21回
2025/09 訪問
静かな風情に隠された躍動感。愛しの温石さん。
焼き茄子にずんだ餡 と 無花果。ずっと食べたかった無花果に出逢って既にうれし泣きしそう。しかも色彩の美しさと言ったら!♡♡♡
鯵の胡瓜巻。今回の「料理王国」の特集で、改めてこのお料理を識ることになった気分。
甘く口当たり良く、でも弾けるジンドウ烏賊。裏には1ミリ毎に隠し包丁が入っていました。
花鯛と冬瓜に辛子 あしらい柚子。美!。
お造りを何にしようと思っていたら、今朝飛び込んで来たという超素敵な「ヤイト鰹」。相変わらず食運が強いと褒めていただきました♡
素晴らしい色合いのグラデーション。これはヤイトだけれど、鰹もこちらで始めていただいて「これが鰹?」と驚いたものでした。
甘長唐辛子の米粉揚げには、生シラスの漬けを詰めながらいただきます。大好きな一品。アレ?何か詰まってるとキョトキョトしていると、ヤイト鰹の心臓の米粉揚げでしたww
焼津のノドグロの蒸煮 発酵エシャレットに採れたてベビー紫蘇の実。60度程の温度で水分を閉じ込め、蒸すように茹で上げるとの事。蕩けるような食感です。ポン酢をかけたレタスしゃぶしゃぶが良く合いました。
蜂蜜葛氷とトマト。菊川の古くからある「葛シャリシャリ」というアイスキャンディのオマージュ。不思議な食感。葛シャリシャリ、食べたくなった。
「旨みを引き出すのは熟成といわれるが、旨みは熟成なしでも焼き方次第で引き出せる。新鮮な躍動感を味わって欲しい」
椎茸も味が凝縮している。
長芋 月見素麺 焼津の削節。素麺より細そう。
にえばな。良い香り。あぁ終わってしまう…
炊き合せは、太刀魚の天ぷらに子芋、オクラ。齧って下さいと仰るので、大口で齧る。アッチッチ。
ご飯は、鱧のそぼろと栗、甘長唐辛子。秋のご飯が嬉しい。
なんとか鯛…ごめんなさい。の漬け丼。しっとりと弾力があって、とっても美味しい。
珍しく山梨の桃。
ごちそうさまでしたm(_ _)m
杉山さんの目の前に座るとトキメキもMax。 落ち着きなさいと言うように、いつものようにワイングラスで冷緑茶をご用意下さいました。 香りを吸い込んで深呼吸。
「料理王国」の10月号に6ページに渡り特集が有りました。改めてあのスペシャリテの凄さを感じさせられました。読み応えありです。お勧め。
2025/10/05 更新
2024/09 訪問
あぁ、これが温石さん♡
中秋の名月の夜の 温石さん。
移住してからはお初。
おおらかなお料理に慣れた自分がどう感じるかも楽しみにしていたところ、一皿目から圧倒されました。
「落花生豆腐」ってジーマーミー豆腐ね、なんて口に入れたとたん、ブワッと広がる香り!
えっ!何っ!?と驚いていると、落花生の煎り方を変えたとの事。
新落花生を煎る際に、殻も一緒に煎ることで、土の香りも移せたそうです。
どこまでも滑らかな葛も、甘い無花果も完璧です。
人生最後に食べたい一品と、かねてから思っている「鯵の胡瓜巻」<゜)))彡
「今日の鯵は良いですよ~っ♪」と笑顔で仰りながら、お皿に積み上げているのを見て、
あら、お月見団子盛り?などと ほざいていると、
あれよあれよと蝋燭に火がともされて、ナント、BIRTHDAY「鯵」CAKE!!\(^o^)/
ビックリして感謝感激、ありがとうございます♡。。。(マダチョット サキダケド)
どれもこれも素晴らしすぎて、文章が長くなり恐縮ですが m(_ _)m
今回のスターは大理石のような「かんぱち」
サスエ前田さんの仕立ても冴えわたり、杉山さんの手で、向こうが空ける薄造りにされていきます。
締まった身質も脂の旨みも素晴らしく、こんな かんぱち はもう二度といただけない気がします。
甘長唐辛子も!
芳ばしくオカキ衣で揚げられた、熱々の甘長唐辛子の空洞に、冷たい生シラスの漬けを詰めながら齧る一品は、
遊び心と意外な驚きの美味しさが共存していて見事!!
最後にもう一つ。シツコイww
お抹茶のお菓子、「翡翠餅」は「野の草の葉の朝露」に見たててとの事。
パァッとその様が目に浮かび、思わず目を細めてしまいました。
何よりお味に感動 ( ꈍᴗꈍ)♡
甘みは外側の葛のみで、中のずんだ餡には甘みは付けていないとの事でしたが、自然な甘みが広がり、「夏いきれ」を思わせる香りの素晴らしいこと。。。
久しぶりに伺って、あぁやっぱり温石さんは特別♡と改めて深く心に刻まれました。
最近は予約も難しく、物理的な距離も遠くなり、中々に伺うのが困難ですが
細々とでも通わせていただきたいと心から願います。
本当に ごちそうさまでした m(_ _)m
※ ※ ※
◇ 落花生豆腐に煎り落花生 と 無花果
◇ 鯵の胡瓜巻 梅肉添え
◇ お椀 甘鯛と冬瓜 つる菜と柚子のあしらい
◇ 造り カンパチ 刻み玉葱と茗荷
◇ 甘長唐辛子のオカキ揚げ 生シラスの漬けと共に
◇ 蒸しドウマン蟹 に 栗チップス
モロヘイヤのお浸し 自家製マスタード添え
椎茸の炭火焼き
◇ カマスの蒸し物 新銀杏 葱叩き
◇ 金目鯛の炭火焼き 実山椒醤油
◇ 長芋 月見素麺
◇ 天然鰻の白焼き、折戸茄子の炭火焼き、オクラ
◇ 食事 煮えばな~白飯 小鯛の炭火焼き・甘長唐辛子のピクルス・味噌椀・香の物
◇ 水菓子 シャインマスカットと幸水
◇ 翡翠餅 お抹茶
落花生豆腐に煎り落花生と無花果 新落花生を煎る際に、殻も一緒に煎ることで、土の香りも移して。どこまでも滑らかな葛も、甘い無花果も素晴らしい。
鯵の胡瓜巻 梅肉添え あれよあれよと蝋燭に火がともされて、ナント、BIRTHDAY「鯵」CAKE!!\(^o^)/
全部食べて良い?と思ったら、ご一緒様と分配。ご一緒様が6つ、私が3つ。。。むぅ~~。凄い鯵でした。美味しかった~
お椀は、甘鯛と冬瓜 つる菜と柚子のあしらい。お出汁に溜め息。プリプリの甘鯛は甘みを感じる。塗りお椀は名月です。
大理石のような「かんぱちの薄造り」はサスエ前田さんの仕立ても冴えわたる一品。朝の名物ジャンケンで手に入れたそうですパチパチパチ
杉山さんの手で、向こうが空ける薄造りに。 締まった身質も脂の旨みも素晴らしく、こんな かんぱち はもう二度といただけない気がします。強い脂が苦手なの杉山さんがご存じで、数が自動的に減らされてます。コレはもっと食べたかった・・・
甘長唐辛子のオカキ揚げ 生シラスの漬けと共に
ご一緒様の実演。芳ばしくオカキ衣で揚げられた、熱々の甘長唐辛子の空洞に、冷たい生シラスの漬けを詰めながら齧る一品は、遊び心と美味しさが共存していて見事!!
蒸しドウマン蟹 に 栗チップス モロヘイヤのお浸し 自家製マスタード添え しっとりと蒸しあがったドウマン蟹にパリパリの栗チップスを混ぜながらいただきます。美味し~♡
蟹の出汁が残ったお皿に、ポンと炭火焼き椎茸。椎茸のお味が濃い。
カマスの蒸し物 新銀杏 葱叩き 真っ白なカマスに葱の緑、紫蘇の花のピンクが美しい。鮮やかな新銀杏もモチモチ。
金目鯛の炭火焼き 実山椒醤油 さながら真打登場です。お料理自体にオーラがあります。何とも保水が凄い身質は唯一無二。
長芋の月見素麺 一ミリ程度の細さの山芋素麺。リフトでお見せできたら良かったと後悔。
目の前でどんどん膨らんでいく、うなぎが気になる
随分前に炭に埋められていた折戸茄子を、アッチッチと向いていきます
完成したのはコレ。天然鰻の白焼き、折戸茄子の炭火焼き、オクラ。パリッと焼かれた皮目とブリッとした身、鰻うんまぁ~!!茄子もトロトロで炭の香りが香ばしく、オクラも甘い。贅沢な贅沢な一品。
ご飯ものは新米の煮えばなからスタート。香りが特別。
食事のお供は、小鯛の炭火焼き・甘長唐辛子のピクルス に味噌椀・香の物。
その後、鯛の出汁茶漬け、おにぎりと続きますが、情けないことに白米まででお腹一杯でギブアップ。これはご一緒様の「お握り 大サイズ×2」をパチリ
お抹茶のお菓子、「翡翠餅」は「朝、野の草の葉の朝露」に見たててとの事。甘みは外側の葛のみで、中のずんだ餡には甘みは付けていないとの事でしたが、自然な甘みが広がり、なにより「夏いきれ」を思わせる香りの素晴らしいこと。。
お抹茶の器は、菊の文様でした。
2024/12/11 更新
2023/12 訪問
琴線に触れ、やがて染み渡る。
歳の瀬は、仲良し食べ友様と最終営業日の温石さんへ伺いました。
節目と感じる日に、こんなに相応しいお店は有りません ( ꈍᴗꈍ)♡
カウンターには、温石さんのファンクラブのような皆様が集い、
穏やかな年の瀬らしい時間を過ごさせて頂き 感謝です m(_ _)m
焼津の漁港も最終日、
「こんなに凄い食材が揃うなら、もう一日営業しても良かった」と杉山さんの笑顔の通り、
お初の筍、大きな平目、巨大な赤座海老に蛤、他も全て杉山さんの手にかかり、輝きを増しておりました。
凄いなぁと思うのは、その素晴らしぃ食材を『どやっ』と派手派手しく見せるのではなく、
頂くと、静かに溜め息をつくような、
琴線に触れるような お料理に仕立てて下さるところと思います。
それを感じるのは、唯一無二温石さんだけかもしれません。
語りだしたら止まらないお料理の解説は、お写真に添えさせていただきますm(_ _)m
本年中のレビューは、これにて御終い。
今年も皆様のご投稿で大変楽しませていただきました。ありがとうございました。
どうぞ皆様、良いお年をお迎え下さいませ。
ごちそうさまでした m(_ _)m
※ ※ ※
◇ 蕪のふろふき
◇ 鯵の砧巻き オデオ牛蒡の素揚げ
◇ お椀 甘鯛と筍
◇ お造り 平目・障泥烏賊
◇ 根深葱の おかき揚げ
◇ 赤座海老の 焼きしゃぶ
◇ 藤枝玉取椎茸の炭火焼 赤座海老の味噌と玉子
◇ 菜の花と スナップエンドウの 胡麻酢
◇ 蒸し赤むつ 春菊のせ
◇ 金目鯛の炭火焼き 実山椒醤油
◇ 蛤・麻機蓮根団子・白菜の鍋仕立て
◇ お食事
・ 煮えばな ・ 太刀魚と芽キャベツの土鍋ご飯 ・ 蛤出汁の卵とじ丼 ・ メジ鮪の漬け丼
・ お味噌汁 ・ 香の物
◇ 完熟とちおとめ
◇ 南瓜と甘納豆のきんつば
◇ お抹茶
蕪のふろふき。限界までお出汁を吸っていて、舌で潰すと蕪の香りとともに溢れだしてきます。また温石さんに来られたなぁと思う一品です。
酢を効かせた大根で砧巻きにした鯵。夏場と違ってパンチある旨みと脂が乗っているからこその味わい、いきなり心が震えます。オデオ牛蒡は、木の幹のように太い牛蒡。有機栽培で灰汁抜きもいらず、風味の強い牛蒡です。
お椀は、甘鯛と筍♡ 泣いて良いですか・・・甘鯛の保水の高さはサスエさんの独壇場。本当に美味しい。そして初物の筍!!! 一人、ジーンと来ていました ( ;∀;)♡
大きくキラキラな平目。エンガワも角がピーンとしています。障泥烏賊、、ねっとり甘々。
実物はもっと好き通っていました。弾力が素晴らしく、噛みしめると旨みがジワります。
太い根深葱を、ザクザクのおかき揚げに。クリーミーに甘い葱に、葱の香りが染みた衣が また旨い! 葱の最上級の食べ方ですね。
最終日に揚がってしまった巨大赤座海老たち。年を越せない悔しさに暴れておりました。
焼きしゃぶ仕立てで、歯ごたえを残し、甘みを引きだしています。半身でも一口に余る大きさでした。
赤座から取れた、味噌と玉子、こんなにイッパイ。
藤枝玉取椎茸の炭火焼 赤座海老の味噌と玉子をたっぷりかけて。
蒸した赤むつに、生の春菊と紫蘇の花を載せて出汁醤油をかけています。天敵ノドグロ!!っと思いましたが、これが凄かった♡♡♡ しっとり蕩けながら歯ごたえも残す絶妙な蒸加減で、脂がスッと消える上品の極みのようなお味。
出ました♪シグニチャー!ご条件ばかりのお席でも、歓声があがり、さながら「待ってましたっ」と歌舞伎の掛け声のようww
お口直しに新鮮さがはちきれるような、菜の花と スナップエンドウ
大きなお皿が4個でいっぱいになる巨大な大和蛤。殻をもらってきたかったな・・・
甘みの増してきた白菜と麻機蓮根団子を合わせた鍋仕立て。
塩気は蛤のみ、甘みは白菜から。鍋イッパイ食べられるわ~。
煮えばなからスタートのお食事。終盤に入り少し悲しい。
お味噌のお味が立った、お味噌汁と、香の物。
今回は丁寧につけ焼きした太刀魚と芽キャベツ。珍しい。
微かにほろ苦い芽キャベツと、香ばしい太刀魚が
蛤出汁の卵とじ丼。こんなに上品に染みる卵とじ丼、無い。
美しいグラデーションのメジ鮪の漬け丼。杉山さんが食べられるだけで良いから、と仰るけれど残せない美味しさ。くるし~~っ(笑)
完熟とちおとめ。芳香を放っています。
目の前できんつばを焼き上げ、甘い香りが漂います。
かぼちゃの天然の甘みが凄く良い。中には自家製甘納豆も。
お抹茶は骨董のガラス。素敵です。
有り難いことに、素晴らしく美味しいお茶を様々に楽しませて下さいました。先ずは静岡の煎茶
台湾式釜炒り茶「梅ヶ島」
福井産コシヒカリのカリガネ玄米茶。氷を入れても素晴らしい香り。
2024/01/03 更新
2023/10 訪問
「丹精」
是非ともご一緒させて頂きたかった方々と、温石さん♡
思えば満月を眺めながら向かう道々から、魔法にかかったような気分でしたが
お料理を頂くにつれ、「えっ? 天才過ぎないですかっ?」と心拍数が上がってくるようでした。
例えば、本来雑魚と言われるエボ鯛も、どんな高級魚を並べられても「私はこちらを選ぶ」と確信するほど、美味しく美しく、心を揺さぶられます。
(お写真がうまく撮れなかったぁ~~( ;∀;))
サスエ前田さんとのご関係は有名ですが、
最近、とみに感じるのは漁師さんのパワーで、前田さんの熱意に巻きこまれるように、できる限り良い状態で港に向かうチャレンジをされているように感じます。
雑魚と言われるエボ鯛も、泳がせたまま港に入り、小さな魚も前田さんが一つ一つ仕立てます。
そんな魚達が杉山さんの手に渡り、更に一化けも、ふた化けも♡
解禁された伊勢海老も、以前のお料理とは違っていて、
薄く削られた栗のチップスで食感の楽しさを加え、添えられたルッコラのお浸し、もっちりした青い銀杏、天然木耳も。
それだけ多彩な一品でも、決して足し算を感じさせず、完成された一品としてまとめられているのは「味わってみて」と言うしかありません m(_ _)m
コースを通じて、どの一品をとっても杉山さんの「丹精」がビシビシ伝わって、心が揺さぶられっぱなしです・・・
文字通り「凄い」です。
温石さんの素晴らしさは、そんな「凄み」を感じさせながらも、
杉山さんのお人柄や、スタッフさんの御心遣いで、パワースポット並みの癒し効果がある事。
今回も、アルコールが飲めなくなった私に、お料理に合わせた香り高いお茶をご用意下さって、
もうそれだけでも胸いっぱい。幸せでウルウルでした♡
次は年末に。
少しは落ち着いて、お料理を味わいたいけれど、温石さんの進化にオババが追いつけないような予感しかしません・・・人気も凄いし、遠い方になってしまったようで一抹の寂しさも。
ごちそうさまでした m(_ _)m
※ ※ ※ ※ ※
◇ 焼き茄子を炊いたものに、ずんだ餡
◇ 太刀魚の麻機蓮根包み揚げ
◇ 白甘鯛と天然平茸の椀
◇ ハタのお造り 馬鈴薯の酢漬け
◇ 伊勢海老の炙り ルッコラのお浸し 栗のチップ 銀杏
◇ 玉取椎茸の炭火焼き
◇ エボ鯛 練りたての胡麻豆腐に春菊のすり流し
◇ 長芋素麺 削り立て鰹節
◇ 金目鯛の炭火焼き 山椒醤油
◇ 無花果の風呂吹き 落花生味噌
◇ 新米の煮えばな
◇ 石川小芋と蛤の卵寄せ
◇ 舞茸ご飯
◇ 榎茸と蛤出汁 炭火焼き煎餅
◇ プチおにぎり 叺の一夜干し
◇ シャインマスカット、ピオーネ
◇ 南瓜と小豆のきんつば
◇ お抹茶
焼き茄子をさらに炊いて、美しいずんだ餡がかかっています。 パクッと口にした途端、香ばしい炭火焼きの香り、滑らかにお出汁を含み、更に枝豆のあの香り。 滋味深い、薫りの洪水っ♡
太刀魚の麻機蓮根包み揚げ。太刀魚がキラキラ、保水がすごい。フワフワもちもちの揚げ物、大好きです。
本来、雑魚と言われるエボ鯛も、どんな高級魚を並べられても「私はこちらを選ぶ」。春菊の擦り流しに、練り立ての胡麻豆腐を添えて。
この集中力。美しい♪ 杉山さんほど「丹精」と言う言葉が似合う料理人さんて、見つからないです。
白甘鯛とヒラタケの椀。白甘鯛が弾むような食感。天然平茸も市販されているものとで別物で、しきりにナルホドと思う。
ハタのお造り。登場した時から宝石のようにキラキラで、さっと炙って脂が活性化すると輝きを増しました。旨み甘味、滑らかな舌触り、完璧♪
オラオラッ、とメンチきってくる伊勢海老。
プリッとしたレア伊勢海老に、薄く削られた栗のチップスで食感の楽しさを加え、添えられたルッコラのお浸し、もっちりした青い銀杏、天然木耳も・・・
お味の濃い玉取椎茸。この後、伊勢海老味噌を一匙ずつ配給でかけてもらう。
これもお初の試みでした。削り立ての鰹節の香りと、ちょっとお酢の効いた長芋素麺で口の中がスッキリ替わりました。
あぁぁぁぁ~、もう何も言えない絶対王者♡ 死ぬ前に3皿食べさせてほしい。
こっちからも撮っちゃう。
無花果の風呂吹きには、落花生味噌。こちらには熱燗が合うとの事で、私には熱い赤烏龍茶をお猪口に添えて下さる。
煮えばなで、新米の香りで深呼吸♡
艶やかな秋のお鉢で、石川小芋と蛤の卵寄せ。蛤出汁が子芋に染みて優しい。蛤5個入ってたヽ(^o^)丿ww
舞茸のリゾットご飯。薫りの爆発で、思わず湯気を体に浴びせた(笑)
今年も頂けて嬉しい♪
榎茸と蛤出汁に、炭火でじっくり焼きいた新米のお煎餅。放り込むとジュッと。インスタに動画有〼
もうお米食べ過ぎて、お腹いっぱい過ぎたのに・・・ちっちゃく作って貰えました♡
シャインマスカット、ピオーネ
南瓜と小豆のきんつば。小豆を甘納豆にしてから南瓜餡と合わせたもの。ハロウィンに因んで、この日の前日に思いついたそうです。
艶やかな秋。
お料理に合わせたお茶の一部。
お料理に合わせたお茶の一部。
お料理に合わせたお茶の一部。
2023/10/31 更新
2023/05 訪問
一点の曇りなく。
今回は次女と焼津ドライブ、自分の大切な場所、大好きな物を見せたくて、東名を飛ばしました (*^^)v
温石さんでは、訪れた瞬間からスタッフさんの温かさに包まれ、娘もニコニコです。
さて、お料理は、人生最後に食べたいと思っている「鯵の胡瓜巻き」からスタート。
1つ頂いて、あれ ? いつもより味が強い ? 個体差かしら ? と感じました。
すると、杉山さんが「仕立てを変えました。濃厚になったと思うんです。」との事、
それに対してすぐ返事を出来なくて、杉山さんがちょっと詰まらなそうな表情です(・・;)ヤバッ!
わからなかったと思ったかしら ? わかりましたよぅ、本当です !( ノД`;)!
気を取り直し、杉山さんの手元を眺めれば、一品一品の完成に向けて見飽きる事が有りません。
お料理の全てが一点の曇りもなく、完璧と感じるのは、
素材の素晴らしさもさることながら、杉山さんの精神性の反映も有るのかと・・・
そして今回は、温石さんの季節の中でも、最高に好きな季節かもしれません。
桜海老の漁期で、
もち鰹も、3種の仕立てで楽しませて下さいました♪ 海にも感謝 ♡
更には最良の旬が2週間しかない、朝採れグリーンピースの季節でもあります。
温石さんでは、煮えばなにそっと混ぜ合わせ、その美しさを大切に供して下さいます。
薄い、薄~い皮がプチッと弾け、甘み、香りが一体・・・間違いなく世界一大好きご飯です。
いただいた瞬間の娘の顔ったら!!
もともと大きい目を更に見開いて、こぼれ落ちるかと思うくらいでしたww
あぁ、しあわせ ♡
( 一品一品の感想はできるだけ、お写真に呟かせていただきます m(_ _)m )
そう言えば ❢
6月7日の「プロフェッショナル 仕事の流儀」は素晴らしいお魚を仕立てて下さる、サスエ前田さんです♪♪
杉山さんも映るかしら ? 拝見しなくちゃですね (^^)♪
本当に、私の文章力では表せないほど素晴らしかったです。
今回も、大変ごちそうさまでした <m(_ _)m>
※ ※ ※
◇ 鯵の胡瓜巻き 梅肉乗せ
◇ 馬鈴薯きんつば 鯛の卵の醤油漬
◇ お椀 花鯛と管牛蒡とつる菜
◇ お造り ハタの炭火炙り 障泥烏賊
◇ もち鰹 3種 新玉葱のせお造り・血合いのレバー仕立て・ハラミの塩タタキ
◇ 太刀魚 蓮根餅の包揚げ 黄身醤油
◇ 玉取原木椎茸 炭火焼
◇ 小鰯の唐揚げ フルーツトマト
◇ 金目鯛炭火焼 木の芽酢
◇ 枝豆摺流し
◇ アスパラの胡麻和え
◇ うすい豆ご飯
◇ 平貝、丸茄子、オクラの鱧のそぼろ餡かけ
◇ 桜海老・空豆ご飯
◇ 唐墨を載せた、お替りご飯
◇ 炭火焼き煎餅のアオサ出汁茶漬け
◇ クレープフルーツ紅茶ゼリー
◇ 出来立て薄皮どら焼き
お料理は、人生最後に食べたいと思っている「鯵の胡瓜巻き」からスタート。仕立てを変えたとの事、確かに濃厚に感じました。本当にわかりましたから!どなたか杉山さんに伝えて下さい~ww
「馬鈴薯きんつば仕立て」上には鯛の子の醤油漬け。馬鈴薯の滑らかさと、自然の甘みが素晴らしい。鯛の子の旨みと塩気で益々甘みが引き立ちます。傑作です!♪♪
「花鯛と管牛蒡とつる菜と山葵のお椀」吸い地を一瞬煮たてて、花鯛をくぐらせ香りを移します。一塩で旨みが強い花鯛には山葵を添えて。
お造りは、「ハタの炭火炙り 障泥烏賊」 ハタのモッチリした食感と、絹のような舌触り、脂に甘み。やっぱり、コレよね♡ 本当に凄い、凄すぎです。
サプライズのように裏から現れた「モチ鰹」。逢いたかったよ~♡ 透明感のあるモッチリした身は、これぞレベチ! 手前に有るのは「血合いのレバー仕立て」。胡麻油と塩で高級なレバ刺しのよう。新鮮だからこそです。
脂の乗った腹身は、炭で炙った塩タタキで。コリッとするぐらいの歯ごたえの後、脂の旨みが広がります。
「新作です」と仰った、「太刀魚の蓮根餅の包揚げ」 凄いんです。カリッ、モチッ、フワッ、刹那の一品。娘は、目の前に積み上げて食べたいと。私もじゃ。
「玉取原木椎茸」香りも食味も強くて、口に入れるとふわ~っとなる。
サスエ前田さんのインスタをフォローしている方ならご覧になったかしら?小さな鰯の仕立てチャレンジ、「小鰯の唐揚げ」。なんて良い香り♪鰯がちょっと苦手な娘もビックリしていました。凄いなぁ・・・フルーツトマトでリフレッシュ。
不動のスペシャリテ「金目鯛炭火焼」。今回は特にフワフワ、脂も乗っていた。
娘曰く「めっちゃ枝豆!」の擦り流し。枝豆の香りが強いのに爽やかな一品。
「アスパラの胡麻和え」 いつも、こんな一品に凄みを感じます。凄いんです歯触りが。どうしたらこんな風になるの ? 採り立ての生かと思うようなシャッキリしたみずみずしさなのに、青臭さが微塵も有りません。
最良の旬が2週間しかない、朝採れグリーンピース!薄い、薄~い皮がプチッと弾け、甘み、香りが一体・・・間違いなく世界一大好きご飯です。杉山さんの美学が詰まった一品です。
麻婆茄子インスパイアと仰る「平貝、丸茄子、オクラの鱧のそぼろ餡かけ」 確かに山椒は効いていたけど、贅沢過ぎるww。平貝がシャクシャク、丸茄子はトロリ。
更には「桜海老・空豆ご飯」も♡ 桜海老の桶の、一番上のところに居る、圧のかかっていない桜海老しか使わない逸品。芝桜をイメージしたそうです。
香りの強い二つの食材を合わせて、軽やかにまとめる見事さ。そして美しい。
食べられる方だけと仰ったお替りご飯。勿論頂ます。唐墨の塩気と濃厚な旨みが良く合ます。
お漬物達もご馳走です♡
皿やかな紅茶ゼリーに酸っぱい柑橘。大好きです。ベタですが丼で食べたいやつです。
大好きな「出来立て薄皮どら焼き」。一口サイズですが、もったいなくて、チビチビ頂ます。お薄を頂いて、ごちそうさま。最近またアルコールに拒絶症状が出ていて、その情報をご存じだったようで、美味しい冷茶と、冷和紅茶をご用意くださっていました。マジ惚れます。
2023/06/04 更新
2023/02 訪問
㊗食べログGOLD!! 必要不可欠なパワースポット。
愛しさが止まらない「温石」さん。
「食べログGOLD」のお知らせは、他人事ながら震えるほど嬉しく思いました。
昨今では名声は国内外に響きわたり、オババにとって遠くに輝く大スターなんだけれど、
杉山さん自身は全く変わらずに、真摯に、頑固に、美学を貫いていらっしゃいます。
サスエ前田魚店さんとの信頼関係は有名ですが、他の地元の生産者さんも勿論大切になさって、
素晴らしい食材を、まるで浄化したようなお料理に仕上げて下さいます。
唯一無二の杉山流です。
温石さんに身を置くと私まで清められるようで、必要不可欠なパワースポット( ꈍᴗꈍ)
これからも、お邪魔にならないようにそっと、通わせて頂きたいと願っております♡
今回のお料理も、それはそれは素晴らしかったです。
夕方四時半に知らせが入ったというモチ鰹はじめ、
朝、漁師さんが戻るのを仁王立ちで待って選り抜いたというエボ鯛も、
別次元の個体と仰るボス平目も
巨大アカザ海老も…感謝しかありませんm(_ _)m
食べログアワード発表当日、チョコレートの金メダルを掛けたお母様や、お弟子の龍之介さん、スタッフの皆様のお写真を送って頂きました。
皆様の笑顔が本当に素敵でした♡
本当に大好きです♡
心よりお祝い申し上げます <(_ _)>♡
静岡の聖護院大根のふろふき。お出汁を含んだ聖護院で、ああ戻ってきたと感慨深く。
朝捕れの真烏賊。肝のソースとプチヴェールの素揚げを一緒に頂くと、烏賊の甘み、肝の深み、ほろ苦いプチヴェールが驚くハーモニー♪こういうお料理に凄みを感じる。
朝捕れ甘鯛のお椀。甘鯛がプリッとお椀とは思えないように弾けた。美味しいよ~~( ;∀;)♡
ボスサイズの平目。切っている様子でモチモチぶりがわかる。プリズムのように光っていた。
ガッツリ厚切り。杉山さん曰く、別次元の個体、モチ平目と言いたい。甘み旨み、最高!
エンガワの炙り。初めての食感。コラーゲンと旨みの塊です。
磐田の海老芋のおかき揚げ。目の前の巨大アカザ海老に目がいって、途中で口を開いたまま止まってしまう。アッと思ったら、ご一緒様もあんぐりと止まっていた(笑) 海老芋美味しいです。静岡の海老芋は本当にシルキーです。
巨大赤座海老の焼きしゃぶ。お皿からはみ出るサイズはお初。尻尾を持ちあげてパクリと。プリップリで甘い~♡
来たコレッ!! この日16時半に連絡が来たという死後硬直前のモチ鰹。この日3匹しか前田さんのお目がねにはかからなかったらしい。ありがとうございます。頂ます。
甘い新玉葱と玉葱醤油で。私が玉ねぎを食べちゃう様子を見て、追い玉葱を配給。玉葱大好き♡
近くで取れた椎茸にアカザ海老の味噌をかけて。
漁師さんが戻るのを仁王立ちで待って、選り抜いたエボ鯛。そんじょそこらのえぼ鯛と訳が違うそう。時々見せるこの自信、惚れてまう♡近くで取れた春菊と自家製柚子胡椒、黄身醤油。最高すぎた、これも温石さんならではの一品。
ぴえ~ん( ;∀;)♡ やっと逢えたシグニチャー。絶対王者の金目鯛。実山椒もヤバイ。
白ミル貝と赤カブの胡麻酢和え。白ミルは炭火で炙って皮を剥く。こうすることで嫌な臭みは無くなり、貝の良い香りだけが残る。あま~い。
麻機蓮根の蓮根餅で太刀魚を包み、さっと油通し。餡と絡んで、蓮根餅のモチモチ感とフワッとした太刀魚が絶妙。
煮えばな。お米の良い香りと日本酒がよく合う。、
冬から春へ季節が移る瞬間のようなご飯。ジンドウ烏賊と柔らかい新牛蒡、菜の花。
意外なほど軽やかで、口に入れてアレッと意表。メチャクチャ美味しい。最高に美味しい♡
蛤出汁のせんべい汁。最初にお出汁を張って、焼きあがったご飯を割っていれると、ジュッと言う音とともに香ばしい香りが広がる。視覚・聴覚・嗅覚・味覚を一気に味わう傑作です。
来たコレ再び♪モチ鰹の漬けご飯~~\(^o^)/
大盛のご一緒様と鰹の枚数が違うとブツクサ言っていたら、諦めた顔で追い鰹を配給して下さいましたwww
安倍川のきらぴ香と紅ほっぺ。柔らかくジューシー。移動はできない完熟苺でドーピング並みに甘い。手に入らないのが悲しい。
目の前でアッチッチの春菊餅で包む、大福。濾し餡も出来立ての薫り立つ大福です。
金ぴかのお茶椀でお薄。
磯自慢の温石ボトル
このお酒の為だけに栽培された松本米の、喜久酔
ゴールドメダルをガッツリ掴んだアカザ海老。チョコだけど・・・(笑)
2023/02/10 更新
2022/05 訪問
愛しのパワースポット
三カ月ぶりの焼津詣で。
何でこんなに間が空いてしまったのか、切ない気持ちを募らせながらお店に入ると
大好きスタッフさんが、開口一番「お久しぶりです」。
ぴえん・・・久しぶり嫌だ・・・ಥ_ಥ
いつも温かいヒーリングを感じるようなお席について、
さて一品目。
今年も出逢えた、「鯵の胡瓜巻き」。嬉しいです♡
鯵と胡瓜の良い時期に、一瞬だけ頂ける、湿気を祓うような一品が特別大好きで、
世界一好きなお料理と聞かれて思い浮かぶのは、これなのです。
そして今回、ビックリした新作が現れました。
なんと、お椀が「鯵」!!!
ツミレのお椀は有るでしょうけれど、大きな大きな鯵の切り身そのままでお椀にするとは、何と豪快、何という自信でしょう。
仄かに生姜が香る吸い地ながら、全く臭みは無くて、しっとり脂の乗った鯵の醍醐味を味わわせていただきました。
シグニチャーにもなりうる逸品、感激でした。
さらに、嬉しかったのは春の「桜海老」に間に合った事 !
ヽ(^o^)丿
きゃっ♡と頂いていると、「朝捕れのは香りが違うんですよ」と静かに一言。
杉山さんがチラリと自信を垣間見せる瞬間が、大好きです
( ꈍᴗꈍ)
実際に、香りも、え?皮って有りました??と言うぐらいの柔らかさも、全く別物。
これを目指しての焼津詣でも、止められません。
この日頂いたのは、
◇ 鯵の胡瓜巻き
◇ 生シラス 玉葱和え フライドオニオン添え
◇ お椀 鯵・管牛蒡・ツルナ
◇ 造り 障泥烏賊、烏賊墨塩・赤ムツ 茗荷
◇ 伊勢海老の炙り 海老味噌載せ
◇ 豆鯵の唐揚げ
◇ アスパラのおかき揚げ
◇ 金目鯛の炭火焼き 木の芽酢
◇ 玉取椎茸
◇ ながらみと葱のぬた
◇ 蛤と丸茄子の炊き合せ 蛤の出汁餡
◇ 食事
空豆ご飯に唐墨・桜海老ご飯・オコゲにノドグロと蛤の出汁茶漬け
◇ 紅茶とグレープフルーツのゼリー
玉蜀黍餅 お抹茶
お誘い下さった、ご一緒様♪いつもいつもありがとうございます♡
次は7月に…禁断症状に注意しなくては・・・
またどうぞ宜しくお願いいたしますm(_ _)m
鯵の胡瓜巻き。今年も逢えました♡ きゅうりがぴったりと身に張りついた見事な仕立て。死ぬ前に食べたい一品は変わらずコレ♪
生シラス 玉葱和え フライドオニオン添え。目力強すぎ! シラスの頭より小さい、玉葱のみじん切りが見事。フライドオニオンも良く合う。珍しくしっかりした味わいの新作。
驚くべき巨大「鯵のお椀」絶句。素晴らしいシグニチャーにもなりうるお椀と思いました。
造り 障泥烏賊、烏賊墨塩・赤ムツ 茗荷。しっとりした仕立ての赤ムツが絶品。障泥烏賊も間違いない甘み。温石さんでは期待通りで普通に頂きますが、別のお店でこれを頂いたら、ビックリして大騒ぎすると思います。
今日も睨んでくる。
プリプリの身を、塩梅の良い海老味噌をかけていただきます。
きたこれ!!大好きな豆鯵 <゜)))彡 小さいくせに不敵な面構えの面々。
小さいくせに、ふんわりとほろ苦く、稚鮎に負けずとも劣らぬお宝感。美味しい\(^o^)/
アスパラのおかき揚げ。ジュ―シーさが爆発。美味しいヽ(^o^)丿 アスパラの甘さとおかきの塩気がぴったり。
絶対王者の金目鯛。今回は木の芽酢で。何回食べても、ドキドキと待ちわびる一品。素晴らしい。
玉取椎茸。なんという保水率。なんという旨み♡感動
ながらみと葱のぬた。最初りシラスで使った玉葱の葉の部分との事。柔らかい。ながらみもよく噛むと甘く美味。温石さんに伺うと素材のおいしさを再認識させてもらえます。
蛤と丸茄子の炊き合せ 蛤の出汁餡。ふんわり上品な蛤は駿河湾の特徴でしょうか。
美し過ぎる空豆ご飯。空豆はみずみずしく、いかにも採りたて。
自家製唐墨の炙りを載せて、これまた美し過ぎる・・・♡
春の「桜海老」に間に合ったヽ(^o^)丿
香りが抜群。皮も柔らかくて、気が付かないほど。
お焦げの部分を探して、超絶美味な出汁茶漬け。
ゼリーも新作。
玉蜀黍餅を目の前でキャラメリゼして。
水出しの新茶をご用意くださいました。大好きスタッフさんが、せめてワイン気分だけでも、と大振りなワイングラスで。香りが良く伝わって堪能いたしました。感謝の気持ちで一杯♡スタッフさんも、焼津の土地も、何もかも大好きすぎる♡♡♡
2022/05/21 更新
2022/02 訪問
美
温石さんの「美」は、
透明感のあるお料理も、お皿や、盛り付の調和も、設えも、
まだお若い杉山さんの事だから、未完成に決まっているけれど、
全てが杉山さんの目指す「美」の完成に向かっている気がします。
温石さんに一歩踏み入れると、空気感が変わるように感じるのは、
その「美」の世界に身を置くからなのでしょうか。この上なく幸せです( ꈍᴗꈍ)
さて、
この日の温石さんは、夕方SNSにアップされた、サスエ前田魚店さんのストーリーで始まりました。
時化続きの、しかも祭日。
「モチ鰹」は諦めていたのに、まさにキタコレ!!! \(^o^)/
「モチ鰹」にしても、「0.06%鰯」にしても、
魚の人生 ? や、 漁師さんや、 私達の食べる時間に合わせて仕立てて下さるサスエ前田さんや、
今回は筍を納入した、元料理人さんからも、ご連絡を頂いて、口にする瞬間が、輝きを増していく思いです。
アカデミー賞の受賞スピーチのように皆様に感謝を述べたくなります。
まあ、なんといっても単純に素晴らしく美味しいのですけれど(・_・;)
件の「モチ鰹」は魚体が大きいのに身質がとても詰まっていて最高と、いつもより厚切りで堪能させていただきました。
その美しさったら、言葉を失い、見惚れてしまいます。
添えられた玉葱も甘く、素晴らしい・・・お野菜も本当に凄いです。
焼いたハラモも、ルビーのように輝いておりました。
「筍」は、それこそ過去イチ甘く香り高く、齧って食べ終わって「足るを知る」のが困難すぎました( ;∀;)
10本下さい・・・m(__)m m(__)m m(__)m
鰯ご飯も最高 !! 熱々を口に放り込むと、香ばしい炭火の香りと、旨みと脂が混ざってジュワー♡
Viva ! エリート鰯 !!
さて、頂いたお料理です。
◇ 聖護院大根のふろふき 白味噌と自家製柚子胡椒
◇ 唐墨餅の巾着 菜の花 おでん仕立て
◇ 煮物椀 甘鯛、しめじ、ほうれん草
◇ 筍のつけ焼き
◇ モチ鰹 お造りに新玉葱 ハラモの炙り
◇ 赤座海老の焼きしゃぶ
◇ 朝獲れブロッコリー 赤座海老の味噌と卵ソース
◇ 鯖寿司
◇ 金目鯛 塩と山椒醤油
◇ 赤蕪の胡麻酢
◇ 真鴨 馬鈴薯餅の治部煮
◇ 食事 筍ご飯・焼鰯丼・モチ鰹漬け丼・蛤と青海苔の出汁かけご飯
◇ 紅ほっぺ
◇ 焦がし胡桃と百合根 柚子の甘露煮添え
(新作のお菓子を頂いたのに、お写真を消してしまいました( ;∀;))
また、参ります。
ごちそうさまでしたm(__)m
聖護院大根のふろふき 白味噌と自家製柚子胡椒
唐墨餅の巾着 菜の花 おでん仕立て。染み染みお揚げさんの中から、唐墨餅。
煮物椀 甘鯛、しめじ、ほうれん草。塩して脱水された甘鯛の旨みが冴えている。甘鯛大好き♡
昨日のFUJIさんはお尻。温石さんの赤座は思いっきり睨んでくる。
赤座海老の焼きしゃぶ。コリッとした食感を残しながら、甘みを引き出す技!!
朝獲れブロッコリー 赤座海老の味噌と卵ソース。結構強く濃いお味のソースを受けとめるブロッコリーの濃さがさすが。
この日の午後、目にしたSNSにヒャッホー!!
身質が良いので厚く切りました、との事。え?シルクですか?モチ鰹ってシルクで出来てますか?またまた過去一更新しました♡そして玉葱甘すぎ君!
ハラモを炙ったら、ルビーになりました。
小さくても脂ノリノリでびっくりの鯖寿司。最高!!私の配給は1個ですが皆さま2個です。ご安心ください。
はい。かっこいい♡ 最高の香りをかぎながら、凛々しい杉山さんを眺める至福(笑)
こんなに甘い筍は初めてです。10本下さい、お願いです( ;∀;)
絶対王者♡ 火入れも何もかも、好みの真ん中です。気を遣って違うお魚にしていただいたことが有りますが、絶対飽きないので食べさせて下さいm(__)m
真鴨 馬鈴薯餅の治部煮。鴨らしい味わいに、優しい芋餅が良き♡
赤蕪の胡麻酢 この金継ぎのお皿が大好き。赤カブが映えて何とも美しい。いくらでも食べられる味わいに仕立てられていました。
4種食べきるために量は泣く泣く減らしてもらい、合わせて一膳ぐらい。でも、堪能できて良かった♡
焼鰯丼 最高!最高!鰯を一口でパクッと。旨みと脂で蕩けて、次の瞬間ご飯をかき込む。ヤバすぎる食べ方でした。
モチ鰹漬け丼 これはもう、どうぞお味を想像して下さい。ムフフフ。
蛤と青海苔の出汁かけご飯 思い切った量の山葵が甘い蛤を引き立てる。美味しい~♪
紅ほっぺ この後新作のお菓子を頂いたのに、写真を消してしまいました。バカバカバカ( ;∀;)
2022/02/18 更新
2021/12 訪問
凛々しく、清く
訪問が近づくと、ドキドキトキメキ、指折り数えてしまう温石さん。
今回は、仲良くしていただいている方々と伺えるのが楽しみです♪
この日も杉山さんは清々しく、空気清浄機能を搭載しているとしか思えません。
訪問当初は、しなやかな優しさを湛えていらっしゃいましたが、今では凛々しい若武者のようで、
芯の強さが発光して見えます。
「うちは、魚の店ですから」と、多くを語らず、美学ともいえるお料理を披露して下さいますが、
その辺の近所で採れたとか仰るお野菜も大好きです。
お料理に静かに向かい合わせて下さって、しっかりと認識する事が出来る、唯一無二のお料理。
変わらずに魅了され続けています。
さて今回先付は、生一本のドウマン蟹。
この蒸し方の完璧さは、しつこくレビューしてしまうけれど、本当に傑作なんです。
希少さ故に、もてはやされがちなドウマン蟹の、実力を見せていただきました。
しっとりした、なんて美味しい蟹でしょう…
そして今回、出てくる気配を感じなかった「もち鰹」!
食事の終盤、ば~~ん!と登場して、まさに不意打ち、完全にやられました。
それも、サスエ前田魚店さんの渾身の仕立て。その味わいは、もう言うまでもありません・・・。
最後の、なんとしてでも頂きたかった桜海老ご飯まで、
杉山さん的には緩急をつけてお出し下さるのだけれど、私には全てが驚くほど美味しくて感動の連続でした。
この日のお献立は
◇ ドウマン蟹
◇ その辺の天然ルッコラ ドウマン蟹の内子
◇ イトヨリ 天然平茸のお椀
◇ お造り はた、泥障烏賊に烏賊墨塩 茗荷
◇ 蕪のふろふき 蕪味噌
◇ 赤座海老の焼きしゃぶレアをそのまま・火入れ強めで海老味噌包み
◇ 焼ブロッコリー、刷毛醤油
◇ 金目鯛の炭火焼き 塩と山椒醤油
◇ その辺の椎茸
◇ 麻機蓮根の饅頭 鱧のそぼろ その辺のほうれん草
◇ もち鰹 ( ;∀;)♡
◇ 食事
・ 煮え端、桜海老ごはん、唐墨ごはん、青海苔の汁掛けごはん
◇ 苺 きらぴ香
◇ 焦がし胡桃餅
完璧に好きな場所。出会えた事に感謝です。
今年も、一年つつがなく通わせていただいて、ありがとうございました。
来年も宜しくお願い申し上げますm(_ _)m
ドウマン蟹の雌 細胞を壊さずに蒸上げたような印象は相変わらず。滑らかしっとり。濃い味わいをそのまま堪能させていただきました。
その辺の天然ルッコラは爽やかな味わい。内子は塩辛く無い塩からのような、コノワタのような美味です。凄い。
素晴らしいハタ。美しさに食べる前から歓喜が想像出来ました。塩だけで脂分もタンパク質の美味しさも堪能いたしました。感動( ;∀;) 障泥烏賊も恐ろしく美味しかった。
大好きなイトヨリ。見た目の美しさも好き。塩して身が締まった状態。美味しいお魚です♡
真ん中の子、めっちゃ睨んで来ますやん。
レアの焼きしゃぶ。尻尾をつまんで持ちあげて、皆でペロリといただきます。パラダイス♡
火を少し強く通して甘みをより強く引きだして。濃い海老味噌に負けない旨み。
めっちゃ美味しいブロッコリー。さっと醤油を塗って焦がした香りがたまりません。
絶対王者、唯一無二の金目。脂の強い腹身は塩で、上身は山椒醤油で。これを頂くと、どこでいただく金目も感動できない副作用あり。(お写真は全回訪問時の物です)
麻機蓮根の歯ごたえも良い饅頭には、鱧のそぼろを仕込んでありました。その辺のほうれん草も葉の厚みが美味しい時期になりました。
炭火焼きの技術で、保水された椎茸。薫り高すぎ君。
最後にジャーンと刺客が控えていた。杉山さん、お主も悪やのぉ・・・
もち鰹。弾力が凄い。雑味なく味も深い。今年の〆に最高すぎる鰹を頂けた幸せよ!
大好きな煮えばな。薫りを楽しむ。けど、おしまいが近づいて寂しくもある。
いつも楽しみにしているぬか漬け。これをいただきながら渋茶をすすっていたい。
史上最高の桜海老ご飯。桜海老は勿論朝揚がった駿河湾の宝石。薫りもすがしく、甘く、皮も口にあたらないほど柔らかい。
自家製唐墨ご飯。前日に干しあがった初物を頂きました。薄く透き通って美しい。
お出汁にアオサを加えた出汁ご飯。
きらぴ香はリキュールで香りづけ。甘酸っぱくていくらでも食べたい。
大好きな焦し胡桃餅。
2021/12/18 更新
2021/10 訪問
特別な場所
お誘い頂いて伺いました。
温石さんにお誘いいただくなんて初めての経験で、とっても嬉しい( ꈍᴗꈍ)。ありがとうございます♪
さて、今回の先付は「ドウマン蟹」
私の勝手なイメージは、細胞膜を壊さず保水された感じ。
ぎりぎり蒸し上げた蟹は、いつも杉山さんにしかできないスペシャリテと感じます。
今まで、ドウマン蟹は、味の濃さは素晴らしいけれど、パサつきがちな身質に感じていました。
杉山さんの手にかかると、こうなるのね・・・・。
先付で饗されるのであっという間に食べてしまいそうですが、
是非是非、蟹を蒸す技術に注目して召し上がっていただきたい逸品です♡
そしてお造りは、素晴らしい「ハタ」。この時期驚きという「スマ」。
脂は乗っているけれど、噛みしめると甘み・旨みに変化して凄いです!
「美味し~♪」と喜ぶと
「美味しいですよっ!」と杉山さんはちょっとドヤ顔で、そんな時は優しい笑い皺の目が、チョイ悪にキラリ(笑)
この季節のスペシャルは、謎の「茸老人」の天然茸。
突然「天然まいたケーキ」で誕生日を祝って頂いて爆笑した後、めでたくお料理していただきました♪
その巨大な天然舞茸の、土鍋から噴き出す湯気の香りの凄い事、凄い事~~!
存分にエキスを引きだして、ご飯と蒸らした「舞茸ご飯」は人生一衝撃的な美味しさでした。
山伏茸や、栗茸や、
大好きな麻機蓮根も始まって、静岡の海と山を存分に味わわせていただきました。
毎回の心尽くしのお料理に、感謝しかありません。
やはり温石さんは、私にとって大切な、特別な場所と感じた一夜でありました。
本当に本当にありがとうございます。
大好きです!
※ ※ ※
頂いたお料理です。
◇ ドウマン蟹と水菜の粒マスタード和え
◇ 無花果と落花生豆腐
◇ 山伏茸とメバル 煮物椀
◇ お造り ハタ・スマ
◇ 伊勢海老 海老味噌掛け 実山椒の醤油漬け
◇ 柿と塩銀杏の白和え
◇ 金目鯛の炭火焼き 山椒醤油ダレ
◇ 長茄子とほうれん草の海老餡かけ
◇ 食事 煮えばな、栗茸の味噌汁、香の物
◇ 天然舞茸ご飯
◇ 万願寺と唐墨ご飯
◇ ハガツオの炭火焼きの出汁茶漬け
◇ 作り立ての 栗餡どら焼き
ドウマン蟹と水菜の粒マスタード和え。蟹の保水と滑らかさがスペシャル。それプラス、ドウマンの野性的な旨みです。
無花果と落花生豆腐。落花生豆腐は、そのままでは上質なオリーブオイルのようです。それに炒った落花生と、摺った落花生でコントラストを加えて。
山伏茸とメバル。お初に頂いた山伏茸が嬉しい。けれど陰に隠れているメバルが強烈にプリプリで美味でした。さすが!!
美し過ぎる「ハタ」見た目通り強烈な美味しさ。鳥肌が立つほど美味しい。
「スマ」は刻み玉葱がアクセントですが、玉葱のパンチに負けない旨み。相乗効果で派手な美味しさです。
麻機蓮根のおかき揚げ。大好きな一皿。烏賊墨塩で頂きます。
伊勢海老 海老味噌掛け 実山椒の醤油漬け。お皿に残った味噌をなめたい(笑)
柿と塩銀杏の白和え。シンプルな美しさに息を飲んだ一皿。温石さんの美学に夢中です。
長茄子とほうれん草の海老餡かけ。小さな海老はなんでしょう・・とっても美味しい♡たっぷり野菜を大好きな餡かけで味わえる一皿。
新米。なんて美味しいの(TT)飲めてしまう。
栗茸。サクッとした歯触りでした。
これ、見るからにヤバイでしょ?舞茸エキスご飯と言いたいです。
万願寺の香りを楽しむ、唐墨ご飯。
ハタのハラスを炭火で炙って、出汁茶漬け♡ 今回4杯目いきました!
水菓子
大好きな「栗どら焼き』栗餡の美味しさが凄いです。私も喜ぶ塩気の効いた餡を焼きたての皮ではさんで。
絵になる♡
花束もケーキもたくさんもらったでしょ、と、天然まいたケーキ。ありがとうございます。ちょっとハロウィン的な…
2021/12/13 更新
2021/07 訪問
「やすらぎ」の、唯一無二の場所です
小さな手術をすることになって、大げさ過ぎですが(笑)最後に伺っておきたくて、一人向かいました。
この日のお料理は、最初から心にビシビシ響いてくるような、心尽くしを感じて
今思いだしてもウルウルしてしまうほど・・・感動の記録を更新しました。
数日後、温石さんのインスタに、
「自分の料理を食べに来てくださる方には、帰り道まで幸せでいて欲しいから、より一層励まないと」
と書かれていました。
それを見て、あぁそうなんだな、と、心にストンと落ちる気がしました。
杉山さんは綺麗ごとではなく、本当にそう思っていらっしゃる、
どうだっ!!と披露するのではなく、そっと心尽くしして下さるのが、こんなに心に響くのだなと。
もう随分前になってしまいましたが、いまだに幸せな気分が続いています。
温石さんに出逢って本当に良かったです・・・m(__)m
※ ※ ※
◇ 近所で採れたモロヘイヤと朝捕れ渡蟹
◇ 近くの川の朝捕れ鮎 開きの素揚げ
◇ ハタのお造り マルドンのシーソルトと加減酢
◇ コリンキーの胡麻酢あえ
◇ 煮鮑 稲庭うどんの肝ソース
◇ 蓮根饅頭 炙り唐墨
◇ 鱧 山椒オイル 管牛蒡
◇ さっき揚がったスマカツオ
◇ 白茄子のおかき揚げ
◇ 枝豆の摺流し
◇ 金目鯛の炭火焼き
◇ 朝採れズッキーニの炭火焼き
◇ 近くの川の天然すっぽん 茄子の炊き合せ
◇ 鱧と甘長唐辛子の土鍋ご飯
・ にえばな
・ 黄身のせ
・ ガリたっぷりの薬味ご飯
◇ 果物 静岡産のマンゴー、梨、巨峰
◇ 玉蜀黍餅 お抹茶
近所で採れたモロヘイヤと朝捕れ渡蟹。渡蟹のえも言われん滑らかさにまず驚かされました。初体験です。朝捕れの新鮮なものを蒸上げるタイミングがコツとの事。味の濃さ甘さは、言うまでもありません。
近くの川の朝捕れ鮎 開きの素揚げ。親指程の大きさです。新鮮でなければ開けないそう。しっかり鮎の味がして、稚鮎の癖に生意気な、と思う。
ハタのお造り マルドンのシーソルトと加減酢。噛むほどに味が変化していく素晴らしいハタ。美味しい!スゴイ!と絶句していると、嬉しそうに笑って「美味しいですよね」と杉山さん
コリンキーの胡麻酢あえ。胡麻の香りと酢の塩梅が絶妙で大好きな一品。これを与えられたら、おとなしく一日中ポリポリしていられます。
煮鮑 稲庭うどんの肝ソース。こちらも噛むほどに味わい深い鮑にうっとり、見た目にもうっとり。
杉山さんが麺を作れば、この美味しさよ!!な一品。添えられたオクラも激しく美味しい。
蓮根饅頭 炙り唐墨。淡いお出汁の餡かけにホロホロ崩れる唐墨が絶妙。
鱧 山椒オイル 管牛蒡。透明感が染みわたる一品。思えば初めて伺ったころ、先ず魅了されたのがこの一品でした。
さっき揚がったスマカツオ。今日も凄いのが有りますよ、と現れたスマカツオ様。
爽やかな脂を纏った旨みに、カウンター一同唸りました。赤身の美味しさは寝かせたものとしか思えませんでした。人生ベストお造り、ベスト3に入りそう。
真っ白茄子。剥いてもきめが細かく、見るからに美味しそう。
白茄子のおかき揚げ。きめの細やかさが生きる一品、味噌がやたらおいしく、タップリつけても塩辛く無い。残った味噌はそのままお酒のアテに。
枝豆の摺流し。この季節の定番ながら、今回はプチプチとはじける若い豆だけ、たっぷりと入っていて、食感に清涼感がありました。なんとこれにはアサリのお出汁を使っているそう。
金目鯛の炭火焼き。シグニチャーですね。
朝採れズッキーニの炭火焼き。時間をかけて炭火焼きに。熱々ズッキーニを一口で食べる王選手権があったら勝てる自信があります。
近くの川の天然すっぽん 茄子の炊き合せ。薄味に炊かれたすっぽんが見事。臭みが全く無いからこそできる、鼈の常識を打ち破るような一品でした。素晴らしかったです♡
鱧と甘長唐辛子の土鍋ご飯
にえばな
先ずはそのまま頂いて、次に黄身を崩していただきます。
ガリたっぷりの薬味ご飯。ヒャぁ♡となるほど美味しかった・・・・皆様はこの後もお変わりシリーズが続きました。
お漬物も楽しみです。
静岡産のマンゴー頂きました。ジューシーさが素晴らしかったです。うぅぅぅ、手に入れたい。
玉蜀黍餅。いつも大好きな温石さんの甘味。
心象的なガラス碗。
最初は禁酒するつもりで冷茶を頂いていました・・・体調もあって、とお話ししたのに・・・4杯目ではカウンターの皆様の失笑をかっていました。
2021/08/11 更新
2021/05 訪問
私の精神安定剤。大切な温石さん。
静岡の食材に魅せられて、個人的静岡ブームを迎えております。
素晴らしいお店が多すぎて悩ましいのだけれど、
ちょろちょろ動き回る私を、自由に泳がせて下さっている感があるのが「温石」さんです。
お優しい、人たらしのラスボスのような・・・笑
そんな特別な場所に、大好きな方々と伺えて幸せな日、
迎えて下さったお料理も本当に素晴らしく大切な温石さんで、本当に満ち足りた思いでした。
頂いたのは
◇ 駿河 伊勢海老と天然クレソン 伊勢海老味噌
スタートから暴れる大きな伊勢海老登場です。
目の前で、炭火に膨らんでいく様を眺め、頂けばブリッとした食感に濃い甘み。
いつも水を汲みに行く場所に自生するクレソンのお浸しとあわせて、富士と駿河湾の歓迎を頂きました♡
◇ 鯖棒鮨
身が厚く、脂の乗った鯖ですが、酢飯ですっきりと仕立てています。
鯖の〆具合は軽く、コリッとした感覚が残っていて、旨みもストレートです。こちらの棒鮨大好きです。
◇ アスパラガスのおかき揚げ
「おかき揚げ史上一番旨い!!」とご一緒様の叫びに、私も嬉しくなってしまった逸品。
各部位の味の変化を大切に楽しみながら頂きました。
◇ お椀 メバルと管牛蒡
お出汁に牛蒡が香ります。この日は揚がり立てのメバルを合わせてくださいました。何と美しいことか!
◇ さっき揚がったモチ鰹
今回も巡り合いました~ヽ(^。^)ノ
食べ慣れた鰹とは全く違う、弾力とシルキーさをご一緒様に召し上がっていただいて嬉しいです。
旬の新玉葱もひと粒も残さず頂きました。
◇ お造り 黒むつ 泥障烏賊
4日寝かした泥障烏賊はねっとりと美味。
黒むつは当日のもの。脂の乗りからさぞやおデブだったのではと感じます。茗荷をたっぷり巻いて頂きました。
◇ 枝豆の摺流し
◇ 金目鯛 鱗焼
モチ金目と言ってあげたい、モチモチの滑らかな身質。
こちらの甘たれが大好きです。白髪葱との相性も抜群。
今回初めての方もいらしたので、是非にも召し上がっていただきたかったシグニチャーです。
◇ 蕪 炭火焼
近くでとれた蕪を長時間炭火に放り込んでありました。
凄い水分!(レフェルも真っ青(笑))よくぞここまで保水したねと、蕪を褒めたい。
◇ ながらみと葉葱の酢味噌和え
私のソウルフードでもある「ながらみ」こんなにコリコリだとは!
ちょっと下卑た濃い味わいも止められない止まらない。
◇ 炊き合せ 潮線蛤 、丸茄子、オクラ
駿河の潮線蛤は貴婦人のような優しさ、甘み、滑らかさ。色合いも美しい薄桃色に仕上がって、何とも上品。
九十九里の野武士のような潮線蛤と明らかに違います。
◇ 年に10日だけのグリーンピースご飯
グリーンピースの甘み香り、味付けの塩の塩梅が神バランスで感激しました。
アレンジご飯が控えておりましたが、私がお替りしたい!とお願いしたせいで、全員5杯ご飯を頂きました。
◇ グリーンピース&桜海老揚げ焼 混ぜご飯
桜海老の重みによる劣化がない上澄のみを揚げ焼にし、それサックリを混ぜ込んであります。
桜海老がこんなに軽く、歯に殻が当たらず、臭みがないことを教えて下さった温石さんに感謝。
◇ もち鰹漬け丼
杉山さんが「もったいないから使いましょう」と、残ったモチ鰹を漬け丼にして下さいました。
最高としか言えないです。明日になればこの弾力も、清らかさもなくなるのですから、全部いただきますよ~(笑)
◇ 駿河 蛤出汁餡掛けご飯
お焦げの部分に餡かけをかけて、香ばしさと出汁の美味しさ、ちょっとした金っぽさが最高でした。
◇ 長田の桃
身が締まってツヤツヤです。口にすると果汁が噴き出すようです。購入したい・・・。
◇ 蓬風味の焼き立てどら焼き・お薄
この日は蓬風味新作です。温石さんの甘味が好き過ぎて一口で終わるのがいつも恨めしい(笑)
今回も大満足を超えた幸せ感でした。
杉山さん初め、若きお弟子君も、素敵女子ばかりのスタッフさんも、みんな大好きです♡
ご一緒様、はるばるありがとうございました。本当に楽しかったです。
また伺います。
ごちそうさまでしたm(__)m
駿河 伊勢海老と天然クレソン 伊勢海老味噌ソース
鯖棒鮨
アスパラガスのおかき揚げ
お椀 メバルと管牛蒡
さっき揚がったモチ鰹さま
お造り 黒むつ 泥障烏賊
枝豆の摺流し
金目鯛 鱗焼
蕪 炭火焼
ながらみと葉葱の酢味噌和え
炊き合せ 潮線蛤 、丸茄子、オクラ
年に10日だけのグリーンピースご飯
この時期に伺えた幸運!!
グリーンピース&桜海老揚げ焼 混ぜご飯
もち鰹漬け丼
駿河 蛤出汁餡掛けご飯
お漬物も抜かりが無い。販売してほしい。
長田の桃
蓬風味の焼き立てどら焼き
お薄は大好きな器で
2021/06/13 更新
2021/03 訪問
私の精神安定剤(笑) 温石さんで怒涛の駿河を堪能
暫く伺えないと、精神的に落ち着かなくなってくる大切なお店。
今回は一人で訪れました。
席に着くとすぐ「お腹空いてますか?今日は色々入ってますよ」と愉快そうな笑顔でおっしゃいます。
「はい♪お腹空きまくり~」とワクワクですが、ホントはその笑顔が既にご馳走です(笑)
そして板場を見れば「鯵の胡瓜巻き」、あぁ、また季節が巡ってきたと心底嬉しくなりました。
特大の「蛤」をお粥のように仕立てたもので、静々とお腹を温めて、
その後、
何をピックアップしたら良いかわからないほど、怒涛の駿河の幸に圧倒されました。
「本当に不思議なんですよ。今日も揚がりました」おかしそうに笑いながら登場の「モチ鰹」
海を群れて泳いでいたのが目に浮かぶような「豆鯵」
さぞや高貴に、さながら海の貴婦人のようであっただろう「白甘鯛」
駿河湾の魚層の厚さを誇るような「鮪」
甘い「朝堀り筍」に「朝採り若芽」、1日前に解禁になった「生シラス」
とても甘やかして頂いてありがとうございます、と、そんな気持ちになりました。
幸せです。
ほわほわ気分の帰り道はこちらならではの余韻、本当に有りがとうございましたm(__)m
この日のお献立は
◇ 鯵の胡瓜巻き
◇ お造り 平貝・黒ムツの炙り
◇ 蛤の雑炊仕立て
◇ 鮃の酒蒸し 椎茸と菜の花
◇ 捕れたてのモチ鰹 新玉葱のソース
◇ 春菊のナッツ和え
◇ 赤座海老の炭火焼き・海老味噌
◇ 白甘鯛の蒸し物 揚げた鱗と山椒
◇ 捕れたて豆鯵の唐揚げ
◇ 鮪お刺身
◇ 新玉葱のホイル蒸し
◇ 筍とジンドウ烏賊印籠の炊き合せ
◇ お食事 筍ご飯・若竹ご飯・生シラスご飯・神戸牛シンシンご飯
次は初夏。
お友達とご一緒に伺うのが今から楽しみです。
ごちそうさまでしたm(__)m
「鯵の胡瓜巻き」♡ぴったり吸いついた胡瓜と鯵。お互いに引き立てあって爽やか。大大大好きな一品。
黒ムツの皮に焼き目をつけるお姿。焼津のPR映像にもそのお姿がばっちりです。
「お造り 平貝・黒ムツの炙り」脂の乗った黒ムツにたっぷり茗荷を包んで。甘みがひきたつ。
なんとなく育ちの良さを感じる高貴な蛤。特大サイズ。
「鮃の酒蒸し 椎茸と菜の花」いつもながら清らかなお出汁。椎茸の味の濃さに驚く
この日も奇跡的に出逢えた「もち鰹」様♡まさかのタイミングで連絡があったと嬉しそうに笑っていらして、むしろその笑顔が嬉しい♡
春菊をいろんなナッツであえて。負けない春菊の香りが素敵
怒りで器から飛び出しましたm(__)m
プリプリ甘く、味が濃い。美味しくいただきました。成仏してください。
お出汁をくぐられた海老味噌。絶品。
新作「白甘鯛」鱗の素揚げをアクセントに山椒が香る。甘みとモッチリとした食感が王者の感有り。
サスエ前田さんの手入れによる小さな小さな豆鯵。なんと贅沢なことよ。
鯵?信じられないほど軽く清らか。甘みも。
今回は見事な近海の鮪も。
大トロもたっぷりのオロシで食べさせて下さって脂の旨みまでしっかり堪能できました♪
1時間以上炭で蒸し焼き。糖がキャラメル。これでケーキが作れそうな。
他の皆様には、神戸牛のしんしんを丁寧にやすませながら焼いたものを。私にはジンドウ烏賊の印籠詰めと筍の炊き合せ。やはり私はこちらが嬉しい♡
筍のご飯和え(笑)松茸ごはんより筍ご飯が好き。1年で一番うれしい時期。温石さんで頂く筍ご飯は最高です。
2杯目若竹ご飯。若芽の美味しさにア然。海をそのまま頂いているよう。そして筍の味まで引き立つ。
3杯目。解禁になったばかりの生シラス。苦味は全く無く内臓は無いのかと思う。
目の前に置かれた神戸牛を見ていると、少しだけ味見してみます?と聞いてくださる。頂きました。
ジュースを注入したように濃い苺。杉山さんが是非と仰っていた時期に来られてうれしい。この苺を取りに行っていた時に、鰹が揚がったと知らせがあったそうです。忙しかったそうですm(__)m
今回は草餅。藤枝の小豆と仰ったかしら?とても美味しかった。折詰を待っていたけど無かった(笑)
美しい。こちらのお茶の、杉山さん監修商品が売り出されるそうですよ。
2021/04/02 更新
2021/01 訪問
温石さんに出逢えた幸福。
年の初めの果報を、今年一年の吉と受けとるか、ツキを使い果たしたと受けとるか。
そんな事が頭に浮かぶほどの、外食はじめでした。
(長文ご容赦 m(__)m)
先ずは「お腹を温めて下さい」と仰る、おでんに見立てた炊き合せは「烏賊真丈・聖護院大根・菜花」。
先ずはビールを頂ながら、一つ一つやっぱり美味しいなぁ、などと呑気に構えておりました。
ですが、次の「鯖の棒鮨」から緊迫感がはしります(笑)
口にした瞬間の、鯖の香り、薬味の香り、噛んで味わえば、きれいな脂の旨み。酢飯のバランス。
ごく細部まで丁寧に仕込まれて、慈しまれたような棒鮨でした。
呆然となって「美味しい・・・」うわごとのように呟いておりました。
「前回よりいいでしょ ? これは凄く良かったです」と仰います。
海相手の一喜一憂は、私達以上なのかもしれません。
お造りは「鮃、障泥烏賊」
先ずは塩でとお勧め頂き、これも口にしてハタッ!と、固まりました。
旨い。
旨すぎる・・・・
今まで頂いた、どの鮃よりも、完璧に美味しいと感じた瞬間に、リアルに鳥肌が立っていました。
ご一緒様がいるときは、迷惑な事に、お隣の方をバンバン叩いたりして、感動を発散させるのですが、
一人では踊るわけにもいかず、内側に籠って、鳥肌が立つんだなと初めて知りましたww
「赤座の炭火焼き」は、海老味噌をさっとお出汁をくぐらせて、信じられない旨みを発揮 !
杉山大将が、ニヤリと笑って仰る事は、「和で仕立てた赤座も、比べてみてください」
負けないよ、という気の強さをちらりと覗き、
はい、恐れ入りました。
実は、この時まで、私のお隣が空席でした。
近くにお住まいの方なんですが、癖がある方なので宜しくお願いしますね(笑) とお聞きしていました(・_・;)
なんか、オオヘイなヤツかな ? などと構えていると、現れたのは・・・あのサスエ前田さん Σ(・ω・ノ)ノ!
スペシャリテの「金目鯛の炭火焼き」
この日の金目は前田さんが、お正月の天候を見越して、最高のものを2週間前に保存処理したとの事。
2週間前 !!
熟成ではありません。
どちらかといえばトレトレの状態に近い、モッチリとした身質、舌触りのシルキーさ、
でも旨みは凝縮しているような、
それに炭火で炙った鱗のパリパリした香ばしさ。タレの旨み。
ヒャー♡
まさか前田さんをバンバン叩くわけにもいかず、再び鳥肌の金目 >゜))))彡
「あの金目をダイゴ (杉山大将ね) が出すって言うから、あれだけは自分も食べてみない訳にはいかないから」
そう仰る前田さんの解説を伺いながら、最高のお食事をできる幸福。
やはり果報が尽きました。
今回は、どうしても一人でしっかり杉山大将のお料理に向き合いたくて、
お仕事初めをお聞きして焼津に向かってしまいました。
そのあとすぐに緊急事態宣言が出て、巷のお店は大混乱、思い切って伺って本当に良かったと思います。
私など、食の門外漢の田舎のオババではありますが、
杉山大将のような、素晴らしい料理人さんに出逢い、どれだけ人生が豊かになったかしれません。
心から感謝いたします。
本当にありがとうございます。
今回も、本当にごちそうさまでした。
おでんイメージだそう。静岡の 聖護院大根の身質のシルキーさったら! 烏賊真丈の旨みの強いことったら!
史上最高の鯖寿司、更新しました。カメラマンさんを呼んできたい(´;ω;`)
史上最高の鮃、更新しました。
旨み、甘み、最高ながら適度な歯ごたえが残っている。身の繊維質が密な気がします。
朝採りのブロッコリーは濃い。嬉しい。炭火からしょうゆの薫りが漂ってたまらない。
赤座海老。海老味噌はさっとお出汁をくぐらせて、信じられない旨みを発揮!
凄い石持。身はプリッと。でもコラーゲン的な物も感じる。甘い。
あさはた蓮根。希少です。取り寄せようとしたら一本3500円でした。
真剣な眼差しがかっこいい
アンビリーバボーな金目でした。
新玉葱。ターコイズブルーのお皿に金継ぎが映えて美しい
ふんわり柔らかい蛤。お出汁の美味しさは謎。
鴨と静岡の海老芋。富田林のものよりソフトでシルキーな印象。
ピカピカの白魚。真ん中から左側の子と目が合う。
ふっくらお出汁て膨らんで。真ん中から左側の子と目が合う。
小烏賊と九条葱
烏賊のお出汁で素晴らしく美味しい。小烏賊のはじける歯触りもご馳走。
ラストは自家製の唐墨を載せて。
栗きんとん。
笹に雪。
2021/01/10 更新
2020/08 訪問
私にとって、絶対の場所。
真顔で『好きです』と言いたいです。
(言ったからといって、どうなるものでもありませんがwww)
この日は、その食材に感服したことは勿論ながら、
細部まで心尽くしの、お料理の技と、センスに射貫かれ続けておりました。
例えば、こちらの定番とも言える、「鯵の胡瓜巻き」
鯵に塩して脱水の過程で、かつら剥きの胡瓜が絶妙な塩梅で塩を吸い、「もっちりシルキーな鯵」に吸いつく、食べごこちも素敵な逸品です。
鯵の水分を吸った胡瓜さえ素晴らしく美味しく、少しの梅肉だけで見事に完成されています。
今年は鯵の旬を超えて、桜えびを食べた鯵が捕れているそう。
そんな素晴らしい食材を生かしきったからこそ、生まれるお料理だと思います。
温石さんで頂けるのは、そんな技と心尽くしのお料理。
「サスエ前田さんのピンが入るお店」と有名ではありますが、
前田さんがお魚を卸すのは、当然それだけの理由、
前田さんのお魚を昇華させる力ががあってこそ、と感じます。
焼津のとれとれお刺身を、お腹いっぱい食べたい方は肩透かしかもしれません。
(魚屋さんで購入して、港で召し上がるのがお勧めかも。タクシーの運転手さんもお勧めでしたよ。)
今回は、どのお皿も唸るような物ばかりで、感心しきり。
長くなりそうなので、私の感動ポイントはお写真へ。
そして、ありがたいことに、今回もお逢いできた、夕方競りの鰹さま♡
近海のシラス漁船などの網に、ごく稀に紛れ込んでいて、
さっきまで生きていたという鰹さまが、手に入ることがあるのだそうです。
今回も夕方仕込み中に連絡が入ったとの事。 6戦全勝・・・・。
杉山さんが「本当にめずらしいんですよ」と笑っていらしたけど、こうなると、むしろ記録が途切れる日が怖いです。
そんなこんなで、和やかな楽しい時間を過ごさせていただきました。
東京からご一緒下さった、食べ友様に心から、感謝 m(__)m
偶然、お目にかかりたいと願っていたレビュアー様にもお目にかかれてビックリ。
より一層楽しくなりました。ありがとうございました m(__)m
そして、いつも素敵な杉山さんと、温石の皆様。
本当にありがとうございました。
また参ります。
本当にごちそうさまでしたm(__)m
※ ※ ※
◇ 落花生豆腐 煎り落花生味噌
◇ 鯵の胡瓜巻き
◇ ジンドウ烏賊とコリンキーの和え物
◇ 鯒のしゃぶしゃぶ 山椒オイル
◇ 蓮根饅頭 鯒のお出汁餡かけ 唐墨
◇ もち鰹(ちぢみ鰹) 刻み玉葱
◇ 白茄子のオカキ揚げ
◇ 黒鮑のさっと煮 冬瓜とオクラの炊き合せ
◇ 金目鯛の炭火焼き
◇ 生姜ご飯 香の物
にえばな・ 鮑の肝のせ ・ 焼き椎茸 金目のタレかけ ・ お焦げの鮑出汁かけ ・ 鰹の漬け丼
◇ 水菓子 梨・巨峰
◇ 胡桃のアイス お抹茶
私とご一緒頂くと牛のお肉が無くなるみたいです。
ご同席の皆様ごめんなさいm(_ _)m
「落花生豆腐 煎り落花生味噌」練り立ての落花生豆腐だからこその香り高さ。味噌は荒くつぶした落花生と、煎りたてを割ったもの。高温で長く煎ることで、ピーナッツオイルが滲みだし香ばしさが爆発です。滲みだした自身の甘みでキャラメリゼされたようです。
「鯵の胡瓜巻き」
「ジンドウ烏賊とコリンキーの和え物」コリンキーのサクサクさと、ねっとりした烏賊の対比がとても良い。烏賊は寝かせているのか、味も濃くモッチリ加減も素晴らしかったです。
「鯒のしゃぶしゃぶ 山椒オイル」良い鯒が入ったと嬉しそうに。鯒の旨みを消さないために、ポン酢や梅肉は使わず、仄かな山椒オイルだけでいただきます。感動。
蓮根饅頭 鯒のお出汁餡かけ 唐墨
「蓮根饅頭 鯒のお出汁餡かけ 唐墨」美しく、温石さんらしい一品。餡は上品で、甘いわさびと、唐墨の塩気だけでいただきます。蓮根饅頭も大好きな一品。
「もち鰹(ちぢみ鰹) 刻み玉葱」モッチリ、噛み応えある鰹。よく噛んでくださいとの事、綺麗な旨みが引き出されます。文句なく美味しい。
「白茄子のオカキ揚げ」カリッとした衣に包まれて、蒸された白茄子は溶けてなくなります。茄子は全くと言っていいほど脂を吸っておらず、素晴らしい技術。長時間揚げていて、綺麗な色合いの端正な衣に惚れ惚れ。添えられた柚子味噌は、何回も濾した作り立て。スプーンですくって食べられます♡
でっかい黒鮑様
「黒鮑のさっと煮 冬瓜とオクラの炊き合せ」硬すぎず柔らかすぎず、噛んでいると甘く変化するような鮑。最高でした。
「金目鯛の炭火焼き」もはや説明不要の凄い金目。
「鮑の肝のせ」目の前で丁寧に擦った肝は甘く濃く。たっぷりの山葵で香りを添えて。
「焼き椎茸 金目のタレかけ」
「お焦げの鮑出汁かけ」
「鰹の漬け丼」一回お腹いっぱいと言ったのに、次が漬け丼と知って、ご一緒様の分を大盛にしていただく。そして、最初に一口奪う。美味、満足。
「胡桃のアイス」なんでこれしかくれないの?・・・
「有機栽培のお抹茶」
2020/08/24 更新
2020/06 訪問
戻ってこられたことが、心から嬉しい。
この日、温石さんに急いでいると、杉山さんからメッセージが入りました。
「・・・今、特別なお魚が入りまして、少しスタートが遅れるかもしれません」
( ≧∀≦) キャッ、望むところですっ❗
実は、私も遅れてしまい、玄関で迎えてくださった杉山大将にあたふたご挨拶m(__)m
お店に入り、カウンターを見遣ると、なんとセッティングが1席!!
ワタシ一人!!
ここのところ休んでいないという、大将とお弟子さんに、
私がこなければ休めたのにと、泣きたいぐらい申し訳なく・・・。
ですが、もう来てしまったものは仕方ないと、開き直り、本気で楽しませていただく決意を固めました。
美しい切子のグラスに注がれたビールで、気持ちを落ち着かせているうちに、
異次元の騒動から、温石さんに戻ってこられた喜びが、胸にじんわり。
そして、今日もお料理がスタート致しました。
◇ 枝豆の摺流し
息を飲むような、美しい切子で饗されたのは、静岡の香り枝豆のすり流し。
とても上品な香り。
◇ 朝釣りの鮎 唐揚げ
馴染みの釣り師さんがたくさん持ってきてくださり、仕込みで大変とか(笑)
パリパリと香り高く、お腹の黄色い肌色が残るようなホッコリとした揚げ上がりです。
◇ 鮑のお椀
目の前に大きな黒鮑。ムフフ、私用♪
あれよあれよという間に殻から剥がされ、切り身にされていきます。
イカの真薯と牛蒡、実柚子で、薫り高い潮汁に仕立てられましたが、
見た目も、香りも、駿河の磯をそのままいただくようでした。
◇ 釣り師さん船上〆の赤ムツ
軽く皮目を炙って、脂が活性化・・・魚の強い脂が苦手な、私の頭には警戒警報 (-"-;A ...
ところが全くの杞憂に終わりました。
瞬間感じる甘い脂は、文字通りシュッとなくなり、素晴らしい旨みと、噛みこごちです。
身の味の濃さで、私には塩すら必要ありませんでした。
「赤ムツ」と思えない、と驚いていると、
「ちょっと初めてだとわからないかもしれませんね」と、ドヤ顔で笑っていらっしゃいました。
◇ アスパラガスのおかき揚げ
静岡産のアスパラガスの甘さと水分が、おかきの香ばしさで引き立つ一品。
◇ 焼津港夕方競りの、モチ鰹
いつも揚がるとは限らないこの子に、また出会えました。
もう何も言えねぇ・・・
初めて出逢ったときは、これが鰹? と、今迄頂いていたものとの違いにパニックになる程でしたが、
今ではこの子に逢いたくて、新幹線に乗らずにいられません。
臭みとは無縁のきれいな身質、血の味も全くありません。モッチリ歯が入る感触もモチ鰹ならではですね。
富士の原の新玉ねぎの甘さと合わせて、最&高♡
お腹は炭で炙って、皮目がコリッとしたところを、山葵たっぷりで頂ました。
◇ 甘長唐辛子と生シラス
透明感のあるシラスは、甘みと余韻に少しだけ苦味。
甘長唐辛子の香りと甘み、ごく薄く塗った油とのハーモニーが素晴らしい。
◇ 金目鯛の炙り
もはや、シグニチャーと化した強力な金目。
鱗ごと、パリパリに焼かれ、且つ、身を崩さずに中はしっとり。存分に息を飲むような金目を味わえます。
白髪ねぎと煮切り醤油が黄金の取り合わせ。
次に焼きあがった椎茸も、このタレで頂き、一人なのを良いことにお代わり下さいm(__)m。
◇ 最後はお写真NG、名前を言ってはいけない、あのお料理 (オオゲサ笑)
◇ 食事 炊き立てごはん、サスエさんの赤ムツの干物、香の物。 お代わりは干物の頭の出汁茶漬け
ピカピカのご飯は、噛まずに飲めてしまいそう。
しかし、絶品過ぎるふっくら干物と合わせて、しっかりいただきました。
干物のアラのお出汁ってどう思います? 匂いって?
ところが、生姜などの匂い消しも全く使わず、素晴らしく香ばしいお出汁に仕上がっていたのです。
旨みはお手のものですね。
勿論、お出汁だけお代わりをいただいてしまいましたm(__)m
◇ お菓子 お抹茶
いつもブレない、必ず美味しいのがこちらのお菓子。今回は玉蜀黍餅。美味しい( *´艸`)
そして、またまた美しい切子のお茶椀。
用意された瞬間から、目が離せませんでした。大好き!!! 好き過ぎる!!!
作者さんをお教えいただき、握り締めていたお茶椀をやっと手放しました。
「そんなにガラスがお好きなら、次回はガラスのコースにしましょうか?」
と仰る大将に、心がトロトロになった一夜でありました。
次回はどなたか必ずやお誘いして、参りますとも♡
お値段も、お酒もそこそこ頂いても本当に良心的で、申し訳ない限り・・・
本当に本当に、ごちそうさまでした。
えっ!!!Σ(・ω・ノ)ノ!
印象的な器で、美しく静々と始まります
出始めの香り高い鮎は、カラッと揚げて
私の分( ̄ー ̄)ニヤリ
荒々しい磯の香り お代わりが欲しい・・
お皿は江戸期のガラス皿
美しい脂がスッと口に消える不思議
甘くジューシー おかき揚げでサクサク
私の分 ( ̄ー ̄)ニヤリ
素晴らしいモチ鰹
お腹は炭火で炙って
透明な味わいのとれとれ生シラス
もはや代名詞と言ってもいい金目
残りの半分も、もらった(笑)
炊き立てご飯と。至福。
干物のアラで取ったお出汁で。あとからお出汁だけお替りしました。
お菓子にはいつも感心しきり。素晴らしい♡
一目惚れしたお茶椀。欲しい欲しい欲しい・・・・
2020/06/22 更新
2020/02 訪問
しあわせな、温石時間♪
焼津駅に降り立つと、嬉しくてしかたありません。
駅からお店までは、のんびり歩くと20分。一人で歩くその時間も幸せです。
今回は、大好きな食べ友様方をお誘いしての温石さん。
良いお魚が揚がっていると良いなぁ・・・と歩きました。
なんと、私が一番遅くなってしまいました(笑)
謝りながら、カウンターを眺めると、何とも温かい空気感を感じます。
杉山大将を始めとした、皆様の笑顔のオーラみたいな(笑) 素敵です♡
今日も杉山大将がニコニコしていらっしゃいます。
その笑顔も、皆の歓声も、「夕方競りのもち鰹」が現れた時に、マックス!!
それだけでなく、金目、捕れたて筍、赤座海老、巨大な鮑、素晴らしいラインナップ・・・
あぁ、だから通わずにいられない。
頂いたお料理です。
◇ トウジンと根深葱
妙なルックスの深海魚は意外なことにプリッとした口当たり。まず初めの一皿で驚かされました。
酸味のある淡いお汁の仕立てで、甘い葱と合わせて、チリ鍋のイメージ。
◇ 平目お造り
◇ 麻機蓮根のおかき揚げ
糸引きが凄いんです(笑) サックリ甘く、味も濃い。この時期の楽しみです。
◇ 蛤、菜花、椎茸のお椀
浜松の蛤。菜の花と椎茸で早春を感じます。
◇ 当日夕方競りの鰹
ルビーのような輝きです。
いつも頂く鰹と違う色合いにお聞きすると、漁師さんによって釣ったあとの処理がちがい、季節ごと適した漁師さんのものを選ぶらしいです。
この時期、血抜きをし過ぎてしまうと鰹らしさがなくなると仰るけど、普段頂いている鰹とは全く別物です。
まさに、モチモチ。
温石さんで頂くお魚の特徴の、透明感、美しさは今回も素晴らしい。
◇ 炭火焼き筍
鼻の近くで薫りを楽しめるように、先をつまんで齧って、と指示。
う~、なるほど。
浅堀そのままの筍の、鮮烈な香りは唸らずにいられません。
Viva! 静岡!!
◇ 赤座海老の炭火焼き
私の中で今一つ、感動が少ない赤座海老に、驚かされました。
身がダレていない、しまっていて甘い! 味が濃い!!
同じ赤座でも、漁師さんの扱いで、海老の身質にダメージを与えてしまうそう。
その差を大きく感じました。
◇ タイラギの磯辺巻き
◇ エンガワの炙り握り
◇ 金目の炭火焼
代名詞と言っても良い、金目。
パリッと皮目、鱗に驚き、脂が混ざり、最後にモッチリのレアの食感。素晴らしすぎる♡
初めてお誘いした方々が、歓声を上げるのを嬉しく聞きましたヽ(^o^)丿
◇ 白玉葱
1時間炭火の中で蒸し焼きにした玉葱。
トロトロ。
キャラメルのようになった部分は、まさにキャラメル味(笑)
◇ 赤座海老味噌
◇ かる鴨の治部煮
鴨らしいしっかりした味わいを、くず粉で閉じ込めて、熱々の治部煮に。
これも、好き過ぎた一品。
鴨のお肉なら大丈夫でしょ?と杉山大将の心遣いも、惚れてまう(笑)
◇ 鮑(雌貝)の土鍋ご飯
〆ご飯でまた歓声。
ご一緒様は、これで終わりかぁ、寂しい!!との声。ぁぁお誘いして良かった。
地元の鮑で覆い尽くされた土鍋ご飯。朝堀筍と若芽。
鮑の食感の程良さは、初めての経験で、キョトキョトしていると、この食感を出すための鮑選びとの事。
さすが過ぎる杉山大将~\(^o^)/♫
◇ 紅ほっぺ
粒が大きい紅ほっぺ。得も言われぬ香りに驚くと、ほんの少しのマルサラ酒で拭いているそう。
さすが過ぎる杉山大将~\(^o^)/♫ \(^o^)/♫
◇ クルミ餅、抹茶
クルミ餅はユベシのようなものかと口にすると、クルミが香ばしくキャラメリゼされていて、とても美味。
いつも思いますが、和菓子やさんをなさったら大当たりかと思います。
感動のうちに、ごちそうさまm(__)m
夕方競りの鰹は、実はそうそう無いのだそうです。
焼津の方でもめったに召し上がれないとの事。
○○さんは引きがいいね、と褒めていただき、鼻高々、ピノキオのようになりました(笑)
幸せです。
また、焼津からルンルンと歩く日が待ち遠しい・・・・また参りますm(__)m
トウジンと根深葱
平目
麻機蓮根のおかき揚げ
蛤、菜花、椎茸のお椀
当日夕方競りの鰹
炭火焼き筍
タイラギの磯辺巻き
赤座海老の炭火焼き
丁寧に焼いた海老味噌
エンガワの炙り握り
金目♡
白玉葱
かる鴨の治部煮
鮑(雌貝)大きい!!
鮑(雌貝)の土鍋ご飯
鮑(雌貝)の土鍋ご飯
2膳目は肝
クルミ餅
2020/02/27 更新
2019/11 訪問
鯖に心奪われる。
駿河湾では鯖が旬を迎えたらしい。
週末には港で「鯖祭り」が行われ、来場者に10,000食!無料配布されるとの事(終了しました)
豊かな海では、1週間前に桜海老も解禁になったばかり・・・
本当に美味しいものをいただける時に、また愛しい温石さんを訪れることができました。
主の杉山さんが、またホクホクとした笑顔を見せてくださって、
これはまた、何かスペシャルなものが入っているのね、と思っていたら、
それが「ゴッドハンドが選り抜いた一番鯖」♡
大量に揚がった鯖を先ず選び、その中から更に、サスエ前田さんが触って選び抜いた一番鯖。
それを手に入れたくて、料理屋さんが虎視眈々と待つのだそう。
それを軽く酢で〆て、棒鮨に。
切り分けるときも、杉山氏がホクホクしていて、こちらも思わず笑ってしまいました。
いただいた瞬間・・・・・絶句。
鯖って、こんなに高貴な味わいのものだったのですね・・・・
ソフトなとろける口当たり、良い薫り。
初めての驚きです。
脇に避けられた、切れ端から目が離せない(笑)
全てのお料理を通じて感じるのは、杉山さんならではの透明感。本当に清く美しい。
数少ない経験ではあるけれど、こちらに似ているお店を知りません。
この美しいお味を求めて、焼津まで来てしまいます。
全て大好きなお料理ばかりですが、
今回は塩も印象に残りました。
駿河湾最後の真ハタも素晴らしく引き立っていたし、蓮根団子は10個欲しかった。
金目は相変わらず、火入れも絶品過ぎて泣けてきそうだし、
桜海老!!!!!
こちらも下卑た匂いが一ミリもなく、皮が全く歯に当たらず、薫りも味わいも上品。
本物は凄い! と、目から鱗でした。
お酒も頂いてお支払いは13,000円ほど。
交通費をかけて伺っても、全く惜しいと思いません。杉山さんもそう思って欲しいから頑張っているのだそうです。
色々なアワードにノミネートされている温石さん。
発表があってからでは、きっと予約も困難になってしまいそうです (-"-;A ...アセアセ
伺うなら今です。
但し、派手な凄ネタの連発を目的にいらしたら、必ず肩透かしかと。
本当に美味しい、焼津ならではのお魚を召し上がっていただきたいお店です。
また参ります。
ごちそうさまでした。
落花生豆腐 敢えてピーナッツのクリスプ感を残したソース
鯖の棒鮨。始めていただく神サバ。凄いとしか言えない。
落ち着くための(笑)銀杏
駿河湾 最後の真ハタ
美味しい(#T▽T#)
美しい潮汁の鯛
伊勢海老、すまぬが美味しくいただくから
海老の味噌でいただきます。
地物の蓮根団子。塩が美味しい
金目♡好き過ぎる♡
蕪は烏賊墨塩
○○さん、お肉より蛸がいいでしょ?の蛸。蛸の旨みは偉大。
お漬物も絶品
解禁になったばかり
お味噌汁もおいしい
お変わりは唐墨を削って
水菓子
焼きたて
栗の渋皮をたっぷり残して
ビールのあとはお酒で
2019/11/06 更新
2019/06 訪問
さっき揚がった、鰹です。PART2
温石さんの噂を耳にし、気持ちがザワザワ、思わず駆けつけてしまったのが2週間前 ε≡≡ヘ( ´▽`)ノ
ところが、こちらを教えて下さったレビュアー様が、再訪していらっしゃる。
レビューを拝見して、更に気持ちが ザワザワザワザワ。
最近の立て込んだスケジュールに、伺えるのはワンチャンスのみ! 行くしかない!! ε≡≡ヘ( ´▽`)ノ
と、言うことで、この日、一人カウンターに収まったのでありました。
季節外れの台風一過のこの日、お魚の水揚げを心配しておりましたが、
ソフトな笑顔の杉山さんが、「前回より良いものが揃ってますよ」と仰います\(^o^)/
今日のカウンターは私を含め6名。一人だし静かにしっかり味わうつもりでスタートです。
◇ 釣り立て鮎を半日天日に干して、揚げたもの
まずは、当日の朝釣られた、美しい鮎。頭もパリパリ頂けますが身はふっくら。
この日、日が照った数時間を狙って、天日に干して、やっぱり味わいが違うとの事。
嬉しい、暑かったけどラッキー。
◇ サイマキとじんどう烏賊、コリンキーの和え物
コリンキーも地元産。
じんどう烏賊がねっとり、サイマキはプリッと、コリンキーはコリコリっと、楽しい一品。
◇ 鱧湯引き 山椒オイルと煎り酒
◇ 鱧出汁
これは前回、大好きになった一品。また頂けて幸せ。
仄かな山椒と、煎り酒の塩梅が好みです。
◇ 鰹と地元玉葱
出ました、さっき揚がった鰹! 旨い~!!
玉葱は、地元の若き「ヘンタイ農家」さんがつくっていらっしゃるそう。成生さんでもお聞きしましたが、静岡野菜って、そういう方に守られている印象です。
たっぷりのせて、それでも甘いです。
◇ 黒ムツ
美しい身質が伝わるでしょうか?
軽い塩と山葵でいただくと・・・ヤバっ!!!!
「うまっ!!」と叫んでジタバタしてしまい、周りの注目を集めてしまう(´;ω;`)
炭で炙った皮目の香ばしい薫り、脂が溶けた甘み、身の旨み最高です。
◇ クエの炭火焼き
炭火の火入れは本当にすごいと思います。
皮目はそれほど焦げていないのですが、パリパリでこれだけ頂いてみたいぐらい。
脂が上手に溶けだしているのですが、身のクエ独特の弾力はしっかり残り、グッと歯を押し返すほど。
山葵たっぷりですが、薫りを残して消えたようです。
(周りの方は金目でした。もう一回いただきたかった・・・追加でリクエストすべきだった)
◇ 鰹のヘソ(心臓)の炭火焼き
初めて頂きました。
昔、「美味しんぼ」で読んだことがあるヤツやん!
新鮮でなければ頂けない、美味。獣のような肉質と、味わいにびっくりいたしました。
◇ 甘長唐辛子と釜揚げシラス
◇ 鯖鮨
◇ 天然鰻の白焼きと丸茄子
天然鰻をじっくり炭火に当てて、煙もご馳走です。
脂に甘みが強くてびっくりいたします。
◇ 鰯の土鍋ご飯 2杯目は唐墨と枝豆を加えて
◇ 玉蜀黍の葛餅 お薄
今回も大満足、幸せです♡
頂いたお料理は、周りの方と少し違っていて、
2週間という短期間での訪問でもメニューを変え、楽しませようとして下さるお気持ちが伝わります。
(全く同じでも充分嬉しかったのだけど笑)
ふと考えてみると、お肉が全く無いお料理です。
お肉好きの方には、単調に感じてしまい、不向きかもしれません。
ここでしか頂く事のできない、地元ならではの魚とお野菜、
素晴らしい素材があって、その物のお味を生かせる火入れの技と、味付けも、私にとってはパラダイスです。
帰り際、見送りに出て下さった杉山さんに、
「次は秋まで来られませんが、どうかどうか、忘れないで下さいね」とラブコール♡
また、秋に参りますとも。
ごちそうさまでしたm(__)m
カウンターに一人収まりました
釣り立て鮎を数時間天日に干して、揚げたもの
サイマキと障泥烏賊、コリンキーの和え物
鱧湯引き 山椒オイルと煎り酒
鱧出汁
鰹と地元玉葱
黒ムツ
クエの炭火焼き
鰹のヘソ(心臓)
甘長唐辛子と釜揚げシラス
鯖鮨
天然鰻の白焼きと丸茄子
鰯の土鍋ご飯
鰯の土鍋ご飯
2杯目は唐墨と枝豆を加えて
玉蜀黍の葛餅 お薄
林修先生もこちらで召し上がったそうです
2019/07/03 更新
温石さん。
丁度一年ぶりになってしまいましたが、一時は諦めていた遠征、自分的には画期的な事です。
杉山さんの目の前に座るとトキメキもMax。
落ち着きなさいと言うように、いつものようにワイングラスで冷緑茶をご用意下さいました。
先付は、目にも鮮やかなずんだ餡の茄子。無花果。
翡翠色がお皿に良く映ります。
続いて、スペシャリテの一角「鯵の胡瓜巻」です。
折しも雑誌「料理王国10月号」に、温石さんが6ページに渡り特集されていました。
「青魚のイメージを一新する」と書かれていて、あぁ、そうか、と改めて思ったところでした。
始めていただいた時は「これが鯵!?」と驚愕したものです。
それから味わいも進化して、鯵に力強さ旨みが加りましたが、
透明感のある味わいは変わらずで、温石さんそのものを表す気がしています。
因みに今回は、胡瓜が鮮烈で、何故?とお聞きしましたが、やはり「その辺の胡瓜」との事。
ただ、新しいお弟子さんが、まだ納得いく桂剥きが出来ず、全て杉山さんがなさっているそうで、
「そのせいかもね」とイタズラっぽく笑っていらっしゃいます。
でも、成程包丁の入れ方ひとつで、こんなに変わるのかと激しく納得。
躍動する鯵を、胡瓜が対峙して静かに抑え込んでいるようでした。
朝、急に飛び込んで来たという「ヤイト鰹」にも迎えてもらえました。
素晴らしかったぁ〜 (。♡‿♡。)
「万願寺の米粉揚げ」の中に、一個しかない、その心臓を揚げて隠してありました。
遊び心も素敵 (*´艸`*)♡
終盤、「金目鯛の炭火焼き」をいただきながら、
時よ止まれ!と何回願った事か…
金目鯛についても書かれていました。
「旨みを引き出すのは熟成といわれるが、旨みは熟成なしでも焼き方次第で引き出せる。
新鮮な躍動感を味わって欲しい」
静かで穏やかな風貌に、実は漲る自信も、杉山さんです。
本当に本当に素晴らしかったです。
また必ず、焼津に戻ってきたいと思います。
ごちそうさまでした m(_ _)m
※ ※ ※
◇ 焼き茄子にずんだ餡 と 無花果
◇ 鯵の胡瓜巻 梅肉あしらい
◇ ジンドウ烏賊の炭火焼き 新銀杏 モロヘイヤのお浸し 自家製マスタード添え
◇ お椀 花鯛と冬瓜に辛子 あしらい柚子
◇ お造り ヤイト鰹 刻み玉葱と茗荷
◇ 甘長唐辛子の米粉揚げ 生シラスの漬け
ヤイト鰹の心臓の米粉揚げを忍ばせて♡
◇ 焼津のノドグロの蒸煮 発酵エシャレットに採れたてベビー紫蘇の実
レタスのしゃぶしゃぶ
◇ 金目鯛の炭火焼き 実山椒醤油
椎茸の炭火焼き
◇ 蜂蜜葛氷とトマト
◇ 長芋 月見素麺 焼津の削節
◇ 炊き合せ 太刀魚の天ぷらに子芋、オクラ
◇ 食事 煮えばな
鱧のそぼろと栗、甘長唐辛子のご飯
鯛の漬け丼
味噌椀・香の物
◇ 水菓子 山梨の桃
◇ 落花生餡のどら焼き お抹茶