味覚 文士(あじかく ぶんし)さんが投稿した地葉 栄(愛知/矢場町)の口コミ詳細

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「恵比寿の食通文豪・味覚の詩人」のグルメ書斎

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味覚 文士(あじかく ぶんし) (60代前半・男性・東京都) 認証済

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地葉 栄矢場町、栄(名古屋)、伏見/焼き鳥、鳥料理

1

  • 夜の点数:5.0

    • ¥8,000~¥9,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク 5.0
1回目

2025/04 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥8,000~¥9,999
    / 1人

炭火の詩人、松本大将に串を捧ぐ

ごきげんよう、諸君。

焼き鳥という名の芸術に、今日もまた舌を捧げに参った。名古屋焼き鳥旅行・第二夜の舞台は、栄の名を冠する超名店——その名も「地葉 栄」。焼き鳥百名店の一角を占め、名古屋の焼き鳥界に燦然と輝く星のごとし。

店の暖簾をくぐれば、そこはもはや劇場。主演はもちろん松本大将、備長炭という舞台で一本一本の串を主演俳優のように丁寧に演出する。しかもこの劇場、観客の好みまで演出に組み込むとは、なんと気配りのあるプロデュース。苦手なものを聞かれ、「特にないです」としか答えられなかった私は、逆にちょっと恥ずかしかった。いや、強いて言えば“空腹じゃない時間”が苦手です。

さて、いざ開幕——。炭の香りに乗って登場する串たちは、いずれも一点ものの芸術品。皮はパリッと、身はジューシー、そして火入れの塩梅がまさに神の域。松本大将の焼きには“間”がある。ただ焼くのではなく、食材の声を聞いているような佇まい。まるで禅僧が炭火の前で無念無想を貫いているかのごとく。

串と串の間に差し挟まれる小皿料理もまた絶妙で、箸休めのつもりが主役を喰いかける勢い。コースの流れもまるで物語を読むように計算されており、終盤には「ああ、終わってほしくない…」という、推し漫画の最終巻のような感情に包まれた。

「料理は時間と情熱の結晶体。」
この言葉を、この夜ほどしみじみと感じたことはなかった。

諸君、焼き鳥をただの“串刺し肉”と思うなかれ。ここ「地葉 栄」にて供されるそれは、“一本の詩”である。名古屋の夜に灯る、美食という名の焰を、その舌で受け止めてみてはどうだろう。

さあ、諸君。わが書斎で共に美食の物語を紡ごうではないか?コメントで、君の串の記憶も教えてくれたまえ。

2025/04/05 更新

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