ysen5さんが投稿したなにわ 麺次郎(大阪/なんば)の口コミ詳細

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せんがゆうすうけ

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なにわ 麺次郎大阪難波、なんば(大阪メトロ)、JR難波/ラーメン、つけ麺

1

  • 昼の点数:5.0

    • ¥1,000~¥1,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク -
1回目

2025/07 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

黄金の出汁で名を轟かせた駅ナカの名店——大阪難波駅の「なにわ 麺次郎」でいただく『黄金貝らーめん』

大阪難波駅の構内にある「なにわ 麺次郎」.
黄金の出汁で名を轟かせた,駅ナカとは思えない精密なラーメン空間.
この日は『黄金貝らーめん』を注文しました.

淡い光を反射するスープの“黄金膜”.
レンゲでそっと触れると,表面張力が一瞬だけ抵抗し,その後ゆっくりとほどけていく.
貝のエキスが層を成し,脂が微細な粒となってスープ全体を滑らせている.
この密度の違いが,飲む前にすでに“美味の方程式”を感じさせる.

チャーシューは二種.
低温調理のロースは,ほのかな桜色のままスープを纏い,
噛むと中心にだけ残る弾力が精密なグラデーションを生む.
対照的にバラ肉は,香ばしい火入れの記憶を残したまま,脂の融点がスープと同調していく.
両者が一杯の中で“時間の異なる肉質”として共存している.

麺はしなやかで,持ち上げた瞬間に黄金色を帯びた光が流れる.
小麦の芯がわずかに残り,啜るたびに貝の旨味をまとって口内でほどける.
この麺の構造体は,スープの粘度を計算したように設計されている.
三つ葉とメンマが,味の重心の位置を微妙に調整してくれるのも見事だ.

一杯の中に,火入れ,温度勾配,出汁の抽象性が互いに干渉し合いながら成立している.
黄金という言葉がただの“色”ではなく,“情報密度の高さ”として迫ってくる.
難波の駅ナカという特別な場所で,静かに緻密さが積層したラーメンでした.

ごちそうさまでした.

2025/12/10 更新

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