すし和食探究中さんが投稿した銀座 小十(東京/銀座)の口コミ詳細

レビュアーのカバー画像

すし和食探究中

メッセージを送る

この口コミは、すし和食探究中さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。 問題のある口コミを報告する

銀座 小十銀座、有楽町、東銀座/日本料理

26

  • 夜の点数:4.9

    • ¥30,000~¥39,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 4.8
      • |雰囲気 4.8
      • |CP 4.7
      • |酒・ドリンク 4.8
  • 昼の点数:4.8

    • ¥30,000~¥39,999 / 1人
      • 料理・味 4.8
      • |サービス 4.8
      • |雰囲気 4.8
      • |CP 4.8
      • |酒・ドリンク 4.8
26回目

2025/11 訪問

  • 昼の点数:4.8

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.8
    • | CP4.8
    • | 酒・ドリンク4.8

これが『日本料理』❗️

帰国後初めての銀座小十。
晩秋の懐石料理をいただく。
この味、この設え❗️そしてこの季節感満載の盛り付け‼️ ようやく日本に帰国したことを心から実感できた。

折しも、大将の奥田透氏が令和7年度『現代の名工』に選出されたところ。まずはそのお祝いからスタートしました。

【先付】(左上から時計回り)
伊勢海老に自家製唐墨
熊肉と蒟蒻麺
かぼちゃのコロッケ
梭子魚塩焼きイクラ添え
あん肝と青菜お浸し

【椀物】
鯛の酒蒸し
岩手産ひら松茸
玉子豆腐

【お造り】
本鮪大トロ
松皮カレイのウニ巻き
牡丹海老

【強肴】
北海道産キンキ(キチジ)の蒸栗おろしがけ
蓮根餅添え

【焼き物】
大鰻の唐揚げ
カレイの干物
ほうれん草胡麻和え
丸十レモン煮

【煮物】
聖護院株
煮鮑
里芋
白菜

【焼き物②】
尾崎牛の朴葉味噌焼き

【食事】
松茸入り蟹雑炊
香の物

【甘味】
芋大福
洋梨の生とコンポートの食べ比べ 牛乳アイス添え

お酒はいつもの『磯自慢』。器使いも素晴らしい。
英国駐在の垢がすっかり落とせました♪

2025/11/12 更新

25回目

2025/01 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.9
    • | 雰囲気4.8
    • | CP4.8
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥30,000~¥39,999
    / 1人

銀座小十の新春スペシャルな献立を堪能

今回の帰国で最も楽しみにしていたのが奥田氏との再会。しかも小十新春の献立は2度目の体験。

まず先付け八寸として、特注の三方に乗った数々が登場。裏白と熨斗あわびの上に置かれた低めの三方に載る器の数々。宝船は鮑や豆の煮物。中央の松竹梅の香合に収められているのが、上からいくらなます、中央が数の子、そして木の芽を効かせた湯葉巻き。右下には海老のお造りに自家製唐墨が載っている鯛の小鉢。

この先付と共に振る舞われるお屠蘇は磯自慢の純米吟醸、金箔入り。

続いて目出たいキンキとお餅のおわん。いわゆる一番出汁のお雑煮。この味と香りがなんとも言えない美味しさ。結び牡丹の輪島塗りのお椀も素敵。

そしてお造り。
左から大トロにひとつ500円の卵を使った黄身醤油とキャビア、中央は平目。雲丹を抱かせたお造りの上にえんがわを載せてある。これはポン酢しょうゆで。そして右がアオリイカの雲丹山葵載せ。これはお醤油で。

揚げ物はなんとトラフグ。とろみのある餡が美味しい。

続いて焼き物は、真魚鰹の味噌幽庵焼き。縁起を担いで酢蓮、黒豆、慈姑が添えられ、見事なまでの椿の器に盛り付けられている。

煮物鉢は頭芋の炊き合わせ。鰊の昆布巻き、しんとり菜、金時人参の梅。

そして二品目の焼き物は小十定番の宮崎県尾崎牛。下仁田葱のピューレを敷き、これもお節の定番である叩き牛蒡とともに。

お食事は、人日の節句を先取りして香味野菜の雑炊。中央にフグの白子が鎮座しており、ひと味違うインパクト。

甘味は自家製クリーム餡蜜を竹の節の器で。

本日のお酒は、まずシャンパン(ローレンペリエ)で乾杯し、そのあと磯自慢純米大吟醸、黒龍の干支ラベルと続き、お肉の時にブルゴーニュのビノノワールをいただく。

いやー、あっという間の2時間半でした。一昨年の10月以来1年と4ヶ月ぶりの奥田大将との再会。そしてそのお料理とも再会。更には私の学校卒業後奥田大将のもとで5年間修行した王俊鵬くんや、たまたま食事に来ていた鮨村山で活躍する鮨職人の温ショウキさんとも再会。皆活躍している姿を見てとても嬉しくなった。本日のお料理と共に幾多の同志たちとの再会が私のエネルギー源となってくれることは間違いないですね。

最後は、直近に創刊された「和の美、食の美、温故知新」を頂戴する。世界に誇る日本料理の継承者不足への危機感はまさに我々が共有するところ。彼は日本で、私はロンドンで、共にこの素晴らしい日本料理をアピールしたいと思います♪

2025/01/03 更新

24回目

2023/10 訪問

  • 昼の点数:4.8

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.9
    • | 雰囲気4.8
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

残暑から初秋、そして中秋へ…

秋を感じに大好きな銀座小十へ。
毛蟹や蒸し鮑に夏の名残りを残し、松茸や栗で秋の走りと旬を味わう。特にこの時期のスペシャリティである「松茸の梭子魚包み」は、小芋で石突を、からすみで傘を表現している。

お酒は先ずグラスシャンパンで始め、次からはいつもの磯自慢。途中甲州のオレンジワインを合わせたり、食後の和三盆アイスクリームにはリキュールを合わせたりと、幾つか提案をいただく。これも今の奥田大将の流行りのようだ。
かれこれ過去7年間で20回以上訪問しているが、常に新しい料理や器に出会う。これが奥田さんの情熱の表れであり、最大の魅力。挑戦し続ける奥田大将に敬意を表します♪

《本日の献立》

前菜 
雲丹と真魚鰹 無花果の豆腐白和え

先付2品
松茸といくらの柑橘仕立て 甲州ワインを添えて
毛蟹と蒸し鮑のジュレがけ

椀物
ぐじ(甘鯛)の一番出汁

造り
真鯛、車海老、気仙沼産本鮪大トロかま下
とてもユニークな作家モノの器にも負けない絵力が何より面白い。

煮物
キンキの餡がけ 蒸し栗をパルミジャーノのように削る

焼物
当店のスペシャリティである、松茸の梭子魚巻き。この料理は定番だが、今年は添え物にも力を入れている。

メイン
ビーフと牛蒡の味噌煮込み。 
舌で噛み蹴れるほど柔らかいビーフはすごぷる美味い。

食事
琵琶湖天然大鰻の炭火蒲焼
木耳と玉子の炒め
ご飯 赤出し 漬物

甘味
和三盆を使ったアイスクリームにリキュールをかけて。
 

  • パルミジャーノのように見える「蒸し栗」

2023/10/27 更新

23回目

2023/06 訪問

  • 夜の点数:4.9

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.8
    • | CP4.7
    • | 酒・ドリンク4.8
    ¥30,000~¥39,999
    / 1人

今年もこの鮎が食べたくて…

6月は銀座小十のスペシャリテ、「稚鮎の炭火焼」の季節。また今年も食べに来ることが出来ました。

「一度お出しした献立は決して繰り返さない」と決めている奥田大将ですが、これだけは繰り返していただかないと常連さんが納得しないはず。今年もギネスの黒ビールとともに美味しくいただきました。

前菜三品

玉蜀黍(ゴールドラッシュ)の冷製擦り流し
中にはエビや蓴菜などの夏野菜入り

天草の天然鱧の湯引き 梅肉ジュレ
下は夏野菜のゼリー寄せ 湯引きたての鱧は格別

黒鮑の軽い湯通し アスパラと肝ソース添え

椀物 
大振りな伊勢海老の真丈椀
本日同席の奥井社長提供の利尻昆布出汁が上品なお味

造里 
虎魚の薄造り 肝や内臓、生雲丹添えて

焼物 
(これが目当ての)稚鮎炭火焼 ギネス黒ビールと

万願寺唐辛子の酢飯寿司毛蟹乗せ

煮物 
大太刀魚と加茂茄子、蓮根 

お肉 
味噌とんかつ、牛タン、静岡和牛、
クレソンのおひたし添え

食事 
(これまたスペシャリテの)天然大うなぎので蒲焼 
炒飯と金平牛蒡、鶉の卵の目玉焼き乗せ
味噌汁は伊勢海老出汁で厚揚げ

甘味 
小十風水無月
抹茶のさっぱり感とさくらんぼの甘酸っぱさが素敵
規則正しい小豆が綺麗

来年もまた来られたらいいなぁ…

2023/06/15 更新

22回目

2023/04 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

名残は桜、走りは筍。

本日は家族4人で訪問。
4月になり献立も一新。今回は桜や蛍烏賊の名残と、筍の走りが楽しめる。

前菜
季節感溢れる春の食材を、緒方光琳の花見の故事に因んで金箔の笹の葉に盛り付け。
鰆のスモーク、焼きホワイトアスパラ・車海老・平貝の酢味噌、蛍烏賊と山菜、鯛の握り寿司を桜の葉で巻いて、変わり串

椀物
桜海老の摺流し椀 甘鯛と桜の花弁に形どった湯葉
器は螺鈿細工の赤漆塗りの「明月椀」

お造り 
大トロかま下、大赤貝、大カマス、4キロ超えの烏賊

焼物①
鮑と筍の炒め、肝ソースがけ
器は備前焼

焼物②
ノドグロ、山菜天ぷらと豆腐白和えを挟んだ畳鰯を添えて
この皿は前菜の小鉢との対

焼物③
尾崎牛炭火焼、蕗の薹味噌と雲丹を乗せて
見事な織部の器

煮物(鍋)
大桜鯛のしゃぶしゃぶ、木の芽添え
最後の一滴までスープをいただく

食事
桜そうめん、白魚到着海苔を乗せて
烏賊の印籠煮、漬け物
そうめん海苔器の蓋は山葵の葉

甘味
苺のソルベとコンポートに、よく合うロゼスプマンテを注いで

飲み物はグラスシャンパンで始まり、いつもの磯自慢へ。途中お肉の時にソノマのビノノワールを一杯寄り道。

いつもながら、あっという間の2時間半でした。
次はやはり6月の鮎、7月の天然鰻ですかね♪

2023/04/08 更新

21回目

2023/03 訪問

  • 夜の点数:4.9

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.8
    • | CP4.7
    • | 酒・ドリンク4.8
    ¥30,000~¥39,999
    / 1人

冬の名残り、春の旬、初夏の走り…

今回は外国からのお客様を招待して個室でいただく奥田スペシャリテの数々。今まで以上に大将の挑戦を感じました。

【献立】

一品目 桃の節句の名残で白酒。素敵な桃の花の盃で。

二品目 この時期のスペシャリテ「平貝の春菜尽くし」

三品目 春の土瓶蒸し 蛤とワカメ、筍を木の芽の器で

四品目 桜鯛と勝浦の本鮪のお造り

五品目 変わり串 サクラマスのアスパラ、穴子の八幡巻、雲丹と蕗の薹の揚げ物

六品目 甘鯛松笠焼うすい豆ソース、行者大蒜の天ぷら

七品目 フグ白子(冬)焼き蛍烏賊(春)京都産筍(初夏)の共演 

八品目 尾崎牛(右)と土佐赤牛(左)

九品目 伊勢海老の白味噌仕立て

十品目 松葉蟹脚の変わり揚げと五島うどん

甘味  わらび餅と雛霰、季節の果物、揚げ百合根饅頭

今夜は熱燗をいただいたのだが、なんと西岡小十先生作の徳利とぐい呑みでご提供いただき、感激‼︎ 20回以上当店に通っているが初めてのご対面。なぜ今まで出会わなかったのか冷静に考えてみたら、日本酒はいつも冷酒(磯自慢)一本で熱燗の注文が初めてだと気づく。

当店には20回以上通っているが、来る度に新しい発見がありますね♪

2023/03/23 更新

20回目

2023/02 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

節分、立春から桃の節句へ

この時期は節分や立春の名残と桃の節句の間で、献立を立てるのも難しい時期。

今日の奥田ワールドは、何か会席料理の原点回帰すら感じる構成。それを強く感じたのは、やはり遠赤外で炊いたご飯の美味しさ!あらためて「和食はお米を美味しく食べることが至上のゴール」であることを教えられました。

先付 
鹿島灘の蛤、三陸のわかめ、うるいの焚き合わせ

前菜 2品
赤貝と烏賊、鯛の菜の花巻き、リンゴ酢ジュレ
鮑と豆の炊き合わせ 節分仕立て

椀物
白魚、筍、梅真丈、うるいの擦り流し椀
鶯宿梅の蒔絵椀

造り
雲丹と烏賊、金目鯛、サヨリ

揚げ物
河豚白子と蕗味噌の春巻き

焼き物 2品
釣りきんきの幽庵焼き、花豆と赤おから添え
佐賀牛シャトーブリアンと下仁田葱ソース 大浦牛蒡

煮物
佐渡の寒ぶりしゃぶしゃぶ

食事
遠赤外で炊いた白米 厚揚げとキャベツの味噌汁
飯の友は左から 鰯の山椒焼き、本鮪の山葵漬け、明太白滝

甘味
柚子アイスと揚げたての餡巻き

昨今インバウンドのお客様も増え、お店も大忙しとのこと。我が卒業生達もしっかり頑張ってました♪


2023/02/24 更新

19回目

2022/10 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

深まりつつある秋を楽しむ器と料理

今月2回目の小十訪問。
前回からわずか2週間ほどしか経っていないのに、グッと秋が深まってきた。そのわずかな季節感の違いを、器と料理で見事に表現された会席でした。

【先付】梭子魚と松茸の炭火焼 イクラとおろしがけ
*この芸術的な割山椒は、盛り付けも大変だろうが、食べるのも大変。…ということは洗うのも大変でしょうね。

【前菜】伊勢海老特に雲丹の昆布締め
*こちらも芸術的な信楽焼の器 片手では持てない重量感

【蒸物】鮑肝ソースの茶碗蒸し
*肉厚な蒸し鮑と肝ソースが旨い

【椀物】海老真薯と飛竜頭と松茸のお椀
*輪島塗りのお椀。蓋の裏には木の葉の象嵌が見事

【造里】網走産釣りキンキをポン酢で
*こちらも見事な信楽焼の器 暖かな色味が秋を感じさせる

【焼物】金目鯛の幽庵焼 削り栗を乗せて
*柿の葉が美しい

【焼物】尾崎牛サーロイン炭火焼 大蒜醤油と味噌
*尾崎牛の美味しさに負けない、4種のキノコのソテー

【煮物】海老芋と牡蠣の炊き合わせ
*ふっくらとした牡蠣と、ねっとりした海老芋の取り合わせは面白い

【食事】天然大鰻炭火蒲焼きの鰻卵丼 味噌汁 香の物
*いつも通りの鰻のパリふわが美味しい

【甘味】フルーツ羊羹
*白餡を使い、柿や葡萄など秋の果物を閉じ込める。盆も10月の名残の満月盆

ご馳走様でした♪


2022/10/26 更新

18回目

2022/10 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP4.8
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

この秋の銀座小十、まだまだ進化が止まりません‼️

秋の小十懐石。

今月は茶事の年末にあたる「名残の茶」の月。一年最後の茶を惜しむため、さまざまな器を使い銘々に違う料理でスタートしました。

毎回新しい献立に挑戦する奥田さん。今回もいろいろ楽しませていただきました。お馴染みのものは焼き物「梭子魚の松茸包み焼き」のみ。まさに「守破離」に挑戦する奥田さんの心意気が楽しめる料理でした。

【先付】真魚鰹と松茸のフライ 銀杏添え
【前菜】赤鶏と烏骨鶏の卵の茶碗蒸し
【椀物】土瓶蒸し 松茸、毛蟹真薯、甘鯛酒蒸し
【造里】伊勢海老黄身餡、さんま、鯛に唐墨、鮪大トロと雲丹
【焼物】梭子魚の松茸包み焼き 畳鰯添え
【焼物】尾崎牛味噌漬の蒸栗乗せ 野口蓮根
【煮物】信田巻き、茄子、南瓜
【食事】天然大鰻炭火焼と豆おこわの朴葉包み
【甘味】ハロウィンスイーツ(薩摩芋)と黒糖アイス

お店に向かう途中、多くの外国人観光客を見かけました。11日からの個人旅行客の入国制限緩和を実感。お店のフロントでも予約の電話がひっきりなしにかかります。遅まきながらようやく長いコロナ禍から抜け出してきていることを強く感じました。これから年末にかけてしばらく飲食業界は巻き返しの活況となることでしょう♪


2022/10/14 更新

17回目

2022/06 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP4.8
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

梅雨明け一番の小十会席

思いの外早い梅雨明けに驚きながら、今月2回目の小十会席。

6月30日の「夏越しの祓え」に因んでの八寸。茅の輪くぐりを模ったひと品。「蘇民将来子孫也」の短冊がついている。御料理は、毛蟹のトマトジュレがけ、スナップエンドウのごま和え、そして松坂牛と翡翠茄子。

続くお椀は鱧と蓴菜ににゅうめん。月と夕顔のお椀が素敵。

お造りは塩釜からのマコガレイと鰹の藁焼き。酢橘と塩が美味い。

焼き物は黒鮑と蓮根、万願寺、アスパラの肝ソースがけ。

続いて小十のかなスペシャリティである「稚鮎の炭火焼」。今回は1時間かけて調理されたもの。鮎の苦玉がギネスの黒ビールとよく合う。

煮物は太刀魚と賀茂茄子。お出しがとても美味しい、ほっとする味。

食事は琵琶湖天然大鰻の炭火焼を玉蜀黍と枝豆のご飯に乗せて。この地焼き鰻の生命力に毎年驚かされる。

甘味は山梨の桃。コンポート、アイス、スモモ、マンゴーが国の中をさっぱりとしてくれる。

今月は複数回小十を訪問。毎回趣向を凝らした御料理に感動しますね。

奥田さん、ご馳走様でした♪

2022/06/29 更新

16回目

2022/06 訪問

  • 夜の点数:4.9

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.8
    • | CP4.7
    • | 酒・ドリンク4.8
    ¥30,000~¥39,999
    / 1人

今年もこの稚鮎炭火焼を食べられる幸せ…

6月になりました。全国的に鮎漁解禁です!
…とくれば、またまた行かずばなるまい、あの稚鮎炭火焼を食べに、銀座小十へ‼︎

という事で今年もやってきまさした。

私がこの料理を初めて食べたのは数年前。その時の「こんな小さな鮎を焼くのに何故45分もかけるのか?」と思ったが、「頭は自分の脂でから揚げに、味は塩焼きに、尻尾は旨味が凝縮した干物に」という説明を聞きとても驚いた。おそらくこれが奥田さんの究極の到達点であろうと勝手に思っていたが、なんとこの料理でさえ毎年進化している事を発見。今年の鮎は「全体がから揚げになるように」「尻尾はガラス細工のようにパリンと割れる」食感の面白さを追求している。

「この進化も実は失敗の賜物です」という説明。例年の鮎を提供しているときに。話が弾んでなかなかお料理に手をつけないお客様のために、少しずつ少しずつ焼き時間を無理矢理に調整していた時に偶然生まれた焼き加減だとか。奥田さん曰く「この稚鮎の焼き加減と鱧の骨切りは、まさに『ここだ!』という一点を目指す料理」なのだとか。それ以前では不完全だし、それ以上ではやり過ぎ。稚鮎の個体差や炭火の加減などに翻弄される中で、その一点を目指していく料理だという。

この料理以外にも、鱧の湯引きや天然大鰻の炭火焼など、毎年馴染みの食材であるからこそ、調理法に工夫を重ね客を驚かす逸品を搾り出すように創作されているとのこと。やはり今年の奥田さんも、進化が止まらない⁈

ご馳走様でした♪

【献立】

塩水雲丹と豆腐の西京漬けに枝豆
 豆腐がクリームチーズのような美味しさ。

鳥貝とさいまき海老、芋茎のあえもの

紫蘇素麺 毛蟹を乗せて

虎魚ときび豆腐のお椀

鱧の湯引きとマコガレイのお造り
 湯引きたての鱧が美味しい

稚鮎炭火焼 黒ビールと共に

蒸し鮑と鮑の肝入りコロッケ串

賀茂茄子と加賀蓮根の海老真丈挟み

12等級(A5最高品質)和牛のしゃぶしゃぶ、黄身ソースで

琵琶湖天然大鰻の炭火蒲焼き 山椒風味の焼き飯に乗せて 赤出し椀と漬物添え

甘味 完熟宮崎マンゴーと白餡の春巻き 
牛乳アイスクリーム添え

2022/06/15 更新

15回目

2022/02 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP4.8
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

節分から立春へ、新しい挑戦

今年初訪問。いつもながら数々の新しい挑戦で楽しませてくれる。今回圧巻だったのは、お造り。数種類の魚を全て昆布締めにし、それぞれに合う味付けをしているので、醤油の小皿がいらない趣向。ひとつひとつがとても美味しく、この一品だけでしばらくお酒を楽しめる。

もうひとつの驚きは、焼き物。なんと三浦大根が主役。きちんとお出汁で炊いた大根をステーキにしている。ひと口食べると中から美味しい出汁が染み出す。この大根に煮鮑が添えてある。本来なら鮑が主役のはずだが、この料理は間違いなく大根が主役で鮑が脇役。

立春大吉の器に入ったフグ白子、自家製唐墨、伊勢海老の炊き寄せも豪華すぎる一品。クリーミーでリッチな味わいは高級なフレンチを超える美味しさ。

それ以外にも、ジビエである鴨の焼き物や食事の蒸し稲荷寿司など、いつもながら奥田さんの「攻める」会席料理を堪能しました。


【献立】

節分八寸
 鬼の器に煮豆5種
 金棒の器に鮪の黄身酢和え
 おたふく面の器に平目と車海老

蛤の潮汁  
 春雨の上に筍と湯葉と和布を添えて

揚げ物
 宍道湖白魚と蕗の薹の天麩羅

椀物(鶯宿梅の輪島塗)
 百合根の擦り流し 甘鯛と湯葉にクチコ

お造り 昆布締め尽くし
 平貝 赤貝 あおり烏賊 細魚 
 金目鯛 車海老 雲丹

季節のひと皿
 フグ白子の裏漉しを唐墨と伊勢海老に添えて

蒸し物
 寒鰤腹身のわら燻しの上に蕪蒸し

焼き物
 宮城県産野生鴨の醤油焼きに
 茨城産牛蒡とネギ焼きを添えて

焼き物2品目
 三浦大根のステーキ
 煮アワビ添え

お食事
 稲荷の蒸し寿司 焼き穴子乗せ

甘味
 練りたて白玉団子を鶯谷餡に乗せて
 抹茶

2022/02/25 更新

14回目

2021/11 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP4.8
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

晩秋から初冬へ… 守破離のこころで常に挑戦を続ける奥田ワールド。

今日は会社のスタッフの研修を兼ねて訪問。
晩秋から初冬に季節が移ろう一番難しい季節。この時期の食材屋器使いに、常に挑戦を続ける奥田氏の心意気を堪能しました。

先付3品

真鯛、車海老、関鯖、翡翠茄子の柿酢和え。すりおろした柿に絡めて。

すっぽんの茶碗蒸し。葛素麺にフカヒレを使った銀餡をかけて。ホッとする温かさが心地よい。

芯とり菜のお浸し。お揚げと熊肉を合わせて食感の違いを楽しむ。この時期ならではの割山椒の器で山椒を効かせて。

椀物
キンキと聖護院かぶら。これまたこの時期ならではの輪島塗木の葉椀が美しい。

お造り
今回はお醤油などを使わない趣向。
上から右回りで
鮪の藁燻し漬けの山かけ
あおりイカの生からすみ添え
ヒラメの昆布締め昆布出汁ジュレを乗せて海苔で巻いて  

焼き物 2品
大鰻の炭火焼、白滝明太を添えて
和牛の西京味噌漬け、酢おろし添え

煮物
自家製湯葉入り飛龍頭、里芋、蓮根、隠元の煮物
蓮根の穴には小豆を詰めてある

食事
甘鯛と栗の蒸しおこわ、イクラがけ
木の子の赤出汁、漬け物

甘味
りんごワイン煮、マスカットと巨峰、シナモンアイス添え

銀座小十には何度も足を運んだが、昨今は来る度に新しい献立に出会う。
奥田氏曰く「守破離」の精神に基づく挑戦を感じる。
「守」…伝統をしっかり守る
「破」…伝統を打ち破る挑戦
「離」…新しい伝統の確立
現在は「破」から「離」のステージだとか。

やはり『伝統とは成功した革新の連続である』という言葉通りの奥田氏の心意気を楽しみました。


2021/11/11 更新

13回目

2021/09 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP4.8
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

重陽の節句

重陽の節句を愛でに訪問。
今回の小十さんの目玉は何といっても〆のお食事。なんと秋刀魚の炭火焼き定食が登場。炊き立てのご飯に秋刀魚の炭火焼きの演出がその意外性以上に感動的で、「やっぱり日本人でよかった」とあらためて実感する。逆説的に言えば昨今は秋刀魚も大衆魚から銀座の星付き懐石店で扱われるような高級魚になった、ともいえるかもしれない。
今回の品々の中にも和牛ヒレ肉の焼き無花果と胡桃添えとか、鱧出汁で味わう糖度の高い野口蓮根など、いろいろ進化している。ご飯も通常の土鍋炊きではなく特殊なセラミック使用の釜での炊飯。基本を守りつつ常に進化を続ける奥田さんのマインドに脱帽しました。

【重陽の会席献立】

盃一献
あしらいの菊花を盃に移して、菊酒で一献。もちろんお酒は「菊姫」

重陽八寸
 毛蟹菊菜浸し 蛸大船煮 鰊昆布締めきのこおろし和え生この子 鮪トロ藁たたき送ら海苔和え いくら醤油漬けジャコすし飯
 *いずれも柚子釜を器に 上に乗せた朴葉とそれを刺したフルーツのような金柑がおいしい

椀物
 菊花仕立て大車海老吉野打ち 萩真丈 椎茸 すすき柚子
 *萩をあしらった輪島塗の素晴らしいお椀

お造り
 真鯛 あおり烏賊 雲丹  
 *芋名月にちなみ里芋の葉盛りで

中皿
 鱧炙り 野口蓮根 鱧出し汁
 *野口蓮根の甘さと鱧出汁の美味さが半端ない

焼き物
 天然大鰻蒲焼き 舞茸黒酢
 *琵琶湖の天然鰻を今回は地焼きではなく蒸してある 皮がぱりぱりで美味しい

強肴
 和牛ヒレ肉 無花果と大黒占地 胡桃だれ
 *12ランク(A5超)の和牛炭火焼きに胡桃だれが良く合う

煮物
 冬瓜と鰊 小芋 南京 絹さや
 *秋を感じさせる一点ものの器が

食事
 秋刀魚炭火焼き 白ご飯 香の物 味噌汁
 *味噌汁は毛蟹と海老のお出汁

デザート
 薩摩芋羊羹の巨峰とマスカット添え  和三盆アイス薩摩芋チップス添え
 *薩摩芋はシルクスイーツという糖度の高い品種 なめらかな口触り

2021/09/15 更新

12回目

2021/08 訪問

  • 昼の点数:4.9

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.9
    • | 雰囲気5.0
    • | CP4.8
    • | 酒・ドリンク4.9
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

今年の小十さんは「攻め」ている❗️

緊急事態宣言下ではあるが、打合わせを兼ねてランチで訪問。

確かに奥田さんの仰るとおり、今年の小十さんは「攻めて」いる。今年で開店18年目になるはずだが、今までに出会ったことのない、新しいチャレンジに満ちた献立だ。どれもひと工夫されていて、でも王道を外さない。コロナ禍で厳しい時だけに、ピンチをチャンスに変える奥田さんの料理人魂を感じます。

先付 鱧と冬瓜に蓴菜
   お盆の季節らしく蓮の葉に盛り付け

前菜2品
   鰻ざく
   琵琶湖の天然大鰻の地焼きに
   青ものと昆布、玉子の朧を添えて

   鮑素麺
   鮑煮汁の摺流しに蒸し鮑を乗せ、
   下には白髪素麺

椀物 キジハタと山芋揚げ
   夏らしく利休好みの浅手の銀椀を使って

お造り 千葉勝浦の鰹のタタキと石垣貝
    石垣貝は盆提燈に似せて
    鬼灯(ほおずき)を器に

蒸し物 北海道産の雲丹
    伊勢海老を合わせてクリーム仕立てで

揚げ物 虎魚唐揚げ
    下にはスナップえんどうの餡掛けを敷いて

焼き物 太田牛炭火焼
    レタスのシラタキ巻きを添えてちり酢で

煮物 米茄子
   車海老とアスパラを添えて
   丸い米茄子を敢えて四角く調理している

食事 毛蟹の雑炊 昆布佃煮と胡瓜漬物
   雑炊はリゾットのように生米から炒め炊き

デザート かき氷
   青竹を器にアップルマンゴーと天音メロンを
   沈め、上には桃のアイスとメロンのアイス
   タピオカを散らして


まだまだ進化が止まらない奥田ワールドです。
来月が楽しみ❗️


2021/08/20 更新

11回目

2021/06 訪問

  • 昼の点数:4.9

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.9
    • | 雰囲気5.0
    • | CP4.8
    • | 酒・ドリンク4.9
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

6月。待望の「鮎」を味わいに…

6月になると漁が解禁となる鮎。
小十さんのスペシャリテである「鮎の炭火焼」を味わいに銀座小十を訪問。

小十さんの献立は毎回進化しているが、この鮎だけは変わらない美味しさ。

前菜
スイートコーンの摺流し 中には雲丹、蓴菜、湯葉が…

鱧の湯引き トマトジュレを乗せて、夏野菜の上に…

丹後産大鳥貝 自家製ポン酢醤油で…

椀物
伊勢海老の真丈と空豆

お造り
虎魚の薄造り 肝と内臓も添えて

お凌ぎ
万願寺とうがらしの寿司、毛蟹を乗せて

焼き物
(待望の)稚鮎炭火焼き 黒ビールと共に

煮物
黒鮑の肝ソースがけ アスパラガスとともに

松坂牛の実山椒乗せ ズッキーニと米茄子と共に…

食事
琵琶湖産天然大鰻の蒲焼きごはん 赤出汁味噌汁 香の物

甘味(写真撮り忘れました)
水無月  外郎ではなく、抹茶餡と透明な寒天で涼しさを…

1年待った鮎は期待通りの焼き上がり。おまけに奥田さんのもうひとつの好きな食材である天然大鰻も登場。毎回のことながら、地焼きうなぎの皮のパリパリ感と生命力溢れる身質を楽しめました。

やはり会席料理はお酒と共に楽しむもの。早く世の中が落ち着いて欲しいとしみじみ思いました。

2021/06/13 更新

10回目

2021/02 訪問

  • 昼の点数:4.9

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.9
    • | 雰囲気5.0
    • | CP4.8
    • | 酒・ドリンク4.9
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

2月最後の献立

半年ぶりに銀座小十をランチ訪問。今日は2月の献立の最終日。

先ずは百合根の摺流し。
甘い百合根を昆布出汁だけで延ばし、中には小柱が3つ。寒い日に先ず身体を暖める初めの一杯。

続いて、車海老と太刀魚の和え物。梅を散らした三角の器が可愛い。

次は節分の名残りの升に入った煮物。豆や根菜を出汁醤油味で煮て、上に房州の煮鮑が乗っている。ひいらぎの飾りも季節感を醸し出す。

続いて椀物。大鮃と聖護院蕪に自家製唐墨を載せて一番出汁を張ったもの。椀蓋の裏に「梅に鶯」の見事な金蒔絵のついた輪島塗のお椀。これも使われるのは本日まで。明日の定休日に器替えがあり、また来年の正月まで1年間お休みだとか…

お造りは氷見の寒鰤のハラス。13キロもある寒鰤の冊を軽く藁で燻してある。脂が強いので山葵は使わず、辛味大根を巻いていただく。

その後には海鮮の柚子釜。中には牡蠣、帆立、海老などが詰まって、とても美味しい逸品。

揚げ物は、河豚のアラ。醤油ベースの味がついており、フライドチキンよろしく指で摘んで齧りつく。私は河豚の一番美味しい食べ方は唐揚げだと思っているので、大満足の一品。

そして尾崎牛のひと口すき焼き。白滝やネギなどを尾崎牛で巻き、すき焼き風味のタレをつけて火を入れ、ひとつ500円もする卵の黄身をかけたもの。これは日本酒より赤ワインにピッタリ。

焼き物は、河豚の白子と伊勢海老。上から奥田さんお得意の蕗の薹の素揚げを散らして苦味を楽しませる。この「立春大吉」の器もきっと今日までだろう。

食事はとても珍しいもの。なんと「熊肉」のにうめん‼︎
牛蒡を練り込んだにうめんに、薄切りの月の輪熊の肉が載っている。熊の肉は確か2度目の遭遇だが、獣臭もなく猪に似た脂味が楽しめる。

デザートは焼き立てのどら焼き。中は粒あんとイチゴ。それにお薄をいただく。

銀座小十には、両手に余るほど何度も訪問しているが、どの時期に来ても例年通りの料理と、新しく出逢う料理がある。今回ではひと口すき焼きと熊肉がそれ。こうやって常に進化し続けていることに、脱帽。自分も負けずに進化しなければ、と激励されたお料理でした。

来週からはもう弥生三月のコース。ひな祭りの先付や、蛤の隠れ椀などが出てくることでしょう。

緊急事態宣言も、あと少しで解除。お互い、頑張りましょう♪

2021/02/27 更新

9回目

2020/10 訪問

  • 昼の点数:4.8

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.8
    • | CP4.8
    • | 酒・ドリンク4.8
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

奥田さんの技で秋を堪能‼️

今日は銀座小十にて奥田さんの技で秋を堪能させてもらった。

今年初ものの松茸は、八寸の牛肉巻き、鱧と合わせた土瓶蒸し、そして奥田さんのスペシャリテである梭子魚巻きと、たっぷりと楽しんだ。

でも焼き物のアグー豚の朴葉焼きが一番印象に残っている。普段ならこの流れでは「尾崎牛炭火焼」となるのだろうが、豚という意外性が面白い。これがまた朴葉味噌とよく合う。

お食事はこれまたスペシャリテの天然大鰻。地焼きならではのパリパリとした皮目の食感が楽しい。

例によってお腹いっぱいになりました。

献立

満月八寸
兎の香合 栗銀杏飯蒸し
長笛盛り 車海老と鮃の昆布締め串 牛ロース松茸巻き 里芋スッポンコロッケ カステラ玉子 大徳寺麩と木の子の白和え

椀物 松茸と鱧と海老真丈の土瓶蒸し

お造り 噴火湾のボタンエビと生雲丹 真鯛 大間の本マグロ

焼物 梭子魚の松茸巻き 丸十蜜煮

強肴 アグー豚の木の子朴葉焼き

煮物 翡翠茄子 毛蟹と三つ葉添え

食事 天然大鰻のうな丼 野生なめこの味噌汁 香の物

甘味 焼き立て栗どら焼き

2020/10/28 更新

8回目

2020/07 訪問

  • 夜の点数:4.9

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.8
    • | CP4.7
    • | 酒・ドリンク4.8
    ¥30,000~¥39,999
    / 1人

活き稚鮎の炭火焼に会いたくて、今年も来ましたよ。。

毎年楽しみにしている、銀座小十の水無月の懐石。
今年は気のおけない旧友と3人で訪問。

お目当ては、なんといっても稚鮎の炭火焼。これは奥田さんのスペシャリテ。

天竜川から生きたまま送られてくる稚鮎を、なんと45分もかけて炭火焼きする。強火の遠火で焼く事で、頭は自分の脂で唐揚げに、胴体は干物に、尻尾はカリッとした炭火焼に。これを黒ビールとともにいただく。とにかく食感といい、肝の苦味といい、申し分ない。この味を知ってしまったら、毎年食べに来ないではいられない。。

本日の献立は、先ず前菜で北海道産のウニとマグロ。マグロは漬けとスモークの2種。

続いて夏野菜と車海老の酢の物。器が素敵。

先付もう一品は、北海道の毛蟹と、奈良は三輪素麺山本の、日本一細い「白髪」という素麺の一品。なんと0.3ミリという職人技。

お椀は鱧ともろこし豆腐。蓴菜が効いている。この一番出汁をいただくのは、何度経験しても至福の味わい。。

お造りは七夕に因んで、五色の短冊を模した器に星ガレイ。

そして本日の真打、稚鮎の炭火焼が登場。

続いて黒鮑の蒸しもの。肝ソースがかかり、素麺かぼちゃの素揚げがあしらいに。蒸している最中に出てくる鮑のエキスの煮凝りも添えられている。

煮物は賀茂茄子。茄子の器も可愛い。

そして牛肉の炭火焼。今日は太田牛。赤ワインを一杯合わせる。

そして〆は本日もうひとつの主役、天然大鰻の蒲焼き丼。鰻早く蒸さずに地焼きして、周りをカリッと、中をみっちりと焼くのも奥田さんのこだわりのひとつ。

デザートは2品。宮崎マンゴーを主体としたフルーツコンポートと、大納言をギリギリまで煮詰めた水羊羹(こちらは写真撮り忘れた…)。

お茶は終始水出し緑茶。すっきり感と甘味が際立つ。

飲み物は、シャンパンでスタートし、終始日本酒で。。途中お肉の時に赤をグラスで一杯。。

いやー、今年もこれから頑張れそうです‼️


2020/07/16 更新

7回目

2020/05 訪問

  • 昼の点数:4.8

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.8
    • | CP4.8
    • | 酒・ドリンク4.8
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

一番出汁が心に染み渡る…

緊急事態宣言の解除を受けて、早速陣中見舞いを兼ねて訪問。ずっと外食を控えていたので、お料理の数々が殊更に有り難く感じる。特に一番出汁をいただいた時は、その美味しさに涙が出るほどので喜びを実感。当に「生きててよかった」という気持ちになった。

本日の献立

端午の八寸
 稚鮎の素揚げ 蓼酢載せ
 栗子蟹 鯛の粽寿司 薇の白和え

椀物
 アイナメと卵豆腐 蓴菜
 器は藤の絵柄の輪島塗椀

お造り
 京都丹後産大鳥貝 山葵醬油で
 虎魚 肝と皮を添えてポン酢醬油で

焼き物
 2.4mもある太刀魚の塩焼き 
  染めおろしと畳鰯を添えて
 器は魯山人の銀塗りの写し

 尾崎牛炭火焼 素揚げした新玉葱添え

 季節の野菜焼き 胡麻ソースで

煮物
 房州産黒鮑のしゃぶしゃぶ 肝ソースで

食事
 うなぎ炭火焼ご飯 あさりの味噌汁 
 茗荷と胡瓜の漬け物と昆布佃煮

甘味
 天使音(あまね)メロンとココナッツのアイスクリーム

飲み物は、まずグラスシャンパンで始め、続いてお決まりの磯自慢。尾崎牛に惹かれてグラスワインの赤も一杯。

でも今日いちばん美味しかった飲み物は、「緑茶」。
静岡 前田商店の前田文男さんがブレンドした食後の新茶が、すべての料理をまとめてくれた感じがする。茶葉をガッと掴んで鼻元に運び、じっと眼を閉じる前田さんの顔さえ浮かんでくるようでした。

この2か月、皆さん良く我慢しました‼️
今日は自分の我慢へのご褒美でした。。

2020/05/27 更新

エリアから探す

すべて

開く

北海道・東北
北海道 青森 秋田 岩手 山形 宮城 福島
関東
東京 神奈川 千葉 埼玉 群馬 栃木 茨城
中部
愛知 三重 岐阜 静岡 山梨 長野 新潟 石川 福井 富山
関西
大阪 京都 兵庫 滋賀 奈良 和歌山
中国・四国
広島 岡山 山口 島根 鳥取 徳島 香川 愛媛 高知
九州・沖縄
福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄
アジア
中国 香港 マカオ 韓国 台湾 シンガポール タイ インドネシア ベトナム マレーシア フィリピン スリランカ
北米
アメリカ
ハワイ
ハワイ
グアム
グアム
オセアニア
オーストラリア
ヨーロッパ
イギリス アイルランド フランス ドイツ イタリア スペイン ポルトガル スイス オーストリア オランダ ベルギー ルクセンブルグ デンマーク スウェーデン
中南米
メキシコ ブラジル ペルー
アフリカ
南アフリカ

閉じる

予算

営業時間

ページの先頭へ