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凛としたお店の雰囲気に香りを効果的に演出される藤岡大将 サスエの前田氏が仕立てるお魚と静岡の食材を活かすお料理で今回も素晴らしい体験をさせてもらいました 削りたての1番出汁は目の前で鰹節と今回は鮪節を削り、味を確認する姿は恒例でとても神聖な儀式です スペシャリテと言える白甘鯛の松笠焼きは焼き台が進化し、さらに繊細な火入れ 他にも専用の生け簀でギリギリまで飼われていた鮮度の高い綺麗な太刀魚のお椀やコンフィのように調理された鯖は血合いが美味しく白味噌と相性も良い そしてイチから炒った胡麻と和えるほうれん草は根元が土を感じながらもとても甘く富士山がある静岡ならではの味わい この日は偶然にも富士山の日で毎年その日の朝に搾られる貴重なお酒と共にとても素敵な時間を過ごすことができました また次回の訪問が楽しみです
2024/02訪問
4回
フレンチやイタリアンを学び広島では和食の名店で修行の後に独立 駿河湾とサスエの前田氏が仕立てる魚に魅せられて焼津に移転し即座に高い評価を得て人気店の仲間入り お膝元ということで前田氏も直接魚を届けに来られてました 間違いなくどれも素晴らしい食材ですがそれに驕らず素材を引き出す調理の技法や組み合わせるソースに食材とどれも素晴らしい 生きたまま水揚げすることに成功したという太刀魚を使った「鮮魚のパイ包み」はスペシャリテ 最後のお米を脇役に追いやる白甘鯛のリゾットの美味しさはこのコースのハイライト デザートまでテンポも良くとても素晴らしいレストランでした 次の訪問がとても楽しみ
2023/06訪問
2回
藤枝市にあり、静岡県内でもトップクラスの評価を得る焼き鳥屋さん 柔らかく上品ながらも脂の旨味もしっかり味わえる天城軍鶏の雌を中心に内臓には若鶏を使用され、火入れも素晴らしく丁寧な仕事をされています さらに、吉田の桑高農園さんの野菜や藤枝の椎茸など、質の高い地場産の野菜を使用している点も、こちらの魅力の一つです 〆は天城軍鶏のガラで出汁をとったラーメンにつや姫の焼きおにぎり それをスープに浸して食べるよう勧められますが、この組み合わせがたまらんくらい美味い 店を切り盛りするのは、赤い眼鏡がトレードマークの大将と、明るく感じの良い女将さんの二人。大将は美容師から転身したという異色の経歴の持ち主です 店内は高級感があり、煙を感じさせないほど洗練された空間で、目の前で串が焼かれているのにも関わらず、その煙が気にならないよう工夫されています 食の注目が高まっている静岡でこちらも噂に違わない素晴らしい焼き鳥を堪能できました
2024/01訪問
1回
浜松「勢鱗」にて、春限定・天ぷらコースの夜。 こちらは季節ごとに業態が変わるスタイルで、4〜5月は天ぷらが主役。 スタート前の酒肴から印象的で、朝採れホワイトアスパラには自家製の唐墨をたっぷりと。 浜松の赤貝と鳥貝は分厚く力強く、特に赤貝は“餌である昆布の風味をそのまま食べているような”印象深い味わい。 そしてこの日、一際印象に残ったのが「もちがつお」。昼過ぎに目の前の海で水揚げされたばかりの個体で、血合いも含めて状態が抜群。その血合いを炊いた出汁は臭みが一切なく、鰹の香りと滋味に満ちていて、状態の良いときにしか供されない貴重な一杯。 虎魚(オコゼ)のすっぽん煮は、水と醤油のみで整えた潔い味付けで、澄んだ旨みがじんわり沁み渡る。 そこから天ぷらへ。 海老は2本、それぞれ火入れを変えて。アスパラは茎と穂先で衣の厚みを調整。 メゴチ、アオリイカ、小柱、平貝、新玉ねぎ、メヒカリとテンポよく。 海老の頭をカリッといただいた後は、割った瞬間にふわりと煙が立つ穴子がクライマックスを飾る。 締めには、弟子の方が打った長野の蕎麦粉を使った二八蕎麦。喉ごしも香りもよく、気持ちよく余韻へ。 そして序盤でも登場したもちがつおが、バラちらしとして再び登場。違う表情で、最後にも味わえるのが嬉しい。 ともに供されたのは、純国産アサリのお吸い物。聞けば、混血の記録が一度もないという、浜松が誇る貴重なあさり。 勢鱗をはじめ、鰻・焼鳥・焼肉と多店舗を展開するグループ。訪問の2日後には熊本の富貴製麺とコラボした中華蕎麦店も始動。 飲食での上場を目指すという明確なビジョンと、地元・浜松の食文化への誇りが伝わってくる夜でした。 より詳細な内容はブログにて https://bishokuquest.com/restaurants/5064/
2025/04訪問
1回
焼津の住宅街にひっそりと佇む茶懐石「温石」。 店主・杉山乃互さんが紡ぐのは、地元・焼津とその周辺地域の旬の恵みを生かした静かな茶懐石。 サスエ前田魚店の前田さんが仕立てる魚と、地域の多彩な食材を、緩やかな流れの中で重ねていく。 口火を切るのは、鯵の胡瓜巻き。 ジンドウイカを炭火でふわりと炙り、自家製のイカ墨生姜をまとわせたひと皿。菜の花とマスタードの添えも印象的。 焼津の鱧を生つくねに仕立て、ローストした葉玉ねぎの香りを重ねる。 お椀は白甘鯛に椎茸、わらび、山椒の芽。 お造りは鰆の炙りと泥障烏賊。沿岸に自生するハマボウフの香りが初体験の味わい。 ヒラアジの蓮根包み揚げは、食感のコントラストが楽しい。 朝採れのズッキーニは、水分をたっぷり湛えた状態で炭火にかけても崩れず、素材の甘さが際立つ。 ズッキーニの概念が変わる逸品。 焼物はのどぐろ。実山椒醤油が脂を引き締め、香りで印象を深める。 鰤のしゃぶしゃぶは、新玉ねぎの甘さとともに。 口直しのホワイトアスパラとトマトは、そのアスパラで取った出汁がまるでポタージュのような濃度。 メインの知床牛は、炭火台の上空でじっくりと火入れを重ね、直火と遠火、休ませを繰り返して仕上げたやわらかさ。 ご飯は筍ご飯と鰤丼の二種。 デザートは静岡産きらぴ香。 そして「〆にタケノコです」と運ばれてきたのは、筍に見立てて立てられたカステラ。大将の茶目っ気に笑みがこぼれる。 最後は一服の抹茶。 凛とした空気に、土地と季節と作り手の誠実さが静かに染み渡る、そんな時間でした。 より詳細な内容はブログにて https://bishokuquest.com/restaurants/5144/
2025/04訪問
1回
パリで三ツ星を獲得した小林圭シェフの「Restaurant KEI」と老舗和菓子店「とらや」が共同でオープンしたフレンチレストラン 2021年にオープンしたレストランの中でも注目のひとつで富士山が見える素晴らしいロケーションです パリでもスペシャリテとして出されているサラダや選べるメインはこちらもパリで出されているフランス産の小鳩 そしてデザートはとらやの餡とコラボしたヴァシュラン その他の料理も美味しいですがこの3つを食べるだけでもわざわざ訪れる価値があり それにしてもこのMaison KEIを任されているシェフも気になるところ それほどにクオリティが高い
2021/12訪問
1回
“朝ラーの聖地”焼津にあって、有名店の大将たちも通う人気店「麺創房LEO」。 今回はもち小麦を使った「冷香麺」から。 餅のような香りと弾力のある麺が印象的で、かなり好みの一杯。 続けて通常の醤油ラーメンも連食。 特製の巴醤油をベースに、自家製のツルツル麺がよく絡む。トッピングのクオリティも抜群で、隙のない構成。 ご紹介いただいた方のご縁で、大将から特製の醤油をお土産にいただき感激。 メニューは多彩ながら、どれもスープに合わせてお店併設の製麺所で麺を打ち分けているというから驚き。 全国的に見ても間違いなくトップクラスのラーメン店のひとつです。
2025/04訪問
1回
静岡にある天ぷらの名店「成生」さんで長らく2番手として活躍した中村大将が焼津にて独立 開店前から話題もすごく、あっという間に狭き門になりました 食材はもちろんサスエの前田氏が仕立てた魚と地場の野菜 特に筍や玉葱、そしてじっくり1時間程度火入れを施したさつまいもなど野菜については非常に美味しかったです レベルの高いサスエさんの魚をしっかり自分の天ぷらにできるかが今後の鍵になるんでしょうか
2024/01訪問
1回
富士山静岡空港からタクシーで約10分のところ こちらのお蕎麦が1番好きだと言う人が多く島田市にありながら全国からお客さんが訪れる名店です 注文したのは「手挽きそば」と「天ざる」そして量が少ないことでも有名なのでさらに追加のお蕎麦 店内は撮影禁止 その名のとおり手挽きは粗めな仕上がりで香りに加え食感やコシが楽しめます お店のお母さんのアドバイスでおつゆにちょこっと浸けますがこのおつゆがこれまた美味しい そして天ざるは写真が撮れないのが残念なほど可愛いビジュアルでボールのように盛られた天ぷらと温かい汁がマッチしててこちらはさらに好みのお蕎麦でした ご家族で経営されてていろいろと声をかけてくれる優しいお母さんでお蕎麦と一緒にほっこりさせてもらいました
2023/07訪問
2回
創業100年を超える浜松の老舗「うなぎ料理 あつみ」。 1ヶ月前に予約して訪問しましたが、平日は時間帯によっては並ばず入れることもあるそう。 この日は肝焼きと鰻重(上)を、肝吸い付きに変更して注文。 使用されているお米は秋田県産あきたこまちはタレとの相性も抜群。 焼き方は、関東風の蒸し焼きをベースに、皮目を強めに焼き上げる独自のスタイル。 ふっくらとした身と、香ばしい皮のコントラスト。浜名湖産のうなぎの魅力を最大限に引き出してくれます。 そしてもう一つ印象に残ったのは、落ち着いた接客と丁寧なおもてなし。 味だけでなく、ホスピタリティの高さに心が和らぐ、そんな昼のひとときでした。
2025/04訪問
1回
2023/07訪問
1回
浅間神社に隣接する荘厳美麗な雰囲気の建物 ここで過ごす唯一無二の時間 開業からサスエの前田さんと二人三脚で進化してきた志村大将の天ぷらは今の静岡の食のシーンを作ったと言っても過言ではない 研究を重ねた仕立てにそれを活かす天ぷらの技術はどれも素晴らしく、ふっくらとしたエボ鯛やシャキッと噛み切れるアオリイカとスタートから驚かされました 続く魚介ではスペシャリテの鯵も美味しかったですが、特に鰆は最も印象的で仕上げには目の前のお庭から2番手の男の子が詰んできたばかりのフレッシュな木の芽を使うなど粋な演出まで魅せてくれました さらに魚介だけではなく野菜も美味しいのが静岡 アスパラや牛蒡、新玉ねぎとこれまた絶妙な火入れで素材の良さを味わえます そして長時間かけて低温で火入れしたサツマイモはスペシャリテ 〆の丼も美味しかったですが、やはり天ぷらは素晴らしいものがあり、またここでしか味わえないものばかりというのがとても感動でした