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2025/11訪問
1回
背脂補給。家系としての完成度は安定の一杯
2025/11訪問
1回
横浜・若葉町の夜に潜む、美味しい隠れ家バー。 ⸻ 横浜・若葉町の通り沿いに、控えめに光る白い看板。 「Dining bar gilda」は、一見すると小さなバーだが、 中に入ると木の温もりと柔らかな照明が心地よく包み込む。 まず最初に注文したローストビーフ。 しっとりとした肉質で、赤身の旨味がしっかりと残る。 添えられたマスター特製の味変ソースが見事で、 一皿の中で味の変化を楽しめるのが印象的だった。 続いてエビとトマトのペペロンチーノ。 大ぶりなエビの存在感、トマトの酸味、 そして辛味のバランスが良く、食後に“もう一皿”を求めたくなるほど。 味の方向性としては王道ながら、手抜き感が一切ない丁寧な仕上げ。 締めにはブルームーンを。 淡い紫色のジンカクテルは、香りも柔らかく、食後の余韻に最適。 アルコール度数を感じさせないバランスが心地よい。 マスターは物腰が柔らかく、 会話の距離感も絶妙。料理・接客・空間の三拍子が揃っている。 価格も内容に見合っており、バー利用・食事利用どちらにも対応できる懐の深さがある。 あえて言うなら、料理提供までの待ち時間がやや長め。 その分、すべての料理を“きちんと作っている”安心感がある。 横浜の喧騒を離れ、静かに食事とお酒を楽しみたい人におすすめ。 派手さではなく“誠実さ”で心を満たしてくれる店。
2025/10訪問
1回
伊勢佐木町のパチンコ店の一角に、静かに佇むラーメン屋。 喧騒の中で、店だけが穏やかに光を放っていた。 一見ミスマッチな立地だが、それゆえに“日常の延長線に非日常をつくる”構造がある。 ⸻ 【味の設計】 注文は「特・金目鯛」(¥1,200)。 スープは黄金に澄み、香りは控えめながら深みがある。 口に含んだ瞬間、塩の角が丸く、魚介の旨味が静かに広がる。 醤油豚骨のような力強さではなく、“抑制”による美学を感じる一杯。 盛り付けも整っており、低温チャーシューや玉子の艶、三つ葉の配置まで計算されている。 食べ手の集中を途切れさせない“余白の設計”が見事だ。 ⸻ 【空間と体験】 BGMはJ-POP。 木の質感と白の壁面が清潔感を際立たせ、整った照明設計がラーメンの美しさを引き立てる。 カウンター席は広く、周囲の音が適度に遮られる。 この距離感のつくり方が、店全体の“温度”を決めている。 ⸻ 【サービスと構造】 スタッフは男女1名ずつ。 入店時のあいさつや退店時の声かけは、女性スタッフが丁寧に対応。 一方で男性スタッフは終始無表情。 業務効率を優先した無駄のない動きだが、感情の余韻が残らない。 店舗設計や味に比べ、サービスの「体験設計」が追いついていない印象。 とはいえ、無駄を削ぎ落とした現場運営としては成立しており、改善余地があるだけに伸びしろも大きい。 ⸻ 【コストと持続性】 支払いは現金メインだが、電子マネー対応も可能。 価格は¥1,200。 このクオリティであれば高くはない。 むしろ“職人の手仕事に対する適正価格”として十分納得できる。 ⸻ 【総評:繁盛は偶然でなく、構造に宿る】 全体を通して印象的だったのは、「味の抑制」と「空間の整然」。 この2つが織りなす“統制された美しさ”こそが、善し田の真価だ。 サービス面に多少の温度差はあるものの、構造としての完成度は高い。 再訪は「ついで」でも良い。 なぜなら、“ついでに寄ってもうまい”というのが、商業施設内で成立する飲食の最適解だからだ。 繁盛とは、熱量ではなく構造に宿る。 その構造を静かに支える、淡麗の一杯。
2025/10訪問
1回
前回から少し間を空けての再訪。 今回は「地獄ラーメン・閻魔」を選択。 見た目ほど辛くなく、辛ラーメン程度のちょうどいい刺激。 辛さの奥に旨味があり、バランスが取れていて美味しい。 前回同様、盛り付けとスープのクオリティは安定している。 定期的に食べたくなる“程よい辛さ”の一杯。 横浜・新羽で味噌ラーメンを語るなら、まずここだろう。 7〜8回通い続けて見えたのは、派手さではなく仕組みの強さだった。 ⸻ 【味】 初回のとんこつ醤油は凡庸。しかし再訪で味噌を選んだ瞬間、印象が一変した。 スープは油の重さを抑え、出汁の厚みで勝負している。ネギを別皿にすれば、辛味と香味が立体的に広がる。 地獄ラーメン「閻魔」も辛味より旨味を優先する構成で、辛さ耐性が高くなくても楽しめる。 チャーシューは火入れと脂のバランスが絶妙。味噌スープとの親和性が高く、看板商品の完成度を支えている。 ⸻ 【空間とオペレーション】 カウンター8席、座敷2卓、テーブル1卓。 11:30開店と同時に満席、12時台は外待ち必至。 提供まで10〜20分ほどのタイムラグが発生するが、これは調理技術の問題ではなく同時処理可能人数の限界によるものと感じた。 もし1名増員できれば、洗い物・配膳・片付けの分業が可能となり、 生産性は20%以上改善するだろう。 ⸻ 【価格・満足度】 味噌チャーシュー麺+ネギ別皿=1,500円前後。 味の再現性、量、満足感のバランスが取れており、コストパフォーマンスは高い。 “価格ではなく、納得感でリピートが生まれる構造”を持つ店だと感じた。 ⸻ 【清潔感と管理】 トイレや卓上まで清掃が行き届き、個人店としての意識水準が高い。 「小さな衛生の積み重ねが、信頼の基盤をつくる」という経営原理を体現している。 ⸻ 【総評】 この店の価値は、味噌の深さだけでなく、 “日常の昼食を確実に満足へ導く仕組み”にある。 ピーク時の混雑も、裏を返せば顧客が信頼して待てる証拠。 人的リソースを1名加えるだけで、顧客体験・効率・収益がすべて改善する。 それを理解しているからこそ、この店には再訪を促す必然性がある。
2025/11訪問
2回
テイクアウト専門のケバブ屋。
2025/11訪問
1回
若葉町で味わう、異国の夜。ケバブとシーシャの隠れ家。 ⸻ 若葉町の通りでネオンがひときわ輝く「TRANSIT KEBAB & BAR」。 外観の派手さとは裏腹に、店内は落ち着いた雰囲気で居心地が良い。 5卓のテーブルにシーシャ席。ネオンと国旗が並び、 異国の屋台バーをそのまま横浜に持ち込んだような空間。 ケバブサンド×2、ロール×1、サラダ×3をテイクアウト。 提供まで20分ほど。焼きたてで香ばしいが、 他店より少し提供スピードはゆっくりめ。 ソースはガーリックとオリジナルの2種。 味の濃さ、塩味、香ばしさのバランスは良く、 チキンの火入れも丁寧に感じられた。 スタッフの対応はフレンドリー。 現金のみで、領収書は手書き対応。 全体的に清潔感もあり、居心地は悪くない。 コスパは平均的。シーシャもあり、 ちょっとした夜の一杯にちょうど良い。 「わざわざ」ではなく、「ついでに寄ると満足する」タイプ。 横浜・若葉町の多国籍な雰囲気を感じたい人にはおすすめ。 評価:★3.2 #若葉町ケバブ #横浜グルメ #異国空間
2025/10訪問
1回
― 静寂の中で食べる、穏やかな韓国料理 ― 新横浜で韓国料理を探していると、意外と選択肢は少ない。 そんな中で見つけたのが、駅近くのビル地下にある「韓味」。 夜の通りに赤い看板が静かに灯っている。 今回はおぼろ豆腐チゲ、ねぎ海鮮チヂミ、サムギョプサルなどを注文。 どれも丁寧に作られており、味は可もなく不可もなく。 スンドゥブチゲは出汁のバランスが良く、辛さも控えめで食べやすい。 店内は非常に静かで、訪問時は他の来客がいなかった。 韓国ドラマがモニターに流れ、時間がゆっくりと進むような空間。 賑やかな焼肉店のような活気はなく、むしろ「静かに食事をしたい夜」にはちょうどいい。 接客は悪くない。 ただ、来客が少ないためかスタッフが客席でくつろいでいる姿もあり、 そのあたりに少し緩さを感じた。 3人で料理数品とドリンクを頼んで約27,000円。 価格帯としては標準的。 “味はしっかりしているが、印象は薄い”というのが正直な感想だ。 新横浜で韓国料理を食べたい時、 とりあえず候補に入れておいて損はない一軒。 派手さはないが、味のバランスは整っている。 「活気がなくとも、味は静かに残る」 そんな一言が似合う店だった。
2025/11訪問
1回
横浜・根岸でニュータンタンを語るなら、まずはこの一杯から。