「居酒屋」で検索しました。
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池袋東口の雑多な街並みの中に、ひっそりと灯りをともす焼肉店「牛山道」がある。 看板だけ見れば、どこにでもある食べ放題の店に見えるが、 6,000円の食べ放題と聞けば、 つい「これは良い肉が出るのでは」と期待してしまう。 しかし現実というものは、期待と同じ速度では歩いてくれない。 出てきた肉は、値段相応と言うべきか、 特別に輝くわけでもなく、また酷いわけでもなく、 ただ淡々と皿の上に横たわっていた。 焼いてみれば、 香りは悪くない。 噛み応えもそこそこ。 しかし“感動”というものは、 やはり予算と共にどこかへ旅立ってしまったようだった。 とはいえ、この店を責める気にはなれない。 友人を気軽に誘い、 財布の中身を過度に心配せず、 学生がワイワイと焼きながら語り合うには、 これほど都合の良い場所もないだろう。 高級ではない。 だが、気楽で、気取らず、 そして何より“払える範囲の幸福”はここにある。 焼肉とは、時に味よりも状況が大切である。 池袋の雑踏の中で、 私はそんな当たり前のことを思い出した。
2025/11訪問
1回
「博多に来たら、もつ鍋でしょ?でも明太子も食べたい…」 そんな欲張りな気分にぴったり応えてくれるのが、こちらの弁天堂さん。 名前を見て「お弁当屋さん?」、店内を見て「ラーメン屋さん?」と思いきや、出てきたのはなんと明太もつ鍋! 牛もつのコクと明太子のピリ辛が同居する、ちょっとジャンキーでクセになる味。 正直、味だけで言えば「これぞ博多!」という本格派とは少し違いますが、“二大名物を一気にいける” というアイデアには脱帽です。 観光で来て、時間も胃袋も限られてる中、「両方食べたい!」を叶えてくれるこの発想、 老舗の風格には敵わずとも、発想の勝利という意味ではかなりポイント高め。 旅行中のカジュアルご飯としては十分満足できました。 今度は明太子増量トッピングにチャレンジしてみたいかも。
2025/06訪問
1回
2024/01訪問
1回
友達に誘われて行ったある鍋料理店、一人当たり5000円の羊肉放題。最初はちょっと高いなと感じたけれど、羊肉が運ばれてきたとき、見た目も悪くないなと感じました。 ソースなどは追加料金が必要で、この価格帯では少し不満ですね。野菜は盛り合わせしか注文できず、自分の好きな野菜を選べないのが残念。盛り合わせの野菜の大半がもやしで、コスト削減にはかなり力を入れているようですね。
2023/12訪問
1回
旅先の山形・鶴岡。 予約もせずに「どこか空いている店でいいか」と軽い気持ちで探していたら、 駅近くにあった「銀次」に辿り着いた。 ——そして、この店が教えてくれたのは、**“地方で予約なしに食事をしようとする者は罰を受ける”**という厳しい現実だった。 海の近くにある町だからこそ、当然新鮮な魚介が食べられると思うのが人情。 しかしここでは、その期待が見事に裏切られる。 素材の鮮度は感じられず、海の香りどころか、 「海辺で暮らしても新鮮な魚は出さない」という商売哲学が貫かれているようだ。 見た目は華やかで、店員の笑顔も丁寧。 だが、その笑顔は粗悪な食材を隠すための仮面に過ぎない。 口当たりの悪い刺身、香りのない焼き魚。 どれも「海の町・鶴岡」を名乗るにはあまりに寂しい内容だった。 食後、店を出る頃には、他に客がほとんどいない理由にも納得。 ここでの食事体験は、まるで“罰ゲーム”のようだった。
2025/10訪問
1回
中国からの友人と新潟へ遊びに来たついでに、 前日に予約して伺った焼き鳥店「鳥長」。 最初に出てきたつくねから、いきなり心を掴まれた。 余計な香りが一切なく、 まさに鶏本来の旨味だけが真っ直ぐに伝わってくる。 ひと口噛めば、その純度の高さに思わず驚くほど。 串の焼き加減も見事で、 特に皮のサクサクとした歯ざわりは印象的。 肉はしっかりとした弾力があり、 噛んだ瞬間に溢れ出す肉汁が、 まるで「焼き鳥の幸福」という形をしているかのようだった。 素材、焼き、香り。 すべてが丁寧で、誠実。 新潟までわざわざ来た甲斐があると 素直に思える一軒だった。