64回
2019/07 訪問
西池袋3丁目、「出羽鮨」。【1st】
3回目と表示されるが、30回以上である。(笑)
この間、旧友との飲みや、地元の仲間との飲みや、フォロアーさんとの飲みや、キャバ嬢との同伴での飲みや、いろいろなシーンで使っている。
キープしてあるボトル2本の内、その日の気分でどちらかを飲む。
常連になれば、およそコチラのペースのパターンは熟知されている。
ゆっくりと、つまむ日。
同伴で、スグ腹にためる日。
グダグダと飲む時間帯。
サラリと、次へ流れる日、などなど。
それに見合うモノが、それに見合うタイミングで提供される。
楽である。
互いに、楽な中に、旬が盛り込まれる。
板橋「二葉鮨」のような気合の寿司屋では、こうはイカなかった。
お互い張りつめた中で、その中だからこそ生まれる「味わい」もあった。
どちらがより良いとか、どちらがスゴいとかの話しではない。
江戸前寿司の作法には、いろいろなカタチがあってイイと思う。
でも、ムダに、高級なタネを、ブランドで食べるような寿司屋にはもう飽きた。
美味しいモノは、どこにでもある。
いかに、楽しく、そして、安く食べられるかが、重要である。
僕が社会人になった頃は、まだバブルだったから、20代のガキの頃から、先輩に贅沢は教えられた。
新宿のハイアットに、銀座久兵衛をケータリングで呼びつけ、1人10万ぐらい払ったコトもあった。
他の寿司屋も、銀座・日本橋・九段下など、今思えば、早々たるメンツだったと思う。
でも、いくらバブルであっても、自分の価値観は持っていたと思う。
寿司という、いや食事という狭い世界でのみ価値観を行使すれば、納得できるコトも、人生全体に置き換えた場合には、必ずしも当てはまらないコトが徐々に、そして重々わかってきた。
粋がっていたガキは卒業し、もっと、人との付き合いや、旅行や、趣味や、仕事に対する投資とか、そういうモノを大事にすべきだと、イヤというほどわかった。
でも、時々、その頃の名残で、贅沢したくなる時もある。
ほどほどにね、と自分に言い聞かせ、極まれに散財する。
でも、そういう時にホントに味わったのは「美味」でなく「贅沢」である。
それで、納得できる回数が減ってくれば、当然に、純粋に「美味」を求める。
何となく、そんな流れの果てに、今、この店に通っている気がする。
また、「脱グルメ考」の一端である。
(文責:京夏終空、2019.7.11)
(13件/3.20)
2019/07/11 更新
2019/03 訪問
西池袋3丁目、「出羽鮨」。【1st】★訪問回数30回以上。
初訪から約3年、30回以上は訪問していると思う。
新店登録からの初レビューでも書いたが、大将とは旧知の仲である。
でも、僕は、だからと言って、必要以上に過大評価はしない。
30年も池袋や六本木で飲んでいれば、知り合いの店など他にもたくさんある。
この店の大将の、食材の仕入れのこだわりをよく知っているからこそ、春夏秋冬、旬の海鮮類をはじめとする食材に出会えるのが楽しみなのである。
こういう、冬から春に向かう時期、仕入れの見切りや、先取りが難しい。
酒を飲んでいると、注文していないモノが目の前によく置かれる。
例えば、あぁ、コレ、タイミングを逸しての、処分品だな。とか。
(むろん、そういうモノは、お金は取らない主義の大将である。)
いや、悪くなっているとかそういうコトでは決してない。
その食材が持つ、最大のパフォーマンスから遠くなったと思えば、もう仕入れない宣言ともとれる感じだ。
逆に言えば、もうこの魚も、今年は食べ納めだよって感じ。
そういう飲み方ができるのは、ある意味、何とも贅沢だ。
深い趣があり、いとあわれなり。旬のナゴリ、である。
また例えば、あぁ、コレ、まだ出始めで、客の舌で試しているな。とか。
(むろん、こういうモノも、正規の価格で出す大将ではない。)
まだ脂がのりきっていない、いわゆる旬のハシリ。
寿司屋には、旬のサカリよりハシリを好む人も多い。
この店に通っていると、その漁港(内緒)や築地(豊洲も含め)の仲買人たちの、いわゆる闇ルートのようなモノがわかってくる。(笑)
まぁ「闇ルート」は冗談だが、他では仕入れられない良いモノを手に入れるためには、それなりのルートがあるというコトである。
その日、友人と、酒を呑む。
刺し盛り。お造りから始まる。
あとは、大将のペースにまかせる。
そう、そういう感じが、一番、季節を堪能できるからだ。
生の動いている赤ナマコ。
酢で〆て、まだ、丸まってカタくならないうちに口に入れる。
刺し盛りには、注文していない食べ納めの生サバが追加で置かれる。
八角の開きの焼き物もそうだろう。
もう、北海道にも春が来ている。
この八角。
どうにも、顔がグロテスクだ。
この焼き物が出てきたら、最後に、にぎりを注文するか、さもなければ、そろそろ帰れという合図だろう。(笑)
そんな阿吽の呼吸も感じられた。
クセのある大将だと言えば、そういう言い方もできる。
手伝いがいない時は、1人で多忙を極める。
時間に余裕がある時、ゆっくりやりたい店である。
初レビューでは、「本格的な寿司屋」と書いたし、「寿司飲み屋となり得るコトも十分考えられる」とも書いたが、その通りになった感じはする。
ただ、勘違いしないで欲しいのは、「本格的江戸前寿司店」でなく、あくまでも「本格的な寿司屋」である。
もちろん、にぎりの作法は江戸前だが、そこに本格的と付くかどうかは怪しい。(笑)
もっと、上のレベルだと、言っておく。
そして、その作法の名称こそが「本格的出羽鮨」なのである。
※酒の席での写真は、基本的にあまり撮らないが、八角が気になったもので…。(笑)
でも、中途半端な写真だから、大将から、どうせ載せるんなら、もっとイイのにしてよ。と、怒られそうでもあるが…。
(文責:京夏終空、2019.3.14)
(13件/3.50)
2021/10/11 更新
2016/05 訪問
西池袋3丁目、新店「出羽鮨」。【1st】
立教通り近く、「ゴーゴーカレー」「ゴッサム」の跡地の寿司屋。
まず、最初に食べログ登録にあたり、渋々店主の許可を得てアップするコトをお伝えする。
ひっそりと、常連相手にやりたい感じの希望があり、ホントに渋々であった。(笑)
「ゴッサム」が無くなり、ずっと気になっていた。ましてや寿司好きであるから、訪問しようと思いつつも遅くなった。
その日、飲んだ〆で別の寿司屋に行く予定であったが、ソコが早じまいをしていて、ならばと訪問した。
店に入るなり、知った顔があった。別の某場所の某寿司店で会ったコトがある職人さんだった。
店について、多くは語らない約束なので、旧知の方だったとだけ書く。
かなり本格的な寿司屋である。ただ、場所柄、寿司飲み屋となり得るコトも十分考えられる。
その職人さんが大将である。こだわりは当然ある方である。気さくな部分とこだわりの部分の…。
長いネタケースを見たが、ソレにも十分こだわりが感じられた。
〆なのでお茶で握っていただいた。
本マグロの赤身と中トロ、小鯛の笹漬け、ホッキ貝などなど。
コチラも、細かく書かない約束なので、どれもかなり美味しかったとだけ書く。
シャリにも、大いにこだわりが感じられた。甘くない酢。イイ。
小鯛の笹漬けは、押し寿司の鯛寿司でも個人的に好んでいるモノで、池袋では珍しい。
話している最中に、何故かビールになり、ウニと壺漬けの漬物、冷やしトマトをいただいた。
ウニは、なかなか上物のウニだった。
話をあえて反らすために、「ウニ」についてちょっと書きたい。
食べログのレビューを読んでいると、よく「ミョウバン臭くてダメだ」などと無条件に卑下する傾向が多く見て取れるが、ミョウバンがあるからこそ北海道で取れた新鮮なウニが食べられるという事実を忘れているかのようだ。冷凍モノやミョウバンを嫌うのなら、生ウニが水揚げされる漁港なりに行って食べればイイ。もちろん形を整えるためでもあるが、保存するためにも必要なのである。
東京でウニを食べるというコトは、その覚悟があって初めて成り立つ。生ウニの水槽輸送や冷蔵輸送にも時間的限界がある。また、海で獲れたてのウニを食べたコトのある人ならわかると思うが、ウニ自体の臭みとともに、海水の臭みもある。海水が視覚的にでなく、成分的にもの凄くキレイな場所ですら、違和感はある。ミョウバンは、ソレも和らげてくれる働きがある。
何を持って「美味しい」とするかは各々の好みであり、価値観であるから、あまり一方的に卑下するのは良くないと思っている。
ただ、ミョウバン臭いと言っても、確かに限度はあると思う。回転寿司、チェーン店寿司、個人店の寿司屋、本格江戸前寿司店、それ相応のモノであるべきだとも思う。
また、ミョウバンがあるからこそ、美味しいウニが食べられるという感覚が正解であって、その美味しい部分からミョウバンだけ取り除くのは不可能だった証として考えれば、もう少しミョウバンとも上手く付き合えるのではないかと思う。
また、好みは人それぞれだから、何が何でもミョウバンがキライな人は、確認してから注文すべきだとも思う。
個人的には、ウニのレベルが下の生ウニよりも、レベルが上のウニのミョウバンを上手く使っているモノの方が美味しいと感じる。
全くの自論であるから、反対意見もあるかも知れない。
僕は、プロと呼ばれる、築地の仲買人や寿司屋の職人とでも言い合うコトもあるが、最終的な価値観は「好み」の問題であり、真実を誤認した「好みの強要」だけ排除したいという感覚である。
この日は、そんな想いを口には出さなかったが、考えながら美味しいウニを食べたという話である。(笑)
池袋西口に新しい寿司屋ができたのは久しぶりである。
東武の「回転寿司トリトン」とともに通うコトになりそうな寿司屋であった。
こんな感じでどうでしょう…。
本格的なお店の紹介は、回を追うごとに追加させていただきたい。
評価は、ホントは「4.3」位にしたいのだが、目立たないようにという店主のたっての希望なので、あえて「3.9」とした。
(平日深夜1時過ぎ訪問、握り10貫ほど、会計¥2700位。)
(文責:京夏終空、2016.4.27)
(口コミ初投稿371軒目)
<非更新再訪メモ>(2016.5.20)
夜の20時頃、飲み仲間と2人で訪問。
この日は、ほぼ満席状態が続く。常連のお客がビールサーバーで生を注いでくれたり、手伝い精神がハンパない感じだった。
生ビール2杯づつ。
お通し(?)で、もずく酢、冷奴、サラダ。
「にぎり」は、ウニ2貫、中トロ2貫、赤貝3貫、ホタテ4貫、つぶ貝2貫。
あと、大将の地元の山形産「辛子ナス」「スルメイカ薫製」などをいただく(?)。
他にも、注文せずともいろいろ出てきた気がしたのだが…。
2人で合計8千円ちょっと。イイ感じ。
ごちそうさまでした。
(3.40/2018.1.21)
2019/03/13 更新
大将の目利きと、値付けの程よさが、心地良い。
のかも知れない。
4回目と表示されるが、もう40回近いのではないかと思う。
この日も、フォロアーさんとの会食。
生ビールから、キープボトルで始めるのだが、大将が探してきた新しい酒を提示されるので、ついつい、ソレを飲む。
だから、キープボトルがどんどん増えていくという感じ。(笑)
僕は、今現在、3本なのだが、きっと、5本ぐらいキープしている人もいるんだと思われる。
だって、そういう大将なんだから…。
ソレか、知らないだけで、10回訪問したら、1本サービス価格でボトルキープなどと、したたかに計算しているのかも知れない。(笑)
いつものように、簡単な刺し盛りから始まるのだが、ツブ貝、アワビ、特にイイ感じ。
大将のマグロの見立ては、どの部位でも最高を持ってくる。
貝類の美味なる感動の会話をしていると、さらに、その上に赤貝が飛んでくる。
もちろん、捌き立て。
コレ、写真撮る時間も、本来はもったいない。
パシッと、まな板に叩きつけられる音から、30秒以内に口に入れる。
そう、赤貝の30秒ルール。(笑)
いや、僕が勝手にそう思っているだけだ。
にぎりなら、丸まって握れなくなる。
でも、刺身でも、その時間帯に口に入れたい。
ヤマゴボウ、ベッタラ、イイ感じ。
その後も、次々に繰り広げられる、出羽鮨ワールド。
僕、この店に入って、最初の生ビール以外は、何も注文していない。
イイところを、勝手に出してくれる。
見る人が見れば、写真でもわかるだろう。
イイ感じ。そして、楽だ。
こんな感じで、2時間ちょっと、ボトルも入って、飲んで食べて、2人で15,000円以内。
大満足。
ごちそうさまでした。
多くの人が、それぞれの常連店を持っているんだと思う。
大将の人柄や、話の面白さなど、そういう付き合いもあるだろう。
でも、僕は、基本に「味」だと思っている。
特に、寿司屋などは、目利きが最重要である。
そして、もう一つ言えば、姿勢である。
大将がウマいと思うモノだけ出す。
その大将と、好みが合えば、なおのコト、良い。
そして、ソレが、安いと感じるなら、なおなお良い。
(文責:京夏終空、2019.8.12)
(14件/3.22)