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静かな洛北に佇む中国料理の名店。 素材の持ち味を引き出し、香りや温度、食感を繊細に重ねていく構成に、毎度心が動かされる。 スタートは、つぶ貝とナツメ、生姜をあわせた上湯スープ。 胃がふわっと温まり、自然とお腹がすいてくる一杯。 定番の前菜盛り合わせは、蒸し鶏やクラゲ、すっぽんの煮こごり、広東式チャーシューなど10数種。 手間と遊び心が丁寧に詰まっていて、これだけで一つの物語。 ヨシキリザメのフカヒレは、地鶏と金華ハムのスープでやさしく炊き、 淡い豆とハムのソースで穏やかなコクをまとわせた一皿。 石岐の小鳩は広東式ローストからジャスミンライスと茶葉でスモーク。 香ばしさとふわりと立ち上がる茶の香りが印象的。 伊勢海老は2品。 ロンジン茶炒めは、茶葉を使った香味油と網脂の香ばしさが重なり、 もう一品はチリソースで殻付きのまま。卵とココナッツのソースが海老の甘みとよく合う。 土鍋ご飯「コーパー」は、おこげを乾燥・揚げて餡をかける渾身の一皿。 開発に長い時間をかけたというのも納得の、香ばしくも奥行きのある構成。 広東式の鶏ローストや、青さ・蛤・地鶏のスープと共に。 デザートは、卵白で固めたマンゴーとココナッツのプリン、 鴨の塩漬け卵のクッキー、紹興酒のカヌレ。 最後はシェフが目の前で淹れてくれる中国茶とともに、静かに締まるひととき。 どの皿にも丁寧な仕事と発見があって、 いつ訪れても新しい感動がある。 やっぱり、仁修樓は本当に素晴らしい。 より詳細な内容はブログにて https://bishokuquest.com/restaurants/5160/ かわいい辰年饅頭で新年をお祝い。縁起の良い演出に気持ちも華やぐスタート。ツキノワグマは驚くほど美味しく、旨味たっぷりのお出汁で仕上げた即席ラーメンも絶品。料理全体の完成度は言わずもがな、記憶に残る素晴らしい時間でした。 京都・北区の中華料理「仁修樓」 2022年の食べログアワードではいきなりシルバーを受賞し、ますます注目を集める予約困難店 この日のリクエストは辛いものと鯨ということで、辛いものは今流行りの毛沢東スパイスを使った逸品 中国では鯨は食べないそうですが見事にリクエストに応え仕上げてくるシェフは流石のひと言 料理だけでなくシャイだけど人想いで遊び心も忘れない上岡シェフのキャラクターも魅力的です 次はどんな料理を魅せてくれるかますます楽しみなお店 京都市内北部にありながらすでに予約困難で中国広東料理がベースの「仁修樓」さん はじめての訪問はスペシャルなヒグマ会 シェフはエクシブ有馬離宮などホテル系レストランで研鑽を積み中国にも足繁く通って本場の味やカルチャーを修得している 美しくカービングされた人参のお花でお出迎え 最初のウニ・生湯葉・ピータンの料理から心を掴まれました 食材にも造詣が深く高い技術 語りたいことが多すぎて語れないとにかく全てが美味しい 瞬く間に予約困難店になった理由がよくわかる ツキノワグマのしゃぶしゃぶ 絶妙の火入れにつけダレが堪らなく美味しい そしてメインのヒグマは手と足 トロトロに煮込んだ手と外はこんがり中はこれまた絶妙な火入れがされた足 どちらも美味しくて貴重な体験ができ大満足 仁修樓さんは本当素晴らしくて通常コースも行ってみたい
2025/04訪問
11回
京都府福知山で話題の3兄弟がいるレストランへ 3歳から包丁に興味を持ち始めた長男を皮切りに下の2人の兄弟まで同様にのめり込み、切磋琢磨しながらそれぞれの個性が発揮されるカタチとなり全国からそのKIREAJIの世界を求めて訪れる人が後を絶ちません まずは鉋を調整して鰹節を削りますが、なんと大工さんの大会に出場されたそうで、スタートからもうぶっ飛んでます笑 そして削り出される鰹節はなんと薄さ3.5ミクロン 人間の髪の毛よりも薄く研いだ鰹節をさらに複数用いてその時の感覚でブレンドしてるという…彼は三男で18歳です笑 続いて鱧の骨切りは同じく三男が担当 美しい音にゲストみんなが聞き入ってます ちなみにこちらは四国の有名な漁師「藤本純一」さんが仕立てた鱧で産地が違う2種類をオリジナルの神経締めとKIREAJIが見事に素材のポテンシャルを引き上げてます 次に自分達で育てている平飼いの鶏の卵を使った茶碗蒸しですが、こちらも鶏の餌や育て方など独自に研究を進めているそう さらにこの後登場するジビエですが、幼少期から狩猟を自ら行っていただけでなく、藤本さんの影響で猪や鹿までも神経締めをするなど驚きを隠せません 前半の締めくくりには、人参の一品が登場 これがまさにKIREAJIの極地とも言える一品で、表面が驚くほどツルツル 舌には一切のざらつきが感じられず、その仕上がりに感動を超えた驚嘆すら覚えました 毎日15時間も包丁を研ぎ、一度切った包丁は次研ぐまで使わないという徹底したこだわり。その姿勢には驚かされます。 料理に入る前に、KIREAJI(切れ味)を極めることで味にどんな違いが生まれるのか、胡瓜を使って実演してくれました。 基本的に、食べ物はストレスを受けることで防御反応を起こし、苦味やえぐみにつながるとのこと。しかし、切られたことに気づかない状態を作ることで、そのストレスを防ぐという理論に基づき、引き切りという技術で細胞を傷つけずにカットできるそうです。 実際に食べ比べてみると、切られたことに気づいていない胡瓜は青臭さが全くなく、驚くほどクリアな味わいでした。 興味深いのは、ここまでKIREAJIを追求しながらも、必要であればそれを捨てる柔軟性を持ち合わせているところです。例えば、鹿肉のカツレツの衣を作る際にはフードプロセッサーの刃を極限まで磨いたそうですが、それでも思うような仕上がりにならなかったため、思い切って手でパンを裂いて作る方法に変更したとのこと。その結果、衣はサクサクに仕上がり、驚くほど美味しいものになりました。 メインディッシュは、土鍋と銅鍋で炊いた自家製のご飯と、ぷるぷるの出汁巻き卵。 ハンバーグは、引いて切った挽肉を使い、猪と鹿に松阪の豚バラ肉をミックスして脂を足しています。お肉ごとに味を引き立てるため、包丁も使い分ける徹底ぶり。ここまでの境地に達しているのは本当にすごいことです。 さらにこの日は、完成したばかりの特製ラーメンもいただきました。麺は専用の包丁を使わずカットされており、驚くほど歯切れの良い食感でした。 最後のデザートは、切られたことに気づいていない洋梨と、切る必要すらなかった柿のセット。 こうして書いているだけで、若くしてこれだけのことを成し遂げているのが改めてよくわかります。そして、それでいてスポンジのようにどんどん吸収して進化を続けている。 次に訪れるときには、さらにどれほど成長しているのか、それを味わえるのもこちらの魅力の一つと言えるでしょう。
2024/11訪問
1回
予約困難が犇めく関西の中華料理店 そんな非常にレベルが高いエリアでオープンしてから即座に話題となったのがZOZOの創業者である前澤氏の宇宙旅行チームの専属シェフに抜擢され、今でも用命を受ければお店をクローズして同行されるという宮谷氏がオーナーシェフを務めるレストラン 2026年まで満席という人気ぶりで訪問は絶望的だと思っていましたが幸いにもお誘いいただき訪れることができました そしてその評価は最初のスペシャリテから想像を超えるものでした 美しく成形された白鳥のパイ、最高等級のクラゲとアオリイカにジンジャーソース、中華の定番・叉焼にそら豆と味はもちろん芸術性の高さも感じさせてくれます 本場・中国で調理資格を取り、点心師の国家資格までとっているというシェフの小籠包や甘海老の蒸し餃子は絶品 その中でも1番印象的だったのは貸切でしか提供できない北京ダッグです 中国から取り寄せている特別な北京ダッグはひとくち目のインパクトがすごく概念を超えてくるシェフ自慢の逸品でした 2枚目は背中の部分で1枚目との味わいの違いも素晴らしかったです ホワイトアスパラ、太刀魚と魚料理へと続いてフカヒレの煮込み 土鍋で炊いた龍の瞳を後から投入して贅沢な組み合わせ 〆は担々麺にオリジナルの炒飯が追加できます 特別仕様の火力装置で一気に仕上げる炒飯に上から旨味が凝縮した蟹の餡掛けで悶絶した後は杏仁豆腐とアツアツのエッグタルトでフィニッシュ 芸術性が高く調理法や素材にこだわった素晴らしい中国料理が体験できました 次は2026年以降…自分が宇宙旅行いけるよりは現実的でしょうか
2024/05訪問
1回
岡山の名店、ひさ田さんが京都に新たにオープンされた「きう」 噂には聞いていたが久田大将のユニークさ柔軟さから繰り出される一品料理の数々にひたすら感心させられる 九条葱のソースや牛蒡のピューレなどイタリアンやフレンチの技法を用いながら素材を組み合わせるも完全に和食として存在している イノベーティブ・フュージョンとカテゴライズされるレストランの中にはフレンチなのに和食を食べた気分になり複雑な心境になることが多いが「きう」さんの料理の提案の方が個人的に好みです 久田大将の感性、引き出しの多さにお鮨への期待が高まります 握りですが酢飯はホワイトバルサミコとバルサミコ、フランスのお塩という驚きの構成 これがしっかりバランス取れていてネタとの相性も素晴らしい 普通に今まで通りの酢飯にすれば何も苦労しないのにこの新たな組み合わせを考えて形にできるのが久田大将のユニークなところでしょうか 巻物はご飯はほんの少しでぶっといきゅうりにコショウ イメージとして大味な感じになるかと思いきや、しっかりた実が詰まったきゅうりは何とも不思議な感覚を与えてくれとても美味しかった 〆のラーメンとデザートまで隙がなくどれも高い完成度 岡山の体制は維持しつつも、京都の食材と岡山の吉田牧場さんや梶谷農園さんなどもしっかりフィーチャーしており大将の人柄含めてとても素敵な空間でした 51歳にしてあの肌艶は見習わないと行けないなと 笑 久田さんの技術とクリエティブさにとても刺激をもらった食体験となりました
2022/01訪問
2回
島根県から京都へ新たな挑戦をする竹中シェフ レストランの場所はオーナーによる審査が厳しいと聞く「IDO KYOTO」の2F 庭にある大きな井戸から全店舗に供給していることをコンセプトにした施設で料理はその湧水を使った菊芋のスープからスタート 次は黒豚のプロシュートに島根県の大穴子のフリット こちらは料理監修されているJR西日本の観光列車「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」でも提供されているシグネチャーのひとつだそうです 他に印象的だったのは島根県では山くじらと呼ばれる猪とカーボロネロ、赤山椒を組み合わせたお料理 ペアリングで提供されたオレンジワインとの相性もとても良かったです そしてパスタはどちらも美味しかったですが、特に素晴らしかったのが宿儺南瓜とリコッタチーズのトルテッリ ソースの塩梅も絶妙でトリュフも見事に調和していました 甘鯛や経産牛の火入れもよく、ソースも美味しかったです デザートの発酵ミルクと檸檬やクレープも完成度高かったです これから島根の文化や京都を中心とした食材を融合させながらさらなる進化が期待できる注目のレストランのひとつ
2025/01訪問
1回
憧れの京都「富小路やま岸」さん トキシラズと飯蒸しからスタートし、鱧、甘鯛、とり貝、鰻といった豪華な食材に じゅんさいや加茂茄子などどれも本当に美味しかったです 稚鮎はまるで三十三間堂の千手観音のような迫力で料理だけでなくエンターテインメントとしても魅せてくれるやま岸さん その魅力にすっかりファンになっちゃいました そしてやま岸さんのスペシャリテといえば「雲丹ドック」 そして大将のこの素敵な笑顔 水菓子は雨の日の紫陽花をイメージして水泡まで細かく考えられていて職人でありながらもクリエイター的一面も垣間見ることが出来ました 最初から最後まで素敵な体験
2023/04訪問
6回
台風10号が迫る中、福岡からわざわざ京都へ向かった今回の旅の最大の目的地 京都府の北部に位置する綾部市のさらに山奥で農と食を隣り合わせで生活を営んでいる料理人がいる 京都市内の二条にある中華料理店「大鵬」の2代目渡邊シェフがその人 少し離れた駐車場に車を停め、畑の中を歩いていくとログハウスに近いような建物が見えてきます 少し早めに着いたので敷地内を少し案内してもらいました まずは豚のゆりちゃんにご挨拶 とても人懐こくて食欲旺盛なゆりちゃんはお客さんが残したご飯を食べてくれるなどの役割を担っています 他にも草を食べてくれる山羊や馬もいて、それぞれ彼らにも役割があります 敷地内には花椒の実やシナモンなど自生するハーブが様々あり、自然本来の姿がここにあります その後、お茶をして待っていると鶏を抱えたスタッフがお店に入っていくのが見えました こちらでは鶏をその場で締めていただくというコースがあります 卵をたくさん産んでそれなりに年齢をいった鶏さんを目の前で…なるべく苦しまずに無駄のない動作で無事に完了します 引き続き丁寧に作業をしてそこから新鮮な内臓を次々と掃除してわれわれにみせてくれました 鶏の消化に関する内臓の構造をみせてもらったりすごく勉強になるのと同時に生から見届けた命の大切さをあらためて味わうことになります命をいただく準備ができて、いよいよお料理のスタートです 自然の中に丸太のまな板と中華鍋 もうこの絵力だけできてよかったと思わせてくれる 採れた食材を調味料とともに強い火力でサッと仕上げる渡辺シェフ そして鶏さんのお肉や内臓はもちろん血から脂、骨まで全てをいただきました キンカンの部分は中華料理定番のトマトと炒め、新鮮で濃厚な味わい 鮮度の高いホルモンはどの部位も絶品でトッピングの白ネギに熱々の油をかけてさらに香りがアップ 血は絶妙な火入れで食べるまでものすごく不安でしたが、口にするとなんとも言えないパワーが全身に伝わっていく感じでした その他に最近スタッフの方が育てているデストロイヤーというジャガイモの品種や天然の鼈など、とにかくエネルギッシュ これぞ田舎の中国料理という感じです そしてメインは鶏のスープと目の前の畑で育てている国産米とインディカ米のブレンド土鍋ご飯 単体でも美味しいですが、ブレンド米とのバランスがすごくよかったです この時の訪問時は立派なほったて小屋でトイレも施設レベルの専用の建物をわざわざ造るくらい綺麗で、話を聞くとスタート時はもっと屋根も何もないところから始めたそうで、行く度に何かしら進化してるとのこと 自然の中で命を頂きながら生活する その一部を体験することができて本当に良かったです また秋か冬にでも訪れたいと思います より詳細な内容はブログにて https://bishokuquest.com/restaurants/647/
2024/08訪問
1回
京都・木屋町の予約困難店〈食堂みやざき〉。 食堂おがわで腕を磨いた大将・宮崎さんが手がける、京都を代表する和食の名店。 この日は常連さんによる貸切会に参加。 スターターはすだちサワーで乾杯。 茶碗蒸しには百合根とこのわた、スナップえんどうは胡麻和えで。 とうもろこしとごぼうのかき揚げや鱧と烏賊のお造り、バイ貝のうま煮。 定番のからすみ餅は手渡しで。 稚鮎の串打ちと焼きは目の前でライブ感たっぷりに。 脂ののった鱸の煮付けは、濃厚な煮汁が絶品で、ご飯にかけて卵黄と一緒にかき込むのが最高。 ご飯は蕗の薹ごはん、ふわふわ卵焼き、ちりめん山椒入り“みやカレー”と怒涛のおかわり展開。 大将・宮崎さんとの楽しい会話と、美味しい料理が最高でした。 より詳細な内容はブログをご覧下さい https://bishokuquest.com/restaurants/5883/
2025/05訪問
6回
「祇園さゝ木」で修行した同じ歳の大将が織りなす京都・祇園「にしぶち飯店」さんの優しい中華料理 名物の焼き豚を主催者さんのリクエストで追い焼豚 笑 中華の食材に日本料理の技法を掛け合わせ、さらに京都という地で発信することによって見事な調和を生み出している 普段、出さないという上海蟹を京都・祇園の「にしぶち飯店」さんで食べれる貴重な会 紹興酒漬けの通称「酔っ払い蟹」は本当に大好きな一品 主催の方に感謝です。
2021/07訪問
2回
京都の「LURRA°」 3人で今年オープンしたこちらのレストランはそれぞれが海外を渡り歩いていて、とても多様性に溢れた空間でした。 シェフはnomaにいたと言うこともあり注目度も評価も高いです。 糸状したポテトにビーツとアボカドの一品目はとても爽やかな味で一気に感覚が研ぎ澄まされる。 続く海老を蒸しパンで挟み、昆布で旨味を足したキャビアのロールサンド。 そして白和えを表現した三品目へと気持ちよくコースが進みます。 ペアリング付きのコースで飲めない方にはノンアルコールでのペアリングも提供。 ここからは店内に設置された薪でそれを存分に活かした作品が登場します。 米のわらで軽く薫製された答志島のトロサワラは脂がしっかりのっていて絶妙なレア感。 そして次に緑の蓋がされた一品は蓋をを割ると中にはセイコ蟹と北海道産雲丹のババロアが。 終始、見た目からどんな味と出会えるんだろうかというワクワク感を味わえる。 次に出てくる根セロリは丁寧に何時間も手が加えられ、メインの丹羽の黒鹿と締めの雑穀米のおにぎりまで堪能し、デザートに不思議な見た目のスイーツに「囲炉裏」に移動して秘密のドーナツ。 とても楽しい時間でした。 LURRA°の「°」は月を意味しているというこで、囲炉裏に移りまさに月の引き寄せのように素敵な出会いがありました。 これからまたいろいろと楽しみも出来たし京都とそしてLURRA°にも定期的に訪れたい。
2019/12訪問
1回
八坂神社から下河原通りを上っていったところにある数奇造りの建物 扉を開けた石畳のアプローチを抜けた先にお店があります 祇園という場所に加え、グルメガイドにて2つ星を獲得するだけあって外国人のお客さんもよく来られているようでこの日も3組ほどがそうでした 名店「祇園さゝ木」さんで研鑽を積み、料亭の料理長を経て独立されたとあって高まる期待 まずは用意された盃に大将から柚子酒を注いでいただき、お料理スタートです 鯛のカルパッチョ、若筍のお椀ときて正面の焼き台で藁焼きした初鰹と続きます 新玉葱を薬味に初モノを組み合わせて縁起の良い一品 桜鱒のたれ焼と蛤の出汁が効いた素麺のあとに八寸 真ん中の鯖寿司はほどよい脂のノリと絶妙な〆加減にシャリとのバランスも良くて美味しかったです そしてこの懐石のハイライトは白魚の柳川鍋風 卵で綴じた肉厚の白魚はもちろんお出汁の味がとても素晴らしかったです 陽気な大将で若い料理人に伝わらない物真似や駄洒落をひたすら言ってて世代的にわかる自分がずっとそれを拾ってました笑 今回はお昼の懐石コースでしたが、これくらいの価格帯でこのクオリティは近くにあったらかなり重宝するお店だと思いました 奥のお客さんは夜のコースを食べられてましたが食材のグレードはもちろん握り鮨などバリエーションも豊かそうで機会があればそちらもいただきたいと思います
2024/04訪問
1回
祇園の名店を渡り歩きしっかり研鑽を積まれたまだまだ新しい注目の日本料理店 数多くの料理人を排出した「祇園 さゝ木」さんや「祇園 丸山」さんご出身ということもあり、今までに味わったことがない創作性の高い独自の懐石料理で差別化を図っています 特に印象的だったのは酢飯のあおさ粥に蛍烏賊、さらに琵琶湖の本モロコの天麩羅にして巻いた生春巻き そしてメインの猪肉100%のハンバーグは特有の臭みが全くなく猪肉のいいところが溢れ出しており驚きの逸品でした 洋食に引っ張られず日本料理の中で面白い調理法や組み合わせを生み出し、食べてる方にも新しい感覚を与えてくれる柔軟な発想をもった宮下大将 雰囲気がよくいろいろ気にかけてもらいとても過ごしやすい空間で次回の訪問も楽しみになりました
2023/09訪問
2回
京都の一つ星イタリアン「cenci-チェンチ-」さん 今年のアジアベスト50では91位にランクイン 入り口から階段を降りてカウンターそしてキッチンや個室などがあり、ぐるりと囲うようにさらに下の段にセンターテーブルが配置されています 我々の場所はこちら まずはじめにBONDABONのペルシュウ、吉田牧場のリコッタチーズに自家製のモッツァレラで包んだブッラータとそら豆 ペルシュウの絶妙な薄さ、食材の組み合わせだけでもう反則 この時期の当店の名物という鮎は綺麗に身を剥がしあさかぜ胡瓜と木の芽で仕上げたトレネッテ 骨ホネになった鮎は煎餅として別でいただく メインのホロホロ鶏はモモとムネの食べ比べ 火入れ、付け合わせどれも素晴らしい 食材にこだわり、シンプルかつ巧みに組み合わせるスタイルは店内の木の温もりと合わせて安心感のようなものをとても感じました 近くに住んでたら定期的に訪れたい素敵なレストラン
2021/06訪問
1回
京都にあって全国にもファンが多い「京、静華」さん シェフは本場四川で勉強したということもあり、今回は常連様のリクエストによる普段コースにない「四川会」にありがたいことにお誘い頂きました 三元豚を薄く切って北京ダックのように食べたり、豚のレバーも初めて食べましたが雑味なくとても美味しい 七谷地鶏のよだれ鶏はその名の通りよだれが出るほど美味でしたがあまりの辛さに舌が痺れて大変でした そして回鍋肉もスペシャリテの春巻、普段メニューにない麻婆豆腐など大大大大満足 幸せすぎて八坂神社まで坂道を転がって帰ろうかと思うほど素晴らしい会でした こんな素晴らしい会を開いて頂き本当にありがとうございました 次の企画も楽しみです♪
2020/06訪問
1回
2025/02訪問
1回
名店が多い京都の日本料理の中でも5本の指に入るほど評価が高い烏丸御池にある「飯田」さん 紹介制としたことでグルメガイドの三つ星を返上 予約困難ですが光栄なことにお誘いいただき初訪問 食材の組み合わせ方、写真NGのため載せれないが野菜のカットが芸術的、そして魯山人をはじめとした素晴らしい器の数々 全てが美しく、とにかく技術とセンスが素晴らしい 貴重な機会をありがとうございました