味覚文士（あじかくぶんし）さんの「行った(口コミ)」お店一覧 [食べログ]

富田屋

宮津/海鮮、食堂

3.49

791人

夜￥1,000～￥1,999

昼￥1,000～￥1,999

定休日: 月曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数：4.7

海風と日本酒とカニハサミ。宮津・富田屋で五感が暴れる夜

2025/10訪問

1回

シュウマイルンバ

西荻窪/居酒屋、飲茶・点心、食堂

3.48

334人

夜￥4,000～￥4,999

昼￥1,000～￥1,999

定休日: 月曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数：4.5

ごきげんよう、諸君。西荻窪の夕暮れ時、私は旧友の家族とともに「シュウマイルンバ」へと足を踏み入れた。扉を開ければ、そこは昭和の香り漂う活気の渦。カウンター越しに飛び交う注文、湯気とともに立ち上る香ばしい香り、そして子供たちの笑い声。これぞ、温かい食卓の理想郷ではないか。幸運にも我々7人は、開店直後の17時にすんなりと席を確保。しかし、時間が経つにつれ、次々と訪れる客たちが「満席です」と断られていく姿に、なんだか申し訳ない気持ちになる。こうなれば、せめて店の売上に貢献しようではないか！と、大人たちは意気込んで杯を重ねた。胃袋は第二の脳である、ならばここで知性をアルコールで潤すのも一興だ。さて、肝心の料理だが、どれも絶品。もちろん、店の名を背負うシュウマイは言わずもがな。ふっくらと蒸し上がり、肉汁がじゅわっと広がるその味わいは、もはや小籠包の遠い親戚か？いや、これはシュウマイ界の貴族、いや皇帝の風格すら漂う。ひと口頬張れば、豚肉の甘みと玉ねぎの優しい風味が絶妙に調和し、思わず「ルンバ！」と踊り出したくなる。それだけではない。他の料理もまた、昭和ナイズな店内にふさわしい懐かしさと温もりに満ちていた。アテにはビールが進む濃いめの味付けが光り、子供たちは夢中でご飯を頬張る。その光景に、「食とは、世代を超えて人を繋ぐ魔法である」としみじみ実感した。ふと時計を見れば、楽しい時間はあっという間。店を出るときには、満席の店内を恨めしそうに覗く次の来訪者たちと目が合う。「諸君、次はもう少し早めに来ることをおすすめする」と心の中でそっとエールを送り、満ち足りた気分で西荻窪の夜へと歩き出した。シュウマイの余韻に浸りながら、今夜もまたひとつ、美食の物語を綴ることができた。さあ、諸君。わが書斎で共に美食の物語を紡ごうではないか？

2025/02訪問

1回

えびす焼魚食堂