ysen5さんが投稿したなにわ麺次郎 然(大阪/梅田)の口コミ詳細

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せんがゆうすうけ

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なにわ麺次郎 然大阪梅田(阪神)、東梅田、梅田/ラーメン

1

  • 昼の点数:5.0

    • ¥1,000~¥1,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク -
1回目

2025/06 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

デパ地下で成立する“貝の密度”——「なにわ麺次郎 然」黄金貝の一杯

梅田のど真ん中.
阪神梅田本店B2のグルメゾーン(阪神バル横丁)に入る「なにわ麺次郎 然」.
難波発の「なにわ麺次郎」系譜として,各店舗でオリジナリティがあるタイプのお店.

いただいたのは『黄金貝ラーメン』.
まず,スープの透明度が目を支配する.
黄金色で,油膜は薄く,輪郭は澄んでいるのに,口に入ると“しじみの濃度”が遅れて増幅してくる.
この一杯は,見た目の軽さで油断させて,旨味で回収する.
「黄金色なのに濃厚」という矛盾を,しじみで成立させている.

丼の上は,ほぼチャーシューで覆い尽くす構図.
薄切りの豚が何枚も折り重なって,噛むというより“温度でほどける”方向に寄る.
炙り豚バラと低温調理ロースの2種とされていて,この二層が食感のグラデーションを作る.

中央に味玉.海苔が影を落とし,三つ葉が香りの座標を一点で定める.
メンマは脇役に徹して,歯触りだけを残す.
チャーシューの上の香味(焦がし系の刻み)は,スープを濁らせずに“香りだけ”を上書きしてくるのが上手い.

麺は細ストレートで,持ち上げたときに束が素直に落ちる.
スープを過剰に持ち上げないから,貝の旨味が「粘度」ではなく「余韻」として残る.この店の勝ち筋は,旨味を脂で固定しないことだと思いました.

ごちそうさまでした.

2025/12/17 更新

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