味覚 文士(あじかく ぶんし)さんが投稿したイタリアンバル シード(東京/立川)の口コミ詳細

レビュアーのカバー画像

「恵比寿の食通文豪・味覚の詩人」のグルメ書斎

メッセージを送る

味覚 文士(あじかく ぶんし) (60代前半・男性・東京都) 認証済

この口コミは、味覚 文士(あじかく ぶんし)さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。 問題のある口コミを報告する

イタリアンバル シード立川、立川北、立川南/バル、イタリアン、パスタ

1

  • 夜の点数:4.5

    • ¥3,000~¥3,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク 4.0
1回目

2025/12 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.5
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥3,000~¥3,999
    / 1人

うまい、安い、心まで満たす。年末に出会った立川の名バル

ごきげんよう、諸君。

年の瀬、財布は寒風にさらされ、心は忘年会疲れで少々くたびれ気味。そんな私が辿り着いたのが立川のイタリアンバル「シード」である。立川駅からほど近く、雑踏を抜けた先に現れるこの店は、外観からしてどこか“ただ者ではない”。一歩足を踏み入れれば、店内中央に大樹がどんと根を張る異世界空間。ここは森か、酒場か、それとも味覚のワンダーランドか。私は一瞬、自分がドングリを持っていないことを悔やんだ。

まず登場したのは、熱々のアヒージョ。オイルの海に浮かぶ具材たちは、まるで年末の疲れを洗い流す温泉客。緑のソースと赤いスパイスが彩りを添え、スプーンを入れた瞬間、香りが鼻腔でファンファーレを鳴らす。「一口の美食に、百の詩情が宿る。」——まさにその言葉通り、パンを浸せば時は止まり、カロリーの概念は一時的に失効する。

続いて現れたのは、揚げたての一品。カリッとした衣の中から顔を出すジューシーな旨み。レモンをきゅっと絞れば、酸味が年末の澱を断ち切る剣となる。隣でグラスを傾けながら、私は小さくうなずいた。「胃袋は第二の脳、そして第三の心臓。」ここで私は完全に生き返った。

さらに、瑞々しいトマトの一皿。角切りトマトに刻みハーブが舞い、シンプルながら凛とした味わい。物価高の荒波の中で、安くて、うまくて、気前がいい。これはもはや社会貢献ではないか。年末調整より先に、この店に感謝状を出したい。

カウンター越しに立つ店主も実に良い。柔らかな笑顔で黙々と腕を振るい、まるで森の精霊のようだ。気づけば杯は進み、財布は軽いまま、心だけが満たされていく。ああ、なんという救済。

諸君。年末の締めに迷ったら、立川の「シード」を思い出してほしい。ここには高尚さより誠実さがあり、背伸びよりも寄り添いがある。
わが書斎で共に美食の物語を紡ごうではないか?

2025/12/27 更新

エリアから探す

すべて

開く

北海道・東北
北海道 青森 秋田 岩手 山形 宮城 福島
関東
東京 神奈川 千葉 埼玉 群馬 栃木 茨城
中部
愛知 三重 岐阜 静岡 山梨 長野 新潟 石川 福井 富山
関西
大阪 京都 兵庫 滋賀 奈良 和歌山
中国・四国
広島 岡山 山口 島根 鳥取 徳島 香川 愛媛 高知
九州・沖縄
福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄
アジア
中国 香港 マカオ 韓国 台湾 シンガポール タイ インドネシア ベトナム マレーシア フィリピン スリランカ
北米
アメリカ
ハワイ
ハワイ
グアム
グアム
オセアニア
オーストラリア
ヨーロッパ
イギリス アイルランド フランス ドイツ イタリア スペイン ポルトガル スイス オーストリア オランダ ベルギー ルクセンブルグ デンマーク スウェーデン
中南米
メキシコ ブラジル ペルー
アフリカ
南アフリカ

閉じる

予算

営業時間

ページの先頭へ