ysen5さんが投稿したみなみ食堂(奈良/奈良)の口コミ詳細

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せんがゆうすうけ

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みなみ食堂奈良、近鉄奈良/ラーメン、汁なし担々麺、つけ麺

1

  • 昼の点数:5.0

    • ¥1,000~¥1,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク -
1回目

2025/12 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

奈良「みなみ食堂」で『濃口醤油らぁめん』を啜る

JR奈良駅から少し歩いた,大森町の住宅街にある「みなみ食堂」.
この日は,看板メニューの『濃口醤油らぁめん』をいただきました.

丼を覗くと,表層には細かな油滴が散り,刻み玉ねぎの粒が浮いている.
まずそこが香りの起点になる.
中央には青ねぎが添えられ,一度,風味を青くリセットする.
その上から海苔が重なり,黒が静かに上書きされる.

スープは,キレの強い醤油感を軸に,鶏と豚の清湯の旨味が奥行きを支える構成.
濃口の名に寄りかかって塩辛く押すのではなく,
“濃いのに飲める”ところへ自然と収束していくのが気持ちいい.

麺は中細ストレート.
持ち上げると,表面のツヤがそのままスープを連れてくる.
噛めば芯の弾力が残り,濃口醤油の強度にきちんと応えてくれる.

チャーシューも印象的だ.
豚チャーシューは,温度で崩れる直前のやわらかさを残しつつ,
醤油の海に沈めると輪郭が引き締まる.
煮豚は,脂と繊維のバランスが心地よく,時間をかけて味を広げる役回り.
さらに鶏チャーシューまで入り,
三者が同じスープに対して,それぞれ別の方向から応答してくる.
この設計が,食べ進むほどに効いてくる.

“濃口”は,単なる味の属性ではなく,
具材と麺とスープをつなぐためのインターフェースなんだと思いました.
奈良で「醤油の強さ」を真正面から受けたい人には,かなり刺さる一杯です.

ごちそうさまでした.

2025/12/13 更新

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