2回
2023/05 訪問
江戸前を継ぐ「鮨 こばやし」さん。
銀座八丁目にある「鮨 こばやし」さん。
小ぢんまりとしたカウンターに、屋台屋根が添え付けられる。クラシックなイメージが鮨欲を駆り立てます。
小林親方は、「鮨 太一」さんをはじめ、海外を経て「新ばし しみづ」さんと数多の名店で研鑽を積まれ独立されました。
握りのお任せをお願いしました。
鰈、上品な甘味が印象的な一貫目。
シャリは、硬めに仕上げられ赤酢でキリッとされ香りとコクを備える。じわじわと、米の甘味が広がる実に端正なシャリ。
障泥烏賊、どっしりと構えねっとりと重厚感のある甘味が滲む。
鰹、爽やかな酸味が高まる。
中トロ、食感はもっちりとし甘味が高まる。シャリとの一体感が素晴らしく総じて旨い。
小鰭、きりっとされ旨味が引き締まる。噛み締めると旨味が込み上げる。
鳥貝、艶めかしい甘味。
鯵、すっきりと脂を滲ませ旨味を立てる。
煮蛤、食感良く美しく歯切れていく。旨味が高まるのが嬉しい。
車海老、みっしりと繊維が甘味と解れていく。系譜を感じる仕立て。
海苔が香る、海胆。
穴子、ツメと塩。「旨いなぁ!」っとふと零れる。ほろっと解けたかと思うと力強く蕩ける。
追加をいただく。
縞鯵、旨味が凝縮され最後にとろっと脂を滲ませる。
赤貝、香りが鮮烈。歯切れに色気があり、清々しい旨味に満ちる。
赤身、旨味が強く仄かな酸味が味わいを深める。
青柳貝、香りが弾ける。江戸を感じる一貫だ。
蝦蛄、香りと旨味がほろほろと解け口中が旨味に満たされていく。
ミル貝、潮の香りが鼻を抜け、清々しい甘味が広がる。
クラシカルな春子、きりっと身が引き締まる。柔らかさも残され、奥から甘味が滲む。
朧巻き、甘味が堪らない。
惚れ惚れする握り。
小林親方の柔らかいお人柄も素敵で大満足の訪問となった。
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・とある鮨ブログ
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2023/06/14 更新
東銀座にひっそりと佇む。
春に訪問してから二回目の訪問。
「お久し振りです。」と小林親方の嬉しい言葉を頂き着席。
お任せで握っていただく。
青箭魚、鰆の子供。ふっと香りが駆け甘味と旨味が同時に溢れてくる。とろっとしているが脂は爽やか。
新烏賊、食感は淡く麗しい。甘味にも初々しさがあり盛夏を感じる。
赤身、夏らしい酸味が溢れる鮪。
中トロ、ふわっと酸味が広がった後に脂が甘く溶ける。
新子、酸をキリッと利かせ端正な味わい。口中が爽快な旨味に満ちる。
煮蛤、すっと噛み切れる食感で噛む度に旨味が押し寄せる。
鯵、見るからに脂が乗る。艶やかな濃厚な脂がダイレクトに届く。
ミル貝、清々しい香りと瑞々しい旨味に満ち溢れる。
車海老、香り高く細やかな繊維が甘味を絡めて解けていく。
海胆、シャリとの巧い調和。
穴子、濃厚なツメを引く。ほろほろに解ける。
追加。
平貝、仄かな苦味が甘味を寄り引き立てる。
鰯、酢を利かせ脂がとろっと溢れてくる。
小柱、海苔の香りと軽快な歯触りが堪らない。
おぼろ巻き。
玉子、甘味とシャリの酸味の絶妙なバランス。
御馳走様でした。
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