1枚ずつ。チャーシューも特筆の美味しさ。特製トッピングで豚モモのチャーシューと味玉1個、ワンタン2個が追加。味玉は黄身がとろりとした半熟。ワンタンは餡を丸く包んだてるてる坊主型で、餡はしっかり肉の旨味があり、ツルツルの皮の舌触りも絶妙。
2024/12/17 更新
2024/11 訪問
「都内最高の醤油ラーメン」との呼び声も高い名店中の名店(#中華そばしば田)
中華そば しば田
(東京都狛江市/最寄駅:狛江)
⚫︎特製中華そば(鶏チャーシュー) 1680円
小田急線 狛江駅から徒歩1分、駅沿いの側道をそのまま進んだ先にあるコニュニティーセンター「泉の森会館」の1階に9月24日(火)に移転オープンした「中華そば しば田」。
調布市若葉町の成城富士見通りに沿いで2013年創業。以前の店舗は駅から遠い立地ながら、行列の絶えない人気店で、「TRYラーメン大賞」や「ラーメンWalkerグランプリ」など、ラーメン専門誌でも毎年のように受賞歴を誇り、都内屈指の名店としての地位を確立してきた。
「食べログラーメン百名店」は2017年から7年連続選出。食べログの点数が★4.0を超えたお店がノミネートされる「食べログアワード」(The Tabelog Award)でも2020年、2021年で「Bronze」を受賞している。
この日は平日夜19時50分頃に訪問。6人待ちで10分ほど並んで入店。超人気店ながら基本的に早仕舞いがなく営業時間の20時までに並べば食べられる安心感も重要なポイント。
店内入口に券売機があり、メニューは中華そば(1200円)、塩そば(1200円)、煮干しそば(1200円)の三本柱で、味玉やわんたん、特製など各種トッピング付きのラインナップ。麺は細麺と太麺が選べる。
今回で狛江移転後7回目の訪問。中華そば(醤油)、塩そば、煮干しそばと一巡してからは4回連続で醤油をチョイス。塩も煮干しも都内トップクラスの美味しさだけど、やはり醤油の完成度がすば抜けている。
3種類の地鶏を使ったスープは清湯(チンタン)と白湯(パイタン)の中間ぐらいの薄濁りで、鶏の旨味をしっかり抽出している。見た目はあっさりした淡麗系ラーメンに見えるが、鶏油(チーユ)もたっぷり浮かせてあってコクが深く、食後の満足感も高い。
麺は太麺をチョイス。ランダムなちぢれがスープによく絡み、もっちりとしたコシが楽しめる食感。滑らかで喉越しのよい細麺と異なり、もぐもぐと噛んで味わうことで小麦の香りや甘みが口の中に広がる。
2024/12/04 更新
中華そば しば田
(東京都狛江市/最寄駅:狛江)
小田急線・狛江駅から徒歩1分、改札を出て左手の北口から左に曲がり、駅沿いの側道をそのまま進んだ先にあるコニュニティーセンター「泉の森会館」の1階にある「中華そば しば田」。
元々は京王線・仙川駅から徒歩10分ほどの調布市若葉町の成城富士見通りに沿いで2013年に創業。以前の店舗は駅から遠い立地ながら、行列の絶えない人気店で、「TRYラーメン大賞」や「ラーメンWalkerグランプリ」など、ラーメン専門誌でも毎年のように受賞歴を誇り、都内屈指の名店としての地位を確立してきた。
食べログの「ラーメン百名店」は2017年から7年連続選出。食べログの点数が★4.0を超えたお店がノミネートされる「食べログアワード」(The Tabelog Award)でも2020年、2021年で「Bronze」を受賞している。
2024年9月に仙川から狛江駅近くに移転リニューアルオープン。移転後も連日行列が絶えず、食べログの点数も★3.92(2025年11月時点)と、首都圏のラーメン店でTOP10に入る高評価となっている。
店舗のレイアウトはカウンター8席と6人掛けテーブル2卓の合計20席。店舗面積が約7.5坪でカウンター8席のみだった仙川時代の店舗を比べると倍以上に広い店舗となった。
●特製(豚)背脂煮干しそば 1780円
メニューは「中華そば」と「塩そば」「煮干しそば」の三枚看板だったが、11月21日をもって「煮干しそば」が提供終了となり、代わりに11月22日から「背脂煮干しそば」が登場。過去に催事出店の限定メニューとしても提供されたこともある一杯。
大量の煮干しを使ったスープに濃厚な醤油を合わせ愛知県産の銘柄豚「あいぽーく」の背脂をたっぷり浮かべた一杯。味濃いめのスープに甘みの強い上質なA脂が相性抜群。以前の煮干しそばは上品な煮干しの風味だったが、背脂煮干しは味濃いめで油分もありガツンとパンチのある味わい。
麺は自家製麺で、中華そばと塩そばはストレートの細麺か手もみのちぢれ太麺か選べるが、背脂煮干しそばは相性の関係で太麺オンリー。、太麺はもぐもぐと麺をよく噛むので小麦の味を楽しめる。
トッピングのチャーシューは豚バラと豚肩ロースが1枚ずつ。特製トッピングで豚モモのチャーシューと味玉1個、ワンタン2個が追加。味玉は黄身がとろりとした半熟。ワンタンは餡を丸く包んだてるてる坊主型で、餡はしっかり肉の旨味があり、ツルツルの皮の舌触りも絶妙。