11回
2021/03 訪問
京都市内北部にありながらすでに予約困難で中国広東料理がベースの「仁修樓」さん
はじめての訪問はスペシャルなヒグマ会
シェフはエクシブ有馬離宮などホテル系レストランで研鑽を積み中国にも足繁く通って本場の味やカルチャーを修得している
美しくカービングされた人参のお花でお出迎え
最初のウニ・生湯葉・ピータンの料理から心を掴まれました
食材にも造詣が深く高い技術
語りたいことが多すぎて語れないとにかく全てが美味しい
瞬く間に予約困難店になった理由がよくわかる
ツキノワグマのしゃぶしゃぶ
絶妙の火入れにつけダレが堪らなく美味しい
そしてメインのヒグマは手と足
トロトロに煮込んだ手と外はこんがり中はこれまた絶妙な火入れがされた足
どちらも美味しくて貴重な体験ができ大満足
仁修樓さんは本当素晴らしくて通常コースも行ってみたい
2025/05/07 更新
静かな洛北に佇む中国料理の名店。
素材の持ち味を引き出し、香りや温度、食感を繊細に重ねていく構成に、毎度心が動かされる。
スタートは、つぶ貝とナツメ、生姜をあわせた上湯スープ。
胃がふわっと温まり、自然とお腹がすいてくる一杯。
定番の前菜盛り合わせは、蒸し鶏やクラゲ、すっぽんの煮こごり、広東式チャーシューなど10数種。
手間と遊び心が丁寧に詰まっていて、これだけで一つの物語。
ヨシキリザメのフカヒレは、地鶏と金華ハムのスープでやさしく炊き、
淡い豆とハムのソースで穏やかなコクをまとわせた一皿。
石岐の小鳩は広東式ローストからジャスミンライスと茶葉でスモーク。
香ばしさとふわりと立ち上がる茶の香りが印象的。
伊勢海老は2品。
ロンジン茶炒めは、茶葉を使った香味油と網脂の香ばしさが重なり、
もう一品はチリソースで殻付きのまま。卵とココナッツのソースが海老の甘みとよく合う。
土鍋ご飯「コーパー」は、おこげを乾燥・揚げて餡をかける渾身の一皿。
開発に長い時間をかけたというのも納得の、香ばしくも奥行きのある構成。
広東式の鶏ローストや、青さ・蛤・地鶏のスープと共に。
デザートは、卵白で固めたマンゴーとココナッツのプリン、
鴨の塩漬け卵のクッキー、紹興酒のカヌレ。
最後はシェフが目の前で淹れてくれる中国茶とともに、静かに締まるひととき。
どの皿にも丁寧な仕事と発見があって、
いつ訪れても新しい感動がある。
やっぱり、仁修樓は本当に素晴らしい。
より詳細な内容はブログにて
https://bishokuquest.com/restaurants/5160/