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最初の一品、からすみとしらすの茶碗蒸しがやさしく舌をほどく。焼いたハタは香ばしくふっくら、クジラはまるでサーロイン。手巻き仕立てのメヒカリが脂と海苔の香りをまとい、蒸し鮑でしっかりとした食感と肝ソースの旨み。北海道のスミクウウオは淡泊ながら奥深く、余市のあん肝はスイカと共演し、粋な夏のひと皿に。もずくでさらに食欲が加速。 握りは、白甘鯛から静かに幕開け。サゴシ(サワラの子供)とアジがアブラのオンパレード。甘エビの甘みが続き、赤貝で歯ごたえを取り戻す。春子鯛の清涼感に癒され、北海道噴火湾の93kgの中トロは口いっぱいに広がるジューシーさ。赤身と大トロで力強く、コハダで整え、鹿児島の車海老がふくよかに跳ねる。羅臼のバフンウニで濃厚に、最後はシャコで江戸前の粋を締める。 玉とお椀でやわらかく着地。派手さはないが、正直で誠実な鮨だった。
2025/06訪問
1回
福岡・大野城に店を構える菊鮨を訪問。店主の確かな技術と、九州の豊かな食材が織りなす江戸前鮨を堪能した。 まずはつまみから。最初のタコは柔らかくも弾力があり、噛むほどに旨みが溢れる。続くクエ(15kg)は、しっとりと脂が乗りながらも清らかな味わい。対馬のノドグロはふっくらと焼き上げられ、口の中でとろけるようだった。印象的だったのは新いくらの茶碗蒸し。いくらのフレッシュな塩味が優しい出汁と溶け合い、贅沢な一品だった。 にぎりは、新イカからスタート。ねっとりとした食感と甘みが心地よい。続くアジは脂のりが絶妙で、酸味の効いたシャリと相性抜群。特筆すべきは太刀魚の海苔醤油。炙られた皮目の香ばしさと、海苔の風味が見事に調和していた。鯖の棒寿司は、しっとりと締められた鯖と昆布の旨みが一体となった逸品。 追加で頼んだクエ、サワラ、カツオも、素材の良さを活かした握りで、満足度がさらに高まった。全体的に、シャリは口溶けが良く、ネタとのバランスが絶妙。ハマグリと穴子のツメもかなり好み。店主の接客も心地よく、九州の恵みを存分に感じられる鮨体験だった。
2024/09訪問
1回
鮨つぼみでの食事は、繊細な味わいと豊かな食材に満ちた素晴らしい体験でした。 まずはつまみから。もずくの清涼感ある味わいが口を爽やかにし、数の子の塩気と歯ごたえが印象的でした。ゲソは歯ごたえが良く、シンプルながらも鮮度の良さが際立っていました。ズワイ蟹の茶碗蒸しは、蟹の甘みが豊かで、濃厚な味わいが口の中に広がります。蟹もかなり入れており、食べ応え抜群です。あん肝はまろやかな舌触りと、ほのかな苦味が絶妙に調和し、次に出てきたカマスの揚げ物はカリッとした外側とジューシーな身のバランスが絶妙でした。 握りでは、カレイが上品な甘みを感じさせ、コハダの酸味と旨味が絶妙にマッチしました。赤身、そして中トロ(厚岸)は脂が程よくのり、まさに絶品。大トロは口の中でとろけ、鮨の醍醐味を堪能できます。スミイカの甘さとしっとりとした食感が心地よく、車海老は甘みが強く、ぷりっとした食感が楽しめました。サバはほどよい脂ののりと、しっかりとした味わいが心に残ります。そして本日のスペシャリテはなんと言っても赤ウニ。大将川口さん出身の地の愛媛の赤ウニは限られたお店しか仕入れできない。大きさ、甘さ、濃厚さともに文句なし。穴子のふわっとした優しい味も印象的でした。 最後に、太巻きや稲荷寿司、玉子で締めくくり。太巻きは具材が豊富で食べ応えがあり、稲荷寿司は甘さ控えめのタレが寿司と調和していました。玉子はぷりぷりでふんわり、シンプルながらも安定感のある美味しさ。 最後に、デザートのいちじくは、甘さとさっぱり感が口の中で華やかに広がり、締めにぴったりでした。
2024/10訪問
1回
夏の天寿し